JPH0430439Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0430439Y2
JPH0430439Y2 JP5071987U JP5071987U JPH0430439Y2 JP H0430439 Y2 JPH0430439 Y2 JP H0430439Y2 JP 5071987 U JP5071987 U JP 5071987U JP 5071987 U JP5071987 U JP 5071987U JP H0430439 Y2 JPH0430439 Y2 JP H0430439Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
damping force
ball
steel ball
valve case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5071987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63158636U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5071987U priority Critical patent/JPH0430439Y2/ja
Publication of JPS63158636U publication Critical patent/JPS63158636U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0430439Y2 publication Critical patent/JPH0430439Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は油圧緩衝器の減衰力調整用バルブのデ
イテント機構に関する。
(従来の技術) 例えば自動二輪車のフロントフオーク等に用い
られる油圧緩衝器において、減衰力を調整する減
衰力調整用バルブを備えたものがあり、このよう
な油圧緩衝器は減衰力調整用バルブの位置決めの
ためのデイテント機構を備えている。
従来のデイテント機構として、例えば第4図、
第5図に示すものが知られている。第4図はバル
ブケース内に圧縮コイルスプリングを設けて、ス
チールボールを押圧付勢するデイテント機構の一
例を示す平断面図である。第4図をもちに説明す
ると、減衰力可変バルブ22の外周に凹部23を
形成し、この減衰力可変バルブを保持するバルブ
ケース24には減衰力可変バルブの凹部に係合可
能なスチールボール25を内装し、更にこのスチ
ールボールの外側に圧縮コイルスプリング26を
設けて、この圧縮コイルスプリングにてスチール
ボールを内方に押圧付勢するようにしたものであ
る。
また、第5図は圧縮コイルスプリングに代え
て、弾性Gリングを用いてスチールボールを押圧
付勢するデイテント機構の一例を示す平断面図で
ある。これは実開昭56−120446号公報に記載され
ているものであり、第5図にもとに説明を加える
と、デイテント機構を減衰力調整用バルブのデイ
テント機構に使用て、バルブケース27にはコイ
ルスプリングに代えて弾性Gリング28を嵌装
し、この弾性Gスプリングにてスチールボール2
9を内方へ押圧付勢するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、コイルスプリングにてスチール
ボールを押圧付勢するようにした場合、バルブケ
ースにはコイルスプリングを軸方向と直交する方
向に収納するスプリング収納部を設けなければな
らないので、バルブケースの肉厚を厚くしたり、
スプリング収納部をバルブケース外周から突出さ
せなければならない。
また、弾性Gリングにてスチールボールを押圧
付勢するようにした場合、Gリングをバルブケー
スに嵌装するためにはバルブケースにスチールボ
ール内装用の孔とは別個にGリングの係着用突起
を係止するための小孔を形成しなければならない
ので製作性が悪く、組立時にGリングの係着用突
起をバルブケースの小孔に嵌入しなければならな
いために組付性も悪い。
しかも、Gリングの係着用突起がバルブケース
の内側に突出したのでは減衰力可変バルブに傷が
付くので、バルブケースの肉厚さをGリングの係
着用突起以下にすることができず、小型の減衰力
調整用バルブのデイテント機構に使用できない。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、減衰力可変
バルブの凹部に係合するバルブケースに内装した
ボールを弾性を有する環状の帯体にて内方へ押圧
付勢した。
(作用) ボールを内方へ押圧付勢するためには弾性を有
する環状の帯体をボールの外側に嵌装するだけで
よく、帯体を容易にバルブケースに装置すること
ができて組付性がよくなり、また帯体を装着する
ために別途体孔等を形成する必要がなくなつて製
作性もよくなり、更に係着用突起等がないのでバ
ルブケースの肉厚を薄くすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案にかかるデイテント機構を備え
た油圧緩衝器の一部断面図、第2図は第1図の減
衰力調整用バルブ部の要部拡大断面図、第3図は
第2図の平断面図である。
油圧緩衝器1は、ボトムケース2内にフオーク
パイプ3を摺動自在に嵌装している。フオークパ
イプ3の上端部内周にはアウタフオークボルト4
を螺着し、更にアウタフオークボルト4の内周に
はバルブケースとしてのインナフオークボルト5
を螺着している。このインナフオークボルト5に
と作動油を通すための油孔5a,5bを形成して
いる。
更に、インナフオークボルト5の内周上側には
減衰力可変バルブとしてのアジヤスタピース6を
上下動自在に螺着している。このアジヤスタピー
ス6の頭部には回動操作用の溝6aを形成し、ま
た下端部にはニードル7を形成して、このニード
ル7の直ぐ後ろに螺子部8を一体的に形成し、こ
の螺子部8の外周にはインナフオークボルト5に
螺着するための螺子8aを刻設すると共に、また
作動油を通すための油溝9を軸方向の複数本形成
し、更にインナフオークボルト5の油孔5aに対
応する部分を小径部となして油溝6bを形成して
いる。
そして、インナフオークボルト5の内周下側か
ら中空ロツド11を螺着してロツクナツト12に
てロツクし、中空ロツド11の上端部にはバルブ
シート13を螺着して、このバルブシート13に
アジヤスタピース6のニードル7を臨ませて減衰
力調整機構を構成している。
また、ロツクナツト12の下側にはスプリング
シート14を組付け、このスプリングシート14
とボトムケース2の内部に植設した図示しないシ
ートパイプの上部に設けたスプリングシートとの
間に懸架バネ15を張装している。
更に、インナフオークボルト5とアジヤスタピ
ース6との間にはデイテント機構16を設けてい
る。このデイテント機構16は、アジヤスタピー
ス6の外周に略等間隔で複数の凹部としての溝部
17を形成し、インナフオークボルト5にこのア
ジヤスタピース6の溝部17に対応してボール孔
18を穿設して、このボール孔18内にアジヤス
タピース6の溝部17に係合刷るスチールボール
19を収納している。そして、ボール孔18の周
囲に環状溝20を形成して、この環状溝20内に
はスチールボール19の外側に弾性を有する環状
の帯体としてのガータスプリング21を嵌装し、
このガータスプリング21にてスチールボール1
9を背後から内方へ向つて押圧付勢している。
尚、弾性を有する環状の帯体としては、ガータス
プリング21に加えて例えばOリングを使用する
こともできる。
以下に上記の如く構成したデイテント機構の作
用について説明する。
まず、デイテント機構16を組付けるには、イ
ンナフオークボルト5内にアジヤスタピース6を
螺着した後、インナフオークボルト5のボール孔
18内にスチールボール19を収納して、更に環
状溝20内にガータスプリング21を嵌装してス
チールボール19を外側から内方へ押圧付勢す
る。
また、減衰力を調整する場合には、アジヤスタ
ピース6の頭部の溝6a内にドライバー等を差込
んでアジヤスタピース6を回動して上動又は下動
させ、ニードル7とバルブシート13との間の開
口量を変えて、中空ロツド11内を矢視A方向に
流れてニードル7とバルブシート13との間の開
口、アジヤスタピース6の外周の螺子部に軸方向
に穿設された油溝9、環状の小径部6b及びイン
ナフオークボルト5の油孔5a,5bを介してフ
オークパイプ3内油室に流れる作動油の流量を調
整して、発生する減衰力を調整する。
このとき、デイテント機構16はアジヤスタピ
ース6の回動によつて溝部17内に嵌つているス
チールボール19がガータスプリング21による
弾発付勢力に抗して外側に押されて溝部17から
外れ、次の溝部17が位置したときに再度溝部1
7内に嵌まり込むので、アジヤスタピース6を回
動操作するときにクリツプ感を生じ、それによつ
てアジヤスタピース6の回動量すなわち減衰力の
調整量を判断することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、弾性を
有する環状の帯体にて減衰力可変バルブの凹部に
係合するボールを内方へ押圧付勢するようにした
ので、環状の帯体をボールの外側に嵌装するだけ
てよく、Gリングのように小孔に係着用突起を係
止する必要がなくなつて帯体を容易にバルブケー
スに装着することができて組付性が良くなり、ま
た帯体を装着するためにバルブケースに別途小孔
等を形成する必要がなくなつて製作性が向上し、
更にGリングの如き係着用突起がないのでバルブ
ケースの肉厚を薄くすることができる。
従つて、減衰が調整用のバルブを内蔵するバル
ブケース体を全体に小径とすることができ、小径
の油路に介装することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるデイテント機構を備え
た油圧緩衝器の一部断面図、第2図は第1図の減
衰力調整用バルブ部の要部拡大断面図、第3図は
第2図の平断面図、第4図、第5図は従来のデイ
テント機構の平断面図である。 尚、図面中、1は油圧緩衝器、2はボトムケー
ス、3はフオークパイプ、4はアウタフオークボ
ルト、5はインナフオークボルト、6はアジヤス
タピース、7はニードル、16はデイテント機
構、17は溝部、19はスチールボール、21は
ガータスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧緩衝器に設けた減衰力調整用バルブのデイ
    テント機構において、バルブケース内に回動自在
    に嵌装した減衰力可変バルブの外周に凹部を形成
    し、前記バルブケースには前記減衰力可変バルブ
    の凹部に係合するボールを内装し、更にこのボー
    ルの外側に弾性を有する環状の帯体を嵌装してボ
    ールを内方へ押圧付勢したことを特徴とする油圧
    緩衝器のデイテント機構。
JP5071987U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH0430439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071987U JPH0430439Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071987U JPH0430439Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63158636U JPS63158636U (ja) 1988-10-18
JPH0430439Y2 true JPH0430439Y2 (ja) 1992-07-22

Family

ID=30874336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5071987U Expired JPH0430439Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0430439Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63158636U (ja) 1988-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3955828A (en) Bicycle handlebar assembly
US4549716A (en) Control handle arrangement for a fluid control valve
US4756496A (en) Continuously adjustable levelling column
JPS5822424Y2 (ja) 油圧緩衝器
US5680798A (en) Handlebar stem assembly and fork of a bicycle having expander nut structure
US5737974A (en) Fastening assembly of bicycle upright tube
US5454281A (en) Upper steering assembly
US4651590A (en) Bicycle pedal bearing assembly
US5718134A (en) Bicycle cable lock
US5465634A (en) Handlebar assembly for cycles
CN100436245C (zh) 自行车用头部零件
JPH0430439Y2 (ja)
US4046025A (en) Bicycle speed change lever device
US6286641B1 (en) Oil brake
US6334517B1 (en) Adjustment device for a hydraulic shock absorber
US7044274B2 (en) Bicycle front suspension device
JP3998277B2 (ja) 二輪車のフロントフォーク
JP2798357B2 (ja) 自転車ハンドルポストの前ホーク締付構造
JPH0227231Y2 (ja)
JPS607986Y2 (ja) フロントフオ−クの主ピストン部構造
WO2024089988A1 (ja) フロントフォーク
JPH0333935B2 (ja)
JPS5839271Y2 (ja) 二輪車のフロントフオ−ク
JPS6231700Y2 (ja)
JPH0439476Y2 (ja)