JPH04304218A - エラストマーによる変性による高ニトリルポリマーの酸素バリヤー性の改良 - Google Patents

エラストマーによる変性による高ニトリルポリマーの酸素バリヤー性の改良

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JPH04304218A
JPH04304218A JP3338918A JP33891891A JPH04304218A JP H04304218 A JPH04304218 A JP H04304218A JP 3338918 A JP3338918 A JP 3338918A JP 33891891 A JP33891891 A JP 33891891A JP H04304218 A JPH04304218 A JP H04304218A
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acrylonitrile
monomer
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JP3338918A
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Benedict S Curatolo
ベネディクト エス クラトロ
George S Li
ジョージ エス リ
Muyen M Wu
ミューイェン エム ウー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/42Nitriles
    • C08F220/44Acrylonitrile

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  • Artificial Filaments (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、アクリロニトリル( 
ANと称する)とメタクリロニトリル(MAN と称す
る)のエラストマー変性樹脂ポリマーを含む物品、特に
多軸延伸物品、更に詳しくはアクリロニトリルとメタク
リロニトリルのエラストマー変性コポリマーの多軸延伸
フィルムに関する。 【0002】 【従来の技術】ポリアクリロニトリル( PAN と称
する)は、優れたバリヤー性、耐薬品性、剛性、及び耐
熱性を有する。また、ポリメタクリロニトリル(PMA
Nと称する)は、望ましいバリヤー性、耐薬品性、及び
剛性を有しているが、それらはPAN の性質程良好で
はない。 【0003】エラストマーは非常に良好なバリヤー材料
ではなく、それ故バリヤー樹脂のエラストマー変性はそ
の樹脂のバリヤー性能を悪化することが予想される。し
かしながら、本発明のエラストマー変性ポリマーは優れ
たバリヤー品質を維持し、しかも増大された可撓性を得
ることが発見された。この増大された可撓性は、これら
のポリマーを包装樹脂として優れるようにする。 【0004】エラストマーで強化されたANとMAN 
のコポリマーは、増大された可撓性及び良好な耐衝撃性
を有するPAN とPMANの両方の最良の性質を得る
ために生成される。これらのニトリルのコポリマーは、
その優れたバリヤー性、耐薬品性、及び耐熱性を維持し
つつ、溶融法に関して溶融安定性の如き望ましい熱可塑
性特性が可撓性に加えて得られるような物品を生じる。 【0005】米国特許第3,947,527 号明細書
は、オレフィン性不飽和ニトリル、インデン、及び予備
生成されたゴム状ポリマーが重合されて良好な耐衝撃性
を有する組成物を生成し得ることを示しているが、ゴム
はその物品のバリヤー性に悪影響を及ぼす。米国特許第
3,950,454 号明細書は、オレフィン性不飽和
ニトリル、オレフィン性不飽和カルボン酸のエステル、
及びインデンが、予備生成されたゴム状ポリマーの存在
下で重合されて改良された耐衝撃性を得ることができる
ことを示しているが、そのポリマー物品のバリヤー性は
低下される。 【0006】当業界に於いて、エラストマーにより強化
された加工可能な安定なアクリロニトリル/メタクリロ
ニトリルコポリマー系を有することが所望される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の主目
的は、エラストマーにより強化されるアクリロニトリル
/メタクリロニトリルコポリマーの改良された製造法を
提供することである。本発明の別の目的は、20%より
多いANを含む新規な改良されたエラストマー変性AN
/MANコポリマーを提供することである。何となれば
、ANは優れたバリヤー性を有するからである。本発明
の別の目的は、溶融加工でき、しかも安定である20%
より多いANを有するエラストマー変性AN/MANコ
ポリマーの新規な改良された製造法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、優れたバリヤー特性を有する
エラストマー変性メタクリロニトリルポリマーを提供す
ることである。 【0008】本発明の更に別の目的及び利点は、以下の
説明に一部示されており、また一部がその説明から明ら
かであり、また本発明の実施により知ることができる。 本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に特に指摘さ
れた手段及びこれらの組み合わせにより実現でき、また
得ることができる。 【0009】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、また本発明の目的に従って、本明細書で具体化され
、また広く記載されるように、本発明の方法は、エラス
トマーの存在下で、メタクリロニトリルとアクリロニト
リルの混合物を重合することにより粘稠なポリマーを生
成することを含み、この方法に於いて、反応中のモノマ
ーの添加は、アクリロニトリル対メタクリロニトリルの
比が反応中に比較的に一定に留まるようなものである。 これはエラストマーを含む比較的均質な最終ポリマー組
成物を生じ、この場合、AN単位の長いシーケンスまた
はMAN 単位の長いシーケンスが存在しないが、ポリ
マー鎖中にはこれらの単位の若干ランダムな配列(or
dering)がある。比較的に一定という用語は、こ
の若干ランダムな配列を得るモノマーの比を意味する。 【0010】本発明を実施することにより、加工可能な
安定なポリマーが、(C) ポリブタジエンのゴム状ポ
リマーまたは少なくとも50重量%の、ブタジエン及び
イソプレンからなる群から選ばれた共役ジエンモノマー
と50重量%までの、スチレン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル及びアクリル酸エチルからなる群から
選ばれた少なくとも一種の員との存在下に於ける、(A
) 約5〜100 重量%のメタクリロニトリル、(B
) 約0〜95重量%のアクリロニトリル100 重量
部の重合により生成し得る。 【0011】本発明が好ましい操作に関して説明される
が、本発明をその操作に限定することを意図するもので
はないことが理解される。一方、特許請求の範囲により
特定される本発明の精神及び範囲内に含まれるような全
ての別法、改良及び均等物を包含することが意図される
。 【0012】本発明によれば、代表的な重合操作は、水
性媒体中の約0.1 重量%〜10重量%の好適な乳化
剤または分散剤、約0.01重量%〜5重量%の分子量
調節剤、約0.01重量%〜5重量%の開始剤、AN/
MANモノマー、及びAN及びMAN100重量部に対
して1〜50重量部のエラストマーを接触させることを
含む。エラストマーはラテックスの形態で使用されるこ
とが好ましい。1〜20重量部のエラストマーが使用さ
れることが好ましい。その混合物は、パージされた反応
器に入れられ、その反応器は攪拌または振とうの如き攪
拌手段を有する。反応器及び反応体は、最初に不活性ガ
スでパージされることが好ましく、使用されるガスは窒
素またはアルゴンであることが更に好ましい。その混合
物は40℃〜80℃の範囲の温度、好ましくは約60℃
に加熱される。その混合物は連続的または断続的に攪拌
される。その混合物は連続的に攪拌されることが好まし
い。約200rpmの攪拌機速度が使用されることが好
ましい。その攪拌は、重合が所望の程度、通常40%〜
100 %の転化率まで進行するまで続けられる。 重合は完結の少なくとも60%〜80%まで続く。 【0013】AN及びMAN の両方が使用される上記
の重合反応に於いて、AN反応体及びMAN 反応体の
モル比は反応中に注意して調節される必要がある。何と
なれば、モノマーは異なる速度で反応するからである。 MAN はANよりも速くこの系中の成長遊離基と反応
し、これがポリマー中の過剰のMAN 及び未反応のモ
ノマー混合物中の過剰のANをもたらす。あまりに大過
剰のANがモノマー混合物中に存在するようになると、
アクリロニトリル単位の長いストリング(string
)が形成し得る。長いANストリングは加工できない生
成物をもたらす。この理由から、本発明の実施に際して
、重合反応は反応体の回分(increment) 添
加または連続添加を必要とする。 【0014】一つの態様に於いて、モノマー反応体は種
々の回分で添加され、例えば全モノマー反応体の10%
が反応を開始するために原料として添加され、三つの残
りの30%ずつが反応中にその後の期間で添加される。 添加物の夫々は、最終生成物中の所望のAN/MAN比
を得るために調節された量のAN/MANを含む。この
操作は、全てのモノマー反応体が添加されるまで続く。 最終の反応体の添加が一旦行われると、重合は典型的に
は少なくとも40%〜70%まで完結される。勿論、そ
の他の反応体添加回分が使用し得る。 【0015】別の態様に於いて、反応体の殆どを反応の
開始時に添加することが可能である。反応が進行するに
つれて、高反応性のMAN モノマーが更に添加される
。この技術は、MAN 添加を適当な割合でポリマーへ
の転化率に整合させることにより反応中の同じモノマー
比を維持することにより得られるポリマーの均質性を確
実にする作用がある。 【0016】最も好ましい態様に於いて、両反応体は、
それらが重合によりモノマー混合物から除去されるのと
同じ量で、ポリマー転化率を追跡することに基いて添加
される。以上の態様からわかるように、あらゆる操作の
主目的は、全反応中に所望の最終のAN/MAN比を維
持することである。その比があまりにアンバランスにな
ると、MAN は長いストリングに重合してモノマー混
合物から使用されてなくなるようになり、残りのANが
長い加工できないストリングに重合し得る。同定される
操作は、長いANストリングの形成を防止することによ
り、優れた物理的性質を有する溶融加工可能なAN/M
ANコポリマーを生じる作用がある。 【0017】本発明のエラストマーは、ポリブタジエン
のゴム状ポリマーまたは少なくとも50重量%の、ブタ
ジエン及びイソプレンからなる群から選ばれた共役ジエ
ンモノマーと50重量%までの、スチレン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、またはアクリル酸エチル
からなる群から選ばれた少なくとも一種の員からなる。 分子量調節剤は、メルカプタン、アルコール、またはそ
の他のあらゆる連鎖移動剤を含んでもよい。メルカプタ
ンが好ましい。遊離基開始剤は、アゾ化合物、過酸化物
、ヒドロペルオキシド、アルキルペルオキシド、ペルオ
キシジカーボネート、ペルオキシエステル、ジアルキル
ペルオキシド、過硫酸塩、過リン酸塩、または当業者に
既知のその他のあらゆる開始剤を含んでもよい。勿論、
その反応は熱開始の如きその他の手段により開始し得る
。 【0018】反応の終了時に、本発明のポリマーはクラ
ム(crumb)凝固により微細な粉末として単離し得
る。クラム凝固操作は、沈澱粒子が接着する傾向がある
点よりわずかに低い温度で高速攪拌しながら生成物エマ
ルションを適当な電解質溶液に添加することからなる。 この操作はグラニュールまたは粒子の形態のポリマーを
生じ、これらは濾過され、洗浄される。好適な電解質は
、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩酸、リン酸、塩
化カルシウム、硫酸マグネシウム及び硫酸アルミニウム
であり、硫酸アルミニウムが好ましい。沈澱後、ポリマ
ーは濾過され、繰り返して水洗されて痕跡量の電解質及
び分散剤( これらは粒子に接着し得る) を最小にす
る。苛性ソーダまたは水酸化アンモニウムの希釈溶液に
よる洗浄は、これらの痕跡量の分散剤を除去することを
助けることができ、同時に改良された熱安定性のポリマ
ーを生じることができる。また、低級脂肪族アルコール
( メタノールまたはエタノール) の如き有機溶剤の
最終の洗浄を使用して残留石鹸または不純物を除去する
ことが有益である。 【0019】ポリマーを単離するその他の手段は、その
溶液を加熱及び/または排気された室に噴霧することを
含み、そこで水蒸気が除去され、ポリマーが室の底部に
落下する。ポリマーが充分高い固形分で調製される場合
、それは濾過または遠心分離によりグラニュール粉末と
して単離し得る。また、ポリマーは、分散液を水性媒体
の凍結温度より低く冷却することにより、またはメタノ
ールもしくはエタノールの如き低級脂肪族アルコールの
大容量の添加により単離し得る。 【0020】所望により、滑剤、染料、漂白剤、可塑剤
または疑似可塑剤、顔料、安定剤、酸化防止剤、強化剤
(充填剤及び繊維を含む)及び帯電防止剤が、本発明の
ポリマーに混入し得る。本発明のポリマーは、極めて良
好なバリヤー性を有するフィルムに成形し得る。特に、
本発明のフィルムの酸素透過率は一般に0.30(cc
 ミル/100平方インチ・大気圧(atm)−24時
間) 未満である。酸素透過率は0.10(cc ミル
/100平方インチ・大気圧−24 時間) 未満であ
ることが好ましい。酸素透過率は0.05(cc ミル
/100平方インチ・大気圧−24 時間) 未満であ
ることが最も好ましい。水蒸気透過率は一般に3.25
(g− ミル/100平方インチ−24 時間) 未満
である。水蒸気透過率は3.00(g− ミル/100
平方インチ−24 時間) 未満であることが好ましい
。水蒸気透過率は2.00(g− ミル/100平方イ
ンチ−24 時間) 未満であることが最も好ましい。   本発明のフィルムは、溶剤流延により、または好ま
しくは押出成形、射出成形、圧縮成形もしくはカレンダ
リングの如き熱成形操作により調製し得るが、経済上の
理由から、また加工のし易さから、ポリマーを押出成形
することが最も好ましい。本発明のポリマーは、約16
0 ℃〜250 ℃の温度で通常の型の押出機により押
出すことができる。押出成形は約200 ℃〜220 
℃で行われることが好ましい。 薄肉のポリマーシリンダーを形成するための円形ダイま
たは連続シートを形成するためのシートダイを使用する
スクリュー型押出機が使用し得る。 【0021】本発明のポリマーは食品容器の包装に特に
適しており、高温用途に関する適性を有する。また、本
発明のポリマーは繊維を形成するのに適している。これ
は、当業者に既知の操作により溶剤紡糸または溶融紡糸
により行い得る。エラストマー変性AN/MANコポリ
マー及びエラストマー変性MAN ポリマーは熱可塑性
であるので、それらは無溶剤材料として延伸し得る。こ
れは利点である。何となれば、ポリマー中の溶剤の存在
は延伸を困難にし、しかもポリマーのバリヤー性に悪影
響を及ぼすからである。エラストマー変性AN/MAN
系の他に、エラストマーにより変性されたPMANが改
良されたバリヤー性を示す。 【0022】 【実施例】エラストマー変性されたアクリロニトリル/
メタクリロニトリルのコポリマー及びエラストマー変性
メタクリロニトリルポリマーを、下記の一般操作に従っ
て乳化重合により調製した。 試料1〜3及び5〜9 脱イオン水900gを含む2リットルの反応器を使用し
た。 ガファック(GAFAC)RE−610 {R−O−(
CH2CH2O−)n PO3M2 と[R−O−(C
H2CH2O−)n ]2PO2M の混合物、( 式
中、nは1〜40の数であり、Rはアルキルアリール基
またはアルキル基、好ましくはノニルフェニル基であり
、且つMは水素、アンモニアまたはアルカリ金属である
)、この組成物はゼネラル・アニリン・アンド・フィル
ム・コーポレーションにより販売される}9gを水中に
一夜にわたって溶解した。所望の最終エラストマー含量
に依存する量のエラストマーラテックスを添加した。使
用したエラストマーはブタジエン/アクリロニトリルで
あった。合計300gのアクリロニトリル及びメタクリ
ロニトリル( その特別の比は所望の最終生成物に依存
する)を添加した。 モノマーの10%を反応器に添加した。反応物質が60
℃に達した時、開始剤(1.5g のVAZO 52)
を添加した。モノマーの30%を、3回の90分の期間
の夫々にわたって連続的に添加した。N−ドデシルメル
カプタン( 3回の2.0gずつの添加で6.0g) 
を、夫々90分のモノマー添加段階の前に添加した。反
応体及び反応器を窒素パージした。反応温度は、200
rpmの攪拌機の速度で60℃であった。反応時間の終
了時に( モノマーからポリマーへの転化率40〜80
%) 、生成物を77℃の硫酸アルミニウム溶液中のク
ラム凝固により単離し、水洗し、メタノールで浸軟し、
濾過し、流動床で乾燥した。異なるAN:MAN比及び
種々のゴム含量を有するフィルムの酸素透過率及び水蒸
気透過率の結果が表1に見られる。 【0023】試料4 AN 231.4g 及びMAN 68.6g を反応
の開始時に添加した。 更に13.6g のMAN を反応の三つの90分の段
階の夫々で添加し、その高い転化率に関して補償し、反
応器中の初期のモノマー供給比を維持した。三つの90
分のモノマー添加期間の夫々の直前に、N−ドデシルメ
ルカプタン6gを2gずつで3回添加した。反応物質が
60℃に達した時に、VAZO 52 開始剤1.5g
を添加した。 【0024】試料10〜12 試料1〜3及び5〜9の場合と同じ操作を使用したが、
アクリロニトリルを添加しなかった。 【0025】 【表1】             ポリマー         
       酸素透過率        水蒸気透過
率試料  ゴム  AN/MAN比    AN/MA
Nの    (cc−ミル/100in2   (g−
 ミル/100in2       部数  ( モル
%)   添加量(g)     大気圧−24 時間
)    24 時間)       1    0 
   72.4/27.6   211.0/89.0
      0.03              0
.618   2    6    71.9/28.
1   211.0/89.0      0.04 
             1.275   3   
 9.5  69.8/30.2   211.0/8
9.0      0.02            
  1.157   4    0    65.1/
34.9   231.4/109.4     0.
03              1.735   5
    6    60.4/39.6   183.
9/116.1     0.01         
     1.348   6   13.5  62
.9/37.1   183.9/116.1    
 0.01              2.384 
  7    0    38.7/61.3   1
26.6/173.4     0.30      
        3.770   8    5   
 37.3/62.7   126.6/173.4 
    0.03              3.4
50   9    9    37.1/62.9 
  126.6/173.4     0.02   
           3.940  10    0
       0/100        0/300
.0     0.33              
2.514  11    5       0/10
0        0/300.0     0.05
              3.287  12  
 10       0/100        0/
300.0     0.08           
   2.885 【0026】実施例の夫々が良好な
溶融加工性を示した。加えて、エラストマー変性ポリマ
ーは、相当する非エラストマー変性ポリマーよりも低い
曲げモジュラス値を示した。更に、そのポリマーは高温
用途に関する適性を示す高いガラス転移温度を示した。 MAN のみから生成されたポリマーを含むポリマーの
多くは、曲げ改良に加えてエラストマーの添加により増
大されたバリヤー抵抗性を示した。 【0027】こうして、本発明により、上記の目的及び
利点を充分満足する新規な改良されたエラストマー変性
コポリマー組成物が提供されたことが明らかである。本
発明を、その特別な態様に関して説明したが、多くの変
更、改良、及び変化が上記の説明に鑑みて当業者に明ら
かであることが明白である。それ故、本発明は特許請求
の範囲の精神及び範囲内にある全てのこのような変更、
改良、及び変化を包含することが意図される。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エラストマーの存在下でメタクリロニ
    トリルモノマーとアクリロニトリルモノマーの混合物を
    重合することを含み、その混合物へのメタクリロニトリ
    ルモノマーとアクリロニトリルモノマーの添加が反応中
    に調節され、その結果、混合物中の未反応のアクリロニ
    トリルモノマー対未反応のメタクリロニトリルモノマー
    の比が反応中に実質的に一定であることを特徴とする、
    エラストマー主鎖に重合されたアクリロニトリル及びメ
    タクリロニトリルから実質的になる粘稠な溶融加工可能
    なポリマーの製造法。
  2. 【請求項2】  前記のメタクリロニトリルモノマーが
    前記の混合物の5〜80重量%を構成し、前記のアクリ
    ロニトリルモノマーが前記の混合物の95〜20重量%
    を構成し、且つ前記のエラストマーが前記のモノマー混
    合物100 部に対して1〜50重量部を構成する請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  前記のモノマーが反応中に数段階で添
    加される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】  反応を開始するのに必要な量の前記の
    モノマーが反応の開始時に混合物中に存在し、且つ追加
    のメタクリロニトリルが反応中に添加される請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】  前記のポリマーがフィルムに成形され
    る請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】  前記のポリマーが繊維に成形される請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】  前記のフィルムが無溶剤法により形成
    される請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】  前記の繊維が無溶剤法により形成され
    る請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】  10〜100 重量%の重合されたメ
    タクリロニトリル、90〜0重量%の重合されたアクリ
    ロニトリル、及びエラストマーを含むことを特徴とする
    ポリマー。
  10. 【請求項10】  前記の重合されたメタクリロニトリ
    ルが10〜80重量%であり、且つ前記の重合されたア
    クリロニトリルが90〜20重量%である請求項9に記
    載のポリマー。
  11. 【請求項11】  前記の重合されたメタクリロニトリ
    ルが25〜50重量%を構成し、且つ前記の重合された
    アクリロニトリルが75〜50重量%を構成する請求項
    10に記載のポリマー。
  12. 【請求項12】  0.10ccミル/100平方イン
    チ大気圧−24時間の酸素透過率を有する請求項9に記
    載のポリマー。
  13. 【請求項13】  2.00g−ミル/100平方イン
    チ−24時間の水蒸気透過率を有する請求項9に記載の
    ポリマー。
  14. 【請求項14】  請求項9に記載の組成物を有するフ
    ィルム。
  15. 【請求項15】  請求項9に記載の組成物を有する繊
    維。
  16. 【請求項16】  ポリブタジエンのゴム状ポリマーの
    存在下または少なくとも50重量%の、ブタジエン及び
    イソプレンからなる群から選ばれた共役ジエンモノマー
    と50重量%までの、スチレン、アクリロニトリル、メ
    タクリロニトリル及びアクリル酸エチルからなる群から
    選ばれた少なくとも一種のモノマーとの存在下に於ける
    、(a)10 〜100 重量%のメタクリロニトリル
    、及び(b) 0〜90重量%のアクリロニトリル10
    0 重量部の重合により得られるポリマー組成物。
  17. 【請求項17】  (b) が20〜90重量%のアク
    リロニトリルである請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】  前記のゴム状ポリマーが100 重
    量部の(a) 及び(b) に対して1〜50重量部を
    構成する請求項16に記載のポリマー組成物。
  19. 【請求項19】  前記のゴム状ポリマーが100 重
    量部の(a) 及び(b) に対して1〜20重量部を
    構成する請求項16に記載のポリマー組成物。
JP3338918A 1990-12-21 1991-12-20 エラストマーによる変性による高ニトリルポリマーの酸素バリヤー性の改良 Pending JPH04304218A (ja)

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