JPH04303967A - 化合物半導体装置 - Google Patents

化合物半導体装置

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JPH04303967A
JPH04303967A JP3093400A JP9340091A JPH04303967A JP H04303967 A JPH04303967 A JP H04303967A JP 3093400 A JP3093400 A JP 3093400A JP 9340091 A JP9340091 A JP 9340091A JP H04303967 A JPH04303967 A JP H04303967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
compound semiconductor
emitting element
light emitting
semiconductor layers
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Pending
Application number
JP3093400A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Matsui
松居 祐一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH04303967A publication Critical patent/JPH04303967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1個又は複数個の発光素
子から出力された信号光を複数個の受光素子に同時に伝
達する化合物半導体装置に関し、特にニューロコンピュ
ータ等における並列演算処理に好適の化合物半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光を介して情報を伝達するためには、発
光素子と受光素子とを光結合させることが必要である。
【0003】図3は、従来の光結合装置を示す模式的断
面図である。第1の集積回路層21には発光ダイオード
(LED)又はレーザダイオード(LD)等の発光素子
24が設けられており、第2の集積回路層22にはフォ
トダイオード(PD)等の受光素子25が設けられてい
る。この発光素子24及び受光素子25は相互に対向し
て配置されており、発光素子24から出力された光は受
光素子25に入力されるようになっている。また、第1
及び第2の集積回路層21,22の間には、透明絶縁層
23が形成されている。
【0004】この光結合装置においては、発光素子24
と受光素子25とが1対1に対応しており、発光素子2
4から出力された信号光が受光素子25に受光されて電
気信号に変換される。
【0005】図4は、従来の他の光結合装置を示す模式
図である(Jurgen Jahns他,Procee
dings of Inter Topical Me
eting on Optical Computin
g 第168頁,1990年)。
【0006】大規模集積回路(VLSI)基板26には
LED等の発光素子24及びフォトダイオード等の受光
素子25a乃至25eが設けられている。この回路基板
26の上方には透明基板28が配設されており、この透
明基板28の回路基板26に対向する面には、例えばガ
ラス等からなるホログラム27が配設されている。なお
、発光素子24及び受光素子25a乃至25eの配設位
置は、ホログラム27の干渉特性に基づいて決定されて
いる。
【0007】この光結合装置においては、発光素子24
から出力された光はホログラム27を介して透明基板2
8に入り、この透明基板28の面で反射され、ホログラ
ム27を介して基板26に設けられた受光素子25a乃
至25eに入力される。この場合に、ホログラム27に
よる光の干渉により、透明基板28から出た光は受光素
子25a乃至25eの位置で集光する。
【0008】図5は、ニューロコンピュータ回路におい
て積和演算に使用されている従来の光結合方法を示す模
式図である(K.Kyuma 他,CLEO’89 ,
Baltimore 340 ,THO5,1989)
【0009】GaAs基板31には帯状に形成された複
数個の発光素子を相互に平行に配置して構成された発光
素子アレイ32が設けられている。この発光素子アレイ
32上にはシナプス結合荷重としての光学マスク34が
2枚のSiO2 透明絶縁膜33に挟まれて配置されて
いる。そして、この透明絶縁膜33及び光学マスク34
上には、帯状の複数個の受光素子を相互に平行に配置し
て構成された受光素子アレイ35が設けられている。こ
の受光素子アレイ35の受光素子は、平面視で発光素子
アレイ32の発光素子に直交するように配置されている
【0010】このニューロコンピュータ回路においては
、発光素子アレイ32におけるi番目の発光素子の発光
強度をIi とし、マトリックス状の光学マスク34に
おける光透過率をTijとすると、受光素子アレイ35
におけるj番目の受光素子1個に入力される入力光Ij
 は、下記数式1で表される。
【0011】
【数1】Ij =ΣTijIi  即ち、このニューロコンピュータ回路においては、シナ
プス結合荷重Tijを介した複数の積和演算処理を並行
して実施することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光結合装置には以下に示す問題点がある。即ち、図3に
示す光結合装置においては、1個の発光素子24と1個
の受光素子25とを対向させて配置するものであるため
、信号光を並列処理することができない。また、図4に
示す光結合装置の場合は、並列処理が可能ではあるもの
の、発光素子24及び受光素子25a乃至25eとホロ
グラム27との構成材料が異なるため、単一材料からな
るモノリシックチップを構成することが極めて困難であ
り、現状では図4に示す構造のモノリシックチップは実
現していない。
【0013】一方、図5に示すようにして積和演算の並
列処理を実現することができるものの、各信号光の伝達
機構は基本的に図3に示すものと同じであり、このニュ
ーロコンピュータ回路においては発光素子の一部の領域
から出た光はその領域と同面積の受光素子の一部の領域
に受光されているのにすぎない。即ち、このニューロコ
ンピュータ回路においては、1個の発光素子から出力さ
れた信号光は、この発光素子の発光面に対して垂直な方
向にある受光素子にしか伝達されないため、情報伝達効
率が低い。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、1個又は複数個の発光素子から出力された
光を複数個の受光素子に同時に伝達することができて、
情報伝達効率が優れた化合物半導体装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る化合物半導
体装置は、電気信号に基づいて光を出力する発光素子と
、光を電気信号に変換する受光素子と、相互に屈折率が
異なる複数の光透過性化合物半導体層が積層されて構成
され前記発光素子と前記受光素子との間に配置されて光
を屈折する光屈折領域とを有し、前記複数の化合物半導
体層は前記発光素子に近い層ほど屈折率が大きいことを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、発光素子と受光素子との間
に、相互に屈折率が異なる複数の化合物半導体層により
構成された光屈折領域が設けられている。この光屈折領
域を構成する前記複数の化合物半導体層は、前記発光素
子に近い層ほど屈折率が大きくなるように配置されてい
る。従って、発光素子から出力された光は、この光屈折
領域を通過することにより、各化合物半導体層間の界面
で順次光束が拡大される方向に屈折される。これにより
、1個の発光素子から出力された光は、その発光面積以
上に広がり、複数個の受光素子にて受光することができ
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例に係る化合物
半導体装置を示す模式的断面図である。
【0019】光屈折領域は、発光素子5と受光素子6a
乃至6eとの間に積層された化合物半導体層1乃至4に
より構成されている。これらの化合物半導体層1乃至4
は、発光素子5に近い層ほど屈折率が大きくなっている
【0020】本実施例においては、発光素子5から出力
された光は化合物半導体層1乃至4間の各界面で屈折さ
れ、図中破線で示すように光路が拡大される。これによ
り、発光素子5から出力された信号光は、受光素子6a
乃至6eの全てに入力され、受光素子6a乃至6eから
信号光に対応した電気信号が出力される。
【0021】次に、本発明に係る化合物半導体装置を実
際に製造し、その性能を調べた結果について説明する。
【0022】図2は、本発明の第2に実施例に係る化合
物半導体装置を示す模式的断面図である。
【0023】先ず、ノンドープのGaAs基板11上に
、化合物半導体層13乃至16として、夫々Ga0.9
 Al0.1 As層、Ga0.8 Al0.2 As
層、Ga0.7 Al0.3 As層及びGa0.6 
Al0.4 As層をいずれも2μmの層厚で順次形成
した。これらの化合物半導体層13乃至16は、いずれ
もノンドープの化合物半導体からなる。また、これらの
化合物半導体層13乃至16は、この順で屈折率が小さ
くなっている。
【0024】次いで、基板11に対して選択エッチング
を施し入射窓12を選択的に開口して、化合物半導体層
13の一部分を露出させた。
【0025】このようにして製造した化合物半導体装置
において、発光ダイオードから出力された近赤外光(波
長0.85μm)を入射窓12側からこの化合物半導体
装置に入射させた。そして、このときの入射光パターン
形状及び出射光パターン形状を、赤外光用のPD(フォ
トダイオード)付きビジコンを用いて調べた。
【0026】その結果、出射光パターンの直径は、入射
光パターンの直径の約5倍と広がっていた。これにより
、本実施例装置においては、1個又は複数個の発光素子
から出力された信号光を複数個の受光素子に同時に伝達
することができることが明らかである。なお、本実施例
は、特に発光素子から出力される光が赤外域から短波長
側の場合に有効である。
【0027】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。本実施例が第2の実施例と異なる点は基板及び化
合物半導体層の組成が異なることにあり、その他の構成
は第2の実施例と同様であるので、図2を参照して説明
する。
【0028】先ず、GaAs基板11上に、化合物半導
体層13乃至16として、夫々GaAs0.9 P0.
1 層、GaAs0.8 P0.2 層、GaAs0.
7 P0.3 層及びGaAs0.6 P0.4 層を
いずれも2μmの厚さで順次形成した。各化合物半導体
層13乃至16はいずれもノンドープの化合物半導体か
らなる。また、これらの化合物半導体層13乃至16は
、この順で屈折率が小さくなっている。
【0029】次いで、第2の実施例と同様に、基板11
に光入射窓12を設けた。
【0030】このようにして製造した化合物半導体装置
において、発光ダイオードから出力された近赤外光(波
長0.85μm)を入射窓12側からこの化合物半導体
装置に入射させた。そして、このとき入射光パターン形
状及び出射光パターン形状を調べた。その結果、出射光
パターンの直径は、入射光パターンの直径の約4倍と広
がっていた。これにより、本実施例装置においても、1
個又は複数個の発光素子から出力された信号光を複数個
の受光素子に同時に伝達することができることが明らか
である。なお、本実施例は、特に発光素子から出力され
る光が赤色から長波長側の場合に有効である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る化合物
半導体装置は、発光素子と受光素子の間に相互に屈折率
が異なる複数の化合物半導体層が積層されて構成された
光屈折領域が介在しており、前記化合物半導体層は発光
素子に近い層ほど屈折率が大きくなっているから、1個
又は複数個の発光素子からの信号光を複数個の受光素子
に同時に伝達することができて、情報伝達効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る化合物半導体装置
を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の第2に実施例に係る化合物半導体装置
を示す模式的断面図である。
【図3】従来の光結合装置を示す模式的断面図である。
【図4】従来の他の光結合装置を示す模式図である。
【図5】ニューロコンピュータ回路において積和演算に
使用されている従来の光結合方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1乃至4,13乃至16;化合物半導体層5,24;発
光素子 6a乃至6e,25a乃至25e;受光素子11;基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気信号に基づいて光を出力する発光
    素子と、光を電気信号に変換する受光素子と、相互に屈
    折率が異なる複数の光透過性化合物半導体層が積層され
    て構成され前記発光素子と前記受光素子との間に配置さ
    れて光を屈折する光屈折領域とを有し、前記複数の化合
    物半導体層は前記発光素子に近い層ほど屈折率が大きい
    ことを特徴とする化合物半導体装置。
JP3093400A 1991-03-30 1991-03-30 化合物半導体装置 Pending JPH04303967A (ja)

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