JPH0430315B2 - - Google Patents

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JPH0430315B2
JPH0430315B2 JP60238342A JP23834285A JPH0430315B2 JP H0430315 B2 JPH0430315 B2 JP H0430315B2 JP 60238342 A JP60238342 A JP 60238342A JP 23834285 A JP23834285 A JP 23834285A JP H0430315 B2 JPH0430315 B2 JP H0430315B2
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motor
ball
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は打撃練習機に関する。
(背景技術) 野球、テニス等のボールを投げ出すようにした
簡易な打撃練習機がいくつか提案されている。
ところで、打撃練習機を使用する際、使用者は
本体より離れた位置に立つて本体より投げ出され
るボールをバツト、ラケツト等で打つものである
が、従来のものは本体に電源スイツチが設けられ
ているのみであることが多いため、電源をオン・
オフする際に使用者がいちいち本体に近ずいて電
源スイツチを操作しなければならず、面倒である
という欠点を有していた。
また、遠隔スイツチを備えた打撃練習機もいく
つか存在するが、本体側の電源を投入した際に遠
隔スイツチの状態によつては動作が即座に開始し
て不意にボールが飛び出すことがあり、危険であ
るという欠点があつた。
(発明の目的) 本発明は上記の点に鑑み提案されたものであ
り、その目的とするところは、遠隔スイツチによ
り本体から離れた打撃位置において投球の開始、
停止が制御でき、更に遠隔スイツチが接続されて
いる場合には遠隔スイツチにより投球開始の操作
がされるまでは停止状態で待機するようにして、
便利で安全な打撃練習機を提供することにある。
(発明の開示) 以下、実施例を示す図面に沿つて本発明を詳述
する。
第1図は本発明の打撃練習機の回路構成の一実
施例を示すブロツク図であり、第2図はその詳細
を示す回路構成図、第3図、第4図はその動作を
示すタイムチヤートである。また、第5図ないし
第11図は打撃練習機の機械的な構成を示したも
のである。
以下、回路部の説明に先立つて機械的な構成、
動作について説明する。
第5図は全体の外観斜視図を示したものであ
り、1は本体ケースで、左本体カバー1A、右本
体カバー1B、前面カバー1Cで構成され、前面
にボール投げ出し口2を有し、側面にボール供給
部10が付設されている。また、本体ケース1の
下端には角度調整プレート27を介して脚28
A,28Bが取り付けられており、ネジ構造とな
つている脚28A,28Bを螺進させることによ
り本体ケース1の設置角度を変え、ボールの投げ
出し角度を調整できるようになつている。一方、
110は本発明で特徴的な部分である遠隔スイツ
チであり、本体に接続分離自在となつており、接
続時には投球の開始、停止を操作できるようにな
つている。また、ボール供給部10にはパイプ材
で形成されたボールストツカ9が接続されるよう
になつており、46A,46Bはボールストツカ
9の脚、11はボール供給部10の送りカバーで
ある。
第6図は本体ケース1をボール投げ出し口2側
から見た内部構成図であり、左本体カバー1Aと
右本体カバー1Bとの組み立ては、連結片26に
て一体に連結された一対のナツト24A,24B
を左本体カバー1Aおよび右本体カバー1Bの底
部前端に形成された取付孔5A,5Bに止めねじ
67A,67Bにより各々嵌合固定すると共に、
左本体カバー1Aと右本体カバー1Bとの開口部
周縁を重合してネジ25にて固定することにより
行われる。なお、前記の一対のナツト24A,2
4Bは連結片26にて連結されているため、左本
体カバー1Aと右本体カバー1Bとに各々別体の
ナツトを固定した場合のようにナツトが抜けたり
ガタついたりするということがなく、更に本体ケ
ース1の開き防止ができる。また、角度調整プレ
ート27には、各々先端にゴム足29A,29B
が取り付けられて周側面にねじが形成された一対
の脚28A,28Bが螺着されており、脚28
A,28Bの上端に設けられたゴムギヤツプ30
A,30Bをつまんで回すことにより、本体を持
ち上げることなく本体設置角度を調整できるよう
になつている。
次に第7図は本体ケース1を左側面から見た内
部構成図であり、以下、第6図および第7図に沿
つて内部構造を説明する。右本体カバー1Bの側
面にボール送り込み口3を有し、これから送り込
まれたボールBを受ける一対の平行なガイドレー
ル4A,4Bが左本体カバー1Aと右本体カバー
1Bとに設けられている。また、投球アーム6
と、ボールセツトアーム7と、これらの駆動機構
部とがフレーム8とともに収納されている。投球
アーム6は線ばねでできた一対の平行な脚片6
A,6Bからなる。各脚片6A,6Bの一端は回
動方向に傾斜し、かつ互いに連結されており、ボ
ールBを両脚片6A,6Bの平行部分と前記連結
部分との3点で保持するボール載せ部6Cが構成
されている。各脚片6A,6Bの一端近傍にはダ
ンパストツパ35を固定する段部32が、また他
端近傍にはカムフオロア13を回動自在に装着し
たカムフオロア軸14を固定する屈曲部33が
各々形成されている。カムフオロア軸14は屈曲
部33に配置されると共にクリツクばね34にて
投球アーム6に押し付け固定されている。ダンパ
ストツパ35は段部32に配置されると共に投球
アーム6に溶接もしくはかしめにより固定されて
いる。ダンパストツパ35は、投球アーム6がボ
ールBを投げ出すために加速されつつ移動する時
に、ダンパ23に衝突して回転を止める役目をす
る。ダンパストツパ35はカムフオロア13とボ
ール載せ部6Cとの間に位置している。ダンパ2
3のダンパストツパ35と衝突する面は凹凸面と
してあり、衝突時の衝撃を小さくするようになつ
ている。ダンパ23はゴム系の材料からなるが、
必要に応じてぬすめ穴23aを設けることによ
り、より一層衝撃をやわらげて、衝撃音を小さく
することができる。一方、前記脚片6A,6Bの
他端にはボール投げ出し用のばねを構成するコイ
ルばね12A,12Bが各々一体に連結され、こ
のコイルばね12A,12Bは脚片6A,6Bと
同様に線ばねでできており、各々右巻き、左巻き
に巻回されている。投球アーム6はコイルばね1
2A,12Bの内周面に当接するパイプ状の支持
軸15にて支持されており、支持軸15の両端は
フレーム8の対向する一対の側壁に各々固定され
ている。コイルばね12A,12Bの各自由端1
2A′,12B′は各々フレーム8の連結片の端縁
に形成された半球状の凹所22A,22Bに係合
され、凹所22A,22Bはコイルばね12A,
12Bの各自由端12A′,12B′に対応した位
置に各々対称に複数個形成されている。
以下、投球アーム6を回動させる駆動装置につ
いて説明する。前記カムフオロア13に転接する
カム16は、回転方向に漸次径が大きくなり、途
中で不連続的に小径となつている。カム16の駆
動は、ボールセツトアーム7とともにモータによ
り行われる。この駆動伝達系を説明する。フレー
ム8にモータと減速機が一体となつたギヤードモ
ータ17を固定し、ギヤードモータ17の出力軸
17aに小ギヤ18を圧入固定する。更に、カム
軸19にカム16およびボールセツトアーム7の
作動用の突起部20を有する大ギヤ21を連結し
て、カム軸19に対して回転自在に嵌合する。こ
のように、カム軸19を設置することにより大ギ
ヤ21は小ギヤ18と噛み合う。なお、ボールセ
ツトアーム7は、ボール供給部10からボールB
を1個ずつ送り込むためのものである。
なお、第7図においてフレーム8には、位置検
知スイツチSW2が設けられ、大ギヤ21に設けた
接触用突壁36で位置検知スイツチSW2が押圧さ
れ、投球完了位置にてオンとされる。また、SW1
は電源スイツチである。
第10図は本体ケース1の右側面に設けられた
ボール供給部10の構成図であり、右本体カバー
1Bにはボールセツトアーム7がボス部31で回
動自在に設置され、右本体カバー1Bの外側には
ボールセツトアーム7にボールセツタ37がボー
ルセツトアーム7と一体となるようにピン等によ
り固定してある。また、ボールセツトアーム7
は、右本体カバー1Bのボス部31において、セ
ツトアームばね39(第7図参照)により常に矢
印方向に加圧されている。そして、ボールセツト
アーム7の他の一端は、セツトの上方にのび、組
立時に大ギヤ21の突起部20に係合し、大ギヤ
21の回転に伴つて揺動されるようになつている
(第7図参照)。また、前記ボールセツタ37は、
固定ストツパ38に対して傾きが互いにボール移
動方向の反対方向となる一対の脚片37A,37
BをV字状に折曲して形成してあり、1回の揺動
により1個のボールBを本体ケース1内に供給す
るようになつている。なお、第10図において
はボールBが通る幅を示す。
次に第7図ないし第9図に沿つてボールBの投
げ出しの動作を説明する。なお、第8図、第9図
は第7図と同一部分の動きを示したものである。
しかして、第7図のように、ボールBはボール
送り込み口3から内部に送られると、投球アーム
6の先端のボール載せ部6Cで保持される。カム
16は第7図の矢印方向に回転し、カムフオロア
13を介して投球アーム6をコイルばね12A,
12Bを巻回する方向に駆動して前記コイルばね
12A,12Bに弾発力を蓄えさせる。第8図は
ボールBが投げ出される直前の投球アーム6の状
態を示す。カムフオロア13がカム16の最大半
径部から外れると、投球アーム6のコイルばね1
2A,12Bに蓄えた弾発力が急激に開放され
て、投球アーム6はボールBを3点保持したまま
はじき出される。ボールBを保持したままに移動
した投球アーム6は、第9図の如くダンパ23に
接触すると急激に運動を停止し、ボールBのみが
コイルばね12A,12Bのエネルギで加速され
た初速をもつて逃げ出される。
次に、第11図はボールストツカ9の構造を示
したものであり、イに示すように横倒しのU字形
をしており、レール部は41〜45で示すように
5分割されており、脚40A,40BによりU字
間ピツチを保持し、脚46A,46Bにより終端
部を保持し、レール傾斜角度を確保するように構
成してある。更に、ロに示すように一対の脚46
A,46Bはカーブ部を構成するレール部43の
フレームの一部と差し込まれると共に、脚保持ゴ
ム47で保持され、この脚保持ゴム47にレール
部44のカール部44aが掛止されるようになつ
ている。しかして、脚保持ゴム47の弾性により
レール部43とレール部44との結合が良好とな
るので寸法の設定が確実となり、ボールがU字形
カーブを自重落下する際に有効な条件となるとこ
ろのボールB1〜B3による三角形の形成というボ
ールの整列状態が確実に確保でき、レール上での
ボールの流れをスムーズにすることができる。ま
た、ハに示すようにカーブ部を構成するレール部
43は他のレール部と異なり、4本の線材43
a,43b,43c,43dによつて構成してあ
る。このようにするとボールはしずみ込み量iの
ためにY方向への押付力が小さくなり、カーブし
ているレール部43でのボールの流れをスムーズ
にすることができる。
以下、第1図ないし第4図に沿つて回路部の構
成、動作を説明する。
第1図は回路構成の一実施例を示したものであ
り、Mは第6図に示したギヤードモータ17(以
下、単に「モータ」と言う。)、SW1,SW2は第7
図に示した電源スイツチおよび位置検知スイツチ
である。
第1図において、電源は電池101と、商用電
源ACから直流電源を得る充交用アダプタ102
とが使用できるようになつており、電源端子部1
03を介して接続されるようになつている。な
お、電池101としては通常の乾電池と充電式電
池とが使用できる。
しかして、モータMには通電を制御するための
トランジスタの如きスイツチング素子Tr1が直列
に接続され、モータMとスイツチング素子Tr1
直列回路が電源スイツチSW1を介して電源端子部
103の両端に接続されている。また、電源スイ
ツチSW1の両端には位置検知スイツチSW2の共通
接点と常閉接点NCが接続され、位置検知スイツ
チSW2の常開接点NOは電源端子部103の負極
に抵抗R1を介して接続されると共に、抵抗R2
ダイオードD1を介してモータMとスイツチング
素子Tr1との接続点に接続されている。なお、位
置検知スイツチSW2は機構部が投球完了位置にあ
る場合において常開接点NO側にオンし、それ以
外の位置において常閉接点NC側にオンするもの
である。また、モータMの両端にはサージ吸収用
のダイオードD2が接続されている。更に、モー
タMと電源スイツチSW1の接続点と電源端子部1
03の負極(グランド)との間には定電圧回路1
04が接続され、電子回路部に直流電源VCCを供
給するようになつている。また、動作表示回路1
05が設けられ、回路が動作していることを表示
するようになつている。
一方、モータ駆動回路106はスイツチング素
子Tr1をオン・オフしてモータMへの通電を制御
するものであり、ゲート回路107の出力に応じ
て動作するようになつている。次いでゲート回路
107はモータMを駆動するか停止させるかを決
定するものであり、間欠駆動回路108、リモコ
ン制御回路109、モータロツク回路111の出
力の論理により出力を決定するようになつてい
る。
間欠駆動回路108は1回の投球毎に停止期間
を設けて間欠駆動を行わせるためのものであり、
前記の位置検知スイツチSW2の常開接点NOから
機構部が投球完了位置に達したことを示す信号を
受け、その時点から内部のタイマ回路を動作さ
せ、所定の時間だけモータMを停止させる信号を
ゲート回路107に送出するようになつている。
なお、タイマ回路の設定時間は可変抵抗VRの操
作により任意に変化できるようになつている。ま
た、電源投入時にあつては、機構部が投球完了位
置にあつてもタイマ回路を動作させず、動作状態
から開始するようになつている。
リモコン制御回路109は本発明における特徴
的な部分で、フツトスイツチの如き遠隔スイツチ
110の操作を検知してモータMの動作を制御す
るためのものであり、その出力はゲート回路10
7に与えられている。なお、遠隔スイツチ110
は第5図に示すように本体ケース1にケーブル等
を介して接続されるものである。
また、モータロツク保護回路111はモータM
がボールを噛み込んで停止した場合等に過大電流
が流れてモータMもしくはスイツチング素子Tr1
が焼損するのを防止するためのものであり、スイ
ツチング素子Tr1の端子電圧を検出し、過大電流
による電圧上昇を検知した際にモータMへの通電
を停止させる信号をゲート回路107に送出する
ようになつている。なお、図示の回路ではモータ
Mがロツクしていない正常な場合でもモータMが
停止している期間ではスイツチング素子Tr1の端
子電圧がハイレベルとなつてロツク時と区別がで
きないため、ゲート回路107の出力を受け、通
電停止時にはスイツチング素子Tr1の端子電圧の
検出を行わないようにしている。
次に、第2図は第1図をより詳細に示した回路
構成図であり、第1図と同一部分には同一符号を
付してある。
間欠駆動回路108においてTIMはタイマ用
集積回路であり、端子をハイレベルにセツトし
た状態で端子にローレベルのトリガが入ると端
子,に接続された抵抗、コンデンサの値で決
まる時間だけ端子にハイレベルの信号を出力す
る機能を有するものである。なお、可変抵抗VR
を調整することにより任意の値に時間を設定する
ことができる。また、端子がローレベルである
場合にはタイマ動作がセツトされないため、端子
は端子へトリガが入力されてもローレベルを
維持する。
また、リモコン制御回路109、モータロツク
保護回路111においてFF1,FF2は出力を自
己のD入力に接続したD型のフリツプフロツプで
あり、R端子にリセツト信号が入ると出力Qがロ
ーレベル、出力がハイレベルとなり、その後、
CL端子にクロツクが入る度にその立上りで出力
Q,が反転するものである。
なお、回路基板48は第12図イに示す如く左
本体カバー1Aの内壁にねじ49等により取り付
けられ、本体ケース1の背面にはロに示す如く間
欠駆動回路108のタイマ設定時間を調整する可
変抵抗VRのつまみ50、電源端子部103の充
交用アダプタ102を接続するためのジヤツク5
1、リモコン制御回路109にフツトスイツチの
如き遠隔スイツチ110を接続するためのジヤツ
ク52が設けられている。また、本体ケース1の
前面上部には動作表示回路105の発光ダイオー
ドLEDが設けられている。
また、本体ケース1と電池101、充交用アダ
プター102、遠隔スイツチ110との接続は第
13図に示すように行われる。なお、53は電池
収納部の蓋である。
以下、第3図のタイムチヤートに沿つて第2図
の回路動作を説明する。なお、第3図は第2図中
に同一符号を付した点の電圧波形を示したもので
ある。
先ず、第3図の時刻t1で電源スイツチSW1が投
入され、その際に機構部の投球アーム6が投球完
了位置にあるものとすると、位置検知スイツチ
SW2はNO側にあり、点Aがハイレベルとなり、
点Bは抵抗R10、コンデンサC4の遅延効果により
時間T4だけ遅れてトランジスタTr4をオンするレ
ベルに達する。よつて、時刻t1から時間T4の期間
は点Cがハイレベルとなり、その後、点Bの電圧
が低下するまで点Cはローレベルとなる。また、
点Dは点Cの電圧を負極性の変化に対して微分し
たものであり、よつて点Dは電源スイツチSW1
投入と同時に立ち上がつた後いつたんローレベル
に低下し、電源スイツチSW1の投入から時間
T3′してハイレベルに達する波形となる。なお、
点Aの電圧はモータMが回転を開始して投球アー
ム6が回動すると消失し、再び投球完了位置に達
した際に立上り、その際にも点Dにローレベルの
短いパルス信号が現われる。
しかして、間欠駆動回路108のタイマ用集積
回路TIMは点Dの信号がローレベルとなつた際
に端子にトリガとして感知されるが、電源スイ
ツチSW1の投入時にあつては、端子に接続され
た抵抗R30〜R32、コンデンサC12により前記の時
間T3′よりも長い時間T3だけ点Gの電圧がローレ
ベルに保たれているので、電源スイツチSW1投入
直後のトリガは無視され、タイマは動作せず、よ
つてタイマ用集積回路TIMの端子、すなわち
点E1はローレベルのままである。
一方、リモコン制御回路109においては、電
源スイツチSW1と連動したスイツチSW1′により
時刻t1において抵抗R20,R16,R14、コンデンサ
C6による微分回路に電源電圧VCCが与えられ、点
Hに短いハイレベルのパルス信号が発生し、オア
ゲートOR3の出力(点J)には短いハイレベルの
パルス信号が発生する。この信号はフリツプフロ
ツプFF1およびモータロツク保護回路111内の
フリツプフロツプFF2にリセツト信号として与え
られ、両フリツプフロツプFF1,FF2はリセツト
されて出力Qをローレベルにする。
また、この時点ではリモコン制御回路110の
ジヤツク52に遠隔スイツチ110が接続されて
いないものとすると、電源電圧VCCとグランド間
に接続された抵抗R21,R19の接続点Kよりジヤ
ツク52の端子a,bを介して点Nからハイレベ
ルの信号がオアゲートOR2に与えられるので、オ
アゲートOR2の出力は点C,Mの状態によらずハ
イレベルとなり、インバータINV1を介した後の
点E3はローレベルとなる。
よつて、電源スイツチSW1を投入した直後にあ
つては、ゲート回路107のオアゲートOR1に入
力される点E1,E2,E3の信号はすべてローレベ
ルであり、よつてオアゲートOR1の出力(点E)
はローレベルであり、モータ駆動回路106のト
ランジスタTr2を介してスイツチング素子Tr1
ハイレベルの信号が与えられ、スイツチング素子
Tr1はオンし、モータMは動作する。
しかして、前述した機構部の動作によりボール
の投球が行われ、投球アームが再び投球完了位置
に達すると、位置検知スイツチSW2が再び常開接
点NOに接する。なお、投球の動作が行われてい
る期間は位置検知スイツチSW2が常閉接点NCに
接して電源スイツチSW1の両端をシヨートするこ
とになるので、投球が完了する以前に電源スイツ
チSW1をオフとしても動作を続けることになる。
次いで、1回の投球が完了し、時刻t2において
位置検知スイツチSW2が常開接点NOに接する
と、点A,B,C,Dを介して間欠駆動回路10
8のタイマ用集積回路TIMの端子にローレベ
ルのトリガが入力され、この時点では既に点Gの
電圧がハイレベルに安定しているので、タイマ動
作が開始し、可変抵抗VR、抵抗R8、コンデンサ
C2の時定数(VR+R8)C2で決まる時間T2の期
間だけ点E1がハイレベルとなり、この間、オア
ゲートOR1を介してハイレベルの信号(点E)が
モータ駆動回路106に与えられ、スイツチング
素子Tr1をオフに保持し、モータMを停止させ
る。そして、タイマの設定時間が経過すると点
E1はローレベルに復帰し、再びモータMへ通電
が行われる。
よつて、可変抵抗VRを調整し、所望の時間を
設定すれば、投球は1回の投球毎に所定時間停止
する間欠動作となり、練習目的に応じた間隔で投
球を行わせることができる。また、モータMは投
球完了位置で停止し、動作している時は同じ回転
数で動いているので、投球に係る機構部の動きの
スピードは投球間隔の設定と関係なく一定であ
り、機構部の動きを見て打撃のタイミングをとる
場合にも不都合はない。
次に、リモコン制御回路109の動作を説明す
る。今、時刻t3でリモコン制御回路109のジヤ
ツク52にフツトスイツチの如き遠隔スイツチ1
10を接続したとすると、ジヤツク52の端子b
が端子aから離れ、点Nの電圧はハイレベルから
ローレベルに転ずる。なお、この例のように遠隔
スイツチ110の接続が投球動作の途中に行われ
た場合には点Cがハイレベルであるため、点Nが
ローレベルに変化してもオアゲートOR2の出力は
変化せず、その回の投球が完了した時点でオアゲ
ートOR2の出力はローレベルとなり、インバータ
INV1の出力(点E3)がハイレベルとなる。
しかして、点E3がハイレベルとなると、ゲー
ト回路107の出力(点E)は他の回路部と関係
なくハイレベルとなり、モータMは通電されず、
停止状態となる。なお、これは動作開始後に遠隔
スイツチ110を接続した場合の動作であるが、
電源スイツチSW1の投入以前から遠隔スイツチ1
10が接続されている場合であつても同様にモー
タMは停止状態となる。すなわち、電源スイツチ
SW1の投入と同時にフリツプフロツプFF1がリセ
ツトされて点Mはローレベルとなり、点Nは遠隔
スイツチ110の接続によりローレベルであり、
点Cは機構部が投球完了位置であるためローレベ
ルであるから、オアゲートOR2の出力はローレベ
ルとなり、よつて、インバータINV1の出力(点
E3)はハイレベルとなるからである。このよう
に、遠隔スイツチ110の接続時には必ず投球完
了位置で停止することとなり、よつて、遠隔スイ
ツチ110が接続されている場合は電源スイツチ
SW1を投入しても不用意にボールが飛び出すとい
うことがなく、安全性を高めることができる。
さて、この停止状態を解除し投球動作を開始す
るのには遠隔スイツチ110を一時的にオンとす
ればよい。なお、フツトスイツチの場合は1回踏
む等の操作をすればよい。しかして、時刻t4にお
いて遠隔スイツチ110がオンとされるとジヤツ
ク52の端子a,c間がシヨートして点Kがロー
レベルとなり、インバータINV2,INV3,INV4
を介して点Lよりハイレベルの信号がフリツプフ
ロツプFF1のCK端子にクロツクとして入力され
る。これによりフリツプフロツプFF1は出力Qを
反転し、点Mがハイレベルに転ずるため、オアゲ
ートOR2の出力もハイレベルに転じ、インバータ
INV1を介して点E3をローレベルに復帰するた
め、モータMの停止状態が解除され、投球動作を
開始することになる。また、再び時刻t5で遠隔ス
イツチを110を一時的にオンとすることにより
フリツプフロツプFF1が反転してモータMが停止
状態となり、よつて、遠隔スイツチ110を操作
する毎に投球動作の開始および停止を指令するこ
とができる。加えて、再び遠隔スイツチ110を
ジヤツク52から取り外すと点Nがハイレベルと
なり、点E3は常にローレベルとなり、リモコン
制御回路109からはモータMを停止させる信号
は送出されなくなる。
次に、第4図に示すタイムチヤートに沿つてモ
ータロツク保護回路111の動作を説明する。時
刻t6においてボールの噛み込み等によりモータM
がロツクしたとすると、モータMに過大な電流が
流れようとし、スイツチング素子Tr1の電流増幅
率が有限であることから、その端子間の電圧すな
わち点F1の電圧が正常時よりも増加することに
なる。そして、点F1の電圧が所定の値を越える
とインバータINV5の出力が反転し、インバータ
INV6を介して点Sよりハイレベルの信号をフリ
ツプフロツプFF2のCK端子にクロツク信号とし
て与える。これにより、フリツプフロツプFF2
反転動作して出力Qをハイレベルとし、点E2
ハイレベルとなる。しかして、ゲート回路107
の出力は他の回路に関係なくハイレベルとなり、
モータMは停止することになる。そして、モータ
Mの停止状態は例えば時刻t7において電源スイツ
チSW1をいつたんオフとし、時刻t8で再び投入す
ることにより解除される。よつて、モータロツク
が生じた際はロツクの原因を除去してから上記の
リセツト動作を行うものである。また、遠隔スイ
ツチ110が差し込まれている場合は、ジヤツク
52から遠隔スイツチ110を取り外すことによ
つてもコンデンサC7、抵抗R17、オアゲートOR3
を介してフリツプフロツプFF2がリセツトされる
ので、ロツク保護動作を解除することができる。
なお、正常な動作状態においてもモータMへの通
電が停止されている際に点F1にはハイレベルの
電圧が発生するので、ゲート回路107のオアゲ
ートOR1の出力でトランジスタTr5を駆動し、こ
のトランジスタTr5によりインバータINV5の入
力端(点F2)をシヨートしてレベル検知を行わ
ないようにしている。
(発明の効果) 以上のように本発明にあつては、回動自在な投
球アームをモータにて回転駆動してボールを投げ
出すようにした打撃練習機において、遠隔スイツ
チを打撃練習機本体に接続分離自在に備え、前記
遠隔スイツチの接続を検知する検知手段を設け
て、この検知手段が遠隔スイツチの接続を検知し
た場合に前記モータへの通電を一旦遮断して待機
状態とし、前記遠隔スイツチの操作により前記モ
ータへの通電、遮断を遠隔制御できるように構成
したから、打撃位置で制御操作を行うことがで
き、かつモータへの電源を接続したとき不用意に
ボールが投げ出されることがなく安全な打撃練習
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の打撃練習機の回路構成の一実
施例を示すブロツク図、第2図はその詳細を示す
回路構成図、第3図、第4図はその動作を示すタ
イムチヤート、第5図ないし第11図は打撃練習
機の機械的な構成を示し、第5図は全体の外観斜
視図、第6図は本体をボール投げ出し口側(正
面)から見た内部構成図、第7図は本体を左側面
から見た内部構成図、第8図および第9図は第7
図の各部が動作に伴つて移動する状態を示す図、
第10図は本体の右側面に設けられたボール供給
部の構成図、第11図はボールストツカの構成
図、第12図は本体ケースへの回路基板の取り付
けおよび操作部の外観を示す図、第13図は本体
と遠隔スイツチおよび充交用アダプタとの接続を
示す図である。 M……モータ、SW1……電源スイツチ、SW2
…位置検知スイツチ、Tr1……スイツチング素
子、VR……可変抵抗、101……電池、102
……充交用アダプタ、103……電源端子部、1
04……定電圧回路、105……動作表示回路、
106……モータ駆動回路、107……ゲート回
路、108……間欠駆動回路、109……リモコ
ン制御回路、110……遠隔スイツチ、111…
…モータロツク保護回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回動自在な投球アームをモータにて回転駆動
    してボールを投げ出すように構成した打撃練習機
    において、遠隔スイツチを打撃練習機本体に接続
    分離自在に備え、前記遠隔スイツチの接続を検知
    する検知手段を設けて、この検知手段が遠隔スイ
    ツチの接続を検知した際に前記モータへの通電を
    遮断して待機状態とし、前記遠隔スイツチの操作
    により前記モータへの通電、遮断を遠隔制御でき
    るように構成したことを特徴とする打撃練習機。 2 遠隔スイツチの接続時は、投球アームを投球
    完了位置で停止せしめてなる特許請求の範囲第1
    項記載の打撃練習機。
JP23834285A 1985-10-23 1985-10-23 打撃練習機 Granted JPS6297575A (ja)

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JP23834285A JPS6297575A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 打撃練習機

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JPS6297575A JPS6297575A (ja) 1987-05-07
JPH0430315B2 true JPH0430315B2 (ja) 1992-05-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54299U (ja) * 1977-06-03 1979-01-05
JPS56143183A (en) * 1980-04-04 1981-11-07 Sony Corp Hitting device for ball

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54299U (ja) * 1977-06-03 1979-01-05
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