JPH0430269Y2 - - Google Patents

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JPH0430269Y2
JPH0430269Y2 JP1986052860U JP5286086U JPH0430269Y2 JP H0430269 Y2 JPH0430269 Y2 JP H0430269Y2 JP 1986052860 U JP1986052860 U JP 1986052860U JP 5286086 U JP5286086 U JP 5286086U JP H0430269 Y2 JPH0430269 Y2 JP H0430269Y2
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stairs
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、階段からの滑落を防止するために階
段の蹴上部と踏面部との衝合隅角部に装着される
階段用すべり止めに関し、特に階段に固定される
基材上にすべり止め材を着脱可能に装着するよう
に構成された階段用すべり止めの改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
階段の蹴上部と踏面部との衝合隅角部に固着し
た基材上にすべり止め材を着脱可能に装着するよ
うにした階段用すべり止めとしては、第2図に示
すように、該すべり止め材1と基材2とを強固に
結合するためにすべり止め材1を硬質支持材3と
軟質材4とから構成し、この硬質支持材3の弾性
係止突片5を基材2に形成した係合凹所6内に係
合するようにしたものが提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように構成される階段用すべり止めにおい
ては、硬質支持材3の前端部に位置する弾性係止
突片5は、弾性変形を伴つて基材2の係合前縁片
7を乗り越えた後係合凹所6内に係合するように
されているので、該係合凹所6には弾性係止突片
5の逃げ場8が必要となるが、この逃げ場8は、
すべり止め材1の弾性係止突片5が係合凹所6内
に係合した後では、双方のガタの原因となつた
り、あるいはすべり止め材1が基材2に装着され
た状態において、前端側からの弾性係止突片5へ
の衝撃や押圧によつて弾発的な係合が解除され、
弾性係止突片5が係合凹所6内の逃げ場8に移動
して離脱する等の悪影響をおよぼすものであつ
た。
本考案は、以上のような事情に対処してなされ
たものであつて、基材上にすべり止め材をとく
に、前端側にかかる押圧や衝撃による弾性係止突
片の変形に伴う移動を係合突部の当接で防止して
確実に装着することのできる階段用すべり止めを
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的は、階段Aの蹴上部Bと路面
部Cとの衝合隅角部に固定される基材2上に、断
面略L字状の硬質支持材3に軟質材4を一体的に
積層して形成したすべり止め材1を着脱可能に装
着してなる階段用すべり止めにおいて、上記基材
2の先端側に形成される垂下部9の下端には、係
合前縁片7をやや斜め上方に突設して上記垂下部
9とにより上向きの係合凹所6を形成するととも
に、上記係合前縁片7の上端には内向きの係合爪
部7aを、かつ下端寄りの内側壁には内向きの係
合突部7bを形成し、上記すべり止め材1の硬質
支持材3の前端部には弾性変形されて上記係合凹
所6内に収納される弾性係止突片5の上端に、上
記係合爪部7aと弾発的に係合される係止舌部5
aを形成して、装着時弾性係止突片5の変形に伴
う係止舌部5aの移動を係合突部7bの当接で防
止して抜け止めされることを特徴とする階段用す
べり止めを提供することにより達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図は、コンクリートあるいはモルタル等の
階段Aに本考案による階段用すべり止めを固定し
た状態を示す断面図であり、階段Aの蹴上部Bと
踏面部Cとの衝合隅角部に固定された基材2上に
すべり止め材1を着脱可能に装着して構成されて
いる。
すべり止め材1は、基材2への固定を確実なも
のとし、かつ所望のすべり止め効果および緩衝効
果を発揮させることができるように、黄銅、アル
ミニウムあるいは硬質の合成樹脂材等からなる断
面略L字状の硬質支持材3の上面に、軟質の合成
樹脂等の軟質材4を一体的に積層して形成されて
おり、所要の柔軟性を付与するために、硬質支持
材3と軟質材4との界面、および軟質材4の内部
には空〓10が形成されるとともに、硬質支持材
3の前端部には係止舌部5aを下端に有する弾性
係止突片5が垂下され、また、後端部には支持材
3に延長される係止縁11が突出されている。
一方基材2は、階段Aの蹴上部Bに対応する垂
下部9と、階段Aの路面部Cに対応する水平部1
2とを有して断面略L字状に形成され、適宜手段
により階段Aに固定されている。
この基材2は、例えば、黄銅あるいは硬質の合
成樹脂等のような硬質材により形成され、水平部
12の後端部に上記すべり止め材1の係止縁11
が係合する横向き係合凹部13が形成されるとと
もに、垂下部9の前方には、すべり止め材1の弾
性係止突片5を収納する上向きの係合凹所6が形
成されている。
この係合凹所6は、垂下部9の下端から上方に
向けて係合前端片7を突設することにより上記垂
下部9と協働して形成され、この係合前縁片7の
上端部に内方に向けて係合爪部7aを、また、そ
の下方寄りの内側壁には係合突部7bを突出形成
して、この係合爪部7aと弾性係止突片5の係止
舌部5aとによつて強固に係止するとともに弾性
係止突片5への前端側からの衝撃や押圧による変
形に伴つて係止舌部5aが係合爪部7aからの解
除を係合突部7bの当接によつて防止して、該す
べり止め材1の離脱を防止できるようになつてい
る。
このように構成される本考案の階段用すべり止
めを階段Aに固定するには、まず、基材2をアン
カーボルト等により階段Aに固定した後、すべり
止め材1の後端に形成される係止縁11を基材2
の横向き係合凹部13の端縁に突き当て、次いで
すべり止め材1をこの突き当て部位を回動中心と
して下方に回動させると上記係止縁11が係合凹
部13に嵌合しつつすべり止め材1が下方に回動
し、すべり止め材1の弾性係止突片5の下端と基
材2の係合爪部7aの上端とが当接する。この
後、更にすべり止め材1を下方に押し下げて、弾
性係止突片5を、その弾性変形を利用して係合凹
所6に収納し、該係止舌部5aと係合爪部7aと
が相互に係合した状態となり、すべり止め材1が
基材2上に固定されることとなる。
14は、基材2を構成する垂下部9と水平部1
2との隅角部に形成される略円形状膨出部で、す
べり止め材1の先端部に形成される弾性係止突片
5が、基材2の係合凹所6に収納され、係止舌部
5aと係合爪部7aとが相互に係合された状態に
おいて、基材2とすべり止め材1との〓間の発生
をなくし、弾性係止突片5の変形を押えている。
なお、15は基材2の水平部12の略中央部に
突設される凸部で、該凸部15に対応するすべり
止め材1の部位に形成される凹部16に嵌合し
て、すべり止め材1の前方側への移動が阻止され
ている。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案による
階段用すべり止めによれば、すべり止め材に形成
した弾性係止突片を基材の係合凹所に弾性変形さ
せて収納し、その係止舌部を係合爪部に係合させ
るとともに、係合爪部の下面側、すなわち係合前
縁片の下端寄りの内側壁に内向きの係合突起を突
出することによつて、すべり止め材の前端側から
の押圧や衝撃による弾性係止突片の変形に伴う移
動が係合突部に当接することで防止され、係止舌
部と係合爪部との相互の係合を維持してすべり止
め材の基材からの脱抜を確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による階段用すべり止めを設置
した状態を示す断面図、第2図は従来例を示す断
面図である。 1……すべり止め材、2……基材、3……硬質
支持材、4……軟質材、5……弾性係止突片、5
a……係止舌部、6……係止凹所、7……係合前
縁片、7a……係合爪部、7b……係合突部、9
……垂下部、A……階段、B……蹴上部、C……
踏面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 階段の蹴上部と路面部との衝合隅角部に固定さ
    れる基材上に、断面略L字状の硬質支持材に軟質
    材を一体的に積層して形成されるすべり止め材を
    着脱可能に装着してなる階段用すべり止めにおい
    て、 上記基材の先端側に形成される垂下部の下端に
    は、係合前縁片をやや斜め上方に突設して上記垂
    下部とにより上向きの係合凹所を形成するととも
    に、上記係合前縁片の上端には内向きの係合爪部
    を、かつ下端寄りの内側壁には内向きの係合突部
    を形成し、上記すべり止め材の硬質支持材の前端
    部には弾性変形されて上記係合凹所内に収納され
    る弾性係止突片の上端に、上記係合爪部に弾発的
    に係合される係止舌部を形成して、装着時弾性係
    止突片の変形に伴う係止舌部の移動を係合突部の
    当接で防止して抜止めされることを特徴とする階
    段用すべり止め。
JP1986052860U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0430269Y2 (ja)

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JP1986052860U JPH0430269Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62175134U JPS62175134U (ja) 1987-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5893124U (ja) * 1981-12-18 1983-06-24 株式会社ナカ技術研究所 建物用すべり止め

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JPS62175134U (ja) 1987-11-07

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