JPH04301391A - 耐湿性elランプ - Google Patents

耐湿性elランプ

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JPH04301391A
JPH04301391A JP3065168A JP6516891A JPH04301391A JP H04301391 A JPH04301391 A JP H04301391A JP 3065168 A JP3065168 A JP 3065168A JP 6516891 A JP6516891 A JP 6516891A JP H04301391 A JPH04301391 A JP H04301391A
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JP
Japan
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layer
moisture
film
ethylene
lamp
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JP3065168A
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English (en)
Inventor
Hideyo Fujii
秀世 藤井
Noboru Yamaguchi
登 山口
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機分散型エレクトロ
ルミネッセンス(以下ELと称する)ランプに関する。 詳しくは、耐水性フイルムとしてポリクロロトリフルオ
ロエチレン(PCTFE)フイルムを使用しないで、無
機耐水性物質で被覆処理した蛍光体を用い、特定物質よ
りなる複層フイルムでEL素子を被包しELランプを構
成することによりPCTFEを用いたと同様の優れた耐
湿性を有する安価で長寿命のELランプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、表示機器のバックライトや自動車
用内外装パネルライトとして広面積に均一な輝度が得ら
れること、軽量であること等の特徴より銅及び/または
銀付活硫化亜鉛、銅及びマンガン付活硫化亜鉛や銅付活
硫セレン化亜鉛等、主として硫化亜鉛を含有する硫化亜
鉛系螢光体を用いたELランプが賞用されている。
【0003】螢光体は、湿度に弱く外部より浸入する水
分により、急激に輝度が低下するとの不都合を有する。 それ故、従来使用されているELランプは、背面電極上
に絶縁層、高誘電性有機バインダーと螢光体の混合物か
らなる発光層、及び透明電極層を配設して各電極層に通
電用端子を接続し、EL素子を構成し、これに水分の侵
入を防止すべくEL素子上にナイロン等の吸湿フイルム
を配設し、さらにこの上よりEL素子全体を覆うように
PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)フイル
ム等の防湿層で被包して使用されている。このものは半
減寿命(40℃、98%RH雰囲気下、115V・40
0Hz駆動し連続点灯により初期輝度が半分の輝度にな
るまでの時間)が500時間以上、通常600時間程度
であり、完璧ではないが実用に供し得る範囲とされてい
る。
【0004】このPCTFEフイルムは通常の透明性汎
用樹脂フイルムに比較し、40℃−98%RHの高温高
湿下での透湿度が通常 0.1 g /m 2 ・24
 hr 以下(250 μm) と極めて低く防湿能に
優れるものの、価格が極めて高いため製品としてのEL
ランプの価格を高騰する要因となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明者等は防湿材として高価なPCTFEフイルムを用
いることなく、安価で実用に供しえる耐湿性に優れたE
Lランプの開発を目的とし鋭意検討した結果、従来、個
々には公知の物質を組み合わせ複層し用いる場合には、
PCTFEフイルムを用いなくとも十分実用に供し得る
耐湿性に優れたELランプが提供できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、背面電
極上に絶縁層、発光層、透明電極層を積層してなるEL
ランプにおいて、発光層に使用する蛍光体として無機耐
水性物質で被覆した蛍光体を用い、かつ透明電極層より
上面に(a)吸水性物質よりなる層、(b)50重量%
以上のエチレン、3〜50重量%のα,β−オレフイン
性不飽和カルボン酸及び/またはその塩、及び0〜40
重量%のビニル基含有化合物を共重合させてなるエチレ
ン共重合体からなる層および(c)透明性汎用樹脂フイ
ルムよりなる層を配設したことを特徴とする耐湿性EL
ランプを提供するにある。
【0007】更には、背面電極上に絶縁層、発光層、透
明電極層を積層してなるELランプにおいて、発光層に
使用する蛍光体として無機耐水性物質で被覆した蛍光体
を用い、かつ透明電極層より上面に(a)吸水性物質よ
りなる層、(b)50重量%以上のエチレン、3〜50
重量%のα,β−オレフイン性不飽和カルボン酸及び/
またはその塩、及び0〜40重量%のビニル基含有化合
物を共重合させてなるエチレン共重合体からなる層、(
c)エチレン−α,β−オレフイン性不飽和カルボン酸
エステル共重合体よりなる接着剤層、および(d)透明
性汎用樹脂フイルムよりなる層を配設したことを特徴と
する耐湿性ELランプを提供するにある。
【0008】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明に適用するエチレン共重合体は、50重量%のエチレ
ン、3〜50重量%のα,β−オレフイン性不飽和カル
ボン酸またはその塩、及び0〜40重量%のビニル基含
有化合物を共重合体させてなるエチレン共重合体であり
、該共重合体からは、接着性、耐水性、耐溶剤性、塗膜
性、柔軟性に優れた塗膜やフイルムが得られる。
【0009】これら共重合体ならびにその製法は特開昭
48−32984号により開示されているが、上記原料
のうちα,β−オレフイン性不飽和カルボン酸としては
、不飽和直鎖または環状鎖を有するモノカルボン酸およ
びジカルボン酸、例えばアクリル酸、メタアクリル酸、
クロトン酸、イタコン酸、クエン酸、マレイン酸、フマ
ール酸などがあり、これらは単独または混合して使用す
ることができる。
【0010】ビニル基含有化合物としてはビニルエステ
ル例えばビニルホルメート、ビニルアセテート、ビニル
クロロアセテート、ビニルグリコレート、ビニルシアノ
アセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート
など、炭素数1個〜12個のアルコールとアクリル酸,
メタアクリル酸,イタコン酸,クエン酸,クロトン酸,
マレイン酸及びフマール酸とのエステル、及びビニルク
ロライド、ビニリデンクロライド、アクリルアミド、ア
クリロニトリルなどが挙げられ、これらは単独または混
合して使用することができる。
【0011】上記原料は通常第三級ブチルアルコール,
メタノール,イソプロパノール等の脂肪族アルコール類
、アセトン等のケトン類、酢酸エチル,酢酸ブチル等の
エステル類、n−ヘキサン,シクロヘキサン等の飽和炭
化水素類、および水の単独或いは混合物よりなる溶媒中
でγ線,電子線などの電離性放射線照射して重合を開始
させ、重合圧力10気圧〜500気圧、重合温度100
℃以下で行えばよい。
【0012】上記製法により得られた共重合体は通常自
己乳化性エマルジョンの水性液及び/またはアルコール
性液として、これを塗布、乾燥し使用される。該共重合
体を自己乳化性にするには重合体中に含まれるカルボン
酸を塩基性物質によって、化学量論的に30%〜100
%、好ましくは60%〜100%、とくに好ましくは8
0%〜100%中和してやればよい。
【0013】中和に用いる塩基性物質としては、水に溶
解して塩基として作用する、例えばアンモニア及び水酸
化アンモニウム、アンモニウム塩例えば  燐酸塩、酢
酸塩、炭酸塩、重炭酸塩など、及び  有機アミン類ま
たはその誘導体例えばモノー,ジー,トリメチルアミン
,エチルアミン類,イソプロピルアミン類,ブチルアミ
ン類,エタノールアミン類,イソプロパノールアミン類
,ジメチルアミノエタノール,ジエチルアミノエタノー
ル,モノメチルアミノエタノール,モノエチルアミノエ
タノール,ジメチルアミノイソプロパノール,ジエチル
アミノイソプロパノールなどがある。
【0014】このような本発明に適用する上記共重合体
よりなる自己乳化性エマルジョンの水性液としては、住
友精化株式会社より市販されている「商標名;ザイクセ
ン」シリーズが挙げられる。
【0015】また、本発明に用いるエチレン共重合体は
他の化合物と共に水性塗料組成物として用いる事もでき
る。これら水性塗料組成物は具体的には特開昭49−9
4725号に開示されている如く、 (イ)  少なくとも50モル%のエチレンと少なくと
も4モル%のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸及び
/またはそのアンモニウム塩とからなる共重合体を1〜
40重量% (ロ)  1分子中に少なくとも2個のメチロール基を
有するメチロールメラミンを0.5〜50重量%(ハ)
  一般式R−O−R’(式中のRは炭素数1〜5個の
脂肪族炭化水素残基を表わし、R’はH、HCO−、R
CO−、C6 H5 CO−を表わす)で示される化合
物を0〜60重量% (ニ)  アクリル酸塩及びアクリル酸アミドの単独ま
たは混合物を0〜30重量% (ホ)  残部が水、 の上記(イ)〜(ホ)からなる水性塗料用組成物が挙げ
られる。上記水性塗料用組成物より得られた塗膜は、塗
膜硬度、光沢、耐水性、耐蝕性、更には密着性に優れて
いる。
【0016】本発明において使用される前記共重合体は
様々な方法で製造可能であるが、例えばジベンゾイルパ
ーオキシドの如きラジカル開始剤を触媒として150〜
250℃、1000kg/cm2 〜2000kg/c
m2 の範囲でエチレンとα,β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸とを共重合して得られる。
【0017】また、エチレンとα,β−エチレン性不飽
和カルボン酸エステルの共重合体を有機溶剤中アルカリ
にてケン化することによっても得られる。
【0018】本発明で使用するα,β−エチレン性不飽
和カルボン酸のアンモニウム塩を含む共重合体は、上記
の如くして得られたエチレンとα,β−エチレン性不飽
和カルボン酸の共重合体を、該共重合体が安定なエマル
ジョンを形成するに充分な量のアンモニア水及び水の存
在において、少なくとも60℃、好ましくは80℃以上
の温度で製造することができる。
【0019】エチレン−α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸共重合体を安定なエマルジョンに変化させるに充
分なアンモニアの量は、該共重合体の全構成単量体単位
に対し、少なくとも4モル%以上、共重合体中のエチレ
ン単位含有量は、少なくとも50モル%以上である
【0
020】本発明で使用する共重合体を構成するα,β−
エチレン性不飽和カルボン酸としては、炭素原子3〜8
個を有するものが望ましく、その例はアクリル酸,メタ
アクリル酸,エタアクリル酸などのモノカルボン酸、イ
タコン酸,マレイン酸,フマル酸などのジカルボン酸な
どである。
【0021】本発明に用いられる共重合体は必ずしも、
前記2成分からのみなる必要はない。この共重合体のエ
チレン及びα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の各単
位の含有率は少なくともそれぞれ50モル%及び4モル
%であるが、これら2成分の他に共重合可能な単量体を
用いてもよい。この付加的な共重合可能な単量体として
はアクリル酸メチル,アクリル酸エチル,メタアクリル
酸メチルなどのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の
エステル及びギ酸ビニル,酢酸ビニル,プロピオン酸ビ
ニルなどのカルボン酸ビニルエステルがある。
【0022】本発明で使用する水性塗料組成物の構成成
分の中(ロ)のメチロールメラミンは1分子中に少なく
とも2個のメチロール基を有することが必要である。ま
た、メチロール基としてはメトキシ化されたものでも使
用し得る。
【0023】本発明で使用する水性塗料組成物は上記エ
チレン−α,β−エチレン性不飽和カルボン酸及び/ま
たはそのアンモニウム塩から成る共重合体及び、メチロ
ールメラミンを所定量含み、残りは水を加えて任意の方
法で混合することにより得られるが、高速攪拌例えば、
ホモジナイザーのごとき混合槽により混合するのが好ま
しく、便利な方法である。
【0024】上記のようにして調製した水性塗料組成物
に、更に一般式R−O−R’(式中のRは炭素数1〜5
個の脂肪族炭化水素残基を表わし、R’はH、HCO−
、RCO−、C6 H5 CO−を表わす)で示される
化合物を60重量%以下の量、好ましくは5〜50重量
%加えることにより、水性塗料の被塗装体への湿潤性が
著しく改良される。
【0025】ここで一般式R−O−R’で表わされる化
合物の例としてはメタノール,エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、イソブタノール、ter−
ブタノール、sec−ブタノール、イソアミルアルコー
ル、n−アミルアルコール及びn−ブタノール等の脂肪
族炭化水素の一価アルコール類、ギ酸メチル、ギ酸エチ
ル、ギ酸イソプロピル等のギ酸エステル類、酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル類,
安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸イソプロピ
ル等の安息香酸エステル類がある。
【0026】また、上記R−O−R’で示される化合物
の添加の有無にかかわらず、上記で規定する水性塗料組
成物に、アクリル酸アンモニウム及びアクリル酸アミド
の単独または混合物を30重量%以下の量、好ましくは
5〜20重量%加えることにより、塗膜の硬度、光沢、
耐水性ならびに耐蝕性に加えてさらに塗膜の被塗装体へ
の密着性が著しく向上する。
【0027】このような本発明に適用するエチレン共重
合体を含有する水性塗料用組成物としては、住友精化株
式会社より市販されている「商標名;ザイクセン」シリ
ーズが挙げられる。
【0028】これらエチレン共重合体及び該エチレン共
重合体を含有する水性塗料用組成物は透明電極の上に、
波長領域400nm〜760nmでの全光線透過率85
%以上の透明性汎用フイルムと併用される。併用方法と
しては透明性汎用フイルム上或いは該フイルム下面に上
記エチレン共重合体或いは該エチレン共重合体よりなる
水性塗料用組成物を塗布し複合層として使用するか、或
いは上記エチレン共重合体或いはその水性塗料用組成物
により予め形成したフイルムを透明性汎用フイルムと積
層し使用するのが一般的であるが、発光層と透明電極間
、透明電極と吸水性樹脂フイルム及び/または透明性汎
用フイルム間、更には透明性汎用フイルムと透明性汎用
フイルム間にフイルムとして、或いは接着剤として層を
形成するように使用すればよく、発光層の上面に該共重
合体或いは水性塗料用組成物が層を形成していればよい
。それらエチレン共重合体或いはその水性塗料用組成物
よりなる層は単層、複層のいずれであってもよい。
【0029】エチレン共重合体或いはその水性塗料用組
成物よりなる層と透明性汎用フイルムとのより強固な接
着強度を付与する目的で従来公知の接着剤を使用するこ
ともできる。適用される接着剤は特に制限されないが、
透明性汎用樹脂フイルムとしてポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト等のフイルムを使用する場合には、接着剤としてエチ
レン−α,β不飽和カルボン酸エステル系共重合体が挙
げられる。
【0030】具体的にはエチレン約50重量%以上、α
,β不飽和カルボン酸エステル約0.01重量%〜約5
0重量%よりなるエチレン−α,β不飽和カルボン酸エ
ステル系共重合体であり、より具体的にはエチレン約7
0重量%〜約95重量%およびα,β不飽和カルボン酸
エステル約5重量%〜約30重量%よりなる共重合体、
  エチレン約65重量%〜約95重量%、α,β不飽
和カルボン酸エステル約5重量%〜約35重量%および
無水マレイン酸約0.5重量%〜約5重量%よりなる共
重合体、  エチレン約70重量%〜約99重量%およ
びα,β不飽和カルボン酸グリシジルエステル約0.0
1重量%〜約30重量%、カルボン酸ビニルエステルま
たはα,β不飽和カルボン酸アルキルエステル約1重量
%〜約20重量%よりなる共重合体等が使用される。
【0031】また必要に応じて上記共重合体或いは水性
塗料用組成物の層を発光層とは反対側の背面電極の上面
にも配設してもよい。
【0032】該接着樹脂に使用されるα,β不飽和カル
ボン酸エステルは、炭素数が3〜8個のα,β不飽和カ
ルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のアルキ
ルエステルであって、具体例としてはアクリル酸メチル
、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリ
ル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸te
r−ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸ter−
ブチル、メタクリル酸イソブチル等であり、α,β不飽
和カルボン酸グリシジルエステルとしてはグリシジルア
クリレート、グリシジルメタアクリレート、イタコン酸
グリシジルエステル等、またカルボン酸ビニルエステル
としてはギ酸ビニル、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニ
ル等である。
【0033】本発明に用いる透明性汎用フイルムは波長
領域400nm〜760nmでの全光線透過率85%以
上であり、透湿度が1 g /m 2 ・24 hr 
以下(250 μm ) 以下であればよく、このよう
なフイルムとしては既にこの分野で使用されているポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリビニルアルコール、ポリアミド、セルロース
アセテート、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニル、ポ
リ弗化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリアセタール
、ポリメタクリル酸メチルおよびポリエチレンテレフタ
レートより選ばれる少なくとも1種が使用される。
【0034】ELランプとしての可撓性を損なわない範
囲において該透明性汎用フイルムの使用膜厚は任意であ
るが、通常ELランプの製品厚は約1mm以下であるの
で共重合体或いは水性塗料用組成物と合わせて 0.5
  mm 以内、好ましくは 0.3 mm 以内の範
囲で行えばよい。
【0035】本発明のELランプは背面電極上に絶縁層
、発光層及び透明電極を積層してEL素子を構成し、こ
れに耐水性を有する上記エチレン共重合体或いはこれを
含有する水性塗料用組成物よりなる層および透明性汎用
フイルムで被包し周縁部を圧着封止することにより構成
されるが、耐湿性を向上せしめる目的から透明電極層の
上面に吸水性物質よりなる層を配設する。
【0036】吸水性物質よりなる層とはシリカゲル、モ
レキュラシーブ、或いはこれを樹脂中に分散含有してな
るフイルム、ナイロン、高吸水性樹脂等が挙げられるが
、捕水能力や吸水時の発熱がない点、さらには長期使用
におけるフイルムの変色による輝度障害がない等の点か
ら高吸水性樹脂の使用が推奨される。
【0037】高吸水性樹脂としては特に制限されるもの
ではないが、市販のビニルアルコールとアクリル酸の共
重合体、ポリエチレンオキサイド系重合体或いはアクリ
ル酸ソーダの共重合体、デンプン−アクリル酸共重合体
、デンプン−アクリロニトリル共重合体、イソブチレン
−マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−不飽和ジカルボン
酸共重合体が使用される。
【0038】これら高吸水性樹脂は単独でフイルムを形
成することもできるし、高吸水性樹脂をトルエン等の有
機溶媒で溶解させたものをスクリーン印刷等により直接
ポリエステルやナイロンフイルム上に塗布し乾燥したも
のを使用してもよいし、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
、エチレン−マレイン酸共重合体、ポリプロピレン、ナ
イロン、ポリエステル等の汎用樹脂中に高吸水性樹脂粉
末を分散しフイルム化してもよく、勿論粉末の層として
用いてもよい。
【0039】吸水性物質よりなる層の厚みは特に制限さ
れるものではないが、薄すぎるとピンホールや破れなど
の欠陥が生じて十分な吸湿効果が期待できず、また強度
も弱く作業性の点からも好ましくない、他方あまり厚い
場合には可撓性が低下する等の不都合を生じるので、通
常約3μm〜約200μm、好ましくは約10μm〜約
150μmの範囲で使用される。
【0040】本発明のELランプは通常アルミニウムの
ような導電性の良好な金属薄板よりなる背面電極上にチ
タン酸バリウムのような強誘電体粉末を有機バインダー
に分散させてスラリー状にし、これをスクリーン印刷等
の方法で塗布して絶縁層を設け、絶縁層上にシアノエチ
ルセルロースのような有機バインダーに硫化亜鉛を主成
分とする蛍光体粉末を分散させたものを塗布することに
より発光層を設け、さらに発光層上にポリエステルフイ
ルムのような透明フイルム上にインジウム・錫酸化物(
ITO)を蒸着もしくはスパッタリングによって被着し
たものを積層、或いはITOを有機バインダーに分散さ
せたものを塗布したものを積層して透明電極層を配設し
EL素子を構成している。しかして、本発明は該EL素
子を上記共重合体或いは水性塗料用組成物により被包す
るものであるがより耐湿性を向上せしめる方法として上
記発光層を構成する蛍光体として耐水性無機物質で被覆
処理した蛍光体の使用が推奨される。
【0041】かかる耐水性無機物質としてリン酸塩が挙
げられる。これら燐酸塩としてはマグネシウム、カルシ
ウム、ストロンチウム及びバリウムから選ばれた少なく
とも1種の金属よりなるリン酸塩、就中マグネシウム及
びカルシウム金属よりなる燐酸塩が挙げられ、これらは
使用する蛍光体の粒径、粒度分布等により一義的ではな
いが、通常蛍光体の平均粒子径が約3μm〜約60μm
の範囲であれば約 0.005μm〜約1μmの被覆厚
みで実施すればよい。これらリン酸塩の蛍光体への具体
的な被覆方法は特開平1−315485号公報に記載の
方法を用いればよい。
【0042】またリン酸塩以外の耐水性無機物質として
は酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化チタン,酸化ジル
コニウム,酸化イットリウム,および酸化亜鉛等の金属
酸化物の少なくとも1種、珪酸マグネシウム,珪酸カル
シウム,珪酸ストロンチウム及び珪酸バリウム等の珪酸
アルカリ土類塩の少なくとも1種、ポリ燐酸,ポリ塩化
アルミニウム,ポリ酸化珪素,ポリ酸化チタン等の無機
ポリマーの少なくとも1種、チタン酸マグネシウム,チ
タン酸カルシウム,チタン酸バリウム,チタン酸鉛、チ
タン酸バリウムストロンチウム,ジルコニウムチタン酸
鉛及びランタニウムジルコニウムチタン酸鉛等のチタン
酸塩の少なくとも1種が挙げられる。被覆厚みは上記燐
酸塩と同一範囲であればよい。
【0043】上記耐水性無機物質での被覆蛍光体はさら
に耐湿性を向上せしめる目的でプラズマ処理等により急
速加熱し該被覆物質の少なくとも表面を溶融後固化し使
用することもできる。これら処理方法の詳細は特願平2
−304650号を参考とすればよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のELランプ
は、従来防湿用フイルムとして公知のPCTFEフイル
ムに代え、蛍光体として耐水性無機物質で被覆した蛍光
体を用い、吸水性物質よりなる層と特定のエチレン共重
合体及び該エチレン共重合体を含有する水性塗料用組成
物よりなる層並びに透明性汎用樹脂フイルムを併用する
ことによりPCTFEフイルムを用いたと同様の耐水性
を発揮する。
【0045】また本発明において用いる透明性汎用樹脂
フイルムは波長領域400nm〜760nmでの全光線
透過率は85%以上のものが一般的であり、また上述し
た特定のエチレン共重合体及び該エチレン共重合体を含
有する水性塗料用組成物や高吸水性樹脂フイルムも透明
度が高いので、ELランプ構成後の発光層から最上面の
フイルムまでの上記波長領域における全光線透過率を8
5%以上にすることが可能であり、従来耐湿性ELラン
プとして最も一般的な吸湿性フイルムとしてナイロンフ
イルムを用い、防湿フイルムとしてPCTFEフイルム
を使用したELランプに比較し初期輝度が高いのは勿論
のこと、経時的輝度低下も少ない等の長所を有する。
【0046】従って、従来のELランプに比べて廉価に
もかかわらずPCTFEフイルムを用いたと同様、或い
はそれ以上の耐水性効果を発揮するので、長寿命ELラ
ンプとして、例えばCPUディスプレイ用バックライト
は勿論、産業機器用パネルライト、航空機用パネルライ
ト、自動車用内外装パネルライト、船舶用パネルライト
、雪上車または電車用パネルライト、屋内外防災表示板
用、或いは装飾用パネルライト等各種パネルライト、照
明玩具、常夜灯、ムードランプ灯の日用雑貨としてのあ
らゆる用途に適用可能であり、その工業的価値は頗る大
である。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、該実施例は本発明の一実施態様を説明するもの
であり、これにより何ら制限を受けるものではない。
【0048】尚実施例、比較例において用いた可視光積
算透過率試験、防湿接着フィルムの透湿度試験及び高温
高湿寿命試験の耐湿性試験結果は以下の方法により行っ
た。
【0049】可視光積算透過率試験:EL素子の発光層
上に構成された全積層フィルムの分光透過率を、日立3
30型分光光度計50φ積分球受光により測定し、可視
光線領域(波長400nm〜760nm)の透過分率を
積算して第1表に示した。
【0050】耐湿性試験:ELランプを温度40℃、湿
度95〜98%RHの恒温恒湿槽内において、115V
・400Hzで駆動、連続点灯して試験し、24時間後
の吸湿量を透湿度〔g/m2 ・24Hr〕として示し
、初期輝度に対し半減輝度迄低下した点灯時間を半減寿
命〔hr〕とし、又これらの初期輝度は比較例1を10
0とした比率〔%〕で、各々表1に示した。
【0051】実施例1(蛍光体へのリン酸塩被覆)1リ
ットルのセパラブルフラスコ内に脱イオン水200ml
と市販硫化亜鉛系EL蛍光体100g(平均粒径30μ
mφ)を添加し、これを50〜60℃に加熱しパドル攪
拌翼で攪拌維持した蛍光体分散スラリー中に、りん酸三
アンモニウム水溶液(りん酸三アンモニウム3水塩1.
42gを脱イオン水に溶解して100mlとした水溶液
)と金属塩水溶液(塩化マグネシウム6水塩1.06g
と塩化カルシウム2水塩0.77gを脱イオン水に溶解
して100mlとした水溶液)を添加速度0.83ml
/分で、スラリー中のpHが6〜8の範囲になるよう調
整(水酸化ナトリウム水溶液を添加)しつつ2時間で添
加し、次いでスラリー温度を約90℃〜約100℃に加
熱して、攪拌継続下1時間保持した後、室温まで冷却し
た。
【0052】得られたりん酸塩被覆EL蛍光体を固液分
離後、脱イオン水で洗浄し、温度130℃で1時間乾燥
し解砕した後、更に電気炉にて温度150℃1時間、更
に250℃1時間焼成してりん酸マグネシウムカルシウ
ム被覆(蛍光体100重量部に対し0.9重量部被覆)
EL蛍光体を得た。
【0053】(防湿性フイルムの製作)厚み60μmの
透明ポリプロピレンフィルム(商標名;二軸延伸OPP
/住友化学工業株式会社製)に厚み50μmのエチレン
ーメタアクリル酸メチル共重合体系化合物よりなる接着
性フィルム(商標名;アクリフトWH302/住友化学
工業株式会社製)を積層したものを二層重ねて積層し、
さらにこの上部にエチレン共重合体よりなる水性塗料(
商標名;ザイクセンA−C/住友精化株式会社製)をバ
ーコーター法により塗工し、100℃40分間乾燥して
該厚みを50μmの塗膜となし、ポリプロ−アクリフト
−ポリプロ−アクリフト−ザイクセンの五層から成る防
湿フィルムを得た。
【0054】(ELパネルの製作)背面電極としてのア
ルミニウム薄板上にBaTiO3 と高誘電率セルロー
ス系樹脂組成物よりなる絶縁層を形成し、その上に高誘
電率セルロース系樹脂(誘電率28)15部、ジメチル
ホルムアミド45部と上記方法で得たりん酸マグネシウ
ムカルシウム被覆蛍光体40部を混合し、ドクターブレ
ード法により塗工した後、温度130℃で10分間加熱
乾燥し、厚み50μmの蛍光体層を形成し、その上にI
TO透明電極を構成し、各々の電極にリードを取り付け
てEL素子とした。
【0055】次に厚み60μmの高吸水性樹脂フィルム
(商標名:スミカゲル/住友化学工業株式会社製)でE
L素子を背面電極下部と透明電極上部より挟む如く配設
し、吸水性物質よりなる層を構成し、更に前記方法で得
たポリプロ−アクリフト−ザイクセンよりなる防湿性フ
イルムでEL素子全体を被包し周端部を加熱圧着するこ
とによりELランプを製作した。
【0056】以上の如くして得られたELランプの耐湿
性試験を行った。その結果を第1表に示す。又、別に発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0057】実施例2 防湿性フイルムとして、厚み300μmの透明ポリプロ
ピレンフィルム(PTP1−3#300/東レ株式会社
製)に、厚み50μmのエチレンーアクリル酸エチル−
無水マレイン酸共重合体系化合物の接着性フィルム(商
標名:ボンダインTX8030/住友化学工業株式会社
製)を積層し、更に、エチレン共重合体よりなるアルコ
ール性塗料(商標名;ザイクセンA−TH/住友精化株
式会社製)をバーコーター法により塗工し、100℃4
0分間乾燥して該厚み20μmの塗膜となしたポリプロ
−ボンダイン−ザイクセンの三層から成る防湿フィルム
を用いた他は実施例1と同様にしてELランプを製作し
た。
【0058】得られたELランプの耐湿性試験並びに発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0059】比較例1 実施例1の方法において蛍光体として市販蛍光体をその
まま使用し、また吸湿性フイルムを高吸水性樹脂より市
販のナイロンフイルム(商標名;ダイアミドZS105
/ダイセル化学工業株式会社製;厚み110μm)、防
湿性フイルムを市販の弗素樹脂フィルムPCTFE(商
標名;ニトフロン#4810/日東電工株式会社製;厚
み250μm)に代えた他は全く同様にしてELランプ
を製作した。
【0060】得られたELランプの耐湿性試験並びに発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0061】実施例3 防湿性フイルムとして、厚み250μmの透明ポリプロ
ピレンフィルム(商標名;PTP1−3#250/東レ
株式会社製)に、厚み50μmのエチレンーアクリル酸
エチル共重合体系化合物の接着性フィルム(商標名;ア
クリフトWH302/住友化学工業株式会社製)を積層
し、更にエチレン共重合体よりなるアルコール性塗料(
商標名;ザイクセンA−C/住友精化株式会社製)をバ
ーコ−ター法により塗工し、100℃40分間乾燥して
該厚み20μmの塗膜となしたポリプロ−アクリフト−
ザイクセンの三層から成る防湿フィルムを用いた他は実
施例1と同様にしてELランプを製作した。
【0062】得られたELランプの耐湿性試験並びに発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0063】実施例4 防湿性フイルムとして、厚み300μmの透明ポリカー
ボネートフィルム(商標名;カリバー300−6ウォ−
タ−ホワイト/住友ノーガタック株式会社製)に、厚み
50μmのエチレンーメタクリル酸グリシジル−酢酸ビ
ニル共重合体系化合物の接着性フィルム(商標名;ボン
ドファ−スト7B/住友化学工業株式会社製)を積層し
、更にエチレン共重合体よりなるアルコール性塗料(商
標名;ザイクセンA−TH/住友精化株式会社製)をバ
ーコーター法により塗工し、100℃40分間乾燥して
該厚み20μmの塗膜となしたポリカーボネート−ボン
ドファスト−ザイクセンの三層から成る防湿フィルムを
用いた他は実施例1と同様にしてELランプを製作した
【0064】得られたELランプの耐湿性試験並びに発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0065】実施例5 防湿性フイルムとして、厚み250μmの透明ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(商標名;PET−HW/
帝人株式会社製)に、厚み50μmのエチレンーアクリ
ル酸エチル−無水マレイン酸共重合体系化合物の接着性
フィルム(商標名;ボンダインTX8030/住友化学
工業株式会社製)を積層し、更に、エチレン共重合体よ
りなる水性塗料(商標名;ザイクセンA−TH/住友精
化株式会社製)をバーコーター法により塗工し、100
℃40分間乾燥して該厚み20μmの塗膜となしたポリ
エチレンテレフタレート−ボンダイン−ザイクセンの三
層から成る防湿フィルムを用いた他は実施例1と同様に
してELランプを製作した。
【0066】得られたELランプの耐湿性試験並びに発
光面上に配設された吸湿性物質よりなる層及び防湿フィ
ルムとの積層フィルムの可視光線透過率を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0067】比較例2〜6 実施例1において、リン酸塩被覆蛍光体に代えて市販の
蛍光体をそのまま使用した他は実施例1と同様にしてE
Lランプを製作した。(比較例2)又、実施例1におい
て、リン酸塩被覆蛍光体に代えて市販の蛍光体をそのま
ま使用し、かつ高吸水性樹脂フイルム層を配設しない他
は実施例1と同様にしてELランプを製作した。(比較
例3)
【0068】さらに実施例1及び2において用いた防湿
フイルムに代えて、ザイクセンを使用していない4層或
いは2層フイルムを用いた他は実施例1及び2と同様に
してELランプを製作した。(比較例4〜5)
【006
9】また実施例2において用いた防湿フイルムに代えて
、ザイクセンを使用せず、厚み300μmの透明ポリプ
ロピレンフィルム(商標名;PTP1−3#300/東
レ株式会社製)に厚み70μmのボンダインTX803
0を積層して用いた他は実施例2と同様にしてELラン
プを製作した。(比較例6)
【0070】得られたELランプの耐湿性試験を行った
。その結果を表1に示す。
【0071】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  背面電極上に絶縁層、発光層、透明電
    極層を積層してなるELランプにおいて、発光層に使用
    する蛍光体として無機耐水性物質で被覆した蛍光体を用
    い、かつ透明電極層より上面に(a)吸水性物質よりな
    る層、(b)50重量%以上のエチレン、3〜50重量
    %のα,β−オレフイン性不飽和カルボン酸及び/また
    はその塩、及び0〜40重量%のビニル基含有化合物を
    共重合させてなるエチレン共重合体からなる層および(
    c)透明性汎用樹脂フイルムよりなる層を配設したこと
    を特徴とする耐湿性ELランプ。
  2. 【請求項2】  透明性汎用樹脂フイルムがポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
    ポリカーボネート、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデ
    ン、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリ
    アミド、ポリアセタール、セルロースアセテート及びポ
    リエステルより選ばれた少なくとも1種である請求項1
    記載の耐湿性ELランプ。
  3. 【請求項3】  無機耐水性物質がカルシウム、マグネ
    シウム、バリウムおよびストロンチウムから選ばれた金
    属の少なくとも1種よりなるリン酸塩であることを特徴
    とする請求項1記載の耐湿性ELランプ。
  4. 【請求項4】  吸水性物質が高吸水性樹脂であること
    を特徴とする請求項1記載の耐湿性ELランプ。
  5. 【請求項5】  (b)のエチレン共重合体からなる層
    と透明性汎用樹脂フイルムの間にエチレン−α,β−オ
    レフイン性不飽和カルボン酸エステル共重合体よりなる
    接着剤層を有することを特徴とする請求項1記載の耐湿
    性ELランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005034583A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Jsr Corporation 有機el素子用透明封止材
CN109808195A (zh) * 2019-03-22 2019-05-28 日氟荣高分子材料(上海)有限公司 一种pctfe薄膜、其制备方法及用途

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