JPH04301036A - ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法 - Google Patents

ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法

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Publication number
JPH04301036A
JPH04301036A JP6652591A JP6652591A JPH04301036A JP H04301036 A JPH04301036 A JP H04301036A JP 6652591 A JP6652591 A JP 6652591A JP 6652591 A JP6652591 A JP 6652591A JP H04301036 A JPH04301036 A JP H04301036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
heating
walking beam
time
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6652591A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Naoi
直井 孝之
Hideyuki Nikaido
二階堂 英幸
Tetsuo Shima
志摩 哲郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP6652591A priority Critical patent/JPH04301036A/ja
Publication of JPH04301036A publication Critical patent/JPH04301036A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウォーキングビーム式
加熱炉を用いたスラブ加熱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウォーキングビーム式加熱炉を用
いてスラブを加熱する場合は、在炉時間を基準にして抽
出するときの温度が所定値となるような操業が行われて
おり(たとえば特開昭57−2845号や特開昭59−
 47324号, 特開昭64− 28327号, 特
開平2− 57636号などの公報を参照)、またスラ
ブを炉内から抽出するときはエキストラクタによって抽
出し易いようにするためスラブ幅中央を加熱炉の出側ロ
ーラテーブルのライン芯に合わせることを主眼にスラブ
の最終位置が決められているのが一般的である。
【0003】ところで、このようなウォーキングビーム
式加熱炉の抽出側に設けられる均熱帯の構造は、その側
壁にバーナを設置してスラブの長手方向に火炎を吹き出
すようにしたサイドバーナを用いるのが主流である。と
くに大型の加熱炉ではスラブの長さが10m以上のもの
があることから、サイドバーナの火炎の長さが少なくと
もスラブ長さの半分以上を必要とするいわゆるロングフ
レームタイプが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなロングフレームタイプのサイドバーナを備えた均
熱帯においてスラブは火炎に直接さらされる位置では部
分的に過加熱の恐れがあり、スラブとサイドバーナの位
置関係によってはスラブに偏熱を惹起する欠点があった
。そして、このような幅方向に偏熱のあるスラブを圧延
すると、粗圧延機群においては主にキャンバとなって仕
上圧延機群においてはスタンド間でストリップが急激に
蛇行するいわゆる“絞り”現象が発生し、圧延の安定性
や能率,製品の品質などに悪影響を与えることになる。
【0005】本発明は上記のような課題を解決すべくし
てなされたものであって、スラブの幅方向に非対称なあ
るいは傾斜のある加熱を防止したウォーキングビーム式
加熱炉を用いたスラブ加熱方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウォーキング
ビーム式加熱炉を用いてスラブを間欠送りしながら加熱
する際のスラブ加熱方法であって、加熱炉から抽出する
直前のスラブ位置について、その間欠送り1ピッチ前の
スラブ位置とサイドバーナ位置の関係および該スラブ位
置における炉内での滞留時間をもとに算出した均熱度に
応じて、前記抽出直前スラブの幅方向中央位置とサイド
バーナ位置との関係を決定することを特徴とするウォー
キングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法である。
【0007】
【作  用】以下に、本発明の原理について説明する。 図2はウォーキングビーム式加熱炉の均熱帯内部におけ
るサイドバーナからスラブが受ける熱影響を模式的に示
したものである。均熱帯1においてサイドバーナB1 
,B2, B3 によって形成される熱影響曲線Eは、
それぞれのサイドバーナの位置で同じ最大値EP1, 
EP2, EP3を有し、サイドバーナB1 とB2 
の中間では最小値EB1を有し、またサイドバーナB2
 とB3 の中間では最小値EB2を有する一種の振動
曲線を描くものとなる。
【0008】そしてスキッド2上には幅AなるスラブS
1 ,S2, S3 が間隔Cで配列されて加熱され、
スラブS1 は抽出すべき最終位置すなわち抽出口3か
ら距離Dなる位置に停止しているものとする。そこで、
この状態での2番目のスラブS2 と熱影響曲線Eとの
関係をみると、その抽出側の端部が熱影響曲線Eの最小
値EB1付近に留まっているから幅方向に不均一な影響
を受けていることが一目了然であり、この状態が長く続
くと不均一の度合いがさらに強まることになる。
【0009】一方、抽出口3に最も近いスラブS1 は
この位置ではそれほど大きな不均一な影響を受けること
は認められないが、その前の位置すなわち2番目のスラ
ブS2 の位置にあったときの幅方向の不均一さの履歴
は残ることになる。そこで、このスラブS1 の不均一
さを解消するためには、■スラブS1 の位置で十分な
時間保持するかまたは、■点線で示すS1 ′の位置に
おいて、その1ピッチ前の位置で受けた不均一さと逆の
不均一さを与えるようにして両者を相殺するように加熱
して短時間で抽出する、などの方法が考えられる。しか
し、方法■の場合は保持するのに長時間要することによ
り生産能力を犠牲にせざるを得ないことから、実操業上
では必然的に方法■の採用をすることになる。
【0010】つぎに、この方法■によるスラブの均熱性
について制御の方法を説明する。図3は図2のスラブS
2 の位置を部分的に示したものであり、スラブS2 
の中心点cはサイドバーナB2 からLc の位置で滞
留して熱影響曲線Eの最小値EB1と最大値EP2との
間の影響を受けているものとして、スラブS2 の1/
4 幅ごとに分割してその中央部cを除く他の4点a,
b,d,eの位置における表面温度をTa, Tb ,
 Td , Te とすると、スラブS2 の両端部a
,eでの温度差ΔTE および中間部b,dでの温度差
ΔTQ はそれぞれ式(数1),(数2)によって定義
する。
【0011】     ΔTE =Ta −Te          
     …………………………………(数1)   
 ΔTQ =Tb −Td             
  …………………………………(数2)なお、1/4
 幅位置についてはさらに1/8 とか1/16などの
さらに細かいメッシュにすることは何ら支障はないもの
である。図4はスラブS2 が時間経過とともに均熱性
がどのように崩れていくかその状況を例示したものであ
る。これらの特性曲線から温度差ΔTE およびΔTQ
 は、スラブS2 があるポジションPとこのポジショ
ンPにおける熱影響曲線Eにさらされた時間tとの関数
でそれぞれ表すことができる。
【0012】     ΔTE =f(t,P)          
  …………………………………(数3)    ΔT
Q =g(t,P)            …………
………………………(数4)すなわち、温度差ΔTE 
,ΔTQ はポジションPと時間tによって変化するこ
とになる。なお、これらの関数f,gはサイドバーナの
配置方法やスラブの幅,バーナの燃焼度などによっても
影響を受けるが、ここでは説明の都合上それらの影響因
子を固定しておくことにする。
【0013】ここで、あるポジションP1 に時間t1
 滞留していた場合に、抽出直近のスラブ位置P2 を
求めるために滞留時間t2 を通常の抽出ピッチtC 
であると仮定して求めるのであるが、その求め方は下記
式(数5)によって誤差関数Gを最小とするようなスラ
ブ位置P2 を求めるのである。     G=α{f(t1 ,P1 )−f(tC ,
P2 )}        +(1−α){g(t1 
,P1 )−g(tC ,P2 )}……(数5)ここ
でαは重み係数である。ただし、αは一般にスラブ端部
の影響を重視して0.5 <α<1の範囲とするのがよ
い。
【0014】図5は抽出ピッチtC をある一定値に固
定したときの位置Pに対するf(tC ,P)の関係を
示したものであるが、同様にg(tC ,P)について
も破線で示した。
【0015】これら図4と図5とをもとにして位置Pを
決定する方法について、以下に図6を用いて説明する。 まず、ある時間ti における曲線ΔTE ,ΔTQ 
から点f(ti ,P),g(ti ,P)を求め、そ
れらの点から曲線f(tC ,P),g(tC ,P)
に水平線HL1 , HL2 を引き、その交点f1 
, g1 の位置Pでの軸座標Pf1, Pg1を求め
、それらの間のαと(1−α)となる内分点Pn を求
める。この内分点Pn 位置とスラブ幅中心点cとを一
致させて、スラブの均熱を行うようにするのである。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 図1に示すように、均熱帯1と上部加熱帯4,下部加熱
帯5からなるウォーキングビーム式加熱炉に、材質軟鋼
で幅1500mmのスラブSを1550mmピッチで装
入してウォーキングビーム6で1500mmピッチで移
動させながら加熱し、エキストラクタ7を用いて出側ロ
ーラテーブル8に抽出する際の抽出すべきスラブに本発
明を適用した。なおサイドバーナBは均熱帯1の側壁に
両側に4本ずつ配置した。
【0017】このときのスラブSの移動位置Pはウォー
キングビーム装置6に取付けたスラブ位置検出器9で測
定し、またスラブSの幅方向温度Tは均熱帯1の天井部
1aに取付けたスラブ温度検出器10で測定し、またス
ラブSの滞留時間tはタイマ11で計測して、これらの
測定信号を演算処理装置12に入力して演算処理装置1
2において(数1)ないし(数5)を用いて演算させ、
その結果をウォーキングビーム6の移動指令およびエキ
ストラクタ7の抽出指令として図示しないウォーキング
ビーム6およびエキストラクタ7の駆動装置に出力制御
させるようにした。
【0018】そして、抽出すべきスラブの1ピッチ前の
スラブ位置とサイドバーナ位置の関係とそのスラブ位置
における炉内での滞留時間をもとに均熱度を算出したと
ころΔTE −ΔTQ =50℃であったので、抽出直
前スラブの幅方向中央位置Pn とサイドバーナB1 
位置との関係L(前出図2参照)を 500mmと決定
し、それに応じてスラブ位置を制御した結果幅方向の温
度分布は5〜10℃の範囲内に収まり、スラブの幅方向
の非対称あるいは傾斜をもった温度分布の発生を防止す
ることができた。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくともスラブの幅方向に非対称あるいは傾斜をもった
温度分布を防止することができ、これによって圧延時の
キャンバや蛇行あるいは絞りなどによるトラブルを防止
することができるから、製品の歩留りや品質の向上に寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の構成を示す側断面図であ
る。
【図2】本発明の原理の説明図である。
【図3】スラブ位置と温度の関係の説明図である。
【図4】スラブの均熱性低下の説明図である。
【図5】抽出ピッチ一定のときのスラブ位置と温度差の
関係の説明図である。
【図6】スラブの位置決め方法の説明図である。
【符号の説明】 1  均熱帯 2  スキッド 3  抽出口 4  上部加熱帯 5  下部加熱帯 6  ウォーキングビーム装置 7  エキストラクタ 8  出側ローラテーブル 9  スラブ位置検出器 10  スラブ温度検出器 11  タイマ 12  演算処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    ウォーキングビーム式加熱炉を用
    いてスラブを間欠送りしながら加熱する際のスラブ加熱
    方法であって、加熱炉から抽出する直前のスラブ位置に
    ついて、その間欠送り1ピッチ前のスラブ位置とサイド
    バーナ位置の関係および該スラブ位置における炉内での
    滞留時間をもとに算出した均熱度に応じて、前記抽出直
    前スラブの幅方向中央位置とサイドバーナ位置との関係
    を決定することを特徴とするスラブ加熱方法。
JP6652591A 1991-03-29 1991-03-29 ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法 Pending JPH04301036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6652591A JPH04301036A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法

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JP6652591A JPH04301036A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法

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JPH04301036A true JPH04301036A (ja) 1992-10-23

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ID=13318380

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JP6652591A Pending JPH04301036A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 ウォーキングビーム式加熱炉を用いたスラブ加熱方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035010A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Jfe Steel Corp スラブ幅検出装置、スラブ幅検出方法、及び加熱炉内のスラブ配置制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035010A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Jfe Steel Corp スラブ幅検出装置、スラブ幅検出方法、及び加熱炉内のスラブ配置制御装置

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