JPH0430034B2 - - Google Patents
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- JPH0430034B2 JPH0430034B2 JP57073782A JP7378282A JPH0430034B2 JP H0430034 B2 JPH0430034 B2 JP H0430034B2 JP 57073782 A JP57073782 A JP 57073782A JP 7378282 A JP7378282 A JP 7378282A JP H0430034 B2 JPH0430034 B2 JP H0430034B2
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Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 発明の技術分野
この発明は、面放電形ガス放電パネルの駆動方
法に係り、特に書込み電圧の印加極性を選択して
動作マージンの増大を図つた面放電パネルのため
の新しい駆動方法に関するものである。
法に係り、特に書込み電圧の印加極性を選択して
動作マージンの増大を図つた面放電パネルのため
の新しい駆動方法に関するものである。
(b) 発明の背景
AC駆動形ガス放電パネルの1種に面放電形ま
たはモノリシツク形と呼ばれるパネルがある。こ
の形式のガス放電パネルは、例えば特開昭47−12
号公報等から周知のように、ガス封入空間を介し
て対向配置した1対の基板の内の一方の基板上に
のみX電極とY電極の両方を配設し、これら両電
極の交差部近傍において基板面に沿つた横放電を
発生させるようにしたところに特徴をそなえてい
る。而してかかる構成によれば、1対の基板間の
ギヤツプ精度に対する要求が著しく緩和されるほ
か、カバー用の基板内面に紫外線励起形の螢光体
を付設して表示色の変換や多色化が容易に行える
という利点が得られる。
たはモノリシツク形と呼ばれるパネルがある。こ
の形式のガス放電パネルは、例えば特開昭47−12
号公報等から周知のように、ガス封入空間を介し
て対向配置した1対の基板の内の一方の基板上に
のみX電極とY電極の両方を配設し、これら両電
極の交差部近傍において基板面に沿つた横放電を
発生させるようにしたところに特徴をそなえてい
る。而してかかる構成によれば、1対の基板間の
ギヤツプ精度に対する要求が著しく緩和されるほ
か、カバー用の基板内面に紫外線励起形の螢光体
を付設して表示色の変換や多色化が容易に行える
という利点が得られる。
(c) 発明の目的
この発明は、上記のような面放電マトリツクス
パネルの動作マージン、殊に書込み電圧マージン
の改善を目的とするものである。
パネルの動作マージン、殊に書込み電圧マージン
の改善を目的とするものである。
(d) 発明の構成
簡単に述べるとこの発明は、一方の基板上に互
いに交差する方向に多層配置したX電極とY電極
との間に書込み電圧パルスを印加して壁電荷の発
生を伴なう書込み放電を生起させる際、書込みパ
ルスの印加極性に依存して書込み電圧マージンが
異なる点に着目して、下層に位置する電極側が正
極性となる極性で書込み電圧パルスを供給するこ
とを特徴とするものである。
いに交差する方向に多層配置したX電極とY電極
との間に書込み電圧パルスを印加して壁電荷の発
生を伴なう書込み放電を生起させる際、書込みパ
ルスの印加極性に依存して書込み電圧マージンが
異なる点に着目して、下層に位置する電極側が正
極性となる極性で書込み電圧パルスを供給するこ
とを特徴とするものである。
(e) 発明の実施例
第1図はこの発明を適用する面放電パネルの1
例構造を示す要部断面図であり、第2図は電極の
配置形態を示す平面図である。両図の関連におい
て、表示パネル10は、放電用ガス封入空間11
を介して対向配置した1対のガラス基板12およ
び13の平板状密閉構体を主体として構成されて
いる。電極支持基板として機能する一方(下側)
のガラス基板12の上には、横方向に延びる複数
本のY電極14が設けられ、その上に厚さ数μm
の硼けい酸ガラスよりなる蒸着絶縁膜15を介し
て縦方向に延びる複数本のX電極16が形成され
ている。またこの上層X電極の配設面には、それ
らX電極の間にあつて下層Y電極14の上に位置
する放電規制用のフローテイング電極パツド17
が設けられている。そしてこれらX電極16とフ
ローテイング電極パツド17の上には厚さ10μm
前後の硼けい酸ガラスまたは酸化アルミニウム
(Al2O3)等の蒸着膜よりなる誘電体層18が設
けられ、さらにその上には図示しない酸化マグネ
シウム(MgO)の蒸着膜よりなる表面層が被覆
されている。
例構造を示す要部断面図であり、第2図は電極の
配置形態を示す平面図である。両図の関連におい
て、表示パネル10は、放電用ガス封入空間11
を介して対向配置した1対のガラス基板12およ
び13の平板状密閉構体を主体として構成されて
いる。電極支持基板として機能する一方(下側)
のガラス基板12の上には、横方向に延びる複数
本のY電極14が設けられ、その上に厚さ数μm
の硼けい酸ガラスよりなる蒸着絶縁膜15を介し
て縦方向に延びる複数本のX電極16が形成され
ている。またこの上層X電極の配設面には、それ
らX電極の間にあつて下層Y電極14の上に位置
する放電規制用のフローテイング電極パツド17
が設けられている。そしてこれらX電極16とフ
ローテイング電極パツド17の上には厚さ10μm
前後の硼けい酸ガラスまたは酸化アルミニウム
(Al2O3)等の蒸着膜よりなる誘電体層18が設
けられ、さらにその上には図示しない酸化マグネ
シウム(MgO)の蒸着膜よりなる表面層が被覆
されている。
かくして、各X電極16とY電極14の交差部
に対応したガス空間11に多数の放電セル(放電
点)がマトリツクス状に配列された形となり、両
電極を選択駆動することによつて所望の放電セル
に放電を発生させることが可能となる。この放電
は、選択されたXY電極間に所定の放電開始電圧
を越える書込電圧パルスを印加した際、これらの
電極交差部においてガス空間11中に漏洩する電
界Eにより誘電体層18の表面に壁電荷の発生を
伴なう形で引き起こされ、以後通常の対向放電形
のパネルと同様交番維持電圧パルスの印加によつ
て放電を持続する。
に対応したガス空間11に多数の放電セル(放電
点)がマトリツクス状に配列された形となり、両
電極を選択駆動することによつて所望の放電セル
に放電を発生させることが可能となる。この放電
は、選択されたXY電極間に所定の放電開始電圧
を越える書込電圧パルスを印加した際、これらの
電極交差部においてガス空間11中に漏洩する電
界Eにより誘電体層18の表面に壁電荷の発生を
伴なう形で引き起こされ、以後通常の対向放電形
のパネルと同様交番維持電圧パルスの印加によつ
て放電を持続する。
ここでこの発明の特徴とするところは、上述の
ような面放電パネルに選択的に書込み放電を発生
させる際、書込み電圧パルスの印加極性を下層Y
電極側が正で、上層X電極電極側が負となるよう
に特定して供給するようにした点にある。このよ
うな極性で書込み電圧を供給することにより、書
込み電圧マージンの上限が大幅に広がり、動作の
安定化を図ることができる。
ような面放電パネルに選択的に書込み放電を発生
させる際、書込み電圧パルスの印加極性を下層Y
電極側が正で、上層X電極電極側が負となるよう
に特定して供給するようにした点にある。このよ
うな極性で書込み電圧を供給することにより、書
込み電圧マージンの上限が大幅に広がり、動作の
安定化を図ることができる。
すなわち、上記のような面放電パネルでは、下
層Y電極14の延長方向(横方向)に隣接した放
電セル相互間の結合の程度と、上層X電極16の
延長方向(縦方向)に隣接した放電セル相互間の
結合の程度が同じではなく、上層電極方向(縦方
向)の隣接セル間の結合の方が強いものとなる。
これは、第1図に示した断面図構成から明らかな
ように下層Y電極14とガス空間との間には層間
絶縁膜15と誘電体層18の両方が介在するほ
か、Y電極方向の隣接セル間にはフローテイング
電極パツド17もあるので、当該Y電極方向に隣
接したセル間の結合が比較的弱く、また電極電位
がガス空間へ及ぼす影響も上層電極に比べて下層
電極の方が弱いわけである。
層Y電極14の延長方向(横方向)に隣接した放
電セル相互間の結合の程度と、上層X電極16の
延長方向(縦方向)に隣接した放電セル相互間の
結合の程度が同じではなく、上層電極方向(縦方
向)の隣接セル間の結合の方が強いものとなる。
これは、第1図に示した断面図構成から明らかな
ように下層Y電極14とガス空間との間には層間
絶縁膜15と誘電体層18の両方が介在するほ
か、Y電極方向の隣接セル間にはフローテイング
電極パツド17もあるので、当該Y電極方向に隣
接したセル間の結合が比較的弱く、また電極電位
がガス空間へ及ぼす影響も上層電極に比べて下層
電極の方が弱いわけである。
従つて、いま書込み放電に伴なつて発生する壁
電荷の蓄積形態を考えた場合、第3図aに示すよ
うに、上層X電極16が正極性、下層Y電極14
が負極性となる形で書込みパルスを印加したとす
ると、正極性の上層X電極に沿つた誘電体層表面
に電子が蓄積する一方、下層Y電極14に沿つ
た誘電体層表面には正電荷(イオン)が蓄積す
る。このような電荷の蓄積は、放電によつて生じ
た空間電荷の一部がそれぞれ電極電位に引かれて
誘電体層表面に付着するのであるが、この場合比
較的質量が軽くて移動し易い電子の方がガス空間
に近い上層X電極の正電位に吸引される関係とな
るため、該電子は当該X電極延長方向に容易に拡
散して隣接セルの放電開始電圧を引下げる結果と
なる。
電荷の蓄積形態を考えた場合、第3図aに示すよ
うに、上層X電極16が正極性、下層Y電極14
が負極性となる形で書込みパルスを印加したとす
ると、正極性の上層X電極に沿つた誘電体層表面
に電子が蓄積する一方、下層Y電極14に沿つ
た誘電体層表面には正電荷(イオン)が蓄積す
る。このような電荷の蓄積は、放電によつて生じ
た空間電荷の一部がそれぞれ電極電位に引かれて
誘電体層表面に付着するのであるが、この場合比
較的質量が軽くて移動し易い電子の方がガス空間
に近い上層X電極の正電位に吸引される関係とな
るため、該電子は当該X電極延長方向に容易に拡
散して隣接セルの放電開始電圧を引下げる結果と
なる。
これに対し、本発明に従つて第3図bのように
上層X電極16が負極性、下層Y電極14が正極
となる関係で書込みパルスを印加したとすると、
上層X電極の上には正電荷が蓄積し、下層Y電
極の上には電子が蓄積する。而してこの場合
は、比較的セル間結合の強いX電極側には移動し
にくい正電荷が蓄積し、電子の方はセル間結合の
弱い下層電極上に蓄積することになるので、総合
的に見て隣接セルへの影響が軽減するわけであ
る。
上層X電極16が負極性、下層Y電極14が正極
となる関係で書込みパルスを印加したとすると、
上層X電極の上には正電荷が蓄積し、下層Y電
極の上には電子が蓄積する。而してこの場合
は、比較的セル間結合の強いX電極側には移動し
にくい正電荷が蓄積し、電子の方はセル間結合の
弱い下層電極上に蓄積することになるので、総合
的に見て隣接セルへの影響が軽減するわけであ
る。
第4図に上記のような書込み方法を実現するた
めの回路構成の1例を示し、第5図に駆動電圧波
形の1例を示す。下層Y電極は3本の電極Y1,
Y2,Y3で代表され、それぞれに正極性の半選択
書込み電圧Vw(=Vs)を印加するY側書込みド
ライバQy1−Qy3が接続されている。また上層X
電極も3本のX電極X1,X2,X3で代表されて、
それぞれに負極性の半選択書込み電圧−Vwを印
加するX側書込みドライバQx1−Qx3が接続され
ている。QysuとQysdはY電極側のアツプおよび
ダウンの維持ドライバで、Y電極に対して維持電
圧パルスVsを共通に印加する役目を持つ。Qxsu
とQxsdは同じくX電極側のアツプおよびダウン
の維持ドライバで、X電極に対して維持電圧パル
スVsを共通に印加するように作用する。Y電極
とX電極に交互に維持電圧パルスVsを印加した
状態で、Y側書込みドライバQy1−Qy3とX側書
込みドライバQx1−Qx3を選択的に駆動して選択
電極の交差部の放電セルに|Vw+(−Vw)|の
書込み電圧を供給することにより書込みをなす。
この時両電極の電位の差電圧として選択放電セル
に加わる上記の書込み電圧パルスは、下層Y電極
側が正極性となる形で加えられるわけである。
めの回路構成の1例を示し、第5図に駆動電圧波
形の1例を示す。下層Y電極は3本の電極Y1,
Y2,Y3で代表され、それぞれに正極性の半選択
書込み電圧Vw(=Vs)を印加するY側書込みド
ライバQy1−Qy3が接続されている。また上層X
電極も3本のX電極X1,X2,X3で代表されて、
それぞれに負極性の半選択書込み電圧−Vwを印
加するX側書込みドライバQx1−Qx3が接続され
ている。QysuとQysdはY電極側のアツプおよび
ダウンの維持ドライバで、Y電極に対して維持電
圧パルスVsを共通に印加する役目を持つ。Qxsu
とQxsdは同じくX電極側のアツプおよびダウン
の維持ドライバで、X電極に対して維持電圧パル
スVsを共通に印加するように作用する。Y電極
とX電極に交互に維持電圧パルスVsを印加した
状態で、Y側書込みドライバQy1−Qy3とX側書
込みドライバQx1−Qx3を選択的に駆動して選択
電極の交差部の放電セルに|Vw+(−Vw)|の
書込み電圧を供給することにより書込みをなす。
この時両電極の電位の差電圧として選択放電セル
に加わる上記の書込み電圧パルスは、下層Y電極
側が正極性となる形で加えられるわけである。
第6図は上記のような書込み動作時の電圧マー
ジンを示す図で、供試パルスとしては、Y側電極
ピツチを500μm、X側電極ピツチを500μmにとつ
て第1図のように構成したものを用いている。こ
の第6図において、縦軸には維持電圧Vsがとつ
てあり、横軸にはY電極側からの維持電圧レベル
の半選択書込み電圧Vwに加算する形で上層X電
極側から加える負極性の半選択書込み電圧−Vw
をとつてある。図から明らかなように、最小維持
電圧Vsminと最大維持電圧Vsmaxの間に維持動
作領域Vsmが設定され、その間に書込み電圧の
下限を表わす線VwLが実験的に定められる。一
方、上層X電極をVs(=Vw)の正極性電位に置
いて下層Y電極から負の書込み電圧−Vwを印加
する場合、当該書込み電圧の上限は点線Vwuの
位置となつて、上限下限間の書込み動作領域
Vwmはわずかであるが、書込み電圧の極性を逆
にすると書込み電圧の上限が一点鎖線Vwu′の位
置まで上昇し、書込み動作領域Vwm′の幅まで増
大する。つまり下層電極を正極性として書込み電
圧を印加することにより書込み電圧マージンが大
幅に拡張するわけである。このことは結局、隣接
セルへの誤放電の影響が減少することを意味し、
動作の安定化を図る上にきわめて有利である。ま
た特に上層電極の延長方向に隣接したセル間の無
用な結合が弱められるので、それだけ当該電極方
向のセル間ピツチを挾くすることも可能となる。
ジンを示す図で、供試パルスとしては、Y側電極
ピツチを500μm、X側電極ピツチを500μmにとつ
て第1図のように構成したものを用いている。こ
の第6図において、縦軸には維持電圧Vsがとつ
てあり、横軸にはY電極側からの維持電圧レベル
の半選択書込み電圧Vwに加算する形で上層X電
極側から加える負極性の半選択書込み電圧−Vw
をとつてある。図から明らかなように、最小維持
電圧Vsminと最大維持電圧Vsmaxの間に維持動
作領域Vsmが設定され、その間に書込み電圧の
下限を表わす線VwLが実験的に定められる。一
方、上層X電極をVs(=Vw)の正極性電位に置
いて下層Y電極から負の書込み電圧−Vwを印加
する場合、当該書込み電圧の上限は点線Vwuの
位置となつて、上限下限間の書込み動作領域
Vwmはわずかであるが、書込み電圧の極性を逆
にすると書込み電圧の上限が一点鎖線Vwu′の位
置まで上昇し、書込み動作領域Vwm′の幅まで増
大する。つまり下層電極を正極性として書込み電
圧を印加することにより書込み電圧マージンが大
幅に拡張するわけである。このことは結局、隣接
セルへの誤放電の影響が減少することを意味し、
動作の安定化を図る上にきわめて有利である。ま
た特に上層電極の延長方向に隣接したセル間の無
用な結合が弱められるので、それだけ当該電極方
向のセル間ピツチを挾くすることも可能となる。
(f) 発明の効果
以上の説明から明らかなように、要するにこの
発明は、面放電マトリツクスパネルの書込み動作
に際して下層電極側が正極性となる極性で書込み
電圧パルスを印加することを骨子とするものであ
り、書込み電圧マージンの増大と動作の安定化に
大きな効果を奏するものである。
発明は、面放電マトリツクスパネルの書込み動作
に際して下層電極側が正極性となる極性で書込み
電圧パルスを印加することを骨子とするものであ
り、書込み電圧マージンの増大と動作の安定化に
大きな効果を奏するものである。
第1図および第2図はこの発明の対象とする面
放電パネルの要部断面図と電極配置の平面図、第
3図はこの発明の原理を説明するための模式図、
第4図は駆動回路の1例概略構成を示す図、第5
図は駆動電圧波形の1例を示す図、第6図は動作
電圧マージンを示す図である。 10は表示パネル、11はガス封入空間、12
および13はガラス基板、14は下層Y電極、1
5は層間絶縁膜、16は上層X電極、17はフロ
ーテイング電極パツド、18は誘電体層、Vsは
維持電圧、Vwおよび−Vwは半選択書込み電圧
である。
放電パネルの要部断面図と電極配置の平面図、第
3図はこの発明の原理を説明するための模式図、
第4図は駆動回路の1例概略構成を示す図、第5
図は駆動電圧波形の1例を示す図、第6図は動作
電圧マージンを示す図である。 10は表示パネル、11はガス封入空間、12
および13はガラス基板、14は下層Y電極、1
5は層間絶縁膜、16は上層X電極、17はフロ
ーテイング電極パツド、18は誘電体層、Vsは
維持電圧、Vwおよび−Vwは半選択書込み電圧
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガス封入空間11を挟んで対向配置した1対
の基板12,13の一方の基板12に、絶縁膜1
5を介して互いに交差する方向に配設された2層
の電極14,16をそなえ、かつ該電極の表面を
誘電体層18で被覆してなるマトリツクス型ガス
放電パネルにおいて、 前記下層電極14と上層電極16との交差部に
定まる放電セルに選択的に書込み電圧パルスを印
加する際、下層電極側が正極性となる極性で当該
書込みパルスを供給するようにしたことを特徴と
する面放電パネルの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57073782A JPS58190989A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 面放電パネルの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57073782A JPS58190989A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 面放電パネルの駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58190989A JPS58190989A (ja) | 1983-11-08 |
JPH0430034B2 true JPH0430034B2 (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=13528111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57073782A Granted JPS58190989A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 面放電パネルの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58190989A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4675517B2 (ja) * | 2001-07-24 | 2011-04-27 | 株式会社日立製作所 | プラズマディスプレイ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5484969A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-06 | Fujitsu Ltd | Gas discharge panel |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP57073782A patent/JPS58190989A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5484969A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-06 | Fujitsu Ltd | Gas discharge panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58190989A (ja) | 1983-11-08 |
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