JPH0430010Y2 - - Google Patents

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JPH0430010Y2
JPH0430010Y2 JP1987166114U JP16611487U JPH0430010Y2 JP H0430010 Y2 JPH0430010 Y2 JP H0430010Y2 JP 1987166114 U JP1987166114 U JP 1987166114U JP 16611487 U JP16611487 U JP 16611487U JP H0430010 Y2 JPH0430010 Y2 JP H0430010Y2
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JP
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container
side wall
cylindrical
container body
thickness
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JP1987166114U
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Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、静水圧による粉末成型体の製造に
用いる弾性体容器の改良に係り、従来の収納容器
における接合部の接着作業を不要にして取扱いを
容易し、かつ静水圧媒体の容器内への侵入を防止
した静水圧成形用プレス容器に関する。
背景技術 静水圧による圧粉体成形技術は、粉末原料を用
いて種々の形状を有する加圧成型体を粉末冶金法
の手段にて焼結し、所要の製品を得る各種の産業
分野で利用されている。
かかる静水圧圧縮成形方法では、原料粉末を焼
結する際の収縮率を考慮し、予め設計された寸法
形状を有する柔軟ゴム等の弾性体で作製された収
納容器内に、原料粉末を充填した後、これを密封
し、圧力容器内で静水圧成形する。
すなわち、前記の原料粉末容器を圧力容器内に
収容し、鉱物油あるいはアルコールグリセリン等
の圧力媒体を介して加圧し、所要の圧粉成型体を
得る。
圧力容器内での加圧に際して、前記圧力媒体が
原料粉末の収納容器内へ侵入するを防止するた
め、該容器は密封措置がとられるが、一般に、原
料粉末の充填効率を高める目的から、収納容器の
開口部近傍あるいは他箇所に接合部を設け、原料
粉末の充填後、該接合部を合せて接着することに
より密封されていた。
しかし、収納容器の接合部での接着不良等に基
因して、圧力媒体の収納容器内への侵入が発生
し、歩留が低下する問題があつた。
また、圧力媒体の収納容器内への侵入を防止す
るため、収納容器をさらに他のプラスチツクある
いはゴム製の袋に入れた後、再度密封するという
工程がとられていたが、工程が増し生産能率が低
下する問題があつた。
考案の目的 この考案は、静水圧成形用プレス容器における
従来の問題を解消し、前述した収納容器の接合部
の接着を行なうことなく、圧力媒体の収納容器内
への侵入を防止した構成からなる収納容器を提供
することを目的とする。
考案の構成 この考案は、 原料粉末を収納する側壁部と底部を有する弾性
体からなる筒状有底容器本体と、 容器本体の外周面に密着可能な該側壁部厚みの
3倍以上の長さを有する筒状スカート部を有する
弾性体からなる筒状有頭蓋体とから構成され、 蓋体の頭部内周面に、容器本体側壁の開口先端
部が嵌入密着する該側壁部厚みの2倍以上の深さ
を有する環状凹部を設けたことを特徴とする静水
圧成形用プレス容器である。
この考案の蓋体のスカート部の長さは、容器本
体の外周部全面に密着する長さが最も好ましい
が、圧力媒体の容器内への侵入を防止するために
は、少なくとも容器本体側壁部厚みの3倍以上が
必要である。
また、蓋体の頭部内周面に設ける環状凹部の深
さは、圧力媒体の容器内への侵入を防止するため
には、少なくとも容器本体側壁部厚みの2倍以上
が必要である。
この考案において、容器本体側壁部厚みは、静
水圧プレス効率を考慮すれば薄い方が好ましい
が、1mm〜5mm厚みが望ましい。
この考案において、弾性体からなる容器本体及
び蓋体の材質は、圧力媒体の種類性状に応じて、
種々の弾性体を選定すればよく、例えば、圧力媒
体に鉱物油を用いる場合は、耐油性にすぐれた軟
質ゴム等を選定することができる。
また、この考案において、蓋体頭部に実施例に
示す如き、流体の排出口を設けることができ、ス
ラリー状粉体の水分や粉末内の気体等の排出がで
きる。
図面に基づく考案の開示 第1図はこの考案による静水圧成形プレス容器
の縦断説明図であり、第2図は流体排出口を設け
た場合を示す蓋体の縦断詳細説明図である。
容器本体1は、軟質ゴム等の弾性体からなる有
底筒状形態からなり、上部全面が開口されてお
り、図示する如く、内部に原料粉末9を充填収納
できる。
蓋体3は、同様に軟質ゴム等の弾性体からなる
有頭筒状形態からなり、下部全面が開口されてお
り、筒状のスカート部5が前記容器本体1の外周
部全面に密着できる構成からなる。
また、蓋体3の頭部4の内周縁部には、容器本
体1の筒状側壁の開口先端部2が嵌入かつ密着す
る環状凹部6が周設してある。
この環状凹部6は、開口先端部2が嵌入かつ密
着し得る溝幅と、容器本体1の筒状側壁厚みの数
倍の深さを有している。
第2図に示すプレス容器は、蓋体3の頭部4
に、加圧時に発生した容器本体1内部の水や気体
などの流体を外部へ導入するための排出口7を設
けた例を示す。
蓋体3の排出口7は、頭部4に設けた孔部に、
剛性の大きな金属材質からなる管状通路部材8を
固着一体化した構成からなり、加圧用圧力容器1
0に設けられOリング11によるシール機構を有
する孔部に嵌入接続してある。
作 用 かかる容器構成において、容器本体1内に原料
粉末9を充填収納し、前記の環状凹部6に容器本
体1の筒状側壁の開口先端部2を嵌入させ、かつ
筒状のスカート部5を容器本体1の外周部全面に
密着させてに蓋体3を装着すると、筒状のスカー
ト部5により圧力媒体が前記の環状凹部6に達す
るまでに侵入を防止し、さらに所要の圧力容器内
にて、外部から印加される静水圧により、圧力媒
体が前記の環状凹部6に侵入以前に、同部で容器
本体1の開口先端部と蓋体3の環状凹部6が噛み
合い圧着されるため、圧力媒体が容器本体1内に
侵入することができない。
すなわち、容器本体側壁部厚みの3倍以上の長
さを有した筒状のスカート部5が、外部から印加
される静水圧を広く十分に受けることにより、容
器本体1の外周面に密着してまず同部において圧
力媒体の侵入を防止し、さらに容器本体側壁部厚
みの2倍以上の深さを有する蓋体3の環状凹部6
と容器本体1の開口先端部との噛み合いがより一
層強くなり、圧力媒体の容器本体1内への侵入が
完全に防止される。
考案の効果 この考案による静水圧成形用プレス容器は、蓋
体に筒状のスカート部を設けかつ1蓋体の環状凹
部と容器本体開口先端部との嵌合圧着部を設定す
ることにより、圧力媒体が容器本体内に侵入する
ことがないため、従来の収納容器の接合部を接着
する必要がなく、また、さらに収納容器を密封用
袋に入れる必要がなくなる。
従つて、静水圧プレスにおける成形準備工程数
ならびにその時間の短縮が可能となり、製造効率
の向上とコスト低減効果が期待でき、さらには、
接着接合部がないため、容器を繰り返して使用で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による静水圧成形用プレス容
器の縦断説明図である。 第2図は流体排出口を設けたこの考案による静
水圧成形用プレス容器を示す蓋体の縦断詳細説明
図である。 1……容器本体、2……開口先端部、3……蓋
体、4……頭部、5……スカート部、6……環状
凹部、7……排出口、8……管状通路部材、9…
…原料粉末、10……加圧用圧力容器、11……
Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原料粉末を収納する側壁部と底部を有する弾性
    体からなる筒状有底容器本体と、容器本体の外周
    面に密着可能な該側壁部厚みの3倍以上の長さを
    有する筒状スカート部を有する弾性体からなる筒
    状有頭蓋体とから構成され、蓋体の頭部内周面
    に、容器本体側壁の開口先端部が嵌入密着する該
    側壁部厚みの2倍以上の深さを有する環状凹部を
    設けたことを特徴とする静水圧成形用プレス容
    器。
JP1987166114U 1987-10-29 1987-10-29 Expired JPH0430010Y2 (ja)

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JP1987166114U JPH0430010Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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JP1987166114U JPH0430010Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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Publication Number Publication Date
JPH0170506U JPH0170506U (ja) 1989-05-11
JPH0430010Y2 true JPH0430010Y2 (ja) 1992-07-21

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JP2815930B2 (ja) * 1989-10-11 1998-10-27 株式会社東芝 セラミックス製品の製造方法

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JPH0170506U (ja) 1989-05-11

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