JPH04297702A - ボイラ火炉壁 - Google Patents

ボイラ火炉壁

Info

Publication number
JPH04297702A
JPH04297702A JP6313591A JP6313591A JPH04297702A JP H04297702 A JPH04297702 A JP H04297702A JP 6313591 A JP6313591 A JP 6313591A JP 6313591 A JP6313591 A JP 6313591A JP H04297702 A JPH04297702 A JP H04297702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace wall
side plate
plate
opening
seal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6313591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinjiro Kobayashi
小林 金次郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6313591A priority Critical patent/JPH04297702A/ja
Publication of JPH04297702A publication Critical patent/JPH04297702A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電用ボイラや産業用ボ
イラの火炉壁に関する。
【0002】
【従来の技術】図10ないし図12に示すとおり、従来
のバーナパネルにおいては、炉壁冷却壁管パネル(ウェ
ルデッドパネル)のフィン端部は、相隣間ではほぼ直線
的に形成され、両側端の炉壁冷却管パネルとの角部1は
ほぼ直角となっていた。また、ガスシール用シール板5
は、炉壁管開口部管形状にほぼ平行な平板状に形成され
ていた。したがってその側板2も殆ど平行な帯板状に形
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のボイラ火炉
壁においては、図12ないし図14に示すように、バー
ナ風箱3と火炉冷却壁管4との温度差によって炉壁管が
変形しようとするとき、バーナ風箱からの力aが、ガス
シール用シール板側板部2を伝って、開口フィン止端部
、特にその角部bに応力集中を生じさせ、損傷させるこ
とがあった。また図12、図14に示すように、炉壁冷
却管とシール板との温度差によって、開口フィン端角部
およびシール板取付溶接角部bに過大応力が生じ、炉壁
管を損傷させることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、冷却壁管パネルにバーナノズルを
挿入するパネル開口部が、次の条件(1)ないし(4)
を具えたことを特徴とするボイラ火炉壁を提案するもの
である。すなわち (1)開口部管曲げ部において上記冷却壁管パネルのフ
ィン端が円弧状に形成されていること。 (2)上記開口部管曲げ部のガスシール用シール板の側
板の先端が上記フィン端に対応して円弧状に彎曲してい
ること。 (3)上記側板の幅は先端部で狭く開口補強板部で広い
こと。 (4)上記シール板と上記側板との取合部において、側
板部は中央部よりも炉壁冷却管に近く、かつコーナ部が
2段形になっていること。
【0005】
【作用】本発明は従来公知の問題点を解消するために、
バーナ風箱と炉壁冷却管との温度差によりバーナ風箱が
変形しようとした時の力が開口角部にできるだけ伝達さ
れないように、そのシール板側板を、バーナ風箱側は大
きく、次第に小さく削ぎ落し、開口先端部は極めて小さ
くすることにより、当該部の剛性を小さくした。また、
シール板と炉壁管パネルとの温度差による伸び差がシー
ル板部で吸収されるように、加えてシール板と炉壁管取
合近傍における温度差による伸び差が小さくなるように
、そのシール板側面とシール板との取合部を2段曲げ形
状とした。すなわち、バーナ風箱からの変形が当該部剛
性が小さくなったことにより、伸び差は開口曲り管部先
端部まで伝達されにくく、またシール板の2段曲げ部に
おいて殆んど吸収され、開口先端部へは殆んど伝達され
なくなる。更には、開口先端部を円弧状のフィン端形状
とすることにより、開口部に角部がなくなり過大応力は
生じることがなくなった。更には、バーナ風箱と火炉壁
冷却管パネルとの取合において、図8に示されるように
、上下端部を一部ゆるく取合うことにより、上下端部へ
の力の伝達を小さくすることが可能となった。
【0006】なお、図2に示されるように、火炉壁のコ
ーナ部に設けられるバーナパネルにおいては、コーナ部
角部のみをシール板は上記同様とし、シール板側板だけ
を滑らかに背高構造とすることが望ましい。
【0007】
【実施例】図1および図2に本発明の一実施例における
バーナパネル開口部全体斜視図を示す。これらの図に示
されるように、ボイラの火炉壁においては、燃焼用バー
ナ7を設置するために、火炉壁冷却壁管パネルに開口6
が設けられている。図1は、炉壁管部にバーナを設け、
燃焼用空気を送り込むための風箱8を装備した外観図で
あって、該風箱上下端部に開口部ガスシール用シール機
構A,A′が示される。本発明実施例は特にこの部分が
改良された新しい機構のものである。図2は風箱8、シ
ール機構A,A′を取り外し、炉壁管開口部6を表わし
た開口の全体図を示す。
【0008】図3ないし図5は、図1および図2に示さ
れた本発明実施例要部の拡大詳細を示したものである。 図6は図5のVI−VI断面を示し、図7は図5のVI
I −VII 断面を示す。
【0009】本実施例では図3に示されるように、炉壁
管パネルの開口部6において、炉壁パネル(ウェルデッ
ドウォール)部フィン4b端部Bが大きな円形状Rに形
成されているので、力が滑らかに伝達され、従来のもの
に見られるような開口フィン端の角部1に応力が集中す
ることがなくなる。また、図4に示されるように、各炉
壁冷却管4a相互の間をガスシールするためのフィン4
bの止端部も、それぞれ小さな円形状rの滑らかな仕上
げ加工がされており、局所的にも応力集中を生じること
はない。
【0010】次に、図5ないし図7に示されるように、
本実施例では開口部曲り管部のガスシール用に設けられ
たシール板構造Aにおいて、シール板側板9を風箱側は
背高構造9aとし、離れるに従って次第に削ぎ落され先
端部9bは狭幅の側板とした。従来構造においては、剛
性が大きく変形しにくい状態であったが、本実施例では
、先端を細くしたので、剛性が小さくなり変形を容易に
許すようになった。したがって、風箱からの力がシール
板中央部から火炉冷却管パネル側へ徐々に伝達され、シ
ール板先端側への伝達が極めて少なくなる。その結果、
その先端部シール板と火炉冷却管パネルとの溶接部の応
力が小さくなる。更には、そのシール板側板は、最先端
部9cが円形に彎曲していて角部がないので、応力集中
も生じなくなる。
【0011】また、図6に示されるように、シール板部
9と火炉冷却管4との温度差は、シール板側板9bが狭
幅なので生じにくく、したがって伸び差(c−d)も生
じにくくなる。また、たとい微少の温度差が生じても、
シール板10が先端部10aにおいて2段曲げ構造とな
っているので、その部分の変形e1 により、実用上全
く問題なく吸収される。更には、図7に示されるように
、シール板は、風箱に面しない円形状シール板側板部9
cがすべて2段曲げ構造となっているので、シール板9
a,9b,9cと火炉水冷管4との水平方向の伸び差(
c′−d′)があっても、e2 部、e3 部の微少の
変形で充分吸収されて、全く無理をすることがない。
【0012】このように本実施例においては、従来のも
のにおけるような過大な力および応力集中が生じないか
ら、火炉壁水冷管4およびシール板10等に無理を生じ
ず、損傷を与えることは全くない。図8および図9に本
実施例と従来のものにおける応力分布の状況の比較を示
す。
【0013】図8はバーナ風箱8と火炉冷却管パネル4
との温度差により発生する火炉冷却管取合部の応力分布
を示し、点線が本実施例の応力分布、実線が従来のもの
における応力分布状況である。図からわかるように、従
来のものでは風箱の上下端部のシール板2端部で応力集
中が生じ、局所的に極めて過大な応力f1 が発生して
いたが、本実施例においては約1/3の応力f2 に軽
減されている。
【0014】また、図9は力の伝達および応力分布を示
す。従来のものでは図9中の実線のように上下端部に沿
って大きな力が伝達されていた。本実施例では、バーナ
風箱8と火炉冷却管パネル4との取付用ボルトを、上下
端からそれぞれバーナ風箱の長さLの約0.2倍の位置
まで長さl1 ,l2 の間、ゆるく取付けている。し
たがって本実施例では、図中点線のように、力が中央寄
りから伝達されることになる。そのため、応力分布とし
ては右図のようになり、本実施例の最大応力g2 は従
来の最大応力g1 の約1/2に軽減される。これらの
相乗効果により、本実施例における応力は従来の場合の
約1/6に軽減され、実用上全く問題なく安全に運転を
維持できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、バーナ風箱と火炉冷却
壁管との間や炉壁冷却管とシール板との間に温度差があ
る場合でも、従来のような過大な力や応力集中が生じな
いから、火炉壁水冷管やシール板等に無理は生じず、損
傷を与えることは全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例におけるバーナ風箱を
装備した炉壁構造を示す斜視図である。
【図2】図2は図1の風箱およびシール板等を取除いた
炉壁のバーナ開口全体を示す斜視図である。
【図3】図3は図2の上下端部(開口上下端部)の詳細
図である。
【図4】図4は図3の一部拡大図である。
【図5】図5は図3の炉壁開口部にシール板等を取付け
た状態を示す図である。
【図6】図6は上記実施例におけるバーナ開口上下端部
のシール板側板と炉壁管の温度差による力の作用を示す
図である。
【図7】図7は図6の水平方向の力の作用を示す図であ
る。
【図8】図8は上記実施例と従来のものとの応力発生状
況を比較する図である。
【図9】図9は上記実施例と従来のものとの風箱取合部
からの力の伝達と発生応力の分布を示す図である。
【図10】図10はボイラ炉壁全体の外観を示す斜視図
である。
【図11】図11は従来のボイラ火炉壁におけるバーナ
ノズル挿入部の炉壁パネル開口上下部のパネル外観を示
す斜視図である。
【図12】図12は図11のガスシール構造と力の作用
を示す斜視図である。
【図13】図13は従来のボイラ火炉壁における風箱と
パネルの温度差による力の作用を示す図である。
【図14】図14は図12のガスシール板と炉壁管の温
度差による力の作用を示す図である。
【符号の説明】
1        角部 2        シール板側板 3        バーナ風箱 4        火炉冷却壁 4a      炉壁冷却管 4b      炉壁フィン 5        ガスシール用シール板6     
   炉壁管開口部 7        燃焼用バーナ 8        風箱 9        シール板側板 10      シール板 A,A′  シール機構 B        フィン端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷却壁管パネルにバーナノズルを挿入
    するパネル開口部が、次の条件(1)ないし(4)を具
    えたことを特徴とするボイラ火炉壁。 (1)開口部管曲げ部において上記冷却壁管パネルのフ
    ィン端が円弧状に形成されていること。 (2)上記開口部管曲げ部のガスシール用シール板の側
    板の先端が上記フィン端に対応して円弧状に彎曲してい
    ること。 (3)上記側板の幅は先端部で狭く開口補強板部で広い
    こと。 (4)上記シール板と上記側板との取合部において、側
    板部は中央部よりも炉壁冷却管に近く、かつコーナ部が
    2段形になっていること。
JP6313591A 1991-03-27 1991-03-27 ボイラ火炉壁 Withdrawn JPH04297702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313591A JPH04297702A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 ボイラ火炉壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313591A JPH04297702A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 ボイラ火炉壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04297702A true JPH04297702A (ja) 1992-10-21

Family

ID=13220527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6313591A Withdrawn JPH04297702A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 ボイラ火炉壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04297702A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002277180A (ja) 一体型熱交換器のコア部構造
JP2014034060A (ja) 熱交換器管、熱交換器管組立体、及びそれらの製作方法
JP2001141387A (ja) 熱交換器及びその側板
JPH04297702A (ja) ボイラ火炉壁
US4780038A (en) Clamp for fastening tubes and wires
JPS6119281Y2 (ja)
JP2001132112A (ja) ブレース材及びその製造方法
JPH07293277A (ja) ダクト構造物
JP3712503B2 (ja) バーナ部炉壁管構造
CA2061345C (en) Edge seam for clamshelll heat exchanger
JPH0355491A (ja) プレートフィン型熱交換器
CN219933689U (zh) 一种抗弯型u型圆钢
JPH0419441B2 (ja)
JPH0717927Y2 (ja) 煙風道の補強構造
JP6276114B2 (ja) ヘッダプレートレス熱交換器用偏平チューブ
JPH06265102A (ja) 温度差があるボイラ側壁溶接部の応力低減構造
JP2000186801A (ja) シザース部の配管構造
JPH05643Y2 (ja)
KR900008082Y1 (ko) 공진소음 방지용 열교환기
JP2001241605A (ja) ボイラの炉壁の接合構造
JPS5819924B2 (ja) バックスティ装置
JPS6069403A (ja) ボイラの火炉壁構造
CN205424994U (zh) 外环矩形带大节距切角的环形炉膛顶棚水冷壁结构
JP2514625Y2 (ja) ボイラ炉壁
JP4171430B2 (ja) 排気フード

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514