JPH04297597A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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Publication number
JPH04297597A
JPH04297597A JP5992191A JP5992191A JPH04297597A JP H04297597 A JPH04297597 A JP H04297597A JP 5992191 A JP5992191 A JP 5992191A JP 5992191 A JP5992191 A JP 5992191A JP H04297597 A JPH04297597 A JP H04297597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodeposition
paint
coating
baking
electrodeposition coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5992191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Saito
一雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP5992191A priority Critical patent/JPH04297597A/ja
Publication of JPH04297597A publication Critical patent/JPH04297597A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不動態部分のある塗
装面を有する被塗装物の前記塗装面を塗装する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のコンプレッサや足廻り部
品等の袋状構造物には防食のため電着塗装がなされてい
る。電着塗装は、電気泳動現象、電気析出現象および電
気浸透現象が起こることにより塗膜が形成されるので、
非常に良好なツキマワリ性を示し入り込んだ部分でも十
分に塗膜が形成され、塗装膜厚みも均一であるし、不良
発生率が低くて、しかも、自動化ラインに適する等の様
々な特徴をがあるからである。
【0003】しかしながら、コンプレッサや足廻り部品
等では溶接箇所周辺で錆が出やすいという問題がある。 溶接箇所は物理化学的な活性度の低い不動態部分であっ
て電気が流れ難く、電着塗装では、不動態部分以外の部
分は十分に塗装されていても不動態部分は塗装が十分で
なく、その結果、溶接箇所付近で錆やすいのである。不
動態部分のある塗装面を有する被塗装物の前記塗装面に
電着塗装を施す場合の改善策として、電着塗装した後、
焼き付けしてから、水溶性塗料の浸漬塗装を重ねて施し
た後、再び焼き付け処理するという方法が提案されてい
る。しかしながら、この改善策は、焼き付けが2回も必
要であるため、時間がかかり、省エネルギー、省スペー
スの点でも十分とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、不動態部分のある塗装面を有する被塗装物の前
記塗装面に不動態部分も含めて十分な防錆性を有する塗
装を迅速に施すことのできる方法を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、この発明にかかる塗装方法では、不動態部分のある塗
装面を有する被塗装物の前記塗装面に電着塗装を施し、
水洗処理したあと焼き付けすることなく、水溶性塗料の
非電着塗装を重ねて施して、焼き付けするようにしてい
る。
【0006】つまり、発明者らは、電着塗装と非電着塗
装の間で水洗処理を施すことにより焼き付けを行わずと
も、非電着塗装のあとの1回だけの焼き付けだけで、良
好な外観の塗装が実現できることを見い出したのである
。以下、この発明をより具体的に説明する。電着塗装で
使われる塗料としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂な
どを骨格としたポリアミノ樹脂が有機酸で中和、水溶性
化されてなる(必要に応じて顔料が分散されている)カ
チオン型電着塗料、乾性油、ポリエステル、ポリブタジ
エンエポキシエステル、ポリアクリル酸エステルなどを
骨格としたポリカルボン酸樹脂が有機アミン、かせいカ
リなどの塩基で中和されてなる(必要に応じて顔料が分
散されている)アニオン型電着塗料などが挙げられる。 中でも、エポキシ系カチオン型電着塗料は薄くて耐食性
に優れており好ましい。
【0007】なお、電着塗装を行う前に、被塗装物の材
質によっては脱脂処理や燐酸塩(燐酸亜鉛、燐酸鉄等)
化成処理等の下地処理を行うようにしてもよい。この発
明では電着塗装のあと水洗処理を行う。この水洗処理は
、室温〜30℃程度の水温で処理時間は0.5〜1分程
度である。なお、この水洗処理は仕上がり外観の向上、
乾きむら防止のために行うものである。水洗処理には、
特に電着塗料のUF濾液が好ましい。
【0008】水洗処理のあと焼き付けを行うことなく水
溶性塗料の非電着塗装を行う。非電着塗装の種類として
は、ディッピング塗装、スプレー塗装等が挙げられる。 この非電着塗装で使われる水溶性塗料には、一般の水溶
性塗料、例えば、前記の電着塗装用塗料と同じ塗料、電
着塗装用塗料と同系のクリヤ塗料などが挙げられる。特
に、非電着塗装用塗料が電着塗装用塗料と同じ塗料であ
る場合は、未通電状態の電着塗装用塗料槽に浸漬するこ
とで非電着塗装を行えるから非常に簡単にすむ。
【0009】非電着塗装のあと焼き付けを行う。焼き付
けは100〜180℃(好ましくは130〜160℃)
の温度で10〜30分程度の時間おこなう。なお、焼き
付けの前に、通常、セッティングを行う。セッティング
は、室温〜40℃の温度でたれ切れのため行うものであ
る。所要時間は5分程度である。
【0010】
【作用】この発明の塗装方法では、塗装面の不動態部分
(例えば、溶接箇所)に電着塗装では十分な塗装がされ
なくても電着塗装の後で重ねて施される非電着塗装で十
分に塗装がなされるめ、塗装面の不動態部分は錆が生じ
難くなる。この発明の塗装方法では、焼き付けは非電着
塗装の後に行われる1回だけであるため、塗装は迅速に
なされる。塗装工程での焼き付けは全処理時間のうち相
当部分を占めるため、1回で済むことは製造上非常に大
きな効果である。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例および比較例を詳し
く説明する。この発明は、以下の実施例に限らない。 −実施例1− 図1に示す自動車用のコンプレッサ(鉄素材製被塗装物
)1を以下の通りにして塗装した。このコンプレッサ1
は両端部および周側面で溶接が施され一体化されており
、溶接箇所5が不動態部分となっている。 (A)  コンプレッサの表面(塗装面)を脱脂処理し
た。 (B)  脱脂処理のあとコンプレッサの表面に以下の
ようにして電着塗装を施した。
【0012】塗料槽内の設定:塗料=カチオン型ポリア
ミノ樹脂電着塗料(パワートップU−700 グレー 
 日本ペイント株製)、NV(固形分)=19.8重量
%、PH=6.5、MEQ(ミリアミン当量)=24.
2、電導度=1530μs/cm、液温=28℃、溶剤
量=3.4重量%、P/V(顔料/ビヒクル)比=1/
3である。
【0013】印加電圧を180Vとし、3分間の処理を
行い、膜厚み約20μmの電着塗装を行った。 (C)  電着塗装のあと直ちにコンプレッサを水洗処
理した。 水洗条件:電着塗料のUF濾液によるスプレー水洗で0
.5分の処理時間である。 (D)  水洗したコンプレッサを、未通電状態の電着
塗料槽に浸漬することで同じ電着塗装用塗料と同じ塗料
をディッピング塗装した。膜厚みは1μm強である。 (E)  ついで、非電着塗装に続いてセッテングを行
った。セッティング条件は室温にて5分である。 (F)  最後に焼き付けを行った。170℃の温度、
20分の処理時間の焼き付け条件である。
【0014】−実施例2− 実施例1において、脱脂処理の後に燐酸亜鉛処理を行う
とともに、(B)の電着塗装および(F)の焼き付けが
以下の通りである他は、同様にしてコンプレッサに塗装
を施した。 (B)  塗料槽内の設定:塗料=カチオン型ポリアミ
ノ樹脂電着塗料(パワートップU−2500ブラック日
本ペイント株製)、NV=20.3重量%、PH=6.
4、MEQ(ミリアミン当量)=24.3、電導度=1
890μs/cm、液温=28℃、溶剤量=2.0重量
%、P/V(顔料/ビヒクル)比=1/5である。
【0015】印加電圧を150Vとし、3分間の処理を
行い、膜厚み約20μmの電着塗装を行った。 (F)  最後に焼き付けを行った。140℃の温度、
20分の処理時間の焼き付け条件である。 −比較例1− 実施例1において、(D)の非電着塗装を省略した他は
、同様にして塗装物を得た。
【0016】−実施例3− 図2は、被塗装物である黒皮鋼板10をあらわす。この
金属板10は3枚の板材11、12、13が溶接により
一体化されており、継ぎ目に不動態部分である溶接箇所
15がある。この金属板10は長さ約20cm、幅約1
0cm、厚み2.3mmである。溶接箇所は端から5c
mの位置にある。 (A)  金属板の表面(塗装面)を脱脂処理した。 (B)  金属板の表面を燐酸亜鉛化成処理した。 (C)  脱脂処理および燐酸亜鉛化成処理のあとコン
プレッサの表面に以下のようにして電着塗装を施した。
【0017】塗料槽内の設定:塗料=カチオン型ポリア
ミノ樹脂電着塗料(パワートップU−2500  ブラ
ック  日本ペイント株製)、NV=20.3重量%、
PH=6.4、MEQ(ミリアミン当量)=24.3、
電導度=1890μs/cm、液温=28℃、溶剤量=
2.0重量%、P/V(顔料/ビヒクル)比=1/5で
ある。印加電圧を150Vとし、3分間の処理時間で約
20μmの膜厚みの電着塗装を行った。 (D)  電着塗装のあと金属板を水洗処理した。水洗
条件は電着塗料のUF濾液によるスプレー水洗で0.5
分の処理時間である。 (E)  水洗した金属板を、未通電状態の電着塗料槽
に浸漬することで同じ電着塗装用塗料と同じ塗料をディ
ッピング塗装した。膜厚みは1μm強である。 (F)  ついで、非電着塗装に続いてセッティングを
行った。セッティング条件は、室温で5分である。 (G)  最後に焼き付けを行った。140℃の温度、
20分の処理時間の焼き付け条件である。
【0018】−比較例2− 実施例3において、(E)の非電着塗装を省略した他は
、同様にして塗装物を得た。実施例および比較例におけ
る塗装物に対してソルトスプレー試験を実施して、溶接
箇所まわりの発錆状況を調べた。結果を表1に記す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例における塗装物は、表1における実
施例1と比較例1、および、実施例3と比較例2の結果
から、不動態部分も含めて発錆を十分に抑えられる良好
な塗装がなされたものであることがよく分かる。また、
この発明の塗装方法の場合、焼き付けは1回であるが、
焼き付けは1回でも発錆を十分に抑えられる塗装が行え
るものであることがよく分かる。なお、比較例1の発錆
状況を図3にあらわす。溶接箇所5位置のあちこちに錆
6の発生が認められる。
【0021】
【発明の効果】この発明の塗装方法では、塗装面の不動
態部分も含め塗装面全体に十分な塗装が施されているた
め、錆が生じ難く、しかも、焼き付けは1回で済むため
、迅速に塗装が行え、省エネルギー、省スペースの点で
も十分なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における被塗装物であるコンプレッサを
あらわす平面図である。
【図2】実施例における被塗装物である黒皮鋼板をあら
わす平面図である。
【図3】比較例1における塗装済のコンプレッサのソル
トスプレー試験後の状態を示す平面図である。
【符合の説明】
1  コンプレッサ(被塗装物) 5  溶接箇所(不動態部分) 10  黒皮鋼板(被塗装物) 15  溶接箇所(不動態部分)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  不動態部分のある塗装面を有する被塗
    装物の前記塗装面に電着塗装を施し、水洗処理したあと
    焼き付けすることなく、水溶性塗料の非電着塗装を重ね
    て施して、焼き付けするようにする塗装方法。
  2. 【請求項2】  非電着塗装用塗料が電着塗装用塗料と
    同じ塗料であって、未通電状態の電着塗装用塗料槽に浸
    漬することに非電着塗装を行う請求項1記載の塗装方法
JP5992191A 1991-03-25 1991-03-25 塗装方法 Pending JPH04297597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5992191A JPH04297597A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP5992191A JPH04297597A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 塗装方法

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JPH04297597A true JPH04297597A (ja) 1992-10-21

Family

ID=13127084

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JP5992191A Pending JPH04297597A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 塗装方法

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JP (1) JPH04297597A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004269627A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Mazda Motor Corp 無鉛性カチオン電着塗料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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