JPH04297539A - Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料 - Google Patents
Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料Info
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- JPH04297539A JPH04297539A JP8603991A JP8603991A JPH04297539A JP H04297539 A JPH04297539 A JP H04297539A JP 8603991 A JP8603991 A JP 8603991A JP 8603991 A JP8603991 A JP 8603991A JP H04297539 A JPH04297539 A JP H04297539A
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- alambda
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- Pending
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＡｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ
系軸受材料に係り、詳しくは、Ａｌ系軸受合金中のＦｅ
成分量を０．１５ｗｔ％未満にコントロ−ルすることに
より、合金の靭性を大幅に向上させることができるＡｌ
−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料に係る。
系軸受材料に係り、詳しくは、Ａｌ系軸受合金中のＦｅ
成分量を０．１５ｗｔ％未満にコントロ−ルすることに
より、合金の靭性を大幅に向上させることができるＡｌ
−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料に係る。
【０００２】
【従来の技術】Ａｌ軸受合金中に例えばＦｅ成分量が不
純物として０．１５ｗｔ％を超えて含まれていると、合
金中に針状析出物として存在するようになる。このよう
にＦｅＦｅ含有量が多いと、それを含む分散粒子のサイ
ズが大きく、かつ量も多くなり破壊に際して、その化合
物自身あるいはそれと母相との界面で剥離が生じるため
靭性が低下するといった問題がある。この靭性を損なう
ことは衝撃強さが低下し、割れの発生を容易にすること
につながり、結果として軸受のクラック、剥離という致
命的現象を起こすことになる。
純物として０．１５ｗｔ％を超えて含まれていると、合
金中に針状析出物として存在するようになる。このよう
にＦｅＦｅ含有量が多いと、それを含む分散粒子のサイ
ズが大きく、かつ量も多くなり破壊に際して、その化合
物自身あるいはそれと母相との界面で剥離が生じるため
靭性が低下するといった問題がある。この靭性を損なう
ことは衝撃強さが低下し、割れの発生を容易にすること
につながり、結果として軸受のクラック、剥離という致
命的現象を起こすことになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題の解
決を目的とし、具体的には、Ａｌ合金軸受材料中のＦｅ
成分量を制御することにより、合金中の靭性を大幅に移
上させることができるＡｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材
料を提案することを目的とする。
決を目的とし、具体的には、Ａｌ合金軸受材料中のＦｅ
成分量を制御することにより、合金中の靭性を大幅に移
上させることができるＡｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材
料を提案することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は重量
％で、３〜３５％Ｓｎ、０．１〜１１％Ｓｉならびに０
．１〜１０％Ｐｂを含むと共に、Ｃｕ、Ｍｇ、Ｚｎ、Ｃ
ｒ、Ｍｎ、Ｎｉ、Ｃｏ、Ｍｏ、Ｓｂ、Ｔｉ、Ｖ、Ｚｒの
うち１種若しくは２種以上を合計で０．１〜４％含有し
、さらに０．０５％以下のＳｒを含有し、かつＡｌマト
リックス中にＳｉ粒子を球状、だ円状若しくは先端が丸
味をおびる形状として分散、析出させた実質Ａｌから成
る合金においてＦｅ含有量を０．１５％未満に制御する
ように構成したことを特徴とする。
％で、３〜３５％Ｓｎ、０．１〜１１％Ｓｉならびに０
．１〜１０％Ｐｂを含むと共に、Ｃｕ、Ｍｇ、Ｚｎ、Ｃ
ｒ、Ｍｎ、Ｎｉ、Ｃｏ、Ｍｏ、Ｓｂ、Ｔｉ、Ｖ、Ｚｒの
うち１種若しくは２種以上を合計で０．１〜４％含有し
、さらに０．０５％以下のＳｒを含有し、かつＡｌマト
リックス中にＳｉ粒子を球状、だ円状若しくは先端が丸
味をおびる形状として分散、析出させた実質Ａｌから成
る合金においてＦｅ含有量を０．１５％未満に制御する
ように構成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明者らはＡｌ軸受材料の合金の伸びを良く
し、靭性を向上させる方法について検討したところ、伸
びを阻害する析出物の存在を皆無にすればよいという知
見を得た。この知見に基づいて更に研究を行ない、この
研究結果に基づいて本発明は成立したものである。
し、靭性を向上させる方法について検討したところ、伸
びを阻害する析出物の存在を皆無にすればよいという知
見を得た。この知見に基づいて更に研究を行ない、この
研究結果に基づいて本発明は成立したものである。
【０００６】以下、本発明の実施例を図面ならびに表に
より説明すると、次の通りである。
より説明すると、次の通りである。
【０００７】実施例１
Ａｌ−Ｓｎ−Ｐｂ−Ｓｉ−Ｓｒ合金のＦｅ含有量のみを
変化させ、表１に示す１５種類の供試材を連続鋳造物を
用いて作製した。
変化させ、表１に示す１５種類の供試材を連続鋳造物を
用いて作製した。
【０００８】
【表１】
【０００９】各供試材を適正な圧延熱処理を繰の返して
、０．５ｍｍ厚さの軸受相当材を作製し、ＪＩＳ １
３号Ｂ引張試験片に加工し、引張強度、伸びを測定した
。
、０．５ｍｍ厚さの軸受相当材を作製し、ＪＩＳ １
３号Ｂ引張試験片に加工し、引張強度、伸びを測定した
。
【００１０】
【表２】
【００１１】図１に示すようにＦｅ含有量が０．１５ｗ
ｔ％を超えると、デ−タは極端に伸びが低下し始める。 また、Ｆｅ含有量の増加とともに、Ｆｅ−Ｓｉ系の針状
昇出物が確認され、さらにＳｉ形状が球状・だ円若しく
は先端が丸味をおびた形状から多角形の形状に変化し、
ＳｒがＳｉに作用してＳｉ粒子を改質する作用を阻害す
ることが分った。
ｔ％を超えると、デ−タは極端に伸びが低下し始める。 また、Ｆｅ含有量の増加とともに、Ｆｅ−Ｓｉ系の針状
昇出物が確認され、さらにＳｉ形状が球状・だ円若しく
は先端が丸味をおびた形状から多角形の形状に変化し、
ＳｒがＳｉに作用してＳｉ粒子を改質する作用を阻害す
ることが分った。
【００１２】実施例２
Ａｌ−Ｓｎ−Ｐｂ−Ｓｉ−Ｃｕ−Ｃｒ−Ｓｂ合金のＦｅ
含有量のみを変化させ、表３に示す１５種類の供試材を
作製した。
含有量のみを変化させ、表３に示す１５種類の供試材を
作製した。
【００１３】
【表３】
【００１４】表３に示す各供試材を実施例１と同様に引
張強度、破断伸びを測定した。その結果を表４ならびに
図２に示す。
張強度、破断伸びを測定した。その結果を表４ならびに
図２に示す。
【００１５】
【表４】
【００１６】実施例２についても実施例１と同様の作用
効果を確認した。
効果を確認した。
【００１７】実施例３
Ａｌ−Ｓｎ−Ｐｂ−Ｓｉ−Ｓｒ−Ｃｕ−Ｃｒ−Ｓｂ−Ｔ
ｉ合金のＦｅ含有量のみを変化させ、表５に示す１５種
類の供試材を作製した。
ｉ合金のＦｅ含有量のみを変化させ、表５に示す１５種
類の供試材を作製した。
【００１８】
【表５】
【００１９】結果を表６ならびに図３に示す。
【００２０】
【表６】
【００２１】実施例３についても実施例１および実施例
２と同様の作用効果を確認した。
２と同様の作用効果を確認した。
【００２２】
【発明の効果】以上詳しく説明してきたように、本発明
は重量％で、３〜３５％Ｓｎ、０．１〜１１％Ｓｉなら
びに０．１〜１０％Ｐｂを含むと共に、Ｃｕ、Ｍｇ、Ｚ
ｎ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｎｉ、Ｃｏ、Ｍｏ、Ｓｂ、Ｔｉ、Ｖ、
Ｚｒのうち１種若しくは２種以上を合計で０．１〜４％
含有し、さらに０．０５％以下のＳｒを含有し、かつＡ
ｌマトリックス中にＳｉ粒子を球状、だ円状若しくは先
端が丸味をおびる形状として分散、析出させた実質Ａｌ
から成る合金においてＦｅ含有量を０．１５％未満に制
御するように構成したことを特徴とする。
は重量％で、３〜３５％Ｓｎ、０．１〜１１％Ｓｉなら
びに０．１〜１０％Ｐｂを含むと共に、Ｃｕ、Ｍｇ、Ｚ
ｎ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｎｉ、Ｃｏ、Ｍｏ、Ｓｂ、Ｔｉ、Ｖ、
Ｚｒのうち１種若しくは２種以上を合計で０．１〜４％
含有し、さらに０．０５％以下のＳｒを含有し、かつＡ
ｌマトリックス中にＳｉ粒子を球状、だ円状若しくは先
端が丸味をおびる形状として分散、析出させた実質Ａｌ
から成る合金においてＦｅ含有量を０．１５％未満に制
御するように構成したことを特徴とする。
【００２３】本発明によればＦｅ含有量を０．１５％未
満に制御するようにしたため、合金靭性が大幅に向上し
、軸受として使用した場合、クラック、剥離等の問題が
著しく減少させることができるという効果が得られる。
満に制御するようにしたため、合金靭性が大幅に向上し
、軸受として使用した場合、クラック、剥離等の問題が
著しく減少させることができるという効果が得られる。
【図１】Ｆｅ含有量と引張強度ならびに破断伸びとの関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図２】Ｆｅ含有量と引張強度ならびに破断伸びとの関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図３】Ｆｅ含有量と引張強度ならびに破断伸びとの関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項１】 重量％で、３〜３５％Ｓｎ、０．１〜
１１％Ｓｉならびに０．１〜１０％Ｐｂを含むと共に、
Ｃｕ、Ｍｇ、Ｚｎ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｎｉ、Ｃｏ、Ｍｏ、Ｓ
ｂ、Ｔｉ、Ｖ、Ｚｒのうち１種若しくは２種以上を合計
で０．１〜４％含有し、さらに０．０５％以下のＳｒを
含有し、かつＡｌマトリックス中にＳｉ粒子を球状、だ
円状若しくは先端が丸味をおびる形状として分散、析出
させた実質Ａｌから成る合金においてＦｅ含有量を０．
１５％未満に制御するように構成したことを特徴とする
Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8603991A JPH04297539A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8603991A JPH04297539A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04297539A true JPH04297539A (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=13875536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8603991A Pending JPH04297539A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | Ａｌ−Ｓｎ−Ｓｉ−Ｐｂ系軸受材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04297539A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07179968A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Daido Metal Co Ltd | 摺動材料用アルミニウム合金 |
| WO1997006950A1 (en) * | 1995-08-21 | 1997-02-27 | Federal-Mogul Corporation | Aluminum alloy bearing and method of making same |
| CN103725937A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-04-16 | 余姚市吴兴铜业有限公司 | 一种汽车部件用高性能铝合金 |
| WO2014157650A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 大豊工業株式会社 | アルミニウム合金、すべり軸受、およびすべり軸受の製造方法 |
| CN104561675A (zh) * | 2015-01-12 | 2015-04-29 | 许云飞 | 一种汽车用铝基合金轴承及其制备方法 |
| CN107083507A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-08-22 | 成都协恒科技有限公司 | 高强度耐腐蚀铝合金板材及其轧制工艺 |
| US20180051748A1 (en) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | Mahle International Gmbh | Aluminium alloy composition for a sliding element |
| CN110541091A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-06 | 安徽鑫铂铝业股份有限公司 | 一种轨道交通用高强度铝合金材料 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP8603991A patent/JPH04297539A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07179968A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Daido Metal Co Ltd | 摺動材料用アルミニウム合金 |
| WO1997006950A1 (en) * | 1995-08-21 | 1997-02-27 | Federal-Mogul Corporation | Aluminum alloy bearing and method of making same |
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| US10962055B2 (en) * | 2016-08-19 | 2021-03-30 | Mahle International Gmbh | Aluminium alloy composition for a sliding element |
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| CN110541091A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-06 | 安徽鑫铂铝业股份有限公司 | 一种轨道交通用高强度铝合金材料 |
| CN110541091B (zh) * | 2019-10-08 | 2021-12-10 | 安徽鑫铂铝业股份有限公司 | 一种轨道交通用高强度铝合金材料 |
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