JPH0429752A - 冷熱衝撃試験装置 - Google Patents

冷熱衝撃試験装置

Info

Publication number
JPH0429752A
JPH0429752A JP13538290A JP13538290A JPH0429752A JP H0429752 A JPH0429752 A JP H0429752A JP 13538290 A JP13538290 A JP 13538290A JP 13538290 A JP13538290 A JP 13538290A JP H0429752 A JPH0429752 A JP H0429752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigeration cycle
temperature
test
chamber
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13538290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2857472B2 (ja
Inventor
Tatsuo Hayashida
林田 辰雄
Hiroyuki Ozeki
尾関 弘行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13538290A priority Critical patent/JP2857472B2/ja
Publication of JPH0429752A publication Critical patent/JPH0429752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857472B2 publication Critical patent/JP2857472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、冷熱衝撃試験装置にかかわり、とくに、集
積回路に冷却と加熱とをくり返し試験をおこなうのに好
適な冷熱衝撃試験装置に関している。
[従来の技術] この種の冷熱衝撃試験装置は、たとえば特開昭62−1
25230号公報に開示されているように、二元冷凍サ
イクルと、二元冷凍サイクルを構成している蒸発器およ
び再加熱器が収容された低温室と、加熱器が収容された
高温室と、低温室および高温室につながれた試験室と、
低温室および高温室を択一的に試験室に連通させるため
に、これらのあいだに配設された手段とを具備している
試験は、二元冷凍サイクルが低温室の空気温度を試験温
度よりもひくい温度に予冷するとともに、加熱器が高温
室の空気を試験温度よりもたかい温度に予熱したあと、
低温室の冷風あるいは高温室の熱風を試験室に交互にお
くり、これらの冷風および熱風に試験室内の試料をさら
すことによってなされている。
このような試験装置において、低温試験の最高温度は、
通常、−65°Cである。このときの低温室の予冷温度
は一75°Cないし一80″Cであり、蒸発器における
冷媒温度は一80″Cないし一85°Cである。低温試
験の最低温度はほぼ一10°Cであり、このときの低温
室の予冷温度は一20″Cないし一30°C1蒸発器を
ながれる冷媒の温度は一25°Cないし一30°Cであ
る。が、これらの冷媒温度では、冷媒の循環量が大きく
なりすぎ、冷凍能力が過大となるため、再低温度での低
温試験、つまり温度−10°Cによる低温試験をおこな
うときには、再加熱器を運転するとともに、圧縮機を定
回転数で作動させて、所定の予冷温度を維持させ、過剰
となっている冷凍能力を打ち消すようにさせている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の試験装置は、このように冷凍サイクルの冷凍能力
を低温試験で必要とされる最高温度にあわせ、それより
もひくい温度による低温試験温度のときに、冷凍サイク
ルによる冷却と再加熱器による加熱とをいっしょにおこ
なって、所定温度を維持しているため、多量のエネルギ
ーを無駄にしている。
本発明の目的は、省エネルギー化をはかれ、異なる試験
温度間の移行時間あるいは除霜後の再運転時の立ち上が
り時間の短縮をはかることができ、しかも、冷凍サイク
ルの運転を安定しておこなうことができるようにさせる
ことにある。
[課題を達成するための手段] 本発明の冷熱衝撃試験装置は、上記目的を達成するため
に、二元冷凍サイクルにおける圧縮機の各々がインバー
タを具備するものがらなり、低温室の準備運転、低温試
験運転、予冷運転なとの運転状態および運転温度状況に
おうして、インバータの制御をおこなうとともに、準備
運転において、高温側冷凍サイクルを起動させ、つぎに
低温側冷凍サイクルを起動させるときに、高温側冷凍サ
イクルの圧縮機の周波数を低下させるようにインバータ
を制御する手段を具備させられている。
[作用コ 高温室の準備運転は、たとえば、試験温度よりも30°
Cたかい予熱温度となるように、加熱器を作動させるこ
とによってなされる。
最高温度の低温試験、たとえば温度−65°Cでの低温
試験は、膨張弁を全開にし、高温側冷凍サイクルを起動
させたあと、低温側冷凍サイクルを起動させて、低温室
が試験温度よりもたとえば15°Cひくい予冷温度とな
るようにさせ、低温室の予冷温度がたとえば一80″C
に到達したときに、冷風を低温室から試験室に所定時間
にわったって送り込み、この冷風に試験室内の試料をさ
らすことによってなされる。冷凍サイクルが起動される
ときに、制御手段はインバータを制御して、圧縮機を最
大回転数で作動させる。
また、低温試験が最低温度でなされるとき、たとえば−
10″Cの温度で低温試験をおこなうときには、膨張弁
の開度を小さくさせ、高温側冷凍サイクルを起動させた
あと、低温側冷凍サイクルを起動させ、予冷温度がたと
えば一20°Cないし一30°Cになったときに、この
冷風を試験室に送り込み、冷風に試験室内の試料をさら
すことによってなされる。このときに、制御手段は、イ
ンバータを制御して、最高温度の低温試験よりも低い回
転数でもって、圧縮機を作動させる。
これらの低温試験のいずれがか完了すると、高温試験が
ひきっすいでなされる。高温室は、低温試験がおわると
きまで、加熱器が室内空気をたとえば180″Cの予熱
温度にさせられる。低温試験かおわると、この熱風が高
温室から試験室に送り込まれ、試験室内の試料が熱風に
さらされる。
高温試験がなされているときに、冷凍サイクルは、制御
手段がインバータを制御して、圧縮機の回転数をさげて
、予冷運転状態にさせられている。が、膨張弁か全開さ
れ、第二回目の低温試験かはしまる直前になると、制御
手段がインバータを制御し、圧縮を最大回転数で作動さ
せて、冷凍サイクルを最大冷却能力で運転させ、低温室
の温度を急速に予冷温度まで低下させる。低温室の温度
が、低温試験温度よりもたとえば15°Cひくい温度に
なると、膨張弁の開度が小さくされ、制御手段がインバ
ータを制御して圧縮機の電動機の回転数を減少させる。
本発明による冷熱衝撃試験装置は、このように、運転状
態におうして、制御手段およびインバーが二元冷凍サイ
クルの冷凍能力を調整し、再加熱器による調温を最小に
させているので、再加熱器に消費されるエネルギーが減
少し、省エネルギー運転をおこなえる。
圧縮機がこのようにインバータ制御されている試験装置
において、二元冷凍サイクルは、低温試験において、高
温側冷凍サイクルの起動かますなされ、それから、低温
側冷凍サイクルか起動させる。が、低温側冷凍サイクル
が起動させられたときに、カスケード熱交換器内の負荷
が急激に上昇するため、高温側冷凍サイクルにおける圧
縮機の吐出ガス温度および吐出圧力が上昇する。このと
きに、低温側冷凍サイクルか高温側冷凍サイクルとおな
し高周波数で起動させられると、各部の温度圧力かスム
ーズに立ち上がりらす、運転が不安定になる。が、この
試験装置では、制御手段が、低温側冷凍サイクルを起動
させるときに、高温側冷凍サイクルにおける圧縮機のイ
ンバータから電動機に供給される周波数を低下させてか
ら、低温側冷凍サイクルを起動させているので、低温側
冷凍サイクルにおける圧縮機からの吐出ガス温度および
吐出圧力の急上昇がなくなり、低温側冷凍サイクルがス
ムーズに立ち上がり、しかも、安定した温度降下をなさ
せることかできるので、安定した運転をおこなえる。
[実施例] 本発明の冷熱衝撃試験装置の実施例は以下に第1図ない
し第4図とともに説明する。
この冷熱衝撃試験装置は、第1図に示すように、試験室
10.高温室11および低温室12、それに機械室13
を具備している。
高温室11は試験室10の下方に、低温室12は試験室
の上方に、そして、機械室13は高温室および低温室の
側方に配置されている。これらの室は、壁によって仕切
られ、たがいに独立させられている。が、試験室と高温
室との仕切壁にはふたつの通路14.15が、試験室と
低温室とのあいだの仕切壁にはふたつの通路16.17
がそれぞれ設けられている。これらの通路のうち、通路
14.15にはダンパ18.19が、通路16.17に
はダンパ20.21がそれぞれ配置されている。ダンパ
は一端が仕切壁にヒンジによって取り付けらでいて、動
力源を外部から操作することによって回転して、通路1
4.15のみをあるいは通路13.17のみを開閉する
ことができる。
また、高温室11の内部には、案内板22が配設され、
この案内板によって、高温室をふたつの小室に区画して
いる。送風機23が小室の端部に位置して高温室と機械
室13とのあいたの仕切壁に配設され、上部小室、送風
機および下部小室を経由して上部小室にもとる循環を高
温室の空気になさせることができるようにさせている。
が、高温室には通路14にダンパ18aか配置されてい
る。このダンパも、一端が仕切壁にヒンジによって取り
付けらでいて、動力源を外部から操作することによって
回転して、通路14のみを開閉することができる。か、
ダンパ18aの回転中心軸は、ダンパ18と対象に配置
されていて、ダンパ18.19がひらいたときに一緒に
ひらいて、下部小室と送風機23とのあいだを閉塞し、
送風機23からの空気を試験室10にみちびき、通路1
5および上部小室を経由して、送風機23にもどる循環
を高温室の空気になさせることができるようにしている
。加熱器24および蓄熱材25は上部小室に配置され、
これらの空気循環路上に位置させられているとともに、
案内板や仕切壁なとに支持されている。
低温室12の内部にも、案内板26か配置され、低温室
12をふたつの小室に区画している。送風機27がこれ
らの小室の端部に配置され、高温室11と同様に、低温
室内の空気に循環をなさせているとともに、ダンパ20
aが通路16に配置され、ダンパ20,21とともにひ
らいたときに、上部小室と送風機27とのあいだを閉塞
して、送風機27からの空気を試験室1oにみちびき、
通路17および上部小室を経由して送風機27にもとる
循環を低温室の空気になさせることができるようにして
いる。
蒸発器28、蓄熱材29および再加熱器30は下部小室
に配置され、これらの空気循環路上に位置させられてい
るとともに、底壁などに支持されている。蒸発器28は
、後述するように、冷凍サイクルの一部を構成している
。この冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、膨張弁
なとの機器は、図示されていないが、機械室13に収容
されている。
冷凍サイクルは、第2図に示すように、高温側冷凍サイ
クルAと低温側冷凍サイクルBとを具備する二元冷凍サ
イクルからなっている。
高温側冷凍サイクルAは、圧縮機31、凝縮器32、電
磁弁33.34、膨張弁35〜37、それに、熱交換器
38から構成されている。低温側冷凍サイクルBは、圧
縮機41、低温室12に配設された蒸発器28、膨張弁
45〜47、電磁弁43.44、油分離器49、リリー
フ弁50.膨張タンク51、キャピラリチューブ52、
それに、熱交換器38から構成されている。熱交換器3
8はカスケードタイプのものからなっている。これらの
うち、リリーフ弁50、膨張タンク51およびキャピラ
リチューブ52は、低温側冷凍サイクルBの圧力が上昇
したときに、この圧力を低圧側に逃すためのものである
。なお、図示されていないが、高温側冷凍サイクルにお
ける凝縮器32は出入口を分岐管によって低温室12に
ある再加熱器30につながれている。
各々の冷凍サイクルにおける圧縮機31.41はスクロ
ールタイプのものからなっているとともに、インバータ
を組み込まれている。インバータは、制御手段につなが
れていて、制御手段からの信号によって、圧縮機の電動
機に供給される周波数を変化させることができる。
この制御手段は、全体が第3図において参照符号50で
示されていて、マイクロブロッセッサを含む演算手段5
1、試験温度の設定手段52、ダンパ動力源の発動手段
53、膨張弁を選択する電磁弁の開閉手段54、高温室
にある加熱器24の発動手段55などを含むもので、演
算手段50が試験温度設定手段52および高温室と低温
室と試験室との各々に配置された温度センサ60〜62
からの信号にもとすいてインバータ63.64にたいす
る制御信号、ダンパ動力源発動手段53、電磁弁開閉手
段54および加熱器24の発動手段55にたいするオン
オフ信号を出力するようになっている。
冷凍能力の変更は、この試験装置において、インバータ
63.64が圧縮機31.41の電動機に供給される電
力の周波数をかえるとともに、電磁弁33.34.43
.44を開閉することでなされている。電動機の回転数
Nは、よく知られているように、極数を91周波数をf
としたときに、N= (120/p)Xfであり、電動
機の回転数は周波数に比例している。制御手段50は、
運転状態におうじて、インバータ63.64を制御シ、
圧縮機電動機に供給される電力の周波数をかえ、回転数
を増減させて、圧縮機31.41の冷媒の吐出量を変化
させ、冷媒循環量をかえ、同時に、電磁弁33.34.
43.44を開閉し、膨張弁35〜37.45〜47を
選択して、冷凍能力を変更している。
この冷熱衝撃試験装置の作動を第2図および第3図とと
もに説明する。
試料は試験室10に収容される。試験は、すへてのダン
パ20,21および20aをとじ、二元冷凍サイクルを
起動させて、低温室12の空気を予冷するとともに、加
熱器24を作動させて、高温室11の空気を予熱してか
ら、これらのダンパをひらいて、冷風を試験室10に送
り込み、試料を冷風にさらし、そのあと、ダンパ20,
21および20aをとじるとともに、ダンパ18.19
および18aをひらいて、高温室11の熱風を試験室1
0にみちびき、これらをくり返すことによってなされる
冷凍サイクルの起動は、ます、高温側冷凍サイクル八か
らなされる。高温側冷凍サイクルAが起動されると、圧
縮機31からの冷媒ガスは凝縮器32にみちびかれ、凝
縮器おいて外気または冷却水に放熱して凝縮させられる
。この凝縮液は膨張弁35〜37において減圧され、カ
スケード熱交換器38にはいり、ここで蒸発して圧縮機
31にもどる。つぎに低温側冷凍サイクルBが制御手段
50によって起動される。起動かなされると、圧縮機4
1から吐出された冷媒ガスは、カスケード熱交換器38
において高温側冷凍サイクルAの冷媒と熱交換して冷却
され凝縮させられる。凝縮液は、膨張弁45〜47にお
いて減圧されたあと、蒸発器28に流入し、ここで低温
室12における循環空気と熱交換されて蒸発し、圧縮機
41にもどる。制御手段50は、各々の冷凍サイクルご
とに、インバータ63.64を制御して、圧縮機電動機
の回転数をかえ、冷凍能力を調整するとともに、電磁弁
33.34.43.44の開閉をおこなって、適当する
膨張弁35〜37.45〜47を回路に挿入している。
この試験装置において、低温側冷凍サイクルBの起動は
、高温側冷凍サイクルAを起動させ、高温側冷凍サイク
ルの周波数の圧縮機に電動機に供給される電力の周波数
を低下させたあとにおこなっている。
第4図は試験室10、高温室11および低温室12の温
度と、高温側冷凍サイクルAおよび低温側冷凍サイクル
Bにおける圧縮機31.41の電動機に供給される周波
数と、これらの冷凍サイクルにおける膨張弁を選択する
電磁弁33〜35.45〜47の作動との関係を示して
いる。制御手段50は、高温側冷凍サイクルAにおける
圧縮機31にたいするインバータ63を制御して、この
圧縮機の電動機の回転数を周波数75Hzに関連する回
転数まで上昇させる。低温室12の温度か一30°Cに
なると、制御手段50は低温室12にある温度センサ6
1からの信号によって圧縮機31にたいするインバータ
63を制御して、この圧縮機の電動機に供給される電力
の周波数を30Hzまで低下させる。この周波数まで低
下したら、制御手段50は、低温側冷凍サイクルBの圧
縮機41を起動させる。そのあと、制御手段50は、冷
凍サイクルAXBの圧縮機31.41の電動機が周波数
75Hzで運転されるように、インバータ63.64を
制御する。これと同時に、制御手段50は、高温側冷凍
サイクルAが起動されたときに、電磁弁33.34をと
じ、低温側冷凍サイクルBが起動されたときに、これら
の電磁弁をふたたびひらくとともに、低温冷凍サイクル
Bの電磁弁43.44をひらくように、手段54を制御
する。この冷熱衝撃試験装置は、このように、高温側冷
凍サイクルAを起動させ、つぎに高温側冷凍サイクルの
圧縮機31の周波数を低下させたあとに、低温サイクル
の起動をおこなっているので、高温側冷凍サイクルにお
ける異常な吐出ガス温度の上昇および吐出圧力の上昇を
防止することができるとともに、低温側冷凍サイクルを
低い周波数から起動させることになるため、スムーズな
運転をおこなうことができ、安定した温度降下をなさせ
ることができる。
二元冷凍サイクルが起動されると、低温室12の空気は
、ダンパ20.21および20aかとしているので、送
風機27によって低温室内を循環させられつつ、蒸発器
28によって冷却される。
制御手段50は、低温室12の温度センサ61からの信
号を参照しつつ、インバータ63.64を制御して、冷
凍能力を増大させてゆき、温度か試験温度以下、温度−
80″C以下になると、温度センサ61からの信号によ
って、高温サイクル八における圧縮機31からのホット
カスを再加熱器30にみちびいて、循環冷風を加熱し、
冷風を試験温度に調温する。
冷風が温度−80°Cになると、制御手段50が手段5
3に信号を出力し、ダンパ20,21およびダンパ20
aの動力源を作動させて、低温室]2と試験室10とを
つなく通路16.17を開放する。そこで、低温室の冷
風は、送風機27によって、通路16をとおって試験室
10に送り込まれ、試料を冷却したあと、通路17をと
おって低温室12にもとり、蒸発器28において熱交換
されたあと、ふたたび試験室10に送り込まれ、試料を
冷却する。
試料の低温衝撃試験がこのようにしてなされると、制御
手段50がダンパ20,21およびダンパ20aの動力
源を作動させて、低温室12を試験室10からきり離す
とともに、高温室11のダンパ18.19およびダンパ
18aをひらいて、高温室11と試験室10とを連通さ
せる。このときまでに、高温室内の空気は予熱温度18
0°Cまでに加熱されているとともに、送風機27によ
って高温室内を循環させられている。高温室か試験室に
つながれると、この熱風が送風機23によって通路14
から試験室10に送り込まれ、試料を加熱したあと、通
路15を経由して高温室11にはいり、加熱器24によ
って加熱されたあと、ふたたび通路14から試験室10
に送り込まれる。
制御手段50は、試験室10の温度センサ62から信号
によって、試験室10か温度150°Cに維持されるよ
うに加熱器24を制御する。
低温室12では、このようにして試料にたいする高温試
験かなされているあいだ、予冷運転かおこなわれている
。が、低温室の空気は、低温試験の直後に、低温試験温
度−65°Cに近い温度まで上昇している。制御手段5
0は、低温試験がおわると、ダンパ20.21および2
0aをひらき、電磁弁33.34.43.44をひらき
、圧縮機31.41が周波数75Hzで作動するように
インバータ63.64を制御して、低温室12を温度−
80’Cまで急速に低下させる。この予冷温度に到達し
たら、制御手段50は、つぎの低温試験が開始されるま
で、圧縮機31.41の電動機が周波数50Hzで運転
されるようにイン)<−タロ3.64を制御するととも
に、電磁弁33あるいは34、電磁弁43あるいは44
をひらいて、省エネルギー運転をおこなわせる。
高温試験がおわると、高温室11のダンパ18.19が
とじられ、低温室12のダンパ20,21がひらかれ、
つきの低温試験がおこなわれる。それから、ふたたび高
温試験なされ、これらの低温試験と高温試験とが必要と
する回数くり返される。
なお、上記実施例では、運転状態におうして電磁弁によ
って膨張弁の選択をおこなっているが、膨張弁を外部か
ら開度を連続的に調整することかできる電子弁から構成
し、インバータを制御するときに、この膨張弁の開度も
調整するようにさせせで、操作性を改善するともに、運
転状態におうじて、膨張弁の設定が精密におこなわせ、
より円滑な運転をおこなえるようにさせるなどすること
ができる。
[発明の効果] 本発明の冷熱衝撃試験装置は、以上述へたように、二元
冷凍サイクルにおける圧縮機の各々がインバータを具備
させられ、制御手段が準備運転、予冷運転、試験運転な
どの運転状態および運転温度におうじてインバータを制
御して、二元冷凍サイクルが運転状態の各々に対応する
冷凍能力をもつようにさせ、再加熱器の作動を最小にさ
せているので、エネルギーの消費をすくなくすることか
でき、しかも、より大きな容量の圧縮機を採用して、準
備運転および予冷運転時間を短縮させても、これを動力
費を増大させることなしにおこなうことができる。これ
らとともに、本発明の冷熱衝撃試験装置では、制御手段
か、準備運転において、高温側冷凍サイクルを起動させ
、つぎに低温側冷凍サイクルを起動させるときに、高温
側冷凍サイクルの圧縮機の周波数を低下させてから低温
側冷凍サイクルを起動させているので、準備運転におけ
る冷凍サイクルの乱れがなくなり、スムーズな起動をお
こなわせることができ、そして、起動か安定することに
よって、温度降下時間がはやくなり、試験時間を短縮を
させることかできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の冷熱衝撃試験装置の一実施例を示し、第
1図は装置の構成を縦断面にして示す説明図、第2図は
二元冷凍サイクルの構成を示す説明図、第3図はこの装
置に含まれる制御手段の構成を示す説明図、第4図は冷
熱衝撃試験における試験室、高温室および低温室の温度
と、高温側冷凍サイクルおよび低温側冷凍サイクルの電
動機を駆動する周波数と、これらの冷凍サイクルにおけ
る膨張弁を選択する電磁弁の作動との関係を示す説明図
である。 A・・・高温側冷凍サイクル、B・・・低温側冷凍サイ
クル、10・・・試験室、11・・・高温室、12・・
・低温室、14.15.18.19・・・試験室を高温
室に連通させる手段、16.17.20,21・・・試
験室を低温室に連通させる手段、24・加熱器、28・
・・蒸発器、 30・・・再加熱器、33.34.43
.44・・電磁弁、35〜37.45〜47・・・膨張
弁、50・・・制御する手段、63.64・・・インバ
ータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、二元冷凍サイクルと、この冷凍サイクルにおける低
    温側冷凍サイクルを構成する蒸発器および再加熱器が収
    容された低温室と、加熱器が収容された高温室と、低温
    室および高温室につながれた試験室と、低温室および高
    温室を択一的に試験室に連通させるために、これらのあ
    いだに配設された手段とを具備し、低温室からの冷風あ
    るいは高温室からの熱風を試験室に交互におくることに
    よって、試験室内の試料に冷熱衝撃試験をおこなってい
    る装置において、二元冷凍サイクルにおける圧縮機の各
    々がインバータを具備するものからなり、低温室の準備
    運転、低温試験運転、予冷運転などの運転状態および運
    転温度状況におうじてインバータの制御をおこなうとと
    もに、準備運転において、高温側冷凍サイクルを起動さ
    せ、つぎに低温側冷凍サイクルを起動させるときに、高
    温側冷凍サイクルの圧縮機の周波数を低下させるように
    インバータを制御する手段を具備させられていること、
    を特徴とする冷熱衝撃試験装置。
JP13538290A 1990-05-28 1990-05-28 冷熱衝撃試験装置 Expired - Fee Related JP2857472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13538290A JP2857472B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 冷熱衝撃試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13538290A JP2857472B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 冷熱衝撃試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0429752A true JPH0429752A (ja) 1992-01-31
JP2857472B2 JP2857472B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=15150402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13538290A Expired - Fee Related JP2857472B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 冷熱衝撃試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2857472B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6887364B2 (en) 2000-08-18 2005-05-03 Ti Group Automotive Systems Limited Method for manufacturing a multiple walled tube
JP2015102541A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 エスペック株式会社 環境試験装置及び冷却装置
JP2020022954A (ja) * 2018-06-19 2020-02-13 バイス ウンベルトテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 試験チャンバー、及び空気の調整方法
US10634365B2 (en) 2006-04-18 2020-04-28 Oy Halton Group Ltd. Modular services supply arrangement
CN114674653A (zh) * 2022-03-29 2022-06-28 盐城市泽楷建设有限公司 一种建筑施工用提高测试全面性的混凝土收缩试验变温仓
CN115436211A (zh) * 2022-08-30 2022-12-06 广东宏展仪器有限公司 复式快速温变冲击试验箱

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6887364B2 (en) 2000-08-18 2005-05-03 Ti Group Automotive Systems Limited Method for manufacturing a multiple walled tube
US10634365B2 (en) 2006-04-18 2020-04-28 Oy Halton Group Ltd. Modular services supply arrangement
JP2015102541A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 エスペック株式会社 環境試験装置及び冷却装置
JP2020022954A (ja) * 2018-06-19 2020-02-13 バイス ウンベルトテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 試験チャンバー、及び空気の調整方法
CN114674653A (zh) * 2022-03-29 2022-06-28 盐城市泽楷建设有限公司 一种建筑施工用提高测试全面性的混凝土收缩试验变温仓
CN114674653B (zh) * 2022-03-29 2023-03-24 盐城市泽楷建设有限公司 一种建筑施工用提高测试全面性的混凝土收缩试验变温仓
CN115436211A (zh) * 2022-08-30 2022-12-06 广东宏展仪器有限公司 复式快速温变冲击试验箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2857472B2 (ja) 1999-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5904049A (en) Refrigeration expansion control
US5231845A (en) Air conditioning apparatus with dehumidifying operation function
US5722248A (en) Operating control circuit for a refrigerator having high efficiency multi-evaporator cycle (h.m. cycle)
US4138859A (en) Split heat pump outdoor fan arrangement
KR100225622B1 (ko) 멀티형 공기조화기
JPH05142294A (ja) 冷熱衝撃試験装置
JP4211912B2 (ja) 恒温恒湿装置
JP2801305B2 (ja) 冷熱環境試験装置
JPH0429752A (ja) 冷熱衝撃試験装置
JP2000249643A (ja) 冷熱衝撃試験装置
JP3003356B2 (ja) 自動販売機の庫内冷却,加熱装置
JP3633997B2 (ja) 冷凍冷蔵庫およびその制御方法
JPH11148761A (ja) 冷蔵庫
JPH06182235A (ja) 冷熱環境試験装置
JP6771508B2 (ja) 空調装置
JP6650062B2 (ja) 環境試験装置
JP2001241779A (ja) 空気調和機の冷媒流量制御装置
JPH02257036A (ja) 冷熱衝撃試験装置
KR100445445B1 (ko) 냉동 장치
JP7274960B2 (ja) ショーケース
JP2000298093A (ja) 恒温装置及び恒温恒湿装置
JP2004205116A (ja) 冷温水発生装置およびその制御方法
JPH01300181A (ja) 蓄冷式冷蔵庫
JPH03157144A (ja) 恒温装置
KR100251567B1 (ko) 2단계감압장치가구비된냉동사이클및그제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees