JPH04297391A - ボート - Google Patents

ボート

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JPH04297391A
JPH04297391A JP3003996A JP399691A JPH04297391A JP H04297391 A JPH04297391 A JP H04297391A JP 3003996 A JP3003996 A JP 3003996A JP 399691 A JP399691 A JP 399691A JP H04297391 A JPH04297391 A JP H04297391A
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    • B63B19/08Ports or like openings in vessels' sides or at the vessels' bow or stern
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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    • B63B19/00Arrangements or adaptations of ports, doors, windows, port-holes, or other openings or covers
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    • B63B2019/083Bow ports, e.g. for ferries

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の前文に記載の
ボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のボートは、例えばドイツ特許公
開公報DE−OS2029165に記載されているよう
に、平坦なフラップが継手によって平坦なボート壁部分
に設けられているボートとは区別されている。この種の
ボートは流体力学的に好ましくない走行特性を有すると
いう欠点がある。
【0003】冒頭で述べた種類のボートはフランス特許
出願FR−A2511969に記載されている。このボ
ートの場合にも前述のボートの場合と同様に、揺動する
際に常にフラップがボート壁に密接するように考慮しな
ければならない。そのために、フラップの下部にはフラ
ップを開く際に船首開口部の下端部が嵌入する切欠きが
形成されている。フラップ開口部の下方の船首部分の形
状は揺動軸を中心とするフラップの揺動動作に合わせら
れており、すなわち揺動軸上に円の中心を有する多数の
部分円として形成されている。従って船首開口部の下方
に位置する船体部分は最適な流れ条件に適応することは
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、船首
フラップを開放した状態でも閉鎖した状態でも良好な特
性を有する船首フラップを有するボートを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
対象によって解決される。好ましい実施例が請求項2か
ら請求項10に記載されている。
【0006】
【作用】作業用ないし娯楽用として用いられるフラップ
を船首へたたみ戻すことができ、それによって水力学及
び流体力学的な特性及びその美的な外観が損なわれない
。従って本発明のボートはその完全な機能能力を制限す
ることなく、救命用、海難救助用、娯楽用及び高速ボー
トとして使用することができる。フラップが浮きとして
作用するように構成されていることによって、ボートの
安定性を損なわずにフラップを利用することができる。 さらにフラップを引き開けた状態においてボートの転覆
安定性を向上させることができる。さらに、ボート船体
の構造によって、カーブ走行時にリヤエンジンが水から
突出せず、ボートは非常に大きな転覆安定性を有する。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1に側面を示すボートの図2に示すボート
長手方向に凸状に形成されたV字状あるいはスプーン状
の船首には、ボートの中心線に対して対称に配置された
フラップ1が設けられており、フラップ1は図3と4に
おいては開いた状態で示されており、外壁3の一部は水
中4に没している。
【0008】フラップ1の外壁3も同様にスプーン状に
湾曲されており、閉鎖した状態での外形は流体力及び水
力学的に船首外壁7と連続するように形成されている。 このように形成することによって一部が水中4に没して
いる場合に流体力学的に良好な特性を有する流れに沿っ
たシールドとして作用するので、フラップが開かれて一
部が水中に没しているままでも走行することができ、そ
の際にはフラップ1は船首を持ち上げる。開放されたフ
ラップのフラップ下部と船首開口部15の下方に位置す
る船首壁部分との間には間隙2が形成されている。この
間隙2を通して空気はボートの船体の下方へ吸引され、
それによって水4の侵入が防止されるとともにボート船
体の滑り摩擦も減少される。開放されたフラップ1はさ
らに、その形状と、外壁と内壁との間に閉鎖された中空
室6(図4に断面で示す)を有することによってボート
に浮力を与える。ボートのはば木8aはフラップ1にも
設けられており、ここでは当接端縁8b及びフラップの
補強として用いられる。フラップ1が後述するように積
荷フラップないし上陸フラップとして使用される場合に
は、当接端縁8bはその使用目的に従って図2と3に示
す形状とは異なって形成される。
【0009】図3に示すように、フラップ1の内側の両
側にはそれぞれボート軸に対して平行な突出部9aと9
bが設けられている。各突出部9aないし9bにはボー
ト床10方向を向いたブーム11が設けられており、こ
のブームを介してフラップ1の回転リンク13aと13
bがボートの内側のボート床10のすぐ上の船首開口部
15近傍にリンク結合されている。フラップの揺動軸は
船首開口部15を包囲する船首壁端縁17に対してボー
ト中心に向かって所定距離後方へずれている。各ブーム
11の回転リンク13aないし13b間には下方が開放
した切欠き19aないし19bが形成されており、フラ
ップ1が下方へ揺動する際にフラップ開口部15を画成
するボート床端縁21が前記切欠き19aないし19b
に嵌入する。
【0010】回転リンク13aないし13bの上方に距
離をおいて、双方向に作用する、すなわち引っ張り及び
押圧を行うピストンシリンダユニット23aないし23
bのピストン端部が突出部9aないし9bの軸受22a
ないし22bに軸承されている。ピストンシリンダユニ
ット23aないし23bの基点25aないし25bはピ
ストン軸受に対してほぼ同一の高さでボート内側に揺動
可能に軸承されている。ピストンシリンダユニットの代
わりに電磁調節装置を使用することもできる。
【0011】すでに説明したように、フラップ1の内部
には中空室6が設けられており、それによってシリンダ
ユニット23aと23bによりフラップ1の一部が水中
に没入されたときにさらに浮力が得られ、この浮力は後
述するように潜水作業、水浴運転などの際に重要である
。それによって船首も上方に押圧され、従ってさらに荷
重をかけることができる。浮力が大きいので、ボートの
安定を損なわずに1、2人の人間が開いたフラップ1上
に載ることができる。フラップ1は、フラップ1の外壁
3の外側がほぼ完全に水面下に位置し内側はほぼ水面上
に位置するような位置において揺動可能であるように配
置され、かつ軸承されている。
【0012】ボートの外底35の船首側部分は図1〜図
5に示すように、ボート外側即壁37へのエッジ状の移
行部36と後部側の丸い移行部39とを有する。エッジ
状の移行部36はボート長さのほぼ中央部にある段部4
1のところで丸い移行部39へ移行している。それぞれ
ボートの使用目的に従って段部41はボート船首からボ
ート全長の3分の2の距離に配置することができる。
【0013】ボートの輪郭及び特に丸い移行部とエッジ
状の移行部36ないし39が図5に示されている。ボー
トの輪郭は中心線40に対して対称に延びているので、
図が重ならないようにプロフィールの半分だけが示され
ており、エッジ状の移行部36を有するプロフィールは
図5の右側に示され、丸い移行部39を有するプロフィ
ールは左側に示されている。A〜Gの文字は、図1のボ
ートの側面図に記載されたプロフィール箇所を示してい
る。
【0014】さらに図5から明らかなように、ボートの
重心は非常に低くなっており、それによって後述する転
覆安全性が向上する。上述したエッジ状及び丸い移行部
36ないし39の配置によって、特に2つのリヤエンジ
ン45aと45bを搭載したボート46は水上でのカー
ブ走行の際に優れていることが明らかにされている(図
6と図7に示す)。エッジ状の移行部36によって水は
ボート底35の下でボート長手軸に対して平行に分水さ
れる。カーブ44を走行する場合にボート46は図7に
示すようにカーブの中心方向に傾斜する。それによって
水4は流れ線47aと47bで示すようにボート46の
船首側部分おいては段部41まではボート軸に対して平
行に後方へ案内され、段部41のすぐ後ろでボート46
の下方へ曲がって外側へ導かれる。段部41は図1〜図
5に示す実際の構成とは異なり図6においてはわかりや
すくするために著しく側方へずらして記載されている。 エッジ状と丸い移行部36と39を有するボートの外側
底35の形状によって、並びに段部41によって、水4
は右カーブにおいて左に持ち上げられたリヤエンジン4
5aの駆動ボルト48a側に高く持ち上げられ、その後
リヤエンジンは完全に水中に没し、さらに水中で完全な
推進出力を発揮することができる。リヤエンジン45b
の駆動ボルトは、その際に水中4に深く沈み、完全な推
進出力を同様に提供する。丸い移行部39によってカー
ブ44においてボートの後部はやや側方へ案内され、そ
れによってカーブ半径が著しく減少される。ボートの船
体をこのように形成することにより、水中で所望の場所
にきわめて正確に到着できることによって、その場所で
フラップ1を開いて例えば救助活動を行い、水浴者を収
容し、潜水者を降下させ、かつ渚あるいは岸近くへ走行
して容易に下船することができる。
【0015】フラップ1を開くために、ピストンシリン
ダユニット23aと23bが不図示の制御弁によって移
動され、それによってフラップ部分5が船首から水面方
向へ移動する。ピストンシリンダユニット23aと23
bを介してフラップ1が連続的に調節されてそれぞれの
角度位置に固定される。フラップ1が最も低い揺動点に
達するのは、フラップの上端縁としての当接端縁8aが
水面上に来たときである。この状態においてフラップの
外側壁3はほぼ完全に水中にある。フラップの外側壁3
がスプーン状に湾曲されており、その両側が突出部9a
と9bによって閉鎖されているので、水中4に圧入され
たフラップ1はその外側形状によって浮きとして作用し
、ボートの船首を高く持ち上げる。波の動きにより水4
がフラップ1の内側へ達し、あるいは非常に大きい重量
がかけられた場合にも、フラップは中空室6によってな
お浮きとして作用する。フラップ1がピストンシリンダ
ユニット23aと23bを介して残りのボートと堅固に
固定されていることによって、フラップ1に極端な荷重
がかかった場合でも転覆することはない。船首の浮力は
さらに、図2と図3に示すように、側方の浮き29aと
29bによっても増加される。この浮き29aと29b
の上側に揺動させて開けるドアを設けて、その中のピス
トンシリンダユニット23aと23bの付属品を収容す
ることもできる。
【0016】下方に開かれたフラップ1の内壁は水面上
すれすれにあり、さらにフラップ1自体が浮きとして作
用するので、すでに説明したように、下方へ開かれたフ
ラップ1は潜水及び救助作業時及び水上での他の作業時
に水へ出入りするプラットフォームとして使用すること
ができる。水中の負傷者及び水上の物質の引き上げは簡
単に行うことができる。というのは負傷者及び物質をフ
ラップ端縁8bを介して容易にボート内へ引き込むこと
ができるからである。
【0017】ボートで川岸へ走行してフラップ1を岸へ
掛け渡せば、フラップ1を上陸フラップとして使用する
こともできる。双方向に作用するピストンシリンダユニ
ットによって、ボートが波の動きや荷重の違いによって
移動しても、フラップ1は一度調節した角度位置に固定
されたままである。さらに、あるいは船首に設けたフラ
ップ1の代わりに、フラップを船尾にもあるいはボート
のどちらかの側面に取り付けることもできる。フラップ
を側壁の左右に取り付ける場合には、フラップを開いた
状態において作業用プラットフォームとして、及び安定
をもたらすブームとして使用することができる。しかし
フラップをボートの側壁に設けた場合には、ボートを走
行させることはできず、あるいはきわめてゆっくりとし
かボートを走行させることができない。船尾にフラップ
を設ける場合には、船の駆動装置を特殊な構造にするこ
とが必要である。その場合には船外エンジンは条件付で
しか取り付けられない。ボートの側壁あるいは船尾にフ
ラップを設けることは、本発明の実施例としてはあまり
好ましいものではない。
【0018】本発明のボートの利点の1つは、作業用な
いし娯楽用のプラットフォームとして用いられるフラッ
プ1を船首壁へたたみ返すことができ、水力学及び流体
力学的特性及び美的な外観を損なわないことである。従
って本発明のボートは、完全な機能能力の制限なしに、
救命用、海難救助用、娯楽用及び高速ボートとして使用
することができる。他の利点は、フラップの形状が浮き
として作用することであって、ボートの安定性とは関係
なく使用することができる。フラップは開いた状態にお
いてもボートの転覆安定性を向上させることができる。 フラップの外壁は、フラップが水中に没しているとき及
びボートが前進しているときに船首を上方に持ち上げる
ように形成されている。船首開口部の下端縁とフラップ
1の下端縁との間に間隙2が設けられていることによっ
て、フラップの下端縁は走行方向前方へ変位しているの
で、これに沿って流れる水は間隙2に対して吸引効果を
もたらす。それによって間隙2を通して水が船内に流入
することはなく、万一流入した水も吸引される。さらに
吸引効果によって吸引された空気は船体の下方へ吸引さ
れ、それによって水の摩擦が減少する。本発明による間
隙2を有するフラップの構造によって、例えばフランス
特許2511969 に記載された船首フラップの実施
例に比べて、さらに著しく簡単でかつ駆動がより安全な
実施例が得られる。というのは砂やゴミなどのように小
さい不純物によって閉鎖及び密封工程が損なわれること
がないからである。さらに、例えば図1〜図5に示すボ
ート船体の構造によってボートの転覆はほぼ有り得なく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のボートの側面図である。
【図2】図1に示すボートの船首フラップを閉鎖した状
態の船首を示す斜視図である。
【図3】船首フラップを開放した状態の図2と同様の斜
視図である。
【図4】フラップを開放した状態のボート船首の縦断面
図である。
【図5】図1に示すボートの縦断面図である。
【図6】カーブ走行するボートを示す説明図である。
【図7】図6に示すカーブ走行するボートの背面図であ
る。
【符号の説明】
1…フラップ 2…間隙 9a,9b…突出部 13a,13b…回転リンク 15…船首開口部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  V字状あるいはスプーン状の船首の一
    部を形成し船首から開き出すことのできるフラップ(1
    )を有するボートにおいて、フラップ(1)がその両側
    に配置された突出部(9a,9b)によって回転リンク
    (13a,13b)に軸承されており、回転リンクが船
    首内壁に対してボート内部へ変位していることによって
    、フラップを船首開口部(15)から揺動させて引き出
    したときにフラップと船首開口部の下方にある船首壁部
    分との間に間隙(2)が形成されることを特徴とするボ
    ート。
  2. 【請求項2】  フラップ(1)が水中(4)へ揺動可
    能であって、フラップの水面下にある外壁(7)がボー
    トの長手方向に凸状に形成され、フラップ(1)の下部
    が水中(4)に没することによって、フラップ(1)を
    開いたままボートが前進すると船首が持ち上げられ、間
    隙(2)に吸引効果が発生し、間隙を通して流入する水
    及び/又は空気がボートの船体の下方へ吸引されること
    を特徴とする請求項1に記載のボート。
  3. 【請求項3】  フラップ(1)が浮きとして形成され
    、水中(4)に一部が没したときにさらにボートを浮揚
    させる浮力を発生することを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2に記載のボート。
  4. 【請求項4】  フラップに浮きとして閉鎖された中空
    室(6)が設けられることを特徴とする請求項3に記載
    のボート。
  5. 【請求項5】  フラップ外壁の少なくとも一部が水面
    下に圧入可能かつその位置に固定可能であって、それに
    よってボートが停止しているとき及び走行しているとき
    の浮力が増大することを特徴とする請求項3あるいは請
    求項4に記載のボート。
  6. 【請求項6】  双方向に作用する少なくとも1つのピ
    ストンシリンダユニット(23a,23b)が設けられ
    、その一端(25a,25b)がボート内側に軸承され
    、他端(22a,22b)が回転リンク(13a,13
    b)から距離をおいて少なくとも一方の突出部(9a,
    9b)に作用し、それによってフラップ外壁の少なくと
    も一部が水面下へ圧入され、かつフラップ壁が船首開口
    部内へ引き込まれることを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれか1項に記載のボート。
  7. 【請求項7】  それぞれの突出部(9a,9b)の回
    転リンク(13a,13b)とフラップ壁との間に下方
    が開放した切欠き(19a,19b)が形成されており
    、フラップが揺動して開かれるときに船首開口部(15
    )の下端縁が前記切欠きへ嵌入することを特徴とする請
    求項1から請求項6のいずれか1項に記載のボート。
  8. 【請求項8】  ボートの外側の底(35)のボートの
    船首側部分にはボートの外側側壁(37)へ移行するエ
    ッジ状の移行部(36)が設けられ、船尾部分には丸い
    移行部(39)が設けられており、それによってボート
    の船首を正確に所望の位置へ操縦できることを特徴とす
    る請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のボート
  9. 【請求項9】  エッジ状の移行部が急激に丸い移行部
    (36, 39)へ移行する段部(41)が設けられて
    いることを特徴とする請求項8に記載のボート。
  10. 【請求項10】  段部(41)がボート船首からボー
    ト全長の少なくとも3分の2の距離に配置されているこ
    とを特徴とする請求項9に記載のボート。
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CH02355/90-0 1990-07-13
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