JPH04296552A - 複合パネル及びその製造方法 - Google Patents

複合パネル及びその製造方法

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JPH04296552A
JPH04296552A JP3084329A JP8432991A JPH04296552A JP H04296552 A JPH04296552 A JP H04296552A JP 3084329 A JP3084329 A JP 3084329A JP 8432991 A JP8432991 A JP 8432991A JP H04296552 A JPH04296552 A JP H04296552A
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thermosetting resin
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mat
fiber sheet
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Takuya Koga
卓哉 古賀
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Masayuki Inazu
稲津 正幸
Masami Urabe
浦辺 正美
Katsutoshi Oda
小田 勝利
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁材、床材等に使用され
る寸法安定性、軽量性、加工性に優れた高強度複合パネ
ル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、建築物の壁及び床材等に利用され
るパネルは寸法安定性、軽量性、加工性に優れ、物理的
性質としては耐疲労性、耐衝撃性が要求されるが、特に
床材として用いる場合には破壊靭性に対する要求が大き
い。このための材料として、軽石を主体とするコア層と
、無機質繊維で強化された表層からなる軽量成形体につ
いては公知である(特公昭59−13473号公報)。 しかし、この方法で得られる、例えば床材として用いら
れる標準的なパネルではOAフロアとしての基本的な要
求物性は満たすものの、さらに要求性能の厳しいFAフ
ロアとしてはさらに大きな強度が要求されるため、それ
に対応する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
欠点を改善し、軽量で耐久性、加工性に優れ、特に床材
として要求される破壊靭性を向上させた複合パネル及び
その製造方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために研究を行い、強化用短繊維と無機質粉体
及び熱硬化性樹脂を主体とする表面層と、無機質軽量骨
材と無機質粉体及び熱硬化性樹脂を主体とするコア層と
、該表面層の片面または両面に、熱硬化性樹脂を含浸し
、または無処理の繊維シ−ト、ネットまたはクロスを接
着してなる構成とするものであり、更にこれらの製造方
法によっては、より破壊靭性に優れた複合パネルができ
ることを見出した。
【0005】以下本発明を図面に従って詳細に説明する
。図1は本発明によって得られる繊維シ−トまたはクロ
スを接着した複合パネルの構造を示す断面図である。 図1において、符号1は無機質粉体と熱硬化性樹脂の混
合物、2は強化用短繊維、3は無機質軽量骨材、4は繊
維シ−トまたはクロスである。これらによって表面層5
及びコア層6から構成している。また、本発明に係る無
機質粉体1としては、炭酸カルシュウム、ケイ砂、アル
ミナ、マイカ、ガラスパウダ−、ガラスバル−ン、フラ
イアッシュ、海砂等の一般に熱硬化性樹脂充填材として
用いられる無機質粉体がそれぞれ単独において、或いは
組み合わせて使用可能であるが、しかし、得られるパネ
ルの加工性からは粗粒フライアッシュが特に望ましい。 また、熱硬化性樹脂としては、フェノ−ル樹脂、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂等の汎用のものであれば良い。熱硬化性樹脂の添
加量は使用する無機質粉体の種類や樹脂の種類によって
多少異なり、また、表面層とコア層とでも異なるので、
個々の場合に応じて設定すべきであるが、要求性能、経
済性の観点から、無機質粉体100重量部に対して熱硬
化性樹脂が10〜50部の範囲が望ましい。また、混合
物1には必要に応じて撥水剤、滑剤等の添加剤を配合す
ることも出来る。
【0006】次に、 強化用短繊維2については、ガラ
ス繊維、ロックウ−ル、カ−ボン繊維、金属繊維等の無
機質繊維、 ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ビニロ
ン繊維、アラミド繊維等の有機質繊維があるが、成形操
作上からは収束されたストランド状の繊維が好ましい。 更に、無機質軽量骨材3は軽石、火山れき、パ−ライト
、膨張頁岩、水砕スラグ等が用いられる。繊維シ−トま
たはクロス4はガラス、カ−ボン等の無機繊維、ナイロ
ン、ポリエステル、ビニロン、アラミド等の有機繊維か
らなる繊維シ−ト、ネットまたはクロスが用いられる。 これらのクロスはそのまま生地で用いても、また、熱硬
化性樹脂を含浸して用いても良い。
【0007】次に、本発明パネルの製造手段の一例につ
いて述べる。無機質粉体に熱硬化性樹脂を配合し、両者
を混合撹拌或いは混練する。液状樹脂の場合は必要な流
動性となるまで溶剤を蒸発調整し、無機質粉体と熱硬化
性樹脂の乾式混合物1を造る。次いでこの混合物1に強
化用短繊維2を配合して、適当な離型用シ−トの上に一
定量散布し、表面層用マットを形成する。 このとき特
にストランド状の繊維を使用した場合には、混合物1と
強化用短繊維2とをあらかじめ混合することなしに、離
型用のシ−トの上に混合物1を散布し、次いでストラン
ド状の繊維を散布し、さらにその上に再度混合物1を散
布する操作によって、強化用短繊維2が無機質粉体と熱
硬化性樹脂の混合物1に分散したマットを形成すること
ができる。この方法によっては繊維を機械的に損傷せず
、同時に配合量の自由度を大きくできる。また、強化用
短繊維2を使用せず、混合物1のみを散布することもで
きる。
【0008】次いで、無機質粉体と熱硬化性樹脂の混合
物1に無機質軽量骨材3を配合し、表面層5より成る表
層用マットの上に散布し、コア層6よりなるコア用マッ
トを形成する。また、3層構造とする場合には、さらに
その上に上述と同様の方法で表層用マットを散布し、熱
プレスによって所定時間加熱圧縮する。加熱圧縮により
、熱硬化性樹脂は反応硬化し、無機質粉体は圧密され空
隙を減じ、強化用短繊維、無機質軽量骨材が強固に固着
された層構造の複合体製品が形成される。この複合体製
品の片面または両面に繊維シ−ト、ネットまたはクロス
4を接着して本発明は完成するが、その手段としては、
マットを形成する際にその片面または両面に繊維シ−ト
、ネットまたはクロス4を置いて熱プレスで硬化させる
ときに全体を一体化しても良く、また硬化した複合体に
2次的に接着しても良い。このようにして、繊維シ−ト
、ネットまたはクロス4が接着し、そして一体化された
複合パネルが製造される。
【0009】
【作用】このようにして3層構造の複合パネルの片面に
繊維シ−ト、ネットまたはクロスを接着し、そして一体
化された複合パネルは、表面に繊維シ−ト、ネットまた
はクロスが存在するため 、鋼板に変わって破壊靭性が
極めて向上するものである。特に本発明の特徴とする、
このクロス4については種々のものがあるがグラスクロ
ス、砥石用クロス、ロ−ビングクロス等が代表的なもの
である。また特に、補強用短繊維としてガラス短繊維を
使用し、比較的少量の熱硬化性樹脂で無機質粉体が結合
されている場合の複合材料の曲げ破壊挙動は微細クラッ
クが発生する初期領域と、繊維の引き抜けによる後期領
域に分けて考えることが出来る。また、変位量は初期に
は小さく、後期で大きい。更に、短繊維が含まれない場
合には破壊挙動の後期領域は見られない。これら、複合
材料にガラス繊維シ−トがオ−バ−レイされた場合の曲
げ破壊挙動は、短繊維を含む系では顕著に破壊強度が向
上し、特に後期領域の強度的伸びが大きかった。また、
短繊維を含まない系ではオ−バ−レイ効果はそれほど大
きくはなく、また、破壊挙動の後期領域も見られなかっ
た。このことは、長繊維からなる繊維シ−トは特に変位
量の大きい後期領域で効果的に変位を抑えたために、繊
維の引き抜きの抑制作用を示したと考えられた。従って
、短繊維を含む系の高強度化には繊維シ−トのオ−バ−
レイは効果的であることが示された。
【0010】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。ブレ−ン値1500cm2/gのフライアッ
シュ100重量部、ノボラックタイプフェノ−ル樹脂2
2重量部、40mmの長さのガラス繊維チョップドスト
ランド9重量部を予めフェノ−ル樹脂を含浸した繊維ク
ロスを載せた離型用シ−トの上に毎平方メ−トル当り7
.94kgの割合で均等に散布し表面層とし、次に粒径
14mm〜1mmの範囲に乾燥調整した火山れき42重
量部、フライアッシュ50重量部、ノボラックタイプフ
ェノ−ル樹脂8を表面層の上に散布してコア層とする。 さらにこのコア層の上に再度表面層を散布して、その上
に繊維クロスを載せて、繊維クロスが両面に配置された
3層構造のマットとする。該マットを熱プレスに挿入し
て、温度170℃、最大圧力20kg/cm2で25分
間圧縮して、複合パネルを得る。このようにして造られ
た複合パネルは次のような性質となる。 厚み          25mm 比重          0.92 曲げ強さ      280kg/cm2曲げ弾性  
    750kg/mm2
【0011】比較例1 前記と同様な条件で繊維クロスを接合しない複合パネル
を製造した。このようにして得られた複合パネルは次の
ような性質となる。 厚み          25mm 比重          0.92 曲げ強さ      180kg/cm2曲げ弾性  
    650kg/mm2    比較例2 前記と同様な条件で40mmの長さのガラス繊維チョッ
プドストランドを混合しない複合パネルを製造した。こ
のようにして得られた複合パネルは次のような性質とな
る。 厚み          24.9mm比重     
     0.92 曲げ強さ      130kg/cm2曲げ弾性  
    600kg/mm2これら本発明と比較例との
複合パネル特性を図2に示す。すなわち、図2は変位と
曲げ荷重との関係を示すもので、本発明のガラス短繊維
及びガラスクロスを接合したものは顕著に破壊強度が向
上し、特に後期領域の強度的伸びが大きい。これに対し
て、比較例1及び2は同一製造条件にもかかわらず、ガ
ラス短繊維及びガラスクロスの有無によって、破壊強度
の向上並びに後期領域での強度的伸びが見られない。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、無機質
複合体部分が吸水、吸湿に伴う膨張、収縮が少ないこと
に加えて、表面層が繊維強化された3層の層状構造を形
成して大きな剛性が付与し、 かつ繊維シ−トまたはク
ロスを接着一体化することにより、軽量で耐久性、加工
性に優れ、特に床材として要求される破壊靭性の極めて
向上した複合パネルとして利用度の高い製品にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって得られる繊維シ−トまたはクロ
スを接合した複合パネルの構造を示す正面断面図、
【図
2】複合パネルの変位と曲げ荷重との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1  無機質粉体と熱硬化性樹脂の混合物、2  強化
用短繊維、 3  無機質軽量骨材、 4  繊維シ−トまたはクロス、 5  表面層、 6  コア層、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  強化用短繊維と無機質粉体及び熱硬化
    性樹脂を主体とする表面層と、無機質軽量骨材と無機質
    粉体及び熱硬化性樹脂を主体とするコア層と、該表面層
    の片面または両面に、熱硬化性樹脂を含浸し、または無
    処理の繊維シ−ト、ネットまたはクロスを接着してなる
    ことを特徴とする複合パネル。
  2. 【請求項2】  表面層とコア層から成る積層板に繊維
    シ−ト等を接着した複合パネルの製造方法において、移
    送用コンベア上に載置した離型用シ−トの上に連続的に
    無機質粉体と熱硬化性樹脂との混合物及び強化用短繊維
    を主体とする表面層成形材並びに無機質軽量骨材と無機
    質粉体及び熱硬化性樹脂を主体とするコア層成形材を順
    次散布し、再度表面層成形材を散布した後、熱プレスで
    加熱圧縮することにより反応硬化、成形する際に予め離
    型用シ−トの上に繊維シ−ト等を敷くか、及び又は、積
    層原料の上に繊維シ−ト等を敷くことを特徴とする複合
    パネルの製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143889U (ja) * 1978-03-31 1979-10-05
JPS6178636A (ja) * 1984-09-27 1986-04-22 大建工業株式会社 繊維板

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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