JPH04296169A - 画像伝送装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びそれらの方法 - Google Patents

画像伝送装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びそれらの方法

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JPH04296169A
JPH04296169A JP3061650A JP6165091A JPH04296169A JP H04296169 A JPH04296169 A JP H04296169A JP 3061650 A JP3061650 A JP 3061650A JP 6165091 A JP6165091 A JP 6165091A JP H04296169 A JPH04296169 A JP H04296169A
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    • H04N1/44Secrecy systems
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2値画像を動的に算術符
号に変換して伝送する画像伝送装置に関し、特に初期テ
ーブルの値を変えて符号化することにより暗号化を行う
画像伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、白黒2値画像の符号化方式として
動的算術符号化方式が提案されている。これは、画素が
“0”であるか“1”であるかを予測し、その予測が正
しいか誤りかによって動的に算術を行い、符号化を行う
符号化方式である。以下、動的算術符号化方式について
詳細に説明する。
【0003】図43は、動的算術符号化方式を用いた従
来の画像伝送装置の一例を示すブロック図である。同図
において、101は各ブロックの制御を統合的に行うメ
インCPU、102は本画像伝送装置への操作を行うた
めのオペレーションパネル、103はメインCPU10
1が実行する各種プログラムを記憶しているROMなど
のプログラムメモリ、104はワンタッチダイヤル番号
などユーザが登録したデータを記憶させておくためのR
AMなどのユーザメモリである。105は画像の読み込
み或いは出力を行うためのスキャナ・プリンタ、106
は2値化処理などを行う画像処理部、107は動的算術
符号化方式により符号化或いは復号化を行うCODEC
、109は回線とのインタフェース制御を行うCCU、
110はメモリ蓄積送信或いはメモリ代行受信などを行
うためのハードディスクやRAMなどの画像メモリ、1
11はISDN、PSTNなどの一般公衆回線或いは専
用線などの回線である。
【0004】図44は、上述のCODEC107に含ま
れている動的算術符号器のブロック図である。図におい
て、114は画素anの周囲画素を参照するための予測
器、115は予測器114から出力される周囲画素の値
S11〜0より、その状態を示すインデックス1と優勢
シンボルMPSを記憶する予測状態メモリ(RAM)、
113は予測状態メモリ115を初期化により“0”ク
リアするための初期化器、116は予測状態メモリ11
5より出力されるインデックス1値により劣性シンボル
の確率Pを出力する算術パラメータROM、117はそ
の算術パラメータROM116から出力されるPと優勢
シンボルMPS及び注目画素値Xnより動的に算術符号
化を行う算術符号器、118は優勢シンボルMPSと注
目画素値Xnとの一致、不一致により予測状態メモリ1
15の値を更新するためのUPDATE器である。
【0005】図45は、図44に示す予測器114のブ
ロック図である。123は4ライン分のFIFOであり
、124は予測テンプレートであり、Xnが注目画素、
図中の12〜1の値がS11〜0の値となって出力され
る。そして、図46は、図44に示す算術符号器117
のブロック図である。125は減算器、126は乗算器
、127はセレクタ、128はラッチ、129は比較器
、130は符号出力器、131は加算器である。
【0006】以上の構成からなる従来例での符号化の動
作を図47〜図56に示すフローチャートに従って以下
に説明する。まず、符号化開始要求があると予測状態メ
モリ115を“0”クリアし、初期化を行い(ステップ
S14)、図48に示すENCODEサブルーチンをコ
ールする(ステップS3)。このENCODEサブルー
チンでは、まず初期セットを行うために、図49に示す
feinitサブルーチンをコールし(ステップS15
)、レジスタCとバッファB及びカウンタSCを“0”
クリアし、レジスタAを“FFFF”X、フラグSTF
LGを“1”、CTを“11”にそれぞれ設定する(ス
テップS20)。そして、このサブルーチンから図48
へ戻り、注目画素Xnを読み出し(ステップS16)、
符号化を行うために、図50に示すfencodeサブ
ルーチンをコールする(ステップS17)。
【0007】このfencodeサブルーチンでは、ま
ずインデックス1と優勢シンボルMPSとを予測状態メ
モリ115より読み出し、算術パラメータPを決定する
(ステップS21)。次に、レジスタAと算術パラメー
タPとを乗算してA1とし、更にAからA1を減算して
A0とする(ステップS22)。そして、ステップS2
3では、注目画素Xnと優勢シンボルMPSとが等しい
か否かを判断し、一致した(予測が一致した)場合、上
述したA0をレジスタAに代入する(ステップS24)
。ステップS25では、このAのMSB(最上位ビット
)が“0”か否かを調べ、“0”であればインデックス
1をNMPSのテーブルに従って更新する(ステップS
26)。次に、図52に示すRENORMEサブルーチ
ンをコールし(ステップS27)、処理が終了すると、
このサブルーチンからリターンする。また、XnとMP
Sが不一致の場合、レジスタCにA0を加算してCを更
新し、A1をレジスタAに代入する(図51に示すステ
ップS28)。そして、ステップS29では、インデッ
クス1に対応するスイッチが“1”か否かを調べ、“1
”であればMPSを反転する(ステップS30)。 次に、インデックス1をNLPSのテーブルに従って更
新し(ステップS31)、図52に示すRENORME
サブルーチンをコールし(ステップS32)、このサブ
ルーチンでの処理を終了する。
【0008】次に、RENORMEサブルーチンでは、
レジスタAのMSBが“0”か否かをチェックし(ステ
ップS33)、“0”であればAとレジスタCを左シフ
トし、カウンタCTをデクリメントする(ステップS3
4)。ここで、そのCTが“0”か否かをチェックし(
ステップS35)、“0”であれば図53に示すBYT
EOUTサブルーチンをコールする(ステップS36)
。そして、上述の処理を繰り返し、AのMSBが“1”
になると、このサブルーチンからリターンする。
【0009】BYTEOUTサブルーチンでは、レジス
タCの19ビット目から28ビット目までをtempレ
ジスタに取り出し(ステップS37)、tempが“F
F”Xより大きいか否かをチェックする(ステップS3
8)。ここで、大きい場合(27ビット目にキャリーが
ある場合)、バッファレジスタの値を1加算し、図55
に示すOUTPUTサブルーチンをコールする(ステッ
プ39)。
【0010】このOUTPUTサブルーチンでは、フラ
グSTFLGが“1”か否かを判定し(ステップS50
)、“1”の場合、STFLGを“0”として(ステッ
プS51)、このサブルーチンからリターンする。 尚、この処理は、最初のOUTPUT処理のみ、レジス
タCの初期値が入ってくるため、これを無効にするため
である。
【0011】しかし、STFLGが“0”の場合(つま
り、2回目以降)には、1バイトのデータを外部(ファ
イル,回線)に出力し(ステップS52)、このサブル
ーチンからリターンする。そして、図53に示すステッ
プS40に戻り、SCが正(>0)か否かをチェックし
、YESであればSCを1減算し、上述のOUTPUT
サブルーチンをコールしてSC個の“00”Xを出力す
る(ステップS41)。次に、SCが“0”になると、
tempの下位8ビットをバッファBへ書き込む(ステ
ップS42)。
【0012】一方、ステップS38において、temp
が“FF”Xか、それ以下の場合、図54に示すステッ
プS43で“FF”Xかチェックし、“FF”Xであれ
ばSCをインクリメントする(ステップS48)。しか
し、それ以下であれば上述したステップS40,S41
での処理と同様に、OUTPUTサブルーチンをコール
してSC個の“FF”Xを出力する(ステップS45,
S46)。そして、tempの下位8ビットをバッファ
Bへ書き込み(ステップS47)、レジスタCにおいて
出力したビットをクリアし、更にCTに“8”をセット
し(ステップS49)、このサブルーチンからリターン
する。
【0013】以上の処理により、図48に示すステップ
S16,S17の処理を全画素が処理するまで繰り返し
(ステップS18)、最終画素の処理が終了すると、図
56に示すfeflushサブルーチンをコールする(
ステップS19)。このfeflushサブルーチンで
は、レジスタCに残った符号の最終出力を行う。まず、
(C+A−1)の演算結果から上位16ビットをtem
pに取り出し(ステップS53)、tempとCを比較
する(ステップS54)。その結果、tempがC以下
であれば(キャリー有り)、tempに“8000”X
を加算してCに代入するが(ステップS55)、NOで
あればtempをCに代入する(ステップS56)。
【0014】次に、CをCTビット左にシフトし(ステ
ップS57)、Cが“7FFFFFF”Xより大きいか
否かを判定する(ステップS58)。ここで、大きい場
合、バッファBに“1”を加算し、上述したOUTPU
Tサブルーチンをコールする(ステップS59)。そし
て、“00”XをSC個出力する(ステップS60,S
61)。また、Cが“7FFFFFF”Xより小さい場
合、バッファの内容を出力し(ステップS62)、同様
に、“FF”XをSC個出力する(ステップS60,S
61)。最後に、レジスタCの19ビットから11ビッ
トまでを出力し(ステップS65)、このサブルーチン
からリターンし、図47へ戻る。
【0015】以上、ステップS14,S3を最終頁の処
理が終了するまで(ステップS4)繰り返し、符号化を
行う。図57は、図43のCODEC107に含まれて
いる動的算術復号器の構成を示すブロック図である。図
中、120は復号した結果を4ライン分保っているライ
ンメモリ、115はラインメモリ120より出力される
周囲画素の値S11〜0よりその状態を示すインデック
スを記憶する予測状態メモリ(RAM)、113はその
予測状態メモリ115を初期化して“0”クリアするた
めの初期化器、116は予測状態メモリ115より出力
されるインデックス値により劣勢シンボルの確率Pを出
力する算術パラメータROM、119は算術パラメータ
ROM116から出力されるPと優勢シンボルMPS及
び符号語CRより動的に算術復号化を行う算術復号器、
118は優勢シンボルMPSと符号CRの一致、不一致
により予測状態メモリ115の値を更新するためのUP
DATE器である。
【0016】図58は、図57に示す算術復号器119
の構成を示すブロック図である。図において、125は
加算器、126は乗算器、127はセレクタ、128は
ラッチ、129は比較器、132はコード入力器である
。以上の構成における復号化の動作を図59〜図65に
示すフローチャートに従って以下に説明する。
【0017】まず、復号化開始要求があると、予測状態
メモリ115を“0”クリアし、初期化を行い(ステッ
プS14)、図60に示すDECODEサブルーチンを
コールする(ステップS5)。このDECODEサブル
ーチンでは、初期セットを行うために、図61に示すf
dinitサブルーチンをコールする(ステップS71
)。このサブルーチンでは、符号語の先頭から24ビッ
トを図65に示すBYTEINサブルーチンによってレ
ジスタCの上位24ビットに入力し、更にレジスタAを
“FFFF”Xにセットし(ステップS74)。このサ
ブルーチンから図60へ戻る。
【0018】次に、第62に示すfdecodeサブル
ーチンをコールし(ステップS72)、ここでは、イン
デックス1と優勢シンボルMPS及び算術パラメータP
をメモリから読み出す(ステップS75)。そして、レ
ジスタAとPを乗算してA1とし、更にAからA1を減
算してA0とする(ステップS76)。次に、Cの上位
8ビットとA0の値とを比較し(ステップS77)、も
しA0が小さければ、復号値Xn´をMPSの値として
復号し、レジスタAにA0の値を代入する(ステップS
78)。次に、レジスタAのMSBが“0”か否かを判
定し(ステップS79)、ここで、“0”であればイン
デックス1をNMPSのテーブルに従って更新し、図6
3に示すRENORMDサブルーチンをコールする(ス
テップS80)。
【0019】このRENORMDサブルーチンでは、カ
ウンタCTが“0”か否かを判定し(ステップS82)
、YESであれば図65に示すBYTEINサブルーチ
ンをコールし、1バイト符号語を入力する(ステップS
83)。次に、AとCを左シフトし、CTをデクリメン
トし(ステップS84)、レジスタAのMSBが“1”
にまるまで上述の処理を繰り返す(ステップS85)。
【0020】一方、上述したステップS77において、
レジスタCの上位8ビットがA0より大きい場合、予想
外れとして復号されるので、Xn´に1−MPSを代入
し、Cの上位8ビットからA0を引き、更にAにA1を
代入する。そして、インデックス1を更新するために図
64に示すSUPサブルーチンをコールする(ステップ
S81)。
【0021】このSUPサブルーチンでは、インデック
ス1におけるSWITCHが“1”の場合(ステップS
86)、MPSのシンボルを反転する(ステップS87
)。次に、インデックス1の値をNLPSのテーブルに
従って更新し(ステップS88)、上述したRENOR
MDサブルーチンをコールする(ステップS89)。 そして、正規化処理が終了すると、このサブルーチンか
らリターンし、図62のサブルーチンから、図60へ戻
り、最終画素が復号されるまで(ステップS73)、上
述した処理を繰り返し、図59へ戻る。
【0022】以上、ステップS14,S5を最終頁の処
理が終了するまで(ステップS4)繰り返し、復号化を
行う。
【0023】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、符号化されたデータの伝送に際し、デー
タの暗号化に関しては全く考慮されておらず、通信内容
の機密性を保持することができないという欠点があつた
。本発明は、上記課題を解決するために成されたもので
、装置を特定する識別情報に応じて符号化或いは復号化
を行うことにより、伝送するデータの機密性を保持する
ことが可能な画像伝送装置を提供することを目的とする
【0024】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明の画像伝送装置は以下の構成からな
る。すなわち、画像を動的に算術符号に変換して伝送す
る画像伝送装置において、装置を特定する識別情報に応
じて符号化或いは復号化のための初期化を行う初期化手
段と、該初期化手段で初期化されたデータに基づいて符
号化或いは復号化を行うデータ変換手段と、該データ変
換手段で符号化されたデータを伝送する伝送手段とを備
える。
【0025】また好ましくは、前記初期化手段は、前記
識別情報に応じて選択される複数の初期化テーブルを記
憶する記憶手段と、該記憶手段で記憶する初期化テーブ
ルを選択する選択手段とを含み、該選択手段で選択され
た初期化テーブルにより予測状態メモリの初期化を行う
ことを一態様とする。さらに好ましくは、前記予測状態
メモリの初期化は、一通信の開始時に行われることを一
態様とする。
【0026】さらに好ましくは、前記予測状態メモリの
初期化は、各頁毎に行われることを一態様とする。また
好ましくは、前記選択手段は、前記識別情報に基づいて
各頁毎に初期化テーブルを選択することを一態様とする
【0027】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る好適
な一実施例を詳細に説明する。図1は、実施例における
動的算術符号化方式を用いた画像伝送装置を示すブロッ
ク図である。図において、101は各ブロックの制御を
統合的に行うメインCPU、102は本画像伝送装置の
操作を行うためのオペレーションパネル、103はメイ
ンCPU101が実行する制御プログラムを記憶してい
るROMなどのプログラムメモリ、104はワンタッチ
ダイヤル番号など、ユーザが登録したデータを記憶させ
ておくためのRAMなどのユーザメモリである。
【0028】105は画像の読み込み或いは出力を行う
ためのスキャナ・プリンタ、106は2値化処理などを
行う画像処理部、107は動的算術符号化方式により符
号化或いは復号化を行うCODEC、108はCODE
C107の内部に含まれる予測状態メモリを初期化する
ための複数のテーブルを格納している初期化テーブルR
OM、109は回線111とのインタフェースを行うC
CU、110はメモリ蓄積送信或いはメモリ代行受信な
どを行うためのハードディスクやRAM等の画像メモリ
、111はISDN、PSTNなどの一般公衆回線或い
は専用線などの回線である。 <第1の実施例>図2は、第1の実施例における符号器
のブロック図であり、114は注目画素anの周囲画素
を参照するための予測器、115は予測器から出力され
る周囲画素の値S11〜0より、その状態を示すインデ
ックス1を記憶する予測状態メモリ、113はその予測
状態メモリ115を初期化するための初期化器、108
は初期化のための複数の初期化テーブルを格納している
初期化テーブルROM、112は本装置のIDを設定す
るためのIDスイッチであり、図3に具体的な回路構成
を示す。116は予測状態メモリより出力されるインデ
ックス1の値により劣性シンボルの確率Pを出力する算
術パラメータROM、117はその算術パラメータRO
M116から出力されるPと優勢シンボルMPS及び注
目画素値Xnより動的に算術符号化を行う算術符号器、
118は優勢シンボルMPSと注目画素値Xnとの一致
、不一致により予測状態メモリ115の値を更新するた
めのUPDATE器である。
【0029】以上の構成からなる第1の実施例における
符号化の動作を図4に示すフローチャートに従って以下
に説明する。まず、符号化要求があると、4ビットのI
Dスイッチ112の出力によって選択された初期化テー
ブルの値を読み出し(ステップS1)、予測状態メモリ
115へ書き込む(ステップS2)。次に、図48に示
すENCODEサブルーチンをコールし、従来通り1頁
の符号化を行う(ステップS3)。以後、予測状態メモ
リ115の初期化を行わず、ステップS3での処理を繰
り返し、最終頁の処理が終了すると(ステップS4)、
符号化を終了する。そして、回線111に符号化データ
を送出する時に、ヘツダ部に暗号識別符号を付加し、符
号化された符号化データを送出する。
【0030】図5は、第1の実施例における復号器のブ
ロック図であり、120は復号した結果を4ライン分保
っているラインメモリ、115はそのラインメモリ12
0より出力される周囲画素の値S11〜0よりその状態
を示すインデックスを記憶する予測状態メモリ、113
はその予測状態メモリ115を初期化するための初期化
器、108は初期化のための複数の初期化テーブルを格
納している初期化テーブルROM、112は本装置のI
Dを設定するためのIDスイッチであり、図3に具体的
な回路構成を示す。116は予測状態メモリ115より
出力されるインデックス値により、劣性シンボルの確率
Pを出力する算術パラメータROM、119はその算術
パラメータROM116から出力されるPと優勢シンボ
ルMPS及び符号語CRより動的に算術符号化を行う算
術復号器、118は優勢シンボルMPSと符号語CRと
の一致、不一致により予測状態メモリ115の値を更新
するためのUPDATE器である。
【0031】以上の構成からなる第1の実施例における
復号化の動作を図6に示すフローチャートに従って以下
に説明する。まず、受信したデータのヘッダ部に前述の
暗号識別符号が付加されているのを識別すると、IDス
イッチ112の出力により選択された初期化テーブルの
値を読み出し(ステップS1)、予測状態メモリ115
へ書き込む(ステップS2)。次に、図60に示すDE
CODEサブルーチンをコールし、従来通り1頁の復号
化を行う(ステップS5)。以後、予測状態メモリ11
5の初期化を行わず、ステップS5での処理を繰り返し
、最終頁の処理が終了すると(ステップS4)、復号化
を終了する。 <第2の実施例>図7は、第2の実施例における符号器
のブロック図であり、第1の実施例でのIDスイッチ1
12の代わりに、ユーザメモリ104から送信相手先の
IDを読み出すようにしたものである。そして、図8は
、第2の実施例における符号化の動作を示すフローチャ
ートである。
【0032】まず符号化要求があると、ユーザ登録時に
登録した送信相手先の装置IDを読み出し(ステップS
6)、読み出したIDにより選択された初期化テーブル
の値を読み出し(ステップS7)、その値を予測状態メ
モリ115へ書き込む(ステップS2)。以後、第1の
実施例と同様に、予測状態メモリ115の初期化を行わ
ずに、ステップS3での処理を繰り返し、最終頁の処理
が終了すると(ステップS4)、符号化を終了し、送信
の際、ヘッダ部に暗号識別符号を付加して符号データを
送出する。
【0033】また、図9は、第2の実施例における復号
器のブロック図であり、第1の実施例でのIDスイッチ
112の代わりに、ユーザメモリ104から送信元の装
置のIDを読み出すようにしたものである。そして、図
10は、第2の実施例における復号化の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、受信したデータのヘッダ部に
暗号識別符号が付加されているのを識別すると、ユーザ
登録時に登録した送信元の装置のIDを読み出し(ステ
ップS6)、そのIDにより選択された初期化テーブル
の値を読み出し(ステップS7)、その値を予測状態メ
モリ115へ書き込む(ステップS2)。以後、第1の
実施例と同様に、予測状態メモリ115の初期化を行わ
ずに、ステップS5での処理を繰り返し、最終頁の処理
が終了すると(ステップS4)、復号化を終了する。 <第3の実施例>図11は、第3の実施例における符号
器のブロック図であり、第1の実施例では、TS(変換
開始信号)により予測状態メモリ115の初期化を行う
のに対し、PS(頁開始信号)により予測状態メモリ1
15の初期化を行う形にしたものである。そして、図1
2は、第3の実施例における符号化の動作を示すフロー
チャートである。
【0034】まず、符号化要求があると、4ビットのI
Dスイッチ112の出力によって選択された初期化テー
ブルの値を読み出し(ステップS1)、予測状態メモリ
115へ書き込む(ステップS2)。次に、図48に示
すENCODEサブルーチンをコールし、1頁の符号化
を行う(ステップS3)。以後、上述のステップS1〜
S3での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(
ステップS4)符号化を終了し、送信の際ヘッダ部に暗
号識別符号を付加し、上記符号化データを送出する。
【0035】また、図13は、第3の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、第1
の実施例では、TSにより予測状態メモリ115の初期
化を行うのに対し、PSにより予測状態メモリ115の
初期化を行う形にしたものである。そして、図14は、
第3の実施例における復号化の動作を示すフローチャー
トである。
【0036】まず、受信したデータのヘッダ部に前述の
暗号識別符号が付加されているのを識別すると、IDス
イッチ112の出力により選択された初期化テーブルの
値を読み出し(ステップS1)、予測状態メモリ115
へ書き込む(ステップS2)。次に、図60に示すDE
CODEサブルーチンをコールし、1頁の復号化を行う
(ステップS5)。以後、上述のステップS1,S2,
S5での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(
ステップS4)、復号化を終了する。 <第4の実施例>図15は、第4の実施例における符号
器のブロック図であり、第3の実施例でのIDスイッチ
112の代わりに、ユーザメモリ104から送信相手先
の装置のIDを読み出すようにしたものである。そして
、図16は、第4の実施例における符号化の動作を示す
フローチャートである。
【0037】まず符号化要求があると、ユーザ登録時に
登録した送信相手先の装置IDを読み出し(ステップS
6)、読み出したIDにより選択された初期化テーブル
の値を読み出し(ステップS7)、その値を予測状態メ
モリ115へ書き込む(ステップS2)。以後、第3の
実施例と同様に、ステップS6,S7,S2,S3での
処理を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(ステップ
S4)、符号化を終了し、送信の際、ヘッダ部に暗号識
別符号を付加し、上述の符号化データを送出する。
【0038】また、図17は、第4の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、ID
スイッチ112の代わりに、ユーザメモリ104から送
信元の装置のIDを読み出すようにしたものである。そ
して、図18は、第4の実施例における復号化の動作を
示すフローチャートである。まず、受信したデータのヘ
ッダ部に暗号識別符号が付加されているのを識別すると
、ユーザ登録時に登録した送信元の装置のIDを読み出
し(ステップS6)、そのIDにより選択された初期化
テーブルの値を読み出し(ステップS7)、その値を予
測状態メモリ115へ書き込む(ステップS2)。以後
、第3の実施例と同様に、ステップS6,S7,S2,
S5での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(
ステップS4)、復号化を終了する。 <第5の実施例>図19は、第5の実施例における符号
器のブロック図であり、第3の実施例では、各頁を同じ
テーブルで初期化しているのに対し、頁毎にIDを仮想
的にカウンタで変えていく形にしたものである。そして
、図20は、第5の実施例における符号化の動作を示す
フローチャートである。
【0039】まず、符号化要求があると、IDスイッチ
の値を読み出し(ステップS8)、その値による初期化
テーブルの値を読み出し(ステップS7)、その値を予
測状態メモリ115へ書き込む(ステップS2)。次に
、図48に示すENCODEサブルーチンをコールし、
1頁の符号化を行う(ステップS3)。そして、最終頁
でなければカウンタ121によりIDの値を仮想的にカ
ウントアップし(ステップS9)。同様に、ステップS
7,S2,S3,S9を繰り返し、最終頁の処理が終了
すると(ステップS4)、符号化を終了し、送信の際、
ヘッダ部に暗号識別符号を付加して上述の符号化データ
を送出する。
【0040】また、図21は、第5の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、頁毎
にIDを仮想的にカウンタで変えていく形にしたもので
ある。そして、図22は、第5の実施例における復号化
の動作を示すフローチャートである。まず、受信したデ
ータのヘッダ部に暗号識別符号が付加されているのを識
別すると、IDスイッチ112の値を読み出し(ステッ
プS9)、その値による初期化テーブルの値を読み出し
(ステップS7)、予測状態メモリ115へ書き込む(
ステップS2)。以後、符号器と同様に、ステップS7
,S2,S5,S9の処理を繰り返し、最終頁の処理が
終了すると(ステップS4)、復号化を終了する。 <第6の実施例>図23は、第6の実施例における符号
器のブロック図であり、第5の実施例でのIDスイッチ
112の代わりに、ユーザメモリ104から送信相手先
の装置のIDを読み出すようにしたものである。そして
、図24は、第6の実施例における符号化の動作を示す
フローチャートである。
【0041】まず符号化要求があると、ユーザ登録時に
登録した送信相手先の装置IDを読み出し(ステップS
6)、読み出したIDにより選択された初期化テーブル
の値を読み出し(ステップS7)、それを予測状態メモ
リ115へ書き込む(ステップS2)。以後、第5の実
施例と同様に、ステップS7,S2,S3,S9での処
理を繰り返し、最終頁が終了すると(ステップS4)、
符号化を終了し、送信の際、ヘッダ部に暗号識別符号を
付加して上述の符号化データを送出する。
【0042】また、図25は、第6の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、ID
スイッチ112の代わりに、ユーザメモリ104から送
信元の装置のIDを読み出すようにしたものである。そ
して、図26は、第6の実施例における復号化の動作を
示すフローチャートである。まず受信したデータのヘッ
ダ部に暗号識別符号が付加されているのを識別すると、
ユーザ登録時に登録した送信元の装置のIDを読み出し
(ステップS6)、そのIDにより選択された初期化テ
ーブルの値を読み出し(ステップS7)、その値を予測
状態メモリ115へ書き込む(ステップS2)。以後、
第5の実施例と同様に、ステップS7,S2,S5,S
9での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(ス
テップS4)、復号化を終了する。 <第7の実施例>図27は、第7の実施例における符号
器のブロック図であり、第5の実施例では、各頁毎にカ
ウンタでIDを変えていたのに対し、IDを種として乱
数列を作り、その乱数列の値により、初期化テーブル1
08を変えるようにしたものである。そして、図28は
、第7の実施例における符号化の動作を示すフローチャ
ートである。
【0043】まず符号化要求があると、IDスイッチ1
12の値を読み出し(ステップS8)、その値を種とし
て乱数列を発生させる(ステップS10)。そして、そ
の乱数による初期化テーブルの値を読み出し(ステップ
S11)、予測状態メモリ115へ書き込む(ステップ
S2)。次に、図48に示すENCODEサブルーチン
をコールし、1頁の符号化を行う(ステップS3)。そ
して、最終頁でなければ、乱数の値を更新するために、
次の乱数を読み出し(ステップS12)、同様にステッ
プS11,S2,S3,S12の処理を繰り返し、最終
頁の処理が終了すると(ステップS4)、符号化を終了
し、送信の際、ヘッダ部に暗号識別符号を付加し、上述
の符号化データを送出する。
【0044】また、図29は、第7の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、頁毎
に乱数の値を更新し、変えていくようにしたものである
。図30は、第7の実施例における復号化の動作を示す
フローチャートである。まず受信したデータのヘッダ部
に暗号識別符号が付加されているのを識別すると、ID
スイッチ112の値を読み出し(ステップS8)、その
値を種として、乱数列を発生させる(ステップS10)
。そして、その乱数による初期化テーブルの値を読み出
し(ステップS11)、予測状態メモリ115へ書き込
む(ステップS2)。次に、図60に示すDECODE
サブルーチンをコールし、1頁の復号化を行う(ステッ
プS5)。以後上述の符号器と同様に、ステップS11
,S2,S5,S12での処理を繰り返し、最終頁の処
理が終了すると(ステップS4)、復号化を終了する。 <第8の実施例>図31は、第8の実施例における符号
器のブロック図であり、第7の実施例でのIDスイッチ
112の代わりに、ユーザメモリ104から送信相手先
の装置のIDを読み出すようにしたものである。そして
、図32は、第8の実施例における符号化の動作を示す
フローチャートである。
【0045】まず符号化要求があると、ユーザ登録時に
登録した送信相手先の装置IDを読み出し(ステップS
6)、そのIDを種として乱数列を発生させる(ステッ
プS10)。次に、その乱数による初期化テーブルの値
を読み出し(ステップS11)、予測状態メモリ115
へ書き込む(ステップS2)。以後、第7の実施例と同
様に、ステップS11,S2,S3,S12での処理を
繰り返し、最終頁の処理が終了すると(ステップS4)
、符号化を終了し、送信の際、ヘッダ部に暗号識別符号
を付加し、上述の符号化データを送出する。
【0046】また、図33は、第8の実施例における復
号器のブロック図であり、上述の符号器と同様に、ID
スイッチ112の代わりに、ユーザメモリ104から送
信元の装置IDを読み出すようにしたものである。そし
て、図34は、第8の実施例における復号化の動作を示
すフローチャートである。まず受信したデータのヘッダ
部に暗号識別符号が付加されているのを識別すると、ユ
ーザ登録時に登録した送信元の装置IDを読み出し(ス
テップS6)、そのIDを種として乱数列を発生させる
(ステップS10)。その乱数による初期化テーブルの
値を読み出し(ステップS11)、予測状態メモリ11
5へ書き込む(ステップS2)。以後、第7の実施例と
同様に、ステップS11,S2,S5,S12での処理
を繰り返し、最終頁の処理が終了すると(ステップS4
)、復号化を終了する。
【0047】以上説明した実施例によれば、動的算術符
号を用いて画像を送受信する画像伝送装置において、複
数の初期化テーブルを設け、あらかじめ登録しておいた
IDに基づいて複数の初期化テーブルの中から1つのテ
ーブルを選択し、送信側では符号器中の予測状態メモリ
を、その通信の最初或いは各頁の最初で初期化し、暗号
符号化した後、暗号化されている旨の信号を付けて送信
し、また、受信側では暗号化されている旨の信号を識別
した場合、送信側と同様に、IDに基づいて選択した初
期化テーブルにより復号器中の予測状態メモリを初期化
して復号を行うことにより、送信側と受信側とのIDが
一致していなければ、受信した画像データを正確に復号
することができなくなるため、通信内容の機密性を保持
することができるという効果がある。
【0048】
【他の実施例】次に、本発明に係る他の実施例を関係す
る図面を参照して以下に説明する。前述した第2,第4
,第6,第8の各実施例では、IDスイッチ112の代
わりにユーザメモリ104から送信相手先の装置のID
を読み出しているが、他の実施例としてその装置のID
を読み出す場合を説明する。
【0049】まず、第2の実施例に対応する符号化の動
作を図35に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず符号化要求があると、ユーザ登録時に設定した
本装置の4ビツトのIDを読み出し(ステップS13)
、そのIDによつて選択された初期化テーブルの値を読
み出し(ステップS7)、その値を予測状態メモリ11
5へ書き込む(ステップS2)。以後、第2の実施例と
同様に、予測状態メモリ115の初期化を行わずに、ス
テップS3の処理を繰り返し、最終頁の処理が終了する
と(ステップS4)、符号化を終了し、送信の際、ヘッ
ダ部に暗号識別符号を付加して上述の符号化データを送
出する。
【0050】また、第2の実施例に対応する復号化の動
作を図36に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、受信したデータのヘッダ部に暗号識別符号が
付加されているのを識別すると、ユーザ登録時に設定し
た本装置の4ビツトのIDを読み出し(ステップS13
)、読み出したIDによつて選択された初期化テーブル
の値を読み出し(ステップS7)、それを予測状態メモ
リ115へ書き込む(ステップS2)。以後、第2の実
施例と同様に、予測状態メモリ115の初期化を行わず
にステップS5での処理を繰り返し、最終頁の処理が終
了すると(ステップS4)、復号化を終了する。
【0051】次に、第4の実施例に対応する符号化の動
作を図37に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、符号化要求があると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、読み出
したIDにより選択された初期化テーブルの値を読み出
し(ステップS7)、それを予測状態メモリ115へ書
き込む(ステップS2)。以後、第4の実施例と同様に
、ステップS13,S7,S2,S3の処理を繰り返し
、最終頁の処理が終了すると(ステップS4)、符号化
を終了し、送信の際、ヘッダ部に暗号識別符号を付加し
て上述の符号化データを送出する。
【0052】また、第4の実施例に対応する復号化の動
作を図38に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、受信したデータのヘッダ部に暗号識別符号が
付加されているのを識別すると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、そのI
Dによつて選択された初期化テーブルの値を読み出し(
ステップS7)、その値を予測状態メモリへ書き込む(
ステップS2)。以後、第4の実施例と同様に、ステッ
プS13,S7,S2,S5での処理を繰り返し、最終
頁の処理が終了すると(ステップS4)、復号化を終了
する。
【0053】次に、第6の実施例に対応する符号化の動
作を図39に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、符号化要求があると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、そのI
Dにより選択された初期化テーブルの値を読み出し(ス
テップS7)、それを予測状態メモリ115へ書き込む
(ステップS2)。以後、第6の実施例と同様に、ステ
ップS7,S2,S3,S9での処理を繰り返し、最終
頁の処理が終了すると(ステップS4)、符号化を終了
し、送信の際、ヘッダ部に暗号識別符号を付加して上述
の符号化データを送出する。
【0054】また、第6の実施例に対応する復号化の動
作を図40に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、受信したデータのヘッダ部に暗号識別符号が
付加されているのを識別すると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、そのI
Dにより選択された初期化テーブルの値を読み出し(ス
テップS7)、それを予測状態メモリへ書き込む(ステ
ップS2)。以後、第6の実施例と同様に、ステップS
7,S2,S5,S9での処理を繰り返し、最終頁の処
理が終了すると(ステップS4)、復号化を終了する。
【0055】次に、第8の実施例に対応する符号化の動
作を図41に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、符号化要求があると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、そのI
Dを種として乱数列を発生させる(ステップS10)。 以後、第8の実施例と同様に、ステップS11,S2,
S3,S12での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了
すると(ステップS4)、符号化を終了し、送信の際、
ヘッダ部に暗号識別符号を付加して上述の符号化データ
を送出する。
【0056】また、第8の実施例に対応する復号化の動
作を図42に示すフローチャートに従つて以下に説明す
る。まず、受信したデータのヘッダ部に暗号識別符号が
付加されているのを識別すると、ユーザ登録時に設定し
た本装置のIDを読み出し(ステップS13)、そのI
Dを種として乱数列を発生させる(ステップS10)。 以後、第8の実施例と同様に、ステップS11,S2,
S5,S12での処理を繰り返し、最終頁の処理が終了
すると(ステップS4)、復号化を終了する。尚、実施
例では、メモリとしてROM、RAMなどを挙げている
が、本発明はこれに限るものではなく、例えばROMの
代わりにRAMやハードディスクなどを用いても良い。
【0057】また、実施例では、IDを4ビットの数値
としているが、これに限るものではなく、例えば他のビ
ット数の数値や文字などでも良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置を特定する識別情報に応じて符号化或いは復号化を
行うことにより、伝送するデータの機密性を保持するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における画像伝送装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1の実施例における符号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第2図に示すIDSWの回路図である。
【図4】第1の実施例における符号化の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】第1の実施例における復号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】第1の実施例における復号化の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第2の実施例における符号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】第2の実施例における符号化の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】第2の実施例における復号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】第2の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】第3の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】第3の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】第3の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】第3の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】第4の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】第4の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図17】第4の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図18】第4の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図19】第5の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図20】第5の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】第5の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図22】第5の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図23】第6の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図24】第6の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図25】第6の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図26】第6の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図27】第7の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図28】第7の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図29】第7の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図30】第7の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図31】第8の実施例における符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図32】第8の実施例における符号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図33】第8の実施例における復号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図34】第8の実施例における復号化の動作を示すフ
ローチャートである。
【図35】〜
【図42】他の実施例における符号化及び復号化の動作
を示すフローチャートである。
【図43】従来例における画像伝送装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図44】従来例における符号器の構成を示すブロック
図である。
【図45】図44に示す算術符号器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図46】図44に示す予測器の構成を示すブロック図
である。
【図47】〜
【図56】従来例における符号処理を示すフローチャー
トである。
【図57】従来例における復号器の構成を示すブロック
図である。
【図58】図47に示す算術復号器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図59】〜
【図65】従来例における復号処理を示すフローチャー
トである。
【図66】インデックス1に対するPの値を示す図であ
る。
【符号の説明】
101  メインCPU 102  オペレーションパネル 103  プログラムメモリ 104  ユーザメモリ 105  スキャナ・プリンタ 106  画像処理部 107  CODEC 108  初期化テーブルROM 109  CCU 110  画像メモリ 111  回線 112  IDスイッチ 113  初期化器 114  予測器 115  予測状態メモリ 116  算術パラメータROM 117  算術符号器 118  UPDATE器 119  算術復号器 120  ラインメモリ 121  カウンタ 122  乱数発生器 123  FIFO 124  予測テンプレート 125  減算器 126  乗算器 127  セレクタ 128  ラッチ 129  比較器 130  BYTE出力器 131  加算器 132  コード入力器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を動的に算術符号に変換して伝送する
    画像伝送装置において、装置を特定する識別情報に応じ
    て符号化或いは復号化のための初期化を行う初期化手段
    と、該初期化手段で初期化されたデータに基づいて符号
    化或いは復号化を行うデータ変換手段と、該データ変換
    手段で符号化されたデータを伝送する伝送手段とを備え
    ることを特徴とする画像伝送装置。
  2. 【請求項2】前記初期化手段は、前記識別情報に応じて
    選択される複数の初期化テーブルを記憶する記憶手段と
    、該記憶手段で記憶する初期化テーブルを選択する選択
    手段とを含み、該選択手段で選択された初期化テーブル
    により予測状態メモリの初期化を行うことを特徴とする
    請求項1の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】前記予測状態メモリの初期化は、一通信の
    開始時に行われることを特徴とする請求項2の画像伝送
    装置。
  4. 【請求項4】前記予測状態メモリの初期化は、各頁毎に
    行われることを特徴とする請求項2の画像伝送装置。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、前記識別情報に基づいて
    各頁毎に初期化テーブルを選択することを特徴とする請
    求項4の画像伝送装置。
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