JPH04295857A - 電子写真用負帯電マゼンタトナー - Google Patents

電子写真用負帯電マゼンタトナー

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Publication number
JPH04295857A
JPH04295857A JP3061615A JP6161591A JPH04295857A JP H04295857 A JPH04295857 A JP H04295857A JP 3061615 A JP3061615 A JP 3061615A JP 6161591 A JP6161591 A JP 6161591A JP H04295857 A JPH04295857 A JP H04295857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
silicon oxide
resin
toner
oxide particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3061615A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Noda
和彦 野田
Toshiiku Itou
伊藤 俊郁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3061615A priority Critical patent/JPH04295857A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用負帯電マゼン
タトナーに関し、カラー電子写真に用いる電子写真用負
帯電マゼンタトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用カラートナーとして、結着樹
脂中に各種の染料や顔料を分散させたトナーが広く使用
されている。
【0003】これらのカラートナーのうち、電子写真用
マゼンタトナーの着色剤としては、一般にキナクリドン
顔料が用いられている。
【0004】前記顔料は、マゼンタ色を表現するのに最
も適している。換言すれば、L*,a*,b*,c*表
色系で表したときに、L*=45〜55,a*=55〜
65,b*=−10〜0,c*=60〜70の色味を表
現するには、キナクリドン顔料以外の着色剤では困難で
あるということである。
【0005】しかし、キナクリドンは、本質的にプラス
に帯電する傾向を有しており、負帯電性トナーに用いる
と、経時的に画像品質の劣化、特に非画像部の汚れを招
き易い。これは、逆帯電トナーが発生しやすいことによ
ると考えられる。
【0006】これを防止する方法として、トナー組成物
として、負帯電性荷電剤を結着樹脂中に多量に内添する
方法や負帯電性微粉末を多量にトナーに外添する方法、
あるいはその両者を併用する方法がある。
【0007】しかし、荷電剤を多量に内添する場合は、
結着樹脂中に分散しきれない余分な荷電剤が単独でトナ
ー微粉末中に存在しやすくなる。
【0008】そのため、耐環境性が劣り、非画像部が汚
れるかぶり現象が発生する。特に、高温・高湿時にその
劣化度合いが大きい。
【0009】これは、トナー粉末中に単独に存在する荷
電剤が水分を抱き込み、トナーの帯電性が落ち、逆帯電
トナーが発生しやすくなることによると考えられる。
【0010】また、荷電剤は高価であるため、多量に使
うとトナーのコストが上がる。微粉末を多量に外添する
場合は、トナーの紙への定着性が低下する。また、耐環
境性も劣り、画像濃度低下が起きやすくなる。特に、低
温・低湿時にその劣化度合いが大きい。これは低温のた
め、外添剤の作用によるトナーの帯電性が異常に上がる
ことによると考えられる。
【0011】また、キャリアと呼ばれる鉄粉やフェライ
ト粉にトナーを一定割合で混合し、両者を摩擦帯電させ
て使用する二成分現像剤では、キャリア表面を正帯電性
樹脂でコートし、トナーの帯電性を上げて逆帯電トナー
の発生を抑える方法もある。しかし、この方法は、コー
ト量を多くしなければ画像品質をよくする効果が小さい
。一方コート量を多くすると、経時的にコート剤がはが
れる可能性が高くなり、はがれると現像剤中でトナーと
混ざり、トナーの帯電量を落し、逆帯電トナーが発生し
やすくなり、かぶりの原因となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を改善し、最適なマゼンタ色を表現し、負帯電
荷電剤を多量にトナー中に内添しなくても、また多量の
帯電微粉末を外添しなくても帯電安定性に優れ、画像濃
度の低下やかぶりの発生を防止できる電子写真用負帯電
性マゼンタトナーを提供することを目的としている。
【0013】また、キャリア表面への樹脂コート量を多
くする必要のない電子写真用負帯電マゼンタトナーの提
供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明の電子写真用負帯電マゼンタトナーは、キナクリド
ン顔料の表面を酸化珪素微粒子で被覆するものである。
【0015】
【作用】この構成により本発明の電子写真用負帯電マゼ
ンタトナーは、酸化珪素微粒子は主配合成分である樹脂
材料と比較して相対的に導電性であり、マイナスに帯電
する傾向を有しているため、酸化珪素微粒子でキナクリ
ドン顔料の表面を被覆することにより、静電気が発生し
てもキナクリドン顔料がプラスに帯電しにくくするとと
もに、かりにプラスに帯電しても酸化珪素微粒子のマイ
ナス電荷で中和し、キナクリドン顔料がプラスに帯電す
るのを防止することとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例の電子写真用負帯電
マゼンタトナーについてさらに具体的に説明する。
【0017】本発明に使用する酸化珪素微粒子としては
、10〜100nmの白色微粒子がよい。この微粒子と
しては、R−972(日本アエロジル(株))のような
ものがある。
【0018】顔料の表面を酸化珪素微粒子で被覆する方
法は、ヘンシェルミキサやスーパーミキサに顔料:酸化
珪素微粒子=100:0.1〜100:10重量比で、
より好ましくは100:3〜100:7で仕込、高速回
転により行なう。
【0019】本実施例に使用する上記顔料のトナー組成
物としての添加量は、樹脂100重量部に対して0.1
〜10重量部が望ましい。さらに望ましくは2.0〜4
.0重量部である。0.1重量部より少ないと発色特性
が得られず十分な画像濃度が確保できなくなり、10重
量部より多いと顔料の樹脂に対する分散が低下し、帯電
特性が劣化する。
【0020】トナーの帯電制御は結着樹脂,顔料自体で
行なってもよいが、必要に応じて、色再現上問題の生じ
ないような帯電制御剤を併用してもよい。
【0021】たとえば、含金属染料の金属キレート類,
酸性もしくは電子吸引性の有機物質などを用いることが
できる。
【0022】なお、本実施例の結着樹脂としては、公知
のものが全て使用可能である。たとえば、ポリスチレン
,ポリ・αメチルスチレン,クロロポリスチレン,スチ
レン・クロロスチレン共重合体,スチレン・プロピレン
共重合体,スチレン・ブタジエン共重合体,スチレン塩
化ビニル共重合体,スチレン酸化ビニル共重合体,スチ
レン・マレイン酸共重合体,スチレン・アクリル酸エス
テル共重合体,スチレン・メタクリル酸エステル共重合
体,スチレン・αクロルアクリル酸メチル共重合体,ス
チレン・アクリロニトリル・アクリル酸エステル共重合
体などのスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換
体を含む単重合体または共重合体),エポキシ樹脂,ウ
レタン変性エポキシ樹脂,シリコン変性エポキシ樹脂,
ポリエステル樹脂,塩化ビニル樹脂,スチレン酢酸ビニ
ル共重合体,ロジン変性マレイン酸樹脂,フェニル樹脂
,ポリエチレン,ポリプロピレン,アイオマー樹脂,ポ
リウレタン樹脂,シリコン樹脂,ケトン樹脂,エチレン
・エチルアクリレート共重合体,キシレン樹脂,ポリビ
ニルブチラール樹脂,テルペン樹脂,フェノール樹脂,
脂肪族または脂肪族炭化水素樹脂などが単独または混合
されて使用できる。
【0023】特に本実施例に好ましいものとしては、ス
チレン・アクリル酸エステル系樹脂,スチレン・メタク
リル酸エステル系樹脂,ポリエステル樹脂がある。
【0024】また、キャリアとしては公知のものが使用
できる。たとえば、表面酸化または未酸化の鉄または鉄
とニッケル,銅,亜鉛,コバルト,マンガン,クロム,
希土類などの金属およびそれらの合金,酸化物およびフ
ェライトなどの微粉末が使用できる。
【0025】また、これらの表面を種々の樹脂などでコ
ーティングしたものも使用できる。そして、必要に応じ
てコロイダルシリカなどの流動性改質材をトナーに対し
て0.01〜6.00重量%、より好ましくは、0.1
〜1.0重量%添加してもよい。
【0026】なお、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。以下、配合の部数についての内容は全
て重量部数である。
【0027】(実施例1) ・結着樹脂として、スチレン・アクリル酸エステル系樹
脂(商品名  ハイマーTBL−500:三洋化成工業
(株)製)100部 ・ワックスとして、ポリプロピレン(商品名  ビスコ
ール550−P:三洋化成工業(株)製)4部・荷電剤
として、カヤチャージN−3(商品名  カヤチャージ
N−3:日本化薬(株)製)、4部着色材として用いる
キナクリドン顔料として、C.I.ピグメントR−12
2(商品名  C.I.ピグメントR−122:KET
  Red309  大日本インキ化学工業(株)製)
、3部上記顔料に対して5重量%の酸化珪素微粒子(R
−972:日本アエロジル(株)製)で表面被覆してあ
る。
【0028】上記材料を、ヘンシェルミキサで均一に分
散し、分散物を二軸押し出し機などで溶融混練し、冷却
後、ジェットミルなどで微紛砕し、分級機で平均粒径1
1μmの分級品を得た。この分級品に0.3重量%の疎
水性シリカ(商品名  R−972  日本アエロジル
(株)製)をヘンシェルミキサで、外添混合し、本実施
例のマゼンタトナーを得た。
【0029】(実施例2)実施例1における結着樹脂を
以下のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてマゼ
ンタトナーを得た。
【0030】*結着樹脂として、飽和ポリエステル樹脂
(商品名  ポリエスターHP−300:日本合成化学
工業(株)製)100部 (実施例3)実施例1における結着樹脂を以下のものに
変えた以外は、実施例1と同様にしてマゼンタトナーを
得た。
【0031】*結着樹脂として、スチレン・アクリル酸
系樹脂(商品名  ZSR−1008:藤倉化成(株)
製)、100部 (比較例1〜3)実施例1〜3における顔料を酸化珪素
微粒子で表面処理していないほかは、実施例1〜3と同
様にして、比較例1〜3のマゼンタトナーを得た。
【0032】これらのトナーを各々、フェライトキャリ
ア(商品名  FL−150  パウダーテック(株)
製)と混合し、現像剤とした。
【0033】これらの現像剤を用いてレーザープリンタ
(商品名  KX−P4450  松下電器産業(株)
製)で連続20,000枚印字を行なった。
【0034】実施例1〜3のトナーは、連続印字時にお
いて良好な画像品質であった。すなわち、画像濃度はプ
リント初期〜20,000枚において変化が小さく安定
しており、その値は、満足できるものであった。
【0035】かぶりについても同様に満足できるもので
あった。これは酸化珪素微粒子は主配合材料である樹脂
材料と比較して相対的に導電性であり、マイナスに帯電
する傾向を有しているため、酸化珪素微粒子でキナクリ
ドン顔料の表面を被覆することにより、静電気が発生し
てもキナクリドン顔料がプラスに帯電しにくくするとと
もに、かりにプラスに帯電しても酸化珪素微粒子のマイ
ナス電荷で中和し、キナクリドン顔料がプラスに帯電す
るのを防止することとなる。
【0036】比較例1〜3のトナーは、画像濃度は比較
的良好であったが、かぶりがプリントランニング途中よ
り目だち始め、ついには使用に耐えない印字品質となっ
た。
【0037】かぶり濃度の推移を表1に示す。かぶり濃
度測定はマクベス濃度計を用いた。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】以上の実施例の説明で明らかなように、
本発明の電子写真用負帯電マゼンタトナーによれば、二
成分現像剤では、逆帯電トナーの発生を抑え、優れた経
時劣化性を有するものを得ることができる。
【0040】よって、長期にわたり、印字品質の良好な
マゼンタ色の画像を提供できる。また、負帯電性一成分
マゼンタトナーとしても長期にわたり、印字品質の良好
なマゼンタトナーを提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色剤および結着樹脂を主成分とし、前記
    着色剤としてキナクリドン顔料を用い、その表面を酸化
    珪素微粒子で被覆した電子写真用負帯電マゼンタトナー
JP3061615A 1991-03-26 1991-03-26 電子写真用負帯電マゼンタトナー Pending JPH04295857A (ja)

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JP3061615A JPH04295857A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 電子写真用負帯電マゼンタトナー

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JP3061615A JPH04295857A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 電子写真用負帯電マゼンタトナー

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ID=13176253

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JP3061615A Pending JPH04295857A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 電子写真用負帯電マゼンタトナー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139638A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tomoegawa Paper Co Ltd 静電荷像現像用トナー製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139638A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tomoegawa Paper Co Ltd 静電荷像現像用トナー製造方法

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