JPH0429572Y2 - - Google Patents

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JPH0429572Y2
JPH0429572Y2 JP1986052184U JP5218486U JPH0429572Y2 JP H0429572 Y2 JPH0429572 Y2 JP H0429572Y2 JP 1986052184 U JP1986052184 U JP 1986052184U JP 5218486 U JP5218486 U JP 5218486U JP H0429572 Y2 JPH0429572 Y2 JP H0429572Y2
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heat
conductor
power transistor
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power
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は通信機器や音響機器その他の電力ト
ランジスタを使用する電子応用機器における電力
トランジスタの発熱を放散するための放熱器に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に半導体は温度が高いほど順方向抵抗が減
少し、逆耐電圧が低下する性質があり、従つて半
導体を主材料とするトランジスタにおいても作動
温度により特性が変化するので回路構成により補
償しているが、それにも限度があり、かつ高温度
での使用は寿命にも影響するので、内部損失によ
り温度が上昇し易い電力トランジスタでは規格通
りの動作には放熱器の併用が必要である。
中・大電力トランジスタではコレクタの発熱を
ケースに伝導する構造となつているので、ケース
に放熱器を密着(絶縁が必要の場合は雲母等の薄
い絶縁板を介して)してトランジスタの発熱を吸
収して温度上昇を抑えている。放熱器の代表的な
構造としては第3図のように熱伝導度の良いアル
ミニウム等の厚板の片面に電力トランジスタを密
着して取付け、厚板の反対面には多数の放熱翼を
設けることにより放熱器の表面積を拡張して空冷
効果を増大しているが、大電力の発熱を処理する
ためには放熱器の形状も大形となり、大電力オー
デイオアンプの中には内容積の大半を放熱器が占
領する構造のものがある。ただし無線機では電力
増幅段にあまり大形の放熱器を設置することは部
品の配置上に制約の多い高周波回路の構成上での
不都合があるので、第4図のようにして放熱器の
電力トランジスタ取付部と放熱板とを引き離した
構造が用いられている。これは放熱量に見合つた
放熱表面積を有する放熱板(単数または複数)を
垂直方向に貫通する熱伝導体に電力トランジスタ
を取付けた構造であるため、熱伝導体の中間部を
長くすることにより放熱板を電力トランジスタの
周辺から引き離すことが出来るものである。
前記熱伝導体としては熱伝導度の良い銅柱やア
ルミニウム柱が適当であるが、十分に引き離して
配置する目的には熱伝導用のヒートパイプが用い
られる。このヒートパイプの密閉された管内に沸
点の低い液体を封入し、加熱端では液体の気化熱
作用により外部の熱を吸収し、放熱端では空冷あ
るいは水冷により気体を液化して管の内壁に沿つ
て加熱端にもどす構造であつて、熱の移動は気化
潜熱を介して行なわれるので熱伝導体として固体
を使用するのに比らべて長い距離を効率良く熱移
動できる特長がある。
第4図の例示に見るように、放熱すべき電力ト
ランジスタは一応吸熱板に取付け、吸熱板と放熱
器の熱伝導体とを接着支持する構造とすることに
より形状寸法の異る各種の電力トランジスタと金
属柱やヒートパイプ等の既製形態の熱伝導体とを
容易に適合させることが可能であるが、その反面
で吸熱板と熱伝導体との接着部分に熱抵抗を作ら
ないための構造と工作に十分の配慮が必要であ
る。
要するに、第3図例示の構造の放熱器は安価で
使用も容易であるが、多量の熱を処理するために
は大形の放熱体が電力トランジスタに付着する構
造であるため配置上に不都合の場合があり、第4
図例示の構造の放熱器は電力トランジスタと放熱
体との間隔を充分とることが出来るので電力トラ
ンジスタ回りのスペースに余裕が作り易く、特に
関連回路部品を近接して配置する必要がある高周
波増幅段用に好適であるが、第3図構造よりは費
用が掛ることと、電力トランジスタの取付兼吸熱
板と熱伝導体との間の熱抵抗による放熱効率の低
下とバラツキの問題があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は第4図例示の電力トランジスタ用の
放熱器で発生し易い電力トランジスタの取付兼吸
熱板と熱伝導体との間の熱抵抗の原因となる構造
の改良を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
複数の放熱板と、該放熱板の垂直方向に貫通す
る熱伝導の良い熱伝導体とからなる放熱器の熱伝
導体の端面に直接電力トランジスタ放熱面を取付
ける構造である。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図について説明する。放
熱板1,1a〜1nを垂直方向に貫通する熱伝導
体2の熱伝導軸3に直角の端面4に電力トランジ
スタ5の放熱面6を密着して取付ける構造であ
る。これを第4図に示す従来の放熱器の構造と比
較すると明らかなように、電力トランジスタ5を
取付ける端面4は放熱板1にトランジスタ5の発
熱を伝導する熱伝導体2における熱伝導の最短構
造であり、かつ中間に余分の接合部が無いので、
熱抵抗も最少となるもりのである。
次に第2図について説明する。第2図の構造は
電力トランジスタを2個並列あるいはプツシユプ
ルに接続して使用する目的に適するものであつ
て、放熱板1a〜1mの垂直方向に貫通する熱伝
導体2の両端部分の2aと2b部分に第1図で電
力トランジスタ5を装着したと同様の構造で対称
的に取付ける。即ち、端面4aには電力トランジ
スタ5aの放熱面4aを密着させて取付け、他方
の端面4bには電力トランジスタ5bの放熱面6
bを密着させて取付ける。この取付構造を第1図
と比較した場合に、第1図の熱伝導体2の端面4
に電力トランジスタを2個並べて取付ける事はス
ペース的に困難なことが多く、たとえ取付けられ
たにしても熱伝導体2には2倍の熱量の伝導が必
要であるから、熱伝導体2の内部における熱傾斜
も2倍となり、端面4の温度上昇はまぬがれない
ので、これに取付けた電力トランジスタ5の温度
も上昇することになる。従つて第2図のように電
力トランジスタ5を2個放熱する場合は、放熱板
1a〜1nの両側の熱伝導体の端面4a,4bに
夫々電力トランジスタ5a,5bを対称的に取付
けることによつて、熱伝導の熱傾斜を熱伝導体2
の両側から放熱するので放熱板1a,1nにはほ
ぼ均一の放熱温度となつて外気中に放散させる事
が出来るので放熱板の面積も縮小させることが出
来る。
〔考案の効果〕
本考案による放熱器の構造と従来の放熱器の構
造を比較すれば明らかなように従来の方法では吸
熱板を介して放熱器に熱を伝えるのに対して本考
案の構造では電力トランジスタの放熱面を直接熱
伝導体の最短熱伝導位置に直接取付けるので放熱
効率が良く、かつ、取付工作も容易である。
又電力トランジスタ2個の場合は放熱板1a〜
1nの両側から熱伝導体の両端面に装着するので
放熱効率と放熱バランスが改善できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す放熱器構造の
斜視図、第2図は本考案の他の実施例を示す放熱
器構造の斜視図、第3図、第4図は従来の放熱器
構造の斜視図である。 1,1a,…,1n……放熱板、2,2a,2
b……熱伝導体、3……熱伝導軸、4,4a,4
b……端面、5,5a,5b……電力トランジス
タ、6,6a,6b……放熱面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱状の熱伝導体2と該熱伝導体2の熱を放熱す
    る複数の放熱板1a〜1nからなる放熱器であつ
    て、該放熱器で放熱されるトランジスタの取付け
    は、前記熱伝導体2の柱状の両方の端面4a,4
    bに上記トランジスタの放熱面を直接又は絶縁材
    を介して装着する構造である放熱器。
JP1986052184U 1986-04-09 1986-04-09 Expired JPH0429572Y2 (ja)

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JP1986052184U JPH0429572Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

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JPS62163961U JPS62163961U (ja) 1987-10-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926258B2 (ja) * 1982-09-29 1984-06-26 欣一 林 薬草シロツプの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139276U (ja) * 1977-04-08 1978-11-04
JPS5926258U (ja) * 1982-08-12 1984-02-18 日本無線株式会社 半導体素子用放熱装置

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JPS5926258B2 (ja) * 1982-09-29 1984-06-26 欣一 林 薬草シロツプの製造方法

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JPS62163961U (ja) 1987-10-17

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