JPH04294712A - 合成樹脂製バンドの熱板溶着方法 - Google Patents

合成樹脂製バンドの熱板溶着方法

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JPH04294712A
JPH04294712A JP5907891A JP5907891A JPH04294712A JP H04294712 A JPH04294712 A JP H04294712A JP 5907891 A JP5907891 A JP 5907891A JP 5907891 A JP5907891 A JP 5907891A JP H04294712 A JPH04294712 A JP H04294712A
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JP
Japan
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band
hot plate
welding
welded
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5907891A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Fujita
藤田 邦朗
Junji Niikura
新鞍 順治
Tomotoshi Ooya
大屋 与俊
Satoru Tachika
悟 田近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性合成樹脂製バ
ンドにより梱包物を梱包する自動又は半自動梱包機や手
動のバンド接続機におけるバンド溶着方法に関するもの
であり、とくに重量梱包物の梱包に好適な合成樹脂製バ
ンドの熱板溶着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動梱包機における合成樹
脂製バンドの熱板溶着方法は、機台上に載置した梱包物
の外周にバンドを巻付け、バンド先端側を機台下側に固
定し、バンド先端側の下方にバンド引締側を位置させて
バンドを引締め、上下バンド端の重合部内に熱板を挿入
し、熱板に対応するプレス部の上昇により重合部を圧着
してバンド対向面を溶融し、プレス部の下降、熱板離脱
後、プレス部の上昇により重合部を再圧着して溶着し、
バンドの溶着部は上記1枚の熱板による1箇所のみで、
バンドの長さ方向に沿う溶着長さが15〜35mmとな
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の溶着方法による
ポリプロピレン製バンドの溶着強度保持率は、対素材強
度比で、中量物梱包用バンド(バンド強度200kg以
下)では50〜70%、重量物梱包用バンドA(バンド
強度250〜500kg)では45〜60%、重量物梱
包用バンドB(バンド強度500〜1000kg)では
35〜50%であり、とくに数百kg以上の重量物を梱
包する場合に、上記溶着強度保持率では不十分な場合が
多々あった。
【0004】例えば重量梱包物を段積みする場合に、下
段の梱包物がより大きな荷重を受け、バンド溶着部が破
断したり、荷崩れを生じる危険性があった。又、重量梱
包物のバンドにフック掛けして吊下げ、梱包物を移動す
る場合においてもバンド溶着部で破断する危険性があり
、安全面で問題があった。
【0005】本発明者はかかる現状に鑑み、バンドの溶
着面積を大きくすることで溶着強度を上げることを検討
した。しかし、従来の溶着方法でバンドの長さ方向に溶
着長さを長くする(熱板を長くする)方法では、溶着長
さが約20mmを越えると溶着強度がほとんど一定とな
り、溶着強度が改善できないことがわかった。これは従
来の溶着方法において、バンド溶着時に溶着面積に比例
した冷却プレス力をかけても、溶着長さが長くなった分
プレス部とバンド重合部とが均一に接触しがたく、溶着
面全体に均一に圧力が加えられず、同時に熱板が長くな
った分だけ熱板とバンドとが均一に接触しがたいことに
よるものである。
【0006】又、バンドの幅を大きくすることにより溶
着面積を大きくすることも検討したが、バンドの機械適
性の面からバンド幅をあまり大きくすることができない
ことから重梱包用に必要な溶着強度が得難い問題点があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明合成樹脂製バンドの熱板溶着方法は、梱包物の
外周に巻付けた熱可塑性合成樹脂製バンドを引締め、バ
ンドの両端部を重合させ、重合部内に熱板を挿入し、熱
板に対応するプレス部により重合部を圧着してバンド対
向面を溶融し、熱板離脱後重合部を再圧着して溶着する
合成樹脂製バンドの熱板溶着方法において、重合部内に
バンドの長さ方向に所定間隔をおいて複数の熱板を挿入
し、各熱板に対応してそれぞれ独立したプレス部を設け
、重合部を溶着するものである。
【0008】又、バンド重合部において、バンド長さ方
向に沿う各溶着部の長さを5mm以上とし、各溶着部間
の溶着間隔を1mm以上とし、複数の溶着部を含むバン
ド長さ方向に沿う溶着全体長さを200mm以下とした
ものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、複数の熱板に対応するそれぞ
れ独立したプレス部によりバンドの重合部が均一に圧着
され、複数の溶着面が均一に溶融されて溶着され、溶着
強度が向上される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図1は本発明溶着方法における溶着工程を示す
説明図である。図1において、1はポリプロピレン等の
合成樹脂製バンド、2は梱包物、3〜10はそれぞれ梱
包機の構成部材であって、3はスライドテーブル、4は
第一押え、5は第二押え、6,7は熱板、8,9はプレ
ス部、10はリミットスイッチである。熱板6,7が所
定間隔をおいて設けられ、この熱板6,7に対応してそ
れぞれ独立したプレス部8,9が設けられる以外は梱包
機の各構成部材の動作は従来のものと同様となされてい
る。
【0011】図1の溶着工程を順次説明すると、機台上
に梱包物2を載置し、バンド1を機台上のアーチ(図示
せず)に供給し、図1(イ)の如くバンド1の先端がリ
ミットスイッチ10に当たると、バンド先端側11を第
一押え4とスライドテーブル3間に固定する。続いてバ
ンド1を梱包物2の外周に巻付けて引締め、図1(ロ)
の如くバンド引締側12を第二押え5とスライドテーブ
ル3間に固定する。このとき、梱包物2に巻付けたバン
ド1の両端部が上下に相対しバンド重合部13が形成さ
れる。
【0012】続いて図1(ハ)の如くバンド重合部13
内に熱板6,7を挿入し、プレス部8,9を上昇させて
バンド1を切断し、図1(ニ)の如くプレス部8,9に
よって重合部13を圧着し、バンド1の対向面を溶融す
る。熱板6,7はバンド1の長さ方向に所定間隔をおい
て挿入し、プレス部8,9にそれぞれ独立してプレス力
を付与して圧着するものである。
【0013】続いて図1(ホ)の如くプレス部8,9を
下降して熱板6,7を離脱後、図1(ヘ)の如くプレス
部8,9の上昇により重合部13を再圧着し、溶融部を
溶着、冷却する。続いて図1(ト)の如く第一押え4、
第二押え5、プレス部8,9の下降、スライドテーブル
3の退去により梱包物10の梱包が完了する。
【0014】本発明溶着方法においては、図2(斜線部
分は溶着部を示す)の如くバンド溶着部のバンド長さ方
向に沿う各溶着部の長さをM、各溶着部間の溶着間隔を
l、各溶着部を含む溶着全体長さをLとすると、M≧5
mm、l≧1mm、L≦200mmが好ましい。
【0015】溶着部の長さMは5mm以下では溶着面積
が小さくなり溶着強度不足となり、溶着間隔lは1mm
以下であると隣り合う熱板どうしが接触し、溶着全体長
さLは200mm以上あっても溶着強度をそれ以上上げ
ることができなく、熱板も大きいものが必要となり、機
械適性の面から小さな梱包物の梱包ができないといった
ことから、それぞれ上記値となされているのが好ましい
【0016】なお、図2の場合、溶着部が2箇所となさ
れているが、2箇所以上であっても上記条件が適用され
る。複数の溶着部の各溶着面積は一般にそれぞれ同一と
なされているが、異なるようになされていてもよい。各
溶着部の形状も四角形に限定されない。なお又、バンド
は一般に幅10〜35mmのものが使用される。
【0017】次に、幅19mm、厚み1.2mm、素材
強度1050kgのポリプロピレン製バンドを使用して
、本発明溶着方法と従来溶着方法等によるバンド溶着強
度を調べ、その結果を以下に示した。なお、溶着強度は
試料10個の平均値を示した。溶着機の溶着条件として
、熱板温度300℃、熱板とバンドの接触時間0.2秒
、冷却プレス時間2秒とした。
【0018】               溶着長さ      溶
着面積      冷却プレス圧        溶着
強度                mm     
     mm2      kg    kg/mm
2    kg  実施例1  16.7×3    
952      333    35       
 720  実施例2    25×2      9
50      333    35        
705  比較例1    25×2      95
0      333    35        5
20  比較例2      25        4
75      166    35        
481  比較例3      50        
950      166    17.5    4
93  比較例4      50        9
50      333    35        
534
【0019】実施例1として熱板を3枚使用し、
熱板に対応して個別に冷却プレス圧をかける本発明方法
により、溶着長さ16.7mmの溶着部を溶着間隔20
mmをおいて3箇所設け、溶着全体長さ90.1mmと
したバンドを使用した。実施例2として熱板を2枚使用
し、熱板に対応して個別に冷却プレス圧をかける本発明
方法により、溶着長さ25mmの溶着部を溶着間隔20
mmをおいて2箇所設け、溶着全体長さ70mmとした
バンドを使用した。
【0020】比較例1として実施例2における冷却プレ
ス構造を、各プレス部を連結して二股状の一体構造とし
、熱板に対応して独立していない構造とした方法により
、実施例2と同様の溶着部を有するバンドを使用した。 比較例2として熱板1枚による従来方法により、溶着長
さ25mmの溶着部を有するバンドを使用した。比較例
3として従来方法により、溶着長さ50mmの溶着部を
有するバンドを、比較例4として比較例3と同様の冷却
プレス圧のみが異なるバンドを使用した。
【0021】上記結果により、複数の溶着部を有する実
施例1、実施例2の溶着強度が優れていることがわかる
と共に、熱板に対応して個別に冷却プレス圧をかけるこ
とにより溶着強度が上がることがわかる。
【0022】又、幅19mm、厚み1.2mm、素材強
度1050kgのポリプロピレン製バンドを使用して、
溶着長さ50mm以下の場合について本発明溶着方法と
従来溶着方法によるバンド溶着強度を調べ、その結果を
以下に示した。なお、溶着強度は試料10個の平均値を
示した。溶着機の溶着条件として、熱板温度300℃、
熱板とバンドの接触時間0.2秒、冷却プレス圧35k
g/mm2、冷却プレス時間2秒とした。
【0023】         溶着長さ    溶着面積     
       溶  着  強  度(kg)    
    (mm)    (mm2)    本発明方
法バンド  従来方法バンド          50
      950            705 
         534          25 
     475            541  
        481          18  
    342            500   
       469          12   
   228            451    
      445
【0024】本発明方法によるバン
ドは、上記実施例2と同様に溶着部を2箇所とし、溶着
間隔を20mmとし、溶着長さ50mm(25mm×2
箇所)、25mm(12.5×2箇所)、18mm(9
mm×2箇所)、12mm(6mm×2箇所)の4種類
とした。また、従来方法によるバンドは、溶着部を1箇
所とし、溶着長さ50mm、25mm、18mm、12
mmの4種類とした。
【0025】上記結果により、溶着長さ50〜12mm
の範囲では、溶着長さが長い程本発明方法バンドと従来
方法バンドの溶着強度の差が大きくなっていることがわ
かる。これは従来方法では溶着長さが長くなる程、プレ
ス部とバンド重合部、熱板とバンドとがそれぞれ均一に
接触せず、溶着面全体に均一加圧、溶融ができないこと
を示している。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明合成樹脂製バ
ンドの熱板溶着方法は、バンド重合部内にバンドの長さ
方向に所定間隔をおいて複数の熱板を挿入し、各熱板に
対応してそれぞれ独立したプレス部を設け、重合部を溶
着するので、熱板やプレス部を従来より大きくすること
なく、複数の熱板と複数のプレス部の両方によってバン
ド溶着面の均一溶融、均一加圧ができ、溶着強度を向上
させることができる。
【0027】又、バンド長さ方向に沿う各溶着部の長さ
を5mm以上とし、各溶着部間の溶着間隔を1mm以上
とし、複数の溶着部を含む溶着全体長さを200mm以
下としたので、バンドの機械適性を損なうことなく溶着
強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明溶着方法における溶着工程を示す説明図
である。
【図2】本発明溶着方法によって溶着されたバンド溶着
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  バンド 2  梱包物 6,7  熱板 8,9  プレス部 13  重合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  梱包物の外周に巻付けた熱可塑性合成
    樹脂製バンドを引締め、バンドの両端部を重合させ、重
    合部内に熱板を挿入し、熱板に対応するプレス部により
    重合部を圧着してバンド対向面を溶融し、熱板離脱後重
    合部を再圧着して溶着する合成樹脂製バンドの熱板溶着
    方法において、重合部内にバンドの長さ方向に所定間隔
    をおいて複数の熱板を挿入し、各熱板に対応してそれぞ
    れ独立したプレス部を設け、重合部を溶着する合成樹脂
    製バンドの熱板溶着方法。
  2. 【請求項2】  バンド重合部において、バンド長さ方
    向に沿う各溶着部の長さを5mm以上とし、各溶着部間
    の溶着間隔を1mm以上とし、複数の溶着部を含むバン
    ド長さ方向に沿う溶着全体長さを200mm以下とした
    請求項1記載の合成樹脂製バンドの熱板溶着方法。
JP5907891A 1991-03-22 1991-03-22 合成樹脂製バンドの熱板溶着方法 Pending JPH04294712A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541239A (en) * 1977-06-07 1979-01-08 Asahi Chemical Ind Mold for continuous casting
JPS554611A (en) * 1978-06-26 1980-01-14 Hitachi Ltd System initialization system

Patent Citations (2)

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