JPH0429432A - 光波長多重伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光通信における光波長多重伝送方法を用いた光
波長多重伝送システムに関する。

従来の技術 近年、光伝送は光フアイバーケーブルの性能向上や、量
産化が進み、細径、軽量であることや無誘導、無漏話で
あることなどの伝送手段としての特長を生かした伝送が
実用化されつつある。その伝送方式としての経済性を追
求することにより各種の多重化形式があり、電気信号で
の多重化と光領域での多重化が行われている。光領域の
多重化は長距離伝送における大容量化に有効とされてい
る。この光領域の多重化の１つに相異なる波長の光をそ
れぞれ別個の信号で変調し分岐して１本の光ファイバー
で伝送し、受信側では分岐してそれぞれの信号を復調−
する光波長多重伝送方法がある。

以下図面を参照しながら、上述した従来の光波長多重伝
送方法の一列について説明する。

第４図は従来の光波長多重伝送方法によるシステムを示
すものである。構成として第４図において、１，２．３
は光変調手段４は合波手段、５は光伝送手段、６は分波
手段、７．８．９は光復調手段の各手段からなっている
。つぎに、この各手段による動作を説明する。まず信号
１．信号２゜・・・・・・、信号（Ｎ）をそれぞれ光変
調手段Ｉ、光変調手段２、・・・・・・、光変調手段３
により光変調する。

Ｎ個の光変調された光λ１．λ２．・・・・・・、λ８
を合波手段４により合波したのち光伝送手段５により光
伝送される。受信側では分波手段６により分波してふた
たびＮ個の光変調された光λ１．λ２・・・・・・、λ
８とし、それぞれ光復調手段７、光復調手段８．・・・
・・・、光復調手段９により光復調してＮ個の信号（１
）、信号（２）、・・・・・・、信号（Ｎ）を受信する
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、送信した信号をそ
のまま受信するので、送信信号の和信号を得るためには
復調後に信号を加算する必要があった。さらに、単に送
信信号の和信号のみを必要とする受信者においても分波
器と複数の光検出器が必要であった。

本発明は、上記問題点に留意し、複数の送信信号のそれ
ぞれ、あるいは、複数の送信信号の和信号を簡単な構成
で受信できる光波長多重伝送システムを提供するもので
ある。

課題を解決するための手段 本発明の上記目的を達成するために本発明の光波長多重
伝送システムは、波長の異なる複数の光をそれぞれ別の
信号で光強度変調し、合波して単一の光伝送路で伝送し
、受信者の所望により、この伝送された光をそのまま光
直接検波して復調し、あるいは、伝送された光を分岐し
てそれぞれ光直接検波により復調するものである。

構成としては第１の発明として波長の異なる複数の光を
それぞれ別の信号で光強度変調を行う光強度変調手段と
、この光強度変調手段により変調された複数の光を合波
する合波手段と、この合波手段により合波された光を伝
送する光伝送手段と、この光伝送手段により伝送された
光を光直接検波により復調する光直接検波手段を具備し
、光直接検波手段を用いて、光伝送手段により送られて
きた複数の光をそれぞれ別の信号で光強度変調し、合波
された光より、それぞれ別の信号の和信号を復調する光
波長多重伝送システムである。

第２の発明として、第１の発明に加えて光伝送手段の一
部に分岐手段を設け、この分岐手段より得られる光を複
数の光に分波する分波手段と、この分波手段により分岐
された複数の光をそれぞれ光直接検波により復調する複
数の光直接検波手段を付加し、この複数の光直接検波手
段の検波出力より、それぞれ別の信号を復調するｍ能が
追加された光波長多重伝送システムである。

第３の発明として、第２の発明において分波手段が着脱
可能な分波器で構成され、また複数の検波手段が分配器
により分岐された複数の光のそれぞれを検出する複数の
光検出器で構成されたものであるとともに、この分配器
が取り除かれたときには、上記複数の光検出器のうちの
１台の光検波器により、伝送手段からの光信号を検出す
るものである。

作用 上記構成の本発明の光波長多重伝送システムは、波長の
異なる複数の光をそれぞれ別の信号で光強度変調を行っ
ているため、波長ごとの分離によりそれぞれ別の信号の
復調ができるとともに、光強度が単に変化させている光
変調のため合成すると合成した光強度変調信号となりそ
れぞれ別の信号の和信号の復調ができるものである。

第１の発明は、波長の異なる複数の光をそれぞれ別の信
号で光強度変調を行った複数の光が合波手段により合波
された光が光伝送手段により伝送されてきたものを、光
の強度の検波が可能である光直接検波機能を有する光直
接検波手段で検波する。この検波の出力は合波の光の強
度が検出されるので、それぞれ別の信号の和信号が復調
されることになる。

第２の発明は、同じく合波された光を検波して和信号を
得るとともに、分岐手段により同じ合波された光を光伝
送手段より分岐し、この分岐された光を分波手段により
各波長ごとに分波する。これでそれぞれの別信号ごとに
分離されるので、各波長ごとに設けられた光直接検波手
段により、それぞれ別の信号を復調することができる。

第３の発明は、第２の発明の分波手段が着脱可能な分波
器で構成されているで、分波器により波長ごとに分岐さ
れ、この分波された光は光検出器により復調される。さ
らに分波器が着脱可能なため、取りはずすことにより、
分岐されずに分岐された光のままが、光検出器の１台に
入力され、直接検波され和信号が復調されることになる
。

実施例 以下、本発明の一実施例の光波長多重伝送方法による光
波長多重伝送システムについて、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の第１の実施例における光波長多重伝送
システムの構成を示す機能別のブロック図である。第１
図において構成要素と動作について説明する。１０，１
１．１２は光強度変調手段、１３は合波手段、１４は光
伝送手段、１５は光直接検波手段である。この構成でＮ
個の信号１．信号２．・・・・・・、信号（Ｎ）をそれ
ぞれ光強度変調手段１０、光強度変調手段１１．・・・
・・・、光強度変調手段１２により光強度変調を行う、
Ｎ個の光強度変調された光λ１．λ２．・・・・・・、
λ８を合波手段１３により合波して光伝送手段１４によ
り伝送し、光直接検波手段１５により光直接検波が行わ
れる。

上記のように第１の実施例の光波長多重伝送システムで
は、光直接検波手段１５には光λ１゜λ　　・・・・・
・、λ、を共に入力するため、光直接検波手段１５の復
調出力は光λ１．λ２．・・・・・・λ８の強度の和と
なり、信号１．信号２．・・・・・・信号（Ｎ）の和信
号を受信することになる。

以上のように本実施例によれば、波長の異なるＮ個の光
をそれぞれ別の信号で光強度変調し、合波して単一の光
伝送路で伝送し、この伝送された光を光直接検波により
復調することによりそれぞれの送信信号の和信号を受信
することができる。

第２図は本発明の第２の実施例における光波長多重伝送
システムの構成を示す機能別のブロック図である。第２
図において構成とその動作を説明する。１６．１７は光
強度変調手段、１８は合波手段、１９．２０．２１Ｆ光
伝送手段、２２は分岐手段、２３は分波手段、２４，２
５，２６はは光直接検波手段である。Ｒ信号、Ｌ信号を
それぞれ光強度変調手段１６と光強度変調手段１７で光
強度変調し、光強度変調された光λ８．λ、を合波手段
１８で合波して光伝送手段１９により伝送する。受信側
は光伝送手段１９により伝送された光を光分岐手段２２
により光分岐して一部はさらに光伝送手段２０により伝
送し、分波手段２３で分岐して、ふたたび光λ１．λ２
とし、それぞれ光直接検波手段２４と光直接検波手段２
５で光直接検波される。一方、光分岐手段２２により分
岐した他の一部は光伝送手段２３で伝送して光直接検波
手段２６で光直接検波される。

上記のように、第２の実施例の光波長多重伝送システム
では、光直接検波手段２４の復調出力はＲ信号となり、
光直接検波手段２５の復調出力はＬ信号となる。一方、
光直接検波手段２６には光λ１．λ２を共に入力するた
め、光直接検波手段２６の復調出力は光λ１．λ２の強
度の和となり、Ｒ信号とＬ信号の和信号を受信すること
になる。

以上のように本実施例によれば、波長の異なる２つの光
をそれぞれＲ信号とＬ信号で光強度変調し、合波して単
一の光伝送路で伝送し、そのまま光直接検波により復調
する簡易な受信端ではＲ信号とＬ信号の和信号である（
Ｒ＋Ｌ）信号が得られ、ステレオ信号をモノラル信号と
して受信する、いわゆるモノラル信号を得る。伝送され
た光を分波してそれぞれ光直接検波により復調する受信
端ではＲ信号とＬ信号を得ることができるので、ステレ
オ信号として再生することができる。

なお、第１の実施例において、光伝送時に分岐して受信
端を複数にしてもよい。

また、第２の実施例において、光伝送時にさらに分岐し
て受信端をさらに増やしてもよい。

第３図は本発明の第３の実施例におけるさらに受信部を
具体化した光波長多重伝送シテスムの構成を示すブロッ
ク図である。第３図に示すように構成要素として、２７
は光伝送路、２８は分岐器、２９．３０，３１．３２は
光検出器である。分波器２８は移動でき、光伝送路２７
から出射する光の伝搬経路に挿入・除去される。光伝送
Ｗ！２７から出射した光の伝搬経路から分波器２８を除
去した状態で光伝送路２７から出射した光を検出する位
置に光検出器２９は置かれている。また、光伝送路２７
から出射した光の伝搬経路に分波器２８を挿入した状態
で分岐された光を検出する位置に光検出器３０．光検出
器３１．・・・・・・、光検出器３２が置かれている。

以上のように構成された光受信器について、以下第３図
を用いてその動作を説明する。

まず、分波器２８を光の伝搬経路から除去すると、光伝
送路２７から出射した光はすべて光検出器２９に入射し
、光検出器２９の出力は光波長多重伝送された複数の送
信信号すべての加算されたものとなる。一方、分波器２
８を光の伝搬経路挿入すると、光伝送路２７から出射し
た光は波に長ごとに異なる光検出器３０．光検出器３１
．・・・・・・光検出器３２に入力され、光波長多重伝
送された複数の送信信号のそれぞれを個別に検出する。

以上のように本実施例によれば、移動可能な一分波器２
Ｂを設置し、分波器２８を光の伝搬経路から除去した状
態で光伝送路から出射した光を検出する位置に一つの光
検出器を置き、分波器２日を光の伝搬経路に挿入した状
態で光伝送路から出射した光が分波器で分波されたλ１
．λ２．・・・・・・λ８の光をそれぞれ検出する位置
にそれぞれ光検出器を置くことにより、光波長多重伝送
された送信信号のすべての和信号か、光波長多重伝送さ
れた個々の送信信号かを受信者の所望により受信するこ
とができる。

なお、本実施例において、分波器２８は反射型であって
もよい。

発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明の光波長多重伝
送システムは、波長の異なる複数の光をそれぞれ別の信
号で光強度変調し、合波して単一の光伝送路で伝送し、
この伝送された光を光直接検波により復調することによ
りそれぞれの送信信号の和信号を受信し、伝送された光
を分岐してそれぞれ光直接検波することによりそれぞれ
の送信信号を受信することができる。

また、着脱可能な分波器を設置し、分波器を光の伝搬経
路から除去した状態で光伝送路がら出射した光を検出す
る位置に一つの光検出器を置き、分波器を光の伝搬経路
に挿入した状態で光伝送路から出射した光が分波器で分
岐された複数の光をそれぞれ検出する位置にそれぞれ光
検出器を置くことにより、光波長多重伝送された送信信
号のすべての和信号か、光波長多重伝送された個々の送
信信号かを受信者の所望により容易に選択して受信する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における光波長多重伝送
システムの構成を示す機能別ブロック図、第２図は本発
明の第２の実施例における光波長多重伝送システムの構
成を示す機能別ブロック図、第３図は本発明の第３の実
施例における光波長多重伝送システムの構成を示すブロ
ック図、第４図は従来の光波長多重伝送システムの構成
を示す機能別ブロック図である。 １０．１１．１２・・・・・・光強度変調手段、１３゜
・・・・・・合波手段、１４・・・・・・光伝送手段、
１５・・・・・・光直接検波手段。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）波長の異なる複数の光をそれぞれ別の信号で光強
   度変調を行う光強度変調手段ｃ、前記光強度変調手段に
   より変調された複数の光を合波する合波手段と、前記合
   波手段により合波された光を伝送する光伝送手段と、前
   記光伝送手段により伝送された光を光直接検波により復
   調する光直接検波手段とを具備し、前記光直接検波手段
   により前記光伝送手段により伝送された光より、前記そ
   れぞれ別の信号の和信号を復調する光波長多重伝送シス
   テム。
2. （２）光伝送手段に分岐手段を設け、前記分岐手段より
   得られる光を複数の光に分波する分波手段と、前記分波
   手段により分波された光をそれぞれ光直接検波により復
   調する複数の光直接検波手段を付加し、前記複数の光直
   接検波手段により前記光伝送手段により伝送された光よ
   りそれぞれ別の信号を復調する請求項（１）記載の光波
   長多重伝送システム。
3. （３）分岐手段が着脱可能な分波器であり、複数の光直
   接検波手段が前記分波器により分波された複数の光のそ
   れぞれを検出する複数の光検出器であるとともに、前記
   分波器が光伝送手段より取り除かれたときには、前記複
   数の光検出器のうちの１台の光検出器が前記分波器によ
   り分波される前の前記光伝送手段からの光信号を入力す
   る請求項（２）記載の光波長多重伝送システム。