JPH04294292A - 時間測定回路および時間測定方法 - Google Patents
時間測定回路および時間測定方法Info
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- JPH04294292A JPH04294292A JP8136691A JP8136691A JPH04294292A JP H04294292 A JPH04294292 A JP H04294292A JP 8136691 A JP8136691 A JP 8136691A JP 8136691 A JP8136691 A JP 8136691A JP H04294292 A JPH04294292 A JP H04294292A
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Landscapes
- Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間測定回路とこの時
間測定回路を用いた時間測定方法に関する。
間測定回路を用いた時間測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械装置の保守期間の測定、部品交換時
間の測定、部品の経年変化の補正のための時間測定等は
数カ月以上の長い時間を測定することが必要とされる。 従来はこの時間測定を図4に示す時間測定回路により行
っている。この時間測定回路を図4を参照して説明する
。
間の測定、部品の経年変化の補正のための時間測定等は
数カ月以上の長い時間を測定することが必要とされる。 従来はこの時間測定を図4に示す時間測定回路により行
っている。この時間測定回路を図4を参照して説明する
。
【0003】時間測定回路は、基準周波数発生回路51
と、カウンタ57と、プリセット回路59とから構成す
る。基準周波数発生回路51は、水晶振動子52と発振
回路53とから構成する。カウンタ57は、複数のフリ
ップフロップ回路55から構成する。基準周波数発生回
路51の出力パルスは、カウンタ57を構成する第1番
目のフリップフロップ回路55のφ入力54に入力し、
カウンタ57を構成する各々のフリップフロップ回路の
Q出力58は、次のフリップフロップ回路のφ入力56
に順次接続すると同時に、プリセット回路59の入力6
0にも接続している。カウンタ57は、基準周波数発生
回路51の出力パルスを計数し、その計数値を2進数と
してプリセット回路59に入力している。カウンタ57
で計数した値が、あらかじめプリセット回路59へ設定
してある値に等しくなると、プリセット回路59の出力
61から論理信号の「1」、あるいは論理信号の「0」
を出力して、時間測定終了信号を、この時間測定回路に
接続する他の装置へ出力する。
と、カウンタ57と、プリセット回路59とから構成す
る。基準周波数発生回路51は、水晶振動子52と発振
回路53とから構成する。カウンタ57は、複数のフリ
ップフロップ回路55から構成する。基準周波数発生回
路51の出力パルスは、カウンタ57を構成する第1番
目のフリップフロップ回路55のφ入力54に入力し、
カウンタ57を構成する各々のフリップフロップ回路の
Q出力58は、次のフリップフロップ回路のφ入力56
に順次接続すると同時に、プリセット回路59の入力6
0にも接続している。カウンタ57は、基準周波数発生
回路51の出力パルスを計数し、その計数値を2進数と
してプリセット回路59に入力している。カウンタ57
で計数した値が、あらかじめプリセット回路59へ設定
してある値に等しくなると、プリセット回路59の出力
61から論理信号の「1」、あるいは論理信号の「0」
を出力して、時間測定終了信号を、この時間測定回路に
接続する他の装置へ出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら数カ月以
上の長い時間を測定しようとした場合、プリセット回路
59に設定する数値が大きくなり、カウンタ57の桁数
を増加させることが必要となり、必然的にカウンタ57
を構成するフリップフロップ回路55の数が増大すると
いう課題を有する。さらに時間測定中は時間測定回路を
構成する基準周波数発生回路51と、カウンタ57と、
プリセット回路59との全てに絶えず電源の供給をして
いなければならないという課題がある。
上の長い時間を測定しようとした場合、プリセット回路
59に設定する数値が大きくなり、カウンタ57の桁数
を増加させることが必要となり、必然的にカウンタ57
を構成するフリップフロップ回路55の数が増大すると
いう課題を有する。さらに時間測定中は時間測定回路を
構成する基準周波数発生回路51と、カウンタ57と、
プリセット回路59との全てに絶えず電源の供給をして
いなければならないという課題がある。
【0005】本発明の目的は上記課題を解決し、従来に
比べて構成が簡単で、時間測定中に電源の供給を中断し
ても時間測定が可能な時間測定回路を提供することにあ
る。
比べて構成が簡単で、時間測定中に電源の供給を中断し
ても時間測定が可能な時間測定回路を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、下記記載の構成と方法とを採用する。
に本発明は、下記記載の構成と方法とを採用する。
【0007】本発明の時間測定回路は、一導電型の半導
体基板に互いに離間して形成するこの半導体基板と逆導
電型のソース領域およびドレイン領域と、このソース領
域とドレイン領域との間のチャネル領域上に複数の絶縁
膜とこの絶縁膜上に導電膜とを順次形成したゲート部よ
りなり、複数の絶縁膜の少なくとも1つに電荷を捕獲す
る準位を有する不揮発性メモリトランジスタと、この不
揮発性メモリトランジスタのゲート端子に一定の電圧を
供給する第1の定電圧源と、不揮発性メモリトランジス
タのドレイン端子に抵抗素子を介して一定の電圧を供給
する第2の定電圧源と、ドレイン端子の電圧と参照電圧
とを比較するコンパレータとを備える。
体基板に互いに離間して形成するこの半導体基板と逆導
電型のソース領域およびドレイン領域と、このソース領
域とドレイン領域との間のチャネル領域上に複数の絶縁
膜とこの絶縁膜上に導電膜とを順次形成したゲート部よ
りなり、複数の絶縁膜の少なくとも1つに電荷を捕獲す
る準位を有する不揮発性メモリトランジスタと、この不
揮発性メモリトランジスタのゲート端子に一定の電圧を
供給する第1の定電圧源と、不揮発性メモリトランジス
タのドレイン端子に抵抗素子を介して一定の電圧を供給
する第2の定電圧源と、ドレイン端子の電圧と参照電圧
とを比較するコンパレータとを備える。
【0008】本発明の時間測定方法は、不揮発性メモリ
トランジスタのゲート端子に正あるいは負のパルス電圧
を印加した後、あらかじめ設定した参照電圧と不揮発性
メモリトランジスタのドレイン端子の電圧とを比較する
ことにより時間を測定する。
トランジスタのゲート端子に正あるいは負のパルス電圧
を印加した後、あらかじめ設定した参照電圧と不揮発性
メモリトランジスタのドレイン端子の電圧とを比較する
ことにより時間を測定する。
【0009】
【作用】電荷を捕獲する準位を有する複数の絶縁膜で構
成したゲート膜をもつ不揮発性メモリトランジスタは、
ゲート膜中の準位に捕獲した電荷を時間と共に徐々に失
って行く。この時不揮発性メモリトランジスタのスレシ
ョールド電圧も、同様に徐々に変化して行く。このスレ
ショールド電圧の変化の時間に対する依存性は実験的に
求めることができ、さらに再現性も良好なことから、不
揮発性メモリトランジスタのスレショールド電圧の初期
値が分かれば、このスレショールド電圧を直接的、ある
いは間接的に測定することにより時間を測定することが
できる。
成したゲート膜をもつ不揮発性メモリトランジスタは、
ゲート膜中の準位に捕獲した電荷を時間と共に徐々に失
って行く。この時不揮発性メモリトランジスタのスレシ
ョールド電圧も、同様に徐々に変化して行く。このスレ
ショールド電圧の変化の時間に対する依存性は実験的に
求めることができ、さらに再現性も良好なことから、不
揮発性メモリトランジスタのスレショールド電圧の初期
値が分かれば、このスレショールド電圧を直接的、ある
いは間接的に測定することにより時間を測定することが
できる。
【0010】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例における時
間測定回路および時間測定方法を説明する。
間測定回路および時間測定方法を説明する。
【0011】図1は本発明の時間測定回路を示す回路図
である。 本発明の時間測定回路は導電型がN型の不
揮発性メモリトランジスタ11と、切り替えスイッチ1
6と、パルス発生源14と、第1の定電圧源15と、第
2の定電圧源21と、抵抗素子18と、スイッチ19と
、コンパレ−タ27とから構成する。
である。 本発明の時間測定回路は導電型がN型の不
揮発性メモリトランジスタ11と、切り替えスイッチ1
6と、パルス発生源14と、第1の定電圧源15と、第
2の定電圧源21と、抵抗素子18と、スイッチ19と
、コンパレ−タ27とから構成する。
【0012】第1の定電圧源15とパルス発生源14と
は、それぞれ切り替えスイッチ16を介して不揮発性メ
モリトランジスタ11のゲート端子13に接続する。不
揮発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17は、
抵抗素子18とスイッチ19とを介して第2の定電流源
21に接続し、さらにドレイン端子17はコンパレータ
27の第1の入力端子29にも接続する。コンパレータ
27の第2の入力端子31は、参照電源23(電圧Vr
ef)に接続する。
は、それぞれ切り替えスイッチ16を介して不揮発性メ
モリトランジスタ11のゲート端子13に接続する。不
揮発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17は、
抵抗素子18とスイッチ19とを介して第2の定電流源
21に接続し、さらにドレイン端子17はコンパレータ
27の第1の入力端子29にも接続する。コンパレータ
27の第2の入力端子31は、参照電源23(電圧Vr
ef)に接続する。
【0013】不揮発性メモリトランジスタ11のゲート
膜は、電荷を捕獲する準位を有する複数の絶縁膜で構成
する。ゲート端子13に負のパルス電圧を印加すると、
N型の不揮発性メモリトランジスタ11のゲート膜中の
準位へ正の電荷を持った正孔が注入される。正孔の注入
と同時に、この準位から負の電荷を持った電子が放出さ
れ、N型の不揮発性メモリトランジスタ11のスレショ
ールド電圧は、負の値となる。N型の不揮発性メモリト
ランジスタ11は、デプレッション型のN型のMOS(
Metal Oxide Silicon)トラン
ジスタと同じ特性となる。一方前述とは逆に、不揮発性
メモリトランジスタ11のゲート端子13に正のパルス
電圧を印加すると、N型の不揮発性メモリトランジスタ
11のゲート膜中の準位に、負の電荷を持った電子が注
入される。この電子の注入と同時に、この準位から正の
電荷を持った正孔が放出され、N型の不揮発性メモリト
ランジスタ11のスレショールド電圧は正の値となる。 この結果、N型の不揮発性メモリトランジスタ11は、
エンハンスメント型のN型のMOSトランジスタと同じ
特性となる。
膜は、電荷を捕獲する準位を有する複数の絶縁膜で構成
する。ゲート端子13に負のパルス電圧を印加すると、
N型の不揮発性メモリトランジスタ11のゲート膜中の
準位へ正の電荷を持った正孔が注入される。正孔の注入
と同時に、この準位から負の電荷を持った電子が放出さ
れ、N型の不揮発性メモリトランジスタ11のスレショ
ールド電圧は、負の値となる。N型の不揮発性メモリト
ランジスタ11は、デプレッション型のN型のMOS(
Metal Oxide Silicon)トラン
ジスタと同じ特性となる。一方前述とは逆に、不揮発性
メモリトランジスタ11のゲート端子13に正のパルス
電圧を印加すると、N型の不揮発性メモリトランジスタ
11のゲート膜中の準位に、負の電荷を持った電子が注
入される。この電子の注入と同時に、この準位から正の
電荷を持った正孔が放出され、N型の不揮発性メモリト
ランジスタ11のスレショールド電圧は正の値となる。 この結果、N型の不揮発性メモリトランジスタ11は、
エンハンスメント型のN型のMOSトランジスタと同じ
特性となる。
【0014】コンパレータ27は、第1の入力端子29
の入力電圧が第2の入力端子31の入力電圧より高けれ
ば、出力端子33に正の電圧を出力し、逆に第1の入力
端子29の入力電圧が第2の入力端子31の入力電圧よ
り低ければ、出力端子33に負の電圧を出力する。
の入力電圧が第2の入力端子31の入力電圧より高けれ
ば、出力端子33に正の電圧を出力し、逆に第1の入力
端子29の入力電圧が第2の入力端子31の入力電圧よ
り低ければ、出力端子33に負の電圧を出力する。
【0015】次に本発明の時間測定方法を図1を用いて
説明する。切り替えスイッチ16により、パルス発生源
14と不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端子1
3とを接続状態にして、第1の定電圧源15を不揮発性
メモリトランジスタ11のゲート端子13から切り離す
。切り替えスイッチ16の切り替えと同時に、スイッチ
19を開放状態にする。さらにパルス発生源14から、
10m秒から100m秒のパルス幅を持つマイナス10
V程度の負のパルス電圧をN型の不揮発性メモリトラン
ジスタ11のゲート端子13に印加し、N型の不揮発性
メモリトランジスタ11のスレショールド電圧を負の値
とする。
説明する。切り替えスイッチ16により、パルス発生源
14と不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端子1
3とを接続状態にして、第1の定電圧源15を不揮発性
メモリトランジスタ11のゲート端子13から切り離す
。切り替えスイッチ16の切り替えと同時に、スイッチ
19を開放状態にする。さらにパルス発生源14から、
10m秒から100m秒のパルス幅を持つマイナス10
V程度の負のパルス電圧をN型の不揮発性メモリトラン
ジスタ11のゲート端子13に印加し、N型の不揮発性
メモリトランジスタ11のスレショールド電圧を負の値
とする。
【0016】次に切り替えスイッチ16を切り替えるこ
とにより、パルス発生源14を不揮発性メモリトランジ
スタ11のゲート端子13から切り離して、第1の定電
圧源15と不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端
子13とを接続状態にする。さらに、第1の定電流源1
5から、不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端子
13に前述のスレショールド電圧より高い一定電圧を供
給する。このとき不揮発性メモリトランジスタ11のゲ
ート端子13へ供給する一定電圧を0Vとした場合には
、第1の定電流源15を省略することができる。さらに
、スイッチ19を接続状態にして、抵抗素子18を介し
て第2の定電流源21から、N型の不揮発性メモリトラ
ンジスタ11のドレイン端子17に一定電圧を供給する
。
とにより、パルス発生源14を不揮発性メモリトランジ
スタ11のゲート端子13から切り離して、第1の定電
圧源15と不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端
子13とを接続状態にする。さらに、第1の定電流源1
5から、不揮発性メモリトランジスタ11のゲート端子
13に前述のスレショールド電圧より高い一定電圧を供
給する。このとき不揮発性メモリトランジスタ11のゲ
ート端子13へ供給する一定電圧を0Vとした場合には
、第1の定電流源15を省略することができる。さらに
、スイッチ19を接続状態にして、抵抗素子18を介し
て第2の定電流源21から、N型の不揮発性メモリトラ
ンジスタ11のドレイン端子17に一定電圧を供給する
。
【0017】N型の不揮発性メモリトランジスタ11の
スレショールド電圧(Vt)は、図2に示すように、初
期の負の値(Vti)から時間(T)の対数に対して、
正の値の方向へ直線的に変化し、製造された直後のスレ
ショールド電圧(Vtas)の値へと近づく。この変化
は不揮発性メモリトランジスタ11に電源の供給を停止
しても、全く影響を受けずに進行する。
スレショールド電圧(Vt)は、図2に示すように、初
期の負の値(Vti)から時間(T)の対数に対して、
正の値の方向へ直線的に変化し、製造された直後のスレ
ショールド電圧(Vtas)の値へと近づく。この変化
は不揮発性メモリトランジスタ11に電源の供給を停止
しても、全く影響を受けずに進行する。
【0018】N型の不揮発性メモリトランジスタ11の
ゲート端子13は、第1の定電流源15から一定の電圧
を供給している。したがって前述のように、N型の不揮
発性メモリトランジスタ11のスレショールド電圧が、
時間と共に正の方向へ変化して行くと、N型の不揮発性
メモリトランジスタ11のドレインに流れる電流は、時
間と共に減少する。その結果、抵抗素子18を介して第
2の定電流源21から一定電圧を供給しているN型の不
揮発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17の電
圧が、時間と共に高くなる。したがって、図2に示すス
レショールド電圧と時間との関係から、測定する時間が
経過した後のN型の不揮発性メモリトランジスタ11の
スレショールド電圧を予測することができる。さらにこ
の予測したスレショールド電圧を基にして、N型の不揮
発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17の電圧
を予測することができる。
ゲート端子13は、第1の定電流源15から一定の電圧
を供給している。したがって前述のように、N型の不揮
発性メモリトランジスタ11のスレショールド電圧が、
時間と共に正の方向へ変化して行くと、N型の不揮発性
メモリトランジスタ11のドレインに流れる電流は、時
間と共に減少する。その結果、抵抗素子18を介して第
2の定電流源21から一定電圧を供給しているN型の不
揮発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17の電
圧が、時間と共に高くなる。したがって、図2に示すス
レショールド電圧と時間との関係から、測定する時間が
経過した後のN型の不揮発性メモリトランジスタ11の
スレショールド電圧を予測することができる。さらにこ
の予測したスレショールド電圧を基にして、N型の不揮
発性メモリトランジスタ11のドレイン端子17の電圧
を予測することができる。
【0019】この予測する電圧値を参照電源23の電圧
に等しく設定しておけば、前述の測定すべき時間に到達
する前は、コンパレータ27の第1の入力端子29の入
力電圧は第2の入力端子31の入力電圧よりも低い。こ
れに対して測定すべき時間に到達した後は、逆に第1の
入力端子29の入力電圧は、第2の入力端子31の入力
電圧よりも高くなる。したがって、コンパレータ27の
出力端子33の出力電圧は、測定すべき時間の前後で負
の値から正の値へと変化し時間を測定することができる
。
に等しく設定しておけば、前述の測定すべき時間に到達
する前は、コンパレータ27の第1の入力端子29の入
力電圧は第2の入力端子31の入力電圧よりも低い。こ
れに対して測定すべき時間に到達した後は、逆に第1の
入力端子29の入力電圧は、第2の入力端子31の入力
電圧よりも高くなる。したがって、コンパレータ27の
出力端子33の出力電圧は、測定すべき時間の前後で負
の値から正の値へと変化し時間を測定することができる
。
【0020】この時間測定中においては、不揮発性メモ
リトランジスタ11のスレショールド電圧の時間に対す
る変化は、前述のように、N型の不揮発性メモリトラン
ジスタ11に電源を供給していなくても何等影響なく進
行する。したがって、時間測定中に第1の定電圧源15
と第2の定電圧源21からの一定電圧の供給、コンパレ
ータ27への電源の供給、および参照電源23からの参
照電圧の供給を中断しても、時間測定は何等影響を受け
ること無く遂行できる。
リトランジスタ11のスレショールド電圧の時間に対す
る変化は、前述のように、N型の不揮発性メモリトラン
ジスタ11に電源を供給していなくても何等影響なく進
行する。したがって、時間測定中に第1の定電圧源15
と第2の定電圧源21からの一定電圧の供給、コンパレ
ータ27への電源の供給、および参照電源23からの参
照電圧の供給を中断しても、時間測定は何等影響を受け
ること無く遂行できる。
【0021】図3に不揮発性メモリトランジスタの断面
図を示す。P型の半導体基板41にN型のソース領域4
2と、N型のドレイン領域43とを設ける。このソース
領域42とドレイン領域43との間のチャネル領域44
の上に、絶縁膜として、第1のシリコン酸化膜45と、
シリコン窒化膜46と、第2のシリコン酸化膜47とを
順次形成し、第2のシリコン酸化膜47の上にポリシリ
コン導電膜48を形成し、ゲート部40とし、このゲー
ト部40がゲート電極として作用する。
図を示す。P型の半導体基板41にN型のソース領域4
2と、N型のドレイン領域43とを設ける。このソース
領域42とドレイン領域43との間のチャネル領域44
の上に、絶縁膜として、第1のシリコン酸化膜45と、
シリコン窒化膜46と、第2のシリコン酸化膜47とを
順次形成し、第2のシリコン酸化膜47の上にポリシリ
コン導電膜48を形成し、ゲート部40とし、このゲー
ト部40がゲート電極として作用する。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の時間測定回路は多
数のフリップフロップ回路を必要とせずに、簡単な構成
で長時間の時間測定ができる。そのうえ、時間測定の途
中において、第1の定電圧源と第2の定電圧源からの一
定電圧の供給、コンパレータへの電源の供給、および参
照電源からの参照電圧の供給を中断することができると
いう利点を有する。なお、以上の実施例ではN型の不揮
発性メモリトランジスタを用い、さらにこの不揮発性メ
モリトランジスタのゲート端子に印加するパルス電圧と
して、マイナス10Vのパルス電圧を用いたが、不揮発
性メモリトランジスタの導電型(N型あるいはP型)と
、パルス電圧の極性(正あるいは負)に関しては、全て
の組み合わせにおいて全く同じ効果を得ることができる
。第1の定電圧源および第2の定電圧源は、不定の電圧
を入力して一定の電圧を出力する定電圧回路に置き換え
ても、全く同じ効果を得ることができる。さらに以上の
実施例においては、絶縁膜として第1のシリコン酸化膜
とシリコン窒化膜と第2のシリコン酸化膜との三層膜を
用いる例で説明したが、絶縁膜として、半導体基板側か
らシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との二層膜でも良い
。
数のフリップフロップ回路を必要とせずに、簡単な構成
で長時間の時間測定ができる。そのうえ、時間測定の途
中において、第1の定電圧源と第2の定電圧源からの一
定電圧の供給、コンパレータへの電源の供給、および参
照電源からの参照電圧の供給を中断することができると
いう利点を有する。なお、以上の実施例ではN型の不揮
発性メモリトランジスタを用い、さらにこの不揮発性メ
モリトランジスタのゲート端子に印加するパルス電圧と
して、マイナス10Vのパルス電圧を用いたが、不揮発
性メモリトランジスタの導電型(N型あるいはP型)と
、パルス電圧の極性(正あるいは負)に関しては、全て
の組み合わせにおいて全く同じ効果を得ることができる
。第1の定電圧源および第2の定電圧源は、不定の電圧
を入力して一定の電圧を出力する定電圧回路に置き換え
ても、全く同じ効果を得ることができる。さらに以上の
実施例においては、絶縁膜として第1のシリコン酸化膜
とシリコン窒化膜と第2のシリコン酸化膜との三層膜を
用いる例で説明したが、絶縁膜として、半導体基板側か
らシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との二層膜でも良い
。
【図1】本発明の時間測定回路を示す回路図である。
【図2】不揮発性メモリトランジスタのスレショールド
電圧と時間との関係を示すグラフである。
電圧と時間との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の時間測定回路に用いる不揮発性メモリ
トランジスタを示す断面図である。
トランジスタを示す断面図である。
【図4】従来の時間測定回路を示す回路図である。
11 不揮発性メモリトランジスタ
15 第1の定電圧源
18 抵抗素子
21 第2の定電圧源
27 コンパレータ
42 ソース領域
43 ドレイン領域
44 チャネル領域
Claims (2)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板に互いに離間し
て形成する逆導電型のソース領域およびドレイン領域と
、前記ソース領域とドレイン領域との間のチャネル領域
上に複数の絶縁膜と該絶縁膜上の導電膜とを順次形成し
たゲート部よりなり、前記の複数の絶縁膜の少なくとも
1つに電荷を捕獲する準位を有する不揮発性メモリトラ
ンジスタと、該不揮発性メモリトランジスタのゲート端
子に一定の電圧を供給する第1の定電圧源と、前記不揮
発性メモリトランジスタのドレイン端子に抵抗素子を介
して一定の電圧を供給する第2の定電圧源と、前記ドレ
イン端子の電圧と参照電圧とを比較するコンパレータと
を備えることを特徴とする時間測定回路。 - 【請求項2】 不揮発性メモリトランジスタのゲート
端子に正あるいは負のパルス電圧を印加した後、設定し
た参照電圧と前記不揮発性メモリトランジスタのドレイ
ン端子との電圧を比較することにより時間を測定するこ
とを特徴とする時間測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136691A JPH04294292A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 時間測定回路および時間測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136691A JPH04294292A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 時間測定回路および時間測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04294292A true JPH04294292A (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=13744321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8136691A Pending JPH04294292A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 時間測定回路および時間測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04294292A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002069284A1 (de) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Infineon Technologies Ag | Zeiterfassungsvorrichtung und zeiterfassungsverfahren unter verwendung eines halbleiterelements |
KR100641664B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2006-11-03 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 시측 장치로서 사용가능한 무배터리 무발진기형 2진 시간 셀, 그 셀의 프로그래밍 방법, 장치 및 그에 관련된 컴퓨터 판독가능 기록 매체 |
JP2007165877A (ja) * | 2006-12-04 | 2007-06-28 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
US7630941B2 (en) | 2000-10-31 | 2009-12-08 | International Business Machines Corporation | Performing horological functions in commercial transactions using time cells |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP8136691A patent/JPH04294292A/ja active Pending
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US7173882B2 (en) | 2000-10-31 | 2007-02-06 | International Business Machines Corporation | Methods and systems for performing horological functions using time cells |
US7630941B2 (en) | 2000-10-31 | 2009-12-08 | International Business Machines Corporation | Performing horological functions in commercial transactions using time cells |
US10056392B2 (en) | 2000-10-31 | 2018-08-21 | International Business Machines Corporation | Performing horological functions in commercial transactions using time cells |
US11176551B2 (en) | 2000-10-31 | 2021-11-16 | International Business Machines Corporation | Horological functions in commercial transactions using time cells |
WO2002069284A1 (de) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Infineon Technologies Ag | Zeiterfassungsvorrichtung und zeiterfassungsverfahren unter verwendung eines halbleiterelements |
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JP2007165877A (ja) * | 2006-12-04 | 2007-06-28 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
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