JPH04294250A - 複屈折測定装置 - Google Patents

複屈折測定装置

Info

Publication number
JPH04294250A
JPH04294250A JP5850891A JP5850891A JPH04294250A JP H04294250 A JPH04294250 A JP H04294250A JP 5850891 A JP5850891 A JP 5850891A JP 5850891 A JP5850891 A JP 5850891A JP H04294250 A JPH04294250 A JP H04294250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
sample
birefringence
measurement
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5850891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2927020B2 (ja
Inventor
Shinichi Nagata
紳一 永田
Kyoji Imagawa
今川 恭次
Kura Tomita
富田 蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5850891A priority Critical patent/JP2927020B2/ja
Publication of JPH04294250A publication Critical patent/JPH04294250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927020B2 publication Critical patent/JP2927020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複屈折測定装置,特に
光学的に透明或は半透明な材料の光学的異方性、或はレ
タ−デ−ション(フィルム試料等の延伸バランスや配向
度合に対応)を測定する場合における測定の自動化及び
測定範囲の拡大に関するものである。
【0002】
【従来の技術】透明或は半透明なフィルムの光学的異方
性、或はレタ−デ−ションを測定する方法としては、従
来からアッベの屈折計、偏光顕微鏡、コンペンセ−タ−
等がある。アッベの屈折計による方法は、まず常光線軸
(光学主軸)を見つけなければならず、これには多大の
時間と労力を必要とする。光学主軸方向の屈折率とそれ
と直角方向の屈折率をそれぞれ測定し、その差から複屈
折率が求まるが、原理上個人差による誤差が大きくなる
傾向がある。偏光顕微鏡による方法も個人差によるばら
つきが比較的大きく、測定範囲は比較的狭い。コンペン
セ−タ−による方法も透過光の明暗のピ−クが分かりに
くく、個人差によるばらつきが大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の1種類の波長を
使った平行ニコル方式で、レタ−デ−ションを測定する
場合、原理上、光学的次数というものを予め別の方法で
測定しておかなければならないという問題があった。そ
のために別途装置が必要になり、測定にも時間と労力を
費やしていた。従ってまたレタ−デ−ションの測定を自
動的に行うことは困難であった。
【0004】本発明は,光学的次数を同時に測定でき,
効率良くかつ自動的にレタ−デ−ション及びまたは複屈
折率を測定できる複屈折測定装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【問題解決のための手段】本発明は,試料面に偏光を投
射して,試料透過光の強度を検光子を通して測定し,透
過光強度の角度依存性から試料の複屈折を測定する装置
において,試料に投射する偏光の波長を切替える測定光
波長切替え手段と,特定波長における透過光強度の角度
依存性デ−タを処理して次に測定すべき波長を決定する
波長選択手段と,この波長選択手段の選択波長に応じて
該波長切替え手段を制御する制御手段を備え,複数種類
の波長による測定を行うように構成した複屈折測定装置
であり,これにより所期の目的を達成した。
【0006】本発明はさらに,複数種類の波長,特に4
種類の波長による測定結果から光学的次数及びレタ−デ
−ションを決定する手段,第一の波長における透過光強
度の最小/最大の比の値を算出しこの演算結果に応じて
次に測定すべきの波長を選択する手段を備え,また波長
切替え手段として,測定光の光軸上を通る円周上または
直線上に透過波長の異なる複数のフィルタが配置され該
円の中心のまわりに回転可能または該直線上を移動可能
なフィルタ保持手段と,フィルタ保持手段の回転角度位
置または移動位置を検出する位置検出器と,位置検出器
の検出信号と前記制御手段からの信号に基づいてフィル
タ保持手段を所要位置まで駆動する手段を備える等の構
成を有している。
【0007】
【作用】まず本発明に関係した測定方法について説明す
る。図1のように偏光板の偏光方向が平行な状態(平行
ニコル)に固定し、試料をその間に挿入した状態で、偏
光板2枚と試料が相対的に1回転した時の透過光強度I
は次のように表される。 I=I0 (cos4 θ+α2 sin4 θ)+(
1/2)I0 sin2 2θ・α・C       
                         
                    ・・・(1
)      ただし、C=cosδ ここで、I:透過光強度 I0 :試料への入射光強度 θ:回転角度 α:試料中の2つの光波の吸収の大きさの比δ:レタ−
デ−ション(位相差)
【0008】(1)式において、       θ=0のとき、      Vx max
   =I0                   
・・・(2)      θ=π/4 のとき、  V
( π/4) =(1/4)I0 (1+α2 +2α
C)                       
                         
            ・・・(3)      θ
=π/2 のとき、    Vy max   =I0
 α2             ・・・(4)  と
おくと、以上より       I0 =Vx max         
                         
       ・・・(5)      C=(4V(
 π/4) /Vx max −1−α2 )/2α 
       ・・・(6)      α=(Vy 
max /Vx max )1/2         
                ・・・(7)
【00
09】また、       C=cosδ         =cos{2 π(d/λ0 )(n
2 −n1 }            ・・・(8)
ただし、d:試料の厚さ λ0 :測定波長 n2 :光学主軸の屈折率 n1 :異常光線軸の屈折率 であるから、レタ−デ−ションRは         R=d(n2 −n1 )     
     =(λ0 /2 π)cos−1C    
                    ・・・(9
)として求められるが、ここで問題になるのは、透過光
強度の角度依存性から(6)式に示す“C”が求められ
ても、(9)式からR(レタ−デ−ション)は一義的に
は求められないという点である。
【0010】そこで、次数mを考慮にいれて(9)式を
書き直すと、       R=(λ0 /2 π){Kπ−(−1)
m cos−1C}  ・・・  (10)ただし、K
=m−{1−(−1)m }/2m=1,2,3,・・
・・・ となる。
【0011】本発明は、この次数mが一義的に求められ
る方法を提供すると共に、広範囲(レタ−デ−ションが
0から5900nm以上)にわたって、精度よくレタ−
デ−ションあるいは複屈折率を測定可能ならしめるもの
である。ここで、透過光強度の角度依存性から求まる“
C”、レタ−デ−ション“R”、測定波長“λ0 ”、
及び次数“m”の関係をグラフに表すと図2になる。
【0012】本発明に関係した光学的次数mを一義的に
決定する方法について以下に説明する。基本的には、同
一の試料を少し波長の違う2種類の波長で測定すること
によって、次数mが決まる。分かりやすくするために、
2波長での測定原理を記述する。  図3に示すように
、例えば試料のレタ−デ−ションが510nmであった
場合、を考える。C1 は測定波長λ1 (590nm
)で測定した場合のC、C2 はλ2 (610nm)
でのCを表す。C1 、C2 に対するRは510nm
のところでのみ一致し、100nm付近、700nm付
近では一致しない。当然、同一の試料を測定しているの
だから、波長依存性が無視できるならば、どちらの波長
で測定しても同じレタ−デ−ションになるはずである。 従って、異なる波長で測定したレタ−デ−ションRが一
致したところが、求めるレタ−デ−ションであり次数で
ある。
【0013】ところが本方法では、図2からもわかるよ
うに、C=1、C=−1付近ではC=cos(2 πR
/λ0 )の関係から、Cのわずかな変動(ノイズ)に
より、Rが大きく変化する。逆に、C=0付近ではRの
変化は小さいという傾向があるためこの2波長方式では
全ての試料に対して正確な次数あるいはレタ−デ−ショ
ンを測定することは難しい。
【0014】よって、本発明は4種類以上の波長を組み
合わせて使うことにより、初めて正確な測定を可能なら
しめた。つまり、C=1またはC=−1付近の試料の場
合は、波長をシフトし、λ3 、λ4 (λ1 <λ2
 <λ3 <λ4 )の2波長で測定するという方法で
ある。(またλ1  λ2  λ3  λ4であっても
よい。)波長をシフトすることにより、Cの値は1また
は−1から0に近づく方向にシフトする。これによって
、R=(λ0/2 π)cos−1Cはより安定して測
定が可能になり、次数の不確定要素がなくなり、広い範
囲にわたって安定した精度でレタ−デ−ションあるいは
複屈折率が測定可能となる。
【0015】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をより具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれのみに限定されるもの
ではない。図4は4波長を使って次数、及びレタ−デ−
ションを測定する場合のブロック図である。また、第5
図は測定の手順を示すフロ−を示している。(図4,図
5の詳細については後述する。)
【0016】手順1.  λ1 で測定して、R1n(
n =1,2,3,・・・・,20 )の20種類のR
を計算する。 手順2.  その結果0.03<Min/Max<0.
94ならば(Min、Maxとは透過光強度の最小値と
最大値を表す)、λ2 でもう一度測定する。そしてそ
の差の一番少ない組合せを第1候補、2番目に少ない組
合せを第2候補とする。そして第1候補と第2候補の差
をDIFとする。
【0017】手順3.  DIF>4の場合は手順2で
の第一候補を選択する。 DIF≦4の場合は、さらにλ4 での測定を追加し、
λ1 、λ2 、λ4 での測定結果を用いる。λ1 
、λ2 から決定した第1候補において、そのレタ−デ
−ションの平均値をとり、これをχ1 とする。χ1 
÷(λ4 /2)を計算し、商を切り上げて整数にする
。これがλ4 での次数となり、その次数及びレタ−デ
−ションを採用する(これをRET4とする)。第1候
補のレタ−デ−ションをRET1、RET2とし、3つ
のレタ−デ−ションの平均(X1 とする)をとり、   Y1 =(RET1−X1 )2 +(RET2−
X1 )2 +(RET4−X1 )2 を計算する。 以上のことを第2候補についても同様に行い、それをY
2 としてY1 とY2 を比較し、小さい方を採用す
る。
【0018】手順4.  0.94<Min/Maxま
たは0.03>Min/Maxの場合は、λ1 で測定
後、λ3 、λ4 でも測定する。λ3 、λ4 での
レタ−デ−ションの中で差の一番少ない組合せを捜し、
それを第1候補とし、2番目に少ない組合せを第2候補
とする。第1候補でのレタ−デ−ションの差と、第2候
補でのレタ−デ−ションの差を計算し、その差の差を算
出し、それをDIFとする。
【0019】手順5.  DIF>4の場合は、λ3 
、λ4 で決めた第1候補を採用し、その平均値χ2 
を計算する。χ2 ÷(λ1 /2)を計算し、商を切
り上げて整数にする。これがλ1 での次数であり、こ
の次数に対応したλ1 でのレタ−デ−ションを採用す
る。DIF≦4の場合は、上で求めたλ1 でのレタ−
デ−ションと第1候補のλ3 、λ4 でのレタ−デ−
ションの3つの平均値を計算する。それをX2とすると
、   Y2 =(RET1 −X2 )2 +(RET3
 −X2 )2 +(RET4 −X2 )2 を求め
る。第2候補についても、同様の計算をする。その結果
、小さい方の候補(組合せ)を採用する。
【0020】表1は本発明方法(装置)により実際に測
定した結果をプリンタ出力したものである。この場合は
測定波長λ1,λ3,λ4で測定した結果,次数2のと
ころでのレタ−デ−ションがそれぞれ560.1,59
8.8,599.1となり,上記測定方法に基づいて次
数が2と決定され,レタ−デ−ションが560.1nm
と判明した。
【0021】
【表1】
【0022】次に本発明の複屈折測定装置について説明
する。図1は複屈折測定装置としての基本的構成図であ
り,(1)は光源部,(2)は所要の単色光を取り出す
ためのフィルタ,(3)は特定の振動方向の偏光を取り
出すための偏光板,(4)は測定試料,(5)は偏光板
(3)と同一の方位を持つように配置された検光板,(
6)は検光板を透過した光の強度を検出しそれに応じた
電気信号を発生する受光部である。
【0023】図4〜図8は,本発明の複屈折測定装置の
1実施例図であり,図4は装置全体の概略システム構成
図,図6は図4の詳細図である。上記の測定方法のプロ
グラム(図5)は両図の構成装置中に内蔵されている。 図4,図6において,(11)は光源部であり,ハロゲ
ンランプ等の多色光源を用いる。(12)はフィルタ部
であり,例えば円形のホルダに数個のフィルタ素子を円
周上に取りつけ,適宜選択使用できるように構成されて
いる。(17)は波長選択部で,波長選択制御部(17
1)からの制御入力により,波長選択駆動部が作動され
所要の波長を透過するフィルタが選択される。
【0024】(13)は偏光板,(15)は検光板で互
いに平行ニコルの状態に配置され,試料(14)を挟ん
で,試料に対して相対的に光軸(L)の回りに回転でき
るように保持されている。(16)は受光部であり,検
光板を透過した光をその強度に応じた電気信号に変換す
る。
【0025】(18)は偏光板駆動部であり,駆動制御
回路(181)からの制御入力により,パルスモ−タ(
182)を駆動し,伝達機構(183)を介して偏光板
(13),検光板(15)を所要の角度ピッチで間欠回
転させる。回転角度の信号は角度エンコ−ダ(184)
に取り出される。受光部(16)の出力は,所定の角度
ごとの偏光板(13),検光板(15)の所定の回転角
度,例えば1度毎に,その停止期間中にサンプリングさ
れ,デ−タ入力部(19)に取り込まれる。即ち増幅器
(191)により増幅され,エンコ−ダ(184)から
の所定の角度信号毎に,A/D変換器(192)により
デジタル信号に変換される。
【0026】(20)はCPU,(21)はCRT,(
22)はプリンタである。,(23)はプログラム格納
部であり,例えばROMで構成され,装置全体としての
動作を制御する制御プログラム格納領域(230),波
長選択プログラム格納領域(231),偏光板制御プロ
グラム格納領域(232),デ−タ処理プログラム格納
領域(233)等を有し,それぞれのプログラムを内蔵
している。なお上述の図5の波長選択プログラムは,領
域(231)に格納されている。またデ−タ処理プログ
ラムは,透過光強度の角度依存性をプロツトし画像化す
ること,透過光強度の角度依存性デ−タ,試料厚さd,
測定光束波長λ,その他必要なデ−タから,レタ−デ−
ションR(δ)を算出すること,異なる波長のレタ−デ
−ションの一致点を求め正確なレタ−デ−ションR及び
光学的次数mを決定すること,C=COSδ,COS−
1C,複屈折率等の演算のほか手順1〜手順5に記載し
た各種の演算,判断決定等,各種の各種の演算,判断,
決定を行うプログラムを内蔵している。(24)はバッ
ファメモリであり,例えばRAMで構成され,A/D変
換器(192)から導入された測定デ−タの格納,デ−
タ処理結果の格納等に使用される。
【0027】(25)は例えば各材料の測定の最適波長
その他,測定に有用なデ−タを格納したデ−タメモリで
あり,ROMまたはRAMで構成される。図7は本発明
装置の測光部の具体的配置例図であり,光源(111)
(ハロゲンランプ)からの光が光ファイバ−(112)
を経て取り出され,集光レンズ(113)ににより平行
光束として光軸(L)上に投射されるように構成されて
いる。
【0028】フィルタホルダ−(120)は,駆動軸(
173)を介してモ−タ(172)に結合され,複数の
フィルタ(131)〜(134)が軸(173)を中心
とする同一円周上に取り付けられ,軸の回転により任意
のフィルタを光軸上に位置させることができる。偏光板
(13),検光板(14)は同一規格のベルト車(13
0),(150)の中心に保持され,駆動軸(184)
を介してモ−タ(182)に結合した小ベルト車(18
5),(186)と,ベルト(187),(188)に
より回転駆動されるように構成されている。
【0029】試料(14)は,測定点が光軸上に位置す
るようにセットされる。受光器(16)の出力は,上記
のように入力回路を経て,デジタル信号としてコンピュ
−タ(22)に入力されて,所要の処理が行なわれ,C
RT(21),プリンタ等に出力される。図8は,フィ
ルタ部(12)の具体的構成図であり,フィルタ(12
1),(122),(123),(124)を円周(B
1)上に保持した保持板(120)の外周近くに,半径
方向の切欠部(G)(G1〜G5)が図のように設けら
れている。(G1)〜(G4)はフィルタ(121)〜
(124)に対応し,切欠部(G5)は(G3)の近傍
に設けられている。
【0030】(125),(126)は,装置固定部に
取り付けられた円板角度位置検出器であり,図8(a)
,(b)のように,保持円板(120)の周縁部付近に
(120)と非接触の状態に配置され,また検出器(1
25),(126)の間隔は切欠部(G3)と(G5)
の間隔と一致するように構成されている。検出器(12
5),(126)では,図8(b)に示すように,光源
(127)と光センサ(128)が保持部(129)に
より一体に結合され,保持円板(120)の周縁を介在
して対向しており,円板(120)の回転に伴うセンサ
(128)の検出値により,円板の切欠部(G1〜G5
)と検出器(125),(126)との位置が一致して
いるが否かを知り,これにより円板(120)の所要の
回転角度位置を簡単に知ることができる。
【0031】即ち図8(a)の状態では検出器(125
),(126)が共に切欠部と一致し検出出力ONとな
るが,この状態は円板(120)の1回転で1回発生す
るのみである。従って検出器(125),(126)の
両出力が共にONの状態を円板(120)の角度位置の
原点とすれば,以後中間位置では切欠部及びフィルタの
角度ピッチ毎に,図の構成では円板の90度回転毎に,
検出器(125)の検出出力がONとなる。従って検出
器(125)及び(126)により,どのフィルタが光
軸上に位置しているかを監視することができる。 (例えば円板(120)が時計方向に回転する場合は,
角度位置原点から2回後の検出器(125)ONのとき
は,フィルタ(123)(λ3 )が光軸上にあること
になる。)この円板の回転角度と,検出器(125,(
126)の出力と,光軸上のフィルタの透過波長(測定
光束波長)との関係を図9に示す。これらのデ−タは,
例えばデ−タメモリ(25)に格納され,波長選択プロ
グラムに従った波長選択動作の際,使用される。
【0032】なおフィルタ部(12)は,図7,図8に
示した円板回転型に限られるものではなく,例えば直線
状のホルダ−に保持した透過波長の異なる数種のフィル
タを光軸上をスライドして波長切替えできるようにし,
これらを動作フィルタがどれであるかを検出する位置検
出器とともに用いるようにしてもよい。また場合によっ
ては,フィルタの変わりに分光器を使用し,波長駆動に
より任意の波長を選択するように構成することもできる
【0033】以上の本発明装置においては,図6のプロ
グラム格納部(23)に記憶された波長選択プログラム
,偏光板制御プログラム,デ−タ処理プログラム及び測
定動作全体を統括する制御プログラムに従って,必要な
測定波長選択−偏光板回転制御−測定−デ−タ処理−波
長選択・・のサイクルが自動的に繰り返えされ,所要の
測定が自動的に推進され,測定結果はバッファメモリ(
24)に記憶され,測定に従って,または随時CRT(
21),プリンタ(22)に出力され,以下の効果を得
ることができる。
【0034】
【発明の効果】1)次数が未知でレタ−デ−ションが3
00nm以上の比較的異方性の大きい試料に対してでも
、一義的にしかも正確に次数を決定することができるよ
うになり(5900nm前後までも可能)、従来のよう
に別の方法で次数を調べる必要がなくなった。 2)したがって、またの高い測定精度を維持したまま、
未知の試料のレタ−デ−ションを直接測定できるように
なり、複屈折測定の適用範囲が飛躍的に拡大された。 3)次数決定,波長選択  レタ−デ−ション測定を含
めた複雑な複屈折測定ステップが自動化され,測定の効
率が著しく向上された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は複屈折測定装置の基本的な構成図である
【図2】図2は複屈折測定における次数と波長の関係図
である。
【図3】図3は本発明にに関係した測定方法の説明用図
である。
【図4】図4は,本発明の複屈折測定装置の概略システ
ム構成図である。
【図5】図5は本発明装置に用いる測定プログラムのフ
ロ−チャ−トの1例図である。
【図6】図6は,本発明の複屈折測定装置のシステム構
成図であり,図4の詳細を示すものである。
【図7】図7は本発明の複屈折測定装置の具体的配置関
係を示す図である。
【図8】図8は,図7の装置の一部の詳細図である。
【図9】図9は図8の装置の動作説明用図表である。
【符号の説明】
1  光源部 2  光学フィルタ 3  偏光板(矢印は偏光方向を示す)4  試料 5  偏光板(矢印は偏光方向を示す)6  受光部 11  光源部 12  フィルタ部 13  偏光板 14  試料 15  偏光板 16  受光部 17  フィルタ駆動部 18  偏光板駆動部 19  デ−タ入力部 20  コンピュ−タ部 21  CRT 22  プリンタ 111  光源 112  光ファイバ− 113  集光レンズ 120  フィルタ保持円板 121  フィルタ 122  フィルタ 123  フィルタ 124  フィルタ 125  円板角度位置検出器 126  円板角度位置検出器 127  光源 128  光センサ 129  保持部 130  偏光板ホルダ 150  検光板ホルダ 171  波長選択制御部 172  波長選択駆動部 181  駆動制御回路 182  パルスモ−タ 183  伝達機構 184  駆動軸 185  ベルト車 186  ベルト車 187  ベルト 188  ベルト 191  増幅器 192  A/D変換器 230  制御プログラム格納部 231  波長選択プログラム 232  偏光板制御フログラム 233  デ−タ処理プログラム G  切欠部 L  光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料面に偏光を投射して,試料透過光の強
    度を検光子を通して測定し,透過光強度の角度依存性か
    ら試料の複屈折を測定する装置において,試料に投射す
    る偏光の波長を切替える測定光波長切替え手段と,特定
    波長における透過光強度の角度依存性デ−タを処理して
    次に測定すべき波長を決定する波長選択手段と,この波
    長選択手段の選択波長に応じて該波長切替え手段を制御
    する制御手段を備え,複数種類の波長による測定を行う
    ように構成したことを特徴とする複屈折測定装置。
  2. 【請求項2】複数種類の波長による測定結果から光学的
    次数及びレタ−デ−ションを決定する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の複屈折測定装置。
  3. 【請求項3】4種類の波長を用いることを特徴とする請
    求項1または2記載の複屈折測定装置。
  4. 【請求項4】第一の波長における透過光強度の最小/最
    大の比の値を算出する演算手段と,この演算結果に応じ
    て次に測定すべきの波長を選択する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1,2または3記載の複屈折測定装置
  5. 【請求項5】波長切替え手段が,測定光の光軸上を通る
    円周上または直線上に透過波長の異なる複数のフィルタ
    が配置され該円の中心のまわりに回転可能または該直線
    上を移動可能なフィルタ保持手段と,フィルタ保持手段
    の回転角度位置または移動位置を検出する位置検出器と
    ,位置検出器の検出信号と前記制御手段からの信号に基
    づいてフィルタ保持手段を所要位置まで駆動する手段を
    備えることを特徴とする,請求項1,2,3または4記
    載の複屈折測定装置。
JP5850891A 1991-03-22 1991-03-22 複屈折測定装置 Expired - Fee Related JP2927020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5850891A JP2927020B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 複屈折測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5850891A JP2927020B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 複屈折測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04294250A true JPH04294250A (ja) 1992-10-19
JP2927020B2 JP2927020B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=13086364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5850891A Expired - Fee Related JP2927020B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 複屈折測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927020B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081439A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 大日本印刷株式会社 透明導電性積層体の選別方法、及び透明導電性積層体の製造方法
CN110763633A (zh) * 2019-12-04 2020-02-07 南京先进激光技术研究院 一种大量程成像式双折射分布测量装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081439A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 大日本印刷株式会社 透明導電性積層体の選別方法、及び透明導電性積層体の製造方法
CN110763633A (zh) * 2019-12-04 2020-02-07 南京先进激光技术研究院 一种大量程成像式双折射分布测量装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2927020B2 (ja) 1999-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100742982B1 (ko) 초점 타원계측기
US5504581A (en) Method and apparatus for measuring birefringence
US20060103844A1 (en) Beam profile ellipsometer with rotating compensator
JP5198980B2 (ja) 光学異方性パラメータ測定方法及び測定装置
JPH10332533A (ja) 複屈折評価装置
US20130242303A1 (en) Dual angles of incidence and azimuth angles optical metrology
JPH0887724A (ja) フレア防止光学系、フレア防止方法、浮上量測定装置
KR100351267B1 (ko) 복합층의리터데이션측정방법및장치
JP2002107119A (ja) 被測定物の厚さ測定方法及びその装置
JPH04294250A (ja) 複屈折測定装置
JP2009229229A (ja) 複屈折測定装置及び複屈折測定方法
JP2927019B2 (ja) 複屈折測定方法
JP2791479B2 (ja) レターデーション測定方法
JP5991230B2 (ja) 位相差測定方法及び装置
JP3246040B2 (ja) 複屈折測定装置
JPH05281137A (ja) 複屈折測定装置
JP2761276B2 (ja) 光ディスク基板の評価装置
JP3518313B2 (ja) レターデーション測定方法及び装置
JPH11101739A (ja) エリプソメトリ装置
JP2006071458A (ja) 複屈折位相差測定装置及び複屈折位相差測定方法
JPH0777490A (ja) 複屈折の測定方法
JPS6013245A (ja) 光学異方性測定装置
JPH04297835A (ja) 偏光測定方法及びその方法を用いた偏光測定装置
JP2789575B2 (ja) 複屈折測定装置
SU1550378A1 (ru) Способ определени показател преломлени прозрачных сред

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees