JPH04292762A - 低ノイズ冷凍機付きクライオスタット - Google Patents

低ノイズ冷凍機付きクライオスタット

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JPH04292762A
JPH04292762A JP3057079A JP5707991A JPH04292762A JP H04292762 A JPH04292762 A JP H04292762A JP 3057079 A JP3057079 A JP 3057079A JP 5707991 A JP5707991 A JP 5707991A JP H04292762 A JPH04292762 A JP H04292762A
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JP
Japan
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refrigerator
cryostat
low
cooled
air motor
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JP3057079A
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Norihide Saho
典英 佐保
Takeo Nemoto
武夫 根本
Mitsuru Saeki
満 佐伯
Naoki Kasahara
直紀 笠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導体を内蔵した冷
凍機付きクライオスタットに係り、特に冷凍機を搭載し
ながら低電気低磁気ノイズで、超電導体にノイズを与え
ず、又、超電導体から発生する大きな磁場中で冷凍機の
運転を可能にした小型軽量な低ノイズ冷凍機付きクライ
オスタットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍機付きクライオスタット、特
に、特開昭61−308286号公報に記載されている
科学分野で使用する分析計測用の核磁気共鳴装置(以下
、単にNMR装置と称す。)には、均一な高磁界を得る
ため超電導マグネット(以下、単にマグネットと称す。 )を使用する。そのため、このマグネットを冷却収納す
る真空断熱したクライオスタットが必要である。マグネ
ットは超電導状態を保つため、極低温の冷媒、例えば液
体ヘリウムに浸漬して冷却する。液体ヘリウムは、クラ
イオスタットの常温の真空容器からクライオスタット内
に浸入する熱で徐々に蒸発するため、定期的に液体ヘリ
ウムを注入補充する必要がある。この液体ヘリウムの蒸
発量を低減すれば、液体ヘリウムの消費量は低減し、運
転コストは大幅に低減する。このため、クライオスタッ
トに冷凍機等を取り付け、真空容器から侵入する熱を冷
凍機の寒冷で吸収し、液体ヘリウムの蒸発量を低減する
手段が取られる。
【0003】この冷凍機は一般に電動モータ駆動の往復
動式の膨張機タイプなので、運転中に電気ノイズが生じ
、これが、マグネットの均一磁場を乱し、分析計測を不
可能にする。また、マグネットの均一磁場が大きくなる
と冷凍機設置空間の磁場も高まり、冷凍機の駆動用電気
モータが回転できなくなって冷凍運転できず、液体ヘリ
ウムの消費量は大幅に増加する。このため、冷凍機の電
動モータ常温設置部の囲りに鉄製の磁気シールドキャッ
プをかぶせてモータの磁気ノイズのキャップ外への漏れ
を防止したり、該キャップで外部磁場が電動モータ設置
空間内に漏れ込むのを防ぐ構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の構造で
は、特に磁場強度が1.0テスラ以上のクライオスタッ
トでは、冷凍機の頭部に鉄製の磁気シールドキャップを
設けていた。しかし、極低温部まで含めた冷凍機全体を
鉄製の磁気シールドキャップで被うことができないため
、特に、膨張シリンダ部から電動モータの磁気ノイズが
キャップ外に漏れ出したり、外部磁場がキャップ内に漏
れ込んで、マグネットの均一磁場を乱したり、逆にキャ
ップ内に外部磁場が漏れ込んで電動モータが正常に回転
できなくなり、冷凍機の冷凍性能がダウンしたり、スト
ップしたりして、液体ヘリウムの蒸発量が増加したりす
る等の問題があった。
【0005】また、冷凍機をオーバホール等で取りはず
す場合、キャップが磁場に引き付けられたり、冷凍機の
電動モータ部が磁場に引き付けられ、作業者がキャップ
に当ったり、クライオスタットの真空槽にキャップが当
り真空が破壊される等の危険が生じる問題があった。ま
た、キャップ設置スペースが必要で、クライオスタット
が大型化し、それだけ重量が増加するという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、冷凍機の駆動に非電気的
駆動手段を用いることにより、電磁に低ノイズで、かつ
、液体ヘリウムの蒸発量の少ない小型軽量の冷凍機付き
クライオスタットを提供することを目的とする。また、
該駆動手段を非磁性体で構成し、磁気シールドキャップ
を不用にし、安全な冷凍機交換作業を行える冷凍機付き
クライオスタットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、非電気的、非磁気的駆動手段としてガス圧
で駆動する、例えば、エアモータを使用した冷凍機をク
ライオスタットに装着したものである。すなわち、本発
明の冷凍機付きクライオスタットは、被冷却体及び被冷
却体を冷却する冷凍機の低温端を断熱槽に納めたもので
あって、冷凍機の駆動手段にエアモータを使用し、冷凍
機の作動流体であるヘリウムガスの圧力差を利用して、
エアモータを回転させ、この回転力を使用して、冷凍機
のディスプレーサの駆動及び、ディスプレーサの上下運
動に同期した作動ガスの給排気を制御する制御弁を駆動
することを特徴とする。尚、エアモータの構成部品を非
磁性体で製作したもので構成することが望ましい。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、冷凍機を駆動するエアモ
ータは運転中に電磁ノイズを発生しないので、クライオ
スタット内のマグネットで発生する計測用の静磁場が電
磁ノイズで乱されることがなく、計測精度の低下を防止
できる。逆に、マグネットで発生する高い磁場でエアモ
ータの運転が乱されないので、冷凍機を正常に運転でき
、冷凍機の冷凍性能の低減を防止することができる。
【0009】また、エアモータの構造部品を非磁性体で
製作すれば、移動する部品内に過電流の発生が防止され
、さらに電磁ノイズの発生を減少させることができる。
【0010】また、冷凍機の常温部を覆う鉄製の磁気シ
ールドキャップを設ける必要がないので、冷凍機の交換
作業が安全で容易となり、かつ、クライオスタットの小
型・軽量化が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。 (第1実施例)図1は、被検体が入る大気に導通した磁
場強度が1.0テスラ以上の空洞部1を中心部に有する
クライオスタットの断面図である。その内部に被冷却体
で空洞部内に静磁場を発生する超電導マグネット2を貯
蔵する液体ヘリウム3、この液体ヘリウム3を貯蔵する
液体ヘリウム槽4、複数温度レベル(実施例では約70
Kと約15Kの2温度レベル)の他の被冷却体である熱
シールド筒5,6を内蔵し、真空容器7で大気と隔離さ
れ内部を断熱処理、例えば、積層断熱材8を巻き付け真
空断熱している。
【0012】冷凍機、例えば、ソルベイ式やギフォード
・マクマホン式の冷凍装置は、ガス加圧源の圧縮機ユニ
ット9と冷凍機であるピストン往復動式の膨張機10、
及び、両者を連通する高圧配管11と低圧配管12とか
ら成る。膨張機10の低温部は、クライオスタット内に
挿入され、温度約70Kに冷却した第1ステージ13と
温度約15Kに冷却した第2ステージ14を、銅鋼等の
弾性伝熱体15,16を介して熱シールド筒5,6に一
体化している。
【0013】クライオスタット外側に、断熱槽以外の構
成部材である磁性体、例えば、鉄製の磁気シールド17
を設置して漏えい磁界を小空間内に留めている。膨張機
10はフランジ18を介して磁気シールド体17に、結
合手段、例えば、ボルトで完全締結されているとともに
、弾性支持手段のベローズ19、及びフランジ18を介
して真空容器7に一体化されている。
【0014】図2、図3は、本実施例で使用した冷凍機
の断面図である。圧縮機9の吐出側の高圧配管11は冷
凍機10のケーシング20に設けに給気口21を通じ回
転弁22を介して高圧流体流路23、高温側室24、ピ
ストン25a,25bの給排口26、蓄冷器27a,2
7b、細孔28a,28b及び低温膨張室29a,29
bに連絡している。回転弁22には、吸入口30により
給気口21と低置膨張室29a,29bを高圧流体流路
23に通じ導通させ、ピストン25a,26b内に高圧
流体を吸入させるように、回転弁22の回転位置によっ
て、低圧流体流路31と排気導入孔32,33と導通し
、低温膨張室29a,29b内の高圧作動流体が低圧側
に排気される。
【0015】一方、所定の寒冷を発生させるためには、
高圧、低圧作動流体の吸入、排出に同期化させて、ピス
トン25a,25bを該軸方向に上下運動、すなわち、
ピストン運動させて、低温膨張室29a,29bの容積
を可変とする必要がある。該ピストン運動を行わしめる
ためには、圧力室34の圧力を回転弁22を介し該弁の
回転位置により、給気孔35及び排気孔36をそれぞれ
給気口21及び排気孔37、排気口38に導通させる。 すなわち、圧力室34と、低温膨張室29a,29bの
圧力差によって、ピストン25a,25bはピストン運
動する。
【0016】ここで、高温側室24と低温膨張室29a
,29b及び高温側室24と圧力室34は、それぞれシ
ールリング39,40でシールされている。また、低温
膨張室29a,29b内で発生した寒冷は、シリンダ2
6下部に一体化された弾性熱伝導体15,16を冷却し
、熱シールド筒5,6を所定の温度に冷却する。また、
ケーシング20、フランジ41及びシリンダ42は、シ
ールリング43で膨張機内外をシールして、ボルト44
で一体化されている。
【0017】弁駆動機構は、ハウジング45、回転リン
グ46、シャフト47、シャフトに連結された回転弁継
手48及びフライホイール49、ベーン50、ベーン押
えのためのスプリング51、上フランジ52、下フラン
ジ53、給気口54、排気口55a,55bから構成さ
れる。シャフト47の回転中心軸と、回転リング45の
形状中心軸とは半径方向に寸法hだけずれている。給気
口54から作動流体の1部がハウジング45と回転リン
グ46、スプリング51でシャフト軸心方向に押えられ
たベーン50及び上下フランジ52,53で仕切られた
高圧室56に吸入される。
【0018】このとき、排気口55a及びケーシング壁
に設けられた排気口55b、回転速度制御用の圧縮機吸
入側の低圧配管12に導通した低圧室57内の圧力と高
圧室56内の圧力差によって、回転リング46は、該リ
ングの形状中心がシャフト47の回転軸を中心として半
径hの円弧を描きながら反時計方向に回転する。ベーン
50と回転リング46との接点がハウジング45の内円
58の円周上に達した時、すなわち、低圧室57の容積
が最小、高圧室56の容積が最大になった時、高圧室5
6は排気口55aに導通し、低圧室に転じて弁駆動のた
めの作動流体は圧縮機9の吸入側の低圧配管11に戻る
。次に給気口54より新らたな作動流体が高圧室56に
流入し、高圧室41の容積が最小の状態から、回転リン
グ46が回転しながら増加しはじめ、シャフト47の回
転運動が連結する。シャフト47に直結されたフライホ
イール49は、シャフト47の回転を安定させるため設
けられている。
【0019】ここで、給気口21側の室59と、フライ
ホイール49側の室60とは連通孔61で通じており、
シャフト47に軸方向に作用する圧力差を軽減している
。また、上下フランジ52,53の周方向に設けたシー
ルリング62は、室59,60内と低圧室57とをシー
ルし、回転リング46の回転駆動力を低減させないため
にある。ハウジング45と、上下フランジ52,53は
一体化され、通気孔63を有する支持フランジ64でフ
ランジ41に固定されている。
【0020】このように、シャフト47に回転弁継手4
8を介して、かつ、スプリング65で軽くフランジ41
に軸方向に押しつけられた回転弁22は、回転リング4
5の回転と同期して回転し、作動流体の低温膨張室29
a,29bへの吸入、排気に同期し、ピストン25a,
25bが上下運転して良好な寒冷発生運動を行わせる。 なお、シャフト47の回転数は、高圧室56と低圧室5
7の圧力差によって調整することができ、本実施例では
低圧室57内の圧力を圧力調整弁66で制御している。
【0021】エアモータはガス圧の連続的な変化で運動
するので、脈動の少ないスムースな運転が可能となり、
運転振動騒音の少ない冷凍機向きクライオスタットを実
現できる。また、エアモータとしては、ギア式、斜板式
のガスモータを適用してもよい。また、冷凍機は、水平
横置き、又は下向きに配置してもよい。
【0022】本実施例によれば、冷凍機の弁駆動はガス
モータによって行なわれるので、冷凍機の運動に際して
、冷凍機から電磁ノイズの発生が全く無い。したがって
、空洞部1内の磁場の乱れがなく、精密な測定が可能と
なる。また、逆に、超電導マグネット2の発生する磁場
により、冷凍機の運転が支障をきたすことがなく、安定
的に熱シール筒を所定の温度に冷却でき、液体ヘリウム
の蒸発量を最小に抑えることができる効果がある。
【0023】(第2実施例)冷凍機のエアモータの部品
を高分子材やセラミックスやアルミニウム合金等の非磁
性材料で製作すれば、構成部品が磁場分布のある空間内
を移動しても渦電流が発生しないので、冷凍機の運転中
も電磁ノイズを部品から発生することがなく、さらに高
精度な測定が可能であるとともに、より安定な冷凍運転
を継続できる効果がある。
【0024】(第3実施例)本発明の他の実施例を図4
に示す。図4は冷凍機の部分断面図である。本実施例で
は、エアモータのガス給気口54を上フランジ52側に
設ける。ケーシング20の上部に、ガス吸入口67を設
け、ヘリウムガス圧縮機ユニット9内の圧縮機68の吐
出側に設けた第1油分離フィルタ69と第2油分離フィ
ルタ70の間の配管と、配管71で導通している。通常
、圧縮機68は油潤滑式のロータリィ式、往復動式、ス
クロール式圧縮機を使用するので、極低温の冷凍機に給
気する前に、ガス中に混入した油分を分離する必要があ
り、ユニット内には、第1、第2油分離フィルターを設
ける。第1油分離フィルタ69内には、グラスファイバ
等を充てんした多段のフィルタがあり、ほとんどの油分
はこのフィルタで分離される。第2油分離フィルタ70
内には活性炭等が充てんしてあり、ガス中の油分はこの
活性炭に吸着され、クリーンなヘリウムガスが高圧配管
11内に供給される。冷凍機のエアモータに供給される
高圧のヘリウムガスは、若干の油分を含んでおり、この
油分で、エアモータの摺動部の潤滑を行えるので、エア
モータの信頼性、寿命を大幅に向上させることができる
【0025】なお、Oリング62のシール機能により、
ガス中の油分が、冷凍機給気側に混入するのを防止して
いる。また、圧力調整弁66を配管71の途中に配置し
ても、エアモータの回転数制御を行うことができる。ま
た、エアモータを1個独立の機器として、それ自身で耐
圧、気密性を確保し、エアモータ内と配管71を直接一
体化すれば、さらに、エアモータ駆動ガス中の油分が冷
凍機給気側に混入するのを防止することができる。
【0026】(第4実施例)図5に本発明の他の実施例
を示す。図5は冷凍機の部分断面図である。本実施例で
は、エアモータの駆動ガス圧縮機72を冷凍機内のヘリ
ウム圧縮機ユニット9とは別に設けている。ガス圧縮機
72は圧縮ガスを給気口67に配管73を介して供給し
、排気口55bから配管74を通じてエアモータ内通過
後のガスを吸気する。本実施例によれば、エアモータ駆
動ガスに、ヘリウムガス以外の、例えば、安価な窒素ガ
スを用いることができるので、運転コストが安くなる効
果がある。
【0027】また、空気を使用すれば、配管74を取り
除き、エアモータ内通過後のガスは大気に放出できるの
で、機器製造コストも低減できる。また、ヘリウムガス
を使用すれば、冷凍機の運転の変動に伴う圧縮機ユニッ
トのガス圧変動が生じる場合でも、エアモータのガス圧
は一定に保持できるので、エアモータの回転数、発生ト
ルクが安定的に発生でき、冷凍機の冷凍量を安定的に供
給できるので、冷凍機の信頼性がさらに向上する効果も
ある。
【0028】また、本実施例では冷凍機にソルベイサイ
クルを用いて説明したが、この冷凍機はギフォード・マ
クマホン、ビルマイヤー、スターリングサイクル等の機
種であっても同様な効果を生じる。
【0029】一方、本実施例では、核磁気共鳴装置で使
用する超電導マグネットを被冷却体として説明したが、
被冷却体がジョセフソン原子機器、各種センサ、超電導
発電機等の回転超電導マグネット等であっても同様の効
果を生じる。
【0030】また、本実施例では冷凍機を熱シールド筒
冷却用として使用した場合について説明したが、ジュー
ル・トムソン弁と、熱交換器をこれに組合せてヘリウム
液化機としてクライオスタットに装着する場合において
も、同様な効果を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍機を非磁気的、非
電気的な駆動手段で駆動し運転できるので、冷凍機運転
中に磁気的、電気的なノイズを発生せず、クライオスタ
ット内の計測用磁場空間及び電気処理空間がノイズによ
って乱されるとがない。したがって、計測精度及び電気
処理精度の低下を防止することができる。また、逆にマ
グネットで発生する高い磁場で該駆動手段の運転が乱さ
れないので、冷凍機を正常に運転でき、冷凍機の冷凍性
能の低減を防止できるので、クライオスタットの液体ヘ
リウムの蒸発量を低減できる。また、冷凍機の常温部に
鉄製の磁気シールド体を設ける必要がないので、冷凍機
交換作業を安全でかつ容易にし、クライオスタットを小
型・軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の冷凍機付きクライオス
タットを示す断面図である。
【図2】本実施例に用いた冷凍機の断面図である。
【図3】図2のア−ア断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の冷凍機部分を示す断面
図である。
【図5】本発明の第4の実施例の冷凍機部分を示す断面
図である。
【符号の説明】
1  空洞部            2  超電導マ
グネット    3  液体ヘリウム 4  液体ヘリウム槽    5,6  熱シールド槽
    7  真空容器 8  積層断熱材        9  圧縮機ユニッ
ト      10  膨張機(冷凍機) 11  高圧配管        12  低圧配管 
         13  第1ステージ 14  第2ステージ    15,16  弾性伝熱
体  17  磁気シールド 18  フランジ        19  ベローズ 
         20  ケーシング 21  給気口          22  回転弁 
           23  高圧流体流路 24  高圧側室        25a,25b  
ピストン26  給排口          27a,
27b  蓄冷器28a,28b  細孔  29a,
29b  低温膨張室30  吸入口        
  31  低圧流体流路      32,33  
排気導入孔 34  圧力室          35  給気孔 
           36,37  排気孔 38  排気口          39,40  シ
ーリング  41  フランジ 42  シリンダ        43  シーリング
        44  ボルト 45  ハウジング      46  回転リング 
       47  シャフト 48  回転弁継手      49  フライホイー
ル    50  ベーン 51  スプリング      52  上フランジ 
       53  下フランジ 54  給気口          55a,55b 
 排気口  56  高圧室 57  低圧室          58  内円  
            59,60  室 61  連通孔          62  シーリン
グ        63  通気孔 64  支持フランジ    65  スプリング  
      66  圧力調整弁 67  ガス吸入口      68  圧縮機69 
 第1油分離フィルタ        70  第2油
分離フィルタ 71  配管            72  駆動ガ
ス圧縮機    73,74  配管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被冷却体と、該被冷却体を収納する収
    納槽と、該収納槽を納める熱シールド体とを断熱槽内に
    有し、該被冷却体及び/又は該収納槽及び/又は該熱シ
    ールド体を冷却する冷凍手段の低温端を該断熱槽内に設
    けたクライオスタットにおいて、前記冷凍手段の構成要
    素の駆動源として、流体駆動手段を備えたものであるこ
    とを特徴とする低ノイズ冷凍機付きクライオスタット。
  2. 【請求項2】  前記冷凍手段は、往復動式ピストン及
    び蓄冷器を有する冷凍機である請求項1記載の低ノイズ
    冷凍機付きクライオスタット。
  3. 【請求項3】  前記冷凍手段は、ヘリウムガスの液化
    温度以下の寒冷を発生する冷凍機である請求項1記載の
    低ノイズ冷凍機付きクライオスタット。
  4. 【請求項4】  前記被冷却体は超電導マグネットであ
    り、磁場強度が1.0テスラを超えるクライオスタット
    内部又は外部を相互に磁気遮蔽する磁気シールドを備え
    たものである請求項1記載の低ノイズ冷凍機付きクライ
    オスタット。
  5. 【請求項5】  前記冷凍手段の構成要素の駆動源とし
    て、非磁性体で構成した駆動手段を備えたものである請
    求項1記載の低ノイズ冷凍機付きクライオスタット。
  6. 【請求項6】  前記冷凍手段の駆動源は、ガスモータ
    である請求項1ないし5のうちいずれかに記載の低ノイ
    ズ冷凍機付きクライオスタット。
  7. 【請求項7】  被冷却体と、該被冷却体を収納する収
    納槽と、該収納槽を納める熱シールド体とを断熱槽内に
    有し、該被冷却体及び/又は該収納槽及び/又は該熱シ
    ールド体を冷却する冷凍手段の低温端を該断熱槽内に設
    けたクライオスタットにおいて、前記冷凍機はエアモー
    タにより駆動され、該エアモータは該冷凍機の作動流体
    であるヘリウムガスの圧力差を利用して回転し、該冷凍
    機のディスプレーサ、及び該ディスプレーサの上下運動
    に同期した作動ガスの給排気を制御する制御弁は、該エ
    アモータの回転力を使用して駆動されることを特徴とす
    る低ノイズ冷凍機付きクライオスタット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004271028A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機冷却型超電導マグネット装置

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JP2004271028A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機冷却型超電導マグネット装置

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