JPH04292590A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH04292590A JPH04292590A JP5719091A JP5719091A JPH04292590A JP H04292590 A JPH04292590 A JP H04292590A JP 5719091 A JP5719091 A JP 5719091A JP 5719091 A JP5719091 A JP 5719091A JP H04292590 A JPH04292590 A JP H04292590A
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- regulating member
- compression
- axial direction
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 32
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 35
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 17
- 239000002826 coolant Substances 0.000 abstract 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は両スクロールを同じ方
向に回転させて圧縮を行うスクロール圧縮機に関する。
向に回転させて圧縮を行うスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は例えば特公平
1−35196号公報に示されているように構成されて
いる。ここで、この公報を参考に従来例を説明する。図
4において、この図に示されている従来例のものは、ハ
ウジング50、吐出チャンバ51、ハウジング50の内
部に収納された駆動スクロールである第1のスクロール
52及び従動スクロールである第2のスクロール53、
第1のスクロール52と一体の駆動軸である回転軸54
、第2のスクロール53と一体の従動軸である回転軸5
5、第1・第2のスクロール52,53の駆動源である
電動機56、摺動リング57により第1のスクロール5
2の鏡板58とこれに対向する第1のハウジング部材5
9の内壁60間に形成された密封空間61、摺動リング
62により第2のスクロール53の鏡板63とこれに対
向する第2のハウジング64の内壁65間に形成された
密封空間66、潤滑系路とを備えている。
1−35196号公報に示されているように構成されて
いる。ここで、この公報を参考に従来例を説明する。図
4において、この図に示されている従来例のものは、ハ
ウジング50、吐出チャンバ51、ハウジング50の内
部に収納された駆動スクロールである第1のスクロール
52及び従動スクロールである第2のスクロール53、
第1のスクロール52と一体の駆動軸である回転軸54
、第2のスクロール53と一体の従動軸である回転軸5
5、第1・第2のスクロール52,53の駆動源である
電動機56、摺動リング57により第1のスクロール5
2の鏡板58とこれに対向する第1のハウジング部材5
9の内壁60間に形成された密封空間61、摺動リング
62により第2のスクロール53の鏡板63とこれに対
向する第2のハウジング64の内壁65間に形成された
密封空間66、潤滑系路とを備えている。
【0003】ハウジング50は、図4に示されるように
、第1・第2のハウジング部材59,64を組合わせて
構成されている。第2のハウジング64の側部にはガス
の吸入ポート67が形成され、また筒部68の端部には
給油孔69を有するエンドカバー70が取付けられてい
る。
、第1・第2のハウジング部材59,64を組合わせて
構成されている。第2のハウジング64の側部にはガス
の吸入ポート67が形成され、また筒部68の端部には
給油孔69を有するエンドカバー70が取付けられてい
る。
【0004】吐出チャンバ51は、図4に示されている
ように、第1のハウジング部材59に連結され、またこ
の吐出チャンバの側部にはガスの排出口71が形成され
、さらに筒部72の端部にはエンドカバー73が取付け
られている。
ように、第1のハウジング部材59に連結され、またこ
の吐出チャンバの側部にはガスの排出口71が形成され
、さらに筒部72の端部にはエンドカバー73が取付け
られている。
【0005】第1のスクロール52は、鏡板58及びラ
ップ74を有している。一方、第2のスクロール53は
鏡板63、ラップ75、鏡板63に設けられた周縁部7
6、第1のスクロール52の鏡板58に外縁部に対向さ
せて周縁部76に設けられたフランジ77とを有してい
る。第2のスクロール53は周縁部76の内部に圧縮空
間78が設けられ、また周縁部76にはガスの吸入口7
9が設けられている。ラップ74,75はインボリュー
トまたはこれと類似の曲線からなる渦巻き状に形成され
、かつ、互にかみ合わされている。鏡板58,63には
、圧縮空間78から密封空間61,66内にガス圧を導
入するガス通孔80,81が設けられている。さらに、
第1のスクロール52の鏡板58と第2のスクロール5
3のフランジ77との間にはオルダム継手82が組み込
まれ、第1のスクロール52が駆動されるのに伴い、第
2のスクロール53が同じ方向に駆動され、かつ、第1
のスクロール52に対して第2のスクロール53が自転
しないように駆動連結されている。
ップ74を有している。一方、第2のスクロール53は
鏡板63、ラップ75、鏡板63に設けられた周縁部7
6、第1のスクロール52の鏡板58に外縁部に対向さ
せて周縁部76に設けられたフランジ77とを有してい
る。第2のスクロール53は周縁部76の内部に圧縮空
間78が設けられ、また周縁部76にはガスの吸入口7
9が設けられている。ラップ74,75はインボリュー
トまたはこれと類似の曲線からなる渦巻き状に形成され
、かつ、互にかみ合わされている。鏡板58,63には
、圧縮空間78から密封空間61,66内にガス圧を導
入するガス通孔80,81が設けられている。さらに、
第1のスクロール52の鏡板58と第2のスクロール5
3のフランジ77との間にはオルダム継手82が組み込
まれ、第1のスクロール52が駆動されるのに伴い、第
2のスクロール53が同じ方向に駆動され、かつ、第1
のスクロール52に対して第2のスクロール53が自転
しないように駆動連結されている。
【0006】第1のスクロール52の回転軸54と第2
のスクロール53の回転軸55とは、中心O,Pが互に
間隔ε、偏心させて取付けられている。第1のスクロー
ル52の回転軸54の鏡板58側半部には、ラップ74
,75間に形成された圧縮空間78から吐出チャンバ5
1に通じるガスの吐出ポート83が設けられている。 また、第1のスクロール52の回転軸54は第1のハウ
ジング部材59のボス部に設けられた軸受84と吐出チ
ャンバ51の筒部72内に設けられた軸受85とにより
支持され、軸方向の定位置で回転しうるようになってお
り、かつ、電動機56に直結されている。
のスクロール53の回転軸55とは、中心O,Pが互に
間隔ε、偏心させて取付けられている。第1のスクロー
ル52の回転軸54の鏡板58側半部には、ラップ74
,75間に形成された圧縮空間78から吐出チャンバ5
1に通じるガスの吐出ポート83が設けられている。 また、第1のスクロール52の回転軸54は第1のハウ
ジング部材59のボス部に設けられた軸受84と吐出チ
ャンバ51の筒部72内に設けられた軸受85とにより
支持され、軸方向の定位置で回転しうるようになってお
り、かつ、電動機56に直結されている。
【0007】この構造のスクロール圧縮機では、第1・
第2のスクロール52,53を同じ方向に回転させて冷
媒を圧縮空間78で圧縮し、第1・第2のスクロール5
2,53の圧縮運転時の振動を小さくさせ、スクロール
圧縮機を高速用として使用できるようにしている。
第2のスクロール52,53を同じ方向に回転させて冷
媒を圧縮空間78で圧縮し、第1・第2のスクロール5
2,53の圧縮運転時の振動を小さくさせ、スクロール
圧縮機を高速用として使用できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクロール圧縮機は摺動リング57により第1のスクロ
ール52の鏡板58とこれに対向する第1のハウジング
59の内壁間に形成される密封空間61と、摺動リング
62により第2のスクロール53の鏡板63とこれに対
向する第2のハウジング64の内壁65間に形成された
密封空間66とに圧縮途中の圧縮空間78の冷媒を供給
して第1のスクロール52と第2のスクロール53との
背面を押圧しているため、起動時に第1・第2のスクロ
ール52,53の軸方向の隙間が必要以上に開き、圧縮
空間78内での圧縮が遅れ、起動初期の冷凍能力が低下
するとともに、密封空間61,66内の中間圧力の冷媒
が摺動リング57,62を低圧側に押圧し、これらの密
封空間内の冷媒が低圧側にリークしやすくなり、通常運
転時の冷凍能力が低下する等の問題があった。
スクロール圧縮機は摺動リング57により第1のスクロ
ール52の鏡板58とこれに対向する第1のハウジング
59の内壁間に形成される密封空間61と、摺動リング
62により第2のスクロール53の鏡板63とこれに対
向する第2のハウジング64の内壁65間に形成された
密封空間66とに圧縮途中の圧縮空間78の冷媒を供給
して第1のスクロール52と第2のスクロール53との
背面を押圧しているため、起動時に第1・第2のスクロ
ール52,53の軸方向の隙間が必要以上に開き、圧縮
空間78内での圧縮が遅れ、起動初期の冷凍能力が低下
するとともに、密封空間61,66内の中間圧力の冷媒
が摺動リング57,62を低圧側に押圧し、これらの密
封空間内の冷媒が低圧側にリークしやすくなり、通常運
転時の冷凍能力が低下する等の問題があった。
【0009】この発明は上記の問題を解決するもので、
第1のスクロールと第2のスクロールとの軸方向の隙間
を一定間隔にし、運転時の冷凍能力の低下を防止したス
クロール圧縮機を提供することを目的としたものである
。
第1のスクロールと第2のスクロールとの軸方向の隙間
を一定間隔にし、運転時の冷凍能力の低下を防止したス
クロール圧縮機を提供することを目的としたものである
。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器内に
電動要素とスクロール圧縮要素とを収納し、このスクロ
ール圧縮要素を、鏡板に渦巻き状のラップを立設させて
電動要素に連結された軸を有する第1のスクロールと、
この第1のスクロールの軸の中心と偏心した軸を有し、
前記第1のスクロールに対して向かい合ってかみ合う鏡
板に渦巻き状のラップを立設させた第2のスクロールと
、前記第1のスクロールの軸を軸支する主軸受を有する
主フレームと、第2のスクロールの軸を軸支する補助軸
受を有する補助フレームと、この補助フレームと主フレ
ームとで内部に形成した中空室内に収納した第1のスク
ロールと第2のスクロールとで形成された複数の圧縮空
間を外方から内方に向かって次第に縮小させて圧縮を行
うようにこれらのスクロールを同じ方向に回転させるオ
ルダム継手と、両スクロールのうち、一方のスクロール
に固定して他方のスクロールの軸方向への移動を規制す
る規制部材とで構成し、前記規制部材とこの規制部材に
固定された一方のスクロールとの背面に夫々内側に軸方
向に押圧する圧力部を形成する環状の弾性シール装置を
設けたスクロール圧縮機において、前記規制部材とこの
規制部材で軸方向への移動を規制されるスクロールの鏡
板との間に内部を高圧部に連通するシールリングを設け
、このシールリングの内部の面積を規制部材の弾性シー
ル装置の圧力部の面積より大きくしたものである。
電動要素とスクロール圧縮要素とを収納し、このスクロ
ール圧縮要素を、鏡板に渦巻き状のラップを立設させて
電動要素に連結された軸を有する第1のスクロールと、
この第1のスクロールの軸の中心と偏心した軸を有し、
前記第1のスクロールに対して向かい合ってかみ合う鏡
板に渦巻き状のラップを立設させた第2のスクロールと
、前記第1のスクロールの軸を軸支する主軸受を有する
主フレームと、第2のスクロールの軸を軸支する補助軸
受を有する補助フレームと、この補助フレームと主フレ
ームとで内部に形成した中空室内に収納した第1のスク
ロールと第2のスクロールとで形成された複数の圧縮空
間を外方から内方に向かって次第に縮小させて圧縮を行
うようにこれらのスクロールを同じ方向に回転させるオ
ルダム継手と、両スクロールのうち、一方のスクロール
に固定して他方のスクロールの軸方向への移動を規制す
る規制部材とで構成し、前記規制部材とこの規制部材に
固定された一方のスクロールとの背面に夫々内側に軸方
向に押圧する圧力部を形成する環状の弾性シール装置を
設けたスクロール圧縮機において、前記規制部材とこの
規制部材で軸方向への移動を規制されるスクロールの鏡
板との間に内部を高圧部に連通するシールリングを設け
、このシールリングの内部の面積を規制部材の弾性シー
ル装置の圧力部の面積より大きくしたものである。
【0011】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
規制部材とこの規制部材で規制されるスクロールの鏡板
との間に設けたシールリングの内部に作用する高圧圧力
で前記スクロールを規制部材に固定されたスクロール側
に押圧し、第1のスクロールと第2のスクロールとのラ
ップの先端のかみ合わせ部の隙間を小さくしたものであ
る。
規制部材とこの規制部材で規制されるスクロールの鏡板
との間に設けたシールリングの内部に作用する高圧圧力
で前記スクロールを規制部材に固定されたスクロール側
に押圧し、第1のスクロールと第2のスクロールとのラ
ップの先端のかみ合わせ部の隙間を小さくしたものであ
る。
【0012】
【実施例】以下この発明を図1乃至図3に示す実施例に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0013】1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側にスクロール圧縮要素3が夫々収納さ
れている。電動要素2は固定子4と、この固定子の内部
に配置した回転子5とで構成されている。固定子4と回
転子5との間にはエアギャップ6が形成されている。
動要素2が、下側にスクロール圧縮要素3が夫々収納さ
れている。電動要素2は固定子4と、この固定子の内部
に配置した回転子5とで構成されている。固定子4と回
転子5との間にはエアギャップ6が形成されている。
【0014】7は主フレームで、このフレームには中央
に主軸受8が設けられている。9は密閉容器1の内壁に
圧接して取付けられた補助フレームで、この補助フレー
ムには主フレーム7の主軸受8と偏心した補助軸受10
が設けられている。主フレーム7と補助フレーム9とは
内部に中空室11を形成するようにボルト12で固定さ
れている。
に主軸受8が設けられている。9は密閉容器1の内壁に
圧接して取付けられた補助フレームで、この補助フレー
ムには主フレーム7の主軸受8と偏心した補助軸受10
が設けられている。主フレーム7と補助フレーム9とは
内部に中空室11を形成するようにボルト12で固定さ
れている。
【0015】スクロール圧縮要素3は電動要素2によっ
て駆動される第1のスクロール13と、この第1のスク
ロールと同じ方向に回転させる第2のスクロール14と
で構成されている。第1のスクロール13は円板状の鏡
板15と、この鏡板の一方の面に立設されたインボリュ
ート状の曲線からなる渦巻き状のラップ16と、鏡板1
5の他方の面の中央に突出させて回転子5に挿入固定さ
れた駆動軸17とで構成されている。そして、第1のス
クロール13は駆動側スクロールを構成している。第2
のスクロール14は円板状の鏡板18と、この鏡板の一
方の面に立設されたインボリュート状の曲線からなる渦
巻き状のラップ19と、鏡板18の他方の面の中央に突
出された従動軸20とで構成されている。そして、第2
のスクロール14は従動側スクロールを構成している。
て駆動される第1のスクロール13と、この第1のスク
ロールと同じ方向に回転させる第2のスクロール14と
で構成されている。第1のスクロール13は円板状の鏡
板15と、この鏡板の一方の面に立設されたインボリュ
ート状の曲線からなる渦巻き状のラップ16と、鏡板1
5の他方の面の中央に突出させて回転子5に挿入固定さ
れた駆動軸17とで構成されている。そして、第1のス
クロール13は駆動側スクロールを構成している。第2
のスクロール14は円板状の鏡板18と、この鏡板の一
方の面に立設されたインボリュート状の曲線からなる渦
巻き状のラップ19と、鏡板18の他方の面の中央に突
出された従動軸20とで構成されている。そして、第2
のスクロール14は従動側スクロールを構成している。
【0016】第1のスクロール13は主フレーム7の主
軸受8で駆動軸17を軸支され、第2のスクロール14
は補助フレーム9の補助軸受10で従動軸20を軸支さ
れ、両スクロール13,14のラップ16,19を中空
室11内で互に向かい合わせてかみ合うようにして内部
に複数の圧縮空間21を形成するようにしている。
軸受8で駆動軸17を軸支され、第2のスクロール14
は補助フレーム9の補助軸受10で従動軸20を軸支さ
れ、両スクロール13,14のラップ16,19を中空
室11内で互に向かい合わせてかみ合うようにして内部
に複数の圧縮空間21を形成するようにしている。
【0017】駆動軸17には圧縮空間21内で圧縮され
た冷媒を密閉容器1内の電動要素2とスクロール圧縮要
素3との間の空間22に吐出する吐出孔23が設けられ
ている。
た冷媒を密閉容器1内の電動要素2とスクロール圧縮要
素3との間の空間22に吐出する吐出孔23が設けられ
ている。
【0018】24は第2のスクロール14の軸方向の動
きを規制する規制部材で、この規制部材は第2のスクロ
ール14の鏡板18に接触して第1のスクロール13に
ボルト25で固定されている。そして、規制部材24に
は補助軸受10の外周に接触するボール軸受26を保持
する環状壁27が突出して設けられている。28は規制
部材24の下部に取付けられてボール軸受26の抜け止
めを兼ねるプレートで、このプレートは後述するシール
面を形成している。
きを規制する規制部材で、この規制部材は第2のスクロ
ール14の鏡板18に接触して第1のスクロール13に
ボルト25で固定されている。そして、規制部材24に
は補助軸受10の外周に接触するボール軸受26を保持
する環状壁27が突出して設けられている。28は規制
部材24の下部に取付けられてボール軸受26の抜け止
めを兼ねるプレートで、このプレートは後述するシール
面を形成している。
【0019】29は第1のスクロール13と第2のスク
ロール14との間に設けられたオルダム継手で、このオ
ルダム継手は第1のスクロール13と第2のスクロール
14とを同じ方向に回転させながら相対的に揺動するよ
うにしている。
ロール14との間に設けられたオルダム継手で、このオ
ルダム継手は第1のスクロール13と第2のスクロール
14とを同じ方向に回転させながら相対的に揺動するよ
うにしている。
【0020】30は主フレーム7の第1のスクロール1
3の鏡板15との間に設けられた弾性シール装置で、こ
のシール装置は鏡板15に接するリング状のシール部材
31とこの部材を押圧する弾性部材32とで形成されて
いる。そして、シール部材31の内部は高圧部に連通し
、圧力室33を形成している。34は補助フレーム9と
プレート28との間に設けられた弾性シール装置で、こ
のシール装置はブレート28に接するリング状のシール
部材35とこの部材を押圧する弾性部材36とで形成さ
れている。そして、シール部材34の内部は高圧部に連
通し、圧力室37を形成している。
3の鏡板15との間に設けられた弾性シール装置で、こ
のシール装置は鏡板15に接するリング状のシール部材
31とこの部材を押圧する弾性部材32とで形成されて
いる。そして、シール部材31の内部は高圧部に連通し
、圧力室33を形成している。34は補助フレーム9と
プレート28との間に設けられた弾性シール装置で、こ
のシール装置はブレート28に接するリング状のシール
部材35とこの部材を押圧する弾性部材36とで形成さ
れている。そして、シール部材34の内部は高圧部に連
通し、圧力室37を形成している。
【0021】38は第2のスクロール14の従動軸20
と補助軸受10との間に設けられた偏心ブッシュで、こ
の偏心ブッシユは第2のスクロール14のラップ19を
第1のスクロール13のラップ16に接触させるように
している。
と補助軸受10との間に設けられた偏心ブッシュで、こ
の偏心ブッシユは第2のスクロール14のラップ19を
第1のスクロール13のラップ16に接触させるように
している。
【0022】39は規制部材24に下部外周に取付けら
れた環状の冷媒案内部材で、この案内部材は規制部材2
4の下部外周に設けて圧縮空間21と中空室11内とを
連通する吸入口40を覆うようにしている。
れた環状の冷媒案内部材で、この案内部材は規制部材2
4の下部外周に設けて圧縮空間21と中空室11内とを
連通する吸入口40を覆うようにしている。
【0023】41は規制部材24と第2のスクロール1
4の鏡板18との背面との間に設けられたシールリング
装置で、このシールリング装置は規制部材24に形成さ
れた環状凹部42内に収納された断面コ字状の弾性シー
ルリング43で形成されている。このシールリングの内
部は高圧部に連通し、圧力部44を形成している。
4の鏡板18との背面との間に設けられたシールリング
装置で、このシールリング装置は規制部材24に形成さ
れた環状凹部42内に収納された断面コ字状の弾性シー
ルリング43で形成されている。このシールリングの内
部は高圧部に連通し、圧力部44を形成している。
【0024】シールリング43の内径は補助フレーム9
に設けたリング状のシール部材36の内径より大きく形
成されている。
に設けたリング状のシール部材36の内径より大きく形
成されている。
【0025】45は吸込管で、この吸込管は中空室11
内の下部に開口している。そして、吸込管45の開口は
冷媒案内部材39に対向している。46は吐出管で、こ
の吐出管は密閉容器1の上部に設けられている。
内の下部に開口している。そして、吸込管45の開口は
冷媒案内部材39に対向している。46は吐出管で、こ
の吐出管は密閉容器1の上部に設けられている。
【0026】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、電動要素2を回転させると、その回転力が駆動
軸17を介して第1のスクロール13に伝えられる。こ
の第1のスクロールに伝えられた回転力はオルダム継手
29を介して第2のスクロール14に伝えられ、この第
2のスクロールを第1のスクロール13と同じ方向に回
転させている。そして、第1のスクロール13の駆動軸
17の中心に対して第2のスクロール14は従動軸20
の中心を偏心させた位置で回転している。そのため、第
1のスクロール13と第2のスクロール14とはこれら
のスクロールで形成された圧縮空間21を外方から内方
へ向かって次第に縮小させ、吸込管45から中空室11
内に流入し、回転している冷媒案内部材39から吸入口
40に流入した冷媒を外方の圧縮空間21内に流入させ
て圧縮している。この圧縮された冷媒は第1のスクロー
ル13の駆動軸17に設けられた吐出孔23から空間2
2内に吐出させ、電動要素2のエアギャップ6を通って
吐出管46から密閉容器1外に吐出される。
おいて、電動要素2を回転させると、その回転力が駆動
軸17を介して第1のスクロール13に伝えられる。こ
の第1のスクロールに伝えられた回転力はオルダム継手
29を介して第2のスクロール14に伝えられ、この第
2のスクロールを第1のスクロール13と同じ方向に回
転させている。そして、第1のスクロール13の駆動軸
17の中心に対して第2のスクロール14は従動軸20
の中心を偏心させた位置で回転している。そのため、第
1のスクロール13と第2のスクロール14とはこれら
のスクロールで形成された圧縮空間21を外方から内方
へ向かって次第に縮小させ、吸込管45から中空室11
内に流入し、回転している冷媒案内部材39から吸入口
40に流入した冷媒を外方の圧縮空間21内に流入させ
て圧縮している。この圧縮された冷媒は第1のスクロー
ル13の駆動軸17に設けられた吐出孔23から空間2
2内に吐出させ、電動要素2のエアギャップ6を通って
吐出管46から密閉容器1外に吐出される。
【0027】補助軸受10と従動軸20との間に設けら
れた偏心ブッシュ38は圧縮空間21内で作用するガス
荷重と従動軸20の回転による摩擦力とにより、第1の
スクロール13に対して第2のスクロール14の偏心量
を変え、この第2のスクロールのラップ19を第1のス
クロール13のラップ16に接触させる方向に動かし、
両スクロール13,14のラップ16,19を接触させ
るようにしている。
れた偏心ブッシュ38は圧縮空間21内で作用するガス
荷重と従動軸20の回転による摩擦力とにより、第1の
スクロール13に対して第2のスクロール14の偏心量
を変え、この第2のスクロールのラップ19を第1のス
クロール13のラップ16に接触させる方向に動かし、
両スクロール13,14のラップ16,19を接触させ
るようにしている。
【0028】弾性シール装置30,34はリング状のシ
ール部材31,35を弾性部材32,36で軸方向に押
圧することにより、スクロール圧縮要素3が軸方向に移
動したり、多少の傾きが生じても第1のスクロール13
の鏡板15と規制部材24のプレート28とにシール部
材31,35を追従させられ、これらのシール部材の内
側の圧力部33,37の高圧冷媒が低圧側の中空室11
内にリークするのを防止できるようにしている。
ール部材31,35を弾性部材32,36で軸方向に押
圧することにより、スクロール圧縮要素3が軸方向に移
動したり、多少の傾きが生じても第1のスクロール13
の鏡板15と規制部材24のプレート28とにシール部
材31,35を追従させられ、これらのシール部材の内
側の圧力部33,37の高圧冷媒が低圧側の中空室11
内にリークするのを防止できるようにしている。
【0029】シールリング装置41は規制部材24の環
状凹部42内に収納されて内側に圧力部44を形成する
シールリング43の内径を規制部材24側で内側に圧力
部37を形成するシール部材35の内径より大きくし、
規制部材24を第2のスクロール14側に押す力よりも
規制部材24を第2のスクロール14から引き離す力を
大きくすることにより、第2のスクロール14を第1の
スクロール13の軸方向に押圧し、これらのスクロール
のラップ16,19の先端のクリアランスを所定以下に
保持できるようにしている。そして、シールリング装置
41は圧縮空間21内の高圧側から低圧側へ冷媒がリー
クするのを抑えて冷凍能力が低下するのを防止している
。
状凹部42内に収納されて内側に圧力部44を形成する
シールリング43の内径を規制部材24側で内側に圧力
部37を形成するシール部材35の内径より大きくし、
規制部材24を第2のスクロール14側に押す力よりも
規制部材24を第2のスクロール14から引き離す力を
大きくすることにより、第2のスクロール14を第1の
スクロール13の軸方向に押圧し、これらのスクロール
のラップ16,19の先端のクリアランスを所定以下に
保持できるようにしている。そして、シールリング装置
41は圧縮空間21内の高圧側から低圧側へ冷媒がリー
クするのを抑えて冷凍能力が低下するのを防止している
。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、弾性シ
ール装置で背面を押圧される規制部材とこの規制部材で
軸方向への移動を規制されるスクロールの鏡板との間に
内部を高圧部に連通するシールリングを設け、このシー
ルリングの内部の面積を規制部材の弾性シール装置の圧
力部の面積より大きくしたのであるから、前記規制部材
をスクロールの鏡板に押し付ける力よりこの規制部材を
スクロールから引き離す力を大きくすることによって、
このスクロールを他方のスクロールの軸方向に押圧する
ことができ、両スクロールのラップの先端のクリアラン
スを小さくし、圧縮空間の高圧側から低圧側に冷媒がリ
ークするのを抑えて冷凍能力の低下を防止できるように
したものである。
ール装置で背面を押圧される規制部材とこの規制部材で
軸方向への移動を規制されるスクロールの鏡板との間に
内部を高圧部に連通するシールリングを設け、このシー
ルリングの内部の面積を規制部材の弾性シール装置の圧
力部の面積より大きくしたのであるから、前記規制部材
をスクロールの鏡板に押し付ける力よりこの規制部材を
スクロールから引き離す力を大きくすることによって、
このスクロールを他方のスクロールの軸方向に押圧する
ことができ、両スクロールのラップの先端のクリアラン
スを小さくし、圧縮空間の高圧側から低圧側に冷媒がリ
ークするのを抑えて冷凍能力の低下を防止できるように
したものである。
【図1】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】この発明のスクロール圧縮要素の要部拡大断面
図である。
図である。
【図3】この発明のシールリング装置の拡大断面図であ
る。
る。
【図4】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
1 密閉容器
2 電動要素
3 スクロール圧縮要素
7 主フレーム
8 主軸受
9 補助フレーム
10 補助軸受
11 中空室
13 第1のスクロール
14 第2のスクロール
15,18 鏡板
16,19 ラップ
17 駆動軸
20 従動軸
21 圧縮空間
24 規制部材
29 オルダム継手
30,34 弾性シール装置
41 シールリング装置
43 シールリング
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉容器内に電動要素とスクロール圧
縮要素とを収納し、このスクロール圧縮要素を、鏡板に
渦巻き状のラップを立設させて電動要素に連結された軸
を有する第1のスクロールと、この第1のスクロールの
軸の中心と偏心した軸を有し、前記第1のスクロールに
対して向かい合ってかみ合う鏡板に渦巻き状のラップを
立設させた第2のスクロールと、前記第1のスクロール
の軸を軸支する主軸受を有する主フレームと、第2のス
クロールの軸を軸支する補助軸受を有する補助フレーム
と、この補助フレームと主フレームとで内部に形成した
中空室内に収納した第1のスクロールと第2のスクロー
ルとで形成された複数の圧縮空間を外方から内方に向か
って次第に縮小させて圧縮を行うようにこれらのスクロ
ールを同じ方向に回転させるオルダム継手と、両スクロ
ールのうち、一方のスクロールに固定して他方のスクロ
ールの軸方向への移動を規制する規制部材とで構成し、
前記規制部材とこの規制部材に固定された一方のスクロ
ールとの背面に夫々内側に軸方向に押圧する圧力部を形
成する環状の弾性シール装置を設けたスクロール圧縮機
において、前記規制部材とこの規制部材で軸方向への移
動を規制されるスクロールの鏡板との間には内部を高圧
部に連通するシールリングが設けられ、このシールリン
グの内部の面積を規制部材の弾性シール装置の圧力部の
面積より大きくしたことを特徴とするスクロール圧縮機
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5719091A JPH04292590A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5719091A JPH04292590A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292590A true JPH04292590A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13048570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5719091A Pending JPH04292590A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292590A (ja) |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP5719091A patent/JPH04292590A/ja active Pending
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