JPH0429042Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429042Y2
JPH0429042Y2 JP20216786U JP20216786U JPH0429042Y2 JP H0429042 Y2 JPH0429042 Y2 JP H0429042Y2 JP 20216786 U JP20216786 U JP 20216786U JP 20216786 U JP20216786 U JP 20216786U JP H0429042 Y2 JPH0429042 Y2 JP H0429042Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
piece
swinging
sliding hole
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20216786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63105704U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20216786U priority Critical patent/JPH0429042Y2/ja
Publication of JPS63105704U publication Critical patent/JPS63105704U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0429042Y2 publication Critical patent/JPH0429042Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、主に、内燃機関に使用される輪郭可
変カムに関する。
(従来の技術) 従来、この種の輪郭可変カムは、種々提供され
ている。例えば、実開昭60−8402号公報に記載さ
れているようなプロフイール可変型カムがある。
これは、カム軸に支持されてこれと一体に回転す
るカム本体と、同カム本体に形成された第1カム
プロフイールから張り出し、上記カム本体と協働
して第2のプロフイールを形成しうるカム部分と
を備え、カム従動体の所要の従動態様に応じ、上
記第1及び第2プロフイールの相互変換を相対移
動可能に取付けたものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、これは、カム部分がピンを介して揺
動し、このピンの中心とカム軸の回転中心とは一
致しておらず、カム部分が揺動して第2のカムプ
ロフイールとなつたとき、或いは、第2のカムプ
ロフイールとなる途中のカム部分の外側周面と、
カム本体の外側周面との連続状態を滑らかに設定
し難い難点があつた。また、カム部分は、オイル
によつて直に揺動せしめると共に、このオイルの
油圧に抗するようにバネの先端部分がカム部分を
直に押圧しているので、カム部分を確実且つスム
ーズに揺動せしめ難い等の難点があつた。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、カムシヤフト30に支持さ
れてこれと一体に回転するカム基体1と、このカ
ム基体1に揺動自在に取付けられる揺動カム片1
0とを備え、揺動カム片10をカム基体11に対
して揺動せしめることで、全体の輪郭形状を変化
可能とした輪郭可変カムAに於いて、両脇に外周
面1aを残すようにその中央部分にカム片収容部
2が凹設されるカム基体1と、カム基体1のカム
片収容部2に軸ピン5を介して揺動自在に装着さ
れる揺動カム片10と、揺動カム片10の駒片摺
動穴12に摺動自在に取付けられると共に油圧に
よつて駒片摺動穴12内を摺動してその先端部分
が揺動カム片10側方に突出自在な押圧駒片15
と、カム基体1の押圧片摺動穴4に摺動自在に取
付けられると共に、押圧駒片15の突出による揺
動カム片10の揺動に抗するように弾発スプリン
グ21を介して揺動カム片10を常時押圧する押
圧片20とを備えてなり、軸ピン5の中心線とカ
ムシヤフト30の回転中心線とを合致せしめて形
成することで、前述の如き難点等の解消を図れる
ようにした。
(作用) しかして、本考案は、油圧によつて押圧駒片1
5先端部分が揺動カム片10側方に突出すること
で、揺動カム片10が軸ピン5を中心として揺動
し、その外周面10aがカム基体1の外周面1a
外方に突出して輪郭可変カムA全体の輪郭形状が
変化する。そして、油圧を解除することによつ
て、揺動カム片10が弾発スプリング21の弾発
力を介してカム片収容部2内に突出する押圧片2
0により押し戻される。
(実施例) 以下、本考案を図示例について説明する。
図中Aは、カムシヤフト30に支持されてこれ
と一体に回転するカム基体1と、このカム基体1
に揺動自在に取付けられる揺動カム片10とを備
え、揺動カム片10をカム基体1に対して揺動せ
しめることで、移動する揺動カム片10の外周面
10aによつて全体の輪郭形状を変化可能とした
輪郭可変カムを示す。
すなわち、この輪郭可変カムAは、両脇に外周
面1aを残すようにその中央部分にカム片収容部
2が凹設されるカム基体1と、カム基体1のカム
片収容部2に軸ピン5を介して揺動自在に装着さ
れる揺動カム片10と、揺動カム片10の所定位
置に穿つた駒片摺動穴12に摺動自在に取付けら
れると共に、駒片摺動穴12内に充填されるオイ
ルの油圧によつて駒片摺動穴12を進退自在に摺
動して、その先端部分が揺動カム片10側方に突
出自在となる押圧駒片15と、カム基体1の所定
位置に穿つた押圧片摺動穴4に摺動自在に取付け
られると共に、押圧駒片15の揺動カム片10側
方への突出による揺動カム片10の揺動に抗する
向きに弾発力を付勢する弾発スプリング21を介
して揺動カム片10を常時押圧する押圧片20と
を備えている。
カム基体1には、カムシヤフト30の回転中心
に合致し且つ軸ピン5を回転自在に取付け可能と
なる軸孔3が穿設されており、カム基体1の回転
中心線と軸ピン5中心線とが一致するように形成
されている。
軸ピン5は、その中央に油路6が形成され、こ
の油路6と、軸ピン5の外周面とを連通する油路
7が所定位置に所定数形成されている。
揺動カム片10は、軸ピン5が回転自在に挿通
される軸孔11を備え、この軸孔11内周面に
は、その円周方向に沿つて油路13が凹設され、
この油路13と駒片摺動穴12奥端部分とを連通
する油路14が形成されており、軸ピン5の油路
6,7及び揺動カム片10の油路13,14を介
して駒片摺動穴12内にオイルを充填可能とし、
このオイルの圧力によつて押圧駒片15を駒片摺
動穴12側方に突出せしめることができるように
構成されている。また、揺動カム片10の外周面
10aは、カム基体1の外周面1aに予め合致す
るように形成しておいても良いし、或いは、カム
基体1の外周面1aに合致しなくても良い。しか
も、揺動カム片10の外周面10aが、予めカム
基体1の外周面1aの外方に突出するように設定
したり、カム片収容部2内に没入するように設定
したりすることもかまわない。
押圧駒片15は、その先端部分が滑らかな球面
を呈するように閉鎖された略有底円筒状に形成さ
れており、油圧によつて駒片摺動穴12を進退自
在に摺動してカム基体1のカム片収容部2内壁面
に滑らかに当接するように配慮されている。図中
16は、押圧駒片15の周壁面に穿設される小孔
で、この小孔16は、押圧駒片15が揺動カム片
10に対して最大突出状態にあるとき、揺動カム
片10側方に露出するように形成されている。す
なわち、この小孔16は、押圧駒片15が揺動カ
ム片10に対して最大突出状態にあるときに、駒
片摺動穴12内のオイルを駒片摺動穴12外に僅
かに放出できるようにしたもので、この放出が行
われたときは、駒片摺動穴12内の油圧が若干低
下して、揺動カム片10が弾発スプリング21に
よつて僅かに揺動し、小孔16が駒片摺動穴12
内周面によつて塞がれ、再び揺動カム片10が駒
片摺動穴12内の油圧によつて僅かに揺動し得る
ように設定されている。
また、押圧片20は、その先端部分が滑らかな
球面を呈するように閉鎖された略有底円筒状に形
成されており、弾発スプリング21によつて押圧
片摺動穴4を進退自在に摺動して揺動カム片10
に滑らかに当接するように配慮されている。
尚、図中31はロツカーアームで、32はバル
ブである。
ところで、輪郭可変カムA全体の形状、寸法、
カム基体1の形状、カム片収容部2の形状、配設
位置、押圧片摺動穴4の形状、配設位置、軸ピン
5の形状、寸法、取付け手段、揺動カム片10の
形状、寸法、駒片摺動穴12の形状、配設位置、
押圧駒片15の構成、形状、小孔16の形状、配
設位置、押圧片20の構成、形状、軸ピン5の油
路6,7及び揺動カム片10の油路13,14の
具体的構成等は図示例等の限定されることなく適
宜自由に設定できる。
本考案は前述の如く構成されており、次にその
作用について説明すると、先ず、軸ピン5の油路
6,7及び揺動カム片10の油路13,14を介
して駒片摺動穴12内の油圧を高めると、押圧駒
片15が揺動カム片10側方に突出するようにな
ると共に、押圧駒片15先端がカム基体1のカム
片収容部2内壁を押圧して揺動カム片10がカム
片収容部2から突出するように揺動し、輪郭可変
カムA全体の輪郭形状が変化する(第2図の二点
鎖線部分参照)。尚、このとき、押圧片20は、
揺動カム片10によつて弾発スプリング21の弾
発力に抗するように押圧されて、押圧片摺動穴4
内に没入する。
また、軸ピン5の油路6,7及び揺動カム片1
0の油路13,14を介して、駒片摺動穴12内
の油圧を低下させると、押圧片20が弾発スプリ
ング21の弾発力によつて押圧片摺動穴4外方に
突出すると共に、揺動カム片10全体がカム片収
容部2内に収まるように揺動し、輪郭可変カムA
全体の輪郭形状がカム基体1の輪郭形状と合致す
るように変化する(第2図の実線部分参照)。尚、
このとき押圧駒片15は、駒片摺動穴12内に没
入する。
ところで、押圧駒片15が揺動カム片10に対
して最大突出状態にあるときは、小孔16から駒
片摺動穴12内のオイルが駒片摺動穴12外に僅
かに放出され、駒片摺動穴12内の油圧が若干低
下して、揺動カム片10が弾発スプリング21に
よつて僅かに揺動し、小孔16が駒片摺動穴12
内周面によつて塞がれる。すると、再び揺動カム
片10が駒片摺動穴12内の油圧によつて僅かに
揺動し、これを繰り返す。しかも、小孔16から
駒片摺動穴12外に僅かに放出されたオイルは、
輪郭可変カムAの外周面1aや外周面10a等に
回り、ロツカーアーム31との摩耗損傷を防止す
るようになる。
[考案の効果] 従つて、本考案は、カムシヤフト30に支持さ
れてこれと一体に回転するカム基体1と、このカ
ム基体1に揺動自在に取付けられる揺動カム片1
0とを備え、揺動カム片10をカム基体11に対
して揺動せしめることで、全体の輪郭形状を変化
可能とした輪郭可変カムAに於いて、両脇に外周
面1aを残すようにその中央部分にカム片収容部
2が凹設されるカム基体1と、カム基体1のカム
片収容部2に軸ピン5を介して揺動自在に装着さ
れる揺動カム片10と、揺動カム片10の駒片摺
動穴12に摺動自在に取付けられると共に油圧に
よつて駒片摺動穴12内を摺動してその先端部分
が揺動カム片10側方に突出自在な押圧駒片15
と、カム基体1の押圧片摺動穴4に摺動自在に取
付けられると共に、押圧駒片15の突出による揺
動カム片10の揺動に抗するように弾発スプリン
グ21を介して揺動カム片10を常時押圧する押
圧片20とを備えてなり、軸ピン5の中心線とカ
ムシヤフト30の回転中心線とを合致せしめて形
成したので、揺動カム片10の揺動中心と、カム
基体1の回転中心(シヤフト30の回転中心)と
が一致するため、揺動カム片10が揺動した状
態、或いはその揺動途中に於いて、揺動カム片1
0の外周面10aと、カム基体1の外周面1aと
の連続状態を極めて滑らかに設定することが簡単
に行えるようになり、輪郭可変カムAは、外周面
1a,10aの当接による不要振動や、不要音の
発生等の虞れのない優れたものとなる。
しかも、揺動カム片10は、両脇に外周面1a
を残すようにカム基体1の中央部分に凹設したカ
ム片収容部2に取付けられるので、輪郭が変化し
た状態に於ける輪郭可変カムAによるロツカーア
ーム31等への当りがバランス良く行なわれるよ
うになり、正確な作動が期待できるようになる。
また、揺動カム片10の駒片摺動穴12に摺動
自在に取付けられると共に、油圧によつて駒片摺
動穴12内を進退自在に摺動してその先端部分が
揺動カム片10側方に突出自在な押圧駒片15
と、カム基体1の押圧片摺動穴4に摺動自在に取
付けられると共に、押圧駒片15の突出による揺
動カム片10の揺動に抗するように弾発スプリン
グ21を介して揺動カム片10を常時押圧する押
圧片20とを設けたので、押圧駒片15及び押圧
片20によつて揺動カム片10を確実且つスムー
ズに揺動せしめることができ、しかも、その耐久
性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は分解
斜視図、第2図は縦断正面図、第3図は使用状態
図である。 A……輪郭可変カム、1……カム基体、1a…
…外周面、2……カム片収容部、3……軸孔、4
……押圧片摺動穴、5……軸ピン、6……油路、
7……油路、10……揺動カム片、10a……外
周面、11……軸孔、12……駒片摺動穴、13
……油路、14……油路、15……押圧駒片、1
6……小孔、20……押圧片、21……弾発スプ
リング、30……カムシヤフト、31……ロツカ
ーアーム、32……バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムシヤフトに支持されてこれと一体に回転す
    るカム基体と、このカム基体に揺動自在に取付け
    られる揺動カム片とを備え、揺動カム片をカム基
    体に対して揺動せしめることで、全体の輪郭形状
    を変化可能とした輪郭可変カムに於いて、両脇に
    外周面を残すようにその中央部分にカム片収容部
    が凹設されるカム基体と、カム基体のカム片収容
    部に軸ピンを介して揺動自在に装着される揺動カ
    ム片と、揺動カム片の駒片摺動穴に摺動自在に取
    付けられると共に油圧によつて駒片摺動穴内を摺
    動してその先端部分が揺動カム片側方に突出自在
    な押圧駒片と、カム基体の押圧片摺動穴に摺動自
    在に取付けられると共に、押圧駒片の突出による
    揺動カム片の揺動に抗するように弾発スプリング
    を介して揺動カム片を常時押圧する押圧片とを備
    えてなり、軸ピンの中心線とカムシヤフトの回転
    中心線とを合致せしめて形成したことを特徴とす
    る輪郭可変カム。
JP20216786U 1986-12-27 1986-12-27 Expired JPH0429042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20216786U JPH0429042Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20216786U JPH0429042Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63105704U JPS63105704U (ja) 1988-07-08
JPH0429042Y2 true JPH0429042Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=31166295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20216786U Expired JPH0429042Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0429042Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897263B1 (ko) 2007-06-25 2009-05-14 현대자동차주식회사 무단 가변 밸브 리프트 장치
KR101305829B1 (ko) * 2007-11-20 2013-09-06 현대자동차주식회사 가변 캠 장치
JP6252528B2 (ja) * 2015-03-19 2017-12-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の可変動弁装置
JP7017289B2 (ja) * 2018-01-30 2022-02-08 ダイハツ工業株式会社 内燃機関のカム装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63105704U (ja) 1988-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03107514A (ja) 内燃機関の始動負荷軽減装置
JPH0429042Y2 (ja)
JPH0312207B2 (ja)
JP4180447B2 (ja) 内燃機関のデコンプ装置
JPH10317928A (ja) エンジンの弁作動装置
JP3287610B2 (ja) 可変バルブタイミング・リフト機構
JP2779429B2 (ja) 動弁機構のバルブタイミング・リフト量可変機構
JP3360344B2 (ja) 内燃機関の始動負荷軽減装置
JPH0433365Y2 (ja)
JPH055206Y2 (ja)
JPH02135608U (ja)
JP4041203B2 (ja) 可逆転オイルポンプ
JPS59150911U (ja) エンジンのロツカ−ア−ムバルブクリアランス自動調節装置
JPH02114492U (ja)
JPS60178315U (ja) エンジンのデコンプ装置
JP2588869Y2 (ja) エンジンの弁作動装置
JPS61101605U (ja)
JPH0476911U (ja)
JPS59133707U (ja) ロツカア−ムへの潤滑油供給構造
JPS6038162U (ja) 燃料噴射ポンプのタペット移動装置
JPS6436603U (ja)
JPS62243904A (ja) 内燃機関の動弁機構
JPS63143707U (ja)
JPS58167705U (ja) タペツト装置
JPH02135610U (ja)