JPH04289795A - 高速電動機 - Google Patents
高速電動機Info
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- JPH04289795A JPH04289795A JP3128907A JP12890791A JPH04289795A JP H04289795 A JPH04289795 A JP H04289795A JP 3128907 A JP3128907 A JP 3128907A JP 12890791 A JP12890791 A JP 12890791A JP H04289795 A JPH04289795 A JP H04289795A
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Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】周知のブラシレス電動機及びリラ
クタンス型電動機の高速化と出力トルクの減少の防止に
利用される。又比較的出力の大きい高速ステッピング電
動機として利用される。同じ目的で一般の直流電動機に
も利用される。
クタンス型電動機の高速化と出力トルクの減少の防止に
利用される。又比較的出力の大きい高速ステッピング電
動機として利用される。同じ目的で一般の直流電動機に
も利用される。
【従来の技術】リラクタンス型電動機は、出力トルクが
大きく、マグネット回転子が不要であると言う利点があ
るが、反面に欠点も多いので実用化された例はほとんど
ない。出力の大きいステッピング電動機は、歩進速度が
低い為に特殊な目的に使用されているのみである。直流
電動機は高速度回転のものが利用される例があるが、効
率が劣化するので広い使用例はない。
大きく、マグネット回転子が不要であると言う利点があ
るが、反面に欠点も多いので実用化された例はほとんど
ない。出力の大きいステッピング電動機は、歩進速度が
低い為に特殊な目的に使用されているのみである。直流
電動機は高速度回転のものが利用される例があるが、効
率が劣化するので広い使用例はない。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】第1の課題 電機子
コイルの通電制御の為のスイッチング素子は電機子コイ
ルの両端に挿入されているので、高価なパワ素子の数が
多くなり、コストが上昇する問題点がある。又電源正極
側のスイッチング素子は、導通制御の為の入力電気信号
が別電源となり、高価となる欠点がある。第2の課題
リラクタンス型電動機の場合には、回転子の突極の数
が多く、インダクタンスが大きいので、磁極と突極に蓄
積され若しくは放出される磁気エネルギの量が大きく、
又1回点毎の蓄積と放出の回数が多い。従って、出力ト
ルクは大きい長所がある反面に低速となる問題点がある
。直流電動機の場合にも高速度の回転とすると上述した
同じ問題点がある。第3の課題 出力の大きい電動機
の場合に、電機子コイルのインダクタンスが著しく大き
いので、通電初期の電流の立上がりがおそく、又通電停
止時の電流の降下がおくれる。前者は出力トルクを減少
し、後者は反トルクを発生する問題点がある。通電初期
の立上がりを速くする為に電源を高電圧とすると、磁気
飽和点以降で鋭い電流の立上がりが発生する。この為に
、振動と電気ノイズを発生し、又上述した電流の立上が
る区間は、トルクの小さい区間なので、欠点のみが助長
される問題点がある。上述した減トルクと反トルクの発
生することにより高速化(毎分数万回転)は不可能とな
る問題点がある。一般に利用される回転速度度(毎分数
千回転)としても減トルクと反トルクが発生して、効率
が劣化する不都合がある。出力トルクを大きくする為に
電源電圧を上昇する手段を採用すると、1000ボルト
以上となり実用性が失なわれる。
コイルの通電制御の為のスイッチング素子は電機子コイ
ルの両端に挿入されているので、高価なパワ素子の数が
多くなり、コストが上昇する問題点がある。又電源正極
側のスイッチング素子は、導通制御の為の入力電気信号
が別電源となり、高価となる欠点がある。第2の課題
リラクタンス型電動機の場合には、回転子の突極の数
が多く、インダクタンスが大きいので、磁極と突極に蓄
積され若しくは放出される磁気エネルギの量が大きく、
又1回点毎の蓄積と放出の回数が多い。従って、出力ト
ルクは大きい長所がある反面に低速となる問題点がある
。直流電動機の場合にも高速度の回転とすると上述した
同じ問題点がある。第3の課題 出力の大きい電動機
の場合に、電機子コイルのインダクタンスが著しく大き
いので、通電初期の電流の立上がりがおそく、又通電停
止時の電流の降下がおくれる。前者は出力トルクを減少
し、後者は反トルクを発生する問題点がある。通電初期
の立上がりを速くする為に電源を高電圧とすると、磁気
飽和点以降で鋭い電流の立上がりが発生する。この為に
、振動と電気ノイズを発生し、又上述した電流の立上が
る区間は、トルクの小さい区間なので、欠点のみが助長
される問題点がある。上述した減トルクと反トルクの発
生することにより高速化(毎分数万回転)は不可能とな
る問題点がある。一般に利用される回転速度度(毎分数
千回転)としても減トルクと反トルクが発生して、効率
が劣化する不都合がある。出力トルクを大きくする為に
電源電圧を上昇する手段を採用すると、1000ボルト
以上となり実用性が失なわれる。
【0003】
【課題を解決するための手段】第1の手段 固定電機
子と磁性体回転子を備えた複数相のリラクタンス型電動
機において、磁性体回転子の外周面に等しい巾と等しい
離間角で配設された複数個の突極と、固定電機子の内周
面より突出され、軸対称の位置にある磁極が同相となり
、突極と僅かな空隙を介して対向し、等しいピッチで配
設されるとともに、電機子コイルの装着される磁極の円
周方向の巾が電気角で120度若しくは180度の巾の
2n個(nは3以上の正整数)の磁極と、該磁極に装着
された複数相の電機子コイルと、突極の回転位置を検知
して、複数相の位置検知信号を得る位置検知装置と、各
電機子コイルの電源負極側に挿入された1個のスイッチ
ング素子と、各電機子コイルの電源正極側に順方向に挿
入された1個の第1のダイオードと、該ダイオードと電
機子コイルとスイッチング素子の直列接続体に供電する
直流電源と、複数相の位置検知信号によりそれぞれ対応
する複数相の電機子コイルに接続したスイッチング素子
を位置検知信号の巾だけ導通して電機子コイルに通電し
て出力トルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子
が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該ス
イッチング素子と電機子コイルとの接続点より、第2の
ダイオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エネ
ルギを小容量のコンデンサに流入充電して保持し、電機
子コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、所
定時間後に電機子コイルが位置検知信号により通電が開
始されたときに、同時に前記した小容量のコンデンサに
蓄積された静電エネルギを、該位置信号の入力により導
通される半導体素子を介して該電機子コイルに流入せし
めて、通電電流の立上がりを急速とする電気回路とより
構成されたものある。第2の手段 第1の手段に付加
して、複数相の位置検知信号の始端部より設定された巾
だけ通電されるインダクタンスコイルと、該インダクタ
ンスコイルの通電が断たれたときに、蓄積磁気エネルギ
を小容量のコンデンサに流入充電して、電機子コイルの
蓄積磁気エネルギの流入充電による静電エネルギに加算
して保持することにより、電機子コイル間の磁気エネル
ギの移動時における電機子コイルの銅損と磁心の鉄損を
補充して、電機子コイルの通電電流の立上がりを急速と
する電気回路とより構成されたものである。
子と磁性体回転子を備えた複数相のリラクタンス型電動
機において、磁性体回転子の外周面に等しい巾と等しい
離間角で配設された複数個の突極と、固定電機子の内周
面より突出され、軸対称の位置にある磁極が同相となり
、突極と僅かな空隙を介して対向し、等しいピッチで配
設されるとともに、電機子コイルの装着される磁極の円
周方向の巾が電気角で120度若しくは180度の巾の
2n個(nは3以上の正整数)の磁極と、該磁極に装着
された複数相の電機子コイルと、突極の回転位置を検知
して、複数相の位置検知信号を得る位置検知装置と、各
電機子コイルの電源負極側に挿入された1個のスイッチ
ング素子と、各電機子コイルの電源正極側に順方向に挿
入された1個の第1のダイオードと、該ダイオードと電
機子コイルとスイッチング素子の直列接続体に供電する
直流電源と、複数相の位置検知信号によりそれぞれ対応
する複数相の電機子コイルに接続したスイッチング素子
を位置検知信号の巾だけ導通して電機子コイルに通電し
て出力トルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子
が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該ス
イッチング素子と電機子コイルとの接続点より、第2の
ダイオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エネ
ルギを小容量のコンデンサに流入充電して保持し、電機
子コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、所
定時間後に電機子コイルが位置検知信号により通電が開
始されたときに、同時に前記した小容量のコンデンサに
蓄積された静電エネルギを、該位置信号の入力により導
通される半導体素子を介して該電機子コイルに流入せし
めて、通電電流の立上がりを急速とする電気回路とより
構成されたものある。第2の手段 第1の手段に付加
して、複数相の位置検知信号の始端部より設定された巾
だけ通電されるインダクタンスコイルと、該インダクタ
ンスコイルの通電が断たれたときに、蓄積磁気エネルギ
を小容量のコンデンサに流入充電して、電機子コイルの
蓄積磁気エネルギの流入充電による静電エネルギに加算
して保持することにより、電機子コイル間の磁気エネル
ギの移動時における電機子コイルの銅損と磁心の鉄損を
補充して、電機子コイルの通電電流の立上がりを急速と
する電気回路とより構成されたものである。
【0004】第3の手段 固定電機子とマグネット回
転子を備えた複数相の直流電動機において、マグネット
回転子の外周面に等しい巾でN,S磁極が交互に配設さ
れた複数個のN,S磁極と、該N,S磁極と僅かな空隙
を介して対向し、等しいピッチで配設されるとともに、
電機子コイルの装着される磁極の円周方向の巾が電気角
で120度〜180度の巾の3n個(nは正整数)の界
磁磁極と、該磁極に装着された複数相のバイフアラ巻き
された電機子コイルと、N,S磁極の回転位置を検知し
て、電気角で120度の巾で360度の位相差のある矩
形波の第1の相の位置検知信号ならびに第1の相の位置
検知信号と同じ波形と位相差を有し、第1の相の位置検
知信号よりそれぞれ位相が順次に電気角で120度おく
れた第2,第3の相の位置検知信号が得られる複数個の
位置検知素子を含む位置検知装置と、各電機子コイルの
電源負極側に挿入された1個のスイッチング素子と、各
電機子コイルの電源正極側に順方向に接続された1個の
第1のダイオードと、該ダイオードと電機子コイルとス
イッチング素子の直列接続体に供電する直流電源と、第
1,第2,第3の相の位置位置検知信号によりそれぞれ
対応する第1,第2,第3の相の電機子コイルに接続し
たスイッチング素子を位置検知信号の巾だけ導通して電
機子コイルに通電して出力トルクを得る通電制御回路と
、スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に転
化したときに、該スイッチング素子と電機子コイルの接
続点より、第2のダイオードを介して電機子コイルに蓄
積された磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電
して保持し、電機子コイルの通電電流の降下を急速とす
る電気回路と、所定時間後に電機子コイルが位置検知信
号により通電が開始されたときに、同時に前記した小容
量のコンデンサに蓄積された静電エネルギを、該位置検
知信号の入力により導通する半導体素子を介して該電機
子コイルに流入せしめて、通電電流の立上がりを急速と
する電気回路とより構成されたものである。
転子を備えた複数相の直流電動機において、マグネット
回転子の外周面に等しい巾でN,S磁極が交互に配設さ
れた複数個のN,S磁極と、該N,S磁極と僅かな空隙
を介して対向し、等しいピッチで配設されるとともに、
電機子コイルの装着される磁極の円周方向の巾が電気角
で120度〜180度の巾の3n個(nは正整数)の界
磁磁極と、該磁極に装着された複数相のバイフアラ巻き
された電機子コイルと、N,S磁極の回転位置を検知し
て、電気角で120度の巾で360度の位相差のある矩
形波の第1の相の位置検知信号ならびに第1の相の位置
検知信号と同じ波形と位相差を有し、第1の相の位置検
知信号よりそれぞれ位相が順次に電気角で120度おく
れた第2,第3の相の位置検知信号が得られる複数個の
位置検知素子を含む位置検知装置と、各電機子コイルの
電源負極側に挿入された1個のスイッチング素子と、各
電機子コイルの電源正極側に順方向に接続された1個の
第1のダイオードと、該ダイオードと電機子コイルとス
イッチング素子の直列接続体に供電する直流電源と、第
1,第2,第3の相の位置位置検知信号によりそれぞれ
対応する第1,第2,第3の相の電機子コイルに接続し
たスイッチング素子を位置検知信号の巾だけ導通して電
機子コイルに通電して出力トルクを得る通電制御回路と
、スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に転
化したときに、該スイッチング素子と電機子コイルの接
続点より、第2のダイオードを介して電機子コイルに蓄
積された磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電
して保持し、電機子コイルの通電電流の降下を急速とす
る電気回路と、所定時間後に電機子コイルが位置検知信
号により通電が開始されたときに、同時に前記した小容
量のコンデンサに蓄積された静電エネルギを、該位置検
知信号の入力により導通する半導体素子を介して該電機
子コイルに流入せしめて、通電電流の立上がりを急速と
する電気回路とより構成されたものである。
【0005】第4の手段 固定電機子と磁性体回転子
を備えた複数相のリラクタンス型のステッピング電動機
において、磁性体回転子の外周面に等しい巾と等しいピ
ッチで配設された複数個の突極と固定電機子の内周面よ
り突出され、軸対称の位置にある磁極が同相となり、突
極と僅かな空隙を介して対向するとともに、電機子コイ
ルの装着される磁極の円周方面の巾が電気角で120度
若しくは180度の巾の2n個(nは3以上の正整数)
の磁極と、該磁極に装着された複数相の電機子コルと、
電気角で180度の巾で、互いに180度離間した電気
信号とこれより所定の位相差で配設された電気信号より
なる複数相のステッピング電気信号を発生するパルス発
振器及びパルス分配器と、各電機子コイルの電源負極側
に挿入された1個のスイッチング素子と、各電機子コイ
ルの電源負極側に順方向に挿入された1個の第1のダイ
オードと、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング
素子の直列接続体に供電する直流電源と、複数相のステ
ッピング電気信号によりそれぞれ対応する複数相の電機
子コイルに接続したスイッチング素子をステッピング電
気信号の巾だけ導通して電機子コイルに通電し、ステッ
ピングトルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子
が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該ス
イッチング素子と電機子コイルの接続点より、第2のダ
イオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エネル
ギを小容量のコンデンサに流入充電して保持し、電機子
コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、次に
到来するステッビング電気信号により該電機子コイルの
通電が開始されたときに、同時に前記した小容量のコン
デンサに蓄積された静電エネルギを該ステッピング電気
信号により導通する半導体素子を介して該電機子コイル
に流入せしめて、通電電流の立上がりを急速とする電気
回路とより構成されたものである。第5の手段 第4
の手段に付加して、複数相のステッピング電気信号の始
端部より設定された巾だけ通電されるインダクタンスコ
イルと、該インダクタンスコイルの通電が断たれたとき
に、蓄積磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電
して、電機子コイルの蓄積磁気エネルギの流入充電によ
る静電エネルギに加算して保持することにより、電機子
コイル間の磁気エネルギの移動時における電機子コイル
の銅損と磁 心の鉄損を補充して、電機子コイルの通
電電流の立上がりを急速とする電気回路とより構成され
たものである。
を備えた複数相のリラクタンス型のステッピング電動機
において、磁性体回転子の外周面に等しい巾と等しいピ
ッチで配設された複数個の突極と固定電機子の内周面よ
り突出され、軸対称の位置にある磁極が同相となり、突
極と僅かな空隙を介して対向するとともに、電機子コイ
ルの装着される磁極の円周方面の巾が電気角で120度
若しくは180度の巾の2n個(nは3以上の正整数)
の磁極と、該磁極に装着された複数相の電機子コルと、
電気角で180度の巾で、互いに180度離間した電気
信号とこれより所定の位相差で配設された電気信号より
なる複数相のステッピング電気信号を発生するパルス発
振器及びパルス分配器と、各電機子コイルの電源負極側
に挿入された1個のスイッチング素子と、各電機子コイ
ルの電源負極側に順方向に挿入された1個の第1のダイ
オードと、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング
素子の直列接続体に供電する直流電源と、複数相のステ
ッピング電気信号によりそれぞれ対応する複数相の電機
子コイルに接続したスイッチング素子をステッピング電
気信号の巾だけ導通して電機子コイルに通電し、ステッ
ピングトルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子
が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該ス
イッチング素子と電機子コイルの接続点より、第2のダ
イオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エネル
ギを小容量のコンデンサに流入充電して保持し、電機子
コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、次に
到来するステッビング電気信号により該電機子コイルの
通電が開始されたときに、同時に前記した小容量のコン
デンサに蓄積された静電エネルギを該ステッピング電気
信号により導通する半導体素子を介して該電機子コイル
に流入せしめて、通電電流の立上がりを急速とする電気
回路とより構成されたものである。第5の手段 第4
の手段に付加して、複数相のステッピング電気信号の始
端部より設定された巾だけ通電されるインダクタンスコ
イルと、該インダクタンスコイルの通電が断たれたとき
に、蓄積磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電
して、電機子コイルの蓄積磁気エネルギの流入充電によ
る静電エネルギに加算して保持することにより、電機子
コイル間の磁気エネルギの移動時における電機子コイル
の銅損と磁 心の鉄損を補充して、電機子コイルの通
電電流の立上がりを急速とする電気回路とより構成され
たものである。
【0006】
【作用】ステッピング電気信号若しくは位置検知信号の
巾だけ電機子コイルが通電され、その末端で通電が停止
されたときに、電機子コイルの蓄積磁気エネルギが小容
量のコンデンサに流入充電して高電圧となる。従って磁
気エネルギの消滅時間は著しく小さくなるので反トルク
の発生が防止される。所定時間後に到来する次の位置検
知信号により電機子コイルの通電が開始されるが、この
ときの印加電圧は、前記したコンデンサの充電電圧と電
源電圧が加算されたものとなるので通電電流の立上がり
が急速となる。従って減トルクの発生が防止される。以
上の説明より判るように、リラクタンス型の電動機の回
転速度の上昇が不可能となる欠点を除去できる作用があ
り、第2,第3の課題を解決する作用がある。
巾だけ電機子コイルが通電され、その末端で通電が停止
されたときに、電機子コイルの蓄積磁気エネルギが小容
量のコンデンサに流入充電して高電圧となる。従って磁
気エネルギの消滅時間は著しく小さくなるので反トルク
の発生が防止される。所定時間後に到来する次の位置検
知信号により電機子コイルの通電が開始されるが、この
ときの印加電圧は、前記したコンデンサの充電電圧と電
源電圧が加算されたものとなるので通電電流の立上がり
が急速となる。従って減トルクの発生が防止される。以
上の説明より判るように、リラクタンス型の電動機の回
転速度の上昇が不可能となる欠点を除去できる作用があ
り、第2,第3の課題を解決する作用がある。
【0007】又上述したコンデンサの充電エネルギを増
大する為に、インダクタンスコイルに蓄積した磁気エネ
ルギを、電機子コイルに蓄積した磁気エネルギに加算し
たものによりコンデンサを充電している。従って充電時
の鉄損と銅損による電機子コイルの磁気エネルギの減少
を補充しし、次に通電される電機子コイルの磁気エネル
ギに転化できるので、通電電流の立上がりと降下を高速
化できる。従って高速度の回転が得られる作用がある。 電源電圧が低い場合に特に有効である。電機子コイルの
通電制御の為のスイッチング素子は電源負極側に1個が
挿入されているのみなので、高価な回路素子の数を1/
2とすることができ、又電源負極側にスイッチング素子
があるので、その導通制御の回路が簡素化される。従っ
て第1の課題を解決する作用がある。
大する為に、インダクタンスコイルに蓄積した磁気エネ
ルギを、電機子コイルに蓄積した磁気エネルギに加算し
たものによりコンデンサを充電している。従って充電時
の鉄損と銅損による電機子コイルの磁気エネルギの減少
を補充しし、次に通電される電機子コイルの磁気エネル
ギに転化できるので、通電電流の立上がりと降下を高速
化できる。従って高速度の回転が得られる作用がある。 電源電圧が低い場合に特に有効である。電機子コイルの
通電制御の為のスイッチング素子は電源負極側に1個が
挿入されているのみなので、高価な回路素子の数を1/
2とすることができ、又電源負極側にスイッチング素子
があるので、その導通制御の回路が簡素化される。従っ
て第1の課題を解決する作用がある。
【0008】
【実施例】図1以降について本発明の実施例を説明する
。各図面の同一記号のものは同一部材なので、その重複
した説明は省略する。以降の角度表示はすべて電気角で
表示する。次に本発明が適用される3相片波のリラクタ
ンス型の電動機の構成について説明する。図1は、固定
電機子と回転子の平面図である。図1において、記号1
は回転子で、その突極1a,1b,…の巾は180度、
それぞれは360度の位相差で等しいピッチで配設され
ている。回転子1は、珪素鋼板を積層した周知の手段に
より作られている。記号5は回転軸である。固定電機子
16には、磁極16a,16b,16c,16d,16
e,16fが、それ等の巾が180度で、等しい離間角
で配設されている。突極と磁極の巾は180度で等しく
されている。突極数は8個、磁極数は6個である。 電機子16も回転子1と同じ手段により作られている。 磁極16a,16b,…には、電機子コイル17a,1
7b,…がそれぞれ捲着されている。
。各図面の同一記号のものは同一部材なので、その重複
した説明は省略する。以降の角度表示はすべて電気角で
表示する。次に本発明が適用される3相片波のリラクタ
ンス型の電動機の構成について説明する。図1は、固定
電機子と回転子の平面図である。図1において、記号1
は回転子で、その突極1a,1b,…の巾は180度、
それぞれは360度の位相差で等しいピッチで配設され
ている。回転子1は、珪素鋼板を積層した周知の手段に
より作られている。記号5は回転軸である。固定電機子
16には、磁極16a,16b,16c,16d,16
e,16fが、それ等の巾が180度で、等しい離間角
で配設されている。突極と磁極の巾は180度で等しく
されている。突極数は8個、磁極数は6個である。 電機子16も回転子1と同じ手段により作られている。 磁極16a,16b,…には、電機子コイル17a,1
7b,…がそれぞれ捲着されている。
【0009】図3は、図1の磁極と回転子の展開図であ
る。図1において、円環部16及び磁極16a,16b
,…は、図示しない外筺に固定されて固定電機子となる
。記号16の部分は磁路となる磁心である。電機子コイ
ル17a,17dは直列若しくは並列に接続され、この
接続体を電機子コイル32aと呼称する。電機子コイル
17b,17e及び電機子コイル17c,17fも同様
に接続され、これ等をそれぞれ電機子コイル32b,電
機子コイル32cと呼称する。電機子コイル32bが通
電されていると、突極1b,1fが吸引されて、矢印A
方向に回転子1が回転する。120度回転すると、電機
子コイル32bの通電が断たれ、電機子コイル32cが
通電される。更に120度回転すると、電機子コイル3
2cの通電が断たれて、電機子コイル32aが通電され
る。通電モードは120度の回転毎に、電機子コイル3
2a→電機子コイル32b→電機子コイル32c→とサ
イクリツクに交替され、3相片波の電動機として駆動さ
れる。このときに軸対称の位置にある磁極は、図示のよ
うに、N,S極に着磁されている。励磁される2個の磁
極が常に異極となっている為に、非励磁磁極を通る洩れ
磁束は互いに反対方向となり、反トルクの発生が防止さ
れる。
る。図1において、円環部16及び磁極16a,16b
,…は、図示しない外筺に固定されて固定電機子となる
。記号16の部分は磁路となる磁心である。電機子コイ
ル17a,17dは直列若しくは並列に接続され、この
接続体を電機子コイル32aと呼称する。電機子コイル
17b,17e及び電機子コイル17c,17fも同様
に接続され、これ等をそれぞれ電機子コイル32b,電
機子コイル32cと呼称する。電機子コイル32bが通
電されていると、突極1b,1fが吸引されて、矢印A
方向に回転子1が回転する。120度回転すると、電機
子コイル32bの通電が断たれ、電機子コイル32cが
通電される。更に120度回転すると、電機子コイル3
2cの通電が断たれて、電機子コイル32aが通電され
る。通電モードは120度の回転毎に、電機子コイル3
2a→電機子コイル32b→電機子コイル32c→とサ
イクリツクに交替され、3相片波の電動機として駆動さ
れる。このときに軸対称の位置にある磁極は、図示のよ
うに、N,S極に着磁されている。励磁される2個の磁
極が常に異極となっている為に、非励磁磁極を通る洩れ
磁束は互いに反対方向となり、反トルクの発生が防止さ
れる。
【0010】上述した洩れ磁束を更に小さくする為には
、第1の相の磁極16a,16dをそれぞれ2個1組と
し、それぞれを電機子コイルの通電により、N,S磁極
に励磁する。それぞれの2個1組の磁極による洩れ磁束
は、他の磁極において打消されて消滅して、洩れ磁束が
殆んど無くなる。他の磁極16b,16c,…16fも
、それぞれ2個1組の構成となり、N,S極に励磁され
る2個1組の磁極となる。効果も同様で洩れ磁束が消滅
する。この場合の突極a,1b,…の数は、16個とな
る。この場合の出力トルクは2倍となる。電機子コイル
32a,32b,32cをそれぞれ第1,第2,第3の
相の電機子コイルと呼称する。図1の回転子1の突極の
数は8個であるが、回転子1の径を小さくする為に突極
数を4個とした場合にも、磁極数は6個となる。図3は
図1の電動機の突極と磁極の展開図である。図3のコイ
ル10a,10b,10cは、突極1a,1b,…の位
置を検出する為の位置検知素子で、図示の位置で電機子
16の側に固定され、コイル面 は、突極1a,1b
,…の側面に空隙を介して対向している。コイル10a
,10b,10cは120度離間している。コイルは5
ミリメートル径で100ターン位の空心のものである。 図7に、コイル10a,10b,10cより、位置検知
信号を得る為の装置が示されている。図7において、コ
イル10a,抵抗15a,15b,15cはブリッジ回
路となり、コイル10aか突極1a,1b,…に対向し
ていないときには平衡するように調整されている。従っ
て、ダイオード11a,コンデンサ12aならびにダイ
オード11b,コンデンサ12bよりなるローパスフイ
ルタの出力は等しく、オペアンプ13の出力はローレベ
ルとなる。記号10は発振器で1メガサイクル位の発振
が行なわれている。コイル10aが突極1a,1b,…
に対向すると、鉄損(渦流損とヒステリシス損)により
インピーダンスが減少するので、抵抗15aの電圧降下
が大きくなり、オペアンプ13の出力はハイレベルとな
る。
、第1の相の磁極16a,16dをそれぞれ2個1組と
し、それぞれを電機子コイルの通電により、N,S磁極
に励磁する。それぞれの2個1組の磁極による洩れ磁束
は、他の磁極において打消されて消滅して、洩れ磁束が
殆んど無くなる。他の磁極16b,16c,…16fも
、それぞれ2個1組の構成となり、N,S極に励磁され
る2個1組の磁極となる。効果も同様で洩れ磁束が消滅
する。この場合の突極a,1b,…の数は、16個とな
る。この場合の出力トルクは2倍となる。電機子コイル
32a,32b,32cをそれぞれ第1,第2,第3の
相の電機子コイルと呼称する。図1の回転子1の突極の
数は8個であるが、回転子1の径を小さくする為に突極
数を4個とした場合にも、磁極数は6個となる。図3は
図1の電動機の突極と磁極の展開図である。図3のコイ
ル10a,10b,10cは、突極1a,1b,…の位
置を検出する為の位置検知素子で、図示の位置で電機子
16の側に固定され、コイル面 は、突極1a,1b
,…の側面に空隙を介して対向している。コイル10a
,10b,10cは120度離間している。コイルは5
ミリメートル径で100ターン位の空心のものである。 図7に、コイル10a,10b,10cより、位置検知
信号を得る為の装置が示されている。図7において、コ
イル10a,抵抗15a,15b,15cはブリッジ回
路となり、コイル10aか突極1a,1b,…に対向し
ていないときには平衡するように調整されている。従っ
て、ダイオード11a,コンデンサ12aならびにダイ
オード11b,コンデンサ12bよりなるローパスフイ
ルタの出力は等しく、オペアンプ13の出力はローレベ
ルとなる。記号10は発振器で1メガサイクル位の発振
が行なわれている。コイル10aが突極1a,1b,…
に対向すると、鉄損(渦流損とヒステリシス損)により
インピーダンスが減少するので、抵抗15aの電圧降下
が大きくなり、オペアンプ13の出力はハイレベルとな
る。
【0011】ブロック回路18の入力は、図18のタイ
ムチヤートの曲線33a,33b,…となり、反転回路
13aを介する入力は、曲線33a,33b,…を反転
したものとなる。図7のブロック回路14a,14bは
、それぞれコイル10b,10cを含む上述したブロッ
ク回路と同じ構成のものを示すものである。発振器10
は共通に利用することができる。ブロック回路14aの
出力及び反転回路13bの出力は、ブロック回路18に
入力され、それらの出力信号は、図18において、曲線
34a,34b,…,及び曲線34a,34b,…を反
転したものとなる。ブロック回路14bの出力及び反転
回路13cの出力は、ブロック回路18に入力され、そ
れらの出力信号は、図18において、曲線35a,35
b,…及びこれを反転したものとなる。曲線33a,3
3b,…に対して、曲線34a,34b,…は位相が1
20度おくれ、曲線34a,34b,…に対して、曲線
35a,35b,…は位相が120度おくれている。 ブロック回路18は、3相Y型の半導体電動機の制御回
路に慣用されている回路で、上述した位置検知信号の入
力により端子18a,18b,…,18fより120度
の巾の矩形波の電気信号が得られる論理回路である。端
子18a,18b,18cの出力は、図18において、
それぞれ曲線36a,36b,…,曲線37a,37b
,…,曲線38a,38b,…として示されている。 端子18d,18e,18fの出力は、それぞれ曲線4
3a,43b,…,曲線44a,44b,…,曲線45
a,45b,…として示されている。端子18aと18
dの出力信号、端子18bと18eの出力信号,端子1
8cと18fの出力信号の位相差は180度である。又
端子18a,18b,18cの出力信号は、順次に12
0度おくれ、端子18d,18e,18fの出力信号も
同じく順次に120度おくれている。コイル10a,1
0b,10cの対向する突極1a,1b…の代りに、図
1の回転子1と同期回転する同じ形状のアルミニユーム
板を用いても同じ効果がある。
ムチヤートの曲線33a,33b,…となり、反転回路
13aを介する入力は、曲線33a,33b,…を反転
したものとなる。図7のブロック回路14a,14bは
、それぞれコイル10b,10cを含む上述したブロッ
ク回路と同じ構成のものを示すものである。発振器10
は共通に利用することができる。ブロック回路14aの
出力及び反転回路13bの出力は、ブロック回路18に
入力され、それらの出力信号は、図18において、曲線
34a,34b,…,及び曲線34a,34b,…を反
転したものとなる。ブロック回路14bの出力及び反転
回路13cの出力は、ブロック回路18に入力され、そ
れらの出力信号は、図18において、曲線35a,35
b,…及びこれを反転したものとなる。曲線33a,3
3b,…に対して、曲線34a,34b,…は位相が1
20度おくれ、曲線34a,34b,…に対して、曲線
35a,35b,…は位相が120度おくれている。 ブロック回路18は、3相Y型の半導体電動機の制御回
路に慣用されている回路で、上述した位置検知信号の入
力により端子18a,18b,…,18fより120度
の巾の矩形波の電気信号が得られる論理回路である。端
子18a,18b,18cの出力は、図18において、
それぞれ曲線36a,36b,…,曲線37a,37b
,…,曲線38a,38b,…として示されている。 端子18d,18e,18fの出力は、それぞれ曲線4
3a,43b,…,曲線44a,44b,…,曲線45
a,45b,…として示されている。端子18aと18
dの出力信号、端子18bと18eの出力信号,端子1
8cと18fの出力信号の位相差は180度である。又
端子18a,18b,18cの出力信号は、順次に12
0度おくれ、端子18d,18e,18fの出力信号も
同じく順次に120度おくれている。コイル10a,1
0b,10cの対向する突極1a,1b…の代りに、図
1の回転子1と同期回転する同じ形状のアルミニユーム
板を用いても同じ効果がある。
【0012】励磁される軸対称の磁極と突極との径方向
の磁気吸引力はバランスするので振動の発生が抑止され
る。電機子コイルの通電手段を図13につき次に説明す
る。電機子コイル32a,32b,32cの下端には、
それぞれトランジスタ20a,及び20b及び20cが
挿入されている。トランジスタ20a,20b,20c
は、スイッチング素子となるもので、同じ効果のある他
の半導体素子でもよい。直流電源正負端子2a,2bよ
り供電が行なわれている。本実施例では、トランジスタ
20a,20b,20cは電機子コイルの下端即ち電源
負極がわにあるので、その導通制御の入力回路は簡素化
される特徴がある。図8に示すものが従来周知の手段で
、電機子コイル6a,6bの両端にトランジスタ19a
,19b,…が挿入されている。従って電機子コイルの
2倍の数のトランジスタとなる。トランジスタ19a,
19b,…は、パワ素子となるので高価となり、電源正
極側のトランジスタ19a,19cは、端子19−1,
19−2の入力により導通制御をする場合に、別電源が
必要となり、この回路が高価となる。上述した2つの欠
点がある。本発明装置によるとこの欠点が除去される特
徴がある。電機子コイルの通電時に、その大きいインダ
クタンスの為に立上がりがおくれ、又通電の停止時に、
ダイオード6c,6dを介して蓄積磁気エネルギが電源
側に還流するが、このときの電流の降下もおくれる。こ
の為に回転速度と効率が低下する。電源電圧を上昇する
と上述した不都合が除去されるが、1Kw出力で1万回
転/毎分とすると、印加電圧は1000ボルト以上とな
り実用性がなくなる。本発明によると、かかる欠点も除
去される。
の磁気吸引力はバランスするので振動の発生が抑止され
る。電機子コイルの通電手段を図13につき次に説明す
る。電機子コイル32a,32b,32cの下端には、
それぞれトランジスタ20a,及び20b及び20cが
挿入されている。トランジスタ20a,20b,20c
は、スイッチング素子となるもので、同じ効果のある他
の半導体素子でもよい。直流電源正負端子2a,2bよ
り供電が行なわれている。本実施例では、トランジスタ
20a,20b,20cは電機子コイルの下端即ち電源
負極がわにあるので、その導通制御の入力回路は簡素化
される特徴がある。図8に示すものが従来周知の手段で
、電機子コイル6a,6bの両端にトランジスタ19a
,19b,…が挿入されている。従って電機子コイルの
2倍の数のトランジスタとなる。トランジスタ19a,
19b,…は、パワ素子となるので高価となり、電源正
極側のトランジスタ19a,19cは、端子19−1,
19−2の入力により導通制御をする場合に、別電源が
必要となり、この回路が高価となる。上述した2つの欠
点がある。本発明装置によるとこの欠点が除去される特
徴がある。電機子コイルの通電時に、その大きいインダ
クタンスの為に立上がりがおくれ、又通電の停止時に、
ダイオード6c,6dを介して蓄積磁気エネルギが電源
側に還流するが、このときの電流の降下もおくれる。こ
の為に回転速度と効率が低下する。電源電圧を上昇する
と上述した不都合が除去されるが、1Kw出力で1万回
転/毎分とすると、印加電圧は1000ボルト以上とな
り実用性がなくなる。本発明によると、かかる欠点も除
去される。
【0013】次に図13につき詳細を説明する。端子4
2a,42b,42cより、図18の位置検知信号曲線
36a,36b,…,曲線37a,37b,…,曲線3
8a,38b,…が入力される。上述した入力信号によ
り、トランジスタ20a,20b,20cが導通して、
電機子コイル32a,32b,32cが通電される。端
子40は電機子電流を指定する為の基準電圧である。端
子40の電圧を変更することにより、出力トルクを変更
することができる。電源スイッチ(図示せず)を投入す
ると、オペアンプ40aの−端子の入力は+端子のそれ
より低いので、オペアンプ40bの出力はハイレベルと
なり、トランジスタ4aが導通して、電圧が電機子コイ
ルの通電制御回路に印加される。抵抗22aは、電機子
コイル32a,32b,32cの電機子電流を検出する
為の抵抗である。記号40bは電流増幅回路である。
2a,42b,42cより、図18の位置検知信号曲線
36a,36b,…,曲線37a,37b,…,曲線3
8a,38b,…が入力される。上述した入力信号によ
り、トランジスタ20a,20b,20cが導通して、
電機子コイル32a,32b,32cが通電される。端
子40は電機子電流を指定する為の基準電圧である。端
子40の電圧を変更することにより、出力トルクを変更
することができる。電源スイッチ(図示せず)を投入す
ると、オペアンプ40aの−端子の入力は+端子のそれ
より低いので、オペアンプ40bの出力はハイレベルと
なり、トランジスタ4aが導通して、電圧が電機子コイ
ルの通電制御回路に印加される。抵抗22aは、電機子
コイル32a,32b,32cの電機子電流を検出する
為の抵抗である。記号40bは電流増幅回路である。
【0014】上述した位置検知信号曲線の1つが図17
のタイムチヤートの1段目に曲線36aとして示されて
いる。この曲線36aの巾だけ電機子コイル32aが通
電される。矢印23aは通電角120度を示している。 通電の初期では、電機子コイルのインダクタンスの為に
立上がりがおくれ、通電が断たれると、蓄積された磁気
エネルギが、図8のダイオード6c,6dを介して電源
に還流放電されるので、点線Gの右側の曲線25の後半
部のように降下する。正トルクの発生する区間は、矢印
23で示す180度の区間なので、反トルクの発生があ
り、出力トルクと効率を減少する。高速回転となるとこ
の現象は著しく大きくなり使用に耐えられぬものとなる
。
のタイムチヤートの1段目に曲線36aとして示されて
いる。この曲線36aの巾だけ電機子コイル32aが通
電される。矢印23aは通電角120度を示している。 通電の初期では、電機子コイルのインダクタンスの為に
立上がりがおくれ、通電が断たれると、蓄積された磁気
エネルギが、図8のダイオード6c,6dを介して電源
に還流放電されるので、点線Gの右側の曲線25の後半
部のように降下する。正トルクの発生する区間は、矢印
23で示す180度の区間なので、反トルクの発生があ
り、出力トルクと効率を減少する。高速回転となるとこ
の現象は著しく大きくなり使用に耐えられぬものとなる
。
【0015】反トルク発生の時間巾は、高速となっても
変化しないが、正トルク発生の区間23の時間巾は回転
速度に比例して小さくなるからである。他の位置検知信
号37a,38aによる電機子コイル32b,32cの
通電についても上述した事情は同様である。曲線25の
立上がりもおくれるので、出力トルクが減少する。即ち
減トルクが発生する。これは、磁極と突極により磁路が
閉じられているので大きいインダクタンスを有している
からである。リラクタンス型の電動機は大きい出力トル
クを発生する利点がある反面に回転速度を上昇せしめる
ことができない欠点があるのは、上述した反トルクと減
トルクの発生の為である。本発明装置は、図13の逆流
防止用のダイオード49a,49b,49c及び小容量
のコンデンサ47a,47b,47c及びスイッチング
用の半導体素子(記号5a,5b,…,48a,48b
)を付設して上述した欠点を除去し、又電機子コイルの
通電制御のスイッチング素子(記号20a,20b,2
0c)を電源負電圧側に1個のみ使用したことに特徴を
有するものである。曲線36aの末端で通電が断たれる
と、電機子コイル32aに蓄積された磁気エネルギは、
逆流防止用ダイオード49aにより、直流電源側に還流
しないでダイオード21aを介して、コンデンサ47a
を図示の極性に充電して、これを高電圧とする。従って
、磁気エネルギは急速に消滅して電流が急速に降下する
。
変化しないが、正トルク発生の区間23の時間巾は回転
速度に比例して小さくなるからである。他の位置検知信
号37a,38aによる電機子コイル32b,32cの
通電についても上述した事情は同様である。曲線25の
立上がりもおくれるので、出力トルクが減少する。即ち
減トルクが発生する。これは、磁極と突極により磁路が
閉じられているので大きいインダクタンスを有している
からである。リラクタンス型の電動機は大きい出力トル
クを発生する利点がある反面に回転速度を上昇せしめる
ことができない欠点があるのは、上述した反トルクと減
トルクの発生の為である。本発明装置は、図13の逆流
防止用のダイオード49a,49b,49c及び小容量
のコンデンサ47a,47b,47c及びスイッチング
用の半導体素子(記号5a,5b,…,48a,48b
)を付設して上述した欠点を除去し、又電機子コイルの
通電制御のスイッチング素子(記号20a,20b,2
0c)を電源負電圧側に1個のみ使用したことに特徴を
有するものである。曲線36aの末端で通電が断たれる
と、電機子コイル32aに蓄積された磁気エネルギは、
逆流防止用ダイオード49aにより、直流電源側に還流
しないでダイオード21aを介して、コンデンサ47a
を図示の極性に充電して、これを高電圧とする。従って
、磁気エネルギは急速に消滅して電流が急速に降下する
。
【0016】図17のタイムチヤートの1段目の曲線2
7,27a,27bは、電機子コイル32aを流れる電
流曲線でその両側の点線間が120度となっている。通
電電流は曲線27bのように急速に降下して反トルクの
発生が防止され、コンデンサ47aは高電圧に充電して
保持される。次に位置信号曲線36bにより、トランジ
スタ20aが導通して再び電機子コイル32aが通電さ
れるが、このときの印加電圧は、コンデンサ47aの充
電電圧と電源電圧(端子2a,2bの電圧)の両者とな
るので、電機子コイル39aの電流の立上がりが急速と
なる。この現象により、曲線27のように急速に立上が
る。立上がりの通電曲線27は中途で図示のように立上
がりがおそくなる。これは磁気エネルギが電機子コイル
間を移動するときに、コイルの銅損と磁心の鉄損により
熱エネルギに転化して消滅するからである。かかる不都
合を除去する手段については後述する。以上の説明のよ
うに、減トルクと反トルクの発生が除去され、又矩形波
に近い通電となるので、出力トルクが増大する。トラン
ジスタ5cのベース入力は、図18の曲線58a,58
b,…となり、曲線36a,36b,…の前半部のみが
入力され、トランジスタ5a,5cが導通する。曲線5
8a,58b,…の電気信号は、曲線36a,36b,
…と曲線44a,44b,…を入力とするアンド回路の
出力として得ることができる。コンデンサ47aの高電
圧は、電機子コイル32aの通電の初期のみに、トラン
ジスタ5a,5cの導通により電機子コイル32aに印
加されるように構成されている。
7,27a,27bは、電機子コイル32aを流れる電
流曲線でその両側の点線間が120度となっている。通
電電流は曲線27bのように急速に降下して反トルクの
発生が防止され、コンデンサ47aは高電圧に充電して
保持される。次に位置信号曲線36bにより、トランジ
スタ20aが導通して再び電機子コイル32aが通電さ
れるが、このときの印加電圧は、コンデンサ47aの充
電電圧と電源電圧(端子2a,2bの電圧)の両者とな
るので、電機子コイル39aの電流の立上がりが急速と
なる。この現象により、曲線27のように急速に立上が
る。立上がりの通電曲線27は中途で図示のように立上
がりがおそくなる。これは磁気エネルギが電機子コイル
間を移動するときに、コイルの銅損と磁心の鉄損により
熱エネルギに転化して消滅するからである。かかる不都
合を除去する手段については後述する。以上の説明のよ
うに、減トルクと反トルクの発生が除去され、又矩形波
に近い通電となるので、出力トルクが増大する。トラン
ジスタ5cのベース入力は、図18の曲線58a,58
b,…となり、曲線36a,36b,…の前半部のみが
入力され、トランジスタ5a,5cが導通する。曲線5
8a,58b,…の電気信号は、曲線36a,36b,
…と曲線44a,44b,…を入力とするアンド回路の
出力として得ることができる。コンデンサ47aの高電
圧は、電機子コイル32aの通電の初期のみに、トラン
ジスタ5a,5cの導通により電機子コイル32aに印
加されるように構成されている。
【0017】次にチョッパ回路について説明する。電機
子コイル39aの電流が増大して、その検出の為の抵抗
22aの電圧降下が増大し、基準電圧端子40の電圧(
オペアンプ40aの+端子の入力電圧)を越えると、オ
ペアンプ40aの出力がローレベルとなるので、トラン
ジスタ4aは不導通に転化し、ダイオード21cを介し
て流れる電流が減少する。オペアンプ40aのヒステリ
シス特性により、所定値の減少により、オペアンプ40
aの出力はハイレベルに復帰して、トランジスタ4aを
導通して電流が増大する。かかるサイクルを繰返して、
電機子電流は設定値に保持される。図17の曲線27a
で示す区間がチョッパ制御の行なわれている区間である
。曲線27aの高さは基準電圧端子40の電圧により規
制される。図13の電機子コイル32bは、端子42b
より入力される位置検知信号曲線37a,37b,…に
より、その巾だけトランジスタ20bの導通により通電
され、オペアンプ40a,抵抗22aによりチョッパ制
御が行なわれる。ダイオード49b,21bコンデンサ
47bの作用効果も電機子コイル32aの場合と同様で
ある。電機子コイル32cについても上述した事情は全
く同様で、端子42cに図18の位置検知信号曲線38
a,38b,…が入力されて電機子コイル32cの通電
制御が行なわれる。トランジスタ20c,4aオペアン
プ40a,抵抗22a,ダイオード49c,コンデンサ
47cの作用効果も前述した場合と全く同様である。ト
ランジスタ5dのベース入力は、図18の曲線59a,
59b,…となり、この入力によりトランジスタ5d,
5bが導通して、コンデンサ47bの高電圧により電機
子コイル32bの電流の立上がりが急速となる。 電機子コイル32cについて上述した作用は、トランジ
スタにより行なうことができるが、SCR(制御整流素
子)48aにより行なうこともできる。トランジスタ4
8bの導通は、トランジスタ20cの導通により行なわ
れるので、電機子コイル32cの通電の開始と同時に、
SCR48aは導通して、コンデンサ47cの高電圧を
電機子コイル32cに印加して、通電電流の立上がりを
急速とすることができる。SCR48aは、短時間の場
合には、定格値の100倍位の通電ができるので有効な
手段となる。コンデンサ47cの放電とともにSCR4
8aは自動的に不導通に転化する。コンデンサ47a,
47b,47cを除去して、コンデンサ47a,47b
,47cを図示のように接続しても同じ作用効果がある
。この場合には、電機子コイル32aの蓄積磁気エネル
ギは、ダイオード21a,電源,ダイオード21cを介
して、コンデンサ47aを充電するので、トランジスタ
4aに並列にダイオード4eを接続して設ける必要があ
る。
子コイル39aの電流が増大して、その検出の為の抵抗
22aの電圧降下が増大し、基準電圧端子40の電圧(
オペアンプ40aの+端子の入力電圧)を越えると、オ
ペアンプ40aの出力がローレベルとなるので、トラン
ジスタ4aは不導通に転化し、ダイオード21cを介し
て流れる電流が減少する。オペアンプ40aのヒステリ
シス特性により、所定値の減少により、オペアンプ40
aの出力はハイレベルに復帰して、トランジスタ4aを
導通して電流が増大する。かかるサイクルを繰返して、
電機子電流は設定値に保持される。図17の曲線27a
で示す区間がチョッパ制御の行なわれている区間である
。曲線27aの高さは基準電圧端子40の電圧により規
制される。図13の電機子コイル32bは、端子42b
より入力される位置検知信号曲線37a,37b,…に
より、その巾だけトランジスタ20bの導通により通電
され、オペアンプ40a,抵抗22aによりチョッパ制
御が行なわれる。ダイオード49b,21bコンデンサ
47bの作用効果も電機子コイル32aの場合と同様で
ある。電機子コイル32cについても上述した事情は全
く同様で、端子42cに図18の位置検知信号曲線38
a,38b,…が入力されて電機子コイル32cの通電
制御が行なわれる。トランジスタ20c,4aオペアン
プ40a,抵抗22a,ダイオード49c,コンデンサ
47cの作用効果も前述した場合と全く同様である。ト
ランジスタ5dのベース入力は、図18の曲線59a,
59b,…となり、この入力によりトランジスタ5d,
5bが導通して、コンデンサ47bの高電圧により電機
子コイル32bの電流の立上がりが急速となる。 電機子コイル32cについて上述した作用は、トランジ
スタにより行なうことができるが、SCR(制御整流素
子)48aにより行なうこともできる。トランジスタ4
8bの導通は、トランジスタ20cの導通により行なわ
れるので、電機子コイル32cの通電の開始と同時に、
SCR48aは導通して、コンデンサ47cの高電圧を
電機子コイル32cに印加して、通電電流の立上がりを
急速とすることができる。SCR48aは、短時間の場
合には、定格値の100倍位の通電ができるので有効な
手段となる。コンデンサ47cの放電とともにSCR4
8aは自動的に不導通に転化する。コンデンサ47a,
47b,47cを除去して、コンデンサ47a,47b
,47cを図示のように接続しても同じ作用効果がある
。この場合には、電機子コイル32aの蓄積磁気エネル
ギは、ダイオード21a,電源,ダイオード21cを介
して、コンデンサ47aを充電するので、トランジスタ
4aに並列にダイオード4eを接続して設ける必要があ
る。
【0018】電機子コイルの通電は、突極が磁極に侵入
する点より30度の区間のいずれの点でもよい。回転速
度,効率,出力トルクを考慮して調整し、位置検知素子
となるコイル10a,10b,10cの固定電機子側に
固定する位置を変更する。以上の説明より理解されるよ
うに3相片波通電の電動機として効率良く、大きい出力
と高速回転を行なうことができるので本発明の目的が達
成される。3相全波通電の場合には、片波づつを上述し
た手段により構成すれば同じ目的が達成できる。この詳
細については後述する。次に端子41a,41b,41
cより入力される電気信号について説明する。図12に
おいて、端子29aには、図18の曲線58a,58b
,…,曲線59a,59b,…,曲線60a,60b,
…がオア回路を介して入力される。曲線59a,59b
,…は、曲線37a,37b,…と曲線45a,45b
,…を入力とするアンド回路の出力として得られる。曲
線60a,60b,…も同様な手段により得られる。上
述した電気信号により、トランジスタ20dが導通する
ので、インダクタンスコイル24aが通電される。
する点より30度の区間のいずれの点でもよい。回転速
度,効率,出力トルクを考慮して調整し、位置検知素子
となるコイル10a,10b,10cの固定電機子側に
固定する位置を変更する。以上の説明より理解されるよ
うに3相片波通電の電動機として効率良く、大きい出力
と高速回転を行なうことができるので本発明の目的が達
成される。3相全波通電の場合には、片波づつを上述し
た手段により構成すれば同じ目的が達成できる。この詳
細については後述する。次に端子41a,41b,41
cより入力される電気信号について説明する。図12に
おいて、端子29aには、図18の曲線58a,58b
,…,曲線59a,59b,…,曲線60a,60b,
…がオア回路を介して入力される。曲線59a,59b
,…は、曲線37a,37b,…と曲線45a,45b
,…を入力とするアンド回路の出力として得られる。曲
線60a,60b,…も同様な手段により得られる。上
述した電気信号により、トランジスタ20dが導通する
ので、インダクタンスコイル24aが通電される。
【0019】インダクタンスコイル24aは、閉じた磁
心に捲着されたコイルでそのインダクタンスは電機子コ
イル32a,32b,…のそれとほぼ等しいものが使用
される。通電電流が増大すると、抵抗22cの電圧降下
が増大して、オペアンプ40dの+端子の入力即ち基準
電圧端子40の電圧を越えると、オペアンプ40dの出
力はローレベルに反転するので、増幅回路40eの出力
もローレベルとなり、トランジスタ4fは不導通に転化
する。インダクタンスコイル24aに蓄積された磁気エ
ネルギによる通電はトランジスタ20d,抵抗22c,
ダイオード28bを介して行なわれて電流が減少する。 所定値まで減少すると、オペアンプ40dのヒステリシ
ス特性により出力がハイレベルとなりトランジスタ4f
が導通して、インダクタンスコイル24aの電流が増大
する。かかる通電が繰返されて通電電流が、基準電圧端
子40の電圧に規制されるチョッパ回路を構成している
。位置検知信号の末端において、端子29aの入力が消
滅するので、トランジスタ20dは不導通に転化し、イ
ンダクタンスコイル24aの蓄積磁気エネルギは、ダイ
オード28aを介して小容量のコンデンサ39に流入充
電されて高電圧に保持される。
心に捲着されたコイルでそのインダクタンスは電機子コ
イル32a,32b,…のそれとほぼ等しいものが使用
される。通電電流が増大すると、抵抗22cの電圧降下
が増大して、オペアンプ40dの+端子の入力即ち基準
電圧端子40の電圧を越えると、オペアンプ40dの出
力はローレベルに反転するので、増幅回路40eの出力
もローレベルとなり、トランジスタ4fは不導通に転化
する。インダクタンスコイル24aに蓄積された磁気エ
ネルギによる通電はトランジスタ20d,抵抗22c,
ダイオード28bを介して行なわれて電流が減少する。 所定値まで減少すると、オペアンプ40dのヒステリシ
ス特性により出力がハイレベルとなりトランジスタ4f
が導通して、インダクタンスコイル24aの電流が増大
する。かかる通電が繰返されて通電電流が、基準電圧端
子40の電圧に規制されるチョッパ回路を構成している
。位置検知信号の末端において、端子29aの入力が消
滅するので、トランジスタ20dは不導通に転化し、イ
ンダクタンスコイル24aの蓄積磁気エネルギは、ダイ
オード28aを介して小容量のコンデンサ39に流入充
電されて高電圧に保持される。
【0020】トランジスタ39bのベース入力は、位置
検知信号曲線36a,36b,…の末端の微分パルスと
なっているので、トランジスタ39a,39bが導通し
て、端子46aと接続された図13の端子41aを介し
て、コンデンサ39の静電エネルギが電機子コイル32
aに流入する。このとき同時にコンデンサ47aの静電
気エネルギも電機子コイル32aに流入するので通電電
流の立ち上がり更には急速となる。前実施例では、図1
7の曲線27のように中途で、立上がりおくれるが、本
実施例では点線27cで示すように急速に立上がり、そ
の後はチョッパ作用により平坦な通電となる。従ってほ
ぼ矩形波に近い形状の通電が行なわれるので出力トルク
を増大し、又リプルトルクを減少する作用効果がある。 図12のブロック回路39−1,39−2は、トランジ
スタ39a,39bと同じ作用をする回路で、端子46
b,46cよりコンデンサ39の静電エネルギを流出せ
しめるタイミングをそれぞれ位置検知信号曲線37a,
37b,…,曲線38a,38b,…の末端とする為の
ものである。端子46b,46cは図13の端子41b
,41cにそれぞれ接続されているので同じ目的が達成
される。
検知信号曲線36a,36b,…の末端の微分パルスと
なっているので、トランジスタ39a,39bが導通し
て、端子46aと接続された図13の端子41aを介し
て、コンデンサ39の静電エネルギが電機子コイル32
aに流入する。このとき同時にコンデンサ47aの静電
気エネルギも電機子コイル32aに流入するので通電電
流の立ち上がり更には急速となる。前実施例では、図1
7の曲線27のように中途で、立上がりおくれるが、本
実施例では点線27cで示すように急速に立上がり、そ
の後はチョッパ作用により平坦な通電となる。従ってほ
ぼ矩形波に近い形状の通電が行なわれるので出力トルク
を増大し、又リプルトルクを減少する作用効果がある。 図12のブロック回路39−1,39−2は、トランジ
スタ39a,39bと同じ作用をする回路で、端子46
b,46cよりコンデンサ39の静電エネルギを流出せ
しめるタイミングをそれぞれ位置検知信号曲線37a,
37b,…,曲線38a,38b,…の末端とする為の
ものである。端子46b,46cは図13の端子41b
,41cにそれぞれ接続されているので同じ目的が達成
される。
【0021】図17の1段目の曲線26a,26b,2
6cは電機子コイルの通電曲線を示し、点線26−1と
26−2の間隔は位置検知信号の120度の巾で、点線
26−1と26−3の間隔は180度で出力トルクのあ
る区間である。曲線9a,9b,9cは出力トルク曲線
で、点線26−1の点で通電が開始され、同時に突極が
磁極に侵入しはじめる。曲線9aは電機子コイルの電流
が小さいときで、トルクは平坦であるが、電流の増大と
ともにトルクピーク値は、曲線9b,9cに示すように
左方に移動し、ピーク値の巾もせまくなる。通電の開始
される点は、上述したトルク特性と通電電流値を考慮し
て突極が磁極に侵入する点より30度おくれた区間の中
間の点となるように位置検知コイル10a,10b,1
0cの固定位置を調整することがよい。コンデンサ47
a,47b,47cは小容量の方が充電電圧が高電圧と
なるので、通電曲線の立上がりと降下を急速とし、高速
回転の電動機を得ることができ、リラクタンス型電動機
の欠点となっている低速度となる欠点が除去できる。上
述したコンデンサの容量は充電電流が回路のトランジス
タを破損しない範囲で小容量のものを使用することがよ
い。
6cは電機子コイルの通電曲線を示し、点線26−1と
26−2の間隔は位置検知信号の120度の巾で、点線
26−1と26−3の間隔は180度で出力トルクのあ
る区間である。曲線9a,9b,9cは出力トルク曲線
で、点線26−1の点で通電が開始され、同時に突極が
磁極に侵入しはじめる。曲線9aは電機子コイルの電流
が小さいときで、トルクは平坦であるが、電流の増大と
ともにトルクピーク値は、曲線9b,9cに示すように
左方に移動し、ピーク値の巾もせまくなる。通電の開始
される点は、上述したトルク特性と通電電流値を考慮し
て突極が磁極に侵入する点より30度おくれた区間の中
間の点となるように位置検知コイル10a,10b,1
0cの固定位置を調整することがよい。コンデンサ47
a,47b,47cは小容量の方が充電電圧が高電圧と
なるので、通電曲線の立上がりと降下を急速とし、高速
回転の電動機を得ることができ、リラクタンス型電動機
の欠点となっている低速度となる欠点が除去できる。上
述したコンデンサの容量は充電電流が回路のトランジス
タを破損しない範囲で小容量のものを使用することがよ
い。
【0022】次に3相全波通電の電動機に本発明を実施
した場合につき説明する。図2は平面図、図4は展開図
である。図2,図4において、回転軸5に固定した磁性
体回転子1には、180度の巾で等しい離間角の突極1
a,1b,…10個が設けられる。固定電気子16には
、電機子コイルの捲着部の巾が120度の磁極16a,
16b,…12個が等しいピッチで配設される。電機子
16は外筺9の内側に固定され、外筺9の両側の側板に
設けた軸受により、回転軸5は回動自在に支持されてい
る。磁極16a,16b,…には、それぞれ電機子コイ
ル17a,17b,…が装着されている。位置検知用の
コイル10a,10b,10cは、120度離間して図
示の位置で電機子16の側に固定され、突極1a,1b
,…の側面に対向している。コイル10a,10b,1
0cより位置検知信号を得る電気回路は、前述した図7
の電気回路で、図18のタイムチヤートの各曲線で示す
位置検知信号が得られる。
した場合につき説明する。図2は平面図、図4は展開図
である。図2,図4において、回転軸5に固定した磁性
体回転子1には、180度の巾で等しい離間角の突極1
a,1b,…10個が設けられる。固定電気子16には
、電機子コイルの捲着部の巾が120度の磁極16a,
16b,…12個が等しいピッチで配設される。電機子
16は外筺9の内側に固定され、外筺9の両側の側板に
設けた軸受により、回転軸5は回動自在に支持されてい
る。磁極16a,16b,…には、それぞれ電機子コイ
ル17a,17b,…が装着されている。位置検知用の
コイル10a,10b,10cは、120度離間して図
示の位置で電機子16の側に固定され、突極1a,1b
,…の側面に対向している。コイル10a,10b,1
0cより位置検知信号を得る電気回路は、前述した図7
の電気回路で、図18のタイムチヤートの各曲線で示す
位置検知信号が得られる。
【0023】各磁極は、電機子コイルにより図示したよ
うにN,S磁極に励磁される。電機子コイル17a,1
7gの直列若しくは並列に接続したものを電機子コイル
32aと呼称する。他の電機子コイル17b,17h,
電機子コイル17c,17i,電機子コイル17d,1
7j,電機子コイル17e,17k,電機子コイル17
f,17lの同様に接続されたものをそれぞれ電機子コ
イル32d,32b,32e,32c,32fと呼称す
る。図18の位置検知信号曲線36a,36b,…,3
7a,37b,…,38a,38b,…により、その巾
だけ、電機子コイル32a,32b,32cを通電し、
位置検知信号45a,45b,…,43a,43b,…
,44a,44b,…により、その巾だけ電機子コイル
32d,32e,32fをそれぞれ通電すると、3相全
波通電の電動機として、回転子1は矢印A方向に回転す
る。上述した通電のモードは次のように表現することも
できる。電機子コイル32a,32b,32cをそれぞ
れ第1,第2,第3の相の電機子コイルと呼称し、電機
子コイル32d,32e,32fをそれぞれ第1,第2
,第3の相の電機子コイルと呼称する。両者それぞれ片
波の通電となっている。1相の電機子コイルは第1,第
1の相の電機子コイルで構成され、2,3相の電機子コ
イルは、それぞれ第2,第2の相の電機子コイル第3,
第3の相の電機子コイルにより位置検知信号曲線36a
,36b,…,37a,37b,…,38a,38b,
…をそれぞれ第1,第2,第3の相の位置検知信号と呼
称し、位置検知信号曲線43a,43b,…,曲線44
a,44b,…,曲線45a,45b…をそれぞれ第1
,第2,第3の相の位置検知信号と呼称する。図13の
電機子コイル32a,32b,32cの通電制御回路は
、上述した3相全波通電の場合の片波通電に相当するも
のとなる。ブロック回路Eは電機子コイル32d,32
e,32fの通電制御回路で、電機子コイル32a,3
2b,32cと同様な回路となり、端子42d,42e
,42fの入力信号は、図18の曲線45a,45b,
…,曲線43a,43b,曲線44a,44b,…とな
り、それぞれの曲線の巾だけ電機子コイルは通電され、
トランジスタ4bのベースには、オペアンプ40a,増
幅回路40b,基準電圧端子40と同様な回路により制
御されるチョッパ回路が設けられて電機子電流を設定値
としている。以上の説明より判るように、3相全波通電
の電動機となり、通電電流の立上がりと降下が急速とな
り、高速度で効率の良い、リプルトルクの少ない電動機
が得られる効果がある。
うにN,S磁極に励磁される。電機子コイル17a,1
7gの直列若しくは並列に接続したものを電機子コイル
32aと呼称する。他の電機子コイル17b,17h,
電機子コイル17c,17i,電機子コイル17d,1
7j,電機子コイル17e,17k,電機子コイル17
f,17lの同様に接続されたものをそれぞれ電機子コ
イル32d,32b,32e,32c,32fと呼称す
る。図18の位置検知信号曲線36a,36b,…,3
7a,37b,…,38a,38b,…により、その巾
だけ、電機子コイル32a,32b,32cを通電し、
位置検知信号45a,45b,…,43a,43b,…
,44a,44b,…により、その巾だけ電機子コイル
32d,32e,32fをそれぞれ通電すると、3相全
波通電の電動機として、回転子1は矢印A方向に回転す
る。上述した通電のモードは次のように表現することも
できる。電機子コイル32a,32b,32cをそれぞ
れ第1,第2,第3の相の電機子コイルと呼称し、電機
子コイル32d,32e,32fをそれぞれ第1,第2
,第3の相の電機子コイルと呼称する。両者それぞれ片
波の通電となっている。1相の電機子コイルは第1,第
1の相の電機子コイルで構成され、2,3相の電機子コ
イルは、それぞれ第2,第2の相の電機子コイル第3,
第3の相の電機子コイルにより位置検知信号曲線36a
,36b,…,37a,37b,…,38a,38b,
…をそれぞれ第1,第2,第3の相の位置検知信号と呼
称し、位置検知信号曲線43a,43b,…,曲線44
a,44b,…,曲線45a,45b…をそれぞれ第1
,第2,第3の相の位置検知信号と呼称する。図13の
電機子コイル32a,32b,32cの通電制御回路は
、上述した3相全波通電の場合の片波通電に相当するも
のとなる。ブロック回路Eは電機子コイル32d,32
e,32fの通電制御回路で、電機子コイル32a,3
2b,32cと同様な回路となり、端子42d,42e
,42fの入力信号は、図18の曲線45a,45b,
…,曲線43a,43b,曲線44a,44b,…とな
り、それぞれの曲線の巾だけ電機子コイルは通電され、
トランジスタ4bのベースには、オペアンプ40a,増
幅回路40b,基準電圧端子40と同様な回路により制
御されるチョッパ回路が設けられて電機子電流を設定値
としている。以上の説明より判るように、3相全波通電
の電動機となり、通電電流の立上がりと降下が急速とな
り、高速度で効率の良い、リプルトルクの少ない電動機
が得られる効果がある。
【0024】図12のブロック回路24−3は、インダ
クタンスコイル24bの通電制御回路で、インダクタン
スコイル24aと同様な構成となっている。端子29b
には、図18の曲線61a,61b,…,曲線62a,
62b,…,曲線63a,63b,…の電気信号が入力
され、端子46d,46e,46fの出力は、図13の
ブロック回路Eの所要の端子に接続されている。トラン
ジスタ4gのベースは、オペアンプ40d,増幅回路4
0e,基準電圧端子40と同様な構成の回路により制御
され、インダクタンスコイル24bを設定された電流値
とするチョッパ回路となっている。従って、電機子コイ
ル32d,32e,32fの通電の立上がりと降下をよ
り高速とする作用効果がある。
クタンスコイル24bの通電制御回路で、インダクタン
スコイル24aと同様な構成となっている。端子29b
には、図18の曲線61a,61b,…,曲線62a,
62b,…,曲線63a,63b,…の電気信号が入力
され、端子46d,46e,46fの出力は、図13の
ブロック回路Eの所要の端子に接続されている。トラン
ジスタ4gのベースは、オペアンプ40d,増幅回路4
0e,基準電圧端子40と同様な構成の回路により制御
され、インダクタンスコイル24bを設定された電流値
とするチョッパ回路となっている。従って、電機子コイ
ル32d,32e,32fの通電の立上がりと降下をよ
り高速とする作用効果がある。
【0025】次に図9の実施例につき、3相全波通電の
電動機につき説明する。図9において、端子42a,4
2dより、位置検知信号曲線36a,36b,…と曲線
43a,43b,…の電気信号が入力される。従って電
機子コイル32aと32eには120度の巾で180度
の位相差のある通電が行なわれる。基準電圧端子40、
オペアンプ40a,増幅回路40b,トランジスタ4a
は図13の場合と同様にチョッパ回路となり、電機子電
流を設定値に保持している。電機子コイル32aの通電
が断たれると蓄積磁気エネルギはダイオード21aを介
して小容量のコンデンサ47aに流入充電され高電圧に
保持する。回転子が60度回転すると、電機子コイル3
2eの通電が開始されるが、このときに、トランジスタ
20b,5bが導通するので、コンデンサ47aの高電
圧が印加されて通電電流の立上がりを急速とする。電機
子コイル32eの通電が立たれると、蓄積磁気エネルギ
は、コンデンサ47aにダイオード21bを介して流入
充電して保持され、次に電機子コイル32aの通電が開
始されたときに、高電圧がトランジスタ5aを介して印
加し、通電電流の立上がりを急速とする。電機子コイル
32a,32eの通電が断たれたときには、コンデンサ
47aの充電による高電圧により、電流は急速に降下す
る。従って、減トルクと反トルクの発生が防止される作
用効果がある。
電動機につき説明する。図9において、端子42a,4
2dより、位置検知信号曲線36a,36b,…と曲線
43a,43b,…の電気信号が入力される。従って電
機子コイル32aと32eには120度の巾で180度
の位相差のある通電が行なわれる。基準電圧端子40、
オペアンプ40a,増幅回路40b,トランジスタ4a
は図13の場合と同様にチョッパ回路となり、電機子電
流を設定値に保持している。電機子コイル32aの通電
が断たれると蓄積磁気エネルギはダイオード21aを介
して小容量のコンデンサ47aに流入充電され高電圧に
保持する。回転子が60度回転すると、電機子コイル3
2eの通電が開始されるが、このときに、トランジスタ
20b,5bが導通するので、コンデンサ47aの高電
圧が印加されて通電電流の立上がりを急速とする。電機
子コイル32eの通電が立たれると、蓄積磁気エネルギ
は、コンデンサ47aにダイオード21bを介して流入
充電して保持され、次に電機子コイル32aの通電が開
始されたときに、高電圧がトランジスタ5aを介して印
加し、通電電流の立上がりを急速とする。電機子コイル
32a,32eの通電が断たれたときには、コンデンサ
47aの充電による高電圧により、電流は急速に降下す
る。従って、減トルクと反トルクの発生が防止される作
用効果がある。
【0026】トランジスタ5a,5bの代りに図13で
説明したSCR48a,トランジスタ48bを利用した
回路とすると、実用的な回路とすることができる。コン
デンサ47aを除去し、コンデンサ47aを付設しても
同じ目的が達成できる。この場合には、ダイオード4e
が必要となる。ブロック回路B,Cは、電機子コイル3
2b,32fと電機子コイル32c,32dの通電を、
端子42bの入力(図18の曲線37a,37b,…)
端子42eの入力(曲線44a,44b,…)端子42
cの入力(曲線38a,38b,…)端子42fの入力
(曲線45a,45b,…)に行なう通電制御回路で、
電機子コイル32a,32eの場合と同じ構成である。 トランジスタ4b,4cによる電機子電流のチョッパ回
路も同じ構成となっている。従って作用効果も同様であ
る。図17のタイムチャートにおいて、曲線31a,3
1b,31cは、位置検知信号曲線36a,36b,…
と曲線43a,…による電機子コイル32a,32eの
通電曲線である。曲線31d,31eは同じく電機子コ
イル32b,32fの通電曲線である。曲線31f,3
1g,31fも同じく電機子コイル32c,32dの通
電曲線を示している。
説明したSCR48a,トランジスタ48bを利用した
回路とすると、実用的な回路とすることができる。コン
デンサ47aを除去し、コンデンサ47aを付設しても
同じ目的が達成できる。この場合には、ダイオード4e
が必要となる。ブロック回路B,Cは、電機子コイル3
2b,32fと電機子コイル32c,32dの通電を、
端子42bの入力(図18の曲線37a,37b,…)
端子42eの入力(曲線44a,44b,…)端子42
cの入力(曲線38a,38b,…)端子42fの入力
(曲線45a,45b,…)に行なう通電制御回路で、
電機子コイル32a,32eの場合と同じ構成である。 トランジスタ4b,4cによる電機子電流のチョッパ回
路も同じ構成となっている。従って作用効果も同様であ
る。図17のタイムチャートにおいて、曲線31a,3
1b,31cは、位置検知信号曲線36a,36b,…
と曲線43a,…による電機子コイル32a,32eの
通電曲線である。曲線31d,31eは同じく電機子コ
イル32b,32fの通電曲線である。曲線31f,3
1g,31fも同じく電機子コイル32c,32dの通
電曲線を示している。
【0027】次に図9の端子41の入力信号につき、図
10につき説明する。図10において、前述した図12
と同一記号の部材は同一部材で、その作用も同じである
。端子29aの入力は、図9の端子42a,42dの入
力信号がオア回路を介して入力される。従って、インダ
クタンスコイル24aには、120度の巾の通電が60
度離間して行なわれ、図9の電機子コイル32a,32
eの通電が断たれたときに同時にインダクタンスコイル
24aの通電が断たれる。従ってインダクタンスコイル
の蓄積磁気エネルギは、ダイオード28aを介して端子
46aより出力される。端子46aは図9の端子41に
接続されているので、コンデンサ47aの静電エネルギ
は、電機子コイルとインダクタンスコイルの磁気エネル
ギが加算されたものとなる。従って、電機子コイルの通
電電流の立上がりが急速となり本発明の目的が達成され
る。
10につき説明する。図10において、前述した図12
と同一記号の部材は同一部材で、その作用も同じである
。端子29aの入力は、図9の端子42a,42dの入
力信号がオア回路を介して入力される。従って、インダ
クタンスコイル24aには、120度の巾の通電が60
度離間して行なわれ、図9の電機子コイル32a,32
eの通電が断たれたときに同時にインダクタンスコイル
24aの通電が断たれる。従ってインダクタンスコイル
の蓄積磁気エネルギは、ダイオード28aを介して端子
46aより出力される。端子46aは図9の端子41に
接続されているので、コンデンサ47aの静電エネルギ
は、電機子コイルとインダクタンスコイルの磁気エネル
ギが加算されたものとなる。従って、電機子コイルの通
電電流の立上がりが急速となり本発明の目的が達成され
る。
【0028】ブロック回路24−1,24−2は、イン
ダクタンスコイル24b,24cの通電制御回路で、イ
ンダクタンスコイル24aの通電制御回路と同じ構成と
なっている。トランジスタ4g,4hは、トランジスタ
4fに対応するもので、それぞれチョッパ回路が付設さ
れ通電電流を設定値に保持している。端子29bには、
図9の端子42b,42eの入力信号が入力され、端子
29cには図9の端子42c,42fの入力信号が入力
される。端子46b,46cの出力信号は、端子46a
の出力信号に対応するもので、これ等にそれぞれ接続し
た図9のブロック回路B,Cに含まれる小容量のコンデ
ンサを充電するように構成されている。従って、電機子
コイルの通電電流の立上がりを急速とする作用効果があ
る。
ダクタンスコイル24b,24cの通電制御回路で、イ
ンダクタンスコイル24aの通電制御回路と同じ構成と
なっている。トランジスタ4g,4hは、トランジスタ
4fに対応するもので、それぞれチョッパ回路が付設さ
れ通電電流を設定値に保持している。端子29bには、
図9の端子42b,42eの入力信号が入力され、端子
29cには図9の端子42c,42fの入力信号が入力
される。端子46b,46cの出力信号は、端子46a
の出力信号に対応するもので、これ等にそれぞれ接続し
た図9のブロック回路B,Cに含まれる小容量のコンデ
ンサを充電するように構成されている。従って、電機子
コイルの通電電流の立上がりを急速とする作用効果があ
る。
【0029】次に図11につき本発明による3相片波通
電の場合の通電制御回路の実施例を説明する。端子42
a,42b,42cの位置検知信号の入力は、それぞれ
図18の曲線36a,36b,…,曲線37a,37b
,…,曲線38a,38b,…である。電機子コイル3
2a,32b,32cは、120度の巾で順次に連続し
て通電される。トランジスタ4a,オペアンプ40a,
増幅回路40b,抵抗22a,基準電圧端子40は、前
実施例の同一記号の部材と同じ部材で、電機子電流を設
定値に保持するチョッパ回路となる。端子42aの入力
により通電されている電機子コイル32aの通電が断た
れると、蓄積磁気エネルギは、ダイオード21aを介し
て小容量のコンデンサ47aを図示の極性に高電圧に充
電する。このときにトランジスタ5aは不導通に保持さ
れている。回転子が240度回転すると、端子42cの
入力により、トランジスタ20cが導通して電機子コイ
ル32cの通電が開始されるが同時にトランジスタ5a
が導通するので、コンデンサ47aの高電圧が印加され
て通電電流の立上がりが急速となる。コンデンサ47a
の容量は小さい程電流の立上がりは急速となるが、高電
圧に充電されるので、他の半導体素子の耐電圧を考慮し
て小容量のコンデンサとする必要がある。電機子コイル
32cの通電が断たれると、蓄積磁気エネルギはダイオ
ード21cを介してコンデンサ47cを充電して高電圧
に保持する。回転子が240度回転すると、端子42b
の入力により、トランジスタ20bが導通して電機子コ
イル32bの通電が開始されるが、同時にトランジスタ
5cが導通するので、電機子コイル32bに、コンデン
サ47cの高電圧が印加され通電電流の立上がりが急速
となる。
電の場合の通電制御回路の実施例を説明する。端子42
a,42b,42cの位置検知信号の入力は、それぞれ
図18の曲線36a,36b,…,曲線37a,37b
,…,曲線38a,38b,…である。電機子コイル3
2a,32b,32cは、120度の巾で順次に連続し
て通電される。トランジスタ4a,オペアンプ40a,
増幅回路40b,抵抗22a,基準電圧端子40は、前
実施例の同一記号の部材と同じ部材で、電機子電流を設
定値に保持するチョッパ回路となる。端子42aの入力
により通電されている電機子コイル32aの通電が断た
れると、蓄積磁気エネルギは、ダイオード21aを介し
て小容量のコンデンサ47aを図示の極性に高電圧に充
電する。このときにトランジスタ5aは不導通に保持さ
れている。回転子が240度回転すると、端子42cの
入力により、トランジスタ20cが導通して電機子コイ
ル32cの通電が開始されるが同時にトランジスタ5a
が導通するので、コンデンサ47aの高電圧が印加され
て通電電流の立上がりが急速となる。コンデンサ47a
の容量は小さい程電流の立上がりは急速となるが、高電
圧に充電されるので、他の半導体素子の耐電圧を考慮し
て小容量のコンデンサとする必要がある。電機子コイル
32cの通電が断たれると、蓄積磁気エネルギはダイオ
ード21cを介してコンデンサ47cを充電して高電圧
に保持する。回転子が240度回転すると、端子42b
の入力により、トランジスタ20bが導通して電機子コ
イル32bの通電が開始されるが、同時にトランジスタ
5cが導通するので、電機子コイル32bに、コンデン
サ47cの高電圧が印加され通電電流の立上がりが急速
となる。
【0030】電機子コイル32bの通電が断たれると、
コンデンサ47bが高電圧に充電される。回転子が24
0度回転すると、端子42aの入力によりトランジスタ
20aが導通するので、トランジスタ5bも導通し、電
機子コイル32aの通電電流の立上がりが急速となる。 各電機子コイルの通電が断たれたときに、磁気エネルギ
が対応する小容量のコンデンサに流入充電するので、通
電電流の降下が急速となる。以上の説明により判るよう
に、減トルクと反トルクの発生が防止され、高速、高効
率の電動機が得られ、高価なパワ素子が電機子コイルの
負極側に1個挿入されているのみなので廉価となり本発
明の目的が達成される。コンデンサ47a,47b,4
7cを除去し、コンデンサ47a,47b,47cを付
設しても同じ作用がある。前述した他の実施例も同様で
あるが、ダイオード49a,49b,49cは、コンデ
ンサ47a,47b,47cの高電圧により電源側に通
電されることを防止する為のものである。3相両波通電
の場合には、ブロック回路Dが付加される。ブロック回
路Dは電機子コイル32d,32e,32fの通電制御
をする前述した回路と同じ構成のものである。端子42
d,42e,42fには、それぞれ図18の位置検知信
号曲線43a,43b,…とその下段の2系列の曲線の
電気信号が入力され、各電機子コイルに120度の巾の
通電を行なうように構成されている。トランジスタ4b
のベースは、オペアンプ40aを含むチョッパ回路と同
じ回路が付設されて、電機子電流を設定値に保持してい
る。以上の構成なので本発明の目的が達成される3相全
波通電のリラクタンス型電動機が得られる。
コンデンサ47bが高電圧に充電される。回転子が24
0度回転すると、端子42aの入力によりトランジスタ
20aが導通するので、トランジスタ5bも導通し、電
機子コイル32aの通電電流の立上がりが急速となる。 各電機子コイルの通電が断たれたときに、磁気エネルギ
が対応する小容量のコンデンサに流入充電するので、通
電電流の降下が急速となる。以上の説明により判るよう
に、減トルクと反トルクの発生が防止され、高速、高効
率の電動機が得られ、高価なパワ素子が電機子コイルの
負極側に1個挿入されているのみなので廉価となり本発
明の目的が達成される。コンデンサ47a,47b,4
7cを除去し、コンデンサ47a,47b,47cを付
設しても同じ作用がある。前述した他の実施例も同様で
あるが、ダイオード49a,49b,49cは、コンデ
ンサ47a,47b,47cの高電圧により電源側に通
電されることを防止する為のものである。3相両波通電
の場合には、ブロック回路Dが付加される。ブロック回
路Dは電機子コイル32d,32e,32fの通電制御
をする前述した回路と同じ構成のものである。端子42
d,42e,42fには、それぞれ図18の位置検知信
号曲線43a,43b,…とその下段の2系列の曲線の
電気信号が入力され、各電機子コイルに120度の巾の
通電を行なうように構成されている。トランジスタ4b
のベースは、オペアンプ40aを含むチョッパ回路と同
じ回路が付設されて、電機子電流を設定値に保持してい
る。以上の構成なので本発明の目的が達成される3相全
波通電のリラクタンス型電動機が得られる。
【0031】電機子コイルの通電電流の立上がりを更に
急速とする手段として図12の回路が使用される。図1
2の回路の作用は前述した通りなので説明は省略する。 図12の端子46a,46b,46cはそれぞれ図11
の端子41a,41b,41cに接続されている。コン
デンサ39の高電圧により通電電流の立上がりがより急
速となる。3相全波通電の場合には、図12の端子46
d,46e,46fの出力が、図11のブロック回路D
の対応する端子に入力されている。
急速とする手段として図12の回路が使用される。図1
2の回路の作用は前述した通りなので説明は省略する。 図12の端子46a,46b,46cはそれぞれ図11
の端子41a,41b,41cに接続されている。コン
デンサ39の高電圧により通電電流の立上がりがより急
速となる。3相全波通電の場合には、図12の端子46
d,46e,46fの出力が、図11のブロック回路D
の対応する端子に入力されている。
【0032】本発明の技術は2相全波通電の電動機に適
用することができる。次にその詳細を説明する。この場
合の平面図は省略してあるが、展開図が図5に示されて
いる。図5において、円環部16及び磁極16a,16
b,…は、珪素鋼板を積層化する周知の手段により作ら
れ、図示しない外筺に固定されて電機子となる。記号1
6の部分は磁路となる磁心である。磁極16a,16b
,…には、電機子コイル17a,17b,…が捲着され
ている。回転子1の外周部には、突極1a,1b,…が
設けられ、磁極16a,16b,…と0.1〜0.2ミ
リメートル位の空隙を介して対向している。回転子1も
、電機子16と同じ手段により作られている。突極は6
個となり、等しい離間角となっている。磁極16a,1
6b,…の先端部の巾は120度で8個が等しいピッチ
で配設されている。電機子コイル17b,17fが通電
されると、突極1b,1eが吸引されて、矢印A方向に
回転する。90度回転すると、電機子コイル17b,1
7fの通電が停止され、電機子コイル17c,17gが
通電されるので、突極1c,1fによるトルクが発生す
る。磁極16b,16cはN極,磁極16f,16gは
S極となる。かかる極性の磁化は磁束の洩による反トル
クを小さくする為である。次の90度の回転では、磁極
16d,16hは図示のN,S極性となる。次の90度
の回転、その次の90度の回転では各磁極は、順次に図
示の極性に磁化される。
用することができる。次にその詳細を説明する。この場
合の平面図は省略してあるが、展開図が図5に示されて
いる。図5において、円環部16及び磁極16a,16
b,…は、珪素鋼板を積層化する周知の手段により作ら
れ、図示しない外筺に固定されて電機子となる。記号1
6の部分は磁路となる磁心である。磁極16a,16b
,…には、電機子コイル17a,17b,…が捲着され
ている。回転子1の外周部には、突極1a,1b,…が
設けられ、磁極16a,16b,…と0.1〜0.2ミ
リメートル位の空隙を介して対向している。回転子1も
、電機子16と同じ手段により作られている。突極は6
個となり、等しい離間角となっている。磁極16a,1
6b,…の先端部の巾は120度で8個が等しいピッチ
で配設されている。電機子コイル17b,17fが通電
されると、突極1b,1eが吸引されて、矢印A方向に
回転する。90度回転すると、電機子コイル17b,1
7fの通電が停止され、電機子コイル17c,17gが
通電されるので、突極1c,1fによるトルクが発生す
る。磁極16b,16cはN極,磁極16f,16gは
S極となる。かかる極性の磁化は磁束の洩による反トル
クを小さくする為である。次の90度の回転では、磁極
16d,16hは図示のN,S極性となる。次の90度
の回転、その次の90度の回転では各磁極は、順次に図
示の極性に磁化される。
【0033】上述した励磁により、回転子1は、矢印A
方向に回転して2相の全波通電の電動機となるものであ
る。通電区間の巾が90度より大きくても同じく回転す
る。電機子コイルの捲着される磁極の巾は120度とな
っているので、捲着空間が大きくなる。次に図14につ
いて電機子コイルの通電制御を説明する。図14におい
て、電機子コイルK,Mは、図5の電機子コイル17a
,17e及び17c,17gをそれぞれ示し、2個の電
機子コイルは、直列若しくは並列に接続されている。 電機子コイルK,Mの下端には、それぞれトランジスタ
20a,20b,が挿入されている。トランジスタ20
a,20b,は、半導体スイッチング素子となるもので
、同じ効果のある他の半導体素子でもよい。直流電源正
負端子2a,2bより供電が行なわれている。端子42
aよりハイレベルの電気信号が入力されると、トランジ
スタ20aが導通して、電機子コイルKが通電される。 端子42cよりハイレベルの電気信号が入力されると、
トランジスタ20bが導通して、電機子コイルMが通電
される。図5の回転子3は導体板で作られ、回転子1と
同軸で同期回転しているものである。回転子3には突出
部3a,3b,…が設けられ、突出部の巾は90度乃至
150度である。コイル10d,10e,10d,10
eは、前述したコイル10a,10b,10cと同じ構
成のもので、突出部3a,3b,…に対向し、コイル1
0d,10eは90度離間し、コイル10d,10eは
それぞれコイル10d,10eより180度離間してい
る。
方向に回転して2相の全波通電の電動機となるものであ
る。通電区間の巾が90度より大きくても同じく回転す
る。電機子コイルの捲着される磁極の巾は120度とな
っているので、捲着空間が大きくなる。次に図14につ
いて電機子コイルの通電制御を説明する。図14におい
て、電機子コイルK,Mは、図5の電機子コイル17a
,17e及び17c,17gをそれぞれ示し、2個の電
機子コイルは、直列若しくは並列に接続されている。 電機子コイルK,Mの下端には、それぞれトランジスタ
20a,20b,が挿入されている。トランジスタ20
a,20b,は、半導体スイッチング素子となるもので
、同じ効果のある他の半導体素子でもよい。直流電源正
負端子2a,2bより供電が行なわれている。端子42
aよりハイレベルの電気信号が入力されると、トランジ
スタ20aが導通して、電機子コイルKが通電される。 端子42cよりハイレベルの電気信号が入力されると、
トランジスタ20bが導通して、電機子コイルMが通電
される。図5の回転子3は導体板で作られ、回転子1と
同軸で同期回転しているものである。回転子3には突出
部3a,3b,…が設けられ、突出部の巾は90度乃至
150度である。コイル10d,10e,10d,10
eは、前述したコイル10a,10b,10cと同じ構
成のもので、突出部3a,3b,…に対向し、コイル1
0d,10eは90度離間し、コイル10d,10eは
それぞれコイル10d,10eより180度離間してい
る。
【0034】図6は上述したコイルより位置検知信号を
得る電気回路である。発振器10,コイル10d,抵抗
15a,15b,…,オペアンプ13等は、図7の同一
記号のものと同じ部材である。従って端子7aより、1
20度の巾の突出部3a,3b,…と同じ巾と位相差を
有する矩形波の電気信号が得られる。コイル10dより
得られる位置検知信号が図19のタイムチヤートにおい
て、曲線50a,50b,…として示されている。コイ
ル10eを含む同じ構成のブロック回路8a,コイル1
0d,10eを含む同じ構成のブロック回路8b,8c
の端子7b,7c,7dより位置検知信号が得られる。 端子7bの出力信号は、図19において曲線52a,5
2b,…として示され、端子7c,7dの出力信号は,
それぞれ曲線51a,51b,…及び曲線53a,53
b,…として示されている。各曲線の巾は120度で、
順次に位相が90度おくれている。図5の突出部3a,
3b,…の巾を90度に変更すると、コイル10d,1
0e,10d,10eより得られる位置検知信号は図1
9のタイムチヤートにおいて、曲線54a,54b,…
,曲線55a,55b,…,曲線56a,56b,…,
曲線57a,57b,…として示されている。各曲線の
巾は90度で、順次に位相が90度おくれている。 矢印50は180度の区間を示している。
得る電気回路である。発振器10,コイル10d,抵抗
15a,15b,…,オペアンプ13等は、図7の同一
記号のものと同じ部材である。従って端子7aより、1
20度の巾の突出部3a,3b,…と同じ巾と位相差を
有する矩形波の電気信号が得られる。コイル10dより
得られる位置検知信号が図19のタイムチヤートにおい
て、曲線50a,50b,…として示されている。コイ
ル10eを含む同じ構成のブロック回路8a,コイル1
0d,10eを含む同じ構成のブロック回路8b,8c
の端子7b,7c,7dより位置検知信号が得られる。 端子7bの出力信号は、図19において曲線52a,5
2b,…として示され、端子7c,7dの出力信号は,
それぞれ曲線51a,51b,…及び曲線53a,53
b,…として示されている。各曲線の巾は120度で、
順次に位相が90度おくれている。図5の突出部3a,
3b,…の巾を90度に変更すると、コイル10d,1
0e,10d,10eより得られる位置検知信号は図1
9のタイムチヤートにおいて、曲線54a,54b,…
,曲線55a,55b,…,曲線56a,56b,…,
曲線57a,57b,…として示されている。各曲線の
巾は90度で、順次に位相が90度おくれている。 矢印50は180度の区間を示している。
【0035】図14の端子42a,42cより入力され
る第1の相の第1,第1位置検知信号はそれぞれ曲線5
0a,50b,…と曲線51a,51b,…となってい
る。端子42b,42dに入力される第2の相の第2,
第2の位置検知信号は、それぞれ曲線51a,51b,
…と曲線53a,53b,…となる。第1,第1の位置
検知信号がそれぞれ端子42a,42cに入力されるの
で、各トランジスタの導通制御が行なわれて、第1の相
の電機子コイルKと電機子コイルMが各位置検知信号に
対応して120度の巾の通電が行なわれる。位置検知信
号50aによる電機子コイルKの通電電流は、図17の
1段目の曲線27aで示すことができる。ただし点線間
の巾は120度とする。トルク発生の状態とその特徴は
、前述した実施例図9と全く同様である。オペアンプ4
0a,基準電圧端子40の電圧、抵抗22a,トランジ
スタ4aによる通電電流のチョッパ制御により、所定の
値の電流値とする作用も前実施例と同様である。ダイオ
ード49a,コンデンサ47a,トランジスタ5a,5
bの作用効果も同様で、曲線27の立上がりを急速とし
、曲線27b部の降下を急速とする作用効果がある。
る第1の相の第1,第1位置検知信号はそれぞれ曲線5
0a,50b,…と曲線51a,51b,…となってい
る。端子42b,42dに入力される第2の相の第2,
第2の位置検知信号は、それぞれ曲線51a,51b,
…と曲線53a,53b,…となる。第1,第1の位置
検知信号がそれぞれ端子42a,42cに入力されるの
で、各トランジスタの導通制御が行なわれて、第1の相
の電機子コイルKと電機子コイルMが各位置検知信号に
対応して120度の巾の通電が行なわれる。位置検知信
号50aによる電機子コイルKの通電電流は、図17の
1段目の曲線27aで示すことができる。ただし点線間
の巾は120度とする。トルク発生の状態とその特徴は
、前述した実施例図9と全く同様である。オペアンプ4
0a,基準電圧端子40の電圧、抵抗22a,トランジ
スタ4aによる通電電流のチョッパ制御により、所定の
値の電流値とする作用も前実施例と同様である。ダイオ
ード49a,コンデンサ47a,トランジスタ5a,5
bの作用効果も同様で、曲線27の立上がりを急速とし
、曲線27b部の降下を急速とする作用効果がある。
【0036】電機子コイルL,Nの通電制御をするブロ
ック回路Fは、電機子コイルK,Mの通電制御の回路と
同じ構成のもので、トランジスタ4bのベース制御は、
オペアンプ40a、増幅回路40b,基準電圧端子40
によるものと同様な回路により行なわれて、電機子電流
を設定値に保持する。コンデンサ47aを除去して、コ
ンデンサ47aを付設しても同じ作用効果がある。この
場合には、ダイオード4eを付設する必要がある。トラ
ンジスタ4bにも同じくダイオードが付設される。電機
子コイルLは、図19の曲線52a,52b,…の巾だ
け通電され、電機子コイルNは、曲線53a,53b,
…の巾だけ通電され、通電電流の立上がりと降下は急速
となる。以上の説明のように、2相全波通電のリラクタ
ンス型電動機となり、本発明の目的が達成される。端子
42a,42cに図19の曲線54a,54b,…と曲
線56a,56b,…の電気信号を入力し、端子42b
,42dに曲線55a,55b,…と曲線57a,57
b,…の電気信号を入力すると、90度の巾の通電とす
ることができる。90度の巾の通電のときには、出力ト
ルクは減少するが、高速度(出力1Kwで10万回転毎
分)の運転が可能である。120度の巾のときには、回
転速度が1/2位に低下するが、出力トルクが増大する
特徴がある。図5において、磁極巾を180度とし、突
極数を10個としても実施することができる。又磁極巾
を120度として、磁極数を8n個(nは正整数)とし
ても実施できる。この場合には対応して突極数も増大す
る。磁極数を増加すると出力トルクが増大する。しかし
回転速度は低下する。図17の3段目の曲線30a,3
0b,…は、励磁コイルK,Mの通電電流を示し、曲線
30c,30dは励磁コイルL,Sの通電電流を示して
いる。曲線54a,55a,56a,57aは位置検知
信号曲線である。通電区間は120度で出力トルクも連
続し、重なる部分がないのでリプルトルクも少なくなる
特徴がある。
ック回路Fは、電機子コイルK,Mの通電制御の回路と
同じ構成のもので、トランジスタ4bのベース制御は、
オペアンプ40a、増幅回路40b,基準電圧端子40
によるものと同様な回路により行なわれて、電機子電流
を設定値に保持する。コンデンサ47aを除去して、コ
ンデンサ47aを付設しても同じ作用効果がある。この
場合には、ダイオード4eを付設する必要がある。トラ
ンジスタ4bにも同じくダイオードが付設される。電機
子コイルLは、図19の曲線52a,52b,…の巾だ
け通電され、電機子コイルNは、曲線53a,53b,
…の巾だけ通電され、通電電流の立上がりと降下は急速
となる。以上の説明のように、2相全波通電のリラクタ
ンス型電動機となり、本発明の目的が達成される。端子
42a,42cに図19の曲線54a,54b,…と曲
線56a,56b,…の電気信号を入力し、端子42b
,42dに曲線55a,55b,…と曲線57a,57
b,…の電気信号を入力すると、90度の巾の通電とす
ることができる。90度の巾の通電のときには、出力ト
ルクは減少するが、高速度(出力1Kwで10万回転毎
分)の運転が可能である。120度の巾のときには、回
転速度が1/2位に低下するが、出力トルクが増大する
特徴がある。図5において、磁極巾を180度とし、突
極数を10個としても実施することができる。又磁極巾
を120度として、磁極数を8n個(nは正整数)とし
ても実施できる。この場合には対応して突極数も増大す
る。磁極数を増加すると出力トルクが増大する。しかし
回転速度は低下する。図17の3段目の曲線30a,3
0b,…は、励磁コイルK,Mの通電電流を示し、曲線
30c,30dは励磁コイルL,Sの通電電流を示して
いる。曲線54a,55a,56a,57aは位置検知
信号曲線である。通電区間は120度で出力トルクも連
続し、重なる部分がないのでリプルトルクも少なくなる
特徴がある。
【0037】各実施例において、磁極と突極に歯を設け
ることにより、出力トルクを増大できる。本発明装置で
は高速回転転ができる構成となっているので、出力トル
クの増大できる利点のみが得られて有効な技術手段を供
与できる。図1の実施例において、磁極数を2n個(n
は3以上の正整数)としても実施できる。突極数は対応
して多くなる。出力トルクが増大して、しかも回転速度
を低下しない作用効果がある。径の大きい電動機に有効
な技術となる。
ることにより、出力トルクを増大できる。本発明装置で
は高速回転転ができる構成となっているので、出力トル
クの増大できる利点のみが得られて有効な技術手段を供
与できる。図1の実施例において、磁極数を2n個(n
は3以上の正整数)としても実施できる。突極数は対応
して多くなる。出力トルクが増大して、しかも回転速度
を低下しない作用効果がある。径の大きい電動機に有効
な技術となる。
【0038】図14のトランジスタ5a,5bの代りに
、図13で示したSCR48aを利用することもできる
。図13で示したように、各電機子コイルに独立に逆流
防止用のダイオード49a,49b,…とコンデンサ4
7a,47b,…を1個づつ設けた通電制御回路として
も本発明を実施することができる。電機子コイルの通電
電流の立上がりをより高速とする為には、前述した図1
0の回路が使用される。端子29aの入力信号は、図1
4の端子42a,42cの入力が使用され、端子29b
の入力信号は、図14の端子42b,42dの入力が使
用される。図10の端子46a,46bは、図14の端
子41及びブロック回路Fの対応する端子とそれぞれ接
続される。ブロック回路24−2は除去される。電機子
コイルKの通電中には、インダクタンスコイル24aも
通電され、両者の通電が断たれると、両者の蓄積磁気エ
ネルギはコンデンサ47aを充電し高電圧となる。従っ
て通電電流の降下を急速とする。次に電機子コイルMが
通電されると、コンデンサ47aの電圧により、立上が
りが急速となる。これは電機子コイルの銅損と磁心の鉄
損をインダクタンスコイルの磁気エネルギが補充するか
らである。インダクタンスコイル24b,電機子コイル
L,Sについても上述した事情は全く同様である。イン
ダクタンスコイル24a,24bの蓄積磁気エネルギは
、銅損と鉄損を補充する為のものなので、通電電流は補
充するだけの電流値でよく、通電手段は、チョッパ回路
でなく他の手段例えば回転速度に反比例した電圧を印加
しても同じ目的が達成される。通電区間は位置検知信号
の巾より小さくても同じ目的が達成できる。
、図13で示したSCR48aを利用することもできる
。図13で示したように、各電機子コイルに独立に逆流
防止用のダイオード49a,49b,…とコンデンサ4
7a,47b,…を1個づつ設けた通電制御回路として
も本発明を実施することができる。電機子コイルの通電
電流の立上がりをより高速とする為には、前述した図1
0の回路が使用される。端子29aの入力信号は、図1
4の端子42a,42cの入力が使用され、端子29b
の入力信号は、図14の端子42b,42dの入力が使
用される。図10の端子46a,46bは、図14の端
子41及びブロック回路Fの対応する端子とそれぞれ接
続される。ブロック回路24−2は除去される。電機子
コイルKの通電中には、インダクタンスコイル24aも
通電され、両者の通電が断たれると、両者の蓄積磁気エ
ネルギはコンデンサ47aを充電し高電圧となる。従っ
て通電電流の降下を急速とする。次に電機子コイルMが
通電されると、コンデンサ47aの電圧により、立上が
りが急速となる。これは電機子コイルの銅損と磁心の鉄
損をインダクタンスコイルの磁気エネルギが補充するか
らである。インダクタンスコイル24b,電機子コイル
L,Sについても上述した事情は全く同様である。イン
ダクタンスコイル24a,24bの蓄積磁気エネルギは
、銅損と鉄損を補充する為のものなので、通電電流は補
充するだけの電流値でよく、通電手段は、チョッパ回路
でなく他の手段例えば回転速度に反比例した電圧を印加
しても同じ目的が達成される。通電区間は位置検知信号
の巾より小さくても同じ目的が達成できる。
【0039】次に本発明の手段をマグネット回転子を有
する周知の直流ブラシレス3相電動機に適用した実施例
につき説明する。図15において、、電機子コイル32
a,32eは、第1の相の磁極にバイフアラ巻きされた
電機子コイルで、一般には1個の電機子コイルとなり往
復通電が行なわれているものである。電機子コイル32
aが通電されると磁極はN極に励磁され、電機子コイル
32eが通電されるとその磁極はS極に励磁される。第
2の相の電機子コイル32b,32f及び第3の相の電
機子コイル32c,32dについても上記した事情は全
く同様である。端子42a,42dには、図18の位置
検知信号曲線36a,36b,…と曲線34a,34b
,…がそれぞれ入力される。図9の回路と同一の構成と
なっているので、その作用効果も同様である。ブロック
回路B,Cはそれぞれ電機子コイル32b,32fと電
機子コイル32c,32dの通電制御の為の回路で、上
述した回路と同じ構成である。端子42b,42eには
、図18の曲線37a,37b,…と曲線44a,44
b,…の電気信号が入力され、端子42c,42fには
、曲線38a,38b,…と曲線45a,45b,…の
電気信号が入力される。以上の構成なので、図9の場合
と同様に、減トルクと反トルクの発生が高速回転でもな
く、効率の良い高速電動機が得られる。高価なパワ素子
の数が従来の手段即ち3組のトランジスタブリッジ回路
の場合の1/2となる特徴がある。
する周知の直流ブラシレス3相電動機に適用した実施例
につき説明する。図15において、、電機子コイル32
a,32eは、第1の相の磁極にバイフアラ巻きされた
電機子コイルで、一般には1個の電機子コイルとなり往
復通電が行なわれているものである。電機子コイル32
aが通電されると磁極はN極に励磁され、電機子コイル
32eが通電されるとその磁極はS極に励磁される。第
2の相の電機子コイル32b,32f及び第3の相の電
機子コイル32c,32dについても上記した事情は全
く同様である。端子42a,42dには、図18の位置
検知信号曲線36a,36b,…と曲線34a,34b
,…がそれぞれ入力される。図9の回路と同一の構成と
なっているので、その作用効果も同様である。ブロック
回路B,Cはそれぞれ電機子コイル32b,32fと電
機子コイル32c,32dの通電制御の為の回路で、上
述した回路と同じ構成である。端子42b,42eには
、図18の曲線37a,37b,…と曲線44a,44
b,…の電気信号が入力され、端子42c,42fには
、曲線38a,38b,…と曲線45a,45b,…の
電気信号が入力される。以上の構成なので、図9の場合
と同様に、減トルクと反トルクの発生が高速回転でもな
く、効率の良い高速電動機が得られる。高価なパワ素子
の数が従来の手段即ち3組のトランジスタブリッジ回路
の場合の1/2となる特徴がある。
【0040】上述した手段の外に、図11,図13で前
述した制御回路手段によっても同じ目的が達成できる。 電機子電流を設定値に保持する手段は必ずしも必要でな
いが、本実施例の手段は前実施例と異なっている。次に
その説明をする。電機子コイル32a,32eの通電電
流が設定値を越えると、抵抗22aの電圧降下が、基準
電圧端子40の電圧を越えるので、オペアンプ40aの
出力がハイレベルに転化する。この出力は微分回路40
−1でパルス化され、単安定回路40−2により、一定
の巾のパルス信号となり、その区間だけトランジスタ4
aを不導通とする。電機子コイルの磁気エネルギはダイ
オード21c若しくは21dを介して放電されその電流
は漸減する。単安定回路40−2の出力がローレベルに
転化すると再びトランジスタ4aは導通して電機子電流
は増大する。設定値まで増大するとトランジスタ4aは
所定時間不導通となる。かかるサイクルを繰返すチョッ
パ回路となっている。トランジスタ4b,4cにも同様
なチョッパ回路が付設されているので、各電機子コイル
の電流値は設定値に保持される。次に図16につき、本
発明の手段を4相のステッピング電動機に適用した実施
例につき説明する。図3の構成のものは3相、図4の構
成のもので、磁極16a,16b,…の巾を180度と
したものは6相のステッピング電動機となる。ともにリ
ラクタンス型である。本実施例は4相の場合で、図5の
構成の場合である。図16において、クロックパルス発
振器66の所定周波数の出力パルスは周知のパルス分配
器65に入力され、端子65a,65b,…より4相の
ステッピング電気信号が出力される。端子65aの出力
は、所定の矩形波の電気パルスが、その巾だけ離間した
パルス列となっている。端子65b,65c,65dの
出力パルスは、端子65aの出力パルスと同じ形状同じ
離間角のパルス列で、順次に位相が90度づつおくれて
いる。4相のリラクタンス型のステッピング電動機の構
成は、展開図として図5に示したものとなる。回転子3
と位置検知コイル10a,10b,…は除去される。前
述した電機子コイルK,L,M,Nを4相のステッピン
グ電気信号により、その巾だけ通電すると、4相のステ
ッピング電動機として駆動される。
述した制御回路手段によっても同じ目的が達成できる。 電機子電流を設定値に保持する手段は必ずしも必要でな
いが、本実施例の手段は前実施例と異なっている。次に
その説明をする。電機子コイル32a,32eの通電電
流が設定値を越えると、抵抗22aの電圧降下が、基準
電圧端子40の電圧を越えるので、オペアンプ40aの
出力がハイレベルに転化する。この出力は微分回路40
−1でパルス化され、単安定回路40−2により、一定
の巾のパルス信号となり、その区間だけトランジスタ4
aを不導通とする。電機子コイルの磁気エネルギはダイ
オード21c若しくは21dを介して放電されその電流
は漸減する。単安定回路40−2の出力がローレベルに
転化すると再びトランジスタ4aは導通して電機子電流
は増大する。設定値まで増大するとトランジスタ4aは
所定時間不導通となる。かかるサイクルを繰返すチョッ
パ回路となっている。トランジスタ4b,4cにも同様
なチョッパ回路が付設されているので、各電機子コイル
の電流値は設定値に保持される。次に図16につき、本
発明の手段を4相のステッピング電動機に適用した実施
例につき説明する。図3の構成のものは3相、図4の構
成のもので、磁極16a,16b,…の巾を180度と
したものは6相のステッピング電動機となる。ともにリ
ラクタンス型である。本実施例は4相の場合で、図5の
構成の場合である。図16において、クロックパルス発
振器66の所定周波数の出力パルスは周知のパルス分配
器65に入力され、端子65a,65b,…より4相の
ステッピング電気信号が出力される。端子65aの出力
は、所定の矩形波の電気パルスが、その巾だけ離間した
パルス列となっている。端子65b,65c,65dの
出力パルスは、端子65aの出力パルスと同じ形状同じ
離間角のパルス列で、順次に位相が90度づつおくれて
いる。4相のリラクタンス型のステッピング電動機の構
成は、展開図として図5に示したものとなる。回転子3
と位置検知コイル10a,10b,…は除去される。前
述した電機子コイルK,L,M,Nを4相のステッピン
グ電気信号により、その巾だけ通電すると、4相のステ
ッピング電動機として駆動される。
【0041】図16において、電機子コイルKは、トラ
ンジスタ20aの導通している区間だけ通電される。図
13において前述した回線の同一記号コイル32aの通
電制御と本実施例による電機子コイルKの通電制御は全
く同様である。。異なっているのは、図13のトランジ
スタ5cが除去され、同じ作用をするトランジスタ20
aが利用されていることである。従って作用効果も同様
で、トランジスタ20aのベース入力となる矩形波の電
気信号に相似した矩形波の通電が行なわれる。トランジ
スタ4a,オペアンプ40a,増幅回路40b,基準電
圧端子40も図13の同一記号の部材と同じ作用を行な
うので、電機子電流を設定値に保持する。電機子コイル
Lの通電制御も、図13の電機子コイル32bと全く同
様なので同じ作用効果がある。トランジスタ5dが除去
され、トランジスタ20bが同じ作用を行なっている。 オペアンプ40c,増幅回路40d,トランジスタ4b
,抵抗22bにより構成された回路はチョッパ回路で、
基準電圧端子40の電圧に規制された電流値の通電を電
機子コイルLに行なっている。コンデンサ47a,47
bを除去し、コンデンサ47a,47bを付設しても同
じ目的が達成される。この場合には、トランジスタ4a
,5bに並列にダイオードを接続する必要がある。
ンジスタ20aの導通している区間だけ通電される。図
13において前述した回線の同一記号コイル32aの通
電制御と本実施例による電機子コイルKの通電制御は全
く同様である。。異なっているのは、図13のトランジ
スタ5cが除去され、同じ作用をするトランジスタ20
aが利用されていることである。従って作用効果も同様
で、トランジスタ20aのベース入力となる矩形波の電
気信号に相似した矩形波の通電が行なわれる。トランジ
スタ4a,オペアンプ40a,増幅回路40b,基準電
圧端子40も図13の同一記号の部材と同じ作用を行な
うので、電機子電流を設定値に保持する。電機子コイル
Lの通電制御も、図13の電機子コイル32bと全く同
様なので同じ作用効果がある。トランジスタ5dが除去
され、トランジスタ20bが同じ作用を行なっている。 オペアンプ40c,増幅回路40d,トランジスタ4b
,抵抗22bにより構成された回路はチョッパ回路で、
基準電圧端子40の電圧に規制された電流値の通電を電
機子コイルLに行なっている。コンデンサ47a,47
bを除去し、コンデンサ47a,47bを付設しても同
じ目的が達成される。この場合には、トランジスタ4a
,5bに並列にダイオードを接続する必要がある。
【0042】ブロック回路64a,64bは、それぞれ
電機子コイルM,Nの通電制御を行なう電気回路である
。端子66a,66bはそれぞれ端子65c,65dに
接続され、ステッピング電気信号により電機子コイルM
,Nはそれ等の電気信号の巾だけ矩形波に近似した通電
が行なわれる。トランジスタ4c,4dは、前述したオ
ペアンプ40aを含むチョッパ回路と同様な回路により
制御されるチョッパ回路となっている。従って電機子コ
イルM,Nには設定された電流値の通電が行なわれる。 以上の説明より理解されるように、4相のステッピング
電動機として駆動される。このときに、各電機子コイル
の通電の立上がりと降下が急速となるので高速度におい
ても出力トルクの減少が少なく、乱調を引起すことのな
い作用効果がある。又各電機子コイルの通電制御の為の
パワ素子はそれぞれ1個のみなので廉価となる特徴があ
る。トランジスタ5a,5bの代りに図13で説明した
SCR48aを利用することができる。図10の回路を
利用すると、ステッピング速度を更に速くすることがで
きる。電機子電流を設定値に保持するチョッパ回路は必
ずしも必要ではない。バッテリ電源のように低電圧電源
の場合、定速制御が不要なときには、チョッパ回路を除
去する場合がある。
電機子コイルM,Nの通電制御を行なう電気回路である
。端子66a,66bはそれぞれ端子65c,65dに
接続され、ステッピング電気信号により電機子コイルM
,Nはそれ等の電気信号の巾だけ矩形波に近似した通電
が行なわれる。トランジスタ4c,4dは、前述したオ
ペアンプ40aを含むチョッパ回路と同様な回路により
制御されるチョッパ回路となっている。従って電機子コ
イルM,Nには設定された電流値の通電が行なわれる。 以上の説明より理解されるように、4相のステッピング
電動機として駆動される。このときに、各電機子コイル
の通電の立上がりと降下が急速となるので高速度におい
ても出力トルクの減少が少なく、乱調を引起すことのな
い作用効果がある。又各電機子コイルの通電制御の為の
パワ素子はそれぞれ1個のみなので廉価となる特徴があ
る。トランジスタ5a,5bの代りに図13で説明した
SCR48aを利用することができる。図10の回路を
利用すると、ステッピング速度を更に速くすることがで
きる。電機子電流を設定値に保持するチョッパ回路は必
ずしも必要ではない。バッテリ電源のように低電圧電源
の場合、定速制御が不要なときには、チョッパ回路を除
去する場合がある。
【0043】
【発明の効果】第1の効果 電機子コイルの通電制御
の為のパワ素子が電源負極側に1個ですみ廉価となる。 第2の効果 高速回転(毎分10万回転位まで)の電
動機を得ることができる。高速回転時においても減トル
ク,反トルクの発生がないので有効な技術が得られる。 ステッピング電動機の場合には、高い周波数のステッピ
ング電気信号に対応して駆動することができ、このとき
にも出力トルクの減少がなく、乱調が防止される。第3
の効果 1つの電機子コイルの通電が停止されたとき
に、その蓄積磁気エネルギをコンデンサの静電エネルギ
として転化し、それを次に通電すべき電機子コイルの磁
気エネルギに転化している。従って、該コンデンサの容
量を変更することにより、通電電流の立上がりと降下を
必要な速さで制御できるので、高速回転で効率の良い電
動機を得ることができる。第4の効果 インダクタン
スコイルに蓄積された磁気エネルギにより、電機子コイ
ル間を磁気エネルギが移動するときの電機子コイルの銅
損と磁心の鉄損を補充している。従って、電機子コイル
の通電電流の立上がりと降下を著しく急速とすることが
できるので、高速で出力トルクの大きい電動機が得られ
る。又低電圧電源でも駆動することができる。
の為のパワ素子が電源負極側に1個ですみ廉価となる。 第2の効果 高速回転(毎分10万回転位まで)の電
動機を得ることができる。高速回転時においても減トル
ク,反トルクの発生がないので有効な技術が得られる。 ステッピング電動機の場合には、高い周波数のステッピ
ング電気信号に対応して駆動することができ、このとき
にも出力トルクの減少がなく、乱調が防止される。第3
の効果 1つの電機子コイルの通電が停止されたとき
に、その蓄積磁気エネルギをコンデンサの静電エネルギ
として転化し、それを次に通電すべき電機子コイルの磁
気エネルギに転化している。従って、該コンデンサの容
量を変更することにより、通電電流の立上がりと降下を
必要な速さで制御できるので、高速回転で効率の良い電
動機を得ることができる。第4の効果 インダクタン
スコイルに蓄積された磁気エネルギにより、電機子コイ
ル間を磁気エネルギが移動するときの電機子コイルの銅
損と磁心の鉄損を補充している。従って、電機子コイル
の通電電流の立上がりと降下を著しく急速とすることが
できるので、高速で出力トルクの大きい電動機が得られ
る。又低電圧電源でも駆動することができる。
【0044】
【図1】本発明による3相片波リラクタンス型電動機の
平面図
平面図
【図2】本発明による3相全波リラクタンス型電動機の
平面図
平面図
【図3】図1の電動機の電機子と回転子の展開図
【図4
】図2の電動機の電機子と回転子の展開図
】図2の電動機の電機子と回転子の展開図
【図5】2相
全波通電のリラクタンス型電動機の電機子と回転子の展
開図
全波通電のリラクタンス型電動機の電機子と回転子の展
開図
【図6】2相の位置検知装置の電気回路図
【図7】3相
の位置検知装置の電気回路図
の位置検知装置の電気回路図
【図8】従来の電機子コイ
ルの通電制御回路図
ルの通電制御回路図
【図9】3相全波通電の電機子コイ
ルの通電制御回路図
ルの通電制御回路図
【図10】図9の回路に付加するイ
ンダクタンスコイルを含む電気回路図
ンダクタンスコイルを含む電気回路図
【図11】3相全波通電の電機子コイルの通電制御回路
図の他の実施例
図の他の実施例
【図12】図13の回路に付加するインダクタンスコイ
ルを含む電気回路図
ルを含む電気回路図
【図13】3相全波通電のリラクタンス型電動機の電機
子コイルの通電制御回路図の他の実施例
子コイルの通電制御回路図の他の実施例
【図14】2相
全波通電のリラクタンス型電動機の電機子コイルの通電
制御回路図
全波通電のリラクタンス型電動機の電機子コイルの通電
制御回路図
【図15】マグネット回転子を有する3相直流電動機の
電機子コイルの通電制御回路図
電機子コイルの通電制御回路図
【図16】ステッピング電動機の電機子コイルの通電制
御回路図
御回路図
【図17】位置検知信号と電機子電流のタイムチャート
【図18】3相のリラクタンス型電動機の位置検知信号
のタイムチヤート
のタイムチヤート
【図19】2相のリラクタンス型電動機の位置検知信号
のタイムチヤート
のタイムチヤート
【0045】
1,1a,1b,…、3,3a,3b,… 回転子と
突極 5 回転軸 16,16a,16b,… 電機子と磁極17a,1
7b,…、6a,6b,… 電機子コイル9 外筺 10a,10b,10c,10d,10e,10d,1
0e…位置検知コイル 24a,24b,… インダクタンスコイル24−1
,24−2,24−3 インダクタンスコイルの通電
制御をするブロック回路 32a,32b,…,32f 励磁コイルK,L,M
,S 電機子コイル B,C,D,E,F,64a,64b 電機子コイル
の通電制御をするブロック回路 40b,40e 増幅回路 40−1,40−2 微分回路と単安定回路66,1
0 発振器 65 パルス分配器 8a,8b,8c 位置検知信号を得るブロック回路
9a,9b,9c… トルク曲線 25,26a,26b,26c,27,27a,27b
,27c,28a,28b,…、29a,29b,…、
30a,30b,…、31a,31b,… 電機子コ
イルの通電曲線
突極 5 回転軸 16,16a,16b,… 電機子と磁極17a,1
7b,…、6a,6b,… 電機子コイル9 外筺 10a,10b,10c,10d,10e,10d,1
0e…位置検知コイル 24a,24b,… インダクタンスコイル24−1
,24−2,24−3 インダクタンスコイルの通電
制御をするブロック回路 32a,32b,…,32f 励磁コイルK,L,M
,S 電機子コイル B,C,D,E,F,64a,64b 電機子コイル
の通電制御をするブロック回路 40b,40e 増幅回路 40−1,40−2 微分回路と単安定回路66,1
0 発振器 65 パルス分配器 8a,8b,8c 位置検知信号を得るブロック回路
9a,9b,9c… トルク曲線 25,26a,26b,26c,27,27a,27b
,27c,28a,28b,…、29a,29b,…、
30a,30b,…、31a,31b,… 電機子コ
イルの通電曲線
Claims (5)
- 【請求項1】固定電機子と磁性体回転子を備えた複数相
のリラクタンス型電動機において、磁性体回転子の外周
面に等しい巾と等しい離間角で配設された複数個の突極
と、固定電機子の内周面より突出され、軸対称の位置に
ある磁極が同相となり、突極と僅かな空隙を介して対向
し、等しいピッチで配設されるとともに、電機子コイル
の装着される磁極の円周方向の巾が電気角で120度若
しくは180度の巾の2n個(nは3以上の正整数)の
磁極と、該磁極に装着された複数相の電機子コイルと、
突極の回転位置を検知して、複数相の位置検知信号を得
る位置検知装置と、各電機子コイルの電源負極側に挿入
された1個のスイッチング素子と、各電機子コイルの電
源正極側に順方向に挿入された1個の第1のダイオード
と、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング素子の
直列接続体に供電する直流電源と、複数相の位置検知信
号によりそれぞれ対応する複数相の電機子コイルに接続
したスイッチング素子を位置検知信号の巾だけ導通して
電機子コイルに通電して出力トルクを得る通電制御回路
と、スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に
転化したときに、該スイッチング素子と電機子コイルと
の接続点より、第2のダイオードを介して電機子コイル
に蓄積された磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入
充電して保持し、電機子コイルの通電電流の降下を急速
とする電気回路と、所定時間後に電機子コイルが位置検
知信号により通電が開始されたときに、同時に前記した
小容量のコンデンサに蓄積された静電エネルギを、該位
置信号の入力により導通される半導体素子を介して該電
機子コイルに流入せしめて、通電電流の立上がりを急速
とする電気回路とより構成されたことを特徴とする高速
電動機。 - 【請求項2】請求項1の特許請求の範囲において、複数
相の位置検知信号の始端部より設定された巾だけ通電さ
れるインダクタンスコイルと、該インダクタンスコイル
の通電が断たれたときに、蓄積磁気エネルギを小容量の
コンデンサに流入充電して、雷機子コイルの蓄積磁気エ
ネルギの流入充電による静電エネルギに加算して保持す
ることにより、電機子コイル間の磁気エネルギの移動時
における電機子コイルの銅損と磁心の鉄損を補充して、
電機子コイルの通電電流の立上がりを急速とする電気回
路とより構成されたことを特徴とする高速電動機。 - 【請求項3】固定電機子とマグネット回転子を備えた複
数相の直流電動機において、マグネット回転子の外周面
に等しい巾でN,S磁極が交互に配設された複数個のN
,S磁極と、該N,S磁極と僅かな空隙を介して対向し
、等しいピッチで配設されるとともに、電機子コイルの
装着される磁極の円周方向の巾が電気角で120度〜1
80度の巾の3n個(nは正整数)の界磁磁極と、該磁
極に装着された複数相のバイフアラ巻きされた電機子コ
イルと、N,S磁極の回転位置を検知して、電気角で1
20度の巾で360度の位相差のある矩形波の第1の相
の位置検知信号ならびに第1の相の位置検知信号と同じ
波形と位相差を有し、第1の相の位置検知信号よりそれ
ぞれ位相が順次に電気角で120度おくれた第2,第3
の相の位置検知信号が得られる複数個の位置検知素子を
含む位置検知装置と、各電機子コイルの電源負極側に挿
入された1個のスイッチング素子と、各電機子コイルの
電源正極側に順方向に接続された1個の第1のダイオー
ドと、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング素子
の直列接続体に供電する直流電源と、第1,第2,第3
の相の位置位置検知信号によりそれぞれ対応する第1,
第2,第3の相の電機子コイルに接続したスイッチング
素子を位置検知信号の巾だけ導通して電機子コイルに通
電して出力トルクを得る通電制御回路と、スイッチング
素子が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、
該スイッチング素子と電機子コイルの接続点より、第2
のダイオードを介して電機子コイルに蓄積された磁気エ
ネルギを小容量のコンデンサに流入充電して保持し、電
機子コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、
所定時間後に電機子コイルが位置検知信号により通電が
開始されたときに、同時に前記した小容量のコンデンサ
に蓄積された静電エネルギを、該位置検知信号の入力に
より導通する半導体素子を介して該電機子コイルに流入
せしめて、通電電流の立上がりを急速とする電気回路と
より構成されたことを特徴とする高速電動機。 - 【請求項4】固定電機子と磁性体回転子を備えた複数相
のリラクタンス型のステッピング電動機において、磁性
体回転子の外周面に等しい巾と等しいピッチで配設され
た複数個の突極と、固定電機子の内周面より突出され、
軸対称の位置にある。る磁極が同相となり、突極と僅か
な空隙を介して対向するとともに、電機子コイルの装着
される磁極の円周方面の巾が電気角で120度若しくは
180度の巾の2n個(nは3以上の正整数)の磁極と
、該磁極に装着された複数相の電機子コルと、電気角で
180度の巾で、互いに180度離間した電気信号とこ
れより所定の位相差で配設された電気信号よりなる複数
相のステッピング電気信号を発生するパルス発振器及び
パルス分配器と、各電機子コイルの電源負極側に挿入さ
れた1個のスイッチング素子と、各電機子コイルの電源
負極側に順方向に挿入された1個の第1のダイオードと
、該ダイオードと電機子コイルとスイッチング素子の直
列接続体に供電する直流電源と、複数相のステッピング
電気信号によりそれぞれ対応する複数相の電機子コイル
に接続したスイッチング素子をステッピング電気信号の
巾だけ導通して電機子コイルに通電し、ステッピングト
ルクを得る通電制御回路と、スイッチング素子が位置検
知信号の末端で不導通に転化したときに、該スイッチン
グ素子と電機子コイルの接続点より、第2のダイオード
を介して電機子コイルに蓄積された磁気エネルギを小容
量のコンデンサに流入充電して保持し、電機子コイルの
通電電流の降下を急速とする電気回路と、次に到来する
ステッビング電気信号により該電機子コイルの通電が開
始されたときに、同時に前記した小容量のコンデンサに
蓄積された静電エネルギを該ステッピング電気信号によ
り導通する半導体素子を介して該電機子コイルに流入せ
しめて、通電電流の立上がりを急速とする電気回路とよ
り構成されたことを特徴とする高速電動機。 - 【請求項5】請求項4の特許請求の範囲において、複数
相のステッピング電気信号の始端部より設定された巾だ
け通電されるインダクタンスコイルと、該インダクタン
スコイルの通電が断たれたときに、蓄積磁気エネルギを
小容量のコンデンサに流入充電して、電機子コイルの蓄
積磁気エネルギの流入充電による静電エネルギに加算し
て保持することにより、電機子コイル間の磁気エネルギ
の移動時における電機子コイルの銅損と磁 心の鉄損
を補充して、電機子コイルの通電電流の立上がりを急速
とする電気回路とより構成されたことを特徴とする高速
電動機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128907A JPH04289795A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 高速電動機 |
US07/946,445 US5274287A (en) | 1991-03-07 | 1992-03-06 | High-speed motor |
PCT/JP1992/000271 WO1992016046A1 (en) | 1991-03-07 | 1992-03-06 | High-speed motor |
EP92905783A EP0528046A1 (en) | 1991-03-07 | 1992-03-06 | High-speed motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128907A JPH04289795A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 高速電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04289795A true JPH04289795A (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=14996314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128907A Pending JPH04289795A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-18 | 高速電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04289795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07274586A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-20 | Lg Electron Inc | スイッチドリラクタンスモーターの駆動回路 |
US9031718B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-05-12 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Aircraft and control method therefor |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3128907A patent/JPH04289795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07274586A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-20 | Lg Electron Inc | スイッチドリラクタンスモーターの駆動回路 |
US9031718B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-05-12 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Aircraft and control method therefor |
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