JPH0428924Y2 - - Google Patents

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JPH0428924Y2
JPH0428924Y2 JP11830188U JP11830188U JPH0428924Y2 JP H0428924 Y2 JPH0428924 Y2 JP H0428924Y2 JP 11830188 U JP11830188 U JP 11830188U JP 11830188 U JP11830188 U JP 11830188U JP H0428924 Y2 JPH0428924 Y2 JP H0428924Y2
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water
water intake
gate
spout
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ダム貯水池などの上層水又は他層
の水を選択的に取水できる取水装置に関する。
(従来の技術) 従来、ダム貯水池などに設置される取水ゲート
には種々のものがあり、中でも表層取水に適した
ゲートで、水流入開口が一方的に向けて拡開せら
れた呑口を備えた表面取水装置が知られている
(たとえば実公昭57−38437号公報、実開昭54−
8838号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の取水装置にあつては、水流入
開口がダム堰堤と反対側に位置し、堰堤に近接し
かつコンクリート製取水塔内にゲートが設けられ
ているため、取水塔内での水流が乱れ、上層水と
下層水の界面位置が高くなり、渦が発生し、さら
に下層水が上昇して上昇水に連行され、水流入開
口から取水ゲート内に流入し、上層水の選択取水
を効率的に行なうことが困難であるという問題が
ある。
また、水流開口が完全に水没し、その上端縁が
水面下所定位置に下がると、水流入開口に向う上
流水と取水塔後壁側から逆流してきた水が衝突
し、水流入口で大きな渦が発生し、取水が不安定
になりかつ振動が激しく、取水ができなくなる等
の問題があつた。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、ゲートの水流
入開口が水没していてもその直前で渦が発生する
ことのない取水装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技
術的手段を講じた。
すなわち、本考案は、三方が側壁により囲まれ
一方が開口せられた取水塔内に、上下方向に昇降
伸縮される取水ゲートを備え、ゲートへの水流入
口が取水塔開口に向つて拡開せられた呑口を備た
取水装置において、前記ゲート呑口外側に少くと
も上下に遮水板が固着されているこを特徴とする
ものである。
(作用) 本考案によれば、呑口が水面下所定の位置に水
没していても、取水塔内を上流側に向つて流れる
水は遮水板によつて阻止され、上流水と衝突する
ことがないため、呑口前方で渦が発生しない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面において、1は貯水池、2は堰堤、3は取
水塔で堰堤2から貯水池1内に突出した側部隔壁
4を備え、一方的にのみ開口せられた取水開口5
が形成されている。
6は取水ゲートで、直径の異なるシリンダ6A
〜6Dを上・下方向に伸縮可能に嵌合連設してお
り、最上段のシリンダ6Aの上端は屈曲せしめて
その開口すなわち水流入口7が水面と垂直な面内
において矩形状に開口せられ、しかも左右両側面
が上流側に向つて拡開された呑口8とせられてい
る。なお、最下段シリンダ6Dの下端は、埋設導
水路9に連通されている。
また、各シリンダ6A〜6Dは、左右両側部隔
壁4に立設したガイドレール10及び両壁4に案
内されるガイドローラ11,12,13をそれぞ
れ先端に軸支した支持アーム14を備えている。
そして、最上段シリンダ6Aには、上面に吊滑車
15を備えたリフテイングビーム16がボルト等
17により連結されている。
18は遮水板で、ゲート呑口8の開口端縁部外
側四周に固着されており、上流水に取水塔3内を
上流に向う逆流水が衝突しないようにして、渦発
生を防止している。
なお、この遮水板18は、ゲート呑口8の左右
両側開口端縁が、取水塔側部隔壁4に近接してい
る場合は、ゲート呑口8の上下両側のみとするこ
とができる。
19,20はステイフナ、21は呑口8内に設
けた縦整流板、22は取水開口5に設けたスクリ
ーンである。
上記実施例によれば、選択取水において、特
に、ゲート6Aの呑口8の水流入口7が、水面下
所定の水深に水没して取水する際、取水塔3内を
上昇して上流に向う逆流水は、遮水板18によつ
て遮られ、上流水との衝突が阻止され、したがつ
て、水流入口7の上流で渦の発生が防止され、取
水を円滑に行なうことができ、ゲート6の振動を
も防止することができる。
(考案の効果) 本考案は、三方が側壁により囲まれ一方が開口
せられた取水塔内に、上下方向に昇降伸縮される
取水ゲートを備え、ゲートへの水流入口が取水塔
開口に向つて拡開せられた呑口を備えた取水装置
において、前記ゲート呑口外側に少くとも上下に
遮水板が固着されていることを特徴とするもので
あるから、取水塔内を上昇しかつ上流に向う逆流
水が、遮水板によつて遮られ、上流水との衝突が
阻止されるので、水流入口上流での渦流が防止さ
れ、安定した取水を効率的に行なうことができ、
ゲートの振動防止をも図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体縦断側面図、第2図は第1図の要部拡大図、
第3図は第2図の拡大平面図、第4図は呑口の正
面図である。 3……取水塔、4……側部隔壁、5……取水開
口、6……取水ゲート、7……水流入口、8……
呑口、18……遮水板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三方が側壁により囲まれ一方が開口せられた取
    水塔内に、上下方向に昇降伸縮される取水ゲート
    を備え、ゲートへの水流入口が取水塔開口に向つ
    て拡開せられた呑口を備えた取水装置において、
    前記ゲート呑口外側に少くとも上下に遮水板が固
    着されていることを特徴とする取水装置。
JP11830188U 1988-09-08 1988-09-08 Expired JPH0428924Y2 (ja)

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JP11830188U JPH0428924Y2 (ja) 1988-09-08 1988-09-08

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JP11830188U JPH0428924Y2 (ja) 1988-09-08 1988-09-08

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Publication Number Publication Date
JPH0242928U JPH0242928U (ja) 1990-03-26
JPH0428924Y2 true JPH0428924Y2 (ja) 1992-07-14

Family

ID=31362535

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JP11830188U Expired JPH0428924Y2 (ja) 1988-09-08 1988-09-08

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JPH0242928U (ja) 1990-03-26

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