JPH04289129A - 線材コイルの脱水素処理装置 - Google Patents
線材コイルの脱水素処理装置Info
- Publication number
- JPH04289129A JPH04289129A JP7437991A JP7437991A JPH04289129A JP H04289129 A JPH04289129 A JP H04289129A JP 7437991 A JP7437991 A JP 7437991A JP 7437991 A JP7437991 A JP 7437991A JP H04289129 A JPH04289129 A JP H04289129A
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- JP
- Japan
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- coil
- furnace body
- furnace
- duct
- fan
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- Granted
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- 238000006356 dehydrogenation reaction Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 3
- 238000004904 shortening Methods 0.000 abstract description 2
- 238000013019 agitation Methods 0.000 abstract 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線材コイルの脱水素処理
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延後の線材コイルは、脱水素を目的と
した低温加熱(ベーキング処理)が行われる。このベー
キング処理は、ヤードに山積みされた多数の線材コイル
を熱風吹込口を設けたカバーで一括包囲した後、該熱風
吹込口から熱風を供給することにより行われていた(特
開平2−240221号公報)。
した低温加熱(ベーキング処理)が行われる。このベー
キング処理は、ヤードに山積みされた多数の線材コイル
を熱風吹込口を設けたカバーで一括包囲した後、該熱風
吹込口から熱風を供給することにより行われていた(特
開平2−240221号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平2−240
221号公報に開示されたベーキング方法では、線材コ
イルをヤードに山積みする必要があるためその作業性に
難点があるほか、線材コイルのハンドリング時における
表面疵の発生の問題があり、またカバー内における線材
コイルの均一な加温が難しく、加熱効率の点でも十分な
ものではなかった。特に高強度、高張力線材を生産する
棒線ミルにおけるベーキング処理は、短時間に80〜2
00℃の温度に加熱し大量に処理することが必要であり
、高能率を確保するために、大量処理時の温度の均一化
および線材コイルハンドリング時間の短縮が切望されて
いた。
221号公報に開示されたベーキング方法では、線材コ
イルをヤードに山積みする必要があるためその作業性に
難点があるほか、線材コイルのハンドリング時における
表面疵の発生の問題があり、またカバー内における線材
コイルの均一な加温が難しく、加熱効率の点でも十分な
ものではなかった。特に高強度、高張力線材を生産する
棒線ミルにおけるベーキング処理は、短時間に80〜2
00℃の温度に加熱し大量に処理することが必要であり
、高能率を確保するために、大量処理時の温度の均一化
および線材コイルハンドリング時間の短縮が切望されて
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑みてなされたものであって、その要旨は、前面に扉
を設け後部に熱風供給用ファンをのぞませて設けた炉体
と、該ファンに連通させて設けた燃焼室とからなり、該
炉体の側壁には上部及び下部に開口部を設けて両開口部
を炉体外部に設けたダクトで連通させると共に該ダクト
には攪拌用ファンを設け、更に該炉体の前方側壁に吸引
ダクトをのぞませて設けると共に該吸引ダクトと該燃焼
室とを集合ダクトで連通させ、該炉体の内部に下方を開
放した移動可能なコイル置台を設けたことを特徴とする
線材コイルの脱水素処理装置である。また、炉体内部を
長さ方向に縦に2分割すること、前記吸引ダクトを前記
開口部より前方の炉体側壁にのぞませて設けることは好
ましい。
に鑑みてなされたものであって、その要旨は、前面に扉
を設け後部に熱風供給用ファンをのぞませて設けた炉体
と、該ファンに連通させて設けた燃焼室とからなり、該
炉体の側壁には上部及び下部に開口部を設けて両開口部
を炉体外部に設けたダクトで連通させると共に該ダクト
には攪拌用ファンを設け、更に該炉体の前方側壁に吸引
ダクトをのぞませて設けると共に該吸引ダクトと該燃焼
室とを集合ダクトで連通させ、該炉体の内部に下方を開
放した移動可能なコイル置台を設けたことを特徴とする
線材コイルの脱水素処理装置である。また、炉体内部を
長さ方向に縦に2分割すること、前記吸引ダクトを前記
開口部より前方の炉体側壁にのぞませて設けることは好
ましい。
【0005】
【作用、実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明
を説明する。
を説明する。
【0006】本発明の線材コイルの脱水素処理装置は、
図1〜図3に示すように、前面に開閉自在な扉1を有し
、後部に熱風供給用ファン3をのぞませて設けた炉体2
と、ファン3に連通させて設けたバーナ5を有する燃焼
室4とからなる。炉体2の側壁2A、2Bには、その前
方に上部の開口部10A、10B及び下部の開口部11
A、11Bを設け、それぞれの上部及び下部の開口部を
ダクト12A、12Bで連通させると共に、それぞれの
ダクト12A及び12Bには攪拌用ファン8A、8Bを
設ける。更に、炉体2前方の側壁2A及び2Bには吸引
ダクト6A、6Bを開口させて設け、吸引ダクト6A、
6Bと燃焼室4とを集合ダクト7により連通させ、炉体
2の内部には下方を開放した移動可能なコイル置台9を
設ける。なお、図中16は線材コイル、15A、15B
は天井、13は仕切壁、14は扉1の開閉装置である。
図1〜図3に示すように、前面に開閉自在な扉1を有し
、後部に熱風供給用ファン3をのぞませて設けた炉体2
と、ファン3に連通させて設けたバーナ5を有する燃焼
室4とからなる。炉体2の側壁2A、2Bには、その前
方に上部の開口部10A、10B及び下部の開口部11
A、11Bを設け、それぞれの上部及び下部の開口部を
ダクト12A、12Bで連通させると共に、それぞれの
ダクト12A及び12Bには攪拌用ファン8A、8Bを
設ける。更に、炉体2前方の側壁2A及び2Bには吸引
ダクト6A、6Bを開口させて設け、吸引ダクト6A、
6Bと燃焼室4とを集合ダクト7により連通させ、炉体
2の内部には下方を開放した移動可能なコイル置台9を
設ける。なお、図中16は線材コイル、15A、15B
は天井、13は仕切壁、14は扉1の開閉装置である。
【0007】バーナ5により発生させた熱風をファン3
で炉体2の後面から炉体内へ導入し、コイル置台9に載
置した線材コイル16のベーキング処理を行う際、コイ
ル置台9の下方9A、9Bを開放しておくので、熱風(
矢印17)はコイル置台9上方及び下方を流れ炉内の前
方へと導かれる。炉内前方側壁に設置したダクト12A
及び12Bの攪拌用ファン8A、8Bを駆動し、炉内上
方の暖かい熱風を上部の開口部10A、10Bから吸引
して下部の開口部11A、11Bから噴出させるように
循環させることにより炉内上下方向の温度の均温化を図
る。更に、炉体前方の側壁2A、2Bにのぞませて設け
た吸引ダクト6A、6Bにより炉内の熱風を吸引し、集
合ダクト7を介して燃焼室4へ戻すように循環させるこ
とによって炉内前後の均温化を図り、かつ排熱利用によ
り燃焼室4における熱効率を向上させ得る。線材コイル
16はコイル置台9上に載置したまま炉内への搬出入を
行うので作業性がよく、線材コイルの取扱疵の発生を防
止できる。
で炉体2の後面から炉体内へ導入し、コイル置台9に載
置した線材コイル16のベーキング処理を行う際、コイ
ル置台9の下方9A、9Bを開放しておくので、熱風(
矢印17)はコイル置台9上方及び下方を流れ炉内の前
方へと導かれる。炉内前方側壁に設置したダクト12A
及び12Bの攪拌用ファン8A、8Bを駆動し、炉内上
方の暖かい熱風を上部の開口部10A、10Bから吸引
して下部の開口部11A、11Bから噴出させるように
循環させることにより炉内上下方向の温度の均温化を図
る。更に、炉体前方の側壁2A、2Bにのぞませて設け
た吸引ダクト6A、6Bにより炉内の熱風を吸引し、集
合ダクト7を介して燃焼室4へ戻すように循環させるこ
とによって炉内前後の均温化を図り、かつ排熱利用によ
り燃焼室4における熱効率を向上させ得る。線材コイル
16はコイル置台9上に載置したまま炉内への搬出入を
行うので作業性がよく、線材コイルの取扱疵の発生を防
止できる。
【0008】吸引ダクト6A、6Bは、炉内前後の均温
化を図るためにダクト12A、12Bを設置する位置よ
り前方に設けるのが望ましく、また吸引ダクト6A、6
Bの吸引口6は炉内上下方向に複数個設けるのが望まし
い。吸引口6にはそれぞれダンパーを設け、炉壁高さ方
向の吸引箇所を選択できるようにしておくことも有効で
ある。更に、炉体2を仕切壁13で縦方向に2分割する
と、炉幅が広い炉であっても炉内の均温化が容易となり
、本発明を実施する上で望ましい。
化を図るためにダクト12A、12Bを設置する位置よ
り前方に設けるのが望ましく、また吸引ダクト6A、6
Bの吸引口6は炉内上下方向に複数個設けるのが望まし
い。吸引口6にはそれぞれダンパーを設け、炉壁高さ方
向の吸引箇所を選択できるようにしておくことも有効で
ある。更に、炉体2を仕切壁13で縦方向に2分割する
と、炉幅が広い炉であっても炉内の均温化が容易となり
、本発明を実施する上で望ましい。
【0009】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば線材
コイルのベーキング処理における炉内の均温化が容易と
なり、燃焼室における燃焼効率を向上させることができ
る。また、炉体内への線材コイルの搬出入をコイル置台
ごとに行うことにより、ハンドリング時間の短縮及びハ
ンドリングに伴う線材コイルの疵発生の防止が可能とな
る等、顕著な効果を奏する。
コイルのベーキング処理における炉内の均温化が容易と
なり、燃焼室における燃焼効率を向上させることができ
る。また、炉体内への線材コイルの搬出入をコイル置台
ごとに行うことにより、ハンドリング時間の短縮及びハ
ンドリングに伴う線材コイルの疵発生の防止が可能とな
る等、顕著な効果を奏する。
【図1】本発明を例示する側面図である。
【図2】本発明を例示する一部断面をもって示す平面図
である。
である。
【図3】図2のX−Xにおける断面図である。
1 扉
2 炉体
2A、2B 側壁
3 熱風供給用ファン
4 燃焼室
5 バーナ
6 吸引口
6A、6B 吸引ダクト
7 集合ダクト
8A、8B 攪拌用ファン
9 コイル置台
10A、10B 上部の開口部
11A、11B 下部の開口部
12A、12B ダクト
13 仕切壁
14 開閉装置
15A、15B 天井
16 線材コイル
Claims (3)
- 【請求項1】 前面に扉を設け後部に熱風供給用ファ
ンをのぞませて設けた炉体と、該ファンに連通させて設
けた燃焼室とからなり、該炉体の側壁には上部及び下部
に開口部を設けて両開口部を炉体外部に設けたダクトで
連通させると共に該ダクトには攪拌用ファンを設け、更
に該炉体の前方側壁に吸引ダクトをのぞませて設けると
共に該吸引ダクトと該燃焼室とを集合ダクトで連通させ
、該炉体の内部に下方を開放した移動可能なコイル置台
を設けたことを特徴とする線材コイルの脱水素処理装置
。 - 【請求項2】 炉体内部を長さ方向に縦に2分割した
ことを特徴とする請求項1記載の線材コイルの脱水素処
理装置。 - 【請求項3】 前記吸引ダクトは前記開口部より前方
の炉体側壁にのぞませて設けたことを特徴とする請求項
1または2記載の線材コイルの脱水素処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7437991A JPH08935B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 線材コイルの脱水素処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7437991A JPH08935B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 線材コイルの脱水素処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04289129A true JPH04289129A (ja) | 1992-10-14 |
JPH08935B2 JPH08935B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13545477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7437991A Expired - Fee Related JPH08935B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 線材コイルの脱水素処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08935B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102373319A (zh) * | 2011-10-31 | 2012-03-14 | 南京长江工业炉科技有限公司 | 节能消氢炉 |
CN114717398A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-07-08 | 燕山大学 | 一种电场辅助大型锻件的锻后热处理扩氢方法 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP7437991A patent/JPH08935B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102373319A (zh) * | 2011-10-31 | 2012-03-14 | 南京长江工业炉科技有限公司 | 节能消氢炉 |
CN114717398A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-07-08 | 燕山大学 | 一种电场辅助大型锻件的锻后热处理扩氢方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08935B2 (ja) | 1996-01-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960709 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |