JPH04288998A - 熱間塑性加工用金型 - Google Patents

熱間塑性加工用金型

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JPH04288998A
JPH04288998A JP5132391A JP5132391A JPH04288998A JP H04288998 A JPH04288998 A JP H04288998A JP 5132391 A JP5132391 A JP 5132391A JP 5132391 A JP5132391 A JP 5132391A JP H04288998 A JPH04288998 A JP H04288998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
die
mold
workpiece
processing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5132391A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenjiro Yamashita
山下 善二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5132391A priority Critical patent/JPH04288998A/ja
Publication of JPH04288998A publication Critical patent/JPH04288998A/ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱間塑性加工用金型に
関するものであり、さらに詳しくは、Mg合金のような
、常温における塑性加工性に難点がある被加工材を熱間
において塑性加工するための熱間塑性加工用金型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鉄系合金およびアルミ系合金の塑性加工
は、冷間で効率の良い塑性加工法が実際の生産現場で大
々的に取り入れられている。そして、これらの合金では
、冷間加工により大部分の塑性加工は対応できている。
【0003】近年、電気機器をはじめとする各種製品の
小型化、薄型化の流れに加え、一層の軽量化の要求も強
まっている。これに伴って、Al合金材料の使用量も増
加傾向にある。この軽量化の流れに乗り、Alより30
%も軽く、かつ単位重量当たりの強度(引っ張り強さ、
耐力)も強いMg合金が注目されてきている。
【0004】このMg合金は、冷間での曲げや絞りの加
工特性がきわめて悪く、これまでMg合金の冷間塑性加
工による生産はほとんどなされていなかった。しかし、
このMg合金も熱間(200〜300℃)で曲げ、絞り
を行うと、Al合金の冷間加工に劣らない加工特性を有
するようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のプレ
ス機械を用いてこの熱間塑性加工を長時間行うと、機械
本体も金型からの熱伝達により加熱され、機械の機能が
損なわれる危険性があった。
【0006】また、加熱した金型内に被加工材をセット
し、曲げ加工、絞り加工を行う場合、被加工材が十分に
加工温度に到達するまでに加工が終了してしまう。この
ため、被加工材に割れ、破断を生じるおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、被加工材を
熱間で曲げ加工あるいは絞り加工する金型であって、加
工時に被加工材を挟持する上側加工部材および下側加工
部材と、これらの加工部材がそれぞれ取り付けられた上
型プレートおよび下型プレートとを備え、上型プレート
は、ラム固定板に設けられたガイドピンにより上下へ案
内移動されるように吊り下げられ、上側加工部材および
下側加工部材が被加工材を挟持した状態で上方へ案内さ
れてラム固定板に当接し、その後、上側加工部材を作動
させて被加工材を加工するようにされており、さらに、
上側加工部材および下側加工部材にそれぞれ設けられ被
加工材を加熱するヒーターと、上側加工部材と上型プレ
ートとの間および下側加工部材と下型プレートとの間に
それぞれ介在するように設けられた断熱部材とを具備し
てなる熱間塑性加工用金型である。
【0008】この発明の熱間塑性加工用金型は、金型に
有効な断熱を施して従来のプレス機械を利用可能にする
とともに、コスト的にきわめて不利な予備加熱工程を金
型装置の工夫により省略可能にしたことを特徴とするも
のである。
【0009】すなわち、被加工材に直接接する上下の加
工部材(ポンチ、ストリッパー、ダイなど)は、それら
の内部または表面に設けられたヒーターで加熱され高温
になる。これらの加工部材の熱が機械本体に伝達される
のを極力抑えるために、加工部材と上型プレート、下型
プレート間との断熱を十分に図る。また、被加工材がた
とえばMg合金である場合、Mgの熱容量はAlよりさ
らに小さいため、金型内でMg板の両面を高温金型によ
り加熱すると、きわめて短時間に加工可能な温度に上昇
する。したがって、金型内にこの予備加熱機構を設ける
ことにより、加熱炉などによる別工程を省略できる。こ
れらにより、生産性の向上やコストダウンを図ることが
可能になる。
【0010】ここで、上型プレートおよび下型プレート
にはそれぞれ、ガイドブッシュおよびガイドポストを設
けて、位置決めを容易にするのが好ましい。またヒータ
ーは、加工部材の内部に設けるのが好ましいが、加工部
材の表面に設けてもよい。ヒーターの設けられる加工部
材にはヒーターの温度制御を行うために温度制御用セン
サーを設けるのが好ましい。断熱部材としては公知の材
料が用いられる。その形状としては通常、板状である。
【0011】
【作用】この発明により、新たに熱間塑性加工専用プレ
ス加工機を用意することなく、従来のプレス加工機を使
用できる。また、加工工程の短縮も図られる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す1つの実施例に基づいてこ
の発明を詳細に説明する。なお、この発明はこれによっ
て限定されるものではない。
【0013】図1において、被加工材としてのMg合金
を熱間絞り加工するための金型は、基本的に上型と下型
からなる。下型の下型プレート3はプレス機械のボルス
ター21に固定されている。この下型プレート3の左右
両端には、それぞれガイドポスト4が設けられている。 下型プレート3の中央部には、ダイ9が断熱板a13お
よびセラミック製の補強兼断熱板a14を挟んで下型プ
レート3に固定されている。また、ダイクッションプレ
ート10がダイクッションピン18を介して取り付けら
れている。
【0014】一方、上型に関しては、プレスラム22に
ラム固定板1が取り付けられている。そして、上型プレ
ート2は、ラム固定板1にねじこまれたストリッパーガ
イドピンa19を介して、摺動可能にラム固定板1から
吊り下げられている。この上型プレート2には、断熱板
b15およびセラミック製の補強兼断熱板b17を挟ん
でバッキングプレート6が固定されている。さらに、断
熱板c16を挟んでポンチ8がバッキングプレート6に
固定されている。ストリッパープレート7も、圧縮バネ
23およびストリッパーガイドピンb20を介して、上
下移動可能にバッキングプレート6に取り付けられてい
る。
【0015】ダイ9、ダイクッションプレート10、ポ
ンチ8およびストリッパープレート7にはそれぞれの内
部に加熱用ヒーター11と温度センサー12とが配設さ
れている。これにより、ダイ9などは200〜300℃
の高温に加熱保持されるようになっている。
【0016】図2は、被加工材としてのMg合金板24
を下型面上にセットした後、上型部が下降し、ポンチ8
とストリッパープレート7とがMg合金板24に接触し
たところを示している。ポンチ8、ストリッパープレー
ト7、バッキングプレート6および上型プレート2はこ
のままの状態で保持される。一方、ラム固定板1はさら
に下降する。
【0017】これら上下の型で保持された状態でMg合
金板24が加熱される。すると、Mg合金板24はその
熱容量が小さいこともあり急速に加工可能温度(180
℃以上)に到達する。ラム固定板1と上型プレート2が
当接すると上型プレート2も下降を再開する。そして、
図3に示すような絞り加工が行われる。
【0018】この熱間塑性加工用金型にあっては、中央
部を占めるストリッパー7、ポンチ8、ダイ9およびダ
イクッションプレート10の内部にそれぞれ被加工材加
熱用ヒーター11が配設されている。また、ストリッパ
ー7、ポンチ8、ダイ9およびダイクッションプレート
10を固定している上型プレート2および下型プレート
3の間に、断熱板a13、補強兼断熱板a14、断熱板
b15、断熱板c16および補強兼断熱板b17が配設
されている。
【0019】したがってこの金型によれば、被処理材で
あるMg合金板24を加熱すると、きわめて短時間に加
工可能な温度に上昇させることが可能になる。そして、
加熱炉などが省略できるので、生産性が向上するととも
にコストダウンを図ることができる。
【0020】また、この金型によれば、プレス加工機へ
の熱伝達が抑えられるため、プレス加工機の機能が損な
われるおそれを防止することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】この発明の熱間塑性加工用金型は、加熱
部を上側加工部材および下側加工部材に設け、その加熱
部を有する加工部材とそれを固定している上下型プレー
ト間に断熱部材を備えている。したがって、この金型に
よれば、プレス機械の機能に支障のないように熱伝達を
抑え、既存のプレス機械を利用することが可能になる。 また、金型に上記のような2段の動作機能が付加されて
いるため、被加工材の予熱工程を省略することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例の金型を示し、被加工材を
セットした状態の構成説明図である。
【図2】図1の金型において、上型部が下降し、絞り加
工を開始する前の状態の構成説明図である。
【図3】図1の金型において、絞り加工中の状態の構成
説明図である。
【符号の説明】
1      ラム固定板 2      上型プレート 3      下型プレート 4      ガイドポスト 5      ガイドブッシュ 6      バッキングプレート 7      ストリッパー(上側加工部材)8   
   ポンチ(上側加工部材)9      ダイ(下
側加工部材) 10    ダイクッションプレート(下側加工部材)
11    ヒーター 12    温度センサー 13    断熱板a(断熱部材) 14    セラミック製の補強兼断熱板a(断熱部材
)15    断熱板b(断熱部材) 16    断熱板c(断熱部材) 17    セラミック製の補強兼断熱板b(断熱部材
)18    ダイクッションピン 19    ストリッパーガイドピンa20    ス
トリッパーガイドピンb21    ボルスター 22    プレスラム 23    圧縮バネ 24    Mg合金板(被加工材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被加工材を熱間で曲げ加工あるいは絞
    り加工する金型であって、加工時に被加工材を挟持する
    上側加工部材および下側加工部材と、これらの加工部材
    がそれぞれ取り付けられた上型プレートおよび下型プレ
    ートとを備え、上型プレートは、ラム固定板に設けられ
    たガイドピンにより上下へ案内移動されるように吊り下
    げられ、上側加工部材および下側加工部材が被加工材を
    挟持した状態で上方へ案内されてラム固定板に当接し、
    その後、上側加工部材を作動させて被加工材を加工する
    ようにされており、さらに、上側加工部材および下側加
    工部材にそれぞれ設けられ被加工材を加熱するヒーター
    と、上側加工部材と上型プレートとの間および下側加工
    部材と下型プレートとの間にそれぞれ介在するように設
    けられた断熱部材とを具備してなる熱間塑性加工用金型
JP5132391A 1991-03-15 1991-03-15 熱間塑性加工用金型 Pending JPH04288998A (ja)

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JP (1) JPH04288998A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252729A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Aida Eng Ltd プレス加工装置
JP2010012517A (ja) * 2008-06-06 2010-01-21 Kobe Steel Ltd 軽合金材料製プレス成形品の製造方法
JP2020116618A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 トヨタ自動車株式会社 鋼板の成形加工方法および打ち抜き加工機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001252729A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Aida Eng Ltd プレス加工装置
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