JPH0428805A - 粉末合金化方法 - Google Patents
粉末合金化方法Info
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Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、粉末合金化方法に関するものである。さら
に詳しくは、この発明は、均−微細粒径を有し、生産性
にも優れた、!極、リード線、接点、発熱体等の形成、
あるいはろう材料として有用な粉末合金の製造法に関す
るものである。
に詳しくは、この発明は、均−微細粒径を有し、生産性
にも優れた、!極、リード線、接点、発熱体等の形成、
あるいはろう材料として有用な粉末合金の製造法に関す
るものである。
(従来の技術とその課IJi)
従来より、電極、リード線形成用の導電ペースト材料、
ろう材料等として金属、あるいは合金の粉末か利用され
てきている。たとえば、各種電子部品のプリント回路の
形成に使用される導電ペーストとしては、導電性物質と
してAg粉末が多用されてきている0通常、このAg粉
末には適宜なバインダーを加えたものが使用されてもい
る。
ろう材料等として金属、あるいは合金の粉末か利用され
てきている。たとえば、各種電子部品のプリント回路の
形成に使用される導電ペーストとしては、導電性物質と
してAg粉末が多用されてきている0通常、このAg粉
末には適宜なバインダーを加えたものが使用されてもい
る。
しかしながら、この導電ペーストについては、回路パタ
ーンのファイン化にともなって、これまでのものでは導
電性物質のマイグレーションによる回路の危険が生じる
ことが懸念されている。このマイグレーションは、Ag
単独で使用すると生じやすいと考えられることから、こ
れを防止するためにAgに30%程度のPdまたは数%
のptを添加した混合粉末を用いて導電ペーストを調整
することが行われている。
ーンのファイン化にともなって、これまでのものでは導
電性物質のマイグレーションによる回路の危険が生じる
ことが懸念されている。このマイグレーションは、Ag
単独で使用すると生じやすいと考えられることから、こ
れを防止するためにAgに30%程度のPdまたは数%
のptを添加した混合粉末を用いて導電ペーストを調整
することが行われている。
しかしながら、単にこのような混合物を使用するによっ
てはマイグレーション防止の効果が充分とはいえないた
め、最近では、Agを主体とする合金の粉末化が検討さ
れている。
てはマイグレーション防止の効果が充分とはいえないた
め、最近では、Agを主体とする合金の粉末化が検討さ
れている。
たとえば、このような例に見られるように合金の粉末化
について関心が高まっており、均一で、かつ微細な粒径
の合金粉末を生産性よく製造するための方法が検討され
てきている。しかしながら現状においては、実用に供す
ることのできる粉末合金化の方法はいまだ確立されてお
らず、これまでに提案されている方法にもいくつかの問
題がある。
について関心が高まっており、均一で、かつ微細な粒径
の合金粉末を生産性よく製造するための方法が検討され
てきている。しかしながら現状においては、実用に供す
ることのできる粉末合金化の方法はいまだ確立されてお
らず、これまでに提案されている方法にもいくつかの問
題がある。
たとえば、特開昭58−11701号に開示されている
ように、Ag塩とPd塩との過酸化水素含有強塩基水溶
液から共沈殿を生じさせ、この共沈物を水素還元してA
g−Pd合金粉末とする方法が知られている。しかしな
がら、この方法では沈殿物の水素還元の際に粒子が凝集
して粒径が増大することが避けられず、粒径が小さく、
しかも、均一な大きさの合金粉末を得ることはできない
。
ように、Ag塩とPd塩との過酸化水素含有強塩基水溶
液から共沈殿を生じさせ、この共沈物を水素還元してA
g−Pd合金粉末とする方法が知られている。しかしな
がら、この方法では沈殿物の水素還元の際に粒子が凝集
して粒径が増大することが避けられず、粒径が小さく、
しかも、均一な大きさの合金粉末を得ることはできない
。
また、特開昭62−1807号には、2種以上の金属の
塩を含有する液滴を加熱し、乾燥−熱分解によって合金
粉末を形成する方法が開示されている。
塩を含有する液滴を加熱し、乾燥−熱分解によって合金
粉末を形成する方法が開示されている。
しかしながら、この方法によって、たとえばAg粉末合
金を製造しようとすると、1000℃以上の高温度での
操作が必要になる。また、噴霧する溶液の金属塩濃度が
高いと金属どうしが結合し、粒径の小さな合金粉末を得
ることができないという欠点がある。逆に溶液濃度が低
い場合には生産性の向上が難しくなる。
金を製造しようとすると、1000℃以上の高温度での
操作が必要になる。また、噴霧する溶液の金属塩濃度が
高いと金属どうしが結合し、粒径の小さな合金粉末を得
ることができないという欠点がある。逆に溶液濃度が低
い場合には生産性の向上が難しくなる。
さらに、粉末合金化の方法として溶液から析出させた粉
末をグリセリン等の有機化合物中で加熱する方法も提案
されているが、純度の向上が難しく有機化合物の使用に
ともなって洗浄に時間がかかり、スケールアップ上でも
制約があって、生産量を増大してもコスト低減が図られ
ないという問題がある。
末をグリセリン等の有機化合物中で加熱する方法も提案
されているが、純度の向上が難しく有機化合物の使用に
ともなって洗浄に時間がかかり、スケールアップ上でも
制約があって、生産量を増大してもコスト低減が図られ
ないという問題がある。
このように、これまでの方法によっては、均一で微細粒
径の金属粉末を高い生産性で製造することは難しく、ま
た、高純度品を得ることや、有機物の洗浄作業を回避す
ること、そしてコスト低減を図ることも難しいという欠
点があった。
径の金属粉末を高い生産性で製造することは難しく、ま
た、高純度品を得ることや、有機物の洗浄作業を回避す
ること、そしてコスト低減を図ることも難しいという欠
点があった。
この発明は、以上の通りの事情をMまえてなされたもの
であり、従来方法の欠点を解消し、均一微細粒径で、高
純度の合金粉末を高生産性で製造することのできる新し
い粉末合金方法を提供することを目的としている。
であり、従来方法の欠点を解消し、均一微細粒径で、高
純度の合金粉末を高生産性で製造することのできる新し
い粉末合金方法を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
この発明は、上記の課題を解決するものとして、2種以
上の金属イオンを含む水溶液、もしくはアルコール溶液
、またはその混合液中に還元剤を添加して粉末を生成さ
せ、次いでこの粉末を熱処理することを特徴とする粉末
合金化方法を提供する。
上の金属イオンを含む水溶液、もしくはアルコール溶液
、またはその混合液中に還元剤を添加して粉末を生成さ
せ、次いでこの粉末を熱処理することを特徴とする粉末
合金化方法を提供する。
この発明が対象とする合金化のための金属としては、A
g、Au、Pd、Pt、Rh、Ru、Ir、Os、Ni
、W、Cd、Cu、Hg、Zn、Sn、Mo、Cr、C
,Zr、Ti等々の任意のものが含まれ、これら金属の
2種以上の組合せ、たとえば、Ag−Pt、Ag−Pd
、Pd−PtAg−Cd、Hg−Pt、Hg−Mo、P
t−I r、 Pd−Ag−Ni −W、 Pt−Ru
−WA g −M o、Au−Pt−I r、 Au
−Ag −pt等が対象合金となる。
g、Au、Pd、Pt、Rh、Ru、Ir、Os、Ni
、W、Cd、Cu、Hg、Zn、Sn、Mo、Cr、C
,Zr、Ti等々の任意のものが含まれ、これら金属の
2種以上の組合せ、たとえば、Ag−Pt、Ag−Pd
、Pd−PtAg−Cd、Hg−Pt、Hg−Mo、P
t−I r、 Pd−Ag−Ni −W、 Pt−Ru
−WA g −M o、Au−Pt−I r、 Au
−Ag −pt等が対象合金となる。
これらの金属イオンの2種以上のものを含んだ水溶液、
アルコール溶液、もしくはその混合液中に還元剤を添加
することがこの発明方法の特徴の一つであるが、この際
の還元剤としては、従来公知のヒドラジン、ハイドロキ
ノン等をはじめとする適宜なものが使用される。
アルコール溶液、もしくはその混合液中に還元剤を添加
することがこの発明方法の特徴の一つであるが、この際
の還元剤としては、従来公知のヒドラジン、ハイドロキ
ノン等をはじめとする適宜なものが使用される。
水溶液、アルコール溶液、またはその混合液中の金属イ
オンは、いわゆる塩の形態で溶解させることによって得
られ、その濃度も金属イオンの種類や操作性を考慮して
適宜とすることができる。
オンは、いわゆる塩の形態で溶解させることによって得
られ、その濃度も金属イオンの種類や操作性を考慮して
適宜とすることができる。
アルコールについては、1価、2価、さらにはそれ以上
の多価アルコールから選択することができる。これら溶
液からの粉末の生成は、いわゆる共沈殿物として生成さ
れるものである。
の多価アルコールから選択することができる。これら溶
液からの粉末の生成は、いわゆる共沈殿物として生成さ
れるものである。
このようにして得られる粉末は、次いでこの発明におい
ては熱処理して最終の粉末合金とする。
ては熱処理して最終の粉末合金とする。
この時の熱処理は、−船釣には150〜300℃程度の
温度において実施することができる。もちろん、この温
度は、金属元素の組合せによって相違してくる。また、
熱処理は、雰囲気下において行うことが好ましく、N
、H2,02、あるいはAr、Xe、Krなとのガス気
流中で行うことが好ましい。熱処理は減圧条件としても
よい。
温度において実施することができる。もちろん、この温
度は、金属元素の組合せによって相違してくる。また、
熱処理は、雰囲気下において行うことが好ましく、N
、H2,02、あるいはAr、Xe、Krなとのガス気
流中で行うことが好ましい。熱処理は減圧条件としても
よい。
合金粉末の粒径は金属イオン濃度、還元剤の使用量、加
熱温度等によって容易に調整することができる。
熱温度等によって容易に調整することができる。
もちろん1.さらに詳細な余件や1.装置については様
々な態様が可能であることはいうまでもない。
々な態様が可能であることはいうまでもない。
(作 用)
この発明の方法においては、水溶液、アルコール溶液ま
たはその混合液への還元剤の添加と、生成した粉末の熱
処理との操作を実施することにより、10μm以下の粒
径で粒度のそろった均一微細粒径の合金粉末が高生産性
で製造可能となる。
たはその混合液への還元剤の添加と、生成した粉末の熱
処理との操作を実施することにより、10μm以下の粒
径で粒度のそろった均一微細粒径の合金粉末が高生産性
で製造可能となる。
合金化処理後の洗浄工程がないため、汚染が極めて少な
い高純度の合金粉末が得られる。
い高純度の合金粉末が得られる。
(実施例)
次に実施例を示し、さらに詳しくこの発明の粉末合金化
方法について説明する。
方法について説明する。
実施例I
AgイオンおよびPdイオンを含有する水溶液にヒドラ
ジン5を添加し、Ag70重量%、Pd30重量%の共
沈粉を得た。この粉末を230〜240℃の温度におい
てN2気流中で2時間熱処理を行った。
ジン5を添加し、Ag70重量%、Pd30重量%の共
沈粉を得た。この粉末を230〜240℃の温度におい
てN2気流中で2時間熱処理を行った。
平径粒径1μmのAg−Pd合金粉末を得た。
その純度は99.9%以上であった。
実施例2
実施例1と同様にして得た粉末をAr気流中において2
時間加熱した。加熱温度は120℃以上とした。
時間加熱した。加熱温度は120℃以上とした。
得られた合金粉末の純度は99.9%以上であった。
粉末の凝集による粒径の拡大は抑制され、均一微細な、
かつ高純度のAg−Pd合金粉を得た。
かつ高純度のAg−Pd合金粉を得た。
実施例3
AgイオンおよびPdイオンを含有するエタノールと水
との混合溶液にしドラジンを添加してAg50重量%、
Pd50重量%の共沈粉末を生成させた。この粉末をア
ルゴン気流中で200℃において加熱した。
との混合溶液にしドラジンを添加してAg50重量%、
Pd50重量%の共沈粉末を生成させた。この粉末をア
ルゴン気流中で200℃において加熱した。
平均粒径1.0μm、純度99.9%以上のAg−Pd
合金粉末を得た。
合金粉末を得た。
実施例4
実施例3と同様にして平均粒径1,2μm、純度99.
9%以上のPd−Pt合金粉末を得た。
9%以上のPd−Pt合金粉末を得た。
実施例5
ヒドラジンをハイドロキノンに代えて共沈粉末を生成さ
せ、実施例1と同様にしてAg−Pd合金粉末を製造し
た。平均粒径1.4μm、純度99.9%以上の均一微
細粒径で、高純度な合金粉末を得た。
せ、実施例1と同様にしてAg−Pd合金粉末を製造し
た。平均粒径1.4μm、純度99.9%以上の均一微
細粒径で、高純度な合金粉末を得た。
実施例6
実施例1と同様にして生成させた
Ag44重量%、Pd56重量%の共沈粉をアルゴン気
流中において220°Cに2時間加熱した。
流中において220°Cに2時間加熱した。
平均粒径0,3μm、純度99,9%以上のAgPd合
金粉末を得た。
金粉末を得た。
実施例フ
イソプロパーノール溶液から生成されたAu、Pt、I
r粉末をN2気流中において加熱し、平均粒径0.5μ
mのAu−Pt−Ir合金粉末(純度99.9%以上)
を得た。
r粉末をN2気流中において加熱し、平均粒径0.5μ
mのAu−Pt−Ir合金粉末(純度99.9%以上)
を得た。
実施例8
水溶液もしくはアルコール溶液から生成させたAg=
Cu共沈粉末をAr気流中で加熱して平均粒径10μm
のAg−Cu合金粉末を得た。
Cu共沈粉末をAr気流中で加熱して平均粒径10μm
のAg−Cu合金粉末を得た。
(発明の効果)
この発明により、以上詳しく説明した通り、粒度が10
μm以下の微細粒径の均一粉末を低コスト、高生産性で
製造することができ、しかも、高純度品としての合金粉
末の取得が可能となる。
μm以下の微細粒径の均一粉末を低コスト、高生産性で
製造することができ、しかも、高純度品としての合金粉
末の取得が可能となる。
Claims (1)
- (1)2種以上の金属イオンを含む水溶液、もしくはア
ルコール溶液、またはその混合液中に還元剤を添加して
粉末を生成させ、次いでこの粉末を熱処理することを特
徴とする粉末合金化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031859A JPH0428805A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 粉末合金化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031859A JPH0428805A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 粉末合金化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428805A true JPH0428805A (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=12342775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2031859A Pending JPH0428805A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 粉末合金化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428805A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013073068A1 (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-23 | エム・テクニック株式会社 | 銀銅合金粒子の製造方法 |
TWI498090B (zh) * | 2009-10-09 | 2015-09-01 | Jeong Sik Han | 傾斜曲線型刀體及其製造方法以及具有此刀體之指甲剪 |
CN110000374A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-07-12 | 福达合金材料股份有限公司 | 一种银钼触头材料的制备工艺及其产品 |
CN113458409A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-10-01 | 西南大学 | 一种室温合成纳米合金催化剂的方法 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP2031859A patent/JPH0428805A/ja active Pending
Cited By (5)
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