JPH04287830A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JPH04287830A
JPH04287830A JP3052721A JP5272191A JPH04287830A JP H04287830 A JPH04287830 A JP H04287830A JP 3052721 A JP3052721 A JP 3052721A JP 5272191 A JP5272191 A JP 5272191A JP H04287830 A JPH04287830 A JP H04287830A
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intake
control valve
intake control
valve
opening
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JP3052721A
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Shigeo Nomura
重夫 野村
Yurio Nomura
由利夫 野村
Hideki Obayashi
秀樹 大林
Tokio Kohama
時男 小浜
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • F02B29/083Cyclically operated valves disposed upstream of the cylinder intake valve, controlled by external means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸気制御弁を用いた内燃
機関の吸気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より内燃機関の各気筒の吸気通路に
吸気制御弁を設けて吸入空気量を制御し、部分負荷時の
燃費を向上させる吸気制御装置がある(例えば特開昭6
3−65138号)。従来の吸気制御装置における吸気
制御弁の開閉制御と吸気通路の上流部における圧力との
関係を図13に例示する。図示のように、従来装置では
吸気制御弁を用いて吸気行程の早期に吸気通路を閉鎖す
るから、スロットルバルブを全開(WOT)にしてほぼ
大気圧の空気を必要な量だけ吸入できる。したがって、
負圧の空気の吸入により発生する損失いわゆるポンピン
グロスを大幅に低減することができる。また、吸気行程
の途中で吸気制御弁により吸気通路を閉鎖するから、シ
リンダに充填した空気が吸気通路へ逆流するのを防止で
き、空気の充填効率を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、吸気制御弁を開く際に起きる気柱振動によ
り吸気音が発生するという問題がある。即ち、図13に
示したように吸気制御弁が吸気行程の早期に吸気通路を
閉鎖するから、吸気行程終了時には吸気通路の上流部の
圧力が大気圧から負圧へと大きく低下する。このため圧
縮行程の途中で吸気制御弁を次の吸気行程に備えて開く
と、吸気制御弁を挟んだ前後の空間の大きな圧力差、つ
まり吸気通路上流部の大きく低下した負圧とスロットル
バルブ側の大気圧との間の大きな圧力差により気柱振動
が起き吸気音が発生するのである。
【0004】本発明の内燃機関の吸気制御装置は、上記
課題を解決し、吸気音を低減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の内燃機
関の吸気制御装置は、図1に例示するように、内燃機関
の各気筒の吸気通路に設けた吸気制御弁を吸気制御弁制
御手段により所定のタイミングで開閉して吸入空気量を
制御する内燃期間の吸気制御装置において、前記吸気制
御弁制御手段による前記吸気制御弁の開弁動作の平均速
度を低減する開弁速度低減手段を設けたことを特徴とす
る。
【0006】なお、開弁速度低減手段としては、例えば
吸気制御弁の開弁状態を半開もしくは全閉から若干開い
た開状態に制御する開制御手段が含まれる。上記構成の
内燃機関の吸気制御装置は、吸気制御弁制御手段による
吸気制御弁の開弁動作の平均速度を開弁速度低減手段が
低減(例えば吸気制御弁の開弁状態を半開もしくは全閉
から若干開いた状態に制御)するから、吸気制御弁の前
後の空間の大きな圧力差つまり吸気通路上流部の大きく
低下した負圧とスロットルバルブ側の略大気圧との間の
大きな圧力差が徐々に解消される。したがって、吸気制
御弁の開弁にともない発生する気柱振動が小さくなり吸
気音が低減する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本実施
例の吸気制御装置が搭載されるエンジンのシステム構成
を図2に示す。
【0008】図2に示すように、エンジンのシステム構
成は、4気筒エンジン1と、このエンジン1の吸気系1
aに設けた吸気制御部3、およびこれらを制御する電子
制御装置(以下単にECUという)5などから構成され
る。
【0009】エンジン1は4個の気筒7を備える。各気
筒7には高速適合カムによって開閉されるインテークバ
ルブ9と、エキゾーストバルブ11とが設けられる。エ
ンジン1の吸気系1aには圧力調整弁としてのスロット
ルバルブ13が配設される。スロットルバルブ13はス
ロットルアクチュエータ15の駆動制御によりスロット
ル開度を変更する。各エキゾーストバルブ11には排気
管1bが接続される。
【0010】吸気系1aから分岐して設けた各吸気ポー
ト17は各気筒7に連通する。吸気ポート17の各々の
内部には吸気制御弁19が設けられる。各吸気制御弁1
9はアクチュエータ21の駆動制御により気筒毎に独立
して吸気ポート17の開度を変更する。吸気ポート17
の上流部17aには、燃料を噴射するインジェクタ23
が設けられている。
【0011】エンジン1には、検出器として各種のセン
サ類が備えられる。例えば、各気筒7のピストンが上死
点(TDC)に位置するときにパルス信号を出力するク
ランク角センサ25がある。また、所定のクランク角度
毎にパルス信号を出力する回転速度センサ27、気筒毎
にトルクあるいは燃焼を検出するセンサ29(例えば筒
内圧センサ、トルクセンサ、ノックセンサ)、気筒毎に
空気量を検出するセンサ31(例えば吸気管内圧力セン
サ)、負荷状態を検出する負荷検出手段33(例えばス
ロットルセンサ、アクセルセンサ)、騒音あるいは振動
を検出する騒音・振動検出手段35、エミッションの状
態を検出するエミッション検出手段37などがある。
【0012】さらに、エンジン1には各種制御手段が備
えられる。例えば、インジェクタ23による噴射量およ
び噴射時期を制御する噴射制御手段39、点火時期を制
御する点火時期制御手段41、吸気の過給を行なう過給
手段43、運転状態に応じて学習制御を行なう学習制御
手段45、吸気の加熱を行なう吸気加熱手段47、冷却
水の温度を調整する冷却水温調整手段49がある。
【0013】ECU5はCPU5a、ROM5b、RA
M5cを中心に算術論理回路として構成されており、コ
モンバス5dを介して入出力部5eに接続され、外部と
の入出力を行なう。上記各センサ25〜37からの検出
信号及び上記各制御手段41〜49からの信号は入出力
部5eからCPU5aに入力される。CPU5aは入出
力部5eを介してスロットルアクチュエータ15、吸気
制御弁19のアクチュエータ21、過給手段43、吸気
加熱手段47に制御信号を出力する。また、ECU5は
上記クランク角センサ25と回転速度センサ27との信
号に基づいて、各気筒7のインテークバルブ9の開閉期
間を検出する。
【0014】次に、吸気制御弁19およびアクチュエー
タ21を図3ないし図5により説明する。図3は吸気制
御弁19とアクチュエータ21の構造を示す断面図、図
4は図3における4−4線で切断した断面図、図5は吸
気制御弁19の動作を示す説明図である。図3に示すよ
うに、吸気制御弁19は吸気ポート17内部に設けたバ
タフライ型の円形弁板50である。円形弁板50は支軸
51により回動自在に支持されており、吸気ポート17
の壁面に対し極めて狭いクリアランスを持ちながら非接
触で支軸51を中心に揺動する(図5参照)。なお、支
軸51の一端はベアリング53により吸気ポート17に
支持され、支軸51の他端はアクチュエータ21に連結
されている。
【0015】アクチュエータ21は、支軸57、磁石部
材59、電磁コイル61,63、永久磁石65,67な
どを備える。支軸57はケーシング55内に回動自在に
支持されており、上記吸気制御弁19の支軸51に連結
される。支軸57の外周に磁石部材59が嵌着されてい
る。磁石部材59には周方向に関し対称に異極となる磁
極が形成される。一対の電磁コイル61,63は、上記
磁石部材59を間において対向させた状態でケーシング
55の内壁に設けられている。また、一対の永久磁石6
5,67は、上記磁石部材59を間において対向しかつ
上記一対の電磁コイル61,63と直交する状態で、ケ
ーシング55の内壁に設けられている。
【0016】次に、電磁コイル61,63の制御回路を
説明する。図6に示すように、制御回路は4個のFET
70A,70B,70C,70D(トランジスタでも可
)、直流電源71等を備えた公知のチョッパ駆動を行な
う回路である。ECU5側にこの制御回路のドライバ(
図示せず)が備えられる。上記電磁コイル61,63の
一端は直列に接続される。電磁コイル61の他端はFE
T70AとFET70Bとの間に接続され、電磁コイル
63の他端はFET70CとFET70Dとの間に接続
される。
【0017】上記制御回路により制御される吸気制御弁
19は基本的に以下のように動作する。図7のタイミン
グチャートにドライバの入力信号とFET70A〜Dの
ソース電圧と駆動電圧との関係を示す。ドライバに電圧
レベルの高い「H」信号が入力されると、ドライバはF
ET70B,70Cのソース電圧を電圧レベルの低い「
L」レベルにし、FET70Aのソース電圧を電圧レベ
ルの高い「H」レベルにすると共に、FET70Dのソ
ース電圧を「H」,「L」レベルの間でPWM制御によ
り切り替える制御を実行する。したがって、正の駆動電
圧が印加されることになり、図6中のa点からb点の側
にduty比(期間T2と期間T3との比)で決まる大
きさの電流が流れて、電磁コイル61,63が電流の大
きさに応じた磁力を発生する。そして、電磁コイル61
,63により形成される磁極と、永久磁石65,67に
よって形成される磁極とにより決まる位置まで磁石部材
59は揺動する。この結果、磁石部材59に一体の支軸
57が揺動し、円筒弁体50は図5に2点鎖線で示す全
開位置の側に揺動する。揺動量(開安定位置)はdut
y比を変えることで変更される。
【0018】また、ドライバに電圧レベルの低い「L」
信号が入力されると、ドライバはFET70A,70D
のソース電圧を「L」レベルにし、FET70Cのソー
ス電圧を「H」レベルにすると共に、FET70Bのソ
ース電圧を「H」,「L」レベルの間でPWM制御によ
り切り替える制御を実行する。したがって、負の駆動電
圧が印加されることになり、図6中のb点からa点の側
にduty比(期間T5と期間T6との比)で決まる大
きさの電流が流れて磁石部材59は逆方向に揺動する。 この結果、円筒弁体50は図5に2点鎖線で示す全閉位
置の側に揺動する。揺動量(閉安定位置)はduty比
を変えることで変更される。
【0019】さらに、電磁コイル61,63への通電を
遮断すると磁石部材59は永久磁石65,67の磁極の
みによって保持される。したがって、円筒弁体50は図
5に実線で示すように中立位置(半開位置)に揺動して
安定する。中立位置は、アクチュエータ21に無通電時
のコギングトルク(ディテンドトルク)によるロータマ
グネット及び制御の安定した位置である。
【0020】したがって、以上の構成においては、開安
定位置は期間T2と期間T3との比により決まり期間T
2が長いと全開状態となり、期間T2を短くするにした
がって半開状態に近づいた位置で安定することになる。 そして、無通電つまり期間T2=0とすると中立位置、
即ち半開状態となる。開度が中立位置と全閉位置との間
にある開位置とする場合には、期間T5,T6の比を変
更する。期間T6を長くするにしたがって全閉状態に近
づいた位置で安定することになる。このようにduty
比を変更すれば吸気制御弁19を任意の開度にすること
ができる。
【0021】なお、期間T1,T4は吸気制御弁19の
立ち上がり特性を決める。また、図7のトライバ入力信
号は、ECU5からドライバに入力される信号であって
、円筒弁体50の揺動方向を開側・閉側のうちから選択
する信号である。
【0022】以上説明した構成を有する吸気制御装置の
作用を以下に説明する。気筒毎の吸入空気量Qは気筒毎
に空気量を検出するセンサ31からの入力信号(吸気圧
力P)と、アクチュエータ21へ出力される吸気制御弁
19の制御信号(吸気時間T)とに基づき求められるが
、これらのうち吸気圧力Pはスロットルバルブ13の開
度により決められ、吸気時間Tは吸気制御弁19および
吸気弁9により決められる。スロットルバルブ13の開
度とアクセル踏込量との関係を図8に示す。図示のよう
に実施例ではアクセル踏込量が所定値以上になるとスロ
ットルバルブ13の開度が一定値に抑えられる設定がな
されている。吸気制御弁19の基本的な閉弁時期につい
ては表1のごとく設定されている。表1に示すように、
負荷に応じて吸気制御弁の閉弁時期は基本的に調整され
る。表1において閉弁時期は下死点に対する進角量を示
す。なお、吸気制御弁19は吸気弁(インテークバルブ
)9の開弁前に開弁される。また、上記制御は吸気制御
弁19で吸気弁9の閉弁時期を実質的に制御するもので
あるが、吸気弁9の開時間内で吸気制御弁を開閉するこ
とで実吸気時間を制御する構成であってもよい。
【0023】
【表1】
【0024】上記表1のごとく吸気制御弁19の閉弁時
期は基本的に与えられるが、こうした閉弁時期に対して
、吸気制御弁19の開閉制御は以下のごとく実行される
。図9にアクチュエータ21の駆動電圧のタイミングチ
ャート、図10にインテークバルブ9と吸気制御弁19
との動作のタイミングチャートを示す。なお、図10に
は比較のため従来装置による吸気制御弁の動作を2点鎖
線Cで示した。
【0025】制御回路(図6)の基本的な動作に関連し
て先に説明したように、印加する駆動電圧のパターンに
より吸気制御弁19の開度は任意に設定される。実施例
では図9に示すパターンの駆動電圧が印加され、吸気制
御弁19が制御される。図9に示す駆動電圧の印加パタ
ーンのうちでAパターンは吸気制御弁19を所定の平均
速度で開弁させると共に所定開度で安定させるパターン
、Bパターンは吸気制御弁19を閉弁させ全閉状態で保
持させるパターンである。印加する駆動電圧はこれらA
パターンとBパターンとの繰り返しである。
【0026】Aパターンの前半のA1部では負の駆動電
圧が所定duty比(期間T7とT8との比)で印加さ
れる。負の駆動電圧を印加する期間T8は、全閉時(B
パターン)における負の駆動電圧を印加する期間T6よ
りも短い。したがって、期間A1部では、図10の線図
Aに示すように、吸気制御弁19は全閉から若干開いた
状態で一旦停止し、小さな開度のまま保持される。期間
A1部終了後のAパターンではまず長い期間T1があり
、以降所定duty比(期間T2と期間T3の比)で正
の駆動電圧が印加される。したがって、図10の線図A
に示すように先の期間A1部にて小さな開度で保持され
ていた吸気制御弁19は期間T1のうちに応答性よく開
弁し、以降duty比(期間T2と期間T3との比)で
決まる開度で安定する。そして、所定時間後に期間Aパ
ターンが終了すると、期間Bパターンに移る。Bパター
ンでは、まず長い期間T4があり、以降所定duty比
(T5とT6の比)で負の駆動電圧が印加される。した
がって、図10に示すように、所定開度で安定していた
吸気制御弁19は期間T4により応答性よく閉弁し、以
降全閉状態に保持される。
【0027】以上のように吸気制御弁19が開閉制御さ
れる場合に見られる吸気ポート上流部17aの圧力変動
を図11に示す。期間1サイクルの制御では次の現象が
起こる。即ち、各気筒7の吸気行程の途中で各吸気制御
弁19が吸気ポート17を閉鎖するから、上流部17a
の圧力は大気圧から負圧へと大きく降下し、ピストンの
下死点で最小値となる。その後、ピストンが上昇するた
めに圧力は大気側に若干戻っていくが、インテークバル
ブ9を閉じると上流部17aの圧力は大きく低下した負
圧で保持される。こうしてインテークバルブ9が閉とな
った後、次の吸気行程のために吸気制御弁19は再び開
かれる。吸気制御弁19は最初に上述のごとく小さな開
度で開弁して一旦停止する。この間に、吸気ポート17
のスロットルバルブ13側から空気が上流部17aに徐
々に流れ込み、上流部17aの圧力は緩やかに上昇し、
大気圧近傍の圧力に回復する。この後、吸気制御弁19
が所定開度まで開いて安定する。この時点では既に、吸
気制御弁19の前後の圧力を比較すると上流部17aの
圧力は大気圧近傍に回復しており、スロットルバルブ側
の圧力(大気圧)との差がほとんど無い状態となってい
る。この結果、吸気制御弁19の開弁に伴う気柱振動の
程度は大幅に低減し、吸気音が極めて小さくなる。
【0028】以上説明した内燃機関の吸気制御装置によ
れば、吸気制御弁19の開弁に際して最初に小さな開度
で一旦停止して吸気制御弁19の前後の圧力差をほとん
ど解消することができるから、吸気制御弁19の開弁に
ともなう気柱振動の程度が大幅に低減し吸気音が極めて
小さくなるという効果を奏する。
【0029】また、吸気制御弁19の開弁時に最初に設
ける小さな開度として半開状態を設定したり、あるいは
開安定位置として半開状態を設定するならば、半開状態
は無通電で維持できるから、吸気制御弁19の駆動にか
かる消費電力を低減できる。
【0030】なお、吸入空気量の少ない部分負荷時では
開安定位置として全閉から若干開いた状態としてもよい
。以上実施例を説明したが、本発明は実施例に何等限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得ることは勿論である。 例えば、吸気制御弁としては、特開昭63−65138
号公報に記載されている複数毎の板材の移動により吸気
通路を開閉する構成を用いてもよい。スロットルバルブ
40を全開あるいは全開に近い状態にして吸気制御弁を
徐々に開く構成以外にも、吸気制御弁の開弁速度の低減
をスロットルバルブ40の開度の制御と組み合わせて実
現する構成としてもよい。
【0031】また、実施例ではduty制御により吸気
制御弁19をまず小さな開度で一旦停止し、後に所定開
度まで開く構成を示したが、この外にも3段階以上にわ
たって徐々に開度を拡げながら所定開度まで開くことで
開弁の平均速度を低減する構成、開弁速度そのものを低
減して開度を連続的にゆっくりと拡げる構成(図10の
線図B)など種々の制御が適用できる。例えば、図12
に示すように、電源71とFET70A,70Cとの間
にECU5が切換制御するスイッチ73を設け、スイッ
チ73の接点状態によって電源71の電圧がそのまま印
加される状態と、電源71の電圧が抵抗器75により降
下されて印加される状態とを切換可能にする構成として
もよい。この構成では、実施例の図9に示した期間A1
部においてスイッチ73を切り替えて抵抗器71を介し
低下した駆動電圧を印加する。こうして吸気制御弁19
の開度を小さく抑えておく。そして、期間A1経過後に
スイッチ73を切り替えることで電源71の電圧をその
まま印加し、吸気制御弁19の開度を所定値まで広げる
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の吸気制御装置によれば、吸気制御弁制御手段による吸
気制御弁の開弁動作の平均速度を開弁速度低減手段が低
減するから、吸気制御弁の前後の圧力差を徐々に解消す
ることができ、吸気制御弁の開弁にともない生ずる気柱
振動が小さくなって吸気音を低減することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である吸気制御装置を適用し
たエンジンのシステム全体を示すブロック図である。
【図3】吸気制御弁の構造を示す断面図である。
【図4】図3を4−4線で切断した断面図である。
【図5】吸気制御弁の構造を示す説明図である。
【図6】吸気制御弁のアクチュエータの制御回路を示す
回路図である。
【図7】吸気制御弁のアクチュエータの制御回路の入力
信号と駆動電圧との関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】スロットル開度とアクセル踏込量との関係を示
すグラフである。
【図9】吸気制御弁の駆動電圧の態様を示す説明図であ
る。
【図10】吸気制御弁の動作を示すタイミングチャート
である。
【図11】吸気制御弁の動作と吸気ポート上流部の圧力
との関係を示すタイミングチャートである。
【図12】他の実施例としての吸気制御弁のアクチュエ
ータの制御回路を示す回路図である。
【図13】従来装置における吸気制御弁の動作と吸気ポ
ート上流部の圧力との関係を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃機関の各気筒の吸気通路に設けた
    吸気制御弁を吸気制御弁制御手段により所定のタイミン
    グで開閉して吸入空気量を制御する内燃機関の吸気制御
    装置において、前記吸気制御弁制御手段による前記吸気
    制御弁の開弁動作の平均速度を低減する開弁速度低減手
    段を設けたことを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
JP3052721A 1991-03-18 1991-03-18 内燃機関の吸気制御装置 Withdrawn JPH04287830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018537617A (ja) * 2015-12-17 2018-12-20 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. 過給内燃エンジンを制御するための方法および関連する過給エンジン

Cited By (1)

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JP2018537617A (ja) * 2015-12-17 2018-12-20 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. 過給内燃エンジンを制御するための方法および関連する過給エンジン

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