JPH04284979A - 自走式抵抗シーム溶接機 - Google Patents
自走式抵抗シーム溶接機Info
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- JPH04284979A JPH04284979A JP4500591A JP4500591A JPH04284979A JP H04284979 A JPH04284979 A JP H04284979A JP 4500591 A JP4500591 A JP 4500591A JP 4500591 A JP4500591 A JP 4500591A JP H04284979 A JPH04284979 A JP H04284979A
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- Resistance Welding (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走式抵抗シーム溶接
機、特に例えばステンレスの金属板からなる屋根板のハ
ゼ折り部を溶接するための自走式抵抗シーム溶接機に関
するものである。
機、特に例えばステンレスの金属板からなる屋根板のハ
ゼ折り部を溶接するための自走式抵抗シーム溶接機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】金属板によって屋根板を構成する場合、
金属板同士のハゼ折り部から雨水が浸入することを防止
するために前記ハゼ折り部をシーム溶接することが行な
われている。
金属板同士のハゼ折り部から雨水が浸入することを防止
するために前記ハゼ折り部をシーム溶接することが行な
われている。
【0003】図3は従来の自走式抵抗シーム溶接機の概
略平面図、図4は同自走式抵抗シーム溶接機の概略正面
図、図5は同自走式抵抗シーム溶接機の概略右側面図、
図6は同自走式抵抗シーム溶接機の電気回路図である。 図において、1は屋根板である金属板、2A,2Bは金
属板1のハゼ折り部、3は溶接機本体で、内部に駆動伝
達機構(図示省略)を有している。4は溶接機本体3の
図において左端部に設けられた駆動モータ、5は溶接機
本体3の左端部に設けられたトランス部で、後述する溶
接トランスを内蔵している。6は溶接機本体3の右端部
下方に設けられたローラ支持枠で、金属板1の溶接すべ
きハゼ折り部2の上端の転接する支持ガイドローラ7を
回転自在に支持している。8はトランス部5の左端部下
方に設けられたローラ支持枠で、金属板1の溶接すべき
ハゼ折り部2Aの上端の転接する支持ガイドローラ7を
回転自在に支持している。これらローラ支持枠6,8は
垂直なネジ軸9によって上下に位置調節可能に溶接機本
体3とトランス部5とにそれぞれ取り付けられている。
略平面図、図4は同自走式抵抗シーム溶接機の概略正面
図、図5は同自走式抵抗シーム溶接機の概略右側面図、
図6は同自走式抵抗シーム溶接機の電気回路図である。 図において、1は屋根板である金属板、2A,2Bは金
属板1のハゼ折り部、3は溶接機本体で、内部に駆動伝
達機構(図示省略)を有している。4は溶接機本体3の
図において左端部に設けられた駆動モータ、5は溶接機
本体3の左端部に設けられたトランス部で、後述する溶
接トランスを内蔵している。6は溶接機本体3の右端部
下方に設けられたローラ支持枠で、金属板1の溶接すべ
きハゼ折り部2の上端の転接する支持ガイドローラ7を
回転自在に支持している。8はトランス部5の左端部下
方に設けられたローラ支持枠で、金属板1の溶接すべき
ハゼ折り部2Aの上端の転接する支持ガイドローラ7を
回転自在に支持している。これらローラ支持枠6,8は
垂直なネジ軸9によって上下に位置調節可能に溶接機本
体3とトランス部5とにそれぞれ取り付けられている。
【0004】10は溶接機本体3の一側部下方に設けら
れ、溶接すべきハゼ折り部2Aに隣接するハゼ折り部2
Bに向けて延びる水平アーム、11は水平アーム10の
先端に設けられたローラ支持枠で、ハゼ折り部2Bの上
端に転接する一対の支持ガイドローラ12を回転自在に
支持している。
れ、溶接すべきハゼ折り部2Aに隣接するハゼ折り部2
Bに向けて延びる水平アーム、11は水平アーム10の
先端に設けられたローラ支持枠で、ハゼ折り部2Bの上
端に転接する一対の支持ガイドローラ12を回転自在に
支持している。
【0005】13は溶接機本体3の下部に設けられ、溶
接すべきハゼ折り部2の両側に転接し、ハゼ折り部2A
を抵抗溶接する一対の通電ローラ、14は溶接機本体3
の下部に設けられ、溶接すべきハゼ折り部2の両側に転
接して溶接機本体3を走行させる駆動ローラである。こ
の駆動ローラ14は駆動モータ4により溶接機本体3内
の駆動伝達機構を介して回転駆動され、溶接機本体3は
金属板1のハゼ折り部2A,2B上を走行する。このと
き、一対の通電ローラ13によってハゼ折り部2を抵抗
溶接する。かかる一対の通電ローラ13に印加される溶
接電源は図6に示す如く商用電源15の交流電源に対し
て溶接電流調整装置16が例えばサイリスタによって力
率角を遅らせる位相制御して電流調整を行い、電流調整
された交流電源を溶接トランス17で降圧して得られる
。その溶接電源の溶接電圧は3〜5Vで、溶接電流は板
厚によって異なるが2800Aであり、抵抗溶接のため
の周波数は50/60Hzである。なお、溶接電流調整
装置16は外部に設置されており、溶接機本体3に設け
られた溶接トランス17の一次側とケーブル18を介し
て接続されている。
接すべきハゼ折り部2の両側に転接し、ハゼ折り部2A
を抵抗溶接する一対の通電ローラ、14は溶接機本体3
の下部に設けられ、溶接すべきハゼ折り部2の両側に転
接して溶接機本体3を走行させる駆動ローラである。こ
の駆動ローラ14は駆動モータ4により溶接機本体3内
の駆動伝達機構を介して回転駆動され、溶接機本体3は
金属板1のハゼ折り部2A,2B上を走行する。このと
き、一対の通電ローラ13によってハゼ折り部2を抵抗
溶接する。かかる一対の通電ローラ13に印加される溶
接電源は図6に示す如く商用電源15の交流電源に対し
て溶接電流調整装置16が例えばサイリスタによって力
率角を遅らせる位相制御して電流調整を行い、電流調整
された交流電源を溶接トランス17で降圧して得られる
。その溶接電源の溶接電圧は3〜5Vで、溶接電流は板
厚によって異なるが2800Aであり、抵抗溶接のため
の周波数は50/60Hzである。なお、溶接電流調整
装置16は外部に設置されており、溶接機本体3に設け
られた溶接トランス17の一次側とケーブル18を介し
て接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
走式抵抗シーム溶接機では溶接機本体3に溶接トランス
17を有するトランス部5を設けており、溶接機自体の
重量が55Kgとなり、溶接トランス17の鉄心重量は
約5割の20Kgを占めている。そして、抵抗シーム溶
接機を自走させて屋根板である金属板1のハゼ折り部2
Aを抵抗シーム溶接した後に、次のハゼ折り部2Bにつ
いて、抵抗シーム溶接を行う場合には、抵抗シーム溶接
機を手で持って移動させなければならないが、抵抗シー
ム溶接機は約55Kgと重いために溶接機移し替え作業
が容易でなく、作業能率が悪く、しかも屋根板上での作
業であるために危険を伴うものでもあるいという問題点
があった。
走式抵抗シーム溶接機では溶接機本体3に溶接トランス
17を有するトランス部5を設けており、溶接機自体の
重量が55Kgとなり、溶接トランス17の鉄心重量は
約5割の20Kgを占めている。そして、抵抗シーム溶
接機を自走させて屋根板である金属板1のハゼ折り部2
Aを抵抗シーム溶接した後に、次のハゼ折り部2Bにつ
いて、抵抗シーム溶接を行う場合には、抵抗シーム溶接
機を手で持って移動させなければならないが、抵抗シー
ム溶接機は約55Kgと重いために溶接機移し替え作業
が容易でなく、作業能率が悪く、しかも屋根板上での作
業であるために危険を伴うものでもあるいという問題点
があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、例えば屋根板上である金属板上の溶接機
移し替え作業が容易且つ安全に行えるように、軽量、小
型化された自走式抵抗シーム溶接機を得ることを目的と
する。
されたもので、例えば屋根板上である金属板上の溶接機
移し替え作業が容易且つ安全に行えるように、軽量、小
型化された自走式抵抗シーム溶接機を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる自走式抵
抗シーム溶接機は金属板上の一定間隔で平行な二つのハ
ゼ折り部の上端にそれぞれ転接する支持ガイドローラと
一つのハゼ折り部をその両側から抵抗溶接する一対の通
電ローラとを下部に有し、駆動伝達機構を内部に有する
溶接機本体と、溶接機本体の端部に設けられ、前記駆動
伝達機構を介して一対の通電ローラを駆動する駆動モー
タと、溶接機本体の端部に設けられ、一次側巻線がケー
ブルを介して外部の溶接電源供給装置に接続され、二次
側巻線が一対の通電ローラに接続された溶接トランスと
を備え、前記溶接トランスの適用周波数を400〜10
00Hzとし、前記溶接トランスの二次側巻線を一回巻
きとして構成するようにしたものである。
抗シーム溶接機は金属板上の一定間隔で平行な二つのハ
ゼ折り部の上端にそれぞれ転接する支持ガイドローラと
一つのハゼ折り部をその両側から抵抗溶接する一対の通
電ローラとを下部に有し、駆動伝達機構を内部に有する
溶接機本体と、溶接機本体の端部に設けられ、前記駆動
伝達機構を介して一対の通電ローラを駆動する駆動モー
タと、溶接機本体の端部に設けられ、一次側巻線がケー
ブルを介して外部の溶接電源供給装置に接続され、二次
側巻線が一対の通電ローラに接続された溶接トランスと
を備え、前記溶接トランスの適用周波数を400〜10
00Hzとし、前記溶接トランスの二次側巻線を一回巻
きとして構成するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明においては、溶接機本体に設けられる溶
接トランスについてその適用周波数を400〜1000
Hzとし、溶接トランスの二次側巻線を一回巻きとして
いるから、トランスの二次側電圧を求める基本式から、
溶接トランスの重量を二次側電圧を従来例と同様として
計算すると、二次側電圧は周波数、二次側巻線の巻数及
び鉄心の有効断面積と比例関係にあり、二次側巻線の巻
数を最小の一回巻きとすることによって鉄心の有効断面
積が小さくなって鉄心重量が軽減されると共に巻線重量
が軽減され、溶接トランスの重量は約1/3となり、そ
れに伴い抵抗シーム溶接機自体の重量が従来例のものに
比べて大幅に軽減された。
接トランスについてその適用周波数を400〜1000
Hzとし、溶接トランスの二次側巻線を一回巻きとして
いるから、トランスの二次側電圧を求める基本式から、
溶接トランスの重量を二次側電圧を従来例と同様として
計算すると、二次側電圧は周波数、二次側巻線の巻数及
び鉄心の有効断面積と比例関係にあり、二次側巻線の巻
数を最小の一回巻きとすることによって鉄心の有効断面
積が小さくなって鉄心重量が軽減されると共に巻線重量
が軽減され、溶接トランスの重量は約1/3となり、そ
れに伴い抵抗シーム溶接機自体の重量が従来例のものに
比べて大幅に軽減された。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である自走式抵抗シ
ーム溶接機の概略正面図、図2は同自走式抵抗シーム溶
接機の電気回路図である。図において、従来例と同一の
構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する
。この実施例では一対の通電ローラ13、13が駆動モ
ータ4により溶接機本体3内の駆動伝達機構を介して回
転駆動され、溶接機本体3は金属板1のハゼ折り部2A
,2B上を走行するように構成されている。
ーム溶接機の概略正面図、図2は同自走式抵抗シーム溶
接機の電気回路図である。図において、従来例と同一の
構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する
。この実施例では一対の通電ローラ13、13が駆動モ
ータ4により溶接機本体3内の駆動伝達機構を介して回
転駆動され、溶接機本体3は金属板1のハゼ折り部2A
,2B上を走行するように構成されている。
【0011】また、この実施例の溶接トランス27の一
次側巻線は外部の電源供給装置19に接続されている。 この電源供給装置19は商用電源15に接続された整流
回路20と整流回路20によって整流された直流を所望
周波数の交流に変換すると共に位相制御によって電流調
整を行うインバータ21とから構成されており、重量は
40Kgである。この電源供給装置19は溶接機本体3
即ち自走式抵抗シーム溶接機とは別に屋根板である金属
板1上に定置されて使用される。
次側巻線は外部の電源供給装置19に接続されている。 この電源供給装置19は商用電源15に接続された整流
回路20と整流回路20によって整流された直流を所望
周波数の交流に変換すると共に位相制御によって電流調
整を行うインバータ21とから構成されており、重量は
40Kgである。この電源供給装置19は溶接機本体3
即ち自走式抵抗シーム溶接機とは別に屋根板である金属
板1上に定置されて使用される。
【0012】更に、一対の通電ローラ13に接続されて
いる溶接トランス27の二次側巻線はいわゆる鉄心に対
して一回巻きされており、溶接トランス27の二次側回
路は二次側巻線と一対の通電ローラ13,13とこれら
を接続するケーブルとで一ターンのコイルを形成して構
成され、二次側巻線のインピーダンスを極力小さくする
ためにケーブルの長さを最小限とするように設計されて
いる。ここで、溶接電源供給装置19のインバータ21
は出力周波数が400〜1000Hz,出力電圧は40
0Vのものである。従って、溶接トランス18の適用周
波数は400〜1000Hzの範囲に限定したものであ
ればよい。
いる溶接トランス27の二次側巻線はいわゆる鉄心に対
して一回巻きされており、溶接トランス27の二次側回
路は二次側巻線と一対の通電ローラ13,13とこれら
を接続するケーブルとで一ターンのコイルを形成して構
成され、二次側巻線のインピーダンスを極力小さくする
ためにケーブルの長さを最小限とするように設計されて
いる。ここで、溶接電源供給装置19のインバータ21
は出力周波数が400〜1000Hz,出力電圧は40
0Vのものである。従って、溶接トランス18の適用周
波数は400〜1000Hzの範囲に限定したものであ
ればよい。
【0013】上記のように構成された自走式抵抗シーム
溶接機においては、適用周波数を500Hz、二次側巻
線を1回巻きとした溶接トランス27の鉄心重量を下記
に示すトランスの二次側電圧を求める基本式から計算す
ると、7Kgとなった。
溶接機においては、適用周波数を500Hz、二次側巻
線を1回巻きとした溶接トランス27の鉄心重量を下記
に示すトランスの二次側電圧を求める基本式から計算す
ると、7Kgとなった。
【0014】トランスの基本式
E=4.44f・Bm・N・A×10−8V但し、E:
二次側電圧、f:周波数(Hz)、Bm:最大磁束密度
(ガウス) 、N:二次側巻線の巻数、A:鉄心の有効断面積。
二次側電圧、f:周波数(Hz)、Bm:最大磁束密度
(ガウス) 、N:二次側巻線の巻数、A:鉄心の有効断面積。
【0015】これは、二次側電圧及び巻数比を従来例の
溶接トランス17と同様とした場合に本実施例の溶接ト
ランス27の鉄心重量が従来例の溶接トランス17の鉄
心重量20Kgに対して約1/3に軽減されるというこ
とである。なお、周波数が500Hz以上となれば鉄心
重量はより軽減されることとなる。
溶接トランス17と同様とした場合に本実施例の溶接ト
ランス27の鉄心重量が従来例の溶接トランス17の鉄
心重量20Kgに対して約1/3に軽減されるというこ
とである。なお、周波数が500Hz以上となれば鉄心
重量はより軽減されることとなる。
【0016】また、溶接トランスの巻線重量も二次側電
圧及び巻数比を従来例の溶接トランス17と同様とした
場合、本実施例の二次側巻線が従来例の二回巻きに対し
て一回巻きとすると、本実施例の溶接トランス27の巻
線重量は単純に計算すると従来例の溶接トランス17の
巻線重量に対して1/2に軽減されることになる。
圧及び巻数比を従来例の溶接トランス17と同様とした
場合、本実施例の二次側巻線が従来例の二回巻きに対し
て一回巻きとすると、本実施例の溶接トランス27の巻
線重量は単純に計算すると従来例の溶接トランス17の
巻線重量に対して1/2に軽減されることになる。
【0017】更に、本実施例では一対の通電ローラ13
を駆動モータ4により、溶接機本体3内の駆動伝達機構
を介して回転駆動させ、溶接機本体3を金属板1上のハ
ゼ折り部2A,2B上を走行させるようにしている。こ
れはシーム抵抗溶接機の重量が大幅に軽減されたことに
よって可能となったものであり、従来の駆動ローラ等の
部材も不要となり、この点からも更に重量が軽減される
。その結果、本実施例の抵抗シーム溶接機の総重量は3
5Kgとなった。
を駆動モータ4により、溶接機本体3内の駆動伝達機構
を介して回転駆動させ、溶接機本体3を金属板1上のハ
ゼ折り部2A,2B上を走行させるようにしている。こ
れはシーム抵抗溶接機の重量が大幅に軽減されたことに
よって可能となったものであり、従来の駆動ローラ等の
部材も不要となり、この点からも更に重量が軽減される
。その結果、本実施例の抵抗シーム溶接機の総重量は3
5Kgとなった。
【0018】次に、実際にステンレス製(SUS304
)の厚さ0.4mmの制振鋼板である金属板上の三枚重
ねのハゼ折り部に対してシーム溶接を行った場合の従来
例と本実施例の抵抗シーム溶接機における溶接トランス
の適用周波数と鉄心重量及び溶接機総重量との具体的関
係を下記表1に示す。
)の厚さ0.4mmの制振鋼板である金属板上の三枚重
ねのハゼ折り部に対してシーム溶接を行った場合の従来
例と本実施例の抵抗シーム溶接機における溶接トランス
の適用周波数と鉄心重量及び溶接機総重量との具体的関
係を下記表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1を見ても分かるように、本実施例のよ
うに、溶接トランス27の適用周波数を400〜100
0Hzとし、溶接トランス27の二次側巻線を一回巻き
とすることにより、鉄心重量等の軽減によって溶接機総
重量は従来例に比べて大幅に軽減された。
うに、溶接トランス27の適用周波数を400〜100
0Hzとし、溶接トランス27の二次側巻線を一回巻き
とすることにより、鉄心重量等の軽減によって溶接機総
重量は従来例に比べて大幅に軽減された。
【0021】従って、本実施例の抵抗シーム溶接機にあ
っては溶接機移し替え作業を容易且つ安全に行うことが
できる。
っては溶接機移し替え作業を容易且つ安全に行うことが
できる。
【0022】なお、溶接トランス27の適用周波数を更
に、増大させれば、溶接トランスの重量はより軽減され
るということになるが、適用周波数を例えば1000H
z以上の3000Hzに増大させると、比較例に示すよ
うに溶接トランスの巻線のインピーダンスが大きくなり
、抵抗溶接として必要な所定の溶接電流を得ることがで
きない。また、所定の溶接電流を確保しようとすると、
鉄心重量等が増大して溶接機総重量が大きくなり過ぎる
。このため、溶接トランスの軽減化が図れ、しかも抵抗
溶接として必要な溶接電流を得ることができる周波数の
範囲が400〜1000Hzということになる。
に、増大させれば、溶接トランスの重量はより軽減され
るということになるが、適用周波数を例えば1000H
z以上の3000Hzに増大させると、比較例に示すよ
うに溶接トランスの巻線のインピーダンスが大きくなり
、抵抗溶接として必要な所定の溶接電流を得ることがで
きない。また、所定の溶接電流を確保しようとすると、
鉄心重量等が増大して溶接機総重量が大きくなり過ぎる
。このため、溶接トランスの軽減化が図れ、しかも抵抗
溶接として必要な溶接電流を得ることができる周波数の
範囲が400〜1000Hzということになる。
【0023】なお、この実施例では図示しなかったが、
3000A程度の溶接電流が溶接トランス27の二次側
回路に流れ、ジュール熱も相当大きいものとなるため、
特に溶接を行うハゼ折り部2Aと点接触する一対の通電
ローラ13が大きく加熱されることとなる。そこで、か
かる加熱による一対の通電ローラ13の過熱を抑制する
ために一対の通電ローラ13及び通電ローラを支持する
電極軸には内部に冷却水路が設けられ、冷却水路を流れ
る冷却水によって溶接中は冷却されるようになっている
。
3000A程度の溶接電流が溶接トランス27の二次側
回路に流れ、ジュール熱も相当大きいものとなるため、
特に溶接を行うハゼ折り部2Aと点接触する一対の通電
ローラ13が大きく加熱されることとなる。そこで、か
かる加熱による一対の通電ローラ13の過熱を抑制する
ために一対の通電ローラ13及び通電ローラを支持する
電極軸には内部に冷却水路が設けられ、冷却水路を流れ
る冷却水によって溶接中は冷却されるようになっている
。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、溶接機本
体に設けられる溶接トランスの適用周波数を400〜1
000Hzとし、溶接トランスの二次側巻線を一回巻き
としているので、二次側電圧と巻数比を従来例と同様に
して溶接トランスの鉄心重量をトランスの二次側電圧を
求める基本式から計算すると、出力周波数を50/60
Hzとしている従来例の鉄心重量の約1/3となり、し
かも溶接トランスの巻線重量も従来例の巻線重量より約
1/2に軽減され、それに伴って小型化され、抵抗シー
ム溶接機の総重量は約1/3以上に軽減されるため、例
えば屋根板である金属板上の溶接機移し替え作業が容易
に且つ安全に行えるという効果を有する。
体に設けられる溶接トランスの適用周波数を400〜1
000Hzとし、溶接トランスの二次側巻線を一回巻き
としているので、二次側電圧と巻数比を従来例と同様に
して溶接トランスの鉄心重量をトランスの二次側電圧を
求める基本式から計算すると、出力周波数を50/60
Hzとしている従来例の鉄心重量の約1/3となり、し
かも溶接トランスの巻線重量も従来例の巻線重量より約
1/2に軽減され、それに伴って小型化され、抵抗シー
ム溶接機の総重量は約1/3以上に軽減されるため、例
えば屋根板である金属板上の溶接機移し替え作業が容易
に且つ安全に行えるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例である自走式抵抗シーム溶接
機の概略正面図である。
機の概略正面図である。
【図2】同自走式抵抗シーム溶接機の電気回路図である
。
。
【図3】従来の自走式抵抗シーム溶接機の概略正面図で
ある。
ある。
【図4】同自走式抵抗シーム溶接機の概略正面図である
。
。
【図5】同自走式抵抗シーム溶接機の概略右側面図であ
る。
る。
【図6】同自走式抵抗シーム溶接機の電気回路図である
。
。
1 金属板
2A ハゼ折り部
3 溶接機本体
4 駆動モータ
7 支持ガイドローラ
12 支持ガイドローラ
13 通電ローラ
21 インバータ
27 溶接トランス
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板上の一定間隔で平行な二つのハ
ゼ折り部の上端にそれぞれ転接する支持ガイドローラと
一つのハゼ折り部をその両側から抵抗溶接する一対の通
電ローラとを下部に有し、駆動伝達機構を内部に有する
溶接機本体と、溶接機本体の端部に設けられ、前記駆動
伝達機構を介して一対の通電ローラを駆動する駆動モー
タと、溶接機本体の端部に設けられ、一次側巻線がケー
ブルを介して外部の溶接電源供給装置に接続され、二次
側巻線が一対の通電ローラに接続された溶接トランスと
を備え、前記溶接トランスの適用周波数を400〜10
00Hzとし、前記溶接トランスの二次側巻線を一回巻
きとしたことを特徴とする自走式抵抗シーム溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4500591A JPH0716788B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 自走式抵抗シーム溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4500591A JPH0716788B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 自走式抵抗シーム溶接機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04284979A true JPH04284979A (ja) | 1992-10-09 |
JPH0716788B2 JPH0716788B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=12707269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4500591A Expired - Lifetime JPH0716788B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 自走式抵抗シーム溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716788B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06656A (ja) * | 1992-06-15 | 1994-01-11 | Honda Motor Co Ltd | インバータ式直流抵抗溶接装置の溶接トランス |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP4500591A patent/JPH0716788B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06656A (ja) * | 1992-06-15 | 1994-01-11 | Honda Motor Co Ltd | インバータ式直流抵抗溶接装置の溶接トランス |
JP2755524B2 (ja) * | 1992-06-15 | 1998-05-20 | 本田技研工業株式会社 | インバータ式直流抵抗溶接装置の溶接トランス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716788B2 (ja) | 1995-03-01 |
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