JPH0428446A - アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法 - Google Patents

アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法

Info

Publication number
JPH0428446A
JPH0428446A JP13167890A JP13167890A JPH0428446A JP H0428446 A JPH0428446 A JP H0428446A JP 13167890 A JP13167890 A JP 13167890A JP 13167890 A JP13167890 A JP 13167890A JP H0428446 A JPH0428446 A JP H0428446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
die
hollow billet
billet
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13167890A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Amakasu
天粕 壽也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP13167890A priority Critical patent/JPH0428446A/ja
Publication of JPH0428446A publication Critical patent/JPH0428446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成
形方法に関し、鋳ぐるみ多気筒エンジンのシリンダライ
ナ等に用いられる。
(従来の技術) 例えば、アルミニウム製の鋳ぐるみ多気筒エンジンにお
けるシリンダの製造に際して、フランジ付シリンダライ
ナが用いられており、このフランジ付シリンダライナ(
以下フランジ付薄肉円筒体という)は、第3図に示す要
領で製作されていた。
第3図において、1はアルミニウム製の中空ビレットで
、押出棒材を寸断したものである。
従来は、前記中空ビレット1から削り出してフランジ2
を有する薄肉円筒体3を製作していた。
(発明が解決しようとする課題) 前述した削り出しによる製作では、材料歩留りが30〜
50%というように非常に悪く、又、削り出し加工に長
時間を要しており、従って、コスト高であるとともに生
産性も低いものであった。
そこで、シリンダライナとして例えばA390で例示さ
れる47−16Si系溶製材を用いて精密鍛造法により
製作することが考えられる。
しかし、前記材料では析出Siの粒径が50〜100μ
羨というように非常に太き(、これでは薄肉円筒体を鍛
造するとき、薄肉であるが故に割れが発生し、実質的に
製作できないものであった。
本発明は、斯る従来技術の問題点に鑑み、フランジ成形
用の段部を有するダイスに、アルミニウム類の中空ビレ
ットをセットし、加圧ラムを前記ダイスに進入して前記
中空ビレットに加圧力を付与してフランジ付の薄肉円筒
体を熱間前方押出で成形するのに、前記中空ビレットに
含有される析出Siの粒径を小さくすることと加圧ラム
に円筒体内周面を設定するマンドレルを設けることによ
って、フランジ付薄肉円筒体であっても割れを防止しつ
つ生産性よく量産できる成形方法を提供するのが目的で
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、フランジ成形用の段部13を有するダイス1
0に、アルミニウム類の中空ビレッ目8をセットし、加
圧ラム14を前記ダイス10に進入して前記中空ビレッ
ト18に加圧力を付与してフランジ19付の薄肉円筒体
(20)を成形する方法であって、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、前記中空ビレット18は粒径1〜
10μmのSiを含有し、該中空ビレッ目8に加圧力を
付与する加圧ラム14はこの先端にマンドレル16を有
し、該加圧ラム14で中空ビレット18に加圧力を付与
する際、前記マンドレル16で薄肉円筒体20の内筒面
形状を設定し、この状態を維持して加圧力を付与するこ
とを特徴とするものである。
(作 用) アルミニウム類の中空ビレット18を、フランジ成形用
の段部13を有するダイス10にセットし、加圧ラム1
4をダイス10に進入させる。
このとき、加圧ラム14に設けたマンドレル16が中空
ビレット18に所謂串差し状に挿入され、加圧ラム14
の加圧部15で中空ビレット18に加圧力を付与する際
、マンドレル16の先端がダイス10の段部13にほぼ
対応して該マンドレル16で薄肉円筒体20の内筒面形
状を設定する。
この状態を維持して加圧ラム14を更に進入させると、
中空ビレット18は加圧部15により加圧力が付与され
、ダイス10のダイ孔12とマンドレル16外周面との
環状間隙を介して中空ビレッ目8はフランジ19を有す
る薄肉円筒体20に成形される。
この成形中において、析出Siの粒径は1〜lOμmで
あることから、変形抵抗又は残留応力等によって薄肉で
あっても割れを生じることなく成形される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の成形方法を、これに直接
使用する装置に基づいて説明する。
第1図および第2図において、ダイス10はグイホルダ
11に装着支持されていて、該ダイス10の円形状グイ
孔12にはフランジ成形用の段部13が形成されている
前記ダイス10のダイ孔12に進入する加圧ラムエ4は
二の加圧部15に、円柱状のマンドレル16が一体形成
又はネジ取付等により備えられている。
なお、加圧ラム14は図示省略した加圧シリンダにより
加圧力を付与可能であるとともに後退可能とされており
、又、図中、符号17はノックアウト部材を示している
ダイス10の段部13に、中空ビレット18が載置され
てセットされ、この中空ビレット18は加圧ラム14の
加圧部15によって加圧力が付与される。
前記中空ビレット18は例えばA390でこの化学成分
は、47−4〜5%Cu−16〜18%Si −0,5
〜0.65Mgであって、又、Al−11〜13%Si
 −0,7〜1.3%Mg0.8〜1.5%Niを主成
分とするAC8Aその他AC9B等であり、いずれにし
ても、析出Siの粒径は1〜10uWaの範囲とされて
いる。
ここで、A 390の成分規格は溶製材を対象としたと
きには、析出Siの粒径は50〜100μ霧で非常に粒
径が大きいのに対し、本発明に使用する中空ビレット1
8の析出Siの粒径を1〜10μ側と小さくしたのは、
加圧成形中において変形抵抗が大きく又残留応力等によ
り割れが発生するおそれを回避するためである。なお、
1μm未満になると工業生産が実質的に不可能となる。
而して、フランジ19を有する薄肉円筒体20を加圧成
形するに先立って、前記中空ビレット18、ダイス10
等の工具は次のような事前処理がなされる。
すなわち、中空ビレット18に関しては、加圧中の焼付
は防止の観点から第1層としてフッ素系化成処理がなさ
れ、第2層として潤滑性確保の観点から潤滑処理がなさ
れ、一方、ダイス10および加圧ラム14、マンドレル
16には3wt%のリン状黒鉛を白絞油を混入した潤滑
剤で潤滑処理がなされる。
また、マンドレル16を含む加圧ラム14は80〜11
0°C、ダイス10は60〜80℃の温度条件にされる
とともに、中空ビレット18は450℃前後のホットビ
レットにされる。
前記ホットビレットを第1図の如くダイス10にセット
し、該中空ビレット18にマンドレル16を串差し状に
するとともに、加圧部15が中空ビレット18の端面に
当接するまで加圧ラム14を無負荷降下させ、加圧ラム
14の加圧部15でダイスlOにセットされた中空ビレ
ッ目8に加圧力を付与可能な体勢にし、この際、マンド
レル16の先端はグイ孔12の段部13の位置にあり、
ここに、マンドレル16の外周面と段部13の内周縁と
の間に環状間隙が造成され、この間隙が薄肉円筒体20
の肉厚となって、マンドレル16が円筒体20の内筒面
形状を設定する。
この状態を維持した状態で加圧ラム14に加圧力量を付
与すると、中空ビレット18は加圧部15により加圧さ
れ、前記環状間隙を通じて絞り加工され、しかも、マン
ドレル16にて径内方向へのビレット流動を規制して第
2図に示す如くフランジ19を有する薄肉円筒体20が
加圧成形される。
この加圧成形中において、中空ビレット18に含有され
ている析出Siの粒径は1〜10μmと小さいことから
割れ発生のおそれが少なく、又、ダイス10等の工具類
およびビレットは潤滑処理されている等から薄肉円筒体
20であっても割れのない状態での製作ができる。
なお、加圧成形終了後にあっては、マンドレル16を有
する加圧ラム14の引抜き後、ノックアウト部材17に
よる上昇で薄肉円筒体20の取出しがなされ、該円筒体
20は次の仕上げ工程等に移行される。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、フランジを有する薄肉円筒
体の製作に当り、中空ビレットからの切削ではなく、ダ
イス、加圧ラム等による加圧成形であることから、材料
歩留りも60〜80%程度にできるばかりか加工時間も
大きく短縮できて、大幅なコストダウンが図れるという
基本的作用効果に加えて、下記の特有の作用効果を奏す
る。
中空ビレットに含有される析出Siの粒径は1〜10μ
mであり、非常に小さいので、加圧成形中に割れが発生
したりすることもない。
また、加圧ラムにマンドレルを備え、このマンドレルで
内径を規制した状態での加圧成形ができて変肉、へたり
等のない均一なフランジ付薄肉円筒体を製作できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に直接使用する装置−例を示し、第1図は
加圧成形前の断面図、第2図は加圧成形後の断面図、第
3図は従来例方法のための断面図である。 lO・・・ダイス、13・・・段部、14・・・加圧ラ
ム、16・・・マンドレル、18・・・中空ビレット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フランジ成形用の段部(13)を有するダイス(
    10)に、アルミニウム製の中空ビレット(18)をセ
    ットし、加圧ラム(14)を前記ダイス(10)に進入
    して前記中空ビレット(18)に加圧力を付与してフラ
    ンジ(19)付の薄肉円筒体(20)を成形する方法で
    あって、 前記中空ビレット(18)は粒径1〜10μmのSiを
    含有し、該中空ビレット(18)に加圧力を付与する加
    圧ラム(14)はこの先端にマンドレル(16)を有し
    、該加圧ラム(14)で中空ビレット(18)に加圧力
    を付与する際、前記マンドレル(16)で薄肉円筒体(
    20)の内筒面形状を設定し、この状態を維持して加圧
    力を付与することを特徴とするアルミニウム製のフラン
    ジ付薄肉円筒体の成形方法。
JP13167890A 1990-05-21 1990-05-21 アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法 Pending JPH0428446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13167890A JPH0428446A (ja) 1990-05-21 1990-05-21 アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13167890A JPH0428446A (ja) 1990-05-21 1990-05-21 アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0428446A true JPH0428446A (ja) 1992-01-31

Family

ID=15063667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13167890A Pending JPH0428446A (ja) 1990-05-21 1990-05-21 アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0428446A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7713783B2 (en) 2005-05-26 2010-05-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component package, electronic component using the package, and method for manufacturing electronic component package
CN103381460A (zh) * 2013-08-02 2013-11-06 武汉重工铸锻有限责任公司 一种用无冒口钢锭半胎模锻生产台阶孔油缸的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7713783B2 (en) 2005-05-26 2010-05-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component package, electronic component using the package, and method for manufacturing electronic component package
CN103381460A (zh) * 2013-08-02 2013-11-06 武汉重工铸锻有限责任公司 一种用无冒口钢锭半胎模锻生产台阶孔油缸的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10307814B2 (en) Methods for producing forged products and other worked products
EP2880193B1 (de) Verfahren zur herstellung einer zylinderlaufbuchse
JPH0919757A (ja) 往復ピストン機関のクランクケースへ鋳込むための過共晶アルミニウム−珪素合金から成るシリンダライナ及びこのようなシリンダライナの製造方法
DE102016123882A1 (de) Beschichtete bohrung für aluminium-zylinderlaufbuchsen für aluminium-gussblöcke
CA2554662A1 (en) Ring gear and manufacturing method for such a ring gear
US20040261615A1 (en) Forged piston for internal combustion engine and manufacturing method thereof
JP4355140B2 (ja) ユニバーサルジョイントヨークの製造方法及び鍛造用金型
CN112404914A (zh) 一种驻车齿轮的锻造加工工艺
JP2010255122A (ja) 成形品の製造方法
JPH0428446A (ja) アルミニウム製のフランジ付薄肉円筒体の成形方法
CN103537501A (zh) 一种铝合金挤压成型生产工艺
EP2140042B1 (de) Erzeugung eines partiellen faserverbundgefüges in einem bauteil über eine laserumschmelzbehandlung
KR101932605B1 (ko) 밸런스 샤프트 제조방법
US2930483A (en) Cold shaping of steel
CN108015217A (zh) 一种双金属材料药型罩的镦挤成形方法
JP5483292B2 (ja) 金属鍛造製品の製造方法
RU2402413C1 (ru) Способ изготовления заготовок поршней двигателей внутреннего сгорания с металлокерамическими вставками
JP2005111558A (ja) 金属鍛造製品、アッパーアームまたはロアアーム、その粗形材、その製造方法、鍛造用金型及び金属鍛造製品生産システム
DE102019112872A1 (de) Leichtbau-einsätze für kolbenringe, verfahren zu ihrer herstellung und erzeugnisse, die diese enthalten
CN111318854A (zh) 一种镁/铝合金件的制造方法
RU2063836C1 (ru) Способ изготовления поршней двигателей внутреннего сгорания
SU958023A1 (ru) Способ получени внутренней резьбы
US3797556A (en) Methods of producing accurate bore surfaces
JPH05123809A (ja) 穴を有する精密アルミニウム製品の加工方法
EP3463727B1 (de) Zylinder, verfahren zur endbearbeitung eines zylinders, hubkolbensystem und verwendung eines hubkolbensystems