JPH04284176A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents
内燃機関の失火検出装置Info
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- JPH04284176A JPH04284176A JP7256091A JP7256091A JPH04284176A JP H04284176 A JPH04284176 A JP H04284176A JP 7256091 A JP7256091 A JP 7256091A JP 7256091 A JP7256091 A JP 7256091A JP H04284176 A JPH04284176 A JP H04284176A
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Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の失火検出装
置に関し、特に燃料系に係る失火の検出装置に関する。
置に関し、特に燃料系に係る失火の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の気筒に吸入された燃料混合気
を点火するため該各気筒毎に点火プラグが設けられてい
る。通常、内燃機関の点火コイルにおいて発生された高
電圧は配電器を介して各気筒の点火プラグへ順次分配さ
れ、前記燃料混合気を点火する。この場合、点火プラグ
での点火が正常に行なわれない、すなわち失火が生ずる
と、種々の弊害が発生する。例えば、運転性能を悪化さ
せ、燃費を悪化させ、さらには未燃焼ガスの排気系路で
の後燃えにより排気ガス浄化装置における触媒温度の上
昇をまねく等の弊害である。従って、このような弊害を
もたらす失火は絶対に防止しなければならない。この失
火の原因を大別すると、燃料系に係るものと点火系に係
るものとがある。前者の燃料系に係るものは燃料混合気
のリーンまたはリッチに起因するものであり、後者の点
火系に係るものはいわゆるミス・スパークに起因するも
のである。ミス・スパークとは点火プラグに正常な火花
放電が生じないことを意味する。
を点火するため該各気筒毎に点火プラグが設けられてい
る。通常、内燃機関の点火コイルにおいて発生された高
電圧は配電器を介して各気筒の点火プラグへ順次分配さ
れ、前記燃料混合気を点火する。この場合、点火プラグ
での点火が正常に行なわれない、すなわち失火が生ずる
と、種々の弊害が発生する。例えば、運転性能を悪化さ
せ、燃費を悪化させ、さらには未燃焼ガスの排気系路で
の後燃えにより排気ガス浄化装置における触媒温度の上
昇をまねく等の弊害である。従って、このような弊害を
もたらす失火は絶対に防止しなければならない。この失
火の原因を大別すると、燃料系に係るものと点火系に係
るものとがある。前者の燃料系に係るものは燃料混合気
のリーンまたはリッチに起因するものであり、後者の点
火系に係るものはいわゆるミス・スパークに起因するも
のである。ミス・スパークとは点火プラグに正常な火花
放電が生じないことを意味する。
【0003】従来の失火検出装置としては例えば、特公
昭51−22568号公報に記載されたものがある。こ
れは、点火回路の1次回路に配電器接点の開路毎に発生
する減衰振動電圧の周波数が、点火の場合は失火の場合
よりも高いことを利用するものである。
昭51−22568号公報に記載されたものがある。こ
れは、点火回路の1次回路に配電器接点の開路毎に発生
する減衰振動電圧の周波数が、点火の場合は失火の場合
よりも高いことを利用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
失火検出装置は、点火回路に発生する減衰振動電圧の周
波数のみ、すなわち点火プラグの両電極間の放電の有無
のみを検出しているため、失火の原因が放電が発生した
が混合気がリーン又はリッチにより着火しないといった
燃料系に係るものか否かを判断することができず、迅速
な故障対策の上で必ずしも満足のいくものではなかった
。
失火検出装置は、点火回路に発生する減衰振動電圧の周
波数のみ、すなわち点火プラグの両電極間の放電の有無
のみを検出しているため、失火の原因が放電が発生した
が混合気がリーン又はリッチにより着火しないといった
燃料系に係るものか否かを判断することができず、迅速
な故障対策の上で必ずしも満足のいくものではなかった
。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、失火の原因が燃料系に
係るものか否かを検出することができる内燃機関の失火
検出装置を提供することにある。
あり、その目的とするところは、失火の原因が燃料系に
係るものか否かを検出することができる内燃機関の失火
検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、機関運運パラメータの値を検出する機関運
転状態検出手段と、前記機関運転パラメータの値に基づ
いて点火時期を決定して点火指令信号を発生する信号発
生手段と、前記点火指令信号に基づいて機関に備えられ
た点火プラグを放電させる為の高電圧を発生させる点火
手段と、前記点火手段に高電圧が発生された時の放電電
流値を検出する電流検出手段とを有する内燃機関の失火
検出装置において、前記点火指令信号発生後の点火手段
の放電電流値と所定値との比較をすることにより失火が
発生したか否かを判定する失火判定手段を備え、この失
火判定手段は、前記点火指令信号発生時から第1の所定
期間経過後で且つ第2の所定期間経過する以前において
前記放電電流の値が所定値より小さくなったとき失火で
あると判定するようにしたものである。
に本発明は、機関運運パラメータの値を検出する機関運
転状態検出手段と、前記機関運転パラメータの値に基づ
いて点火時期を決定して点火指令信号を発生する信号発
生手段と、前記点火指令信号に基づいて機関に備えられ
た点火プラグを放電させる為の高電圧を発生させる点火
手段と、前記点火手段に高電圧が発生された時の放電電
流値を検出する電流検出手段とを有する内燃機関の失火
検出装置において、前記点火指令信号発生後の点火手段
の放電電流値と所定値との比較をすることにより失火が
発生したか否かを判定する失火判定手段を備え、この失
火判定手段は、前記点火指令信号発生時から第1の所定
期間経過後で且つ第2の所定期間経過する以前において
前記放電電流の値が所定値より小さくなったとき失火で
あると判定するようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明による内燃機関の失火検出装置の失火判
定手段は、点火指令信号発生時から第1の所定時間後で
且つ第2の所定時間前の期間において放電電流の値が所
定電流値より小さくなったとき燃料系に係る失火である
と判定する。これにより、失火状態を正確に把握でき、
燃料系に係る失火であるか否かを判定することができる
。
定手段は、点火指令信号発生時から第1の所定時間後で
且つ第2の所定時間前の期間において放電電流の値が所
定電流値より小さくなったとき燃料系に係る失火である
と判定する。これにより、失火状態を正確に把握でき、
燃料系に係る失火であるか否かを判定することができる
。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0009】図1は、本発明による内燃機関の失火検出
装置の一実施例を示す回路図である。本実施例は、燃料
系に係る失火(以下、「FI失火」と略記する)が生じ
た場合には点火プラグの放電電流の値が正常燃焼の場合
に生じることのない値である負の値となることを利用す
るものである。
装置の一実施例を示す回路図である。本実施例は、燃料
系に係る失火(以下、「FI失火」と略記する)が生じ
た場合には点火プラグの放電電流の値が正常燃焼の場合
に生じることのない値である負の値となることを利用す
るものである。
【0010】図1において、電源電圧VBが供給される
電源端子T1は一次側コイル2と二次側コイル3とから
成る点火コイル(点火手段)1と接続され、一次側コイ
ル2と二次側コイル3とは互いにその一端で接続され、
一次側コイル2の他端はトランジスタ4のコレクタに接
続され、トランジスタ4のベースは点火指令信号Aが入
力される入力端子T2に接続され、そのエミッタは接地
されている。また、二次側コイル3の他端は電流検出手
段6を介して点火プラグ5の中心電極5aに接続され、
点火プラグ5の接地電極5bは接地されている。電流検
出手段6のコイル61にはコイル3を流れる電流に応じ
て電流が流れ、このコイル61は電圧発生抵抗62に接
続され、この抵抗62はコイル61を流れる電流に応じ
た電圧を発生する。電流検出手段6の出力側はECU7
のフィルタ手段71、A/D変換器72を介してCPU
73に接続されている。さらに、CPU73は、入力回
路74を介して、各種機関運転パラメータ(機関回転数
、機関負荷等のパラメータ)の値を検出する機関運転パ
ラメータセンサ(機関運転状態検出手段)8に接続され
、また、点火指令信号Aを増幅する駆動回路75を介し
てトランジスタ4のベースに接続されている。上記CP
U73は、該機関運転状態に基づき点火時期を決定して
点火指令信号Aを発生する信号発生手段と、失火か否か
を判定する失火判定手段とを有する。
電源端子T1は一次側コイル2と二次側コイル3とから
成る点火コイル(点火手段)1と接続され、一次側コイ
ル2と二次側コイル3とは互いにその一端で接続され、
一次側コイル2の他端はトランジスタ4のコレクタに接
続され、トランジスタ4のベースは点火指令信号Aが入
力される入力端子T2に接続され、そのエミッタは接地
されている。また、二次側コイル3の他端は電流検出手
段6を介して点火プラグ5の中心電極5aに接続され、
点火プラグ5の接地電極5bは接地されている。電流検
出手段6のコイル61にはコイル3を流れる電流に応じ
て電流が流れ、このコイル61は電圧発生抵抗62に接
続され、この抵抗62はコイル61を流れる電流に応じ
た電圧を発生する。電流検出手段6の出力側はECU7
のフィルタ手段71、A/D変換器72を介してCPU
73に接続されている。さらに、CPU73は、入力回
路74を介して、各種機関運転パラメータ(機関回転数
、機関負荷等のパラメータ)の値を検出する機関運転パ
ラメータセンサ(機関運転状態検出手段)8に接続され
、また、点火指令信号Aを増幅する駆動回路75を介し
てトランジスタ4のベースに接続されている。上記CP
U73は、該機関運転状態に基づき点火時期を決定して
点火指令信号Aを発生する信号発生手段と、失火か否か
を判定する失火判定手段とを有する。
【0011】図2は図1の回路の失火検出動作を実行す
るためのプログラムを示すフローチャートであり、図3
は点火指令信号Aの発生により二次側コイル3に生じる
放電電流、すなわち点火プラグ5の両電極5a,5b間
を流れる放電電流(以下、単に「放電電流」という)を
示すタイムチャートであり、図3において、実線は燃料
混合気の正常点火時の放電電流を示し、点線はFI失火
時の放電電流を示す。次に、図3を用いて各放電電流特
性について説明する。
るためのプログラムを示すフローチャートであり、図3
は点火指令信号Aの発生により二次側コイル3に生じる
放電電流、すなわち点火プラグ5の両電極5a,5b間
を流れる放電電流(以下、単に「放電電流」という)を
示すタイムチャートであり、図3において、実線は燃料
混合気の正常点火時の放電電流を示し、点線はFI失火
時の放電電流を示す。次に、図3を用いて各放電電流特
性について説明する。
【0012】まず、正常点火時の放電電流特性(実線で
示す特性)について説明する。点火指令信号A発生時刻
t0の直後においては、点火電圧が点火プラグ電極間の
燃料混合気の絶縁を破壊する値まで増加する。その後絶
縁破壊に伴い電流は流れる(曲線a)。この電流は絶縁
破壊初期の突入電流であり、大きな電流が流れる。例え
ば図3に示すように放電電流Iの値が正常点火判別用基
準電流Ifire0の値を越えたとき(I>Ifire
0となったとき)燃料混合気の絶縁は破壊され、絶縁破
壊前の容量放電状態から誘導放電へと移行し、放電電流
Iが流れるコイルに蓄えられた誘導エネルギーが放出さ
れる(曲線b)。これに伴い放電電流Iは零に向かって
低下する。
示す特性)について説明する。点火指令信号A発生時刻
t0の直後においては、点火電圧が点火プラグ電極間の
燃料混合気の絶縁を破壊する値まで増加する。その後絶
縁破壊に伴い電流は流れる(曲線a)。この電流は絶縁
破壊初期の突入電流であり、大きな電流が流れる。例え
ば図3に示すように放電電流Iの値が正常点火判別用基
準電流Ifire0の値を越えたとき(I>Ifire
0となったとき)燃料混合気の絶縁は破壊され、絶縁破
壊前の容量放電状態から誘導放電へと移行し、放電電流
Iが流れるコイルに蓄えられた誘導エネルギーが放出さ
れる(曲線b)。これに伴い放電電流Iは零に向かって
低下する。
【0013】次に、燃料混合気が燃料供給系の異常等に
よりリーン状態やカット状態となりFI失火を生じたと
きの放電電流特性(点線で示す特性)について説明する
。点火指令信号A発生時刻t0の直後においては、正常
点火時と同様、点火電圧が点火プラグ電極間の燃料混合
気の絶縁を破壊する値まで増加する。その後絶縁破壊に
伴い電流は流れる。この電流は絶縁破壊初期の突入電流
であり、大きな電流が流れるが、このときの放電電流(
容量放電電流)のピーク値は、燃料混合気に占める空気
の割合が正常点火時よりも多く、燃料混合気の絶縁耐力
が大きくなり、正常点火時の電流値よりも低くなる(曲
線a’)。この後、正常点火時と同様に誘導放電状態へ
移行するが、容量放電時に正常点火時の場合に比べ多く
のエネルギーを消費している、又、誘導放電時の電圧が
正常点火に比べ高いため誘導放電時間が短くなる(曲線
b’)。この結果、コイル内残留エネルギーによる再度
の容量放電へと移行する。この放電電流は逆方向に流れ
、やがて零となる(曲線c’)。これは、誘導放電の後
、高圧電線の浮遊容量等に電荷が蓄積されるためコイル
の残留エネルギーで放出されて逆方向の電流となるため
である。このエネルギーはその後減衰され零となる。
よりリーン状態やカット状態となりFI失火を生じたと
きの放電電流特性(点線で示す特性)について説明する
。点火指令信号A発生時刻t0の直後においては、正常
点火時と同様、点火電圧が点火プラグ電極間の燃料混合
気の絶縁を破壊する値まで増加する。その後絶縁破壊に
伴い電流は流れる。この電流は絶縁破壊初期の突入電流
であり、大きな電流が流れるが、このときの放電電流(
容量放電電流)のピーク値は、燃料混合気に占める空気
の割合が正常点火時よりも多く、燃料混合気の絶縁耐力
が大きくなり、正常点火時の電流値よりも低くなる(曲
線a’)。この後、正常点火時と同様に誘導放電状態へ
移行するが、容量放電時に正常点火時の場合に比べ多く
のエネルギーを消費している、又、誘導放電時の電圧が
正常点火に比べ高いため誘導放電時間が短くなる(曲線
b’)。この結果、コイル内残留エネルギーによる再度
の容量放電へと移行する。この放電電流は逆方向に流れ
、やがて零となる(曲線c’)。これは、誘導放電の後
、高圧電線の浮遊容量等に電荷が蓄積されるためコイル
の残留エネルギーで放出されて逆方向の電流となるため
である。このエネルギーはその後減衰され零となる。
【0014】次に、図1の回路の動作について図2、図
3を用いて説明する。
3を用いて説明する。
【0015】まず、点火指令信号Aが発生したか否かを
示すIGフラグ(Flag IG)に「1」が立ってい
るか否かを判定する(ステップS1)。「1」は点火指
令信号Aが発生したことを示す。IGフラグに「1」を
立てる処理は図2のルーチンとは別のルーチン例えば点
火時期演算処理ルーチンで行う。点火指令信号Aの発生
前においては「1」は立っていないので、ステップS1
における判断は否定となり、ステップS2,S3へ移行
し、ECU8のタイマ(点火指令信号A発生後の経過時
間を計測するタイマ)に第1および第2の所定時間Tm
is0およびTmis1を設定し、IGフラグに「0」
を立て、図2のフローの動作を終了する。所定時間Tm
is0およびTmis1は、点火指令信号Aの発生時刻
t0から時刻t1およびt2までの時間である。時刻t
1は点火プラグ電極間において容量放電状態が終わり、
誘導放電状態へ移行した後の時刻であり、時刻t2は点
火プラグ電極間の電圧が略ゼロとなる時刻である(図3
参照)。なお、上記Tmis0,Tmis1の値は、機
関運転状態(機関運転パラメータ値)、例えば機関回転
数、機関負荷、バッテリー電圧、機関温度等に応じてマ
ップ又はテーブルから読み出される値である。後述のF
I失火判定基準電流Ifire1の値(所定電流値)も
同様である。
示すIGフラグ(Flag IG)に「1」が立ってい
るか否かを判定する(ステップS1)。「1」は点火指
令信号Aが発生したことを示す。IGフラグに「1」を
立てる処理は図2のルーチンとは別のルーチン例えば点
火時期演算処理ルーチンで行う。点火指令信号Aの発生
前においては「1」は立っていないので、ステップS1
における判断は否定となり、ステップS2,S3へ移行
し、ECU8のタイマ(点火指令信号A発生後の経過時
間を計測するタイマ)に第1および第2の所定時間Tm
is0およびTmis1を設定し、IGフラグに「0」
を立て、図2のフローの動作を終了する。所定時間Tm
is0およびTmis1は、点火指令信号Aの発生時刻
t0から時刻t1およびt2までの時間である。時刻t
1は点火プラグ電極間において容量放電状態が終わり、
誘導放電状態へ移行した後の時刻であり、時刻t2は点
火プラグ電極間の電圧が略ゼロとなる時刻である(図3
参照)。なお、上記Tmis0,Tmis1の値は、機
関運転状態(機関運転パラメータ値)、例えば機関回転
数、機関負荷、バッテリー電圧、機関温度等に応じてマ
ップ又はテーブルから読み出される値である。後述のF
I失火判定基準電流Ifire1の値(所定電流値)も
同様である。
【0016】次に、点火指令信号Aが発生してIGフラ
グに「1」が立つと、ステップS1からS4へ移行して
、ECU8のタイマにおいて第1の所定時間Tmis0
が経過したか否かを判断する。所定時間Tmis0が経
過していない場合には、図2の動作を終了する。所定時
間Tmis0が経過している場合には次に第2の所定時
間Tmis1が経過したか否かを判断する(ステップS
5)。所定時間Tmis1が経過している場合には、F
I失火と判定される可能性は無いので、フラグIGに「
0」を立て(ステップS3)、図2の動作を終了する。 所定時間Tmis1が経過していない場合には、放電電
流Iの値が基準電流Ifire1の値(図3では負の値
)よりも小さいか否かを判断し(ステップS6)、I<
Ifire1であればFI失火と判定して図2の動作を
終了し(ステップS7、図3の点線で示す特性曲線参照
)、I≧Ifire1であればFI失火でないと判定し
て図2の動作を終了する。上記ステップS1,S4〜S
7を所定時間Tmis1が経過するまで繰り返す。
グに「1」が立つと、ステップS1からS4へ移行して
、ECU8のタイマにおいて第1の所定時間Tmis0
が経過したか否かを判断する。所定時間Tmis0が経
過していない場合には、図2の動作を終了する。所定時
間Tmis0が経過している場合には次に第2の所定時
間Tmis1が経過したか否かを判断する(ステップS
5)。所定時間Tmis1が経過している場合には、F
I失火と判定される可能性は無いので、フラグIGに「
0」を立て(ステップS3)、図2の動作を終了する。 所定時間Tmis1が経過していない場合には、放電電
流Iの値が基準電流Ifire1の値(図3では負の値
)よりも小さいか否かを判断し(ステップS6)、I<
Ifire1であればFI失火と判定して図2の動作を
終了し(ステップS7、図3の点線で示す特性曲線参照
)、I≧Ifire1であればFI失火でないと判定し
て図2の動作を終了する。上記ステップS1,S4〜S
7を所定時間Tmis1が経過するまで繰り返す。
【0017】なお、図3においてはIfire1の値を
負の値としたが、零又は零よりわずかに大きい正の値と
して、正常点火時にFI失火と誤判定しないように所定
時間Tmis1を短く設定するようにしてもよい。
負の値としたが、零又は零よりわずかに大きい正の値と
して、正常点火時にFI失火と誤判定しないように所定
時間Tmis1を短く設定するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、機関運運
パラメータの値を検出する機関運転状態検出手段と、前
記機関運転パラメータの値に基づいて点火時期を決定し
て点火指令信号を発生する信号発生手段と、前記点火指
令信号に基づいて機関に備えられた点火プラグを放電さ
せる為の高電圧を発生させる点火手段と、前記点火手段
に高電圧が発生された時の放電電流値を検出する電流検
出手段とを有する内燃機関の失火検出装置において、前
記点火指令信号発生後の点火手段の放電電流値と所定値
との比較をすることにより失火が発生したか否かを判定
する失火判定手段を備え、この失火判定手段は、前記点
火指令信号発生時から第1の所定期間経過後で且つ第2
の所定期間経過する以前において前記放電電流の値が所
定値より小さくなったとき失火であると判定することに
より、燃料系に係る失火であるか否かを正確に検出でき
、故障個所の早期発見や適切な故障対策が可能である。
パラメータの値を検出する機関運転状態検出手段と、前
記機関運転パラメータの値に基づいて点火時期を決定し
て点火指令信号を発生する信号発生手段と、前記点火指
令信号に基づいて機関に備えられた点火プラグを放電さ
せる為の高電圧を発生させる点火手段と、前記点火手段
に高電圧が発生された時の放電電流値を検出する電流検
出手段とを有する内燃機関の失火検出装置において、前
記点火指令信号発生後の点火手段の放電電流値と所定値
との比較をすることにより失火が発生したか否かを判定
する失火判定手段を備え、この失火判定手段は、前記点
火指令信号発生時から第1の所定期間経過後で且つ第2
の所定期間経過する以前において前記放電電流の値が所
定値より小さくなったとき失火であると判定することに
より、燃料系に係る失火であるか否かを正確に検出でき
、故障個所の早期発見や適切な故障対策が可能である。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の回路の失火検出動作を実行するためのプ
ログラムを示すフローチャートである。
ログラムを示すフローチャートである。
【図3】放電電流を示すタイムチャートである。
1 点火コイル
2 一次側コイル
3 二次側コイル
5 点火プラグ
6 電流検出手段
7 ECU
8 機関運転パラメータセンサ(機関運転状態検出手
段) 73 CPU
段) 73 CPU
Claims (1)
- 【請求項1】 機関運運パラメータの値を検出する機
関運転状態検出手段と、前記機関運転パラメータの値に
基づいて点火時期を決定して点火指令信号を発生する信
号発生手段と、前記点火指令信号に基づいて機関に備え
られた点火プラグを放電させる為の高電圧を発生させる
点火手段と、前記点火手段に高電圧が発生された時の放
電電流値を検出する電流検出手段とを有する内燃機関の
失火検出装置において、前記点火指令信号発生後の点火
手段の放電電流値と所定値との比較をすることにより失
火が発生したか否かを判定する失火判定手段を備え、こ
の失火判定手段は、前記点火指令信号発生時から第1の
所定期間経過後で且つ第2の所定期間経過する以前にお
いて前記放電電流の値が所定値より小さくなったとき失
火であると判定することを特徴とする内燃機関の失火検
出装置。
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---|---|---|---|
JP7256091A JP2688672B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 内燃機関の失火検出装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7256091A JP2688672B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 内燃機関の失火検出装置 |
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---|---|
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ID=13492872
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5383350A (en) * | 1994-01-13 | 1995-01-24 | Gas Research Institute | Sensor and method for detecting misfires in internal combustion engines |
WO2015156371A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | 株式会社デンソー | 制御装置及び点火装置 |
JP2015200263A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2016014355A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 点火制御装置 |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP7256091A patent/JP2688672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5383350A (en) * | 1994-01-13 | 1995-01-24 | Gas Research Institute | Sensor and method for detecting misfires in internal combustion engines |
WO2015156371A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | 株式会社デンソー | 制御装置及び点火装置 |
JP2015200263A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
US10082125B2 (en) | 2014-04-10 | 2018-09-25 | Denso Corporation | Control apparatus and ignition apparatus |
JP2016014355A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 点火制御装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP2688672B2 (ja) | 1997-12-10 |
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