JPH04284075A

JPH04284075A - 信号切換装置

Info

Publication number: JPH04284075A
Application number: JP3047092A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Teraoka; 正和寺岡
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-03-13
Filing date: 1991-03-13
Publication date: 1992-10-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、相異なる信号形式の２
種類以上のテレビ信号を受信し、それぞれのテレビ信号
に応じたテレビ信号表示装置のうち、受信中でないテレ
ビ信号の表示装置に不正規な映像出力、音声出力が現れ
ないようにした信号切換装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】衛星放送、衛星通信などにおいて、テレ
ビ信号はＮＴＳＣ以外の形式（たとえばＭＡＣ，ＭＵＳ
Ｅなど）で送られることがある。衛星放送や衛星通信で
は多数のチャンネルのテレビ信号を同一のパラボラアン
テナ（方向同一）で受信できる。したがって、一つの受
信機で異なった信号形式のテレビ信号を受信する場合も
多いと思われる。また最近、衛星放送では、テレビジョ
ン有料放送やＭＵＳＥ方式による高品位テレビジョン放
送も計画されるようになってきた。また、ＭＵＳＥ放送
受信のために、ＭＵＳＥデコーダのほかにＭＵＳＥ信号
をＮＴＳＣに変換するダウンコンバータも発表されてい
る。そこで、最近のＢＳチューナでは映像出力、音声出
力のほかに、ＦＭ検波出力、ビットストリーム出力、キ
ードＡＦＣパルス入力それぞれの入出力端子を備えたも
のが一般的となっている。ＭＵＳＥ信号受信の際の、Ｍ
ＵＳＥデコーダまたはダウンコンバータとの接続のため
に、ＦＭ検波出力、キードＡＦＣパルス入力を用い、Ｎ
ＴＳＣ有料放送受信の際のＮＴＳＣ有料デコーダとの接
続のために、ＦＭ検波出力、ビットストリーム出力が準
備されている。上記のような、各種の新放送方式デコー
ダとの接続のためにＢＳチューナが具備すべき端子など
を規定した相互接続仕様のガイドラインも設定されてい
る（放送技術開発協議会技術資料ＢＴＡ　　Ｓ−１００
１　　衛星新放送方式における受信機器の相互接続）。

【０００３】２種類の放送方式テレビ信号を受信する場
合、たとえば、ＮＴＳＣ有料放送とＭＵＳＥ放送を受信
する場合、普通、機器を順次、接続して受信する、たと
えば、図５のブロック図のように、ＢＳチューナ１、Ｎ
ＴＳＣ有料放送デコーダ２、ＭＵＳＥデコーダ３を順次
、接続する方法が考えられる。

【０００４】図５において、ＢＳチューナ１では、１２
ＧＨｚ帯の信号がアンテナＡＮＴおよび低雑音コンバー
タＬＮＢで受信され、１ＧＨｚ帯に周波数変換されて入
力される。このＢＳチューナ１からはＦＭ検波出力が端
子Ｆから出力され、ビットストリーム出力が端子Ｂから
出力される。ＮＴＳＣ有料デコーダ２では、ＢＳチュー
ナ１がＮＴＳＣ有料放送を受信したとき、ＢＳチューナ
１の端子Ｆ，ＢよりのＦＭ検波出力、ビットストリーム
出力が端子ｆｄ，ｆｂへ入力され、デスクランブルされ
て映像出力Ｖｄ、音声出力ＡｄがＮＴＳＣモニタテレビ
４へ出力される。スクランブルされていないＮＴＳＣ放
送を受信したときも、もちろん映像、音声が出力される
。

【０００５】また、ＮＴＳＣ有料デコーダ２はＦＭ検波
入力を分岐して出力するＦＭ検波出力端子Ｆｄを備えて
おり、Ｆｄ端子からの出力はＭＵＳＥデコーダ３のＦＭ
検波入力端子ｆｍへ入力される。ＢＳチューナ１がＭＵ
ＳＥ信号を受信しているときは、Ｆ→ｆｄ→Ｆｄ→ｆｍ
の経路を通ってＭＵＳＥデコーダ３へ入力されたＭＵＳ
Ｅ信号がＭＵＳＥデコーダ３で復調されて、ハイビジョ
ンモニタテレビ５へ出力される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成では
、ＢＳチューナ１がＮＴＳＣ信号を受信しているときは
、ＭＵＳＥデコーダ３にＮＴＳＣ信号が入力され誤って
処理されるため、ハイビジョンモニタテレビ５に不正規
な映像と雑音状の音声が出力され視聴者に不快感を与え
る。また、ＢＳチューナ１がＭＵＳＥ信号を受信してい
るときは、ＮＴＳＣ有料デコーダ２のＦＭ検波入力端子
ｆｄへＭＵＳＥ信号が入力され、ＮＴＳＣ有料デコータ
２で誤って処理され、ＮＴＳＣモニタテレビ４に不正規
な映像と雑音状の音声が出力され視聴者に不快感を与え
る。

【０００７】なお、上記の例でＭＵＳＥデコーダではな
く、ダウンコンバータを用いる場合については、図５の
括弧内に示すように、ＭＵＳＥデコーダ３をダウンコン
バータに、ハイビジョンモニタテレビ５をＮＴＳＣモニ
タテレビに置き換えれば上記と同様の不都合を生じるこ
とがわかる。

【０００８】本発明は上記問題に鑑み、ＦＭチューナに
異なる放送方式に対応する２つ以上の基底周波数帯信号
の出力端子を設け、受信中でない放送方式に対応する出
力端子に出力が現れないようにした信号切換装置を提供
することを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の信号切換装置は、ＦＭチューナに２つ以上
のＦＭ検波出力端子を備え、１つの信号形成のテレビ信
号を受信しているときは、上記ＦＭ検波出力端子のうち
、少なくとも１つのＦＭ検波出力端子に出力信号が現れ
ないようにし、他の信号形成のテレビ信号を受信してい
るときは、上記１つの信号形成のテレビ信号を受信して
いるときに出力信号が現れないようにされているＦＭ検
波出力端子以外の少なくとも１つの端子に出力信号が現
れないように、切換信号により切換える切換回路を設け
たものである。

【００１０】

【作用】本発明は上記の構成によって、１つの信号形成
のテレビ信号を受信しているときには他の信号形成のテ
レビ信号の表示装置に不正規な表示がなされないように
し、上記他の信号形成のテレビ信号を受信しているとき
には上記１つの信号形成のテレビ信号の表示装置に不正
規な表示がなされないようにすることができる。

【００１１】

【実施例】以下本発明の一実施例のＦＭ信号受信機につ
いて図面を参照しながら説明する。

【００１２】図１は本発明の第１の実施例のＦＭ信号受
信機における信号切換装置のブロック図を示す。図１に
おいて、１１はＦＭチューナでたとえば１２ＧＨｚ帯の
信号がアンテナＡＮＴおよび低雑音コンバータＬＮＢで
受信され、１ＧＨｚ帯に周波数変換されて入力されるも
のとする。したがって、地上放送のＦＭ受信機とは異な
り、いわゆるＢＳチューナに類似の機能と性能を持つも
のであり、ＦＭチューナ１１でＦＭ検波されたのちの基
底周波数帯信号出力は、ＮＴＳＣ信号、ＭＵＳＥ信号受
信時のＦＭ検波出力の出力端子となる端子Ｆ１　，Ｆ２
　から出力される。また、ＮＴＳＣ信号受信時にはビッ
トストリーム出力が端子Ｂから出力される。

【００１３】２は第１の信号変換装置であるＮＴＳＣ有
料デコーダで、ＦＭチューナ１１の端子Ｆ１　に接続さ
れるＦＭ検波入力端子ｆｄ，同端子Ｂに接続されるビッ
トストリーム入力端子ｆｂを備え、ＮＴＳＣ放送がスク
ランブルされているとき、一定料金を払い受信契約をし
た視聴者にのみデスクランブルを可能にする有料受信機
能を備えている。ＮＴＳＣ有料デコーダ２からの映像出
力、音声出力Ｖｄ，ＡｄはＮＴＳＣモニタテレビ５に入
力され表示される。

【００１４】３は第２の信号変換装置であるＭＵＳＥ有
料デコーダで、ＦＭチューナ１１の端子Ｆ２　に接続さ
れるＦＭ検波入力端子ｆｍｄを備え、スクランブルされ
ているＭＵＳＥ信号に対して、所定の料金を支払い受信
契約をしている視聴者のみデスクランブルを可能にする
有料受信機能を備えている。４はＭＵＳＥデコーダで、
ＭＵＳＥ信号の基底周波数信号入力端子ｆｍを備えてお
り、ＭＵＳＥ有料デコーダ３でデスクランブルされたＭ
ＵＳＥ信号の基底周波数信号は端子ｆｍに入力されて復
調され、ハイビジョンモニタテレビ６に映像信号と音声
信号を出力する。

【００１５】１４、１５はＦＭチューナ１１の端子Ｆ１
　，Ｂに接続されたアナログスイッチで、ｓｅ１　端子
がＬのとき、端子Ｆ１　，Ｂよりの信号ラインが交流的
に接地され、ＮＴＳＣ有料デコーダ２の端子ｆｄ，ｆｂ
に信号はあらわれない。ｓｅ１　端子がＨのとき、アナ
ログスイッチ１４、１５は開放され、端子ｆｄ，ｆｂに
ＦＭチューナ１１の端子Ｆ１　，ＢよりのＦＭ検波出力
、ビットストリーム出力が入力される。１６はＦＭチュ
ーナ１１の端子Ｆ２　に接続されたアナログスイッチで
、端子ｓｅ２　がＬのとき開放されて、ＦＭチューナ１
１の端子Ｆ２　よりのＦＭ検波出力がＭＵＳＥ有料デコ
ーダ３の端子ｆｍｄに入力される。端子ｓｅ２　がＨの
とき、アナログスイッチ１６は閉じて端子Ｆ２　よりの
信号ラインが交流的に接地され、端子ｆｍｄには信号が
あらわれない。

【００１６】ＦＭチューナ１１がＭＵＳＥ信号を受信す
ると、ＭＵＳＥ有料デコーダ３は入力されるＭＵＳＥ信
号よりＭＵＳＥ特有の同期信号波形を受信、検出して、
ＭＵＳＥ信号入力の有無を状態信号で表現することがで
きる。Φはこの状態信号であり、ＭＵＳＥ信号を受信中
のとき、低レベル（Ｌ）となって、アナログスイッチ１
４、１５は交流的に接地され、端子ｆｄ，ｆｂに信号は
あらわれない。アナログスイッチ１６は端子ｓｅ２　が
Ｌで開放されて、端子Ｆ２　よりのＦＭ検波出力が端子
ｆｍｄよりＭＵＳＥ有料デコーダ３に入力され、デスク
ランブルされ、ＭＵＳＥデコーダ４を経て、ハイビジョ
ンモニタテレビ５へ出力される。

【００１７】ＦＭチューナ１１がＭＵＳＥ以外の信号、
たとえばＮＴＳＣ信号で変調された搬送波を受信すると
ＭＵＳＥ有料デコーダ３の出力Φは高レベル（Ｈ）とな
って、アナログスイッチ１６は交流的に接地され、端子
ｆｍｄに信号はあらわれない。一方、アナログスイッチ
１４、１５は開放され、ＮＴＳＣ有料デコーダ２にはＦ
Ｍ検波信号とビットストーム信号が入力され、ＮＴＳＣ
有料デコーダ２でデスクランブルされてＮＴＳＣモニタ
テレビ５にＮＴＳＣの画像が表示される。

【００１８】なお、ＭＵＳＥ信号がＭＡＣなどＭＵＳＥ
以外の形式のときも信号に特有の信号を判別し、得られ
た検出信号Φを利用して、ｓｅ１　，ｓｅ２　端子の電
圧を設定できる。

【００１９】また、図１において、４にＭＵＳＥデコー
ダではなく、ダウンコンバータを用いる場合は、図５と
同様に、６はハイビジョンモニタテレビの代りにＮＴＳ
Ｃモニタテレビに置き換えられるが、同様に不都合は解
消される。

【００２０】もう一つの方法として、図２のように、上
記状態信号Φでフリップフロップ７のリセット端子Ｒへ
接続し、一方、ＮＴＳＣ有料デコーダ２よりＮＴＳＣ信
号を受信中であるという検出信号を低レベル（Ｌ）の状
態信号で取り出し、フリップフロップ７のセット端子Ｓ
へ接続する。こうすることにより、ＮＴＳＣ信号を受信
しているときは、フリップフロップ７はセットされ、Ｍ
ＵＳＥ信号を受信しているときはフリップフロップ７は
リセットされるので、フリップフロップ７のＱ出力でア
ナログスイッチ１４、１５、１６のｓｅ１，ｓｅ２　端
子の電圧を設定することができる。

【００２１】以上のように本実施例によれば、ＦＭチュ
ーナ１１に２つのＦＭ検波出力端子Ｆ１　，Ｆ２　と１
つのビットストリーム出力端子Ｂを設け、ＭＵＳＥ信号
受信時かＮＴＳＣ信号受信時かに応じて、ＦＭチューナ
の出力信号を交流的に接地するアナログスイッチ１４〜
１６を設けたことにより、ＭＵＳＥ信号受信時にはＮＴ
ＳＣ有料デコーダ２へはＦＭ検波出力、ビットストリー
ム出力が入力されないので、ＮＴＳＣモニタテレビ５に
誤った映像や雑音が出力されることがなくなる。また、
ＮＴＳＣ信号受信時にはＭＵＳＥ有料デコーダ３へはＦ
Ｍ検波出力が入力されないので、ハイビジョンモニタテ
レビ６（またはＮＴＳＣモニタテレビ）に誤った映像や
雑音が出力されることがなくなる。

【００２２】図３は本発明の第２の実施例の信号切換装
置のブロック図である。図２の構成は図１と同様なもの
であり、第１の実施例と異なる点は、第２の信号変換装
置であるＭＵＳＥデコーダ（またはダウンコンバータ）
４の入力端子ｆｍがＦＭチューナ１１のＦＭ検波出力端
子Ｆ２　に接続され、ＭＵＳＥ有料デコーダ３がＭＵＳ
Ｅデコーダ４にのみ接続されており、状態信号ΦはＭＵ
ＳＥデコーダ（またはダウンコンバータ）４から出力さ
れていることである。

【００２３】図４は本発明の第３の実施例の信号切換装
置のブロック図である。図４において、１２はたとえば
ＦＭチューナ１１が納められたＦＭチューナ部１０と同
一の筺体の中に設けられた同期検出部で、ＮＴＳＣ信号
を受信中のとき、ＦＭチューナ１１のＦＭ検波出力端子
Ｆ１　からＮＴＳＣの同期信号を検出し、低レベル（Ｌ
）で状態信号をフリップフロップ７のリセット端子Ｓへ
出力する。したがって、この状態信号を、さきに図２の説明でのＮ
ＴＳＣ受信中の検出信号として用いることができる。

【００２４】第２、第３の実施例においても、ＭＵＳＥ
信号受信時にはＮＴＳＣ有料デコーダ２へはＦＭ検波出
力、ビットストリーム出力が入力されないので、ＮＴＳ
Ｃモニタテレビ５に誤った映像や雑音が出力されること
がなくなる。また、ＮＴＳＣ信号受信時には、ＭＵＳＥ
有料デコーダ３またはＭＵＳＥデコーダ４（またはダウ
ンコンバータ）へはＦＭ検波出力が入力されないので、
ハイビジョンモニタテレビ６（またはＮＴＳＣモニタテ
レビ）に誤った映像や雑音が出力されることがなくなる
。

【００２５】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、ＦＭチュ
ーナに２つ以上の基底周波数帯信号出力端子（ＦＭ検波
出力端子）をもうけ信号形式の異なる２種の信号Ａ１　
か信号Ａ２　かに応じて、出力端子への出力信号を交流
的に接地するアナログスイッチを設けたことにより、信
号Ａ１　受信時には信号Ａ２　の表示装置に誤った映像
や雑音が出力されることがなくなり、信号Ａ２　受信時
には信号Ａ１　の表示装置に誤った映像や雑音が出力さ
れることがなくなり、視聴者に不快感を与えることを無
くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の信号切換装置のブロック図
である。

【図２】図１の変形例の要部のブロック図である。

【図３】本発明の第２の実施例の信号切換装置構成のブ
ロック図である。

【図４】本発明の第３の実施例の信号切換装置のブロッ
ク図である。

【図５】従来例の信号切換装置のブロック図である。

【符号の説明】

２　　ＮＴＳＣ有料デコーダ３　　ＭＵＳＥ有料デコーダ４　　ＭＵＳＥデコーダ（またはダウンコンバータ）５
　　ＮＴＳＣモニタテレビ６　　ハイビジョンモニタテレビ（またはＮＴＳＣモニ
タテレビ）７　　フリップフロップ回路１１　　ＦＭチューナ１２　　同期検出部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　第１の信号形式のテレビ信号Ａ１　に
より変調された信号と、第１の信号形式とは異なる第２
の信号形式のテレビ信号Ａ２　により変調された信号を
受信し、増幅し、検波し、基底周波数帯信号を出力する
ＦＭ信号受信機における信号切換装置であって、２つ以
上の基底周波数帯信号出力端子を備えたＦＭチューナと
、１つの基底周波数帯信号出力端子からの出力が入力さ
れ、信号Ａ１　に適当な信号変換処理をほどこして出力
する第１の信号変換装置と、別の基底周波数帯信号出力
端子からの出力が入力され、信号Ａ２　に適当な信号変
換処理をほどこして出力する第２の信号変換装置と、Ｆ
Ｍチューナが信号Ａ１　を受信しているときは、上記Ｆ
Ｍチューナの基底周波数帯信号出力端子のうち、少なく
とも１つの基底周波数帯信号出力端子に出力信号が現れ
ないようにし、信号Ａ２　を受信しているときは、上記
信号Ａ１　を受信しているときに出力信号が現れないよ
うにされている基底周波数帯信号出力端子以外の少なく
とも１つの端子に出力信号が現れないように切換信号に
より切換える切換回路とを備えたことを特徴とする信号
切換装置。
【請求項２】　　切換信号として、信号Ａ２　をＦＭチ
ューナが受信中か否かを判定する信号を、信号Ａ２　に
適当な信号変換処理をほどこして出力する第２の信号変
換装置から出力することを特徴とする請求項１記載の信
号切換装置。
【請求項３】　　切換信号として、信号Ａ１　をＦＭチ
ューナが受信中か否かを判定する信号を、信号Ａ１　に
適当な信号変換処理をほどこして出力する第１の信号変
換装置から出力し、信号Ａ２　をＦＭチューナが受信中
か否かを判定する信号を、信号Ａ２　に適当な信号変換
処理をほどこして出力する第２の信号変換装置から出力
し、この２つの信号でセット、リセットされるフリップ
フロップの出力を切換信号として用いることを特徴とす
る請求項１記載の信号切換装置。
【請求項４】　　切換信号として、信号Ａ１　をＦＭチ
ューナが受信中か否かを判定する信号を、ＦＭチューナ
の基底周波数帯信号出力から検出して出力し、信号Ａ２
　をＦＭチューナが受信中か否かを判定する信号を、信
号Ａ２　に適当な信号変換処理をほどこして出力する第
２の信号変換装置から出力し、この２つの信号でセット
、リセットされるフリップフロップの出力を切換信号と
して用いることを特徴とする請求項１記載の信号切換装
置。
【請求項５】　　信号Ａ１　がＮＴＳＣ信号、信号Ａ２
　がＭＵＳＥ信号であることを特徴とする請求項１〜４
のうちのいずれかに記載の信号切換装置。