JPH0428306Y2 - - Google Patents

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JPH0428306Y2
JPH0428306Y2 JP1985203744U JP20374485U JPH0428306Y2 JP H0428306 Y2 JPH0428306 Y2 JP H0428306Y2 JP 1985203744 U JP1985203744 U JP 1985203744U JP 20374485 U JP20374485 U JP 20374485U JP H0428306 Y2 JPH0428306 Y2 JP H0428306Y2
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filter
oil
power steering
steering device
pump
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、パワーステアリング装置を備えた
農用トラクタの油圧装置に係り、詳しくは、機体
前部に搭載したエンジンに、作業装置昇降用の油
圧装置に対する第1ポンプと、前輪用のパワース
テアリング装置に対する第2ポンプとからなるダ
ブルポンプを装着し、機体後部のミツシヨンケー
スに貯留した油を、ダブルポンプに近接して配備
したフイルタで濾過したのち前記ダブルポンプに
吸引させるよう構成するとともに、前記パワース
テアリング装置からの戻り油を、ダブルポンプの
吸入径路におけるフイルタの上手箇所へ戻すよう
構成したものに関する。
〔従来の技術〕
上記構成の油圧装置においては、機体前部に配
置されるパワーステアリング装置からの戻り油を
後部ミツシヨンケースに戻すことなく、ダブルポ
ンプへの吸入径路に合流して戻すことで、ダブル
ポンプの吸入効率を向上させるとともに、パワー
ステアリング装置からのミツシヨンケースへの長
い戻し用配管の省略化が図られているのである
が、ダブルポンプの吸入径路への合流については
特に注意が払われておらず、例えば吸入径路に対
して直交する方向に戻り油を合流させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記構成ではミツシヨンケースから
の油とパワーステアリング装置からの戻り油との
温度差が原因でフイルター性能に支障が生じるこ
とがあつた。つまり、両油を単に合流させただけ
では充分に混合されず、温度分布にムラが生じた
ままでフイルタに吸入され、このとき、温度の高
い油の方が粘性が低いためにフイルタエレメント
を通過しやすく、高温油が通過するエレメント部
分が早期に目づまりを起こし、エレメント全面に
均一に目づまりが進行する場合よりも濾過効率の
低下が早まるものであつた。
本考案は、かかる現象に着目してなされたもの
であつて、パワーステアリング装置からの戻り油
をダブルポンプの吸入径路に合理的に合流させる
ことで、温度ムラのない状態でフイルタに吸入さ
せて上記不具合を解消せんとしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案においては、ミツシヨンケース
からの吸入油と、パワーステアリング装置からの
戻り油とを、前記フイルタの偏心入口部の直前箇
所において対向合流させるよう構成した。
〔作用〕
上記構成によると、ミツシヨンケースからの高
温油とパワーステアリング装置からの低温の戻り
油は対向合流されてまず混合され、更に、フイル
タの偏心入口部から旋回流となつてフイルタ内に
吸入されることになり、両油は充分に混合攪拌さ
れて、温度ムラのない状態でフイルタの濾過作用
を受ける。
〔考案の効果〕
従つて、フイルタ内のエレメントはその全面に
おいて油内のゴミを捕捉することになり、局部的
目づまりのない良好な濾過性能を長時間に亘つて
維持させることができるようになつた。
〔実施例〕
第2図は、農用トラクタの油圧系を示す全体側
面図であつて、エンジン1のギアーボツクス2に
ダブルポンプ3が装着され、後部のミツシヨンケ
ース4からサクシヨンパイプ5を介してミツシヨ
ンケースオイルを作動油として吸引し、ダブルポ
ンプ3の第1ポンプ3Aからの吐出油が制御弁V
を介してリフトシリンダ6に供給されると共に、
第2ポンプ3Bからの吐出油がパワーステアリン
グ装置7のコントローラ7aと、油圧式変速装置
8に供給されるべく構成されている。
そして、前記ダブルポンプ3に対してフイルタ
と油圧バルブとが一体的に構成された油圧ユニツ
トAが連結されている。
前記油圧ユニツトAは、第3図乃至第5図に示
す如く、パワーステアリングの圧力設定用のリリ
ーフ弁9と、変速用油圧クラツチの圧力設定用の
減圧弁10を内装した油圧バルブ11のケーシン
グ12にフイルタ連結用の取付座12aが一体成
形され、その取付座12aにねじ込み式のフイル
タ13が着脱可能に連結されて油圧ユニツトが構
成されている。そして、前記リリーフ弁9と減圧
弁10の夫々のスプリング室9a,10aに対し
て平面視で交差する状態で、且つ、上下方向で一
部重合する状態でフイルタ13へのサクシヨンポ
ートaが形成されて、リリーフ弁9のドレン並び
に減圧弁10のドレンがフイルタ13へのサクシ
ヨンポートaに排出されるべく構成されている。
前記油圧ユニツトAとダブルポンプ3とは、フ
イルタ13に連通の出口ポートbとダブルポンプ
3の入口ポートcとが互いに連通接続するよう
に、バルブケーシング12に一体連設のフランジ
14を介して連結され、また、ダブルポンプ3の
第2ポンプ3Bの出口ポートdと油圧バルブAの
入口ポートeとがパイプ15を介して接続されて
いる。
又、前記パワーステアリング装置7からの戻り
油がリターンポートfを介してサクシヨンポート
aから流入する油に合流されるようになつてい
る。そして、両油は対向合流するよう前記リター
ンポートfが形成されるとともに、この合流箇所
が前記フイルタ13への入口部gの直前箇所に相
当し、かつ、前記入口部gがフイルタ13の中心
に対して偏心した位置に設定されている。従つて
合流攪拌された油は直ちに旋回流となつて更に攪
拌されながら筒状エレメント16の周囲に流れ、
エレメント16を通つて清浄油はフイルタ中心の
出口部hよりダブルポンプ3の入口ポートcに至
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタの油圧装置の
実施例を示し、第1図は油圧回路図、第2図はト
ラクタの油圧配管図、第3図は油圧ユニツトを示
す縦断正面図、第4図は同平面図、第5図は同側
面図、第6図は第5図における−線断面図で
ある。 1……エンジン、3……ダブルポンプ、3A…
…第1ポンプ、3B……第2ポンプ、4……ミツ
シヨンケース、7……パワーステアリング装置、
13……フイルタ、g……偏心入口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体前部に搭載したエンジン1に、作業装置昇
    降用の油圧装置に対する第1ポンプ3Aと、前輪
    用のパワーステアリング装置7に対する第2ポン
    プ3Bとからなるダブルポンプ3を装着し、機体
    後部のミツシヨンケース4に貯留した油を、ダブ
    ルポンプ3に近接して配備したフイルタ13で濾
    過したのち前記ダブルポンプ3に吸引させるよう
    構成するとともに、前記パワーステアリング装置
    7からの戻り油を、ダブルポンプ3の吸入径路に
    おけるフイルタ13の上手箇所へ戻すよう構成し
    た農用トラクタの油圧装置であつて、前記ミツシ
    ヨンケース4からの吸入油と、パワーステアリン
    グ装置7からの戻り油とを、前記フイルタ13の
    偏心入口部gの直前箇所において対向合流させる
    よう構成してあることを特徴とする農用トラクタ
    の油圧装置。
JP1985203744U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0428306Y2 (ja)

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JPS62111278U JPS62111278U (ja) 1987-07-15
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JPS6330610Y2 (ja) * 1980-05-02 1988-08-16

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