JPH04282419A - ガスメータ制御器用異常報知器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はガスメータケーシング
に内蔵されているガスメータ制御器に付設して使用する
異常報知器に関する。

【０００２】

【従来の技術】ガスメータ制御器については図２のよう
なシステムが知られている。このガスメータ制御器１は
ガスメータケーシングに内蔵されており、計量装置８に
付加されている流量センサ２と、圧力センサ４それに感
震センサ３を備えている。これらセンサ出力を制御回路
５で処理し、何らかの異常を検出した場合にはＬＥＤ（
発光ダイオード）点灯回路７を介して異常表示用ＬＥＤ
１０を点滅させ、また異常の種類によっては入出力回路
６を介して遮断弁９を閉じてガス供給を停止する。

【０００３】具体的には、ガス漏れなどによるガス流量
の異常増加を検出した場合、遮断弁９を閉じるとともに
ＬＥＤ１０を図３のパターンＡで点滅させる。また、ガ
ス管内の圧力の異常低下を検出した場合は図３のパター
ンＢでＬＥＤ１０を点滅させる。また、感震センサ３で
地震などの異常振動を検出した場合は、遮断弁９を閉じ
るとともにＬＥＤ１０を図３のパターンＢで点灯させる
。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ガスメータ制御器１の
コストを極力小さくするために、１つのＬＥＤ１０の点
滅パターンを変えることで異常の種類までも知らせるよ
うにした構成が採用されている。このＬＥＤ１０の点滅
パターンを目視で観察することで異常の種類を認識し、
個々の異常に合った適切な処置を行わなければならない
。例えば、流量の異常増加によって遮断弁９が閉じられ
た場合は、ガスコックをすべて閉じてから遮断弁９を開
けるだけで良いが、圧力異常で遮断弁９が閉じられたの
であれば、前記の操作を行っても圧力が元に戻らない場
合、遮断弁９は再び閉じられる。ここで、小さなＬＥＤ
１０の点滅パターンから異常の種類（異常に対する処置
方法）を弁別するのは非常に面倒で難しいという問題が
あった。

【０００５】この問題を解決することが本発明の目的で
あり、より具体的には、既存のガスメータ制御器に簡単
に付設することで、異常発生時の適切な処置方法を分り
やすく知らせるようにしたガスメータ制御器用異常報知
器を提供することを目的とする。 ［発明の構成］

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明のガスメータ制
御器用異常報知器は、ガスメータ制御器の所定部位に着
脱自在に取付けられて当該ガスメータ制御器の異常表示
用発光素子と光結合する受光素子と、この受光素子の出
力信号を受けて前記発光素子の動作状態を監視し、その
点滅パターンから異常の種類を弁別する異常識別手段と
、識別した異常に対応する適切な処置方法を文字または
音声で出力する報知手段とを備えたものである。

【０００７】

【作用】この異常報知器の前記受光素子をガスメータ制
御器の前記発光素子に結合させて取付けておく。そうす
ると、ガスメータ制御器で前述のような異常が検出され
、発光素子が所定パターンで点滅されると、その点滅が
前記受光素子で検出され、その点滅パターンから異常の
種類が弁別され、その異常に対応した処置方法が文字ま
たは音声で出力される。

【０００８】

【実施例】図１に本発明の一実施例の構成を示している
。ガスメータには前述のようにガスメータ制御器１が内
蔵されており、制御器１には前述の異常表示用ＬＥＤ１
０が取付けられている。本発明の異常報知器１６はガス
メータとは別体に構成されており、必要に応じてガスメ
ータ制御器１に組み合わせて使用するものである。異常
報知器１６は、その本体からケーブルでつながった小ユ
ニットの受光素子１１を備えている。

【０００９】図４に示すように、異常報知器１６の受光
素子１１のユニットはガスメータケーシング外面の所定
位置（点線の位置）に着脱自在に取付けられる。取付け
状態においては、ガスメータ制御器１のＬＥＤ１０の光
が出てくる表示用窓１７と、受光素子１１の受光窓（図
示省略）とが合致し、ＬＥＤ１０と受光素子１１とが光
結合する。

【００１０】受光素子１１とケーブルでつながっている
報知器１６の本体には、受光素子１１の出力信号からＬ
ＥＤ１０の点滅パターンを弁別するためのパターン識別
回路１２と、パターン識別結果に応じて音声出力装置１
４と表示装置１５を動作させる出力制御回路１３が内蔵
されている。何らかの異常検出によりガスメータ制御器
１のＬＥＤ１０が点滅すると、その点滅パターンにより
パターン識別回路１２が異常の種類が弁別される。異常
の各種類ごとにそれにどう対処するのかを説明する短文
が予め設定されており、音声出力装置１４はその短文（
処置方法）を音声で出力するようになっており、表示装
置１５はそれを文字で出力するようになっている。出力
制御回路１３はパターン識別回路１２からの異常発生と
その種類の通知信号を受けて、該当する処置方法の短文
を音声出力装置１４、表示装置１５から出力させる。 なお、音声出力装置１４と表示装置１５のいずれか一方
のみとしても良い。

【００１１】

【発明の効果】この発明のガスメータ制御器用異常報知
器を使用すれば、小さな発光素子の点滅パターンで表現
されている異常の種類を自動的に読み取って認識し、そ
れぞれの異常に対する適切な処置方法を文字あるいは音
声のメッセージとして報知するので、使用者は極めて容
易に異常を把握して迅速で適切な処置を講じることがで
き、ガスの安全供給の面で大きな効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例によるガスメータ制御器用
異常報知器の構成図。

【図２】一般的なガスメータ制御器の構成図。

【図３】ガスメータ制御器における異常表示用ＬＥＤの
点滅パターン例のタイムチャート。

【図４】図１の異常報知器の受光素子をガスメータに組
み付ける状態の斜視図。

【符号の説明】

１　　ガスメータ制御器 １０　　異常表示用ＬＥＤ（発光素子）１１　　受光素
子 １６　　異常報知器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ガスメータ制御器の所定部位に着脱自
   在に取付けられて当該ガスメータ制御器の異常表示用発
   光素子と光結合する受光素子と、この受光素子の出力信
   号を受けて前記発光素子の動作状態を監視し、その点滅
   パターンから異常の種類を弁別する異常識別手段と、識
   別した異常に対応する適切な処置方法を文字または音声
   で出力する報知出力手段とを備えたことを特徴とするガ
   スメータ制御器用異常報知器。