JPH04282363A - 5−ヒドロキシ−6−アルコキシインドール誘導体とその製造方法 - Google Patents

5−ヒドロキシ−6−アルコキシインドール誘導体とその製造方法

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JPH04282363A
JPH04282363A JP4388491A JP4388491A JPH04282363A JP H04282363 A JPH04282363 A JP H04282363A JP 4388491 A JP4388491 A JP 4388491A JP 4388491 A JP4388491 A JP 4388491A JP H04282363 A JPH04282363 A JP H04282363A
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JP
Japan
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hydroxy
group
alkoxyindole
groups
arylamino
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Pending
Application number
JP4388491A
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English (en)
Inventor
Masato Satomura
里村 正人
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬、染料、記
録材料用各種素材の重要な中間体として有用なインドー
ル類特に5−位にヒドロキシ基を持ち、6−位にアルコ
キシ基を持つインドール類とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インドール化合物については、既によく
知られている。が、インドール環特に、セロトニン、ボ
ホテニン等に代表されるアルカロイド系化合物やインド
メタシン、アセメタシン等の医薬に代表されるような官
能基を持つインドール類、特に5−位にヒドロキシ基ま
たはアセトキシ基のようなヒドロキシ基の先駆体骨格を
持ち、6−位にアルコキシ基を持つインドール類の適切
な合成方法がなかった。その為に、種々の合成ルートの
探索が行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】5−位にヒドロキシ基
またはアセトキシ基を持ち、6−位にアルコキシ基を持
つインドール類の適切な合成方法の探索を行ったもので
ある。即ち、本発明者は、3−位に炭素炭素不飽和二重
結合を有し、6−位にアルコキシ基を有するフェノール
類がジアゾニュウム塩との塩基性雰囲気下でのジアゾカ
ップリング反応とそれに続く酸性の後処理により、従来
全く合成が困難であった特殊な骨格のインドール類が生
成する事を見出した。即ち、5−ヒドロキシ−6− ア
ルコキシインドール類が極めて容易に得られる事を見出
した。
【0004】本発明の目的は、従来全く合成が困難であ
った特殊な骨格のインドール類即ち、5−ヒドロキシ−
6− アルコキシインドール類とそれの製造方法を提供
する。 本発明の目的は第一に新規なインドール類を提供するこ
とにある。第二に還元によりインドールプを与えるプリ
カーサーを提供することにある。第三に容易に 5− 
ヒドロキシ−6− アルコキシインドール、医薬用原料
を提供する。第四に新規なインドール類の合成方法を提
供する。 第五にアニリノインドール類を提供する。その他の目的
は、明細書の記述から同業者に自ずから明らかであろう
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的は
、1)1−アリールアミノ−5− ヒドロキシ− 6−
アルコキシインドール
【0006】2)3−位に不飽和二重結合を、6−位に
アルコキシ基を持つフェノール誘導体に塩基性条件でジ
アゾニュウム塩を作用させるジアゾカップリング反応の
工程と酸性での後処理工程からなる1−アリールアミノ
−5− ヒドロキシ− 6−アルコキシインドールの製
造方法を開発する事により達成された。不飽和二重結合
のα− 位または/ 及びβ− 位には、アルキル基ま
たはアリール基を有していることが好ましい。不飽和二
重結合のα− 位または/ 及びβ− 位に置換基を有
している場合には生じたインドール環の3−位または/
 及び2−位にその置換基が好都合に導入される。本発
明のインドール類は下記一般式で示される。
【0007】
【化2】
【0008】式中、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、Rx 、Ry 、R2 、R3 、Rx 、R
y は、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、チオアルコキシ基、チオアリールオキシ基、置換ア
ミノ基例えば、ジメチルアミノ基、アシルアミノ基、ウ
レイド基、アシル基、ニトロ基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、カルボキシル基、シアノ基、ハロゲン原
子、アルコキシカルボニル基などから選ばれた置換基ま
たは水素原子を示す。R2 とR3 、R4 とR3 
、R5 とR6 及び、Rx とRy は互いに結合し
て、5員ないし15員の環を形成しても良い。環には更
に先にのべた各種の置換基をとることが出来る。R6 
は特に、置換基をゆうしていて良いアルキル基、アリー
ル基が望ましい。R5 とR6 で環を形成する場合に
は酸素原子を1個または2個含有する環が好ましい。硫
黄原子を含んでも良い。本発明のヒドロキシ基、アルコ
キシ基およびアリールアミノ基を有するインドール類は
、還元反応、脱アルキル反応などを適用することにより
容易にジヒドロキシ体、1−位が無置換のインドール類
、アシルオキシ体、ジアルコキシ体などに誘導できる。 このようなインドール類とそれの製法を開発することに
よりインドールアルカロイド、医薬分野での官能基、5
−ヒドロキシ−6− アルコキシ基を持つインドール環
形成の簡便な新ルートが開発された。従来提案された手
法は、工程数が多く且つ原料の入手や副生成物の単離が
非常に困難であった。アルコキシ基としては炭素原子数
1乃至15個の置換基を有していてもよい基を表す。置
換基としては、アリール基、ヒドロキシ基、置換してい
て良いアミノ基、アシル基、アルケニル基、ハロゲン原
子、アルコキシ基、アリールオキシ基等が合成のハンド
リングと入手の容易さの点から特に好ましい。
【0009】ジアゾニュウム塩は、芳香族アミンから誘
導されるものが望ましい。例えば、ハロゲン原子、ニト
ロ基、アルキル基、アシル基、スルフォ基、カルボキシ
基、アリール基、置換アミノ基、シアノ基、アルケニル
基、アルコキシ基などの一個以上で置換していて良いベ
ンゼン類、ナフタレン類、ピリジン類などは好ましい芳
香族アミン残基である。上で述べてきた、アルキル基や
アリール基は更に、例えば、ハロゲン原子、ニトロ基、
アルキル基、アシル基、スルフォ基、カルボキシ基、ア
リール基、置換していて良いアミノ基、シアノ基、アル
ケニル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シ
アノ基などを1 個以上有していても良い芳香族アミン
類が本発明に好都合に用いられる。具体例としては、ア
ニリン、アニシジン、クロロアニリン、ニトロアニリン
、アンスラニル酸、アミノサリチル酸、アミノナフタレ
ンジスルホン酸、アミノチアゾール等が常法に従ってジ
アゾニュウム塩に誘導され利用できる。
【0010】3−位に不飽和二重結合を持ち、6−位に
アルコキシ基を有する本発明の原料の有効な置換フェノ
ール類としては、例えば次の化合物がある。3−イソプ
ロペニル−6− メトキシフェノール、3−イソペンテ
ニル−6− メトキシフェノール、3−イソプロペニル
−6− ブトキシフェノール、3−イソヘキセニル−6
− メトキシフェノール、3−イソプロペニル−6− 
ベンジルオキシフェノール、3−シクロヘキセニル−6
− メトキシフェノール、m−ヒドロキシ−p− ブト
キシ− α− エチルスチレン、 m− ヒドロキシ−
p− エトキシ− α− メチルスチレン、m−ヒドロ
キシ−p−ベンジルオキシ− α− エチルスチレン、
3−イソプロペニル−6− プロポキシフェノール、
【0011】3−シクロヘキセニル−6− メトキシフ
ェノール、3−イソプロペニル−5− メチル−6− 
プロポキシフェノール、3−シクロヘキセニル−6− 
クロロフェノール、3−イソプロペニル−5− エチル
−6− メトキシフェノール、3−シクロオクテニル−
6− エトキシフェノール、2−メチル− 3−シクロ
ヘキセニル−6− メトキシフェノール、3−イソプロ
ペニル−5− エチル−6− プロポキシフェノール、
3−(4− メチルシクロヘキセニル)−6−クロロフ
ェノール、3−イソプロペニル−2− エチル−6− 
メトキシフェノール、3−シクロオクテニル−5− ク
ロロ−6− ブトキシフェノール、3−イソプロペニル
−5−エチル−6− δ− ヒドロキシブトキシフェノ
ール、3−(4− ヒドロキシシクロヘキセニル)−6
−メトキシフェノール、3−イソプロペニル−2− β
− ヒドロキシエチル−6−メトキシフェノール、3−
イソプロペニル−5−β− ヒドロキシエチル−6− 
メトキシフェノールなどがある。本発明の1−アリール
アミノ−5− オキシ− 6−アルコキシインドール誘
導体は、次の一般式で示すことが出来る。特にα− 位
にアルキル基を持つ場合が好ましい。
【0012】
【化3】
【0013】式中、R2 , R3 , R4 , R
5 , RX , RY は、それぞれ上で述べた置換
基を示す。R3 とR4 は相互に結合して、4員乃至
15員のヘテロ原子を含んでいても良い環を形成してい
ても良い。化1で示した置換アニリノ部分は、ヘテロ原
子を含有しても良い。ヘテロ原子としては、酸素原子、
窒素原子、硫黄原子などの一個以上が挙げられる。R3
 は、置換していてよい、アルキル基またはアリール基
が好ましい。塩基性条件は、有機または無機の塩基例え
ば、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、トリエチル
アミン、ピリジン、キノリンなどの3 級アミン化合物
、Na、Ka、CaあるいはMgなどから誘導される塩
基、苛性ソーダ、苛性カリ、水酸化カルシュウムなどが
好都合である。これらは、フェノール類に対して、0.
8 乃至4 当量程度用いられる。酸性条件は、一方有
機酸または無機酸を用いて調整される。例えば, 硫酸
, 塩酸, 硝酸あるいは燐酸などの無機酸、トルエン
スルフォン酸、ニトロフェノール、酢酸、クロロ酢酸、
トリフロオロ酢酸、メタンスルフォン酸などの酸を系が
、酸性側になるように用いて調整される。
【0014】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明の手法を説明
す 実施例  1 1−アニリノ−3−メチル−5─オキシ─6−メトキシ
インドールの合成50mlのフラスコ中に、3−イソプ
ロペニル−6−メトキシフェノールの0.01モル、0
.02モルの苛性カリ50%水溶液および15mlのメ
タノールと9mlのアセトンをはかりとる。これに、−
25℃以下で、0.01モルのアニリンと0.01モル
の亜硝酸ソーダから塩酸酸性にして常法に従って調製し
たジアゾニュウム塩を徐々に添加し、添加終了後さらに
室温で2時間かきまぜた。反応終了後、希塩酸水で処理
して酸性とし、MEKと酢酸エチルエステルを溶媒に用
いて生成物を抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧下に除去した。放置すると全体が結晶化した。 アセトニトリル−ベンゼン−ヘキサンで結晶を分離した
。残さをアセトニトリル−クロロホルム混合溶媒を用い
て、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフにより精
製した。その融点は140〜141℃であった。
【0015】実施例  2 1−ペンタヂュウテロアニリノ−3−メチル−5─オキ
シ─6−メトキシインドールの合成 実施例  1で用いたアニリンをペンタヂュウテロアニ
リンに代えた他は同様にして、インドール化合物を得た
。 同様な処理により、溶媒を留去すると全体が結晶化して
きた。クロロホルム−アセトニトリルの9:1(容積比
)を展開溶媒にして、カラムクロマトグラフを行い、融
点135〜6℃の生成物を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−アリールアミノ−5− ヒドロキシ−
     6−アルコキシインドール
  2. 【請求項2】3−位に不飽和二重結合を、6−位にアル
    コキシ基を持つフェノール誘導体に塩基性条件でジアゾ
    ニュウム塩を作用させるジアゾカップリング反応の工程
    と酸性での後処理工程からなる下記一般式で示される1
    −アリールアミノ−5− ヒドロキシ−6−アルコキシ
    インドールの製造方法 【化1】
JP4388491A 1991-03-08 1991-03-08 5−ヒドロキシ−6−アルコキシインドール誘導体とその製造方法 Pending JPH04282363A (ja)

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