JPH04282302A - 木材防腐防蟻剤 - Google Patents

木材防腐防蟻剤

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JPH04282302A
JPH04282302A JP4484991A JP4484991A JPH04282302A JP H04282302 A JPH04282302 A JP H04282302A JP 4484991 A JP4484991 A JP 4484991A JP 4484991 A JP4484991 A JP 4484991A JP H04282302 A JPH04282302 A JP H04282302A
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Japan
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salts
wood
ant
wood material
preservative agent
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JP4484991A
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Masahiro Nagano
長野 征広
Yoshiaki Sukai
与志明 須貝
Akira Yanai
▲あきら▼ 谷内
Hironori Kataoka
片岡 裕紀
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ZAIENSU KK
Xyence Corp
DKS Co Ltd
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ZAIENSU KK
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Xyence Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質材料の腐朽を防止
しまたシロアリ等の害虫による食害を防ぐための木材防
腐防蟻剤に関する。
【0002】
【従来の技術】木質材料は、建材や一般工業用材料、あ
るいは一般土木用材料などとして種々の用途に用いられ
ているが、木材腐朽菌による劣化やシロアリやキクイム
シなどの害虫による食害などのために長期の使用には困
難がある。そこで木質材料をこれらの劣化原因から保護
するために、木材に防虫剤などを施したり防腐剤を注入
する等の処理が行なわれており、種々の薬剤が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の木材防腐
剤は、クロム、あるいは砒素などの重金属を含んでいて
有毒であるものが多く、使用にあたっては細心の注意が
必要である。またシロアリなどは強力な殺虫剤でも必ず
しも殺虫効果が高いとはいえず、多量に用いると衛生上
の問題が発生する。
【0004】これに対し、上記のような従来の木材防腐
剤や木材防蟻剤の欠点を改良することが望まれていた。 そこで本発明は、毒性が少なくて取扱の容易な新規な木
材用防腐防蟻剤を提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
を達成するために、本発明者等は鋭意探索を行なったと
ころ、従来全く木材の防腐効果や防蟻効果が知られてい
なかった化合物が、驚くべき効果を発揮することを発見
し、本発明を成すに至った。すなわち本発明は、次の式
〔化1〕で表されるアルキルベタイン型金属塩化合物で
あって、銅塩、亜鉛塩、リチウム塩、バリウム塩、マグ
ネシウム塩、アルミニウム塩及びコバルト塩から選ばれ
たものを有効成分とする木材防腐防蟻剤である。
【化2】
【0006】本発明の木材防腐防蟻剤の有効成分として
用いられるアルキルベタイン型金属塩化合物は、その類
似の化合物が公知であり、たとえばアルキルジメチルベ
タインは両性界面活性剤として知られ、繊維用柔軟剤、
あるいは帯電防止剤などとして用いられている。しかし
ながらこれらのベタインや、そのナトリウム塩化合物な
どは木材の防腐性能や防蟻性能を有しておらず、銅塩、
亜鉛塩、リチウム塩、バリウム塩、マグネシウム塩、ア
ルミニウム塩又はコバルト塩となったときに、初めて優
れた防腐効果や防蟻効果を発揮することが、本発明者に
よって初めて見出された。
【0007】このような特定のアルキルベタイン型金属
塩化合物を有効成分とする本発明の木材防腐防蟻剤は、
たとえば水あるいは水を含む有機溶剤などに溶解して、
たとえば木材の表面に塗布するか、あるいは木材を浸漬
して含浸させるか、または木材中に加圧して注入するな
どの適宜の方法を用いて、木材に対して適用することが
できる。
【0008】
【実施例】アルキルベタインの銅化合物(すなわち前記
の式〔化1〕におけるMがCu、nが2である)、同じ
くその亜鉛化合物(すなわち前記の式〔化1〕における
MがZn、nが2である)、同じくそのリチウム化合物
(すなわち前記の式〔化1〕におけるMがLi、nが1
である)、同じくそのバリウム化合物(すなわち前記の
式〔化1〕におけるMがBa、nが2である)、同じく
そのマグネシウム化合物(すなわち前記の式〔化1〕に
おけるMがMg、nが2である)、同じくそのアルミニ
ウム化合物(すなわち前記の式〔化1〕におけるMがA
l、nが3である)、同じくそのコバルト化合物(すな
わち前記の式〔化1〕におけるMがCo、nが2である
)と、アルキルベタインのナトリウム化合物(すなわち
前記の式〔化1〕におけるMがNa、nが1である)と
を、それぞれ0.5、1.0、2.0%となるよう水に
溶解し、それぞれ木材処理薬剤とした。
【0009】一方、ベイツガ辺材及びブナ辺材を木口面
が5×20mmで長さが40mmとなるように切断して
試験片を作成し、それぞれ上記の各木材処理薬剤中に浸
漬して減圧したのち更に加圧含浸し、2週間室内で風乾
した。
【0010】このようにして用意した薬剤処理試験片を
、流水中に1時間放置したのち60℃の恒温器中に23
時間入れておくことを10回繰り返す耐候操作を行なっ
たうえ、これらについてJIS  A9302(197
6)「木材防腐剤の防腐効力試験方法」に準じて防腐効
力試験を実施した。なお、ベイツガ材に対してはオオウ
ズラタケを、またブナ材に対してはカワラタケを適用し
た。
【0011】また、温度26±2℃、湿度90%の室内
に置いた強制腐朽土壌槽に、上記と同様に耐候操作を行
なったブナ試験片を接地して、軟腐朽菌に対する効力も
試験した。
【0012】これらの試験結果は、薬剤処理試験片の重
量減少率と無処理試験片の重量減少率とから計算した防
腐効力値で表し、薬剤の種類、濃度、薬剤吸収量に対応
させて表1に示した。
【表1】
【0013】一方、10mm×10mm×20mmに切
断したアカマツ辺材に各木材処理薬剤を注入し、2週間
室内で風乾した。その後上記と同様に耐候操作を行ない
、JWPA規格第11号の室内総合試験の方法に従って
、イエシロアリ150頭による食害量を求め、試験片の
重量減少率を計算した。このような防蟻効力試験の結果
を、表2に示した。
【表2】
【0014】これらの結果を見ると、ナトリウム塩では
防腐効果や防蟻効果は殆ど認められなかったのに対し、
銅塩、亜鉛塩、リチウム塩、バリウム塩、マグネシウム
塩、アルミニウム塩及びコバルト塩はいずれも優れた防
腐効果(軟腐朽に対する効果も含む)や防蟻効果を示し
ており、従来から用いられている木材防腐剤である銅ク
ロム砒素系薬剤と同程度の、充分に住宅用部材や構造用
部材に適用することができる性能であることもわかる。
【0015】
【発明の効果】本発明の木材防腐防蟻剤は、水などの溶
剤に溶解して適宜の方法により木材に適用することがで
き、クロムや砒素などの有毒な重金属を含んでいないの
で安全に取り扱うことができる特長がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の式〔化1〕で表されるアルキルベ
    タイン型金属塩化合物であって、銅塩、亜鉛塩、リチウ
    ム塩、バリウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩及
    びコバルト塩から選ばれたものを有効成分とする木材防
    腐防蟻剤。 【化1】
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