JPH04282081A - 調圧平衡弁 - Google Patents

調圧平衡弁

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JPH04282081A
JPH04282081A JP4513791A JP4513791A JPH04282081A JP H04282081 A JPH04282081 A JP H04282081A JP 4513791 A JP4513791 A JP 4513791A JP 4513791 A JP4513791 A JP 4513791A JP H04282081 A JPH04282081 A JP H04282081A
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pressure
valve
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diaphragms
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Ryosuke Hayashi
良祐 林
Mikio Horimoto
幹夫 堀本
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各別に供給される2つの
流体、例えば湯、水の供給圧力を所定圧力に調圧し、か
つ平衡させて下流側の機器に供給する調圧平衡弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各別に供給される2つの流体の供
給圧力を平衡させて下流側に流すようにする弁(圧力平
衡弁)は存在し、その代表的な構造は図3に示すように
なっている。
【0003】図3について説明すると、本体Aに2つの
流路1,2が並列状に設けられており、夫々の流路1,
2は弁座3,4と、これに2次側から対応する弁体8,
9を有しており、更に1次側がガイド部5により連絡し
ている。
【0004】上記2つの流路1,2の弁座3,4相互は
同軸に配置され、ガイド部5は上記弁座3,4と同軸で
かつ弁座3,4のシート径と同径に形成されている。ま
た2つの弁体8,9相互はガイド部を挿通する軸20に
より連結されており、この軸20の途中にはガイド部5
内周面に摺接する鍔状の受圧板12′が設けられ、弁体
8,9にかかる1次圧をキャンセルするようになってい
る。
【0005】従って、この図3のものは弁体8,9背後
にかかる各流路1,2の2次圧の差によって、高圧側弁
体が閉弁方向に低圧側弁体が開弁方向に移動し、両流路
1,2の2次圧を低い側の圧力で平衡させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】斯る従来の圧力平衡弁
は上述するように2つの流体のいずれか圧力の低い側の
圧力まで高い側を絞る構造であるため、片方の圧力が極
端に低い場合は、両側共極度に低圧となって、下流側の
機器が十分に能力を発揮できないことがあり、逆に両側
の圧力が高い場合、下流側の機器の能力に対して過大な
圧力がかかってしまう。
【0007】本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とする処は、片方の圧力
が極端に低い場合でも下流側への供給圧力が必要以上に
低くならないように高い側の圧力を所定圧力以下には落
とさないようにすると共に、両方が共に高圧の場合には
、下流側の機器に過度な圧力がかからないように双方を
所定圧力に調圧し、かつ平衡させることができる調圧平
衡弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の調圧平衡弁では、本体内に並列に設けられた
2つの流路と、両流路に夫々設けられて同軸に配置され
た2つの弁座と、両流路を各々の1次側において連絡す
るように設けられ、かつ上記2つの弁座と同軸で、しか
も弁座のシート径と同径に形成されたガイド部と、ガイ
ド部に相互に適当な間隔を有して対向状に張設され上記
両流路を隔離する2枚のダイヤフラムと、各弁座に対し
て2次側から対応するように各流路に夫々配備された2
つの弁体と、同じ流路側の弁体とダイヤフラムを連結す
る弁軸と、各弁軸に鍔状に設けられてガイド部内周面に
摺接する受圧板と、各受圧板とダイヤフラムとの間に夫
々形成された圧力室と、各弁軸に形成されて圧力室を対
応する流路の2次側に連絡する通路と、ダイヤフラム相
互間に弾装したバネとを備えるものである。
【0009】
【作用】以上のように構成した調圧平衡弁にあっては、
受圧板が摺動するガイド部の内径が両流路の弁座シート
径と等しいため弁体にかかる1次圧は受圧板にかかる1
次圧により相殺され、各流路の弁は通路を介して圧力室
に入りダイヤフラムにかかる2次圧とダイヤフラム間に
弾装したバネとのバランスのみにより開弁方向若しくは
閉弁方向に作動する。そして各流路の弁体は夫々ダイヤ
フラムを介して1つのバネにより連絡しているため閉弁
方向に動くか開弁方向に動くかは全く同一の圧力により
決められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図中Aは本体で、内部には2つの流路1,2が並
列に形成されている。上記2つの流路1,2に流す流体
は問う処ではないが、以下説明の都合上湯及び水として
説明する。従って上記2つの流路1,2の一方を湯側流
路1、他方を水側流路2と称す。
【0011】湯側流路1、水側流路2には夫々中途部に
弁座3,4が形成され、これら弁座3,4に対応する弁
体8,9が夫々の弁座3,4の2次側に配備される。ま
た湯側、水側双方の流路1,2の1次側には円形断面の
ガイド部5が両流路1,2に亘って形成される。
【0012】上記湯側及び水側の両弁座3,4、並びに
ガイド部5は同軸に形成され、更に両弁座3,4のシー
ト径とガイド部5の内径は同径に形成される。上記ガイ
ド部5にはその中心から湯側、水側へ等間隔を置いて2
枚のダイヤフラム6,7が相対状に張設され、この2枚
のダイヤフラム6,7により湯側流路1と水側流路2が
隔離される。
【0013】また上記湯側と水側の両ダイヤフラム6,
7間には両者に亘ってバネ18が弾装される。一方、前
記各弁体8,9はその着座面側に突出する弁軸10,1
1を一体的に備えており、該弁軸10,11が夫々の弁
座3,4を挿通してガイド部5内に延び、その先端が夫
々の対応するダイヤフラム6,7の中心部に連結固定さ
れる。
【0014】上記各弁軸10,11はその中途部に鍔状
に突出してガイド部5に摺動自在に嵌合される受圧板1
2,13を有しており、該受圧板12,13とダイヤフ
ラム6,7とにより夫々湯側、水側夫々の圧力室14,
15が形成される。
【0015】また弁軸10,11には圧力室14,15
から弁軸10,11を貫通して弁体8,9背後に抜ける
通路16,17が穿設され、湯側圧力室14と湯側流路
1、2次側、水側圧力室15と水側流路2、2次側が夫
々通路16,17を介して連絡する。
【0016】尚、図中19は通気孔、Bは下流側機器で
ある。而して、斯る調圧平衡弁は、湯側、水側とも弁座
3,4のシート径と受圧板12,13が摺動するガイド
部5の内径が同一径であるため、弁体8,9にかかる1
次圧は受圧板12,13にかかる1次圧により相殺され
る。一方両流路1,2の2次圧は通路16,17を介し
て圧力室14,15に入り、夫々ダイヤフラム6,7に
圧力を及ぼす。従って、ダイヤフラム6,7にかかる2
次圧とバネ18の力とのバランスにより弁体8,9が開
、閉弁方向に作動することになる。
【0017】今、湯側、水側の2次圧が共にバネ18の
力、即ち所定の圧力より大きい場合には、湯側、水側夫
々のダイヤフラム6,7はバネ18の力に抗して、バネ
18側に撓み、双方の2次側圧力がバネ18の力とバラ
ンスする位置まで弁軸10,11を介して弁体8,9を
閉弁方向に移動させる(図2b)。即ち、湯側、水側共
に所定の圧力に調圧され、かつ平衡される。
【0018】また、湯側、水側が共に所定圧力以下の場
合には、双方の弁体8,9はバネ18の付勢力により夫
々開弁方向に押圧され、湯側、水側共に弁部が全開状態
にされる。
【0019】更に湯側又は水側のいずれか一方、例えば
水側が所定圧以下、湯側が所定圧以上の場合には、水側
の弁体9がバネ18の付勢力により開弁方向に押されて
水側が全開となる一方、湯側はダイヤフラム6が受ける
圧力がバネ18の付勢力を上まわるためその弁体8はダ
イヤフラム6のバネ18側への撓みにより両者のバラン
スがとれるところまで閉弁側に引き寄せられることにな
り、湯側は所定圧に調圧される(図2a)。
【0020】
【効果】本発明は以上のように構成したから、以下に記
載するような効果を奏する。 (1)2つの流路に各別に設けた弁を夫々2次圧を受け
るダイヤフラムとバネのバランスのみによって作動させ
るようになし、かつ上記バネにより双方のダイヤフラム
を連結したので、2つの流路の流体が共に所定のバネ圧
以上の場合には双方の流体を共に所定の圧力(バネ圧)
に調圧し、かつ平衡させ、双方の流体が共に所定圧以下
の場合には双方の流路を共に全開として圧損を低減し、
またいずれか一方の流体のみが所定圧以下の場合には所
定圧以下の側を全開する一方、所定圧以上の側を所定圧
に調圧することができる。従って片方の圧力が極端に低
い場合でも下流側への供給圧力が極度に低くなって下流
側の機器が能力を発揮できなくなるようなことを防止で
きる。また、両方の圧力が共に高圧の場合でも両方を共
に所定の圧力に調圧して、下流側の機器に過大な圧力が
入って機器に悪影響を及ぼすことを防止でき、しかも双
方の圧力を平衡させるため下流側機器の正確な作動を確
実に期待できる。 (2)両方の流体の2次圧が同じ1つのバネにより決め
られるため、双方の調圧の間に誤差がなく、正確な調圧
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】    本発明の一実施例を示す調圧平衡弁の
断面図。
【図2】    作動状態を示す断面図で、(a)は一
方が所定圧力以上、他方が所定圧力以下の状態を、(b
)は双方が所定圧力以下の状態を夫々示している。
【図3】    従来の圧力平衡弁の一例を示す断面図
【符号の説明】
A      本体                
    1,2  流路3,4  弁座       
             5 ガイド部6,7  ダ
イヤフラム            8,9  弁体1
0,11  弁軸                 
   12.13  受圧板14,15  圧力室  
                16,17  通路
18      バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本体内に並列に設けられた2つの流路
    と、両流路に夫々設けられて同軸に配置された2つの弁
    座と、両流路を各々の1次側において連絡するように設
    けられ、かつ上記2つの弁座と同軸で、しかも弁座のシ
    ート径と同径に形成されたガイド部と、ガイド部に相互
    に適当な間隔を有して対向状に張設され上記両流路を隔
    離する2枚のダイヤフラムと、各弁座に対して2次側か
    ら対応するように各流路に夫々配備された2つの弁体と
    、同じ流路側の弁体とダイヤフラムを連結する弁軸と、
    各弁軸に鍔状に設けられてガイド部内周面に摺接する受
    圧板と、各受圧板とダイヤフラムとの間に夫々形成され
    た圧力室と、各弁軸に形成されて圧力室を対応する流路
    の2次側に連絡する通路と、ダイヤフラム相互間に弾装
    したバネとを備えることを特徴とする調圧平衡弁。
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