JPH04281164A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH04281164A JPH04281164A JP4327391A JP4327391A JPH04281164A JP H04281164 A JPH04281164 A JP H04281164A JP 4327391 A JP4327391 A JP 4327391A JP 4327391 A JP4327391 A JP 4327391A JP H04281164 A JPH04281164 A JP H04281164A
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Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超低温保存庫などに使
用するものとして、1台の圧縮機と非共沸混合冷媒を用
いて低温を得る冷凍装置に関する。
用するものとして、1台の圧縮機と非共沸混合冷媒を用
いて低温を得る冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はかかる冷凍装置の従来例を示す回
路図で、圧縮機1の吐出側に接続する凝縮器2に一段目
の気液分離器3を接続し、該一段目の気液分離器3のガ
ス吐出側の冷媒管を一段目のカスケードコンデンサ4の
凝縮側に接続し、気液分離器3の液吐出側の冷媒管を一
段目の膨張手段5を介して該カスケードコンデンサ4の
蒸発側に接続し、該カスケードコンデンサ4の蒸発側出
口からサクションアキュムレータ11を介して圧縮機1
の吸入側に接続する。一段目のカスケードコンデンサ4
の凝縮側出口に接続された冷媒管は、二段目の気液分離
器6に接続する。そしてこの気液分離器6のガス吐出側
の冷媒管を二段目のカスケードコンデンサ7の凝縮側、
膨張手段9,蒸発器10の入口側に順次接続し、蒸発器
10の出口側を二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発
側及び一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側を介し
て圧縮機1の吸入側に接続した。
路図で、圧縮機1の吐出側に接続する凝縮器2に一段目
の気液分離器3を接続し、該一段目の気液分離器3のガ
ス吐出側の冷媒管を一段目のカスケードコンデンサ4の
凝縮側に接続し、気液分離器3の液吐出側の冷媒管を一
段目の膨張手段5を介して該カスケードコンデンサ4の
蒸発側に接続し、該カスケードコンデンサ4の蒸発側出
口からサクションアキュムレータ11を介して圧縮機1
の吸入側に接続する。一段目のカスケードコンデンサ4
の凝縮側出口に接続された冷媒管は、二段目の気液分離
器6に接続する。そしてこの気液分離器6のガス吐出側
の冷媒管を二段目のカスケードコンデンサ7の凝縮側、
膨張手段9,蒸発器10の入口側に順次接続し、蒸発器
10の出口側を二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発
側及び一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側を介し
て圧縮機1の吸入側に接続した。
【0003】また、二段目の気液分離器6の液吐出側の
冷媒管を二段目の膨張手段8を介して二段目のカスケー
ドコンデンサ7の蒸発側に接続し、前記蒸発器10から
二段目のカスケードコンデンサ7へと接続するメイン回
路に合流させる。ここで、各カスケードコンデンサ4,
7の蒸発側と凝縮側とは対向流となるよう構成してある
。
冷媒管を二段目の膨張手段8を介して二段目のカスケー
ドコンデンサ7の蒸発側に接続し、前記蒸発器10から
二段目のカスケードコンデンサ7へと接続するメイン回
路に合流させる。ここで、各カスケードコンデンサ4,
7の蒸発側と凝縮側とは対向流となるよう構成してある
。
【0004】そして、終段の気液分離器、すなわち二段
目の気液分離器6のガス吐出側と圧縮機1の吸入側とを
バイパス管16で接続し、該バイパス管16の途中に圧
縮機1の吐出圧力上昇防止用の膨張タンク12を設け、
その膨張タンク12と二段目の気液分離器6との間に圧
縮機1の吐出圧力が所定値以上のときに開く電磁弁13
を設けた。 図中14はその電磁弁13の動作を制御する圧力検知器
である。また、膨張タンク11と圧縮機1との間のバイ
パス管16の途中に例えば毛細管のごとき減圧装置15
を設ける。
目の気液分離器6のガス吐出側と圧縮機1の吸入側とを
バイパス管16で接続し、該バイパス管16の途中に圧
縮機1の吐出圧力上昇防止用の膨張タンク12を設け、
その膨張タンク12と二段目の気液分離器6との間に圧
縮機1の吐出圧力が所定値以上のときに開く電磁弁13
を設けた。 図中14はその電磁弁13の動作を制御する圧力検知器
である。また、膨張タンク11と圧縮機1との間のバイ
パス管16の途中に例えば毛細管のごとき減圧装置15
を設ける。
【0005】次に動作について説明する。圧縮機1で圧
縮した非共沸混合冷媒ガスを凝縮器2で一部凝縮し、次
いで一段目の気液分離器3で沸点の最も高い冷媒液とそ
の他の低沸点冷媒ガスとに分離してガス冷媒は一段目の
カスケードコンデンサ4の凝縮側へ流入する。一方、液
冷媒は一段目の膨張手段5により減圧された後、一段目
のカスケードコンデンサ4の蒸発側へ流入し、ここで蒸
発して、該カスケードコンデンサ4の凝縮側に流入した
前記ガス冷媒を冷却、一部を凝縮させた後、サクション
アキュムレータ11で未蒸発液分を分離し、気化状態で
圧縮器1へ帰還する。
縮した非共沸混合冷媒ガスを凝縮器2で一部凝縮し、次
いで一段目の気液分離器3で沸点の最も高い冷媒液とそ
の他の低沸点冷媒ガスとに分離してガス冷媒は一段目の
カスケードコンデンサ4の凝縮側へ流入する。一方、液
冷媒は一段目の膨張手段5により減圧された後、一段目
のカスケードコンデンサ4の蒸発側へ流入し、ここで蒸
発して、該カスケードコンデンサ4の凝縮側に流入した
前記ガス冷媒を冷却、一部を凝縮させた後、サクション
アキュムレータ11で未蒸発液分を分離し、気化状態で
圧縮器1へ帰還する。
【0006】このようにして一段目のカスケードコンデ
ンサ4で一部凝縮した冷媒は二段目の気液分離器6に送
られ、ここでさらに二番目に沸点の高い冷媒液と最も沸
点の低い冷媒ガスとに分離され、ガス冷媒は二番目のカ
スケードコンデンサ7の凝縮側に流入し、一方、液冷媒
は二段目の膨張手段8で減圧されたのち、二段目のカス
ケードコンデンサ7の蒸発側へ流入し、ここで蒸発して
その二段目のカスケードコンデンサ7の凝縮側に流入し
ている前記ガス冷媒を冷却凝縮させた後、一段目のカス
ケードコンデンサ4の蒸発側を経由して圧縮機1に帰還
する。
ンサ4で一部凝縮した冷媒は二段目の気液分離器6に送
られ、ここでさらに二番目に沸点の高い冷媒液と最も沸
点の低い冷媒ガスとに分離され、ガス冷媒は二番目のカ
スケードコンデンサ7の凝縮側に流入し、一方、液冷媒
は二段目の膨張手段8で減圧されたのち、二段目のカス
ケードコンデンサ7の蒸発側へ流入し、ここで蒸発して
その二段目のカスケードコンデンサ7の凝縮側に流入し
ている前記ガス冷媒を冷却凝縮させた後、一段目のカス
ケードコンデンサ4の蒸発側を経由して圧縮機1に帰還
する。
【0007】二段目のカスケードコンデンサ7の凝縮側
で凝縮した冷媒は膨張手段9により減圧された後、蒸発
器10に送られ、ここで蒸発する。これにより超低温が
得られた冷却がなされる。そして蒸発した冷媒は二段目
のカスケードコンデンサ7及び一段目のカスケードコン
デンサ4のそれぞれの蒸発側を順次通って圧縮機1にも
どり、冷凍サイクルが形成される。
で凝縮した冷媒は膨張手段9により減圧された後、蒸発
器10に送られ、ここで蒸発する。これにより超低温が
得られた冷却がなされる。そして蒸発した冷媒は二段目
のカスケードコンデンサ7及び一段目のカスケードコン
デンサ4のそれぞれの蒸発側を順次通って圧縮機1にも
どり、冷凍サイクルが形成される。
【0008】ところで、かかる冷凍サイクルでは、電源
投入時など蒸発器10の温度が低温になっていない時は
低沸点の冷媒が凝縮しにくいため、圧縮機1の吐出圧力
、吐出温度が上昇するが、かかる場合は、吐出圧力が一
定値以上になると圧力検知器14が、吐出圧力が前記動
作時の圧力より低い一定値以下に下がるまで電磁弁13
を開かせるように動作し、低沸点冷媒の成分に富む冷媒
ガスを膨張タンク12に貯留して吐出圧力を下げるよう
にしている。そして、膨張タンク12に貯留した低沸点
冷媒に富む冷媒ガスを減圧装置15をとおし、徐々に圧
縮機1の吸入側へ戻しつつ運転を継続し、各部の冷却が
選んで吐出圧力が圧力検知器の動作開始圧力以下に安定
的にさがるまで前記電磁弁13の開閉動作を繰り返す。 やがて、庫内温度が設定値に達した後は温度調節器(図
示せず)により圧縮器1をオンオフさせて保冷運転を行
う。
投入時など蒸発器10の温度が低温になっていない時は
低沸点の冷媒が凝縮しにくいため、圧縮機1の吐出圧力
、吐出温度が上昇するが、かかる場合は、吐出圧力が一
定値以上になると圧力検知器14が、吐出圧力が前記動
作時の圧力より低い一定値以下に下がるまで電磁弁13
を開かせるように動作し、低沸点冷媒の成分に富む冷媒
ガスを膨張タンク12に貯留して吐出圧力を下げるよう
にしている。そして、膨張タンク12に貯留した低沸点
冷媒に富む冷媒ガスを減圧装置15をとおし、徐々に圧
縮機1の吸入側へ戻しつつ運転を継続し、各部の冷却が
選んで吐出圧力が圧力検知器の動作開始圧力以下に安定
的にさがるまで前記電磁弁13の開閉動作を繰り返す。 やがて、庫内温度が設定値に達した後は温度調節器(図
示せず)により圧縮器1をオンオフさせて保冷運転を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】運転開始後、圧縮機側
の高温高圧側から、多段の気液分離器及びカスケードコ
ンデンサにより順次凝縮作用が伝播していくので、冷凍
サイクルが安定状態となるまで所定の時間を要し、特に
温度調節器による停止後の再起動時などは、蒸発器が充
分な冷却作用をなすまでは冷凍装置運転開始後も被冷却
槽の温度が上昇し続けてしまう問題があった。
の高温高圧側から、多段の気液分離器及びカスケードコ
ンデンサにより順次凝縮作用が伝播していくので、冷凍
サイクルが安定状態となるまで所定の時間を要し、特に
温度調節器による停止後の再起動時などは、蒸発器が充
分な冷却作用をなすまでは冷凍装置運転開始後も被冷却
槽の温度が上昇し続けてしまう問題があった。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、運転開始後、蒸発器が短時間で冷却作用を発揮し、
冷凍サイクルが安定状態となるまでの時間を短縮し、同
時に圧縮機吸入冷媒の温度上昇が原因で圧縮機吐出ガス
温度の過昇を防止できる冷凍装置を提供することにある
。
し、運転開始後、蒸発器が短時間で冷却作用を発揮し、
冷凍サイクルが安定状態となるまでの時間を短縮し、同
時に圧縮機吸入冷媒の温度上昇が原因で圧縮機吐出ガス
温度の過昇を防止できる冷凍装置を提供することにある
。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、圧縮機に接続した凝縮器を多段の気液分離器
及びカスケードコンデンサを介して蒸発器に接続し、非
共沸混合冷媒を封入した多段気液分離形の冷凍サイクル
を有する冷凍装置において、1段目のカスケードコンデ
ンサの蒸発側出口から圧縮機に至る冷媒路の途中に設け
るサクションアキュムレータと1段目の気液分離器とを
一体化し、熱交換可能な一体形気液分離器に形成すると
ともに、前記サクションアキュムレータへの入口側と出
口側とを直接接続するバイパス用短絡管を設け、1段目
のカスケードコンデンサの蒸発側出口からサクションア
キュムレータへの入口管と前記バイパス用短絡管との分
岐部に切換弁を設けたことを要旨とするものである。
するため、圧縮機に接続した凝縮器を多段の気液分離器
及びカスケードコンデンサを介して蒸発器に接続し、非
共沸混合冷媒を封入した多段気液分離形の冷凍サイクル
を有する冷凍装置において、1段目のカスケードコンデ
ンサの蒸発側出口から圧縮機に至る冷媒路の途中に設け
るサクションアキュムレータと1段目の気液分離器とを
一体化し、熱交換可能な一体形気液分離器に形成すると
ともに、前記サクションアキュムレータへの入口側と出
口側とを直接接続するバイパス用短絡管を設け、1段目
のカスケードコンデンサの蒸発側出口からサクションア
キュムレータへの入口管と前記バイパス用短絡管との分
岐部に切換弁を設けたことを要旨とするものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、温度調節器による運転停止中
に蒸発器をはじめとする冷凍サイクルの低温低圧部に凝
縮した液冷媒を、再起動時にサクションアキュムレータ
と1枚目の気液分離器とが一体化した一体形気液分離器
に送り、該液冷媒の蒸発潜熱で高圧部側のガス冷媒の凝
縮と液冷媒の過冷却とを促進させる。その結果、圧縮機
吸入冷媒の温度が上昇するが、この温度が所定値以上に
上昇したときは、前記サクションアキュムレータの入口
側と出口側とを直接接続するバイパス用短絡管側に切換
弁が切換わり、低温低圧側の液冷媒を一段目のカスケー
ドコンデンサの蒸発側から圧縮機へと直接戻す。
に蒸発器をはじめとする冷凍サイクルの低温低圧部に凝
縮した液冷媒を、再起動時にサクションアキュムレータ
と1枚目の気液分離器とが一体化した一体形気液分離器
に送り、該液冷媒の蒸発潜熱で高圧部側のガス冷媒の凝
縮と液冷媒の過冷却とを促進させる。その結果、圧縮機
吸入冷媒の温度が上昇するが、この温度が所定値以上に
上昇したときは、前記サクションアキュムレータの入口
側と出口側とを直接接続するバイパス用短絡管側に切換
弁が切換わり、低温低圧側の液冷媒を一段目のカスケー
ドコンデンサの蒸発側から圧縮機へと直接戻す。
【0013】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の冷凍装置の1実施例を示す冷
媒回路図で、図2に示した従来例と同一の構成要素には
同一の参照符号が付してある。本発明の冷凍装置の冷媒
回路も基本的には従来と同様、非共沸混合冷媒を封入し
た多段気液分離形の冷凍サイクルを有するものであり、
圧縮機1、凝縮器2、一段目の気液分離器17a、一段
目のカスケードコンデンサ4、二段目の気液分離器6、
二段目のカスケードコンデンサ7、膨張手段9、蒸発器
10を冷媒管で順次接続し、蒸発器10の吐出側に接続
する冷媒管を二段目のカスケードコンデンサ7及び一段
目のカスケードコンデンサ4のそれぞれの蒸発側に順次
接続する。
説明する。図1は本発明の冷凍装置の1実施例を示す冷
媒回路図で、図2に示した従来例と同一の構成要素には
同一の参照符号が付してある。本発明の冷凍装置の冷媒
回路も基本的には従来と同様、非共沸混合冷媒を封入し
た多段気液分離形の冷凍サイクルを有するものであり、
圧縮機1、凝縮器2、一段目の気液分離器17a、一段
目のカスケードコンデンサ4、二段目の気液分離器6、
二段目のカスケードコンデンサ7、膨張手段9、蒸発器
10を冷媒管で順次接続し、蒸発器10の吐出側に接続
する冷媒管を二段目のカスケードコンデンサ7及び一段
目のカスケードコンデンサ4のそれぞれの蒸発側に順次
接続する。
【0014】さらに、一段目のカスケードコンデンサ4
の蒸発側出口と圧縮機1の吸入側との間の冷媒管途中に
設けるサクションアキュムレータ17bを、前記一段目
の気液分離器17aと一体化して熱交換機能を有する一
体形気液分離器17に形成した。また、一段目の気液分
離器17a及び二段目の気液分離器6のそれぞれの液吐
出側の冷媒管を一段目の膨張手段5及び二段目の膨張手
段8をそれぞれ介して一段目のカスケードコンデンサ4
及び二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側にそれぞ
れ接続し、これによりメイン回路を形成する。
の蒸発側出口と圧縮機1の吸入側との間の冷媒管途中に
設けるサクションアキュムレータ17bを、前記一段目
の気液分離器17aと一体化して熱交換機能を有する一
体形気液分離器17に形成した。また、一段目の気液分
離器17a及び二段目の気液分離器6のそれぞれの液吐
出側の冷媒管を一段目の膨張手段5及び二段目の膨張手
段8をそれぞれ介して一段目のカスケードコンデンサ4
及び二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側にそれぞ
れ接続し、これによりメイン回路を形成する。
【0015】また、前記サクションアキュムレータ17
bの入口側に接続する入口管と圧縮機1の吸入管とを、
サクションアキュムレータ17bをバイパスさせて短絡
管18で直接接続し、サクションアキュムレータ17b
の入口管と前記短絡管との分岐部に流路切換えのための
切換弁19を設け、圧縮機1の吸入管温度を検知する温
度検知器21からの出力が導入される制御器20を切換
弁19に接続し、温度検知器21で検知される吸入管温
度が所定値以上のときに切換弁19が短絡管18側に切
換わりバイパス流路を形成するよう構成した。
bの入口側に接続する入口管と圧縮機1の吸入管とを、
サクションアキュムレータ17bをバイパスさせて短絡
管18で直接接続し、サクションアキュムレータ17b
の入口管と前記短絡管との分岐部に流路切換えのための
切換弁19を設け、圧縮機1の吸入管温度を検知する温
度検知器21からの出力が導入される制御器20を切換
弁19に接続し、温度検知器21で検知される吸入管温
度が所定値以上のときに切換弁19が短絡管18側に切
換わりバイパス流路を形成するよう構成した。
【0016】そして、終段の気液分離器、すなわち二段
目の気液分離器6のガス吐出側と圧縮機1の吸入側とを
バイパス管16で接続してバイパス回路を形成し、該バ
イパス管16の途中に圧縮機1の吐出力上昇防止用の膨
張タンク12を設け、該膨張タンク12と二段目の気液
分離器6との間に電磁弁13を設け、該電磁弁13に圧
縮機1の吐出圧力を検知する圧力検知器14を接続し、
該圧力検知器14で検知した圧縮機1の吐出圧力が所定
値以上に達したときに電磁弁13が開くように構成する
。さらに、膨張タンク12と圧縮機1との間のバイパス
管16途中に、例えば毛細管のような減圧装置を設ける
。また、図示は省略するが庫内温度を検出する温度調節
器を設け、該温度調節器の出力側を圧縮機1の駆動制御
回路に接続する。
目の気液分離器6のガス吐出側と圧縮機1の吸入側とを
バイパス管16で接続してバイパス回路を形成し、該バ
イパス管16の途中に圧縮機1の吐出力上昇防止用の膨
張タンク12を設け、該膨張タンク12と二段目の気液
分離器6との間に電磁弁13を設け、該電磁弁13に圧
縮機1の吐出圧力を検知する圧力検知器14を接続し、
該圧力検知器14で検知した圧縮機1の吐出圧力が所定
値以上に達したときに電磁弁13が開くように構成する
。さらに、膨張タンク12と圧縮機1との間のバイパス
管16途中に、例えば毛細管のような減圧装置を設ける
。また、図示は省略するが庫内温度を検出する温度調節
器を設け、該温度調節器の出力側を圧縮機1の駆動制御
回路に接続する。
【0017】次に動作について説明する。圧縮機1で圧
縮した非共沸混合冷媒ガスがメイン回路を通って蒸発器
10で蒸発し、超低温を得、超低温保存庫などの庫内を
冷却するメイン回路における基本的な冷凍サイクルは従
来と同様である。
縮した非共沸混合冷媒ガスがメイン回路を通って蒸発器
10で蒸発し、超低温を得、超低温保存庫などの庫内を
冷却するメイン回路における基本的な冷凍サイクルは従
来と同様である。
【0018】庫内温度が所定の冷却温度に達すると温度
調節器からの出力で圧縮機1の運転が停止し、冷却運転
が一時停止する。かかる停止中は、各冷媒は蒸発器10
や二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側などの低温
部に移動し、そのうちの一部は凝縮し、滞溜する。また
、切換弁19は短絡管18側へ流路を形成し、サクショ
ンアキュムレータ17bをバイパスさせている。
調節器からの出力で圧縮機1の運転が停止し、冷却運転
が一時停止する。かかる停止中は、各冷媒は蒸発器10
や二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側などの低温
部に移動し、そのうちの一部は凝縮し、滞溜する。また
、切換弁19は短絡管18側へ流路を形成し、サクショ
ンアキュムレータ17bをバイパスさせている。
【0019】圧縮機1が再びオンする再起動時には、こ
れらの冷媒は二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側
、一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側を通って圧
縮機1へ戻るが、この時、圧縮機1の吸入管は急激に温
度低下し、この温度降下が温度検知器21で検知され、
該温度検知器21からの出力で制御器20の働きにより
切換弁19がサクションアキュムレータ17bの入口管
側に切換わり、短絡管18のバイパス流路が閉じてサク
ションアキュムレータ17b側の流路が開く。
れらの冷媒は二段目のカスケードコンデンサ7の蒸発側
、一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側を通って圧
縮機1へ戻るが、この時、圧縮機1の吸入管は急激に温
度低下し、この温度降下が温度検知器21で検知され、
該温度検知器21からの出力で制御器20の働きにより
切換弁19がサクションアキュムレータ17bの入口管
側に切換わり、短絡管18のバイパス流路が閉じてサク
ションアキュムレータ17b側の流路が開く。
【0020】これにより、低温部に凝縮した冷媒は一体
形気液分離器17のサクションアキュムレータ17bに
流入する。ここでガス冷媒は直ちに圧縮機1の吸入側へ
戻るが、未蒸発液冷媒は一段目の気液分離器17aから
吸熱して蒸発し、気化した後、圧縮機1に戻る。この吸
熱作用により高温高圧側の気液分離器17aは冷却され
、凝縮器2から該気液分離器17aに送られた冷媒中の
高沸点冷媒の凝縮、過冷却が促進されると同時に、この
冷媒は混合冷媒であるため、液冷媒中に占める低沸点冷
媒の組成比率も多少増加する。
形気液分離器17のサクションアキュムレータ17bに
流入する。ここでガス冷媒は直ちに圧縮機1の吸入側へ
戻るが、未蒸発液冷媒は一段目の気液分離器17aから
吸熱して蒸発し、気化した後、圧縮機1に戻る。この吸
熱作用により高温高圧側の気液分離器17aは冷却され
、凝縮器2から該気液分離器17aに送られた冷媒中の
高沸点冷媒の凝縮、過冷却が促進されると同時に、この
冷媒は混合冷媒であるため、液冷媒中に占める低沸点冷
媒の組成比率も多少増加する。
【0021】この液冷媒は、直ちに一段目の膨張手段5
により減圧された後、一段目のカスケードコンデンサ4
の蒸発側に流入しここで蒸発作用を行うので、気液分離
器17aを出ても一段目のカスケードコンデンサ4の凝
縮側に流入した低沸点冷媒に富むガス冷媒が前記蒸発側
に流入した液冷媒により直ちに凝縮される。以下、順に
低沸点冷媒の凝縮が促進され、結果として、蒸発器10
は再起動後、短時間で冷却作用を発揮する。
により減圧された後、一段目のカスケードコンデンサ4
の蒸発側に流入しここで蒸発作用を行うので、気液分離
器17aを出ても一段目のカスケードコンデンサ4の凝
縮側に流入した低沸点冷媒に富むガス冷媒が前記蒸発側
に流入した液冷媒により直ちに凝縮される。以下、順に
低沸点冷媒の凝縮が促進され、結果として、蒸発器10
は再起動後、短時間で冷却作用を発揮する。
【0022】このようにして、停止中に低温部で凝縮し
た液冷媒の潜熱は再起動後のサイクル安定の促進に利用
されるが、低温部の冷媒を一体形気液分離器17へと送
る回路状態で運転を継続すると、一体形気液分離器17
で熱交換し、一段目の気液分離器17aから吸熱した冷
媒が圧縮機1の吸入側に送られることになるため、圧縮
機1の吸入冷媒の温度が上昇し過ぎ、その結果、圧縮機
1の吐出ガス温度が過昇するおそれがある。そこで、温
度検知器21で検知した吸入管温度が所定値以上に達す
ると、該温度検知器21からの出力で制御器20の働き
により、サクションアキュムレータ17bをバイパスさ
せるよう切換弁19が短絡管18側に切換わり、吸入冷
媒を一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側から圧縮
機1へと直接戻す。
た液冷媒の潜熱は再起動後のサイクル安定の促進に利用
されるが、低温部の冷媒を一体形気液分離器17へと送
る回路状態で運転を継続すると、一体形気液分離器17
で熱交換し、一段目の気液分離器17aから吸熱した冷
媒が圧縮機1の吸入側に送られることになるため、圧縮
機1の吸入冷媒の温度が上昇し過ぎ、その結果、圧縮機
1の吐出ガス温度が過昇するおそれがある。そこで、温
度検知器21で検知した吸入管温度が所定値以上に達す
ると、該温度検知器21からの出力で制御器20の働き
により、サクションアキュムレータ17bをバイパスさ
せるよう切換弁19が短絡管18側に切換わり、吸入冷
媒を一段目のカスケードコンデンサ4の蒸発側から圧縮
機1へと直接戻す。
【0023】なお、前記実施例では圧縮機1の吸入管温
度で切換弁19の切換えを制御するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、吐出ガス温度による方法、
温度調節器によるオン、オフ運転時、再起動からの経過
時間による方法などが考えられる。また、切換弁19は
一方の流路を完全に閉じるものではなく、両流路への分
流比を変えるものでもよい。さらに、前記実施例は3段
の冷凍サイクルで説明したが、4段以上の冷凍サイクル
にも適用できるものである。
度で切換弁19の切換えを制御するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、吐出ガス温度による方法、
温度調節器によるオン、オフ運転時、再起動からの経過
時間による方法などが考えられる。また、切換弁19は
一方の流路を完全に閉じるものではなく、両流路への分
流比を変えるものでもよい。さらに、前記実施例は3段
の冷凍サイクルで説明したが、4段以上の冷凍サイクル
にも適用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明の冷凍装置は、
運転停止中に低温部に凝縮した液冷媒の蒸発潜熱で、再
起動時の高圧部のガス冷媒の凝縮と液化冷媒の過冷却と
を促進させるようにしたので、起動後の冷凍サイクルの
安定化が促進され、短時間で蒸発器が充分な冷却作用を
なす。そして、同時に低温部の液冷媒を高圧部のガス冷
媒と熱交換させることにより、圧縮機の吸入ガス温度が
上昇してもその過昇は防止できるので冷凍装置の信頼性
が損なわれることがないものである。
運転停止中に低温部に凝縮した液冷媒の蒸発潜熱で、再
起動時の高圧部のガス冷媒の凝縮と液化冷媒の過冷却と
を促進させるようにしたので、起動後の冷凍サイクルの
安定化が促進され、短時間で蒸発器が充分な冷却作用を
なす。そして、同時に低温部の液冷媒を高圧部のガス冷
媒と熱交換させることにより、圧縮機の吸入ガス温度が
上昇してもその過昇は防止できるので冷凍装置の信頼性
が損なわれることがないものである。
【図1】本発明の冷凍装置の1実施例を示す冷媒回路図
である。
である。
【図2】従来例を示す冷媒回路図である。
1…圧縮機
2…凝縮器
3…一段目の気液分離器
4…一段目のカスケードコンデンサ
5…一段目の膨張手段
6…二段目の気液分離器
7…二段目のカスケードコンデンサ
8…二段目の膨張手段
9…膨張手段
10…蒸発器
11…サクションアキュムレータ
12…膨張タンク
13…電磁弁
14…圧力検知器
15…減圧装置
16…バイパス管
17…一体形気液分離器
17a…一段目の気液分離器
17b…サクションアキュムレータ
18…短絡管
19…切換弁
20…制御器
21…温度検知器
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機に接続した凝縮器を多段の気液
分離器及びカスケードコンデンサを介して蒸発器に接続
し、非共沸混合冷媒を封入した多段気液分離形の冷凍サ
イクルを有する冷凍装置において、1段目のカスケード
コンデンサの蒸発側出口から圧縮機に至る冷媒路の途中
に設けるサクションアキュムレータと1段目の気液分離
器とを一体化し、熱交換可能な一体形気液分離器に形成
するとともに、前記サクションアキュムレータへの入口
側と出口側とを直接接続するバイパス用短絡管を設け、
1段目のカスケードコンデンサの蒸発側出口からサクシ
ョンアキュムレータへの入口管と前記バイパス用短絡管
との分岐部に切換弁を設けたことを特徴とする冷凍装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327391A JPH04281164A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327391A JPH04281164A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281164A true JPH04281164A (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=12659214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4327391A Pending JPH04281164A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04281164A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103673368A (zh) * | 2013-12-27 | 2014-03-26 | 天津商业大学 | 可调整压缩机吸气温度的复叠式制冷系统 |
CN105737427A (zh) * | 2016-03-15 | 2016-07-06 | 西安交通大学 | 一种采用双级气液分离器的一级自复叠低温制冷循环系统 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP4327391A patent/JPH04281164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103673368A (zh) * | 2013-12-27 | 2014-03-26 | 天津商业大学 | 可调整压缩机吸气温度的复叠式制冷系统 |
CN105737427A (zh) * | 2016-03-15 | 2016-07-06 | 西安交通大学 | 一种采用双级气液分离器的一级自复叠低温制冷循环系统 |
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