JPH04281049A - 編み地の製造装置 - Google Patents

編み地の製造装置

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JPH04281049A
JPH04281049A JP424591A JP424591A JPH04281049A JP H04281049 A JPH04281049 A JP H04281049A JP 424591 A JP424591 A JP 424591A JP 424591 A JP424591 A JP 424591A JP H04281049 A JPH04281049 A JP H04281049A
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JP
Japan
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knitted fabric
yarn
pile
sinker
different heights
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JP424591A
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Satoshi Mizuno
智 水野
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Oritake Co Ltd
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Oritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は編み地及びその製造装置
に関し、詳細には、2以上の高さの異なるパイルループ
を、同一コースで、かつ同一ウェールに有する編み地及
びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主に自動車のボディー等の塗
装後の表面や、カメラ等のレンズ表面(以下ボディー表
面等という)のように表面仕上げによる平滑性が厳しく
要求されるものを磨くものとして、ムートン等、柔らか
い天然の毛皮等が多く採用されている。
【0003】ところが、この毛皮等を採用したものは、
供給の安定性に劣ると共に、コストが高い等の欠点を有
していた。上記の欠点に鑑み、細デニールの合成繊維が
、各種の編み機によりパイルループを形成するように編
まれた柔らかい編み地が提案された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の編み地400は、図13に示す如く、1コースに
グランド糸310と、1のパイルループ300しか形成
されていないために、以下の■又は■に示す欠点を有し
ていた。■前記ボディー表面等を磨くことにより、パイ
ルループ300が所謂ヘタリ(パイルループが倒れてか
さ高性が減少する)易い。■必要に応じてミシン等によ
り縫製したときに、このミシン針によりグランド糸が切
れたりして編み地の引張強度等が低下し易い。
【0005】そこで案出されたのが本発明であり、その
目的とするところは、2以上のパイルループを有するこ
とにより、1のパイルループしか有しないものと比較し
て、ボディー表面等を磨いたときにこのパイルループが
ヘタリ難く、かつミシン等の縫製によりグランド糸が切
れたりしても強度的に有利な編み地及びその製造装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の採った手段について実施例に対応する図面
に用いた符号を付して以下に説明する。即ち、図1〜図
3に示す如く、本発明の請求項1に係る編み地の構成は
、「2以上の高さの異なるパイルループ10を有する編
み地であって、前記2以上のパイルループ10は、同一
コースで、かつ同一ウェールに形成されていることを特
徴とする編み地100」を内容とする。
【0007】次に、図4又は図5に示す如く、請求項2
に係る編み地の製造装置の構成は、「2以上の高さの異
なるパイルループを有する編み地の製造装置であって、
グランド糸の給糸口21の上方に、2以上のパイル糸の
給糸口22が各々高さの異なる位置に設けられたヤーン
キャリヤ20と、前記2以上のパイル糸の給糸口22の
数に対応して設けられた各々高さの異なるシンカノーズ
30を有するシンカ40とを備えていることを特徴とす
る編み地の製造装置200」を内容とする。
【0008】
【発明の作用】上記の手段により、本発明の請求項1に
係る編み地100は、図1〜図3に示す如く、同一コー
スで、かつ同一ウェールに2以上の高さの異なるパイル
ループ10を形成しているので、パイルループが1のも
のと比較して、パイルループの多い分だけ外力による変
形に対する耐久性等が大きく、特に高さの低いパイルル
ープのそれが大きい。
【0009】そして、この編み地100を必要に応じて
ミシン等により縫製したときに、グランド糸11が切れ
ても、パイルループ10は切れ難い。このため、この2
以上のパイルループ10が形成された編み地100の引
張強度等は、パイルループが1のものより大きい。
【0010】また、このパイルループ10は、外力によ
る変形に対する耐久性等を大きくするために、2以上の
高さの異なるものが必要であるが、あまり多数形成され
ると、パイルループ10の密度が増加し、見掛け上、パ
イルループ10面が硬く成り易い。つまり、これは、折
角、表面仕上げの平滑性が厳しく要求されるボディー表
面等を磨くために細デニール、コンジュゲート等の合成
繊維を採用することにより、パイルループ面を柔らかく
仕上げようという趣旨を没却することに成る。さらには
、パイルループ10の数をあまり多数形成させることは
、作業性や運転中の装置の安定性の面から言っても好ま
しくない。従って、パイルループ10の数は、2〜4程
度が望ましい。
【0011】次に、請求項2に係る編み地の製造装置2
00は、図4又は図5に示す如く、ヤーンキャリヤ20
においてグランド糸11の給糸口21の上方に、2以上
のパイル糸12の給糸口22が、各々高さの異なる位置
に設けてあるので、グランド糸11と共に、2以上の高
さの異なるパイル糸12を一度に同一コースに供給する
ことができる。
【0012】そして、このヤーンキャリヤ20より供給
されたグランド糸11及び2以上のパイル糸12は、こ
の2以上のパイル糸12の給糸口22の数に対応して設
けた高さの異なるシンカノーズ30を有するシンカ40
に移送され、図6に示す如く、ニードルにより同時にニ
ットされると共に、グランド糸11及び2以上の高さの
異なるパイルループ10が各々形成される。
【0013】また、ヤーンキャリヤ20には、グランド
糸11の給糸口21の上方に、2以上の高さの異なるパ
イル糸12の給糸口22が設けてあると共に、シンカ4
0には、このパイル糸12の給糸口22の数に対応して
高さの異なるシンカノーズ30を有する。
【0014】これらは、2以上の高さの異なるパイルル
ープ10を、同一コースで、かつ同一ウェールに形成さ
せるためのものであり、これにより、2以上のパイルル
ープ10を有する編み地は、パイルループが1のものと
比較して同パイルループ10のヘタリを抑制する等の作
用をする。
【0015】なお、このヤーンキャリヤ20における2
以上の高さの異なるパイル糸12の給糸口22と、この
給糸口22の数に対応するシンカ40における高さの異
なるシンカノーズ30は、請求項1の作用のところで述
べた内容と同旨により2〜4設けるのが望ましい。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の請求項1及び2
に係る実施例を詳細に説明するが、これは代表的なもの
を示したものであり、本実施例によって本発明が限定さ
れるものではない。まず、請求項1に係る編み地は、図
1〜図3に示す如く、グランド糸11及びパイル糸12
としてポリエステル、ポリアミド等の合成繊維から成る
140デニールのフィラメント糸を採用する。
【0017】このフィラメント糸からなるグランド糸1
1とパイル糸12により、図1に示す如く、高さの異な
る2種のパイルループ10を有する編み地100が形成
される。このパイルループ10については、その高さを
、図2に示す如く、任意に変えても良く、さらには、図
3に示す如く、高さの異なる3種のパイルループ10を
形成させても良い。
【0018】次に、請求項2に係る編み地の製造装置2
00は、図4又は図5及び図7又は図8に示す如く、グ
ランド糸11の給糸口21と、その上方に2種のパイル
糸12の給糸口22が、各々高さが異なるように設けら
れたヤーンキャリヤ20を備えている。そしてこのヤー
ンキャリヤ20のパイル糸12の給糸口22と同数の各
々高さの異なるシンカノーズ30を有するシンカ40を
備えている。
【0019】また、ヤーンキャリヤ20のパイル糸12
の給糸口22及びシンカ40のシンカノーズ30は、図
11又は図12に示す如く、3種の高さから成るものを
採用しても良く、さらには、図9又は図10に示す如く
、ヤーンキャリヤ20のパイル糸12の給糸口22及び
シンカ40のシンカノーズ30の異なる高さの差が大き
いものを採用しても良い。
【0020】ここで、本発明に係る編み地の製造方法に
ついて、以下に説明する。まず、図5に示す如く、ヤー
ンキャリヤ20の給糸口21,22から供給されたグラ
ンド糸11及びパイル糸12は、矢印方向に押動された
シンカ40のシンカスロート41及びシンカノーズ30
に各々移送される。そしてカム(図示しない)により選
針されたニードル50により、図6に示す如く、ニット
されると共に、高さの異なるパイルループ10が形成さ
れる。
【0021】このようにして得られた本実施例に係る編
み地100と従来の1のパイルループを有する編み地4
00について、これらを各々ヒートセットした後、各編
み地の上に1kgのおもりを載せて自動車の塗装処理後
のボディー表面を往復動させるという摩擦試験を行った
【0022】そして、この試験後、10分経過した後、
各編み地のパイルループの高さを測定したところ、本実
施例に係る編み地100は、試験前のものより0.5m
m程度減少しただけで済んだのに対し、従来の編み地4
00は、1〜2mmもの現象があり、またパイルループ
のヘタリが顕著に生じていた。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る編み地
及びその製造装置を採用すると、以下の効果を奏する。 まず、編み地は、■2以上の高さの異なるパイルループ
が同一コースで、かつ同一ウェールに形成されているの
で、パイルループが1のものと比較してパイルループの
ヘタリが生じ難く、従って編み地のかさ高性を保持し易
い。■2以上の高さの異なるパイルループを有するので
、必要に応じてミシン等により縫製した場合に、グラン
ド糸が切れたりしても、パイルループが1のものと比較
して編み地自身の引張り等に対する強度に優れる。
【0024】次に、請求項2に係る編み地の製造装置は
、■2以上の高さの異なるパイル糸の給糸口が設けられ
たヤーンキャリヤと、このヤーンキャリヤのパイル糸の
給糸口の数に対応する高さの異なるシンカノーズを有す
るシンカとを備えているので、これらグランド糸とパイ
ル糸を一度に供給することができると共に、高さの異な
るパイルループが、同一コースで、かつ同一ウェールに
形成させることができる。■ヤーンキャリヤにおけるパ
イル糸の給糸口の数や高さを選択すると共に、これに対
応してシンカにおけるシンカノーズの数や高さを選択す
ることにより、編み地のパイルループの数や高さの異な
るものを製造することができると共に、パイルループの
ヘタリに対する耐久性等をある程度抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る編み地の編み方図である
【図2】図1とは別の実施例に係る編み地の編み方図で
ある。
【図3】図1及び図2とは別の実施例に係る編み地の編
み方図である。
【図4】本発明の実施例に係る編み地の製造装置の一部
省略斜視図である。
【図5】図1における一部拡大斜視図である。
【図6】図1におけるシンカ付近の拡大斜視図である。
【図7】図1におけるヤーンキャリヤの拡大正面図であ
る。
【図8】図1におけるシンカ付近の拡大正面図である。
【図9】図7とは別の実施例に係るヤーンキャリヤの正
面図である。
【図10】図8とは別の実施例に係るシンカ付近の正面
図である。
【図11】図7及び図9とは別の実施例に係るヤーンキ
ャリヤの正面図である。
【図12】図8及び図10とは別の実施例に係るシンカ
付近の正面図である。
【図13】従来の編み地の編み方図である。
【符号の説明】
10  パイルループ 20  ヤーンキャリヤ 21  グランド糸の給糸口 22  パイル糸の給糸口 30  シンカノーズ 40  シンカ 100  編み地 200  編み地の製造装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2以上の高さの異なるパイルループを
    有する編み地であって、前記2以上のパイルループは、
    同一コースで、かつ同一ウェールに形成されていること
    を特徴とする編み地。
  2. 【請求項2】  2以上の高さの異なるパイルループを
    有する編み地の製造装置であって、グランド糸の給糸口
    の上方に、2以上のパイル糸の給糸口が各々高さの異な
    る位置に設けられたヤーンキャリヤと、前記2以上のパ
    イル糸の給糸口の数に対応して設けられた各々高さの異
    なるシンカノーズを有するシンカとを備えていることを
    特徴とする編み地の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721789U (ja) * 1993-09-24 1995-04-21 紀和 前沢 パイルシンカー
JP2013167036A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Okamoto Kk パイル長を変化させた編地、これを備えたニット製品及び靴下

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721789U (ja) * 1993-09-24 1995-04-21 紀和 前沢 パイルシンカー
JP2013167036A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Okamoto Kk パイル長を変化させた編地、これを備えたニット製品及び靴下

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