JPH042806A - 紡糸口金 - Google Patents

紡糸口金

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JPH042806A
JPH042806A JP10582090A JP10582090A JPH042806A JP H042806 A JPH042806 A JP H042806A JP 10582090 A JP10582090 A JP 10582090A JP 10582090 A JP10582090 A JP 10582090A JP H042806 A JPH042806 A JP H042806A
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thermal expansion
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JP10582090A
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Sotomi Ishizaka
外美 石坂
Shinobu Kaminomachi
上ノ町 忍
Michiharu Kodama
児玉 道春
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Kyocera Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Kyocera Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成繊維の紡糸に使用する紡糸口金に関するも
のである。
〔従来の技術〕
合成繊維の紡糸に使用する紡糸口金は、第3図に示すよ
うに円板状の口金本体10に、多数の導入孔11および
これに連通ずる紡出孔12を形成してなるものであり、
例えば溶融紡糸の場合は、溶融原液を紡出孔12から紡
出させることによって、所定の形状、太さの合成繊維を
得るようになっていた。
上記口金本体10の材質としては、ステンレス鋼などの
金属材、あるいはセラミックス、サーメット、超硬合金
などが用いられていた。
また、導入孔11、紡出孔12の近傍のみをセラミック
ス、サーメット、超硬合金などのノズルピースとし、こ
のノズルピースを金属製の口金本体10に取付ける構造
のものもあった(特開昭58−76512号参照)。
〔従来技術の課題〕
上記ステンレス鋼などの金属材からなる紡糸口金は、溶
融原液の炭化物が付着しやすく短期間で清掃作業が必要
であり、また耐摩耗性が低いため寿命が短いという問題
点があった。
また、セラミックス、サーメット超硬合金などの硬質材
で一体的に形成した紡糸口金は、多数の紡出孔12を精
度よく形成することが困難であり、製造上の歩留りが非
常に悪く、コストも高いものであった。
したがって、セラミックス、サーメット、超硬合金など
からなるノズルピースを、金属製の口金本体に取付ける
構造のものが最も優れているが、この場合はノズルピー
スと口金本体の結合方法が難しかった。たとえば、単に
、境域め、圧入、機械的結合等の方法で結合するだけで
は、結合部分が完全にシールできずに溶融原液が漏れて
しまい、またロウ付けをすると、口金本体の方が熱膨張
率が大きいため、ロウ付は後の冷却時にノズルピース側
に大きな応力が加わり、クラックが発生してしまうとい
う問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記に鑑みて本発明は、セラミックス、サーメットまた
は超硬合金からなるノズルピースと、金属製の口金本体
の間に、該口金本体よりも小さい熱膨張率を持った緩衝
材を介在させてロウ付けしたものである。
なお、本発明において、熱膨張率とは30〜400℃間
の平均熱膨張率のことを表している。
〔実施例〕
以下、本発明実施例を図によって説明する。
第1図(a) (b)に示す紡糸口金は、導入孔1aと
紡出孔1bを有するノズルピースlを、口金本体2に形
成した取付孔2a内に配置して結合したものである。こ
の結合構造は、段部1cによってノズルピース1の抜け
を防止するとともに、段部1cよりも先端側に、環状の
緩衝材3を介在させて、ロウ材4を充填しロウ付けによ
り結合している。
また、他の実施例を第2図に示すように、段部lcをな
くして、ノズルピース1をストレート形状とし、ノズル
ピースlの側面全面にわたって環状の緩衝材3を介在さ
せてロウ付けすることも可能である。その他、ノズルピ
ース1の後端側のみをロウ付けすることもできる。
上記ノズルピース1の材質は、第1表に示すように、ア
ルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素などのセラミ
ックス、あるいはサーメット、超硬合金などを用いる。
なお、上記サーメットとは、4a 、5a族の遷移金属
の炭化物、窒化物、あるいは、炭窒化物(TiC,Ti
N、 T1CN、 NbC,TaC等) 50重量%以
上と、鉄族金属(Fe、Ni、 Co)により構成され
る、導電性を有する耐熱性焼結体である。
また、口金本体2の材質は、−船釣な金属材であれば何
でもよいが、特に耐蝕性、加工性に優れたステンレス(
SUS630.5US316)を用いる。
このとき、第1表に示すように、ノズルピース1よりも
口金本体2の方が熱膨張率が大きいため、紡糸口金の製
造工程中、ロウ付は後の冷却時にノズルピース1に応力
が加わりやすい。そこで、この応力を緩和するために、
緩衝材3として、口金本体2よりも低い熱膨張率を有す
る金属を用いる。
具体的には、ノズルピース1と同程度又はノズルピース
1と口金本体2の間の熱膨張率を有する金属を用いれば
よく、たとえば、第1表に示すように、コバール、42
Ni合金、インコロイ、インバー等を用いればよい。
このように緩衝材3を介在させることによって、ノズル
ピース1と口金本体2の熱膨張率に差があっても、ロウ
付は後の冷却時に生じる応力を緩衝材3が緩和するため
、ノズルピース1にクラックが生じることはない。
第1 表 また、第1図(b)に拡大断面図を示すように、ロウ材
4は緩衝材3とノズルピース1の間および緩衝材3と口
金本体20間の両方に充填されており、緩衝材3を介し
てノズルピース1と口金本体2を強固に結合するととも
に結合部を完全にシールすることができる。
さらに、第1図(a) (b)に示す結合構造では、段
部1cの先端側のみでロウ付けし、後端側は結合してお
らず、常温で0または微小な隙間が生じる状態としであ
る。そのため、ノズルピース1と口金本体2の熱膨張差
により、ノズルピース1の長軸方向に寸法差が生じた場
合でも、ノズルピース1の先端面と口金本体2の下面が
ずれることを防止できる。
次ニ、上記ノズルピース1と口金本体2との結合方法に
ついて具体的に説明する。
ノズルピース1として、直径6mm 、長さ20m+1
1、段部1cの高さ3IIImでTic、 TiNを主
成分とするサーメットを用い、口金本体2としてステン
レス(SOS630)を用いた。緩衝材3としてコバー
ルを用い、厚みtを0.351!mとし、緩衝材3とノ
ズルピース1の隙間の幅d、を0.05mm、緩衝材3
と口金本体2の隙間の幅d2を0.025 mmとなる
ように設定する。そして、ノズルピース1のロウ付は部
には金属メツキ又はメタライズを施しておいて、ロウ材
4として銀ロウを用い、約850℃の温度でロウ付けを
行えば良い。
上記結合方法は、ノズルピース1、口金本体2、緩衝材
3の材質を変えても同様であるが、緩衝材3の厚みtや
2つの隙間の幅dl+ dzの大きさ、ロウ材4の種類
、ロウ付は温度などは各材質に応じて最適のものとすれ
ば良い。
次に第1図に示す構造で、34個のノズルピースを有す
る紡糸口金を試作し、使用試験を行った。
第2表に示すように、ノズルピース1と緩衝材3の材質
を5種類に変化させたものをそれぞれ4個、合計20個
の紡糸口金を用意した。
それぞれ、製造時にクランクの発生したノズルピースの
数を求めた。また、階1〜5について、4個の紡糸口金
を1台のスピンボックスに取付けて、さまざまな圧力で
ポリマーの溶融紡糸を行い、48時間保持したときに1
ケ所でも漏れが発生したときの圧力を耐圧力とした。
結果は第2表に示す通りである。患5のものは、緩衝材
3を用いない比較例であり、製造工程中、ロウ付は後の
冷却時にノズルピース1にクラックが生し、使用試験を
行うことができなかった。これに対し、階1〜4の本発
明実施例は緩衝材3を介在させているため、ノズルピー
スにクラックが発生することなく、紡糸時の耐圧力が3
00Kg /cm”以上であった。上記耐圧力は250
Kg /am2以上あれば通常の使用で問題ないことか
ら、本発明実施例は優れていることがわかる。
また、本発明実施例中、隘1.2は緩衝材3として、ノ
ズルピース1よりも熱膨張率の低いものを用いている。
そのため、紡糸口金としての使用時に200〜300℃
に加熱されると、前記緩衝材3はノズルピース1を締め
付けて接合強度を高めるようになっている。
C発明の効果〕 このように、本発明によれば、セラミックス、サーメッ
トまたは超硬合金からなるノズルピースと、金属からな
る口金本体の間に、該口金本体よりも小さい熱膨張率を
有する緩衝材を介在させてロウ付けしたことによって、
製造時にノズルピースにクラックが発生することはなく
、結合部のシール性にも優れた紡糸口金を得ることがで
きる。
また、口金本体としてステンレスを用いることができる
ため、耐蝕性、加工性に優れており、一方、紡出孔がセ
ラミックス、サーメット、超硬合金からなるため、溶融
原液の炭化物の付着や摩耗が少なく長寿命とでき、さら
にノズルピースを取付ける構造であるため、製造時の歩
留りが良く、コストも低いなど、多くの特長をもった紡
糸口金を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明実施例に係る紡糸口金を示す部分
断面図、第1図(b)は同図(a)中のA部拡大断面図
である。第2図は本発明の他の実施例を示す部分断面図
である。 第3図は従来の紡糸口金を示す一部破断側面図である。 1:ノズルピース  1a:導入孔 lb:紡出孔     2:口金本体 3:緩衝材     4:ロウ材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セラミックス、サーメットまたは超硬合金からなるノズ
    ルピースを、該ノズルピースよりも熱膨張率の大きい金
    属からなる口金本体に、該口金本体よりも小さい熱膨張
    率をもった緩衝材を介在させてロウ付けしたことを特徴
    とする紡糸口金。
JP2105820A 1990-04-20 1990-04-20 紡糸口金 Expired - Lifetime JP2547117B2 (ja)

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JP2105820A JP2547117B2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 紡糸口金

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JPH042806A true JPH042806A (ja) 1992-01-07
JP2547117B2 JP2547117B2 (ja) 1996-10-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04272207A (ja) * 1991-02-27 1992-09-29 Kyocera Corp 紡糸口金

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04272207A (ja) * 1991-02-27 1992-09-29 Kyocera Corp 紡糸口金

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