JPH04280519A - セル状無線電話回線網の基地局の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同調する装置 - Google Patents

セル状無線電話回線網の基地局の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同調する装置

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JPH04280519A
JPH04280519A JP3170022A JP17002291A JPH04280519A JP H04280519 A JPH04280519 A JP H04280519A JP 3170022 A JP3170022 A JP 3170022A JP 17002291 A JP17002291 A JP 17002291A JP H04280519 A JPH04280519 A JP H04280519A
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filter
tuning
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frequency
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JP3170022A
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English (en)
Inventor
Bonin Jean-Pierre
ジヤン−ピエール・ボナン
Bursztein Jacques
ジヤツク・ビユルステジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcatel Transmission par Faisceaux Hertziens SA
Original Assignee
Alcatel Transmission par Faisceaux Hertziens SA
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J7/00Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies
    • H03J7/02Automatic frequency control

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セル状(又ははちの巣
状)無線電話回線網の基地局を再構築するに適しており
、送信機−受信機の組を遠隔同調する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の送信システムの再構築とは、そ
のシステムを構成する多数のチャネルの動作周波数を変
更するという動作である。
【0003】これはセル状の移動無線電話網システムの
基地局に適用される。例えば、このようなシステムにお
いて基地局は、その基地局によってカバーされている地
域内、即ち「セル」内に位置する多数の移動端末を制御
する。ここでいう「セル状回線網」とは、並列に並べら
れた多数のそのようなセルから成り立つ。
【0004】回線網構成要素間の干渉を防ぐために、全
ての2つの隣り合うセルは両立する周波数を使用するこ
とが必須である。
【0005】そのために、全てのセル状回線網は、各回
線網内の周波数分布を管理する手順を必要とする。この
管理手順は、チャネルの数に、従って各々が自身の動作
周波数を有する独立した送信機の数に応じて複雑となる
。基地局は、通常、16又はそれ以上に至るまでのチャ
ネルを備えている。
【0006】周波数分布を変更することが必要となるか
もしれない。これは、基地局のチャネルの数が増加した
りすることにより、新しい基地局を追加することによっ
て地理的なカバー範囲を増加すべく回線網が拡張された
場合に生じる。
【0007】また、当該基地局のみでなく他の多くの基
地局についても幾つかのチャネルの動作周波数を変更す
ることが通常は必須である。これは、一つの基地局の周
波数を変更することは他の基地局の周波数に対しての「
たたき出し」効果を有することになり、従って、回線網
全体にわたって又は少なくとも回線網の大部分について
周波数分布を変更する必要があるためである。
【0008】対象となる各基地局の各送信機及び受信機
についてこのために実施すべき作業は、関連する送信及
び/又は受信チャネルの中心周波数を変更することを含
んでいる。
【0009】この作業は、各チャネルについて2つのレ
ベルで実施される。
【0010】まず、局部発振器の周波数を変更する必要
がある。これらの局部発振器が通常はディジタル制御に
よる周波数合成器であるため、特別に難しい問題を一般
には含んでいない。
【0011】一方、新しいチャネル周波数に合わせるた
めに、送信及び受信帯域通過フィルタの同調を変更する
ことも必要になる。これらのフィルタは、高い選択応答
特性を有しており、基地局の種々のチャネルの分離に寄
与する。従って、これらを同調するにあたって最大限の
注意をはらうことが必須である。種々のチャネルが隣接
する周波数帯域に割り当てられた場合、1つのフィルタ
の同調に対するいかなる妨害も、隣接チャネルへのオー
バーラップしている隣接帯域を介した妨害となり得るこ
とに注意すべきである。
【0012】これらフィルタは、通常、同調された共振
空洞か、又は可変インピーダンス要素(例えば可変キャ
パシタンスダイオード)を合体した電子システムを備え
ている。
【0013】前者の場合、空洞中(多極フィルタの場合
は種々の空洞中)を貫通することにより同調周波数が決
まる1つ又はそれ以上のプランジャを移動させることに
よって同調が行なわれる。後者の場合、可変キャパシタ
ンスダイオードのバイアス電圧を変えることによりフィ
ルタの同調が行なわれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】現在まで、フィルタは
手動又は自動によって同調されてきた。
【0015】手動による方法は、適当な測定機器と共に
専門家を現場に派遣し、フィルタを割り当て周波数に同
調させることを必然的に伴う。後方支援的問題(出張の
手配、費用、その他)はさておき、この手動による解決
法によると、回線網を再構築するに要する全時間が非常
に長く、その回線網が少なくとも数時間の間は使用でき
ない。
【0016】自動による方法は、プログラムされた規則
に基づいてフィルタを自動的に同調することを含んでい
る。このプログラムは、各フィルタの予備的校正によっ
て決定されたものであり、プランジャ(単数又は複数)
の位置を調整するステップモータの関数として(機械的
同調の場合)、又は可変キャパシタンスダイオード(単
数又は複数)に印加される電気的バイアスパラメータ(
電流又は電圧)の関数として(電気的同調の場合)フィ
ルタの中心同調周波数を与える。
【0017】この予備的校正により、種々のフィルタの
中心周波数に関するバイアスパラメータの値、又はプラ
ンジャの位置を提供しメモリに記憶されているテーブル
が得られる。このテーブルは、同調されるべき要素の動
作温度(どこか他の位置で測定される)を考慮に入れる
ために環境の変数をも多分提供する。
【0018】この方法は自動化が可能であるが、900
MHz帯域でチャネルの帯域幅が典型的には500KH
zである最近のセル状無線電話システムの基地局でみら
れるような狭帯域フィルタに適用困難であるという欠点
を有している。
【0019】またこの同調方法は、例えば正確な同調を
確かめるためのフィードバック制御情報がないため、経
年変化によるドリフトを全く考慮できないオープンルー
プによる方法である。
【0020】本発明の目的は、回線網の再構築を完全に
自動化できる装置を提供することによって上述の欠点を
改善するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】後述するように本発明に
よる装置は、決定論的なもの(温度による効果)であろ
うと、大きいか又は少ないか不規則なもの(要素の経年
変化、機械のあそび)であろうと、起こり得る全ての誤
同調を補償するにフィードバックを用いることができる
ようなクローズドループ装置である。
【0022】本発明は、後述するように、送信機/受信
機のマイクロ波フィルタを要求される中心動作周波数に
自動的に同調するために種々の判定基準を使用すること
を提案する。
【0023】これらの判定基準は、通常に送信される信
号に対して、又は同調されるべき機器によって、換言す
ればセル状無線電話回線網の場合基地局自身によって生
成され得る特別な試験信号に対して適用される測定を意
味することができる。
【0024】従って全ての場合、変更されるべき機器は
、それ自身の変更のための測定システムとして働く。
【0025】さらに、同調処理の間、実施すべき最終動
作の効果をリアルタイムで定めること、従って、純粋に
数学的というよりはむしろ発見的な最適同調のアルゴリ
ズムを規定することができる。
【0026】本発明は、セル状無線電話回線網の基地局
の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同
調する装置であり、設定点周波数又は時間領域応答に関
するフィルタの誤同調のフィルタパラメータ特性を測定
する手段と、前記パラメータの測定値に対応する前記誤
同調を減少する方向に前記フィルタを同調する手段とを
備えている。
【0027】本発明の第1の実施例においては、前記パ
ラメータがフィルタ入力における定在波比(SWR)で
ある。本発明の第2の実施例においては、前記パラメー
タがフィルタの伝達関数(周波数領域において)又はイ
ンパルス応答(時間領域において)である。
【0028】各実施例において、前記パラメータを測定
するために、前記フィルタが同調すべき帯域中及び/又
は該帯域端における一連の純周波数が前記フィルタへ印
加される。
【0029】前記純周波数において測定した前記パラメ
ータの値の、記憶された理想値に関連した差関数を最小
化することにより、又は前記純周波数における測定パラ
メータの値を少なくとも1つの特定の中心周波数に関し
て対称とすることにより前記フィルタを同調することが
可能である。
【0030】本発明の異なる実施例においては、前記パ
ラメータがフィルタを同調するに最小化される歪みレベ
ルである。
【0031】前記測定手段は好ましくは複数の異なるパ
ラメータを測定するかもしれず、そして、前記フィルタ
同調手段が前記種々のパラメータによって連続的に、又
は前記種々のパラメータを組み合わせた複合判断基準に
よって条件を与えられる。
【0032】
【実施例】本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参
照した本発明の種々の実施例についての以下に述べる詳
細な記載から明らかになるであろう。
【0033】本発明による多数の実施例は、SWR(S
tanding Wave Ratio 、定在波比)
、送信/受信システムの伝達関数又はインパルス応答、
もしくは送信/受信システムにより送信された信号の歪
みのごとき種々のフィルタ同調判定基準を用いて述べて
ある。
【0034】全ての場合について、種々の局部発振器又
は合成器はあらかじめ正しい値にそれぞれ設定されおり
、要求される帯域内で周波数の互換を可能にしており、
従って、残された実施すべき調整は種々のチャネルに分
離するための狭帯域フィルタを同調することだけである
と仮定する。
【0035】なお、以下の記述は本質的に基地局の送信
フィルタの同調に基づいているが、同じ基地局の受信機
のフィルタを同調することに、もしくは再構築すべき他
のいかなる型の送信機又は送信機/受信機のフィルタを
同調することに困難性なくかつ必要な変更を加えて同じ
原理が適用できるということを当業者は理解することが
できるであろう。
【0036】さらに本明細書では、チャネル毎にただ1
つのフィルタを同調することについて主として述べてい
るが、本発明によれば、再構築すべきチャネルが、中心
動作周波数に同調した多数の狭帯域フィルタ、例えば1
つの送信フィルタ及び1つの受信フィルタ、又は直列に
接続されており分離して制御可能な複数の連続フィルタ
を有しているあらゆるシステムにまで拡張して開示され
る。
【0037】この後者の場合の代表的なものは、例えば
幾つかの可動プランジャを備えた多数のフィルタパッド
で形成された同調フィルタに適用される。可動プランジ
ャは、現在のように単一のモータ及び伝達装置によって
共通の調整を行なう代わりに、分離して制御することが
可能である(同調すべき可動プランジャの制御機構を独
立させることのみが必要である)。これにより、送信/
受信システムの種々のフィルタの極めて微細な同調を達
成することができる。
【0038】同調判定基準としてSWRを使用する場合
測定されたSWR値を、フィルタの理想的同調と実際的
同調との間の差に関係づけている理論的又は実際的法則
の存在することがよく知られているのと同様に、SWR
はフィルタ同調判定基準として使用することができる。
【0039】図1は送信機の出力段を示しており、この
出力段において、送信合波器10は、それぞれの周波数
F1 、F2 、…、Fn に同調した複数のフィルタ
11を備えている。これらフィルタ11の出力は、基地
局の送信アンテナに接続された共通線11に結合されて
いる。
【0040】各フィルタ11の入力SWRは、各チャネ
ルの入力サーキュレータ13において、例えば、公知の
SWR測定装置に接続された試験端子14によって測定
され得る。この方法は、サーキュレータが既に設けられ
ているとき、送信路に何も追加の要素を加えないでよい
という利点がある。
【0041】その他に、各フィルタ11への入力路に追
加された方向性結合器15を使用するという可能性があ
る。 このような構成で測定されたSWRは、サーキュレータ
の固有の品質への依存度が少なく従って単一のフィルタ
11の入力におけるSWRをより正確に表わしていると
いう利点を有する。
【0042】いかなる構成を選んでも、SWRは、変調
された信号から直接的にか、又は好ましくは、フィルタ
が同調されるべき帯域内及びその帯域端にある純周波数
(pure frequency)の組から測定するこ
とができる。
【0043】前記第1の方法において、最適化判定基準
は測定されたSWRを最小化することである。
【0044】前記第2の方法は、より正確であるという
利点を有している。これは図2に概略的に示すように、
送信合波器が接近したチャネルの合波器である場合に特
に有利となる。即ち、各々のフィルタを別個にかつ非常
に正確に同調する必要があるため、交叉点におけるチャ
ネルの重畳はフィルタの同調を相互依存させることとな
る。
【0045】図3に示すように、種々の純周波数は、フ
ィルタが同調すべき帯域内のウォブレーションにより得
られる。
【0046】ウォブレーションは、送信局部発振器又は
合成器を適切に制御することにより達成できる。通常に
変調された信号の送信は、変調器へ適切な禁止命令を入
力することによって停止し、変調器のVCO(電圧制御
発振器)は適当に制御される。
【0047】最適化判定基準は、ここでは、前述したよ
うに測定されたSWRをそのまま最小化することではな
く、記憶されている理想的SWR値(設定値)(SWR
ideal (fi ) )に対する純周波数fi に
おいて測定された種々のSWR値(SWRmeasur
ed(fi) )の差関数を最小化すること、例えば、
次の関数Fを最小化することにある、
【0048】
【数1】
【0049】他の可能性として、設定値(記憶されてい
る理想的SWR値の組)に対する同調ではなく、ある値
の両側に測定したSWR値の対称性を最適化することに
よりいかなる設定値もなしに同調を実行することである
【0050】図3は、選択されたウォブレーション領域
内の純周波数f1 〜f9 の関数としてのSWRの変
化を示す。正確な同調に対して、フィルタのいかなる誤
同調も、この例ではf5 である要求中心周波数の両側
において非対称なSWR値を発生していることが分かる
【0051】従って、周波数値f1 とf9 と、又は
f3 とf7 と等で得られるSWR値を比較し、これ
らのSWR値がそれぞれできるだけ近づくように同調す
ることによって同調が達成できる。
【0052】対称性は、中心周波数の両側でのSWR曲
線の最小点からも求めることができる。
【0053】同調が正確であり中心周波数f5 に関し
て、換言すれば点0に関して対称であるならば、対称性
は次いで曲線上の点A及びA′の両側で求めることにな
る。この図3の例において目標とするところは、f2 
とf4 との対称性、f6 とf8 との対称性を達成
し、極小点A及びA′の周波数をそれぞれf3 及びf
7 とすることにある。
【0054】いづれの場合でも、1つのアプローチは下
式の判定基準を最小化することにある。
【0055】
【数2】
【0056】ここで fi1及び fi2は、中心周波
数に対称な周波数か、又は周波数の関数としてのSWR
曲線の既に知られた極小点又は極大点の両側の対称な周
波数である。
【0057】図4はこの種の判定基準に基づく典型的な
同調アルゴリズムを示している。
【0058】ステップ100 では、多くの初期化が行
なわれる。即ち、再構築のためにチャネル(n)を選択
すること、ウォブレーションモード(データ伝送及び特
別のVCO制御の禁止)を選択すること、選択された種
々の純周波数へ送信合成器を同調することである。
【0059】このフローチャートは、二重共振空洞、又
はそれぞれのプランジャの貫通深さを調整することによ
り同調が行なわれる2つの共振空洞(2極フィルタ)を
備えたフィルタを同調する例に関している。後述するよ
うに、本発明は各プランジャを別個に調整可能としてい
る。今までは、2つのプランジャが適当な伝達システム
により連結されておりこれら2つのプランジャを同時に
調整することが一般的に行なわれてきていた。
【0060】調整すべきプランジャと、このプランジャ
の動きの方向と、この動きの方向の調整ステップ数及び
既に行われた調整ステップ数とを選択した後(ステップ
101〜103 )、種々のフィルタ入力SWR値が、
ウォブレーションによりカバーされたI個の純周波数に
ついて測定される(ステップ104 〜107 の繰り
返し)。
【0061】この数値テーブル形成されて記憶されると
、誤差関数Fが、例えば数1式又は数2式から計算され
る(ステップ108 )。
【0062】この関数の値が所定限界より低い場合(ス
テップ109 )、フィルタの同調が終了したものとみ
なされる(ステップ110 )。
【0063】この関数の値が所定限界より低くない場合
(ステップ109 )、誤差が前回の繰り返しに比べて
減少したかどうか判断される(ステップ111 )。
【0064】イエスであれば、プランジャは同じ方向に
さらに動き(ステップ112 )、SWR値が再び測定
される。
【0065】ノーであれば、当該プランジャがさらに調
整を続けることが可能かどうか判断する(ステップ11
3 )。この場合、プランジャを変え(ステップ114
 及び115 )、他のプランジャを使って動作を繰り
返す必要があるかもしれない。もしその必要がなければ
、プランジャの動く方向を反転し(ステップ116 及
び117 )、同じ処理がこの逆方向について実施され
る。
【0066】同調判定基準として伝達関数を使用する場
合 判定基準が、SWRではなくフィルタの測定された伝達
関数(又はそのインパルス応答、これは周波数領域にお
ける伝達関数の時間領域におけるフーリエ変換である)
であるということを除いて、前述と同じ方法がここでも
使用されるかもしれない。
【0067】伝達関数は、例えば、フィルタ出力におけ
る方向性結合器を使用して測定され得る。
【0068】信号が送信フィルタの出力で直接的に再合
波されると、この方法は実施が困難となるかもしれない
。従って、合波器から同調すべきフィルタの出力を隔離
するマイクロ波スイッチ又はリレーを使用することが必
要になるかもしれない。
【0069】SWRの測定を行う場合、測定は、変調さ
れた信号か、又は好ましくはSWRの測定について上述
したと同様の処理を使用する純周波数の組かのいづれか
について実施される。
【0070】SWR及び伝達関数は同時に測定ができ、
従って差関数はその2つの判定基準を組み合わせる。
【0071】同調判定基準として信号歪みを使用する場
合 SWR及び/又は伝達関数に基づく判定基準に代わるか
又はこれに追加して、送信され、復調され、サンプリン
グされた信号(信号がディジタル変調された場合)の歪
みからなる他の判定基準を使用することができる。
【0072】全体としての送信システム(送信回路、伝
播関数、及び受信回路)の全てにわたる伝達関数は、サ
ンプリングが周波数2/Ts以上で行なわれるならば、
送信されて復調された信号の連続サンプルから評価でき
ることが知られている。ここで、Tsは「符号時間(s
ymbol time) 」を示し、この符号時間Ts
の間、これが2つの2進状態を指すか又は1つの多レベ
ル信号を指す場合であっても、チャネルの入力において
存在する情報が同一レベルのまま残っている。
【0073】使用される信号は、フィルタの特性に応じ
て、より特定的にはその帯域幅に応じて、通常送信され
る信号と同じ特性を有する信号か、又はフィルタの帯域
幅に適切なディジタル情報速度を有する信号かのどちら
かになるであろう。
【0074】ベースバンド復調の後に受信端で復元され
た信号は、歪み(符号間歪み)のため、多レベルの形態
を正確には表わさない。
【0075】その情報を回復するために、信号を周波数
1/Tsでサンプリングする。これにより、送信されて
きた情報の評価と、その情報中のエラーの評価とが行え
る。
【0076】周波数2/Ts以上でさらにサンプリング
することによって、より多くの情報を入手することがで
き、特に、全体としてのシステムの伝達関数を再構成す
ることができ、従って同調すべきフィルタの伝達関数(
又はインパルス応答)が含まれた情報が得られることを
示すことができる。
【0077】図5は基地局のブロックダイヤグラムを示
しており、この基地局は3つの異なる分析モードを使用
して歪み情報を供給するように構築されている。もちろ
ん必要に応じて、記述上の都合から図5中に組み合わさ
れているこれらの分析モードのうちの1つのみを使うこ
ともできる。
【0078】一連の狭帯域フィルタ11を備えた送信合
波器10に加えて、本回路は、変調信号(例えば、クロ
ック周波数1/Tsで送られてきたディジタルデータを
含む)を供給するベースバンド変調及び電力送信システ
ム16と、送信路12に結合された種々のチャネルの信
号を放射する送信アンテナ17とを含んでいる。
【0079】その受信部は、受信アンテナ19により捕
捉された信号を受信する受信機18と、この例では直交
復調器である通常の復調器20とを含んでいる。この直
交復調器は、局部発振器周波数を受け取るミキサ21と
、低域通過フィルタ22と、増幅器23と、アナログ/
ディジタル変換器24とを各チャネルに備えている。1
つのチャネルは評価信号Iを供給し、他のチャネルは評
価信号Qを供給する。信号I及び信号Qは、送信情報に
加えて送信チャネルによって導入された歪みを含んでい
る。
【0080】本発明による第1の実施例は、チャネルフ
ィルタ同調コマンドCFを供給する回路25によって歪
み関数を計算するために、復調器20の出力において供
給されるディジタル化された
【0081】
【外1】
【0082】という形態で信号I及び信号Qを直接的に
使用する。
【0083】第2の実施例は、基地局が理想的伝達関数
を再構築する装置である「時間等化器」27を含んでい
れば使用可能であり、歪みを計算するために、その等化
器から供給された係数Ci を使する。この計算はコマ
ンド信号CFを発生する回路28で実行される。
【0084】この時間等化器は、実際、自己同調可変係
数(Ci )を有するトランスバーサルフィルタである
。 その歪み関数は、例えば、
【0085】
【数3】
【0086】かもしれない。ここで、Ci はフィルタ
C−nからC+mの(複素)係数を示す。この種の関数
f(D)がゼロにできたら、歪みは生ぜずフィルタは完
全に同調される。
【0087】第3の実施例は、試験機能を実行する他、
歪みを計算するために無線試験ボード30(多くの場合
、無線電話基地局と結合している)を使用する。
【0088】この種の試験ボードは、周波数の2重交差
を包含する送信/受信ループバックを使用する。試験ボ
ードは、それぞれ信号CS1 及びCS2 により制御
される2つの周波数合成局部発振器31及び32を含ん
でいる。 これらの出力は、一連のミキサ35〜38に供給を行う
0/90°結合器33及び34にそれぞれ印加される。 ミキサ35〜38は、それぞれの入力で、送信合波器(
ミキサ35及び36)の下流側において方向性結合器3
9によりサンプリングされ送信信号を受け取り、一方、
その出力で、送信信号を方向性結合器40を介して受信
機18へ供給する。
【0089】情報信号及び情報信号誤差のアナログ的評
価をそれぞれ表す、上述の出力における情報I及びQは
、周波数2/Tsでクロックされたアナログ/ディジタ
ル変換器43にそれぞれ印加される。それらの出力で得
られる数値
【0090】
【外2】
【0091】は、伝達関数を計算するための回路44へ
印加される。この回路44は、歪みを表す情報を各チャ
ネルフィルタコマンド信号CFを発生する回路41へ供
給する。
【0092】試験ボード30の交差合成器31及び32
は、同調すべき基地局のチャネルにおいて制御され、例
えば、適当なフィルタを制御するための情報を提供する
、計算された歪み関数を生成する。この生成は、全ての
チャネルのサンプリングされたインパルス応答の評価を
基にして、かつこの応答を理想応答と比較することによ
り行われる。その差は同調すべきフィルタの誤同調に起
因する。
【0093】インパルス応答に代えて伝達関数を比較す
ることもできる。
【0094】上述の3つの状態のどの場合においても、
ループシステムは、選択されたチャネルのフィルタの誤
同調が連続する近似処理によって補償可能であるという
同調規則を有する全ての送信及び受信チャネルを包含し
ている。
【0095】組み合わされた同調判定基準を使用する場
合 好ましい実施例において、前述した2つの判定基準が連
続して用いられる。即ち、第1の粗同調を行なうための
SWR判定基準、及び第2の微細同調を行なうための歪
みに関する判定基準である。
【0096】発見的形式のアルゴリズムが同調の各段階
で利用され得、誤り関数(第1の段階ではSWRに関係
し、第2の段階では歪みに関係する)の進歩は、同調シ
ステムへの次の制御入力の方向を決定可能とする。
【0097】実施するには複雑であるかもしれないが、
制御される要素(フィルタプランジャの貫通、又は可変
キャパシタンスダイオードのバイアス電圧)及び制御パ
ラメータ、換言すれば差関数に関係する既知の数学的法
則が存在したとすれば、数学的形式のアルゴリズムを利
用することも実行可能であり得る。
【0098】図6はこの種の代表的な発見的アルゴリズ
ムを示す。
【0099】ステップ200 における初期化(Mは同
調チャネルの数、Nm は隣接チャネルの数)の後、フ
ィルタは、チャネルの「同調」とそのような「同調」に
より必要となった隣接チャネルの「再同調」との間で引
き起こされる差異と共に同調される。これにより、隣接
するフィルタパッドが非両立周波数をもたないとする基
本規則に回線網の全てのチャネルが従う。
【0100】システムはまず「同調」され(ステップ2
01 )、次いで同調すべきM個のメインチャネルが続
けて分析される(ステップ202 )。
【0101】まず、SWRに基づき図4を参照して述べ
たアルゴリズムに類似のアルゴリズムを利用し(ステッ
プ203 )、次いで最小化された歪み判定基準(ステ
ップ204)を利用した微細同調処理を行うという2段
階同調処理が各チャネルに適用される。ステップ203
 及び204 と異なるバージョンが使用できることに
注意すべきである。例えば、SWR/伝達関数の組み合
わせ判定基準に基づく第1の段階に歪み判定基準を使用
する第2の段階が続くもの、又はSWR/歪みの組み合
わせ判定基準を使用する単一段階のものが使用できる。
【0102】次いで、当該m番目のメインチャネルの隣
接チャネルNm について上述の動作が繰り返される(
これはステップ205 〜208「再同調」動作である
)。隣接するチャネル間の周波数差が、これらのチャネ
ルのフィルタの帯域幅と比較して小さいときは、再同調
が必要である。
【0103】当該チャネルの全ての隣接チャネルが再同
調され、これが確かめられたとき(ステップ209 )
、「同調」モードが再選択され、動作が次のメインチャ
ネルのために再開される。
【0104】図7はこの種のアルゴリズムを実施するた
めの装置を示す。
【0105】図5にも表されている同図の参照番号は、
図5と類似の要素を示している。これは、特に、変調器
/送信機16、送信合波器10、送信アンテナ17、受
信アンテナ19、受信機18、復調器20、送信システ
ムの歪み関数の測定に使用される無線試験ボード30に
適用される。
【0106】組み合わされた判定基準の場合の図4のア
ルゴリズム又は図6のアルゴリズムは、制御ユニット5
0により実行される。この制御ユニット50はその入力
において以下のものを受け取る、(a) 送信合波器1
0の入力フィルタ11の測定されたSWR値:SWR1
 …SWRi …SWRn 、(b) 例えば試験ボー
ド30により形成された歪み関数DIST。
【0107】また、出力おいて以下のものを供給する、
(a) チャネルフィルタコマンド信号CF1 …CF
i …CFm 、これらは各フィルタ11のそれぞれの
空洞用に分離した信号に分割されるかもしれない、(b
) 各変調器のためのVCOコマンド信号VCO1 …
VCOi …VCOn 、(c) 変調器へのデータ送
信をディスエーブルとし、ウォブレーションモードを選
択するための信号WOB1 …WOBi …WOBn 
、(d) 試験ボード合成器コマンド信号CS、(e)
 試験ボードへのスタート/ディスエーブル信号。
【0108】制御ユニット50に新しい周波数値を送信
しかつ制御ユニット50により基地局の再構築を初期化
する中央制御局からダウンロードされる構築命令により
、制御ユニットは駆動されかつプログラミングされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多チャンネル送信機の出力段(送信合波器)を
示すブロック図である。
【図2】接近したチャンネルをもつ送信合波器中のフィ
ルタ応答分布を示す特性図である。
【図3】要求された中心周波数に同調されたフィルタと
、同じ中心周波数について誤同調されたフィルタとに対
する周波数の関数としてSWRの曲線を示す図である。
【図4】同調判定基準として送信合波器のSWRを使用
する基地局の1つのチャンネルを同調するための代表的
アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図5】送信された信号の歪みがフィルタ同調判定基準
として利用されており、3つの異なる分析モードを含む
基地局送信機/受信機を示すブロック図である。
【図6】フィルタ入力SWR判定基準と送信された信号
の歪み判定基準とを連続使用してフィルタを同調するフ
ローチャートである。
【図7】累積的に又は組み合わせてSWR及び歪み同調
判定基準を使用する制御ユニットを含む送信機/受信機
システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
10  送信合波器 11  フィルタ 13  入力サーキュレータ 15  方向性結合器 16  変調器/送信機 17  送信アンテナ 18  受信機 19  受信アンテナ 20  復調器 22  低域通過フィルタ 23  増幅器 24  アナログ/ディジタル変換器 27  時間等化器 30  無線試験ボード 31、32  合成発振器 33、34  結合器 35、36、37、38  ミキサ 39、40  方向性結合器 41、44  回路 43  アナログ/ディジタル変換器 50  制御ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  設定点周波数又は時間領域応答に関す
    るフィルタの誤同調のフィルタパラメータ特性を測定す
    る手段と、前記パラメータの測定値に対応する前記誤同
    調を減少する方向に前記フィルタを同調する手段とを備
    えたことを特徴とする、セル状無線電話回線網の基地局
    の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同
    調する装置。
  2. 【請求項2】  前記パラメータがフィルタ入力におけ
    る定在波比である請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】  前記パラメータがフィルタの伝達関数
    又はインパルス応答である請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】  前記パラメータを測定するために、前
    記フィルタが同調すべき帯域中及び/又は該帯域端にお
    ける一連の純周波数が前記フィルタへ印加される請求項
    2又は3に記載の装置。
  5. 【請求項5】  前記純周波数において測定した前記パ
    ラメータの値の、記憶された理想値に関連した差関数を
    最小化することにより前記フィルタが同調される請求項
    4に記載の装置。
  6. 【請求項6】  前記純周波数における測定パラメータ
    の値を少なくとも1つの特定の中心周波数に関して対称
    とすることにより前記フィルタが同調される請求項4に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】  前記パラメータが送信されてきた信号
    の歪みである請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】  前記測定手段が複数の異なるパラメー
    タを測定し、前記フィルタ同調手段が前記種々のパラメ
    ータによって連続的に条件を与えられる請求項1に記載
    の装置。
  9. 【請求項9】  前記測定手段が複数の異なるパラメー
    タを測定し、前記フィルタ同調手段が前記種々のパラメ
    ータを組み合わせた複合判断基準により条件を与えられ
    る請求項1に記載の装置。
JP3170022A 1990-07-10 1991-07-10 セル状無線電話回線網の基地局の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同調する装置 Pending JPH04280519A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9008753 1990-07-10
FR9008753A FR2664767B1 (fr) 1990-07-10 1990-07-10 Dispositif de reglage a distance d'un ensemble d'emetteurs-recepteurs, notamment pour la reconfiguration des stations de base d'un reseau de radiotelephonie cellulaire.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04280519A true JPH04280519A (ja) 1992-10-06

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3170022A Pending JPH04280519A (ja) 1990-07-10 1991-07-10 セル状無線電話回線網の基地局の遠隔再構築に適した、送信機又は受信機フィルタを同調する装置

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EP (1) EP0466080A1 (ja)
JP (1) JPH04280519A (ja)
AU (1) AU8018191A (ja)
CA (1) CA2046480A1 (ja)
FI (1) FI913306A (ja)
FR (1) FR2664767B1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2188202B (en) * 1986-03-19 1989-12-06 Marconi Co Ltd High power systems
DE3830100A1 (de) * 1988-09-05 1990-03-15 Olympia Aeg Verfahren zur optimierung der abstimmung eines senders und anordnung zum durchfuehren des verfahrens

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Publication number Publication date
AU8018191A (en) 1992-01-16
FI913306A (fi) 1992-01-11
FR2664767A1 (fr) 1992-01-17
CA2046480A1 (fr) 1992-01-11
FR2664767B1 (fr) 1992-09-18
FI913306A0 (fi) 1991-07-08
EP0466080A1 (fr) 1992-01-15

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