JPH04280364A - 文章検査装置 - Google Patents

文章検査装置

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JPH04280364A
JPH04280364A JP3069084A JP6908491A JPH04280364A JP H04280364 A JPH04280364 A JP H04280364A JP 3069084 A JP3069084 A JP 3069084A JP 6908491 A JP6908491 A JP 6908491A JP H04280364 A JPH04280364 A JP H04280364A
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politeness
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JP3069084A
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Shunichi Fukushima
俊一 福島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された文章から誤
り箇所あるいは不適切箇所を検出する文章検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】日本語文章の文体は、常体(だ・である
体)と敬体(です・ます体、であります体、ございます
体)とに分けられる。例えば、次の(1)(2)の文は
常体の文であり、(3)(4)の文は敬体の文である。 次の通りだ。…………………………………………………
…………(1) 次の通りである。……………………………………………
…………(2) 次の通りです。………………………………………………
…………(3) 次の通りでございます。……………………………………
…………(4)
【0003】一般に、ひとつの文章中で、常体の文と敬
体の文とが混在することは好ましくない。そのような混
在の検査については、『日本語文章作成支援システムC
OMET』(福島・他、電子通信学会技術研究報告OS
86−21、1986年)、および特開昭61−229
155号公報『日本語ワード・プロセッシング方式』な
どで述べられている。その方式では、文体(常/敬体)
を特徴付ける表現を記憶する文体表現記憶手段を用意し
、文章中からこの文体表現記憶手段に記憶された表現を
検出すると同時に、検出された表現の数を常体と敬体と
に別けてカウントする。常体と敬体の数がともに1以上
であれば、常体と敬体とが混在していることになる。 あるいは、あらかじめ常体と敬体の2通りのいずれか一
方を指定して、指定した表現に一致しない箇所を検出す
るようにすることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文体に関する検査とし
ては、従来の常体と敬体との混在に関する検査だけでな
く、敬体や常体が使用されている位置に関する検査が必
要である。この敬体や常体が使用されている位置に関す
る検査を、例をあげて説明する。次の(5)は常体の文
であり、(6),(7),(8)はともに(5)に対す
る敬体の文である。しかし、同じ敬体の文であっても、
(6),(7),(8)では、文の途中の敬体の使用さ
れている位置・回数が異なる(下線部分が敬体を特徴付
ける表現である)。その結果、(5)<(6)<(7)
<(8)の順に丁寧さが増している。
【0005】データは次に示した通りだが、安易に結論
は出せない。  ………(5) データは次に示した通りだが、安易に結論は出せません
。………(6) データは次に示した通りですが、安易に結論は出せませ
ん。………(7) データは次に示しました通りですが、安易に結論は出せ
ません。………(8)
【0006】常体の文と敬体の文という区別だけでなく
、敬体の文に関する様々な形が日本語では許されるが、
作成する文章の種類によっては、好ましくない形が存在
する。例えば、社内文書を考えた場合(8)は過度に丁
寧であり、避けたい形である。また、ひとつの文章中で
は、常体の文または敬体の文に統一されているだけでな
く、敬体の文の場合の敬体使用法も統一されているべき
である。例えば、次の(9)のような文章は、敬体の使
用法が不規則で、日本語として不自然である(下線部分
が敬体を特徴付ける表現である)。
【0007】超新星から届いたと考えられます素粒子の
データを収集しました。そのデータは、次に示した通り
だが、安易に結論は出せません。他のグループもデータ
を収集していますが、そのデータとの比較が必要です。 ………(9)
【0008】上記のような問題は、敬体や常体を使用す
る位置に関する検査を行えば解決することができる。例
えば、文末(句点の直前)と接続助詞「が」の直前では
敬体を使用し、他の位置では常体を使用するという条件
を定めて検査するならば、(5)〜(8)については(
5),(6),(8)は不適切で(7)が適切であると
判定される。同様に、(9)は不適切であり、それに対
して、次の(10)のような文章は適切であると判定さ
れることになる(下線部分が敬体を特徴付ける表現であ
る)。
【0009】超新星から届いたと考えられる素粒子のデ
ータを収集しました。そのデータは、次に示した通りで
すが、安易に結論は出せません。他のグループもデータ
を収集していますが、そのデータとの比較が必要です。 ………(10)
【0010】従来、このような敬体や常体の使用されて
いる位置に関する検査は、人間が行うしか方法がなかっ
た。ただし、機械化するとしても、常体や敬体を使用す
る位置に関する条件を細かく指定する必要があり、煩わ
しい。
【0011】本発明の目的は、敬体や常体の使用されて
いる位置に関する検査を行うことができ、その位置に関
する条件を丁寧さのレベルにより簡単に指定することが
できる文章検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された日
本語文章から誤り箇所または不適切箇所を検出する文章
検査装置であって、文体を特徴付ける表現を記憶する文
体表現記憶手段と、前記入力された日本語文章から前記
文体表現記憶手段に記憶された表現を検出する文体表現
検出手段と、文体の丁寧度を指定する丁寧度指定手段と
、前記文体を特徴付ける表現を使用する位置の条件を前
記文体の丁寧度に対応付けて記憶する位置条件記憶手段
と、前記文体表現検出手段によって検出された表現の位
置が前記丁寧度指定手段によって指定された丁寧度と前
記位置条件記憶手段に記憶された条件とを満たすか否か
を判定する位置条件判定手段とを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の文章検査装置の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。  図1は、本発明
の文章検査装置の第一の実施例の構成を示すブロック図
である。  図1において、文章入力手段1は、日本語
文章を入力する手段であり、該手段としては、かな漢字
変換入力装置、ペンタッチ・キーボード、文字認識装置
などが用いられる。
【0014】文章記憶手段2は、文章入力手段1によっ
て入力された日本語文章を、文字コード列として記憶す
る手段であり、該手段としては、ICメモリ、磁気ディ
スク装置、磁気テープ装置、光ディスク装置などが用い
られる。
【0015】文体表現記憶手段3は、文体(常体/敬体
)を特徴付ける表現を記憶する手段であり、該手段とし
ては、ICメモリ、磁気ディスク装置、磁気テープ装置
、光ディスク装置などが用いられる。図2および図3は
、文体表現記憶手段3の内容の例である。文体表現記憶
手段3の内容の一例としては、図2に示すように、常体
を特徴付ける表現の文字列と、敬体を特徴付ける文字列
の両方が、文体表現30の文字コード順に並べて記憶さ
れている。そして、各表現には、常体と敬体のいずれか
を識別する情報である文体識別31が付加されている。 これに対し、文体表現記憶手段3の内容の他の例として
は、図3に示すように、常体を特徴付ける表現が(a)
、敬体を特徴付ける表現が(b)に、別けて登録される
。従って各表現には、文体識別が付与されていない。
【0016】文体表現検出手段4は、文章記憶手段2に
記憶された日本語文章から、文体表現記憶手段2に記憶
された表現を検出する手段であり、該手段としては、コ
ンピュータのCPUなどが用いられる。この文体表現検
出手段4では、文章記憶手段2に記憶された日本語文章
と、文体表現記憶手段3に記憶された表現とを比較・照
合する処理を行えばよく、文体表現検出手段4は、当業
者が容易に実現可能な手段である。なお、文体表現検出
手段4は、検出された表現の文章中の位置と文体識別と
を位置条件判定手段6へ送る。
【0017】丁寧度指定手段9は、文体の丁寧度を指定
する。例えば、例文(5)〜(8)では、(5)<(6
)<(7)<(8)の順に丁寧さが増加するものとみな
し、次のように文体の丁寧度が対応するものと考える。
【0018】 例文(5)………丁寧度1 例文(6)………丁寧度2 例文(7)………丁寧度3 例文(8)………丁寧度4
【0019】つまり、ここでは丁寧度が4レベル(1〜
4)に分けられ、その値が大きいほど丁寧さの度合が強
いものとする。ただし、この定義は、この実施例を説明
するために設けた定義であって本発明では、丁寧度の定
義、レベル数などを限定してはいない。丁寧度指定手段
9は、キーボードなどで実現され、入力された丁寧度の
値を位置条件判定手段6へ渡す。
【0020】位置条件記憶手段5は、文体(常体/敬体
)を特徴付ける表現を使用する位置に関する条件を、文
体の丁寧度に対応付けて記憶する手段である。位置条件
記憶手段5としては、ICメモリ、磁気ディスク装置、
磁気テープ装置、光ディスク装置などが用いられる。図
4および図5は、位置条件記憶手段5の内容の例である
【0021】位置条件記憶手段5の内容の一例としては
、図4に示すように、敬体を特徴付ける表現の直後に接
続する表現の文字列が接続表現52として登録され、そ
の敬体を特徴付ける表現を使用できる最も低い丁寧度の
値を対応付ける形で、条件が丁寧度条件51として表わ
されている。例えば、位置条件記憶手段5の内容の表わ
している意味は、丁寧度1のときは、「。」「が、」「
ので、」「通り」のいずれの直前でも敬体は使用できず
、すべての位置で常体が用いる。丁寧度2では「。」の
直前では敬体を使用し、丁寧度3からは「。」「が、」
「ので、」の直前で敬体を使用する。丁寧度4では「。 」「が、」「ので、」「通り」のいずれの直前でも敬体
を使用する(それ以外の場所では常体を使用する)。
【0022】位置条件記憶手段5の内容の他の例として
は、図5に示すように、文体識別50と丁寧度条件51
と接続表現52とが登録されている。文体識別50は、
常体を特徴付ける表現の位置に関する条件なのか、敬体
を特徴付ける表現の位置に関する条件なのかを示す。丁
寧度条件51は、丁寧度の段階に対応した項からなる。 図5の例では、丁寧度は4段階で、丁寧度条件の4項は
左から右に順に丁寧さが強くなっている。各項に記入さ
れている「+/−」は、「+」の場合は、その文体表現
の直後に接続する表現として、接続表現52の部分の文
字列を許すということを表し、「−」の場合は、その文
体表現の直後に接続する表現として、接続表現52の部
分の文字列を禁止するということを表わす。この図5の
内容は、図4の内容が表わす条件と同様の条件を表わす
【0023】位置条件判定手段6は、文体表現検出手段
4によって検出された表現の位置が、丁寧度指定手段9
によって指定された丁寧度と、位置条件記憶手段5に記
憶された条件を満たすか否かを判定する手段である。位
置条件判定手段6としては、コンピュータのCPUなど
が用いられる。この位置条件判定手段6は、あらかじめ
丁寧度指定手段9から丁寧度の値を受け取っておいた上
で、まず、文体表現検出手段4より、文体(常体/敬体
)を特徴付ける表現の検出された位置を受け取る。次に
、位置条件判定手段6は、その文体に関する条件を位置
条件記憶手段5から読み込み、指定された丁寧度を考慮
した上で、検出された表現の位置がその条件を満たすか
否かを、文章記憶手段2に記憶された日本語文章を検索
して判定する。この判定処理の内容は、位置条件記憶手
段5における条件の記述方法によって異なるものになる
が、図4に示す内容を記憶する位置条件記憶手段5の場
合は、図6のフローチャートで示される判定処理となる
。なお、位置条件判定手段6は、検出された表現の位置
と判定結果とを出力する。
【0024】また、文体表現検出手段4と位置条件判定
手段6の動作タイミングの制御方法としては、文体表現
検出手段4が文体を特徴付ける表現をひとつ検出するご
とに、それに対する位置条件判定手段6の判定処理を行
う方法と、文体表現検出手段4が文体を特徴付ける表現
を全て検出した後で、位置条件判定手段6の判定処理を
まとめて行う方法とがある。
【0025】次に、図1の文章検査装置の動作を例を用
いて説明する。この例では、文章入力手段1から前に示
した(9)の例文が入力され、文章記憶手段2に記憶さ
れているものとする。また、文体表現記憶手段3の内容
は図2の例を用いる。位置条件記憶手段5の内容は図4
の例を用いる。丁寧度指定手段9では丁寧度の値として
「3」が指定されたものとする。動作タイミングについ
ては、文体表現検出手段4が文体を特徴付ける表現を全
て検出した後で、位置条件判定手段6の判定処理をまと
めて行う形で説明を行う。
【0026】まず、文体表現検出手段4は、文章記憶手
段2に記憶された(9)の文章と、文体表現記憶手段3
に記憶された文字列とを照合し、次のような文字列を、
文体を特徴付ける表現として検出する。[]内には検出
された表現の位置(文章の先頭からの文字数)と、文体
識別とを示す。
【0027】 いた        [  7〜  8,常体]られま
す    [12〜15,敬体]しました    [2
6〜29,敬体]した        [41〜42,
常体]だ          [45〜45,常体]せ
ません    [55〜58,敬体]います     
 [75〜77,敬体]です        [92〜
93,敬体]
【0028】そして、[]内の情報が、文
体表現検出手段4から位置条件判定手段6へ送られる。 次に、位置条件判定手段6は、文体表現検出手段4によ
って検出された表現の直後の文字列と、位置条件記憶手
段5に記憶された文字列・条件との比較を行い、図6の
フローチャートに従った判定を行う。
【0029】具体的に説明すると、[7〜8,常体]に
対しては、文章の9文字目からの文字列「と考え………
」は、位置条件記憶手段5に記憶された「。」「が、」
「ので、」とは一致しない。そして、文体識別は常体な
ので、条件を満たすと判定される。[12〜15,敬体
]に対しては、文章の16文字目からの文字列「素粒子
の………」は、位置条件記憶手段5に記憶された「。」
「が、」「ので、」とは一致しない。そして、文体識別
は敬体なので、条件を満たさないと判定される。[26
〜29,敬体]に対しては、文章の30文字目からの文
字列「。その………」は、位置条件記憶手段5に記憶さ
れた「。」とは一致する。そして、「。」に対する丁寧
度条件51の値「2」は、丁寧度指定手段9で指定され
た丁寧度の値「3」以下であり、文体識別は敬体なので
、条件を満たすと判定される。以下同様である。
【0030】その結果、位置条件判定手段6からは、次
のような情報が出力される。 [  7〜  8,条件を満たす] [12〜15,条件を満たさない] [26〜29,条件を満たす] [41〜42,条件を満たす] [45〜45,条件を満たさない] [55〜58,条件を満たす] [75〜77,条件を満たす] [92〜93,条件を満たす]
【0031】すなわち、(9)の文章に対して、次の(
11)の下線で示した部分の文体がおかしいという結果
が得られ、常体や敬体の使用されている位置に関する検
査が完了する。
【0032】超新星から届いたと考えられます素粒子の
データを収集しました。そのデータは、次に示した通り
だが、安易に結論は出せません。他のグループもデータ
を収集していますが、そのデータとの比較が必要です。 ………(11)
【0033】例(11)の第1の下線の部分「られます
」は「られる」となるべきであり、敬体が過剰な箇所が
検出されている。第2の下線の部分「だ」は「です」と
なるべきであり、敬体が不足している箇所が検出されて
いる。
【0034】ここで、本実施例において、文体表現記憶
手段3に記憶しておく内容を制限しておくことも考えら
れる。例えば、文体表現記憶手段3に記憶しておく内容
を、図3(a)のように、常体を特徴付ける表現のみと
することもできる。その場合には、(11)の第2の下
線部分のような、敬体が不足している箇所のみが検出さ
れる(敬体が過剰な箇所は検出されない)。逆に、文体
表現記憶手段3に記憶しておく内容を、図3(b)のよ
うに、敬体を特徴付ける表現のみとした場合には、(1
1)の第1の下線部分のような、敬体が過剰な箇所のみ
が検出される(敬体が不足している箇所は検出されない
)。
【0035】また、文体表現記憶手段3に記憶しておく
表現の文体識別について、常体/敬体の2分類だけでな
く、3つ以上の分類を用いることも可能である。図7は
常体/敬体1/敬体2の3種類の文体識別31を用いた
文体表現記憶手段3の内容の例である。文体識別31が
敬体2である文体表現は「ございます体」といわれる表
現である。そして、文体識別の種類に応じて、条件を細
分化することも可能である。図8は、図7のような文体
識別の種類に対応した、位置条件記憶手段5の内容の例
である。
【0036】図9は、本発明の文章検査装置の第二の実
施例の構成を示すブロック図である。  この第二の文
章検査装置は、第一の文章検査装置の構成に、単語辞書
記憶手段7と文章解析手段8とを加えた構成からなる。
【0037】図9における単語辞書検索手段7は、日本
語の単語について少なくとも表記と品詞とを登録した単
語辞書を記憶する手段であり、該手段としては、ICメ
モリ、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、光ディスク
装置などが用いられる。
【0038】文章解析手段8は、文章記憶手段2に記憶
された文章の解析を行う手段であり、該手段としては、
コンピュータのCPUなどが用いられる。文章の解析は
、単語辞書記憶手段7に記憶された単語辞書を参照して
行われ、その結果としては、文節・単語の単位や単語の
品詞などが得られる。この文章解析手段8と単語辞書記
憶手段7とは、公知の手段であり、各手段を例えば、『
国語辞書の記憶と日本語文の自動分割』(長尾・他、「
情報処理」第19巻第6号、1978)を用いて実現す
ることができる。文章解析手段8は、文章記憶手段2に
記憶された文章の解析結果を再び文章記憶手段2に書き
込むから、文章記憶手段2には、文章の文字コード列だ
けでなく、文節・単語の単位や単語の品詞の情報も記憶
される。
【0039】例えば、文章解析の結果として、(6)に
対しては、次の(12)のような内容が記憶されること
になる。[]内は単語の品詞を表し、/は文節の境界を
表す
【0040】データ[名詞]は[格助詞]/次[名詞]
に[格助詞]/示[動詞語幹]し[五段語尾連用形]た
[助動詞「た」連体形]/通り[名詞]だ[助動詞「だ
」終止形]が[接続助詞「が」]、[読点]/安易[形
容動詞語幹]に[形容動詞語尾連用形]/結論[名詞]
は[格助詞]/出[動詞語幹]せ[下一段語尾連用形]
ませ[助動詞「ます」未然形]ん[助動詞「ん」終止形
]。[句点]………(12)
【0041】この第二の文章検査装置では、文体表現記
憶手段3や位置条件記憶手段5に記憶されている表現に
ついて、その表現の文字列だけでなく、その表現を構成
する単語の品詞情報もあわせて持つ。図10は、図9の
文章検査装置における文体表現記憶手段3の内容の例を
示す図であり、図11は、図9の文章検査装置における
位置条件記憶手段5の内容の例を示す図である。
【0042】文体表現検出手段4や、位置条件判定手段
6については、第一の文章検査装置で説明した処理にお
いて、文字列の照合を行う際に、文字列の照合だけでな
く、単語の品詞の照合も行う。その結果、第二の文章検
査装置では、第一の文章検査装置に比べて、文体表現検
出手段4の文体を特徴付ける表現検出誤りや、位置条件
判定手段6の条件の判定誤りがなくなり、文章の検査性
能が向上する。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の文章検
査装置によれば、敬体や常体の使用されている位置に関
する検査を行うことができる。すなわち、日本語文章の
文体について、従来のように、常体と敬体の混在を検査
するだけでなく、敬体の使い方も検査することができ、
より自然な日本語文章の作成を支援することができる。
【0044】また、本発明の文章検査装置によれば、ユ
ーザが丁寧度を指定するだけで、その丁寧度に対応した
文体の位置条件を設定することができる。つまり、ユー
ザは容易に文体の位置に関する条件を変更して、検査を
行うことができる。第一の実施例では、丁寧度指定手段
9によって丁寧度の値として「3」を指定したが、「2
」を指定するならば、文体がおかしいと検出される箇所
は、次の(13)のようになり、(11)とは異なる結
果が得られる。
【0045】超新星から届いたと考えられます素粒子の
データを収集しました。そのデータは、次に示した通り
だが、安易に結論は出せません。他のグループもデータ
を収集していますが、そのデータとの比較が必要です。 ………(13)
【0046】また、同様に、丁寧度の値として「1」を
指定した場合(すべて常体に統一しようとした場合)は
、次の(14)のような検出結果となる。超新星から届
いたと考えられます素粒子のデータを収集しました。 そのデータは、次に示した通りだが、安易に結論は出せ
ません。他のグループもデータを収集していますが、そ
のデータとの比較が必要です。………(14)このよう
にユーザが容易に条件を変更できる結果、作成する文章
に応じた文体の検査を効率よく行え、操作性の良い文章
検査装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文章検査装置の第一の実施例の構成を
示すブロック図。
【図2】図1の文章検査装置の文体表現記憶手段の内容
の一例を示す図。
【図3】図1の文章検査装置の文体表現記憶手段の内容
の他の例を示す図。
【図4】図1の文章検査装置の位置条件記憶手段の内容
の一例を示す図。
【図5】図1の文章検査装置の位置条件記憶手段の内容
の一例を示す図。
【図6】図1の文章検査装置の位置条件判定手段におけ
る判定処理のフローチャート。
【図7】図1の文章検査装置の文体表現記憶手段の内容
のさらに他の例を示す図。
【図8】図7の文体表現記憶手段の内容に対応する位置
条件記憶手段の内容例を示す図。
【図9】本発明の文章検査装置の第二の実施例の構成を
示すブロック図。
【図10】図9の文章検査装置の文体表現記憶手段の内
容例を示す図。
【図11】図9の文章検査装置の位置条件記憶手段の内
容例を示す図。
【符号の説明】
1    文章入力手段 2    文章記憶手段 3    文体表現記憶手段 4    文体表現検出手段 5    位置条件記憶手段 6    位置条件判定手段 7    単語辞書記憶手段 8    文章解析手段 9    丁寧度指定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力された日本語文章から誤り箇所ま
    たは不適切箇所を検出する文章検査装置において、文体
    を特徴付ける表現を記憶する文体表現記憶手段と、前記
    入力された日本語文章から前記文体表現記憶手段に記憶
    された表現を検出する文体表現検出手段と、文体の丁寧
    度を指定する丁寧度指定手段と、前記文体を特徴付ける
    表現を使用する位置の条件を前記文体の丁寧度に対応付
    けて記憶する位置条件記憶手段と、前記文体表現検出手
    段によって検出された表現の位置が前記丁寧度指定手段
    によって指定された丁寧度と前記位置条件記憶手段に記
    憶された条件とを満たすか否かを判定する位置条件判定
    手段とを備えることを特徴とする文章検査装置。
JP3069084A 1991-03-08 1991-03-08 文章検査装置 Pending JPH04280364A (ja)

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JP3069084A JPH04280364A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 文章検査装置

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JPH01191259A (ja) * 1988-01-26 1989-08-01 Nec Corp 文章検査装置
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