JPH04279346A - 湿し水濃度管理装置 - Google Patents
湿し水濃度管理装置Info
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- JPH04279346A JPH04279346A JP4339491A JP4339491A JPH04279346A JP H04279346 A JPH04279346 A JP H04279346A JP 4339491 A JP4339491 A JP 4339491A JP 4339491 A JP4339491 A JP 4339491A JP H04279346 A JPH04279346 A JP H04279346A
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- Rotary Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿し水濃度管理装置に
係り、特に導電率を検出することにより湿し水の濃度を
管理する湿し水濃度管理装置に関する。
係り、特に導電率を検出することにより湿し水の濃度を
管理する湿し水濃度管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オフセット印刷等の印刷方法
では、インキが載ってはならない非画線部にインキを弾
かせるための湿し水を付着させるようにしている。該湿
し水には、エッチ液、イソプロピルアルコール、エチル
アルコール等のアルコール、水、アラビアゴム等の成分
が含まれている。該湿し水は酸性(pH4.0〜6.5
)で使用されることが多く、この湿し水を水舟を経由し
て印刷機に送って循環使用すると、インキ、紙の微細片
等の不純物が該湿し水に混入し、これにより湿し水のp
Hが変動することがあるので、この湿し水のpHを安定
に保つために緩衝液が混入されている。従来は該pH値
とアルコール濃度とを測定し、印刷品質特性を左右する
湿し水の濃度管理、すなわち、湿し水のエッチ液の濃度
管理、湿し水のアルコールの濃度管理を行っていた。湿
し水のエッチ液の濃度は、エッチ液の原液が混合される
前の水の重量をX、エッチ液の原液の重量をY、アルコ
ールの重量をZとして、Y/(X+Y+Z)(%)とし
て定義される。
では、インキが載ってはならない非画線部にインキを弾
かせるための湿し水を付着させるようにしている。該湿
し水には、エッチ液、イソプロピルアルコール、エチル
アルコール等のアルコール、水、アラビアゴム等の成分
が含まれている。該湿し水は酸性(pH4.0〜6.5
)で使用されることが多く、この湿し水を水舟を経由し
て印刷機に送って循環使用すると、インキ、紙の微細片
等の不純物が該湿し水に混入し、これにより湿し水のp
Hが変動することがあるので、この湿し水のpHを安定
に保つために緩衝液が混入されている。従来は該pH値
とアルコール濃度とを測定し、印刷品質特性を左右する
湿し水の濃度管理、すなわち、湿し水のエッチ液の濃度
管理、湿し水のアルコールの濃度管理を行っていた。湿
し水のエッチ液の濃度は、エッチ液の原液が混合される
前の水の重量をX、エッチ液の原液の重量をY、アルコ
ールの重量をZとして、Y/(X+Y+Z)(%)とし
て定義される。
【0003】なお、pH値を管理することにしていたの
は、アラビアゴムの不感脂化作用がpHによって左右さ
れ、酸性帯域でアラビアゴムの不感脂化作用が最も機能
を発揮すると考えられていたからである。また、アルコ
ールは平版への濡れを良好にするために用いられる。
は、アラビアゴムの不感脂化作用がpHによって左右さ
れ、酸性帯域でアラビアゴムの不感脂化作用が最も機能
を発揮すると考えられていたからである。また、アルコ
ールは平版への濡れを良好にするために用いられる。
【0004】このように従来の湿し水管理装置において
は、湿し水のpHの管理を行っていたが、上述の如く、
緩衝液を混入しpH値の変動を抑えるようにしているの
で、湿し水中のエッチ液の濃度が変化してもpH値がほ
とんど変動しないという事態が生じ、pH値から湿し水
中のエッチ液濃度を推定するのが困難になってきた。
は、湿し水のpHの管理を行っていたが、上述の如く、
緩衝液を混入しpH値の変動を抑えるようにしているの
で、湿し水中のエッチ液の濃度が変化してもpH値がほ
とんど変動しないという事態が生じ、pH値から湿し水
中のエッチ液濃度を推定するのが困難になってきた。
【0005】湿し水の特性で重要なのはpH値ではなく
、湿し水中のエッチ液の濃度であるので、例えば特開昭
56−157360号公報開示の発明の如く、測定が容
易で、正確にエッチ液濃度に比例する導電率を用いてエ
ッチ液濃度の管理をする試みがなされている。
、湿し水中のエッチ液の濃度であるので、例えば特開昭
56−157360号公報開示の発明の如く、測定が容
易で、正確にエッチ液濃度に比例する導電率を用いてエ
ッチ液濃度の管理をする試みがなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭56−
157360号公報開示の発明の方法は、水舟から還流
してきた湿し水の導電率を計測しているため、前述した
不純物が湿し水中に混入した場合に該不純物中イオン化
した物質の影響によって湿し水の導電率が変化し、湿し
水中のエッチ液の濃度と導電率とが正確に比例しなくな
ってしまうという欠点があった。
157360号公報開示の発明の方法は、水舟から還流
してきた湿し水の導電率を計測しているため、前述した
不純物が湿し水中に混入した場合に該不純物中イオン化
した物質の影響によって湿し水の導電率が変化し、湿し
水中のエッチ液の濃度と導電率とが正確に比例しなくな
ってしまうという欠点があった。
【0007】また、湿し水の濃度を管理するために希釈
用に用いる水自体が、コストとの関係で純水を用いずに
工業用水道水等を用いるため、導電率が一定でなく、エ
ッチ液の濃度と導電率とが単純に比例しないという欠点
もあった。
用に用いる水自体が、コストとの関係で純水を用いずに
工業用水道水等を用いるため、導電率が一定でなく、エ
ッチ液の濃度と導電率とが単純に比例しないという欠点
もあった。
【0008】本発明は従来の湿し水濃度管理装置のこの
ような欠点を解消するためになされたものであり、湿し
水中のエッチ液の濃度を正確に一定に管理し得る湿し水
濃度管理装置を提供することを目的とする。
ような欠点を解消するためになされたものであり、湿し
水中のエッチ液の濃度を正確に一定に管理し得る湿し水
濃度管理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の湿し水濃度管理
装置は、水舟に供給しかつ該水舟から戻ってくる湿し水
を貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段に貯蔵される湿し水
を少なくともエッチ液と水とから合成する合成手段と、
該合成手段に前記エッチ液を供給するエッチ液供給手段
と、前記合成手段に前記水を供給する水供給手段と、前
記合成手段により合成された湿し水の導電率を検出する
湿し水導電率検出手段と、該湿し水導電率検出手段で検
出した導電率に基づいて前記合成手段に供給する前記エ
ッチ液若しくは前記水又は前記エッチ液及び前記水の量
を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする。
装置は、水舟に供給しかつ該水舟から戻ってくる湿し水
を貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段に貯蔵される湿し水
を少なくともエッチ液と水とから合成する合成手段と、
該合成手段に前記エッチ液を供給するエッチ液供給手段
と、前記合成手段に前記水を供給する水供給手段と、前
記合成手段により合成された湿し水の導電率を検出する
湿し水導電率検出手段と、該湿し水導電率検出手段で検
出した導電率に基づいて前記合成手段に供給する前記エ
ッチ液若しくは前記水又は前記エッチ液及び前記水の量
を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の湿し水濃度管理装置は、水
舟に供給する湿し水を貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段
に貯蔵される湿し水を少なくともエッチ液と水とから合
成する合成手段と、該合成手段に前記エッチ液を供給す
るエッチ液供給手段と、前記合成手段に前記水を供給す
る水供給手段と、前記合成手段により合成された湿し水
の導電率を検出する湿し水導電率検出手段と、前記水供
給手段から供給される水の導電率を検出する水導電率検
出手段と、該水導電率検出手段と前記湿し水導電率検出
手段により検出された導電率に基づいて前記合成手段に
供給する前記エッチ液若しくは前記水又は前記エッチ液
及び前記水の量を調整する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
舟に供給する湿し水を貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段
に貯蔵される湿し水を少なくともエッチ液と水とから合
成する合成手段と、該合成手段に前記エッチ液を供給す
るエッチ液供給手段と、前記合成手段に前記水を供給す
る水供給手段と、前記合成手段により合成された湿し水
の導電率を検出する湿し水導電率検出手段と、前記水供
給手段から供給される水の導電率を検出する水導電率検
出手段と、該水導電率検出手段と前記湿し水導電率検出
手段により検出された導電率に基づいて前記合成手段に
供給する前記エッチ液若しくは前記水又は前記エッチ液
及び前記水の量を調整する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0011】更に、本発明の湿し水濃度管理装置の制御
手段は、湿し水の濃度値と導電率値との換算表を記憶す
る記憶手段を有することを特徴とする。
手段は、湿し水の濃度値と導電率値との換算表を記憶す
る記憶手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の湿し水濃度管理装置においては、湿し
水の貯蔵手段と分離した合成手段を設け、該合成手段で
合成した湿し水の導電率を検出手段で検出し、制御手段
により前記合成手段に供給するエッチ液若しくは水又は
エッチ液及び水の量を調整するようにしたので、常に一
定の導電率の湿し水が貯蔵手段に供給でき、不純物によ
り貯蔵手段の見かけ上の導電率が変化しても、湿し水中
のエッチ液濃度は一定に保たれることとなる。
水の貯蔵手段と分離した合成手段を設け、該合成手段で
合成した湿し水の導電率を検出手段で検出し、制御手段
により前記合成手段に供給するエッチ液若しくは水又は
エッチ液及び水の量を調整するようにしたので、常に一
定の導電率の湿し水が貯蔵手段に供給でき、不純物によ
り貯蔵手段の見かけ上の導電率が変化しても、湿し水中
のエッチ液濃度は一定に保たれることとなる。
【0013】また、水導電率検出手段により合成手段に
供給される水の導電率を検出し、該水導電率検出手段に
より検出された水の導電率と湿し水導電率検出手段によ
り検出された湿し水の導電率に基づいて、合成手段に供
給するエッチ液若しくは水又はエッチ液及び水の量を制
御手段により制御するようにしたので、水の導電率が変
動しても該変動分を補正してエッチ液と水とを混合する
ことができ、湿し水中のエッチ液濃度の正確な管理が可
能となる。 更に、制御手段の記憶手段に湿し水の濃
度値と導電率値との換算表を記憶させるようにしたので
、いったん換算表を記憶させておけば、後は適正濃度の
湿し水を自動的に合成できる。
供給される水の導電率を検出し、該水導電率検出手段に
より検出された水の導電率と湿し水導電率検出手段によ
り検出された湿し水の導電率に基づいて、合成手段に供
給するエッチ液若しくは水又はエッチ液及び水の量を制
御手段により制御するようにしたので、水の導電率が変
動しても該変動分を補正してエッチ液と水とを混合する
ことができ、湿し水中のエッチ液濃度の正確な管理が可
能となる。 更に、制御手段の記憶手段に湿し水の濃
度値と導電率値との換算表を記憶させるようにしたので
、いったん換算表を記憶させておけば、後は適正濃度の
湿し水を自動的に合成できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の湿し水濃
度管理装置の一実施例を説明する。
度管理装置の一実施例を説明する。
【0015】図1は、本発明の湿し水濃度管理装置の第
1の実施例の構成をしめす図である。
1の実施例の構成をしめす図である。
【0016】図1において、エッチ液タンク1にはエッ
チ液の原液が貯蔵されており、該エッチ液タンク1の下
部には合成タンク9にエッチ液を供給するパイプ2が設
けられ、該パイプ2には、該パイプ2中を流出するエッ
チ液の量を調整する電磁弁3が設けられている。電磁弁
3の開閉は制御・駆動回路8により制御される。
チ液の原液が貯蔵されており、該エッチ液タンク1の下
部には合成タンク9にエッチ液を供給するパイプ2が設
けられ、該パイプ2には、該パイプ2中を流出するエッ
チ液の量を調整する電磁弁3が設けられている。電磁弁
3の開閉は制御・駆動回路8により制御される。
【0017】水タンク4には工業用水道水が貯蔵される
。該水タンク4には、導電率センサ7が挿入されており
、該導電率センサ7の出力信号は制御・駆動回路8に入
力される。水タンク7の下部には電磁弁6を備えたパイ
プ5が設けられており、該パイプ5を介して水が合成タ
ンク9に供給される。電磁弁6の開閉は、制御・駆動回
路8により制御される。
。該水タンク4には、導電率センサ7が挿入されており
、該導電率センサ7の出力信号は制御・駆動回路8に入
力される。水タンク7の下部には電磁弁6を備えたパイ
プ5が設けられており、該パイプ5を介して水が合成タ
ンク9に供給される。電磁弁6の開閉は、制御・駆動回
路8により制御される。
【0018】合成タンク9には、前記エッチ液タンク1
から供給されるエッチ液及び前記水タンク4から供給さ
れる水を撹拌するファン13が設けられ、該ファン13
により合成タンク9中の湿し水が均一濃度に撹拌される
。ファン13は、図示しないモータにより常に回転して
いる。
から供給されるエッチ液及び前記水タンク4から供給さ
れる水を撹拌するファン13が設けられ、該ファン13
により合成タンク9中の湿し水が均一濃度に撹拌される
。ファン13は、図示しないモータにより常に回転して
いる。
【0019】また、合成タンク9中には導電率センサ1
2が設けられ、該導電率センサ12の出力信号は制御・
駆動回路8に入力される。
2が設けられ、該導電率センサ12の出力信号は制御・
駆動回路8に入力される。
【0020】更に、該合成タンク9の下部には、電磁弁
11を備えたパイプ10が設けられており、湿し水の予
備タンク14に該合成タンク11の撹拌液を供給する。
11を備えたパイプ10が設けられており、湿し水の予
備タンク14に該合成タンク11の撹拌液を供給する。
【0021】予備タンク14には、残量センサ15が設
けられ、予備タンク14中の湿し水の残留をしめす信号
が制御・駆動回路8に入力される。
けられ、予備タンク14中の湿し水の残留をしめす信号
が制御・駆動回路8に入力される。
【0022】また、予備タンク14の下部には、電磁弁
17を備えたパイプ16が設けられており、該予備タン
ク14の湿し水がパイプ16を介して湿し水タンク18
に供給される。
17を備えたパイプ16が設けられており、該予備タン
ク14の湿し水がパイプ16を介して湿し水タンク18
に供給される。
【0023】湿し水タンク18にはパイプ21、22が
設けられており、該パイプ21、22は図示しない水舟
に接続され、該水舟に湿し水タンク18中の湿し水を供
給するとともに、該水舟から還流される湿し水を湿し水
タンク18に供給する。湿し水タンク18には、残量セ
ンサ19が設けられ、湿し水タンク18中の湿し水の残
量を示す信号が制御・駆動回路8に入力される。
設けられており、該パイプ21、22は図示しない水舟
に接続され、該水舟に湿し水タンク18中の湿し水を供
給するとともに、該水舟から還流される湿し水を湿し水
タンク18に供給する。湿し水タンク18には、残量セ
ンサ19が設けられ、湿し水タンク18中の湿し水の残
量を示す信号が制御・駆動回路8に入力される。
【0024】液晶表示素子やCRT等の表示素子20は
、予備タンク14のエッチ液濃度等のデータを制御・駆
動回路8から受けとって表示する。
、予備タンク14のエッチ液濃度等のデータを制御・駆
動回路8から受けとって表示する。
【0025】図2は、図1の実施例の制御・駆動回路8
の具体的な構成を示すブロック図である。
の具体的な構成を示すブロック図である。
【0026】図2において、制御・駆動回路8はマイク
ロコンピュータ23、電磁弁駆動回路29及び表示素子
駆動回路30とからなり、マイクロコンピュータ23は
、外部回路と信号の入出力を行う入力ポート24、出力
ポート28、制御・演算動作を行うCPU26、動作プ
ログラムや恒常的データ等を記憶したROM26、一時
的データの記憶等に用いるRAM27及び各回路ユニッ
トを接続するデータバス、コントロールバスとからなる
。
ロコンピュータ23、電磁弁駆動回路29及び表示素子
駆動回路30とからなり、マイクロコンピュータ23は
、外部回路と信号の入出力を行う入力ポート24、出力
ポート28、制御・演算動作を行うCPU26、動作プ
ログラムや恒常的データ等を記憶したROM26、一時
的データの記憶等に用いるRAM27及び各回路ユニッ
トを接続するデータバス、コントロールバスとからなる
。
【0027】入力ポート24には、導電率センサ7、1
2、残量センサ15、19からの出力信号が入力され、
出力ポート28には、電磁弁駆動回路29及び表示素子
駆動回路30が接続されている。
2、残量センサ15、19からの出力信号が入力され、
出力ポート28には、電磁弁駆動回路29及び表示素子
駆動回路30が接続されている。
【0028】電磁弁駆動回路29は、各電磁弁3、6、
11、17を駆動する回路であり、表示素子駆動回路3
0は表示素子20を駆動する回路である。
11、17を駆動する回路であり、表示素子駆動回路3
0は表示素子20を駆動する回路である。
【0029】次に、図1及び図2を参照しながら、本実
施例の動作を説明する。
施例の動作を説明する。
【0030】まず、湿し水の濃度値と導電率の関係を示
す換算表と湿し水の所望の濃度値をROM25に記憶さ
せる。続いて、水タンク4中の水の導電率を導電率セン
サ7で検出し、補正値としてRAM27に記憶させる。
す換算表と湿し水の所望の濃度値をROM25に記憶さ
せる。続いて、水タンク4中の水の導電率を導電率セン
サ7で検出し、補正値としてRAM27に記憶させる。
【0031】かくして、電磁弁3及び6を開き、エッチ
液タンク1中のエッチ液及び水タンク4中の水を合成タ
ンク9に注入し、ファン13により撹拌して、合成タン
ク9中に湿し水を作成する。該湿し水の濃度は、導電率
センサ12で検出される該湿し水の導電率と前述したR
OM25から読み出し換算して求めた設定導電率値とを
比較し、電磁弁3と6を適宜開閉して、所定の濃度に保
たれる。なお、この際、前述した水の導電率の補正がな
されることはいうまでもない。この所定の濃度値と前述
した水タンク4中の水の導電率値は表示素子20により
表示される。
液タンク1中のエッチ液及び水タンク4中の水を合成タ
ンク9に注入し、ファン13により撹拌して、合成タン
ク9中に湿し水を作成する。該湿し水の濃度は、導電率
センサ12で検出される該湿し水の導電率と前述したR
OM25から読み出し換算して求めた設定導電率値とを
比較し、電磁弁3と6を適宜開閉して、所定の濃度に保
たれる。なお、この際、前述した水の導電率の補正がな
されることはいうまでもない。この所定の濃度値と前述
した水タンク4中の水の導電率値は表示素子20により
表示される。
【0032】このようにして、合成タンク9中には湿し
水が貯蔵されるが、予備タンク14に貯蔵された湿し水
が所定の量以下になると、残量センサ15からの信号に
基づいて制御・駆動回路8の電磁弁駆動回路29からの
駆動信号により電磁弁11が開かれて、合成タンク9中
の湿し水が予備タンク14中にパイプ10を介して注入
される。この注入により予備タンク14中の湿し水が所
定量以上になると、電磁弁駆動回路29からの駆動信号
により電磁弁11が閉じられ、予備タンク14中の湿し
水は一定量に保たれる。
水が貯蔵されるが、予備タンク14に貯蔵された湿し水
が所定の量以下になると、残量センサ15からの信号に
基づいて制御・駆動回路8の電磁弁駆動回路29からの
駆動信号により電磁弁11が開かれて、合成タンク9中
の湿し水が予備タンク14中にパイプ10を介して注入
される。この注入により予備タンク14中の湿し水が所
定量以上になると、電磁弁駆動回路29からの駆動信号
により電磁弁11が閉じられ、予備タンク14中の湿し
水は一定量に保たれる。
【0033】湿し水タンク18中の湿し水が減少して所
定量以下となると、残量センサ19からの信号に基づき
、電磁弁駆動回路29から電磁弁17を開く駆動信号が
出力され、予備タンク14から湿し水が湿し水タンク1
8に供給される。この際、湿し水タンク18中の湿し水
の伝導率は不純物等の影響で濃度と相関しない変化をす
る可能性があるが、合成タンク9中の導電率は濃度に正
確に比例するので、該導電率による管理のなされた予備
タンク14中の湿し水の濃度は一定であり、この一定濃
度の湿し水が湿し水タンク18中に注入されるので、湿
し水タンク18中の湿し水濃度は一定に保たれる。
定量以下となると、残量センサ19からの信号に基づき
、電磁弁駆動回路29から電磁弁17を開く駆動信号が
出力され、予備タンク14から湿し水が湿し水タンク1
8に供給される。この際、湿し水タンク18中の湿し水
の伝導率は不純物等の影響で濃度と相関しない変化をす
る可能性があるが、合成タンク9中の導電率は濃度に正
確に比例するので、該導電率による管理のなされた予備
タンク14中の湿し水の濃度は一定であり、この一定濃
度の湿し水が湿し水タンク18中に注入されるので、湿
し水タンク18中の湿し水濃度は一定に保たれる。
【0034】図3は本発明の湿し水濃度管理装置の第2
の実施例の構成を示すブロック図である。
の実施例の構成を示すブロック図である。
【0035】本実施例は、図1及び図2の実施例の合成
タンク9と予備タンク14とを兼用して、タンク数を減
少させ、設置スペースの減少を図ったものである。この
余の構成及び作用は第1の実施例と同一であるのでその
説明を省略する。
タンク9と予備タンク14とを兼用して、タンク数を減
少させ、設置スペースの減少を図ったものである。この
余の構成及び作用は第1の実施例と同一であるのでその
説明を省略する。
【0036】
【発明の効果】本発明の湿し水濃度管理装置は、以上の
ように構成したので、湿し水中のエッチ液の濃度に正確
に比例した導電率の検出が可能となり、湿し水中のエッ
チ液の濃度の正確な管理が可能となる。
ように構成したので、湿し水中のエッチ液の濃度に正確
に比例した導電率の検出が可能となり、湿し水中のエッ
チ液の濃度の正確な管理が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の制御・駆動回路の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
1 エッチ液タンク
4 水タンク
8 制御・駆動回路
9 合成タンク
14 予備タンク
18 湿し水タンク
20 表示素子
23 マイクロコンピュータ
29 電磁弁駆動回路
30 表示素子駆動回路
Claims (3)
- 【請求項1】 水舟に供給しかつ該水舟から戻ってく
る湿し水を貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段に貯蔵され
る湿し水を少なくともエッチ液と水とから合成する合成
手段と、該合成手段に前記エッチ液を供給するエッチ液
供給手段と、前記合成手段に前記水を供給する水供給手
段と、前記合成手段により合成された湿し水の導電率を
検出する検出手段と、該検出手段で検出した導電率に基
づいて前記合成手段に供給する前記エッチ液若しくは前
記水又は前記エッチ液及び前記水の量を調整する制御手
段とを備えたことを特徴とする湿し水濃度管理装置。 - 【請求項2】 水舟に供給する湿し水を貯蔵する貯蔵
手段と、該貯蔵手段に貯蔵される湿し水を少なくともエ
ッチ液と水とから合成する合成手段と、該合成手段に前
記エッチ液を供給するエッチ液供給手段と、前記合成手
段に前記水を供給する水供給手段と、前記合成手段によ
り合成された湿し水の導電率を検出する湿し水導電率検
出手段と、前記水供給手段から供給される水の導電率を
検出する水導電率検出手段と、該水導電率検出手段と前
記湿し水導電率検出手段により検出された導電率に基づ
いて前記合成手段に供給する前記エッチ液若しくは前記
水又は前記エッチ液及び前記水の量を調整する制御手段
とを備えたことを特徴とする湿し水濃度管理装置。 - 【請求項3】 制御手段は、湿し水の濃度値と導電率
値との換算表を記憶する記憶手段を有する請求項1又は
2記載の湿し水濃度管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339491A JPH04279346A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 湿し水濃度管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339491A JPH04279346A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 湿し水濃度管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04279346A true JPH04279346A (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=12662575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4339491A Pending JPH04279346A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 湿し水濃度管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04279346A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313788A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Sunrise Company Ltd | オフセット印刷用適正水製造装置 |
JP2010167569A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Toppan Printing Co Ltd | オフセット印刷用湿し水定量希釈装置 |
JP2013514203A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-04-25 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | 湿し液硬度の制御 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP4339491A patent/JPH04279346A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313788A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Sunrise Company Ltd | オフセット印刷用適正水製造装置 |
JP4552150B2 (ja) * | 2006-05-26 | 2010-09-29 | 株式会社サンライズカンパニー | オフセット印刷用適正水製造装置 |
JP2010167569A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Toppan Printing Co Ltd | オフセット印刷用湿し水定量希釈装置 |
JP2013514203A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-04-25 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | 湿し液硬度の制御 |
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