JPH04279327A - パネルおよびその製造方法 - Google Patents

パネルおよびその製造方法

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Publication number
JPH04279327A
JPH04279327A JP3043410A JP4341091A JPH04279327A JP H04279327 A JPH04279327 A JP H04279327A JP 3043410 A JP3043410 A JP 3043410A JP 4341091 A JP4341091 A JP 4341091A JP H04279327 A JPH04279327 A JP H04279327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate materials
resin
panel
frame
frame material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3043410A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Shiyouko
昌子 稔弘
Kunihiko Suzuki
邦彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tategu Sogo Shosha Futaba KK
Original Assignee
Tategu Sogo Shosha Futaba KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tategu Sogo Shosha Futaba KK filed Critical Tategu Sogo Shosha Futaba KK
Priority to JP3043410A priority Critical patent/JPH04279327A/ja
Publication of JPH04279327A publication Critical patent/JPH04279327A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネルに関し、特に、た
とえば、ドアなどの扉,家具などの組立パネル,壁や床
などの建材パネルなどに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、室内ドアなどにおいては、枠
材が介在されて対向的に配置されている板材間にウレタ
ン樹脂などの発泡性樹脂が注入されて発泡硬化されてい
る構造が知られているが、このような室内ドアは、次の
ような各工程順にしたがって製作される。
【0003】すなわち、(1)枠材の木取工程,(2)
枠材を接着剤などで結合させて四周枠を組み立てる枠組
工程,(3)四周枠の両面に接着剤を塗布するのり付け
工程,(4)接着剤が塗布された四周枠の両面に板材を
重合させ、該板材をプレスなどによって挟圧して板材を
四周枠に接着させるプレス工程,(5)板材間にウレタ
ン樹脂などの発泡性樹脂を注入して発泡硬化させる工程
,(6)発泡性樹脂が介在された板材の幅方向を切断す
る工程(前記したプレス工程時に板材の表面などに接着
剤が漏出し、また接着材の介在により板材と枠材とにず
れが生じるため、これを修正するために切断する工程)
,(7)発泡性樹脂が介在された板材の長さ方向を切断
する工程(前記したかっこ書きと同様の理由により切断
する工程),(8)木口を貼る木口貼り工程,(9)四
周枠にロック埋設用溝を加工する切削工程,(10)四
周枠に蝶番取付用溝を刻設する切削工程,(11)ロッ
ク埋設用溝にロックを取り付けるロック取付工程,(1
2)蝶番取付用溝に蝶番を取り付ける蝶番取付工程の順
にしたがって製作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の発泡性樹脂が注
入された室内ドアなどにおいては、前記したような多数
の工程が必要とされ、製作コストの低減化,機械設備や
製作現場の削減化などが妨げられている。
【0005】本発明の目的は、製作工程の簡略化を図る
ことができるパネルおよびその製造方法を提供すること
にある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】すなわち、本発明のパネルは、対向的に配
置された板材間に枠材が介在されているパネルであって
、前記板材間に注入されて発泡硬化された発泡性樹脂を
介して前記板材どうしおよび該板材と前記枠材とが互い
に結合されている構造としたものである。
【0009】この場合に、前記板材と前記枠材との対向
的な対向面間の空間に注入されて発泡硬化された発泡性
樹脂を介して前記板材と前記枠材とが互いに結合されて
いる構造とすることができる。
【0010】また、前記発泡性樹脂がウレタン樹脂であ
る構造とすることができる。
【0011】さらに、前記発泡性樹脂が発泡硬化された
前記板材間に金具,配線,光ファイバの少なくとも一つ
が埋め込まれている構造とすることができる。
【0012】次に、本発明のパネルの製造方法は、枠材
が介在されて対向的に配置されている板材間に発泡性樹
脂を注入して発泡硬化させ、この発泡性樹脂を介して前
記板材どうしおよび該板材と前記枠材とを互いに結合す
る製造方法である。
【0013】この場合に、枠材が介在されて対向的に配
置されている板材を挟圧し、この挟圧された板材間に発
泡性樹脂を注入して発泡硬化させる製造方法とすること
ができる。
【0014】また、前記枠材が介在されて対向的に配置
されている前記板材間の周囲開放部位を閉塞した状態で
該板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させる製造方
法とすることができる。
【0015】さらに、前記板材間の周囲開放部位を型枠
によって閉塞する製造方法とすることができる。
【0016】また、前記発泡性樹脂がウレタン樹脂であ
る製造方法とすることができる。
【0017】また、さらに、前記板材間に金具,配線,
光ファイバの少なくとも一つを介在させ該板材間に発泡
性樹脂を注入して発泡硬化させて埋め込む製造方法とす
ることができる。
【0018】
【作用】前記した構造のパネルによれば、板材間に注入
されて発泡硬化された発泡性樹脂を介して板材どうしお
よび該板材と枠材とが互いに結合されていることにより
、枠材を接着剤などで結合させる枠組工程,枠の両面に
接着剤を塗布するのり付け工程が不要とされ、またこの
ように接着材が不要とされ結果、板材の表面などに接着
剤が漏出せず、板材と枠材とのずれも生じないため、板
材の幅方向および長さ方向の切断工程も不要とされるの
で、製作工程の大幅な簡略化を図ることができ、製作コ
ストの低減化,機械設備や製作現場のなどの削減化を図
ることができる。
【0019】この場合に、板材と前記枠材との対向的な
対向面間の空間に注入されて発泡硬化された発泡性樹脂
を介して板材と枠材とが互いに結合されている構造とす
ると、その板材と枠材との空間に注入されて発泡硬化さ
れた発泡性樹脂によって板材と枠材との結合強度を高め
ることができる。
【0020】また、発泡性樹脂がウレタン樹脂である構
造とすると、そのウレタン樹脂の接着強度により板材と
枠材などとの結合強度を一層高めることができる。
【0021】さらに、発泡性樹脂が発泡硬化された板材
間に金具,配線,光ファイバの少なくとも一つが埋め込
まれている構造とすると、その金具,配線,光ファイバ
などを有するパネルとしての有効利用が可能となる。
【0022】次に、前記したパネルの製造方法によれば
、枠材が介在されて対向的に配置されている板材間に発
泡性樹脂を注入して発泡硬化させ、この発泡性樹脂を介
して前記板材どうしおよび該板材と前記枠材とを互いに
結合する枠材を接着剤などで結合させる枠組工程,枠の
両面に接着剤を塗布するのり付け工程が不要とされ、ま
たこのように接着材が不要とされた結果、板材の表面な
どに接着剤が漏出せず、板材と枠材とのずれも生じない
ため、板材の幅方向および長さ方向の切断工程が不要と
されるので、製作工程の大幅な簡略化を図ることができ
、製作コストの低減化,機械設備や製作現場のなどの削
減化を図ることができる。
【0023】この場合に、枠材が介在されて対向的に配
置されている板材を挟圧し、この挟圧された板材間に発
泡性樹脂を注入して発泡硬化させる製造方法とすると、
板材に対する挟圧により板材と枠材との位置決めがなさ
れた状態において板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬
化させるため、その発泡硬化による板材と枠材間のずれ
が確実に防止され、この結果、優れた精度のパネルを製
造することができる。
【0024】また、枠材が介在されて対向的に配置され
ている板材間の周囲開放部位を閉塞した状態で該板材間
に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させる製造方法とする
と、板材間の周囲開放部位が発泡性樹脂によって閉塞さ
れたパネルを製造することができる。
【0025】さらに、板材間の周囲開放部位を型枠によ
って閉塞する製造方法とすると、板材間の周囲開放部位
を枠材などによって閉塞することなく、型枠のみによっ
て閉塞することができるので、枠材の不要化による軽量
化や原料コストの低減化を図ることができ、また発泡性
樹脂によって閉塞された板材間の周囲開放部位を型枠に
したがった形状に製作することができる。
【0026】また、発泡性樹脂がウレタン樹脂である製
造方法とすると、そのウレタン樹脂の接着強度により板
材と枠材などとの結合強度を一層高めることができる。
【0027】また、さらに、板材間に金具,配線,光フ
ァイバの少なくとも一つを介在させ該板材間に発泡性樹
脂を注入して発泡硬化させて埋め込む製造方法とすると
、金具,配線,光ファイバなどのパネルへの埋め込み工
程の簡略化を図ることができる。
【0028】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるパネルを示す
断面図、図2はそのパネルを示す斜視図、図3はそのパ
ネルの変形例を示す断面図、図4はそのパネルの変形例
を示す断面図、図5はそのパネルの変形例を示す斜視図
、図6〜8はそのパネルの製造方法を説明するための斜
視図である。
【0029】本実施例におけるパネル1は室内ドアとし
て適用され、図1,2に示すように対向して配置された
合板などからなる板材2間の上下端に合板などからなる
枠材3が介在されて形成されている。
【0030】板材2間には、注入されて発泡硬化された
ウレタン樹脂などからなる発泡性樹脂4が充填され、こ
の発泡性樹脂4を介して板材2どうしおよび該板材2と
枠材3とが互いに結合されている。
【0031】図1に示すように、枠材3には、板材2が
接触する接触部5と板材2が接触しない非接触部6とが
形成されている。
【0032】そして、板材2が枠材3の接触部5と接触
によって非接触部6から離反されることにより、板材2
と枠材3との対向的な対向面間の空間7まで発泡性樹脂
4が充填され、この空間7に充填された発泡性樹脂4に
よって板材2と枠材3との結合強度が強化されている。
【0033】なお、図1の一点鎖線で示すように、枠材
3の内端側に蟻溝8を形成してこの蟻溝8に充填された
発泡性樹脂4によって板材2と枠材3との結合強度が強
化される構造とすることも可能である。
【0034】また、接触部5が枠材3の外端面側に形成
されていることにより、板材2の空間7に注入された発
泡性樹脂4がその発泡時に互いに接触し合う板材2と枠
材3の接触部5との間隙から外部に漏出しないようにな
っている。
【0035】また、図3は、枠材3の変形例を示し、こ
の図3の枠材3は断面梯形状とされて空間7が形成され
ている。
【0036】本発明においては、このような断面梯形状
や三角形状の枠材3を使用して空間7を形成することも
可能である。
【0037】また、図4も枠材3の変形例を示し、この
枠材3は長手方向に沿って所定の間隔をおいて円盤状の
間隔保持材5Aが配設され、この間隔保持材5Aが板材
2と枠材3との間に介在されることにより接触部5と非
接触部6とが形成される構造とされている。
【0038】たとえば、間隔保持材5Aは樹脂,金属,
木材などからなり、両面テープなどによる粘着層や間隔
保持材5Aから突出されたピンの打ち込みなどによって
枠材3の両面に添着される。
【0039】次に、パネル1は板材2間の上下端面が枠
材3によって閉塞されているのに対し、板材2間の両端
面は発泡性樹脂4によって閉塞されている(但し、図4
に示すものは除く)。
【0040】すなわち、発泡性樹脂4の注入前における
板材2間の両端側開放部位が発泡性樹脂4の注入時に型
枠によって閉塞され、この型枠面により発泡性樹脂面が
成形されて板材2間の両端面が発泡性樹脂4によって閉
塞されている。
【0041】また、枠材3には、樹脂注入孔9および空
気抜け孔10が形成されていて、樹脂注入孔9から板材
2間に発泡性樹脂4が注入され、この注入時の板材2間
の空気が空気抜け孔10から排気されるようになってい
る。
【0042】また、板材2間の発泡性樹脂4層には、扉
のロック11(金具)および枠材3に埋設されたヒンジ
12(金具)がその発泡硬化時に埋め込まれている。
【0043】次に、図5に示す実施例のパネル1につい
て説明する。
【0044】この実施例のパネル1は室内ドアの外周部
位のパネル部材として適用され、板材2間の外側および
内側の上下端に枠材3が介在されて形成されている。
【0045】また、板材2間の外周側および内周側の両
端面は、前記した実施例と同様に、型枠の使用によって
発泡性樹脂4によって閉塞され、また板材2間には合板
などからなる補強材3Aが介在されている。
【0046】次に、この図5に示すパネル1の製造方法
について説明する。
【0047】図6はこのパネル1の製造方法について使
用する油圧プレス装置13を示す。
【0048】油圧プレス装置13は、油圧シリンダ(図
示せず)によって昇降する昇降テーブル14と、この昇
降テーブル14に対向して上方に固定されている固定テ
ーブル15とを有していて、昇降テーブル14面には図
5に示すパネル1の外周囲の輪郭に略対応した外側型枠
16と内周囲の輪郭に対応した内側型枠17とが配設さ
れ、この外側型枠16と内側型枠17の型枠面には離型
剤が塗布されている。
【0049】なお、外側型枠16および内側型枠17の
高さH1 は、製作されるパネル1の肉厚H2 より多
少小さくされている。
【0050】このような油圧プレス装置13によるパネ
ル1の製造方法は、先ず、外側型枠16と内側型枠17
間の昇降テーブル14面上に一方の四周枠状の板材2を
載置した後に、この板材2上に枠材3を型枠に沿って載
置するとともに、所定個所に扉のロック11や補強材3
Aなどを載置する。
【0051】次いで、枠材3上に他方の四周枠状の板材
2を載置して図7に示すように板材2および枠材3の位
置決めをする。
【0052】このような位置決めにより、板材2が枠材
3の接触部5に接触して非接触部6から離反され、板材
2と枠材3の非接触部6間に前記した空間7が形成され
る。
【0053】次いで、図8に示すように、昇降テーブル
14を上昇させて固定テーブル15に近接させ板材2を
挟圧して板材2および枠材3ならびにロック11などの
配置を固定した後に、発泡性樹脂4が噴出されるノズル
18を枠材3の樹脂注入孔9に挿入して板材2間に発泡
性樹脂4を注入し発泡させて充填して硬化させる。
【0054】次いで、昇降テーブル14を下降させて固
定テーブル15から離反させた後に、パネル1を昇降テ
ーブル14面から離脱させることにより、図5に示すよ
うなパネル1が製作される。
【0055】このようにして製作されたパネル1および
その製造方法によれば、板材2間に注入されて発泡硬化
された発泡性樹脂4を介して板材2どうしおよび該板材
2と枠材3とが互いに結合されていることにより、枠材
3を接着剤などで結合させる枠組工程,枠の両面に接着
剤を塗布するのり付け工程が不要とされ、また接着材が
不要とされた結果、板材2の表面などに接着剤が漏出せ
ず、板材2と枠材3とのずれも生じないため、板材2の
幅方向および長さ方向の切断工程も不要とされるので、
製作工程の大幅な簡略化を図ることができ、製作コスト
の低減化,機械設備や製作現場のなどの削減化を図るこ
とができる。
【0056】また、板材2と枠材3とがその空間7に注
入されて発泡硬化された発泡性樹脂4を介して互いに結
合されているため、板材2と枠材3との結合強度を向上
させることができる。
【0057】さらに、発泡性樹脂4がウレタン樹脂であ
るため、そのウレタン樹脂の接着強度により板材2と枠
材3などとの結合強度を一層高めることができる。
【0058】また、さらに、発泡性樹脂4が発泡硬化さ
れた板材2間にロック11やヒンジ12が埋め込まれて
いるため、ロック11やヒンジ12を有するドアとして
有効利用することができ、またそのロック11やヒンジ
12は発泡性樹脂4の発泡硬化により埋め込まれるため
、ロック11やヒンジ12のパネル1への取付工程の簡
略化を図ることができる。
【0059】また、プレス装置による板材2に対する挟
圧により板材2と枠材3との位置決めがなされた状態に
おいて板材2間に発泡性樹脂4を注入して発泡硬化させ
るため、その発泡硬化による板材2と枠材3間のずれが
確実に防止され、この結果、優れた精度のパネル1を製
造することができる。
【0060】また、板材2間の縦方向の周囲開放部位が
型枠16,17によって閉塞されるため、枠材3などを
使用することなく、型枠16,17のみによって閉塞す
ることができるので、枠材3の不要化による軽量化や原
料コストの低減化を図ることができ、また発泡性樹脂4
によって閉塞された板材2間の両端側を型枠にしたがっ
た形状に製作することができる。
【0061】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0062】たとえば、前記実施例のパネル1は、室内
ドアとして適用されているが、たとえば、本発明のパネ
ル1は、家具などの組立パネル,壁や床などの建材パネ
ルなどに適用することが可能である。
【0063】また、前記実施例のパネル1は、金具とし
てのロック11およびヒンジ12がその発泡硬化時に埋
め込まれているが、たとえば、金具としてのダボや締具
,電気的配線,光ファイバなどを発泡樹脂4層に埋め込
ませることも可能である。
【0064】また、前記実施例のパネル1の両端面は、
発泡樹脂面によって形成されているが、この発泡樹脂面
を木口貼りすることも可能である。
【0065】さらに、前記実施例のパネル1の枠材3は
、四周枠とされていないが、本発明においてはその枠材
3として四周枠を使用することも可能である。なお、こ
の場合に四周枠の接着材などによる枠組は不要で、たと
えば、前記した型枠16,17の各辺に各枠材3を夫々
沿わせて製造することが可能となる。
【0066】また、枠材3の材質としては、たとえば木
材,合成木材,ベニヤ,アルミニウムなどの軽金属など
を用いることが可能である。
【0067】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0068】(1)本発明のパネルによれば、板材間に
注入されて発泡硬化された発泡性樹脂を介して板材どう
しおよび該板材と枠材とが互いに結合されていることに
より、枠材を接着剤などで結合させる枠組工程,枠の両
面に接着剤を塗布するのり付け工程が不要とされ、また
このように接着材が不要とされ結果、板材の表面などに
接着剤が漏出せず、板材と枠材とのずれも生じないため
、板材の幅方向および長さ方向の切断工程も不要とされ
るので、製作工程の大幅な簡略化を図ることができ、製
作コストの低減化,機械設備や製作現場のなどの削減化
を図ることができる。
【0069】(2)前記した場合に、板材と前記枠材と
の対向的な対向面間の空間に注入されて発泡硬化された
発泡性樹脂を介して板材と枠材とが互いに結合されてい
る構造とすると、その板材と枠材との空間に注入されて
発泡硬化された発泡性樹脂によって板材と枠材との結合
強度を高めることができる。
【0070】(3)前記した場合に、発泡性樹脂がウレ
タン樹脂である構造とすると、そのウレタン樹脂の接着
強度により板材と枠材などとの結合強度を一層高めるこ
とができる。
【0071】(4)前記した場合に、発泡性樹脂が発泡
硬化された板材間に金具,配線,光ファイバの少なくと
も一つが埋め込まれている構造とすると、その金具,配
線,光ファイバなどを有するパネルとしての有効利用が
可能となる。
【0072】(5)本発明のパネルの製造方法によれば
、枠材が介在されて対向的に配置されている板材間に発
泡性樹脂を注入して発泡硬化させ、この発泡性樹脂を介
して前記板材どうしおよび該板材と前記枠材とを互いに
結合する枠材を接着剤などで結合させる枠組工程,枠の
両面に接着剤を塗布するのり付け工程が不要とされ、ま
たこのように接着材が不要とされた結果、板材の表面な
どに接着剤が漏出せず、板材と枠材とのずれも生じない
ため、板材の幅方向および長さ方向の切断工程が不要と
されるので、製作工程の大幅な簡略化を図ることができ
、製作コストの低減化,機械設備や製作現場のなどの削
減化を図ることができる。
【0073】(6)前記した場合に、枠材が介在されて
対向的に配置されている板材を挟圧し、この挟圧された
板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させる製造方法
とすると、板材に対する挟圧により板材と枠材との位置
決めがなされた状態において板材間に発泡性樹脂を注入
して発泡硬化させるため、その発泡硬化による板材と枠
材間のずれが確実に防止され、この結果、優れた精度の
パネルを製造することができる。
【0074】(7)前記した場合に、枠材が介在されて
対向的に配置されている板材間の周囲開放部位を閉塞し
た状態で該板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させ
る製造方法とすると、板材間の周囲開放部位が発泡性樹
脂によって閉塞されたパネルを製造することができる。
【0075】(8)前記した場合に、板材間の周囲開放
部位を型枠によって閉塞する製造方法とすると、板材間
の周囲開放部位を枠材などによって閉塞することなく、
型枠のみによって閉塞することができるので、枠材の不
要化による軽量化や原料コストの低減化を図ることがで
き、また発泡性樹脂によって閉塞された板材間の周囲開
放部位を型枠にしたがった形状に製作することができる
【0076】(9)前記した場合に、発泡性樹脂がウレ
タン樹脂である製造方法とすると、そのウレタン樹脂の
接着強度により板材と枠材などとの結合強度を一層高め
ることができる。
【0077】(10)前記した場合に、板材間に金具,
配線,光ファイバの少なくとも一つを介在させ該板材間
に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させて埋め込む製造方
法とすると、金具,配線,光ファイバなどのパネルへの
埋め込み工程の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパネルを示す断面図で
ある。
【図2】そのパネルを示す斜視図である。
【図3】そのパネルの変形例を示す断面図である。
【図4】そのパネルの変形例を示す断面図である。
【図5】そのパネルの変形例を示す斜視図である。
【図6】そのパネルの製造方法を説明するための斜視図
である。
【図7】そのパネルの製造方法を説明するための斜視図
である。
【図8】そのパネルの製造方法を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
1    パネル 2    板材 3    枠材 3A  補強材 4    発泡性樹脂 5    接触部 5A  間隔保持材 6    非接触部 7    空間 8    蟻溝 9    樹脂注入孔 10    空気抜け孔 11    ロック(金具) 12    ヒンジ(金具) 13    油圧プレス装置 14    昇降テーブル 15    固定テーブル 16    外側型枠 17    内側型枠 18    ノズル H1     高さ H2     肉厚

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  対向的に配置された板材間に枠材が介
    在されているパネルであって、前記板材間に注入されて
    発泡硬化された発泡性樹脂を介して前記板材どうしおよ
    び該板材と前記枠材とが互いに結合されていることを特
    徴とするパネル。
  2. 【請求項2】  前記板材と前記枠材との対向的な対向
    面間の空間に注入されて発泡硬化された発泡性樹脂を介
    して前記板材と前記枠材とが互いに結合されていること
    を特徴とする請求項1記載のパネル。
  3. 【請求項3】  前記発泡性樹脂がウレタン樹脂である
    ことを特徴とする請求項1、または2記載のパネル。
  4. 【請求項4】  前記発泡性樹脂が発泡硬化された前記
    板材間に金具,配線,光ファイバの少なくとも一つが埋
    め込まれていることを特徴とする請求項1、2、または
    3記載のパネル。
  5. 【請求項5】  枠材が介在されて対向的に配置されて
    いる板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させ、この
    発泡性樹脂を介して前記板材どうしおよび該板材と前記
    枠材とを互いに結合することを特徴とするパネルの製造
    方法。
  6. 【請求項6】  枠材が介在されて対向的に配置されて
    いる板材を挟圧し、この挟圧された板材間に発泡性樹脂
    を注入して発泡硬化させることを特徴とする請求項5記
    載のパネルの製造方法。
  7. 【請求項7】  前記枠材が介在されて対向的に配置さ
    れている前記板材間の周囲開放部位を閉塞した状態で該
    板材間に発泡性樹脂を注入して発泡硬化させることを特
    徴とする請求項5、または6記載のパネルの製造方法。
  8. 【請求項8】  前記板材間の周囲開放部位を型枠によ
    って閉塞することを特徴とする請求項7記載のパネルの
    製造方法。
  9. 【請求項9】  前記発泡性樹脂がウレタン樹脂である
    ことを特徴とする請求項5、6、7、または8記載のパ
    ネルの製造方法。
  10. 【請求項10】  前記板材間に金具,配線,光ファイ
    バの少なくとも一つを介在させ該板材間に発泡性樹脂を
    注入して発泡硬化させて埋め込むことを特徴とする請求
    項5、6、7、8、または9記載のパネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104294996A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 中国建筑股份有限公司 一种新型底部开洞带竖缝耗能装置的预制混凝土剪力墙板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104294996A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 中国建筑股份有限公司 一种新型底部开洞带竖缝耗能装置的预制混凝土剪力墙板

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