JPH04279175A - 不整脈制御装置および不整脈検出方法 - Google Patents

不整脈制御装置および不整脈検出方法

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JPH04279175A
JPH04279175A JP3161589A JP16158991A JPH04279175A JP H04279175 A JPH04279175 A JP H04279175A JP 3161589 A JP3161589 A JP 3161589A JP 16158991 A JP16158991 A JP 16158991A JP H04279175 A JPH04279175 A JP H04279175A
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arrhythmia
control device
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Peter Nickolls
ピーター・ニッコールズ
Geoff Drane
ジェフ・ドレイン
Barry Flower
バリー・フラワー
Paul Lunsmann
ポール・ランスマン
Robert Dodd
ロバート・ドッド
David Bassin
デイヴィッド・バッシン
John Wickham
ジョン・ウィッカム
Tony Murphy
トニー・マーフィー
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Telectronics NV
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    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/365Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential
    • A61N1/36514Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential controlled by a physiological quantity other than heart potential, e.g. blood pressure
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/38Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for producing shock effects
    • A61N1/39Heart defibrillators
    • A61N1/3956Implantable devices for applying electric shocks to the heart, e.g. for cardioversion
    • A61N1/3962Implantable devices for applying electric shocks to the heart, e.g. for cardioversion in combination with another heart therapy
    • A61N1/39622Pacing therapy

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不整脈があるために
患者に特有のリズムを検知することにより患者の心臓の
状態を監視しかつ心室の細動(VF)や検出された他の
不整脈を元に戻して患者に正常な洞リズムを復帰させよ
うとして電気エネルギの形態の治療を心臓組織に施す医
療装置に関するものである。
【0002】この発明を、ニューラル回路網を使って心
臓の不整脈を検出しかつ処置するための装置および方法
について述べる。この発明は、不整脈の認識、診断、お
よび治療制御または患者への警報装置用のニューラル回
路網を利用する。この発明で使用されるニューラル回路
網は、VFやその他の形態の不整脈をリアル・タイムで
認識する性能を有しかつ現存の不整脈制御装置で可能で
ある以上に少ない消費電力および大幅に改善された精度
を持つ並列処理装置である。この発明は、増強された複
雑な治療制御、更には不完全なデータを使用して診断決
定を行う能力を持つ装置を提供すると共に、全ての型式
の心臓ペースメーカによる検知並びに徐脈およびレート
応答整調を含む治療に用途がある。
【0003】ここで使用されるような用語“不整脈”は
、放電による処置に服し得る心臓の異常リズムを意味し
、詳しく言えば急速不整脈、細動、頻脈、上室性頻脈(
SVT)、心室の頻脈(VT)、心室の粗動、心室の細
動(VF)および徐脈がある。
【0004】
【従来の技術】VFは命を積極的におびやかす心臓の急
速不整脈であって、血圧をただちに下げる。正常に機能
している心臓では、右心房中の洞房結節において発する
波状電気的励振によって筋繊維が刺激される。電気的励
振は心房へ進み、その後心室に進む。この波状励振は、
隣接する細胞の逐次分極消失を生じ、これにより効率の
良い収縮およびポンピング作用(心臓の正常な機械的活
動度である)を行うことにより、心室の筋繊維をトリガ
する。人によってはかつ或る種の状態では、電気的励振
の組織化された波状パターンは壊れてVFになり、これ
心室の繊維の破壊された無作為的な収縮と弛緩である。 VF中、筋繊維は無作為的な仕方で電気的に分極消失し
かつ再分極し、これにより心室筋の無秩序な痙攣となり
、血液の有効なポンピングが行われない。これは患者の
意識を不可避的に失わせかつ適切な治療が施されないと
死の可能性を高くすることになる。
【0005】心室の筋繊維に充分な電流を放電すること
により、一度に適当な数の繊維を分極消失して心臓内の
共時態を再確立し、これにより心室にその正常なリズム
・ポンピング活動度を再開させることが可能である。
【0006】VFは発作後短い期間内に処置されなけれ
ばならず、さもないと患者は死んでしまうかもしれない
。今日、VFの広く使用されている処置法は心臓の心室
に外部から充分な電気ショックを与えることである。 現在、応急処置のせいでVFから助かった人は識別可能
である。責任ある病院関係者の努力によりVFから助か
ったが、長期間生存する可能性は高くない。VFの発作
後数分以内に取り消せない変化は脳および他の肝要な器
官で起こり始める。従って、できるだけ早く細動除去を
行うことが望ましい。VFを一度経験したことを増々認
識可能になってきた患者には別の処置が施され、現在広
く使用されているのは移植可能な自動細動除去器であっ
て、これは細動除去と徐脈および抗頻脈両方の整調とを
単一の装置に組み合わせたものである。
【0007】細動除去器以前には、心臓に整調パルスを
印加するための、ペースメーカとして知られた装置があ
った。この装置は生命維持用心臓出力を保つのに足りる
レートで打つことができない心臓を電気的に刺激するた
めに最初開発された。最初の装置は、心臓の機能または
身体の生理学的必要性とは無関係に一定のレートで電気
的刺激を与えた。
【0008】その後、心臓が所定のレート以上で打てな
い場合だけ心臓を刺激する装置が開発された。そのよう
な装置は、通常右心室での心臓の電気的活動度を検知し
た。その後に、右心房および右心室両方で検知、刺激す
るペースメーカが紹介された。
【0009】更に、身体の生理的心要性の目安を得るた
めに、需要に合致するように整調レートを変えることに
より、例えば呼吸器のレートを検知してこれが増すにつ
れて心臓のレートを増すことにより応答するペースメー
カが紹介された。このようなペースメーカは米国特許第
4,702,253号明細書に開示されている。このペ
ースメーカでは、電極は患者の胸控空胴の近くの血管中
に置かれ、既知の流動場は血液中に確立され、そして流
動場中の血液インピーダンスは測定される。このインピ
ーダンスは胸控圧力の関数であり、胸控圧力は患者の微
小容積の関数である。
【0010】ペースメーカ分野での主要なステップは、
心室性急速不整脈の存在を電気的に検知しかつ細動除去
用直流ショックを与えて心臓を正常なリズムに戻す装置
の開発であった。上室性または心室性の急速不整脈下に
ある心臓を正常なリズムに整調するもっと進んだ装置が
開発された。この技術は抗頻脈整調(ATP)として知
られている。
【0011】別なステップは、心臓の電気的活動度を検
知して分析する自動心臓細動除去器の開発を含んだ。そ
のような細動除去器は米国特許第3,857,398号
明細書に述べられている。心臓の電気的活動度は、代表
的な例では心臓の中或はその周囲に置かれた一対の電極
によって検出された。この方法は、心臓の心室の電気的
な分極消失および再分極の段を示すR波およびT波の記
録を示すECGの検出を可能にする。
【0012】ペースメーカとしてかつ不整脈制御装置と
して働ける組み合わせ装置が開発された。この装置は、
あまりにもゆっくりと打ち続けている心臓を整調し、心
臓をカルジオバート/細動除去し、かつ心室性急速不整
脈下にある心臓を正常なリズムに戻す整調を行える。
【0013】このように移植可能な組み合わせ装置の一
例は、米国特許第4,940,054号明細書に述べら
れており、マイクロコンピュータ式不整脈制御装置であ
って、多くの異なる徐脈整調モードに対してプログラム
されることができ、医者と通じるための遠隔測定リンク
を使用する。徐脈支持整調レートおよび房室(AV)遅
延のような変数は、装置の受納者の必要を満たすために
プログラムされ得る。しかしながら、そのようなパラメ
ータは遠隔測定リンクによってだけ変えられ得る。装置
がそのプログラムされたパラメータを学習応答モードで
調節するための設備は無い。
【0014】遠隔測定リンクを使用すれば、装置を再プ
ログラムさせるばかりか、臨床医による装置の質問をさ
せる。或る種の装置には、また、装置内の幾つかのエラ
ー状態と心臓の誤作動の少なくとも一方を患者に知らせ
るための振動型警報装置が適合される。このアイデアは
臨床医への患者の説明を促進して装置の質問をさせるこ
とである。
【0015】心臓の機能状態を決定するために電気的な
検知だけに依存する現存の装置には、まだ幾つかの固有
の制限があることが分かった。例えば、このような装置
はその検知回路中の電気的ノイズによって混乱させられ
、VFと区別するのが難しくなった。ECG分類が正し
い時でさえ、心臓は充分な血液を送り出さないかもしれ
ない。1990年2月16日付でこの出願と同日に出願
された米国特許願第481,364号明細書(名称「移
植可能な自動かつヘモダイナミックに応答する細動除去
用ペースメーカ」、すなわちヘモダイナミック妥協を変
換する能力を細動除去用ペースメーカに付加する装置に
関する。)に述べられているように、右心室の圧力信号
の或る種の処理を検知性能に付加することによってもっ
と有効になることが分かった。この装置には、右心室の
ろ波したピークピーク圧力振幅(RVFPPA)又は右
心室のパルス圧力関数(RVPPF)と右心室の電気的
活動度とを検知することにより、一定の心臓状態のため
の最良モードの整調に切替わる手段が含まれている。
【0016】現存の装置にはまだ多くの欠点が残ってい
る。特に注目されるのは、複雑な不整脈の検出、診断そ
れに適切な加療の際の速度と精度に欠けることである。 現存のカルジオバータ/細動除去器およびカルジオバー
ト用/細動除去器ペースメーカの受容者には、まだ細動
除去治療が適切に行われないという危険に直面している
。そのような治療は心筋を破損する危険無しには行われ
ない。更に、装置の無警告放電は正気の患者に苦痛を与
え、大きな不安をしみ込ませ、かつ装置の電池の寿命を
短くする。無警告放電の危険の他に、治療が必要な時に
施されない危険もある。これは患者の生命をおびやかす
状況であり得る。
【0017】現存の細動除去器での別な問題は、その使
用に心臓学の或る種の専門家が抵抗していることである
。このような専門家は、不整脈がまだ制御下にないかも
しれないにもかかわらず、急速不整脈の検出と患者への
加療との間に大きな遅れがある移植可能な細動除去器よ
りはむしろアミオデロン(amioderone)のよ
うな有毒ベータブロッカ(beta−blocker)
の使用を好む。大きな遅れがあると患者が意識を失うこ
とになり、これにより自動車を運転し続ける能力に強い
影響を持つ。従って、この状況はドライバ自身の正命お
よび他人にとって極めて有害である。更に、ドライバの
免許停止はそれ自体非常に不運なことである。現存の移
植可能な細動除去器におけるそのような大きな遅れの理
由は、診断要素によるのみならず、細動除去器コンデン
サの充電時間の大きな遅れにもよる。
【0018】現在の移植可能なペースメーカと細動除去
器の組み合わせ装置での別な問題は、消費電力のレベル
が高いことである。このような装置は、その代表的な例
ではマイクロプロセッサによって制御され、装置の検出
、診断および治療制御相の継続する“起こされた”状態
のせいで連続的な高電力レベルを使用する。高消費電力
レベルは電池の寿命をかなり縮め、これは移植可能な装
置では電池の早期交換をしなければならないために患者
に外傷を与える。
【0019】
【発明の要約】この発明の第1の目的は、現存の装置で
可能であるよりもはるかに高い精度を持ち、不整脈をリ
アル・タイムで認識できる装置を提供することである。 この発明の第2の目的は、現在のペースメーカ兼細動除
去器で可能であるよりもはるかに複雑な治療制御を行え
る装置を提供することである。この発明の第3の目的は
、現在の装置で可能であるよりも不整脈診断中高い速度
を持ち、これにより患者に適切な治療を施す前に遅れ時
間を縮める装置を提供することである。この発明の第4
の目的は、意識が無くなる可能性を最小にする速い認識
手法により、患者特に自動車ドライバの安全を増すこと
である。この発明の第5の目的は、この発明の装置の診
断要素の大幅に改良した精度によって治療しなくても良
いのに治療したり治療しなければならないのに治療しな
かったりする可能性を大幅に少なくすることにより、患
者の安全を増すことである。この発明の第6の目的は、
不完全なデータに基づいて決定をなせる装置を提供する
ことである。この発明の第7の目的は、ペースメーカと
細動除去器の組み合わせ装置のような現存の移植可能な
不整脈制御装置よりも低い消費電力レベルで作動でき、
従って電池の寿命を長引かせ、これにより電池の早期交
換と関連した外傷から患者を保護する不整脈認識装置を
提供することである。
【0020】この発明は、移植可能な医療装置を提供し
、そして特にニューラル回路網の使用により心臓の不整
脈の検出と処置のための装置および方法に関するもので
ある。この発明は、不整脈の認識、診断および治療のた
めのニューラル回路網を利用する。この発明で使用され
るニューラル回路網は、VFおよび他の形態の不整脈を
リアル・タイムで認識する性能を持ち、現在の不整脈制
御装置で可能であるよりも低い消費電力と大幅に改良し
た精度を持つ並列処理装置である。この発明は、不完全
なデータを使用して診断決定を行う能力を更に有する増
強された複雑な治療制御のある装置を提供する。
【0021】この発明は、更に、ニューラル回路網を含
む不整脈制御装置を提供する。ニューラル回路網は、患
者の心臓の活動度を監視するための手段および不整脈を
検出するための手段、検出された不整脈を診断するため
の手段、検出された不整脈に応答して正常な洞リズムを
回復する適切な治療を施すための手段を含む不整脈を検
出するための手段は、生理的信号を検知するための手段
、およびニューラル回路網への入力として生理的信号の
特色を提供するための手段を含む。
【0022】この発明は、更に、ニューラル回路網が組
み込まれた移植可能な自動医療装置を提供する。これは
、患者の心臓の活動度を監視して不整脈を検出するため
の手段を含み、生理的信号を検知するための手段を含み
、更に検知された生理的信号をニューラル回路網へ入力
する性能を持つ。移植可能な装置は、検出された不整脈
を診断するためのかつ診断された不整脈に応答して正常
な洞リズムを回復するのに適切な治療を施すための手段
を有する。不整脈を検出するための手段はニューラル回
路網によって制御される。
【0023】患者の生の生理的信号を検知するための検
知手段を含む移植可能な急速不整脈検出装置がまた提供
される。この装置は、急速不整脈を分類して診断するた
めのニューラル回路網への入力として検知された生の生
理的信号を供給するための手段と共にニューラル回路網
を有している。この装置は、また、検出された急速不整
脈を患者に警告するための手段を含む。
【0024】患者の生理的信号を検知すること、この検
知した生理的信号をニューラル回路網へ入力として供給
すること、および急速不整脈の存在を分類して診断する
ためのニューラル回路網を作動させることを含む急速不
整脈検出方法がまた提供される。
【0025】この発明の一実施例では、ニューラル回路
網は逆伝播ニューラル回路網である。このニューラル回
路網は手動訓練モードで作動し、オプションにより自己
学習モードに置かれる。更に、ニューラル回路網は、少
なくとも3つの階層レベルを含む階層構造を提供する。 第1の低いレベルは個々の波形を分類するために使用さ
れる。第2のより高いレベルは検出された不整脈を診断
するために使用され、そして第3のより高いレベルは診
断された不整脈に施される治療のために作動する。不整
脈制御装置は、カルジオバータ/細動除去器としてだけ
の用途を持ち得るが、カルジオバート用/細動除去用ペ
ースメーカであることが好ましい。これは、単独で或は
カルジオバート用/細動除去用ペースメーカと組み合わ
せて使用される時に、徐脈整調およびレート応答性ペー
スメーカに用途を見い出す。この発明には、VT、SV
T、VFのような急速不整脈および心房細動のような他
の形態の細動を検出して回復させる用途がある。この発
明は単室装置と双室装置の両方に適用される。患者に警
告を発するための装置が含まれる時に、これは光、音、
電気的刺激または当業者になじみの他の周知の方法によ
る。この発明は、好ましくは、移植可能な装置に適用さ
れるが、外部で使用しても良い。装置はプログラム可能
で遠隔測定回路により作動することが望ましい。この装
置によって検出された生理的信号は生のECG信号、血
液インピーダンス測定波形、VFPPAまたはVPPF
信号、動脈pO2、pCO2、pH、血液の温度、心室
の壁インピーダンス、心室の容積(血液インピーダンス
によって測定された)および血液の流量(超音波トラン
スジューサによって測定された)信号、或は当業者に周
知の他の同様な信号で良い。これら生理的信号は単独の
或は組み合わされた装置によって使用され得る。この発
明の他の実施例では、ニューラル回路網は、上述した実
施例におけるように3階層回路網を使用する、ホップフ
ィールド回路網として知られた型式の連想メモリである
【0026】用語の要約 ニューラル回路網‥‥動物の脳の中で見い出される階層
の型式に似た特色を持つ階層があるアナログおよびデジ
タル・プロセッサ・アレイのアナログ・デジタルまたは
ハイブリッド組み合わせである。これらは、慣用のデジ
タル・プロセッサにくらべ、速い、アナログまたはハイ
ブリッドのアレイの場合に低電力を引き出し、かつエラ
ーに対する感度が低いという利点を持っている。ニュー
ラル回路網は、性能が急激に低下するよりもむしろ徐々
に低下することに至る個別停電になる冗長度特性を持つ
。ニューラル回路網はパターン認識タスクで使用するた
めに知られている。そのように使用される時かつ到来情
報に或る種の“あいまいさ”がある(例えば失われたデ
ータもしくは広く変わるデータ)時に、ニューラル回路
網は慣用のパターン認識装置よりも低いエラー・レート
を持つ。
【0027】過去において、ニューラル回路網は、視覚
パターン認識、動作検出、最適パターン認識およびその
他の用途のような用途と関連付けられた。この発明は、
不整脈の検出、診断および治療のため移植可能な装置の
複雑な生物医学的分野にニューラル回路網の新しい用途
を見い出す。この出願の発明者達は、ニューラル回路網
を変更して不整脈制御分野に適用することにより、多数
の利点が得られ、特に速度、精度および低消費電力が改
善されることを見い出した。
【0028】この発明の一実施例では、後伝播型ニュー
ラル回路網が変更された。これは、生のECG信号また
は生の信号から抽出した特色を入力することにより作動
する。ニューラル回路網は手動で訓練される。この発明
の他の実施例では、ニューラル回路網は自己学習モード
に置かれる。
【0029】この発明の一実施例では、ニューラル回路
網は階層状に構成され、低いレベルは個々のECG波形
を分類しかつより高いレベルは診断を行うために使用さ
れる。他の実施例では、ニューラル回路網は処置または
治療のためもっと高いレベルを使用する。ECG信号の
他に別な信号をニューラル回路網へ入力できることが望
ましい。その上、電力を保存するため、ニューラル回路
網の最低レベルだけに給電し、高いレベルには所要通り
給電するのが望ましいと分かった。装置へ許容できる遅
れを導入すると、ニューラル回路網全体は、簡単なQR
S事象検出器によって起こされるまで“睡眠状態”にあ
り得る。全ての事象に対して或は事象レートがプリセッ
トされたウィンドウの外側に入る時だけ起床が決定され
得る。
【0030】不整脈‥‥放電による処置を受け得るそし
て詳しく言えば急速不整脈、細動、頻脈、上室性頻脈(
SVT)、心室性頻脈、心室性粗動および心室性細動(
VF)、並びに徐脈を含む心臓の異常リズムである。 治療‥‥不整脈の検出と復帰の間に使用される方法であ
って、抗頻脈または徐脈の整調およびカルジオバージョ
ンの作用を含む。
【0031】カルジオバージョン‥‥頻脈を終らせ或は
復帰させようとして心臓組織へ電気エネルギを放電する
ことであって、高エネルギ(40ジュール以上)放電か
ら低エネルギ(1ジュール未満)放電まで及ぶ。放電は
単相または2相で良いが、これら波形に制限されない。 カルジオバージョンのショックは心臓のリズムと同期し
てもしなくても良い。
【0032】細動除去‥‥カルジオバージョンの特定例
であって、通常、高エネルギの非同期ショックを含む。
【0033】ECG‥‥心電計、ECGは厳格に言うと
、心臓の電気的活動度のグラフ表示である。しかしなが
ら、厳格に言わない場合には、用語ECGは心臓の電気
的活動度を意味するために使用される。心臓の電気的活
動度は心臓の上または中の皮ふの表面上で検知され得る
。 VF‥‥心室性細動 VT‥‥心室性頻脈 SVT‥‥上室性頻脈 ペースメーカ‥‥収縮するための心臓を電気的に刺激で
きる装置である。大抵のこのような装置は、また収縮中
の心臓の電気的活動度を検知してその電気的機能の変更
に反応できる。
【0034】レート応答性(または生理学的)ペースメ
ーカ‥‥例えば呼吸器レートのような増大した組織の酸
素需要の或る指示を検知しかつ応答できるペースメーカ
である。これは必要な酸素の変化に合致するように被整
調心臓レートを変えることで応答する。カルジオバータ
/細動除去器‥‥急速不整脈の存在を検知しかつ心臓に
電気ショクを与えて心臓を正常なリズムに戻せる装置で
ある。カルジオバータと細動除去器の差は心臓に与える
エネルギ量だけである。カルジオバータは低エネルギ・
ショックのためそして細動除去器は高エネルギ・ショッ
クのため、通常、使用される。カルジオバータ/細動除
去器は、通常、1ジュール未満ないし40ジュール以上
の範囲のエネルギを供給できる。これらショックはEC
GのR波と同期しても良いししなくても良い。カルジオ
バージョン用/細動除去用ペースメーカ‥‥カルジオバ
ージョン用/細動除去用の機能とペースメーク用の機能
との両方を行える装置である。これは、ここでは、検出
されたR波に同期してエネルギを供給する装置およびそ
うじゃない装置に適用される。使用時、この用語は、右
心室および右心房中の経由電極を電気的に検知/刺激す
る装置に通常適用されるが、この用語はまた右心室にお
いてだけ、右心房だけで、心臓の多室で、心外膜パッチ
またはリード線経由で、または他の検知/刺激構成経由
でそうする装置に適用され得る。
【0035】抗頻脈整調(ATP)‥‥急激にかつ異常
に打ち続けている心臓をもっと正常なリズムに戻す整調
を行うために或る種のペースメーカで実施される技術で
ある。検出された急速不整脈は、目論まれた処置時間内
に重要な期間を危険にさらす程充分かつヘモダイナミッ
ク妥協でないと思われることを、その使用は意味する。 ATPはもっと悪性の急速不整脈を生じるかもしれず、
例えば心室性頻脈(VT)は心室性細動(VF)に整調
され得る。このためATPは、カルジオバージョン/細
動除去治療を使用する選択権がある時だけ通常、実施さ
れる。VFPPA‥‥心室性圧力波形のろ波されたピー
クピーク振幅は、圧力波形に対してオフセットされたど
んな電圧も高域フィルタでろ波した後に得られ、従って
心室中の収縮圧力と拡張圧力の差の目安である。VPP
F‥‥心室性ピーク圧力機能はろ波されかつ整流された
VP波形の積分である。これは、各心臓収縮で起きる圧
力増加を生じている際に心臓によって行われる仕事の目
安である。
【0036】この発明のその他の目的、特色および利点
は、図面についての以下の詳しい説明を考慮する時に明
らかになるだろう。
【0037】図1には不整脈制御装置がブロック図で示
されている。この不整脈制御装置10は、移植可能であ
るように設計されかつパルス・モジュール11および適
当なリード線を含む。もう少し詳しく説明すれば、不整
脈制御装置10は、患者の心臓の心房に加療するために
心房まで延びる心臓リード線或は患者の心臓14の心室
に加療するために心室まで延びる心臓リード線12を含
む。不整脈制御装置10は、一般に、心臓の電気的活動
度を表すアナログ信号を検出するためのかつ心臓へ整調
パルスを供給するためのペースメーカ15と、このペー
スメーカ15および細動除去器17から受けた種々の入
力に応答して種々の演算を行い、ペースメーカ15およ
び細動除去器17の両方への異なる制御およびデータ出
力を発するためのニューラル(神経)回路網21と、こ
れらペースメーカ15、ニューラル回路網21および細
動除去器17へ適当な導体(図示しない)により信頼で
きるレベルの電圧を供給するための電源装置18とを含
む。細動除去器17は、そのコンデンサ(図示しない)
を充電するための高電圧を発生しかつニューラル回路網
21からの制御信号に応答してコンデンサを放電させる
。細動除去器電極リード線19は、移植されたパルス・
モジュール11から心臓14の表面まで細動除去ショッ
ク20のエネルギを伝達する。
【0038】マイクロプロセッサ16はアドレスおよび
データ・バス22によってニューラル回路網21に接続
されている。EOL(寿命の終わり)を信号ライン24
を使って、電源装置18中のバッテリ寿命の終わりを示
す論理信号をマイクロプロセッサ16に供給する。
【0039】以下にもっと詳しく説明するように、マイ
クロプロセッサ16とペースメーカ15は、通信バス2
5、検知ライン26、ペース制御ライン30、感度制御
バス28および整調エネルギ制御バス29で結ばれてい
る。更に、マイクロプロセッサ16と細動除去器17は
、充電レベル・ライン33、充電制御バス31、ショッ
ク制御バス32およびダンプ(dump)制御バス34
で結ばれている。
【0040】ニューラル回路網21は、以下にもっと詳
しく説明するように、3つの階層レベル21A、21B
および21Cで作動する逆伝播式ニューラル回路網であ
る。レベル21Aは検出のために使用される。レベル2
1Bは診断のために、そしてレベル21Cは治療制御の
ために使用される。3つのレベルは全てアドレスおよび
データ・バス22によってマイクロプロセッサ16と接
続されている。レベル21Aは、アドレスおよびデータ
・バス23、36によってそれぞれレベル21B、21
Cと接続されている。レベル21Bはアドレスおよびデ
ータ・バス35によってレベル21Cと接続されている
【0041】図2に示すように、ペースメーカ15は、
整調パルス発生器36を含む整調回路35と、検知回路
37と、遠隔測定回路38とを備えている。加えて、マ
イクロプロセッサ16とのインターフェイスを含む制御
回路39がある。
【0042】動作時、検知回路37は、内部QRS検出
器37Aで心臓14からのアナログ信号40を検出しか
つこの検出したアナログ信号をデジタル信号に変換する
。更に、検知回路37は、制御回路39から検知制御バ
ス41を通して入力検知制御信号(検知回路37中の諸
検出回路の感度を決定する)を受ける後でもっと詳しく
説明するように、この感度が変わると、検知が登録され
るために検知電極に所要の電圧偏差が影響を受ける。
【0043】整調回路35も制御回路39から整調制御
バス42を通して諸入力を受ける。なお、制御回路39
はペース制御器および整調エネルギ制御器を含み、整調
制御バス42はペース制御ライン27および整調エネル
ギ制御バス29上の信号を伝送する。ペース制御器は起
きる整調のタイプを決める。パルス・エネルギの大きさ
は整調エネルギ制御器によって決められる。整調回路3
5は整調パルス発生器36に整調パルス44を発生させ
、この整調パルス44は心臓リード線12によって患者
の心臓14に送られる。
【0044】遠隔測定回路38は、ペースメーカ15の
制御回路39とプログラマのような外部装置との間に両
方向性リンクを提供する。これは、動作パラメータのよ
うなデータを、移植されたパルス・モジュール11から
読み出させたり或はその内部で変えさせたりする。
【0045】図3に示すように、マイクロプロセッサ1
6は、2個の16ビット・タイマ47および48、CP
U49、ベクタド割り込みブロック(vectored
 interruputblock)50、RAM54
、ROM55、ポート・インターフェイス57および内
部バス58を備えている。 RAM54は、ROM55に格納されかつマイクロプロ
セッサ16で使われる種々のプログラムの実行中にスク
ラッチ・パッドおよびアクティブ・メモリとして働く。 これらプログラムには、システム管理プログラム、種々
の不整脈を検出するための検出アルゴリズム、および図
4の論理フロー図を実行するプログラム並びにパルス・
モジュール11の機能および心臓リード線12によって
提供された電気的記録物に関するデータを外部メモリ2
1に記憶するための記憶プログラムがある。
【0046】タイマ47および48並びに関連制御ソフ
トウェアは、ソフトウェアへ全く頼ることなくマイクロ
プロセッサ16によって必要とされる或る種のタイミン
グ機能を実行し、従って、CPU49にかかる計算上の
負荷および消費電力を少なくする。
【0047】遠隔測定回路38から受けた信号は、制御
回路39へ適切な信号を供給することにより、外部プロ
グラマ(図示しない)にペースメーカ15の動作パラメ
ータを変えさせる。通信バス25はそのような制御を示
す信号をマイクロプロセッサ16へ供給するのに役立つ
。従って、マイクロプロセッサ16へ供給された信号に
より、細動除去機17の動作を外部プログラマが制御す
ることも可能である。
【0048】適切な遠隔測定命令が発されると、遠隔測
定回路38に外部プログラマへのデータを送らせるかも
しれない。記憶されたデータは、マイクロプロセッサ1
6により、ペースメーカ15中の制御回路39を通して
通信バス25へ読み出され、また遠隔測定回路38中の
送信器により外部プログラマへ伝送するために制御回路
39へ読み込まれる。
【0049】マイクロプロセッサ16は、ペースメーカ
15および細動除去機17から種々の状態入力と制御入
力の少なくとも一方を受ける。正常なペーサ(pace
r)動作中、ペースメーカ15への入力信号はライン2
6上の検知信号であり、この検知信号は不整脈の検出の
ような動作を行うためにマイクロプロセッサ16によっ
て使用される。マイクロプロセッサ16はペース制御ラ
イン27上のペース制御出力のような出力を生じ、この
出力は起きる整調のタイプを決定する。
【0050】マイクロプロセッサ16によって発生され
る他のペースメーカ制御出力には、整調エネルギ制御バ
ス29上の整調エネルギ制御信号(パルス・エネルギの
大きさを決定する)および感度制御バス28上の感度制
御信号(検知回路37の感度設定を決定する)がある。
【0051】マイクロプロセッサ16は、ショック制御
バス32上のショック制御信号(ショックが患者に与え
られるべきであることを示す)、ダンプ制御バス34上
のダンプ制御信号(細動除去器17の内部負荷にてショ
ックが放下されるべきであることを示す)、および充電
制御バス31上の充電制御信号(与えられるべきショッ
クの電圧レベルを決定する)を細動除去器17へ供給す
る。充電レベル・ライン33は細動除去器17内のアナ
ログ/デジタル変換器から充電電圧を表すデジタル信号
を供給し、従って適当なエネルギ・レベルのショックが
細動除去器17によって確実に与えられるようにする帰
還ループを提供する。
【0052】図11は図1に示したようなニューラル回
路網21の概略図であり、検出レベル21Aを詳しく示
す。図示のように、ECG信号74は、アドレスおよび
データ・バス22からニューラル回路網21の検出レベ
ル21Aの入力ノード70へ直列に供給される。遅延要
素75は隣接する入力ノード間に在る。ECG信号74
は、デジタル信号またはアナログ信号の形態をしていて
良くかつ図示のようにマイクロプロセッサ16によりア
ドレスおよびデータ・バス22を通して或は心臓リード
線12から直接供給されて良い。
【0053】ノード70,71,72は連想メモリとし
て或は多層パーセプトロン(perceptron)と
して接続され得る。逆伝播方法は、多層パーセプトロン
を訓練するために使用されるのが望ましい。入力ノード
70および隠された層ニューロード(neurode)
71の数は可変でありかつ所要の選択度および感度に依
存して変えられそして許容し得る複雑さに対して平衡さ
れ得る。出力ノード72の数は、検出レベル21Aの場
合にはECG信号76の数或は診断レベルすなわち分類
レベル21B(これに対してニューラル回路網が訓練さ
れる)の場合には分類と直接関係付けられる。ECG信
号すなわち出力76の若干は入力ノード70に帰還され
得る。同様に、帰還は他の2つのレベル21Bおよび2
1C中でも使用され得る。
【0054】他の構成のニューラル回路網は他の層の有
る或は無いニューロン(neuron)・リングを入力
ノードが形成する構造を含み、従ってECG信号がニュ
ーロン・リング上の一点にてニューラル回路網に入るよ
うになる。
【0055】この実施例におけるレベル21A,21B
および21Cは、検出レベル21Aの出力が直列入力E
CG信号74から抽出した一連の特色から成るように、
階層状に構成される。抽出された特色は、ECGコンプ
レックス(complex)間の期間、Q波、R波およ
びS波の振幅、PR間隔、ST間隔、STセグメントの
振幅、P波の持続時間(幅)、QRSコンプレックスの
持続時間、R波の傾斜、補助R波およびS波の数、R2
波およびS2波の振幅の傾斜並びにQRSコンプレック
スの発作からの時間を含み得る。しかしながら抽出され
た特色は上述したものに限定されない。
【0056】レベル21Aからの出力はレベル21Bへ
の入力である。レベル21Bの出力はECG分類であり
かつレベル21Cへの入力になる。レベル21Bの出力
分類には、正常な洞リズム、洞頻脈、徐脈、ヘモダイナ
ミック妥協のある心室頻脈、心室細動、上室性頻脈、室
性細動、結節性再入頻脈、ウォルフ・パーキンソン・ホ
ワィト頻脈、ノイズおよび交感神経性要請がある。しか
しながら、分類はこれらに限定されない。レベル21C
の出力は、患者に加えられるべき治療になりかつアドレ
スおよびデータ・バス22を通ってマイクロプロセッサ
16に戻り、これは図1に示したようにペースメーカ1
5および細動除去器17と通信する。更に、第1層中の
出力ノードの数は、第2層中の入力ノードの数と同じで
ありかつECG信号74から抽出した特色の数に等しい
【0057】ニューラル回路網21B,21Cである第
2、第3の階層レベルの概略図は、レベル21Aの遅延
要素75を除けば、レベル21Aと同じである。遅延要
素がレベル21Bおよび21Cに無いのは、遅延要素を
必要とするのが直列ECG入力信号だけであるためであ
り、この直列ECG入力信号はレベル21A中での処理
の結果として並列出力信号に変換される。上述した実施
例では、レベル21A,21Bおよび21Cはニューラ
ル回路網21の各階層レベルである。
【0058】当業者によく知られている他のニューラル
回路網の公式化は、無作為で適応性の双方向連想メモリ
、一時連想メモリ、双方向連想メモリおよび適応性双方
向連想メモリの使用を含む。しかしながら、本実施例で
述べられたニューラル回路網公式化に代わり得るものの
タイプは、上述したものに限定されない。
【0059】図4は、検知回路37の感度を制御するた
めのニューラル回路網のフロー制御の論理図である。ニ
ューラル回路網21は、極端に高い速度と精度でフロー
制御を行う利点を持っている。これは、特に91(徐脈
検査)、93(急速不整脈検査)、97(外見的不全収
縮)並びに99および95(急速不整脈確認)のような
制御論理の決定ステップで特に好都合である。
【0060】フロー制御の開始は90で示される。90
Aでは感度が中程度の利得にセットされる。91では徐
脈があるかどうかの決定が行われる。91Aで示される
ように徐脈があれば、92で徐脈整調が与えられる。こ
のサイクルは、91Bで示すように、徐脈が検出されな
くなるまで続ける。93では急速不整脈が検出されたか
どうかの決定がされる。93Aで示すようにもしノーな
ら、プログラムは91へ戻りそして徐脈または急速不整
脈が検出されるまで治療を変更したり行ったりしない。 93Bで示すように急速不整脈があれば、感度のセット
値を94で中程度に切り替える(中程度のセット値にま
だなっていないなら)。
【0061】ニューラル回路網21により95で急速不
整脈の確認について決定される。95Aで示されるよう
に急速不整脈が確認されたら、96で患者に抗急速不整
脈治療が施される。この抗急速不整脈治療は細動ショッ
ク治療または一連の抗頻脈整調パルスの形態をとり得る
。ショックを与える前の96での抗急速不整脈治療の時
間制限は重要である。この点については、リチャード・
グレビス(RichardGrevis)およびロレイ
ン・ホリー(Lorraine Holley)に与え
られた米国特許第4,895,151号を参照されたい
。この特許では、ショックを与えるための時間制限は患
者のヘモダイナミック状態に応じて決められる。
【0062】96での整調動作、特にニューラル回路網
21が起こった事象に応じて整調エネルギのレベルを制
御する仕方は図10についてもっと詳しく述べる。
【0063】抗急速不整脈治療の完了時に、プログラム
は、図5について後述する低感度サブルーチン101を
実行した後に94へ戻り、こゝで感度が中程度にセット
される。プログラムは、その後急速不整脈の確認を決定
するため95に戻る。
【0064】95での急速不整脈が95Bで示すように
確認されないならば、ニューラル回路網21は不全収縮
の状態が患者に存在するかどうかについて97で決定す
る。もし97Aで示すように不全収縮が無ければ、プロ
グラムは図6について後述する後治療遅延サブルーチン
102を行って91へ戻り、徐脈決定およびこれに続く
ステップを再び開始する。
【0065】もし97Bで示すように97で不全収縮が
あれば、感度が中程度にセットされている時にこれが信
号の不存在のせいかもしれないことを知っておくことが
重要である。次のステップは、不全収縮の状態が実際に
存在するかどうかを確認することである。このための理
由は、不全収縮と微VF(通常、中程度の感度では信号
を供給しない)を区別することである。区別するため、
98で感度を高いセット値に切替える。
【0066】感度レベルの増加に続き、ニューラル回路
網21は99で急速不整脈の確認をする。不全収縮と急
速不整脈の違いが分かるのはこの時点である。もし99
Aで示すように状態が急速不整脈であれば、細動ショッ
ク治療または抗頻脈整調の形態で抗急速不整脈治療が施
される。プログラムはその後前述したように94に戻る
【0067】99Bで示されるように急速不整脈が確認
されないなら、不全収縮の状態または急速不整脈に戻っ
たかである。この時点で感度は100での中程度のセッ
ト値に切戻され、プログラムはサブルーチン102を通
って徐脈の検出のため91に戻りかつ前述したサイクル
を繰返す。どんな前不整脈効果も避けるため急速不整脈
の復帰後或るプログラマブル期間徐脈支持整調は禁止さ
れるのが望ましい。そのような遅延は、図6について後
述するように、サブルーチン102におけるように、タ
イマ47と48の一方で或はソフトウェアで実施され得
る。
【0068】図5においてニューラル回路網21は、1
04で洞リズムそして105でタイマに関する素早く正
確な決定を行う。洞リズムと損傷T波の流れとを区別す
るために、検出回路を低感度レベルに一時調節すること
が必要である。これは低利得(感度)サブルーチン10
1で行われる。この低利得サブルーチン101が呼出さ
れて開始された後、103で利得を低い値に一時セット
する。この低感度セットは中程度の感度セットよりも低
く、この中程度の感度セットは高感度セットよりも低い
。利得が低いレベルにセットされた直後に、104で洞
リズムの有無が決定される。洞リズムが無ければ、サブ
ルーチンは104Aから戻りへ分かれて制御は主プログ
ラムに戻る。しかしながら、もし洞リズムが検出される
(104B)と、急速不整脈治療後所定の期間が経過し
たかどうかの決定がされる。この期間は損傷T波の流れ
が或るレベル(感度が中程度のレベルにセットされる時
にあたかもQRSコンプレックスであるかのように検出
器がトリガしないレベル)まで消滅されるために特定の
患者に要する時間を考慮して医師がプログラムできる。 もしこの期間を経過した(105B)なら、サブルーチ
ンは終わって制御は主プログラムに戻る。しかしながら
、もしこの期間を経過しなかったら、サブルーチンは1
05Aから103へ戻り、こゝで利得が低いレベルに再
びセットされる。洞リズムが検出されかつタイム・アウ
トが起こらなかった限り、利得は低いまゝである。 しかしながら、タイム・アウト後サブルーチンは終わり
、制御は図4のプログラムに戻される。
【0069】図6について後治療遅延サブルーチン10
2を説明すれば、ニューラル回路網21は、106で治
療したかそして108でショックを与えたに関する素早
く正確な決定をする。後治療遅延サブルーチン102が
97Aでの急速不整脈無しおよび99Bでの急速不整脈
の確認無しの両方のためにステップ91への戻りループ
中に在るので、遅延が導入されないモードが存在するこ
とが必要である。詳しく説明すれば、もし93で急速不
整脈が検出されたが95で確認されずかつ97で外見的
不全収縮があっても99で確認されない(たとえ98で
感度が最高レベルにセットされても)ならば、急速不整
脈は直接、不全収縮になった。この場合には、治療が施
されなかったので整調の遅延は望ましくない。従って、
どんな種類の急速不整脈治療が施されても、フラグ(図
4には示さない)がセットされる。このフラグは治療が
施されたかどうかを決定するためにステップ106で読
取られる。もし答がノー(106A)なら、制御は直ぐ
に図4のプログラムに戻されてどんな遅延も導入されな
い。しかしながら、治療が施されたとフラグが示すなら
、106Bに進んで、107でフラグがリセットされる
。108ではショックまたは整調が最後に与えられたか
どうかゞ決定される。もし108での答がイエスなら、
プログラムは108Aで分かれて後ショック遅延109
Aへ進む。この遅延後、制御は図4のプログラムに戻る
。109Aでの後ショック遅延の長さはプログラムでき
かつ96での急速不整脈治療の終了と92での徐脈整調
の開始との時間が約4.0秒であるように典型的にはセ
ットされる。109Aで導入される実際の遅延は実際に
は4秒よりも短い。その理由は、104(図5)で洞リ
ズムがあるかどうかそして91で徐脈があるかどうかを
決定するために低利得サブルーチン101によって生じ
られる短い期間があるためであり、これは典型例では約
857msのプログラムされた逃げ即ち待機間隔を持つ
【0070】もし108でショックが与えられなかった
ら、抗頻脈整調が起きた。サブルーチン102は108
Bから109Bへ進んで、こゝで後整調遅延が導入され
る。後整調遅延の長さは、プログラムできるが、96で
の急速不整脈整調の開始から92での徐脈整調の開始ま
での総遅延が3.0秒程度であるように一般には選ばれ
る。詳しく云えば、109Bで導入された後整調遅延は
典型例では3.0秒より短い。109Aで導入された遅
延の場合のように、遅延の残りは104で洞リズムの不
存在を認識するのに要する時間と91での徐脈の検出の
逃げ即ち待機期間によって構成される。
【0071】もし洞リズムが104(図5)で検出され
るなら、109Aまたは109Bで導入される短い付加
遅延は少しゝか影響しないことが理解されよう。この場
合に、もし正常な洞リズムが回復されたら、徐脈は91
で検出されずそして整調はどんな場合にも与えられない
。しかしながら、急速不整脈の治療による正常な洞リズ
ムの確立後に万一徐脈状態が始まれば、短い付加遅延は
重要でない。もしこの遅延さえ避けたければ、急速不整
脈治療が96で施される時にセットされたフラグは、も
し正常な洞リズムが104で検出されるならリセットさ
れ得る。
【0072】図7において、ECGトレースは110で
検出されたVFを示し、感度は中程度にセットされ、そ
してTDO(マイクロプロセッサ16中で使用されたア
ルゴリズムによって提出された頻脈検出出力)は高くて
中程度の感度の信号からの正応答を示している。
【0073】111ではVFの再確認がある。再確認は
正(TDOは高い値をまだ示している)であるので、感
度のセット値は充分であって中程度のレベルに留まる。 112では細動除去ショックが与えられる。112での
ショックの直後に、低利得サブルーチン101が呼出さ
れ、TDOは低い読取値を示す。感度は低感度から中程
度の感度へ切替えられ(図4の94で)、その後中程度
の感度から高感度へ切替えられる(図4の98で)。高
感度は高いTDO読取値を示し、これは低い或は中程度
の感度レベルで検出されなかった微(小振幅)VFの存
在の検出を表す。
【0074】再確認は113(図4の99)で行われ、
TDOの読取値がまだ高いので微VFが存在し続けるこ
とを示す。従って、この段階では高感度レベルが沢山存
在し続ける。
【0075】114では細動除去ショック治療が与えら
れる。114でのショックの直後に、低利得サブルーチ
ン101が再び実行される。洞リズムが検出されないの
で、感度は中程度のレベルに戻り(図4の94)、その
後高レベルに戻って(図4の98)存在し得るどんな微
VFもピックアップする。ショック後、低TDO信号は
、高感度レベルでは波形が検出されないので、VFの不
存在およびVFよりもむしろ不全収縮の存在を示す。 TDOが高感度レベルでは低いので、不全収縮は存在す
ると仮定される。VVI整調処置は115で与えられる
。116では整調治療の結果として洞リズムが検出され
、感度は中程度のレベルに切替えられている。この最近
起こった洞リズム・コンプレックス中でR波と損傷T波
の流れとを区別するために低感度を使用する必要はない
【0076】図8において、VFは120で検出され、
感度信号は中程度のレベルにセットされ、そして高TD
O読取値はVFが存在しかつこの段階では中程度の感度
セット値で充分であることを示す。
【0077】121ではVFがまだ存在するが、125
では小振幅すなわち微VFになった。この振幅減少が起
きると、信号は中程度の感度信号に対して“サブスレッ
ショルド”である。その結果、TDOは高い値から低い
値に切替わる。再確認点121にて、低TDO信号の存
在は中程度の感度レベルから高感度レベルへの切替えを
トリガする。高感度レベルは微VFをピックアップしそ
してTDOの高い読取値が再び発生される。
【0078】細動除去ショック治療は122で与えられ
る。ショックの直後に低利得サブルーチン101は呼出
される。TDO信号は低い後ショックになってVFの不
存在を示し、そして洞リズムは123で検出される。低
利得サブルーチン101は、105でのプログラムされ
たタイム・アウト期間の間低感度を維持して損傷T波の
大振幅電流からR波を区別する。
【0079】もし123にて中程度のレベルの感度が選
択されるなら、R波とT波を2重に検知して読取値を不
正確にさせ、これに応じて不正確な治療を行わせること
によりきびしい問題を起こさせかつ患者を大変に不快に
させる。124にて、低感度のタイム・アウトが起きた
(図5の105)時に、低感度から中程度の感度への切
替えがあって正常な洞リズム・コンプレックスのR波を
ピックアップする。もしタイム・アウトの持続時間が適
正にプログラムされたなら、損傷T波の大振幅電流は振
幅が徐々に減少して正常振幅のT波になる。
【0080】正常動作中可変ではなくて固定された不連
続レベルに保持される感度レベルは医師がプログラムで
きる。プログラミング中または患者の価値中、遠隔測定
回路38で始まる外部プログラマ(図示しない)はどれ
か1つの感度レベルから他のどんな感度レベルも互換可
能に切替えるために使用され得る。
【0081】図9のAには、後ショック整調遅延のある
細動除去ショック後の徐脈整調シーケンスを描くECG
トレースが示されている。130ではVT/VF不整脈
が起きた。細動除去ショック治療が131にて施される
。図示のように、VT/VF不整脈を戻す際に成功した
細動除去ショックに続いて131から132まで後ショ
ック整調遅延期間がある。133では不全収縮が検出さ
れかつ頻脈整調が細動除去ショックの加療後約4秒して
から開始されて134にて続く。復帰直後の頻脈支持整
調の早すぎる再開始の前不整脈効果が避けられるのは、
患者の心臓の迷走伝導系が再組織化されかつ頻脈支持整
調に感じるのに充分な時間があるためである。
【0082】図9のBには、後抗頻脈整調遅延のある抗
頻脈整調後の徐脈整調シーケンスを描くECGトレース
が示されている。140ではVT/VF不整脈が起きた
。VT/VF不整脈を戻す際に成功した抗頻脈整調治療
に続いて141から142まで後抗頻脈整調遅延期間が
ある。143では不全収縮が検出されかつ徐脈整調が抗
頻脈整調治療の加療後約3秒してから開始されて144
にて続く。再び、復帰直後の徐脈支持整調の早すぎる再
開始の前不整脈効果が避けられるのは、患者の心臓の迷
走伝導系が再組織化されかつ徐脈支持整調に感じるのに
充分な時間があるためである。
【0083】図10は整調エネルギを変えるためのニュ
ーラル回路網フロー制御の論理図である。論理フロー制
御は早くて正確な決定を行うためにニューラル回路網2
1を利用する。決定は82(徐脈検出)、84(急速不
整脈検出)、88(急速不整脈復帰)、89(復帰治療
の持続時間)および149(後細動除去タイムアウトと
比較した復帰以後の時間)で必要である。フロー制御の
開始は80で示され、そして81では整調エネルギは4
ボルトに相当する正常値にセットされる、82では徐脈
状態が存在するかどうかの決定がされる。もし82Aで
示すようにイエスなら、徐脈整調が83にて正常な整調
エネルギで行われる。
【0084】もし82Bで示したように徐脈状態が無け
れば、84で示したように急速不整脈状態があるかどう
かによって分かれる。84Aで示したように急速不整脈
状態が検出されないならば、プログラムはステップ82
に戻る。もし84Bで示したように急速不整脈状態が検
出されるならば、急速不整脈の確認が85でされる。も
し85Aで示されるように急速不整脈状態が確認されな
いならば、プログラムはステップ82に戻る。もし85
Bで示したように急速不整脈状態が確認されるなら、整
調エネルギは86で示されるように8ボルトに相当する
非常に高いレベルにセットされる。その後87で示すよ
うに患者に抗急速不整脈治療が施される。急速不整脈が
回復されたかどうかについての決定が88でされる。も
し88Bで示したように急速不整脈状態が回復されてい
なかったら、87で更に抗急速不整脈治療が施される、
88Aで回復するまで、或は89で決められるような一
定の時間(後でもっと詳しく説明する)の間、治療は続
けられる。
【0085】88Aでの急速不整脈からの回復は146
で後整調タイマを始動させる。回復からの経過時間が所
定の期間を超えない(146B)かぎり、整調エネルギ
は147で高いレベル(6ボルトに相当する)にセット
されかつ90での後整調タイム・アウト期間がきれるま
で上記高いレベルに留る。後整調タイム・アウトは、心
臓が外傷性状態にある可能性が高いせいで征服の失敗を
防ぐためにパルス・エネルギが高いレベルにセットされ
る抗急速不整脈治療(この場合は整調)に続くプログラ
ムされた期間である。プログラミングは、移植の直前に
医者によって行われ得るか、或は遠隔測定回路38によ
って移植後に変えられ得る。
【0086】もし整調エネルギが高くかつ146Aで示
したように後整調タイム・アウト期間を超えるならば、
命令が出されて整調エネルギを81における4ボルトに
相当する正常値にセットする。もし急速不整脈から回復
以後の時間が後整調タイム・アウト期間を超さなかった
か或は整調エネルギが146Aで示したような後整調タ
イム・アウト期間切れに続く4ボルトの正常値に81で
セットされたなら、82では徐脈が検出されたかどうか
によって分かれる。もし82Aで示すように徐脈状態が
検出されるなら、83で示したように徐脈整調が行われ
る。整調パルス・エネルギは、もし後整調タイム・アウ
ト期間が切れなかったら6ボルト(高)に相当するレベ
ルにあるか、或はもし後整調タイム・アウト期間が切れ
たら4ボルトに相当するレベルにある。
【0087】とにかく、急速不整脈状態の回復に続いて
、146Bで示したようにもし後整調タイム・アウトが
起きなかったら、147で示したように整調エネルギは
6ボルトの高いレベルにセットされ、プログラムはステ
ップ82に戻る。もし後整調タイム・アウトが起きたら
、プログラムは146Aから81へ進んで整調エネルギ
が正常値にセットされる。
【0088】88で急速不整脈が回復せずかつ回復治療
の持続時間のために89でセットされた時間制限を超え
たら、89Aから148に進んで細動除去が行われる。 149での後細動除去持続時間タイマはリセットされ、
その後整調エネルギは147にて6ボルトに相当する高
いレベルにセットされる。それからプログラムはステッ
プ82に戻る。もし後治療(この場合は後細動除去)タ
イム・アウトが起きたら、プログラムは149Aから8
1へ進んで整調エネルギが正常値にセットされる。
【0089】図10において、高エネルギ整調のための
タイム・アウトは、88で急速不整脈が回復したか或は
148で細動除去が起きたかどうかによってタイマ14
6および149にプログラムされたか或は固定されたよ
うな異なる時間々隔であり得る。例えばタイマ149を
省略しかつブロック148の出側をタイマ146の他の
入側へ接続する(この場合タイマ146は後治療タイマ
と呼ばれる)ことにより、同一のプログラマブル・タイ
マが両方の場合に使用されるシステムを実施することが
可能である。その場合、どんな前不整脈的効果も避ける
ために、急速不整脈を回復する抗頻脈整調または細動除
去後のプログラマブル期間の間徐脈支持整調も禁止され
ることが望ましい。そのような遅延の使用は上述した米
国特許第4,940,054号明細書に述べられている
【0090】図10のタイマ146,149は、その機
能および動作が図6のそれぞれ後整調遅延109B、後
ショック遅延109Aの機能および動作に相当する。
【0091】上述したように、未処理または処理済みの
ECG信号以外の生理学上の信号を、この発明の動作用
の入力信号として使用できる。この点については、上述
した米国特許第481,364号を参照されたい。こゝ
に説明した他の生理学上の信号は、この分野で周知の手
段で得ることができる。
【0092】ニューラル回路網は検出、診断および治療
を制御するのに使用されるが、マイクロプロセッサは基
本的な制御および援助機能を行うのに使用されることが
望ましい。しかしながら、他の実施例では、これらの責
任は、マイクロプロセッサとニューラル回路網によって
共有されることができ、或は冗長度の目安を提供するよ
うに重畳しても良いことは当業者によって認められよう
【0093】この発明を特定の実施例について説明した
が、これら実施例はこの発明の原理の応用を例示するに
すぎないことを理解されたい。この発明の精神および範
囲から逸脱しない限り、多くの変更を行うことができ、
また他の構成を工夫できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】不整脈制御装置(ACS)のブロック図である
【図2】図1中のペースメーカの詳しいブロック図であ
る。
【図3】図1中のマイクロプロセッサの詳しいブロック
図である。
【図4】この発明に従って多数の感度を検知しかつ後治
療整調遅延を行うために、図1中のニューラル回路網に
よって実行されるソフトウエアの論理フロー図である。
【図5】図4中の低利得サブルーチンの論理フロー図で
ある。
【図6】図4中の後治療遅延サブルーチンの論理フロー
図である。
【図7】多数の感度検知にプログラムされた時に種々の
心臓状態に対する不整脈制御装置の応答を示すECGト
レースの図である。
【図8】多数の感度検知にプログラムされた時に種々の
心臓状態に対する不整脈制御装置の応答を示す他のEC
Gトレースの図である。
【図9】更に他のECGトレースを示す図であって、A
は後ショック整調遅延のある細動除去ショック後の徐脈
整調を示し、そしてBは後抗頻脈整調遅延のある抗徐脈
整調を示す。
【図10】整調エネルギの変更を含む治療のためにニュ
ーラル回路網の制御を例示する論理フロー図である。
【図11】図1中のニューラル回路網の詳しいブロック
図である。
【符号の説明】
10    不整脈制御装置 14    心臓 15    ペースメーカ 16    マイクロプロセッサ 17    細動除去器 18    電源装置 21    ニューラル回路網

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  患者の心臓の活動度を表す生理的信号
    を得るための手段と、ニューラル回路網を含み、前記生
    理的信号を受けて不整脈があるかどうかを決定し、もし
    前記不整脈があれば前記心臓に施されるべき治療を選択
    するための処理手段と、この処理手段によって選択され
    た前記治療を施すための治療手段と、を備えた不整脈制
    御装置。
  2. 【請求項2】  前記ニューラル回路網は逆伝播ニュー
    ラル回路網である請求項1の不整脈制御装置。
  3. 【請求項3】  前記ニューラル回路網は、手動訓練モ
    ードで作動するための手段を含む請求項1の不整脈制御
    装置。
  4. 【請求項4】  前記ニューラル回路網は、自己学習モ
    ードで作動するための手段を含む請求項1の不整脈制御
    装置。
  5. 【請求項5】  前記ニューラル回路網は、階層構造の
    複数のレベルを備える請求項1の不整脈制御装置。
  6. 【請求項6】  前記階層構造は、前記生理的信号の個
    々の波形を分類するための少なくとも1つの第1の低い
    レベルを含む請求項5の不整脈制御装置。
  7. 【請求項7】  前記階層構造は、検出された不整脈を
    診断するための第2のより高いレベルを含む請求項5の
    不整脈制御装置。
  8. 【請求項8】  前記階層構造は、診断された不整脈に
    応答して加療するための第3のより高いレベルを含む請
    求項5の不整脈制御装置。
  9. 【請求項9】  前記階層構造は、個々の波形を分類す
    るための少なくとも1つの第1の低いレベル、検出され
    た不整脈を診断するための第2のより高いレベル、およ
    び診断された不整脈に応答して加療するための第3のよ
    り高いレベルを含む請求項5の不整脈制御装置。
  10. 【請求項10】  前記第1の低いレベルだけに電力を
    供給するための手段と、前記第2および第3のより高い
    レベルに電力を供給するのを差し控えるための手段と、
    所定のパラメータによってトリガされた時に前記第2お
    よび第3のより高いレベルに電力を供給するための手段
    と、を更に備えた請求項9の不整脈制御装置。
  11. 【請求項11】  前記治療手段は、カルジオバータ/
    細動除去器である請求項1の不整脈制御装置。
  12. 【請求項12】  前記治療手段はカルジオバート用/
    細動除去用ペースメーカである請求項1の不整脈制御装
    置。
  13. 【請求項13】  前記治療手段はカルジオバート用/
    細動除去用ペースメーカであり、このペースメーカはレ
    ート応答ペースメーカである請求項1の不整脈制御装置
  14. 【請求項14】  前記生理的信号は未処理のECG信
    号を含む請求項1の不整脈制御装置。
  15. 【請求項15】  前記生理的信号は血液のインピーダ
    ンス測定値を示す請求項1の不整脈制御装置。
  16. 【請求項16】  前記生理的信号は心室の圧力波形の
    ろ波されたピークピーク振幅を含む請求項1の不整脈制
    御装置。
  17. 【請求項17】  前記生理的信号は心室のピーク圧力
    の関数を含む請求項1の不整脈制御装置。
  18. 【請求項18】  前記生理的信号は、動脈pO2、p
    CO2、pH、血液の温度、心室の壁インピーダンス、
    心室の容積および血液の流量を表す少なくとも1つの信
    号を含む請求項1の不整脈制御装置。
  19. 【請求項19】  患者に移植するためのハウジングを
    更に備えた請求項1の不整脈制御装置。
  20. 【請求項20】  不整脈を検出するための検出手段を
    更に備え、この検出手段が前記ニューラル回路網によっ
    て制御される請求項1の不整脈制御装置。
  21. 【請求項21】  不整脈を診断するための診断手段を
    更に備え、前記ニューラル回路網は前記手段によって検
    出された不整脈の診断を制御する請求項1の不整脈制御
    装置。
  22. 【請求項22】  検出された不整脈を患者に警告する
    ための手段を更に備えた請求項1の不整脈制御装置。
  23. 【請求項23】  前記ニューラル回路網は連想メモリ
    型ニューラル回路網である請求項1の不整脈制御装置。
  24. 【請求項24】  患者の生理的信号を検知するステッ
    プと、この検知した生理的信号を、ニューラル回路網を
    含むプロセッサへ入力として供給するステップと、前記
    プロセッサを作動させ、急速不整脈の存在を分類、診断
    するためのステップとを含む不整脈検出方法。
  25. 【請求項25】  前記ニューラル回路網は逆伝播ニュ
    ーラル回路網である請求項24の不整脈検出方法。
  26. 【請求項26】  前記ニューラル回路網を手動で訓練
    するステップを更に含む請求項24の不整脈検出方法。
  27. 【請求項27】  前記ニューラル回路網を自己学習モ
    ードで作動するステップを更に含む請求項24の不整脈
    検出方法。
  28. 【請求項28】  前記ニューラル回路網を階層構造で
    作動するステップを含む請求項24の不整脈検出方法。
  29. 【請求項29】  検知された個々の生理的波形を分類
    するための少なくとも1つの第1の低いレベルを含むよ
    うに、前記階層構造を構成するステップを含む請求項2
    8の不整脈検出方法。
  30. 【請求項30】  検出された不整脈を診断するための
    第2のより高いレベルを含むように、前記階層構造を構
    成するステップを更に含む請求項28の不整脈検出方法
  31. 【請求項31】  診断された不整脈に応答して加療す
    るための第3のより高いレベルを含むように、前記階層
    構造を構成するステップを更に含む請求項28の不整脈
    検出方法。
  32. 【請求項32】  個々の波形を分類するための少なく
    とも1つの第1の低いレベル、検出された不整脈を診断
    するための第2のより高いレベル、および診断された不
    整脈に応答して加療するための第3のより高いレベルを
    含むように、前記階層構造を構成するステップを更に含
    む請求項28の不整脈検出方法。
  33. 【請求項33】  前記第1の低いレベルだけに電力を
    供給するための手段と、前記第2および第3のより高い
    レベルに電力を供給するのを差し控えるための手段と、
    所定のパラメータによってトリガされた時に前記第2及
    び第3のより高いレベルに電力を供給するための手段と
    を含むように、前記階層構造を構成するステップを更に
    含む請求項32の不整脈検出方法。
  34. 【請求項34】  前記検出された不整脈が急速不整脈
    である請求項24の不整脈検出方法。
  35. 【請求項35】  前記検出された不整脈が細動である
    請求項24の不整脈検出方法。
  36. 【請求項36】  前記検出された不整脈が徐脈である
    請求項24の不整脈検出方法。
  37. 【請求項37】  未処理のECG信号が前記プロセッ
    サに供給される請求項24の不整脈検出方法。
  38. 【請求項38】  血液のインピーダンス測定値を表す
    信号が前記プロセッサへ供給される請求項24の不整脈
    検出方法。
  39. 【請求項39】  心室の圧力波形のろ波されたピーク
    ピーク振幅を表す信号が前記プロセッサに供給される請
    求項24の不整脈検出方法。
  40. 【請求項40】  前記生理的信号は心室のピーク圧力
    の関数を含む請求項24の不整脈検出方法。
  41. 【請求項41】  前記生理的信号は、動脈pO2、p
    CO2、pH、心室の壁インピーダンス、心室の容積お
    よび血液の流量を表す少なくとも1つの信号を含む請求
    項24の不整脈検出方法。
  42. 【請求項42】  前記生理的信号は血液の温度信号を
    含む請求項24の不整脈検出方法。
  43. 【請求項43】  前記プロセッサによって使用される
    ための被選択パラメータをプログラムするステップを更
    に含む請求項24の不整脈検出方法。
  44. 【請求項44】  連想メモリ型ニューラル回路網が作
    動される請求項24の不整脈検出方法。
  45. 【請求項45】  検出された不整脈に適切な治療を選
    択するステップを更に含む請求項24の不整脈検出方法
  46. 【請求項46】  選択した治療を患者に施すステップ
    を更に含む請求項45の不整脈検出方法。
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