JPH04276550A - アルコール含有率検出装置 - Google Patents

アルコール含有率検出装置

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Publication number
JPH04276550A
JPH04276550A JP3862391A JP3862391A JPH04276550A JP H04276550 A JPH04276550 A JP H04276550A JP 3862391 A JP3862391 A JP 3862391A JP 3862391 A JP3862391 A JP 3862391A JP H04276550 A JPH04276550 A JP H04276550A
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JP
Japan
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alcohol
fuel
containing fuel
output signal
octane
Prior art date
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Pending
Application number
JP3862391A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Yokomizo
横溝 克広
Kiyotaka Mamiya
清孝 間宮
Toru Shiraishi
徹 白石
Hiroyasu Uchida
浩康 内田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH04276550A publication Critical patent/JPH04276550A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコール含有燃料に
おけるアルコール含有率を、アルコール混合液体におけ
るアルコール濃度に応じた出力を生じるアルコール濃度
検出器を用いて求めるアルコール含有率検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンであって、
供給される燃料としてガソリンにメタノール等のアルコ
ールが混入せしめられたアルコール含有燃料が使用され
るものが提案されている。このようなアルコール含有燃
料が使用されるエンジンにおいては、供給されるアルコ
ール含有燃料のアルコール含有率に応じて混合気につい
ての理論空燃比,燃焼室における燃焼速度等が異なって
くることから、供給されるアルコール含有燃料のアルコ
ール含有率に対応した空燃比制御,点火時期制御等が行
われることが要求される。そして、アルコール含有燃料
のアルコール含有率に対応した空燃比制御,点火時期制
御等が行われるためには、それに先立って、使用される
アルコール含有燃料のアルコール含有率が的確に検知さ
れなくてはならない。
【0003】それゆえ、エンジンに使用されるアルコー
ル含有燃料のアルコール含有率を検知すべく用いられる
、例えば、特開平 2−107948号公報にも示され
る如くの、エンジンに使用されるアルコール含有燃料の
アルコール混合比を光学的に求めるようにされた検出器
が提案されている。斯かる検出器にあっては、アルコー
ル含有燃料の屈折率が、アルコール含有率に応じて異な
り、アルコール含有率が小である程大となることを利用
するものとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルコ
ール含有燃料の屈折率は、アルコール含有率に応じて異
なるものとされるのみならず、芳香族成分の含有率によ
っても変化せしめられ、芳香族成分の含有率が比較的大
であるアルコール含有燃料は、その屈折率が比較的大な
るものとされる。このように、芳香族成分の含有率によ
り屈折率が変化せしめられることになるのは、芳香族成
分が燃料中における他の成分、例えば、パラフィン族,
シクロ族等に比して、分子量は小であるが、密度が大で
あることに起因するものと推察される。そして、斯かる
芳香族成分は、比較的低いオクタン価を有する燃料にお
ける含有率より比較的高いオクタン価を有する燃料にお
ける含有率が大となるものとされるので、例えば、同じ
アルコール含有率を有した比較的低いオクタン価を有す
るアルコール含有燃料と比較的高いオクタン価を有する
アルコール含有燃料とがあった場合、比較的高いオクタ
ン価を有するアルコール含有燃料の屈折率が比較的低い
オクタン価を有するアルコール含有燃料の屈折率より大
であることになり、アルコール含有燃料の屈折率に基づ
いて求められるアルコール含有率は、実際のアルコール
含有率に対して誤差を生じたものとなってしまう。
【0005】但し、実際には、オクタン価の相違が顕著
な屈折率の相違をもたらし、例えば、アルコール含有率
が等しいにもかかわらずオクタン価の相違が屈折率を相
違させることになるのは、アルコール含有率が30パー
セント以下のアルコール含有燃料についてであり、アル
コール含有率が30パーセントを越えるアルコール含有
燃料にあっては、オクタン価の相違が屈折率に及ぼす影
響は極めて小である。従って、例えば、オクタン価が高
められたアルコール含有燃料がアルコール含有率が30
%以下とされたものであるときには、それについて屈折
率に基づいて求められたアルコール含有率の値は、真値
に対して誤差を生じたものとされてしまうことになる。
【0006】これよりして、アルコール含有燃料が使用
されるエンジンが、それに供給されるアルコール含有燃
料について屈折率に基づいて求められたアルコール含有
率に対応する特性のもとに空燃比制御が行われるもので
ある場合には、例えば、供給されるアルコール含有燃料
が比較的高いオクタン価を有し、かつ、アルコール含有
率を30%以下とするものであると、混合気の空燃比を
理論空燃比に維持すべくなされる空燃比制御が、混合気
の空燃比を理論空燃比よりリーン側の値をとるものとな
すことになってしまう不都合が生じる虞がある。
【0007】斯かる点に鑑み、本発明は、アルコール混
合液体におけるアルコール濃度に応じた出力を生じるア
ルコール濃度検出手段を用いて、エンジンに使用される
アルコール含有燃料のアルコール含有率を求めるにあた
り、求められた値が、アルコール含有燃料に含まれる芳
香族成分に起因して真値からの誤差を生じるものとなる
ことを適切に回避できるようにされたアルコール含有率
検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
、本発明に係るアルコール含有率検出装置は、図1にそ
の基本構成が示される如く、アルコール混合液体におけ
るアルコール濃度に応じた出力を生じるアルコール濃度
検出手段と、アルコール含有燃料における芳香族成分の
含有率に対応する燃料特性を検出する燃料特性検出手段
と、燃料特性検出手段により検出された燃料特性に基づ
き、その検出された燃料特性に対応する、アルコール含
有燃料におけるアルコール濃度とアルコール濃度検出手
段の出力との関係を選択する選択手段と、選択手段によ
り選択された関係に、アルコール濃度検出手段から得ら
れる、燃料特性の検出がなされたアルコール含有燃料に
ついての出力を照合して、当該アルコール含有燃料にお
けるアルコール含有率を求めるアルコール含有率確定手
段とを備えて構成される。
【0009】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係るアルコー
ル含有率検出装置においては、アルコール濃度検出手段
から得られるアルコール含有燃料についての出力が、そ
のアルコール含有燃料についての、それにおける芳香族
成分の含有率に対応する燃料特性に基づいて選択された
アルコール濃度とアルコール濃度検出手段の出力との関
係に照合され、その照合により得られるアルコール濃度
に基づいて、アルコール含有燃料におけるアルコール含
有率が求められる。その結果、アルコール濃度検出手段
を用いて、エンジンに使用されるアルコール含有燃料の
アルコール含有率を求めるに際し、求められた値が、ア
ルコール含有燃料に含まれる芳香族成分に起因して生じ
る真値からの誤差が充分に抑制されたものとされる。
【0010】
【実施例】図2は、本発明に係るアルコール含有率検出
装置の一例が装備された車両用エンジンの主要部を示し
、斯かるエンジンには、アルコール、例えば、メタノー
ルがガソリンに混入されて成り、比較的高いオクタン価
もしくは比較的低いオクタン価を有するものとされたア
ルコール含有燃料が使用される。
【0011】図2において、シリンダブロック2及びシ
リンダヘッド3を含んで成るエンジン本体1に設けられ
たシリンダ4には、ピストン5が配されるとともに、吸
気弁6及び排気弁7を介して連通せしめられる吸気通路
10及び排気通路11が接続されており、シリンダブロ
ック2には、エンジン本体1が発生するノッキングによ
る機械的振動に基づいてノッキング発生状態を検出する
ノッキング・センサ13が配されている。そして、ピス
トン5の上部に燃焼室8が形成され、燃焼室8には点火
プラグ14が臨設されている。点火プラグ14は、エン
ジン本体1に配されたクランク軸の回転が伝達されて駆
動されるディストリビュータ15に接続されており、デ
ィストリビュータ15には、エンジン回転数を検出する
回転数センサ16が設けられるとともに、点火時期制御
部17と一体化された点火コイル部18が接続されてい
る。
【0012】また、吸気通路10には、その上流側から
順次、エアクリーナ20,吸入空気量を検出するエアフ
ローメータ21,吸気通路10を開閉するスロットル弁
22,サージタンク24、及び、燃料供給系から圧送さ
れる燃料を吸気通路10における吸気ポートが形成され
る部分に向けて間歇的に噴射する燃料噴射弁25が配設
されている。そして、燃焼室8には、吸気通路10から
の吸入空気と燃料噴射弁25から噴射される燃料とで形
成される混合気が供給され、その混合気が点火プラグ1
4により着火せしめられて燃焼に供され、それにより生
成された排気ガスが排気通路11に排出される。
【0013】燃料噴射弁25に燃料を圧送する燃料供給
系は、ガソリンとメタノールとが混合せしめられて成る
アルコール含有燃料が貯留された燃料タンク30,燃料
タンク30に貯留されたアルコール含有燃料をストレー
ナを介して吸引し、その吸引されたアルコール含有燃料
を燃料噴射弁25に接続されるとともにフィルタ31が
配された燃料圧送通路32に吐出する燃料ポンプ33、
及び、ダイアフラム式の燃圧レギュレータ37等により
構成されている。ダイアフラム式の燃圧レギュレータ3
7は、燃料タンク30内に伸びる燃料戻し通路34の他
端部が接続され、また、燃料噴射弁25に接続された燃
料圧送通路32の一端部に、調圧通路35を介して接続
され、さらに、サージタンク24に吸気圧導入通路36
を介して接続されていて、燃料噴射弁25から噴射され
るアルコール含有燃料の圧力を調整するものとなされて
いる。そして、燃料圧送通路32におけるフィルタ31
より燃料噴射弁25側の部分には、光学式のアルコール
濃度センサ38が配されている。アルコール濃度センサ
38は、アルコール混合液体について、それにおけるア
ルコール濃度に応じたものとなる屈折率に基づき、アル
コール濃度に応じた出力を生じるものとされており、図
2の例においては、燃料圧送通路32に配されることに
よって、燃料ポンプ33から吐出されたアルコール含有
燃料におけるアルコール濃度に応じた検出出力信号Sm
を送出するものとされている。
【0014】燃圧レギュレータ37はダイアフラム室及
び弁体を有するものとされ、吸気圧導入通路36を通じ
てサージタンク24からの負圧がダイアフラム室に導入
されたとき、そのダイアフラム室に導入される負圧が大
である程弁体が調圧通路35の実効開口面積を増大させ
るべく作動せしめられる。従って、燃圧レギュレータ3
7におけるダイアフラム室に導入される負圧が大である
程、燃料圧送通路32から調圧通路35及び燃料戻し通
路34を通じて燃料タンク30に戻される燃料量が大と
なって、燃料噴射弁25から噴射される燃料の圧力が小
とされる。
【0015】そして、アルコール濃度センサ38からア
ルコール含有燃料における屈折率に基づいて得られる、
アルコール含有燃料についてのアルコール濃度をあらわ
す検出出力信号Smが、制御ユニット50に供給される
。制御ユニット50には、さらに、ノッキング・センサ
13から得られるノッキングの発生状態をあらわす検出
出力信号Sk,回転数センサ16から得られるエンジン
回転数をあらわす検出出力信号Sn,エアフローメータ
21から得られる吸入空気量をあらわす検出出力信号S
a、及び、エンジン本体1に配設された水温センサ41
から得られる冷却水温をあらわす検出出力信号Swが供
給される。そして、制御ユニット50は、これらの検出
出力信号に基づいて、各種の制御動作を行うとともに、
燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコ
ール含有燃料のアルコール含有率を求めるアルコール含
有率検出動作を行うものとされている。
【0016】制御ユニット50の内蔵メモリには、図3
に示される如くの、アルコール濃度センサ38から得ら
れる検出出力信号SmのレベルVとそれによりアルコー
ル濃度の検出がなされるアルコール混合液体、従って、
図2の例の場合にはアルコール含有燃料のアルコール含
有率AOとの関係がデータマップ化されて記憶されてい
る。図3においては、比較的高いオクタン価を有するア
ルコール含有燃料(以下、高オクタン価アルコール含有
燃料という)についての、その温度が、例えば、約−1
0度,約25度及び約50度の夫々のもとにおけるアル
コール濃度センサ38から得られる検出出力信号Smの
レベルVとアルコール含有率AOとの関係が、特性線H
A,HB及びHCにより夫々あらわされるとともに、比
較的低いオクタン価を有するアルコール含有燃料(以下
、低オクタン価アルコール含有燃料という)についての
、その温度が、例えば、約−10度,約25度及び約5
0度の夫々のもとにおけるアルコール濃度センサ38か
ら得られる検出出力信号SmのレベルVとアルコール含
有率AOとの関係が、特性線LA,LB及びLCにより
夫々あらわされている。これよりして、検出出力信号S
mのレベルVは、アルコール含有燃料におけるアルコー
ル含有率AOが低くなるに従って高くなることが分かる
【0017】また、図3から、温度が約−10度である
もとでの高オクタン価アルコール含有燃料についての特
性線HAと低オクタン価アルコール含有燃料についての
特性線LAとの比較,温度が約25度であるもとでの高
オクタン価アルコール含有燃料についての特性線HBと
低オクタン価アルコール含有燃料についての特性線LB
との比較、及び、温度が約50度であるもとでの高オク
タン価アルコール含有燃料についての特性線HCと低オ
クタン価アルコール含有燃料についての特性線LCとの
比較において、高オクタン価アルコール含有燃料と低オ
クタン価アルコール含有燃料とが同一のアルコール含有
率AOを有するものとされるとき、そのアルコール含有
率AOに対応して得られる検出出力信号SmのレベルV
は、低オクタン価アルコール含有燃料の場合より高オク
タン価アルコール含有燃料の場合の方が高くなること、
さらには、斯かる低オクタン価アルコール含有燃料の場
合と高オクタン価アルコール含有燃料の場合とにおける
検出出力信号SmのレベルVの差は、アルコール含有率
AOが30%を越えるもとでは小であって、アルコール
含有率AOが30%以下のもとで比較的大とされること
が理解される。
【0018】制御ユニット50は、図3に示される如く
の検出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率AO
との関係に基づいて、高オクタン価アルコール含有燃料
用の第1の点火時期と低オクタン価アルコール含有燃料
用の第2の点火時期とを選択的に設定するものとされる
。第1及び第2の点火時期は、検出出力信号Sn及びS
aが夫々あらわすエンジン回転数及び吸入空気量に基づ
いて求められる基準点火時期に、アルコール含有率AO
、及び、検出出力信号Swがあらわす冷却水温等を反映
する補正が加えられて得られるものとされ、第1の点火
時期は第2の点火時期より遅角側に設定される。そして
、制御ユニット50は、設定された第1の点火時期もし
くは第2の点火時期に応じた点火制御信号CAを形成し
、それを点火時期制御部17に供給する。それにより、
点火コイル部18の一次側電流が点火時期制御部17に
より点火制御信号CAに応じた所定のタイミングをもっ
て遮断され、点火コイル部18から得られる二次側の高
電圧IAがディストリビュータ15を介して点火プラグ
14に供給されて、点火プラグ14による燃焼室8内の
混合気に対する点火が行われる。
【0019】このような制御ユニット50により、燃料
タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール
含有燃料のアルコール含有率が求められるアルコール含
有率検出動作が行われるにあたっては、先ず、図3に示
される特性線HA,HB及びHCによりあらわされる如
くの、高オクタン価アルコール含有燃料についての検出
出力信号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関
係のうちの、検出出力信号Swに基づいて推測検知され
る、そのときのアルコール含有燃料の温度に対応するも
の、あるいは、図3に示される特性線LA,LB及びL
Cによりあらわされる如くの、低オクタン価アルコール
含有燃料についての検出出力信号SmのレベルVとアル
コール含有率AOとの関係のうちの、検出出力信号Sw
に基づいて推測検知される、そのときのアルコール含有
燃料の温度に対応するものを選択設定し、その選択設定
された検出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率
AOとの関係に、そのときアルコール濃度センサ38か
ら得られる検出出力信号SmのレベルVが照合されて、
それに対応するアルコール含有率AO1が求められる。
【0020】このようにして求められたアルコール含有
率AO1が30%を越えるものであるときには、そのと
き検出出力信号SmのレベルVが照合された検出出力信
号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係が高
オクタン価アルコール含有燃料についてのものとされた
が、アルコール濃度センサ38によりアルコール濃度が
検出されたアルコール含有燃料が低オクタン価アルコー
ル含有燃料であった場合、あるいは、逆にそのとき検出
出力信号SmのレベルVが照合された検出出力信号Sm
のレベルVとアルコール含有率AOとの関係が低オクタ
ン価アルコール含有燃料についてのものとされたが、ア
ルコール濃度センサ38によりアルコール濃度が検出さ
れたアルコール含有燃料が高オクタン価アルコール含有
燃料であった場合であっても、求められたアルコール含
有率AO1の値の真値に対する誤差は小であって、実質
的に支障を生じないと考えられるので、その求められた
アルコール含有率AO1が、実際に燃料タンク30から
燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含有燃料のアル
コール含有率とされる。
【0021】これに対して、上述の如くにして求められ
たアルコール含有率AO1が30%以下のものであると
きには、そのとき検出出力信号SmのレベルVが照合さ
れた検出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率A
Oとの関係が高オクタン価アルコール含有燃料について
のものとされたが、アルコール濃度センサ38によりア
ルコール濃度が検出されたアルコール含有燃料が低オク
タン価アルコール含有燃料であった場合、あるいは、逆
にそのとき検出出力信号SmのレベルVが照合された検
出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの
関係が低オクタン価アルコール含有燃料についてのもの
とされたが、アルコール濃度センサ38によりアルコー
ル濃度が検出されたアルコール含有燃料が高オクタン価
アルコール含有燃料であった場合には、求められたアル
コール含有率AO1の値の真値に対する誤差が比較的大
であることになる。
【0022】そこで、求められたアルコール含有率AO
1が30%以下のものであるときには、そのとき実際に
燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコ
ール含有燃料が高オクタン価アルコール含有燃料である
か低オクタン価アルコール含有燃料であるかが判別され
、検出出力信号SmのレベルVが照合された検出出力信
号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係が高
オクタン価アルコール含有燃料についてのものとされ、
そのときアルコール濃度センサ38によりアルコール濃
度が検出されたアルコール含有燃料が高オクタン価アル
コール含有燃料であった場合、あるいは、検出出力信号
SmのレベルVが照合された検出出力信号Smのレベル
Vとアルコール含有率AOとの関係が低オクタン価アル
コール含有燃料についてのものとされ、そのときアルコ
ール濃度センサ38によりアルコール濃度が検出された
アルコール含有燃料が低オクタン価アルコール含有燃料
であった場合には、求められたアルコール含有率AO1
が、実際に燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧送さ
れるアルコール含有燃料のアルコール含有率とされるが
、検出出力信号SmのレベルVが照合された検出出力信
号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係が高
オクタン価アルコール含有燃料についてのものとされた
が、そのときアルコール濃度センサ38によりアルコー
ル濃度が検出されたアルコール含有燃料が低オクタン価
アルコール含有燃料であった場合には、高オクタン価ア
ルコール含有燃料についての検出出力信号Smのレベル
Vとアルコール含有率AOとの関係に代えて、低オクタ
ン価アルコール含有燃料についての検出出力信号Smの
レベルVとアルコール含有率AOとの関係が再設定され
、その再設定された検出出力信号SmのレベルVとアル
コール含有率AOとの関係に検出出力信号Smのレベル
Vが改めて照合され、それに対応するアルコール含有率
AO2が求められて、それが実際に燃料タンク30から
燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含有燃料のアル
コール含有率とされ、また、検出出力信号Smのレベル
Vが照合された検出出力信号SmのレベルVとアルコー
ル含有率AOとの関係が低オクタン価アルコール含有燃
料についてのものとされたが、そのときアルコール濃度
センサ38によりアルコール濃度が検出されたアルコー
ル含有燃料が高オクタン価アルコール含有燃料であった
場合には、低オクタン価アルコール含有燃料についての
検出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率AOと
の関係に代えて、高オクタン価アルコール含有燃料につ
いての検出出力信号SmのレベルVとアルコール含有率
AOとの関係が再設定され、その再設定された検出出力
信号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係に
検出出力信号SmのレベルVが改めて照合され、それに
対応するアルコール含有率AO2が求められて、それが
実際に燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧送される
アルコール含有燃料のアルコール含有率とされる。
【0023】斯かる際における実際に燃料タンク30か
ら燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含有燃料が高
オクタン価アルコール含有燃料であるか低オクタン価ア
ルコール含有燃料であるかの判別は、ノッキング・セン
サ13からの検出出力信号Skに基づいてなされる。即
ち、高オクタン価アルコール含有燃料についての検出出
力信号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係
が選択設定され、従って、高オクタン価アルコール含有
燃料用の第1の点火時期が設定されたもとで、検出出力
信号Skがノッキングが生じていることを示していない
ときには、実際に燃料タンク30から燃料噴射弁25に
圧送されるアルコール含有燃料が高オクタン価アルコー
ル含有燃料であると判断され、それに対して、検出出力
信号Skがノッキングが生じていることを示していると
きには、実際に燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧
送されるアルコール含有燃料が低オクタン価アルコール
含有燃料であると判断される。また、低オクタン価アル
コール含有燃料についての検出出力信号SmのレベルV
とアルコール含有率AOとの関係が選択設定され、従っ
て、低オクタン価アルコール含有燃料用の第2の点火時
期が設定されたもとで、検出出力信号Skがノッキング
が生じていることを示していないときには、実際に燃料
タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール
含有燃料が低オクタン価アルコール含有燃料であると判
断され、それに対して、検出出力信号Skがノッキング
が生じていることを示しているときには、実際に燃料タ
ンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含
有燃料が高オクタン価アルコール含有燃料であると判断
される。
【0024】このようにして求められた、実際に燃料タ
ンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含
有燃料のアルコール含有率とされるアルコール含有率A
O1もしくはAO2は、エンジンの各種制御、例えば、
点火時期制御,燃料供給量制御等における制御要因とし
て用いられて、エンジンの各種制御に燃焼室8に供給さ
れるアルコール含有燃料のアルコール含有率が反映せし
められ、それにより、エンジンの各種制御における制御
精度が高められる。例えば、エンジンにおける燃料供給
量制御にあっては、求められたアルコール含有率AO1
もしくはAO2が、図4に示される如くの、アルコール
含有率AOが大となるに従って大となるアルコール濃度
補正値Afをあらわす特性図に照合されて、対応するア
ルコール濃度補正値Afが求められ、エンジンの運転状
態に基づいて設定される基本燃料噴射量がアルコール濃
度補正値Af及び他の必要に応じて設定された補正値に
より補正されることにより最終燃料噴射量が設定され、
その最終燃料噴射量に応じた燃料噴射が燃料噴射弁25
により行われるようにされる。
【0025】上述の如くに動作する制御ユニット50は
、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成され
るが、斯かる場合におけるマイクロコンピュータがアル
コール含有率検出動作を行うにあたって実行するプログ
ラムの一例を、図5のフローチャートを参照して説明す
る。
【0026】図5に示されるプログラムにおいては、例
えば、エンジンが始動されるときスタートし、スタート
後、ステップ60において、図3に示される特性線LA
,LB及びLCによりあらわされる如くの、低オクタン
価アルコール含有燃料についての検出出力信号Smのレ
ベルVとアルコール含有率AOとの関係のうちの、水温
センサ41からの検出出力信号Swに基づいて推測検知
される、そのときのアルコール含有燃料の温度に対応す
るものを、関係LGRとして選択設定する。そして、続
くステップ61において、アルコール濃度センサ38か
ら得られる検出出力信号Smのレベルを、ステップ60
で選択設定された関係LGRに照合して、対応するアル
コール含有率AO1を求める。
【0027】次に、ステップ62において、ステップ6
1で求められたアルコール含有率AO1が30%を越え
ているか否かを判断する。その結果、アルコール含有率
AO1が30%を越えているときには、ステップ63に
おいて、回転数センサ16からの検出出力信号Snがあ
らわすエンジン回転数に基づいてエンジンが定常運転状
態にあるか否かを判断し、エンジンが加速運転状態もし
くは減速運転状態にあるときには、ステップ63での判
断を繰り返し、エンジンが定常運転状態にある場合には
、ステップ64において、低オクタン価アルコール含有
燃料用の第2の点火時期を設定する。
【0028】斯かるもとで、ステップ65において、ノ
ッキング・センサ13からの検出出力信号Skに基づい
てノッキングが発生しているか否かを判断する。その結
果、ノッキングが発生しているときには、そのとき燃料
タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール
含有燃料が高オクタン価アルコール含有燃料であるので
、ステップ66において、ステップ64で設定された低
オクタン価アルコール含有燃料用の第2の点火時期に代
えて、高オクタン価アルコール含有燃料用の第1の点火
時期を設定して、ステップ67に進む。また、ステップ
65での判断の結果、ノッキングが発生していないとき
には、そのとき燃料タンク30から燃料噴射弁25に圧
送されるアルコール含有燃料が低オクタン価アルコール
含有燃料であるので、そのままステップ67に進む。
【0029】ステップ67においては、ステップ61で
求められたアルコール含有率AO1を、実際に燃料タン
ク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコール含有
燃料のアルコール含有率をあらわす検出出力として採用
し、プログラムを終了する。
【0030】一方、ステップ62での判断の結果、ステ
ップ61で求められたアルコール含有率AO1が30%
以下である場合には、ステップ68において、検出出力
信号Snがあらわすエンジン回転数に基づいてエンジン
が定常運転状態にあるか否かを判断し、エンジンが加速
運転状態もしくは減速運転状態にあるときには、ステッ
プ68での判断を繰り返し、エンジンが定常運転状態に
ある場合には、ステップ69において、高オクタン価ア
ルコール含有燃料用の第1の点火時期を設定する。
【0031】次に、ステップ70において、検出出力信
号Skに基づいてノッキングが発生しているか否かを判
断し、ノッキングが発生しているときには、そのとき燃
料タンク30から燃料噴射弁25に圧送されるアルコー
ル含有燃料が低オクタン価アルコール含有燃料であるの
で、ステップ71において、ステップ70で設定された
高オクタン価アルコール含有燃料用の第1の点火時期に
代えて、低オクタン価アルコール含有燃料用の第2の点
火時期を設定して、ステップ67に進む。また、ステッ
プ70での判断の結果、ノッキングが発生していないと
きには、そのとき燃料タンク30から燃料噴射弁25に
圧送されるアルコール含有燃料が高オクタン価アルコー
ル含有燃料であるので、ステップ72において、ステッ
プ60で設定された関係LGRに代えて、図3に示され
る特性線HA,HB及びHCによりあらわされる如くの
、高オクタン価アルコール含有燃料についての検出出力
信号SmのレベルVとアルコール含有率AOとの関係の
うちの、検出出力信号Swに基づいて推測検知される、
そのときのアルコール含有燃料の温度に対応するものを
、関係HGRとして選択設定する。
【0032】そして、ステップ73において、アルコー
ル濃度センサ38から得られる検出出力信号Smのレベ
ルを、ステップ72で選択設定された関係HGRに照合
して、対応するアルコール含有率AO2を求め、続くス
テップ74において、ステップ72で求められたアルコ
ール含有率AO2を、実際に燃料タンク30から燃料噴
射弁25に圧送されるアルコール含有燃料のアルコール
含有率をあらわす検出出力として採用し、プログラムを
終了する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るアルコール含有率検出装置によれば、アルコール混
合液体におけるアルコール濃度に応じた出力を生じるア
ルコール濃度検出手段を用いて、エンジンに使用される
アルコール含有燃料のアルコール含有率を求めるにあた
り、アルコール濃度検出手段から得られるアルコール含
有燃料についての出力が、そのアルコール含有燃料につ
いての、それにおける芳香族成分の含有率に対応する燃
料特性に基づいて選択されたアルコール濃度とアルコー
ル濃度検出手段の出力との関係に照合され、その照合に
より得られるアルコール濃度に基づいて、アルコール含
有燃料におけるアルコール含有率が求められるので、ア
ルコール含有燃料のアルコール含有率を、その値がアル
コール含有燃料に含まれる芳香族成分に起因して生じる
真値からの誤差が充分に抑制されるものとして得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルコール含有率検出装置を特許
請求の範囲に対応して示す基本構成図である。
【図2】本発明に係るアルコール含有率検出装置の一例
が適用された車両用エンジンの主要部を示す概略構成図
である。
【図3】図2に示される例における制御ユニットの動作
説明に供される特性図である。
【図4】図2に示される例により求められたアルコール
含有率が用いられて行われるエンジン制御についての説
明に供される特性図である。
【図5】図2に示される例における制御ユニットにマイ
クロコンピュータが用いられた場合における、斯かるマ
イクロコンピュータが実行するプログラムの一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
13  ノッキング・センサ 14  点火プラグ 25  燃料噴射弁 38  アルコール濃度センサ 41  水温センサ 50  制御ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコール混合液体におけるアルコール濃
    度に応じた出力を生じるアルコール濃度検出手段と、ア
    ルコール含有燃料における芳香族成分の含有率に対応す
    る燃料特性を検出する燃料特性検出手段と、該燃料特性
    検出手段により検出された燃料特性に基づき、該検出さ
    れた燃料特性に対応する、上記アルコール含有燃料にお
    けるアルコール濃度と上記アルコール濃度検出手段の出
    力との関係を選択する選択手段と、該選択手段により選
    択された関係に、上記アルコール濃度検出手段から得ら
    れる上記アルコール含有燃料についての出力を照合して
    、上記アルコール含有燃料におけるアルコール含有率を
    求めるアルコール含有率確定手段と、を備えて構成され
    るアルコール含有率検出装置。
  2. 【請求項2】燃料特性検出手段が、上記アルコール含有
    燃料のオクタン価の高低を判別するものとされたことを
    特徴とする請求項1記載のアルコール含有率検出装置。
JP3862391A 1991-03-05 1991-03-05 アルコール含有率検出装置 Pending JPH04276550A (ja)

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