JPH0427362B2 - - Google Patents
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- JPH0427362B2 JPH0427362B2 JP57094453A JP9445382A JPH0427362B2 JP H0427362 B2 JPH0427362 B2 JP H0427362B2 JP 57094453 A JP57094453 A JP 57094453A JP 9445382 A JP9445382 A JP 9445382A JP H0427362 B2 JPH0427362 B2 JP H0427362B2
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- Japan
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- rotating body
- protrusion
- ceramic
- protrusions
- axis
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Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 38
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 9
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 7
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 4
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/32—Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/02—Blade-carrying members, e.g. rotors
- F01D5/027—Arrangements for balancing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、軸線の周りに回転するセラミツク製
回転体に係り、更に詳細にはバランス修正用の突
起を有するセラミツク製回転体に係る。
回転体に係り、更に詳細にはバランス修正用の突
起を有するセラミツク製回転体に係る。
軸線の周りに回転する回転体に於ては、質量の
アンバランス、特にその動的アンバランスが存在
すると、その軸部が偏摩耗したり異常振動が生じ
たりすることがある。従つて例えば実開昭56−
139802号公報や特公昭56−29082号公報に記載さ
れている如く、回転体を各種装置に組込む前に回
転体の動的アンバランス量及び方向を測定し、そ
の測定結果に基き回転体の所要の部位に研磨、研
削等の機械加工を施してその材料の一部を除去す
ることにより、回転体の動バランスを修正するこ
とが行なわれている。
アンバランス、特にその動的アンバランスが存在
すると、その軸部が偏摩耗したり異常振動が生じ
たりすることがある。従つて例えば実開昭56−
139802号公報や特公昭56−29082号公報に記載さ
れている如く、回転体を各種装置に組込む前に回
転体の動的アンバランス量及び方向を測定し、そ
の測定結果に基き回転体の所要の部位に研磨、研
削等の機械加工を施してその材料の一部を除去す
ることにより、回転体の動バランスを修正するこ
とが行なわれている。
しかし、研磨等の機械加工により動バランスの
修正を行なう場合にあつては、所要部位の材料を
所要量だけ除去することが困難であり、特にアン
バランス量に正確に対応する量の加工を行なうこ
とが非常に困難であるため、動的アンバランスの
量を許容限度範囲内に納めるためには、動的アン
バランスの測定と機械加工とを試行錯誤により数
回に亙り行なわなければならないという問題があ
る。
修正を行なう場合にあつては、所要部位の材料を
所要量だけ除去することが困難であり、特にアン
バランス量に正確に対応する量の加工を行なうこ
とが非常に困難であるため、動的アンバランスの
量を許容限度範囲内に納めるためには、動的アン
バランスの測定と機械加工とを試行錯誤により数
回に亙り行なわなければならないという問題があ
る。
また特に高温下に於て使用される回転体に於て
は、耐熱性及び高温強度を要求されるので、回転
体はセラミツクにて構成されることが多い。この
場合セラミツクは非常に硬質なものであるため、
研磨等の機械加工によつて回転体の材料の一部を
除去することは非常に困難である。ダイヤモンド
砥石などを用いて機械加工を行なうことも考えら
れるが、その場合にはダイヤモンド砥石などが非
常に高価であるため、動バランス修正がコスト高
となり、また大掛りな研磨装置などを要するため
設備費が高くなる。またダイヤモンド砥石などを
用いてセラミツク製回転体に対し所要量の機械加
工を行なうには比較的長時間を要するため、動バ
ランス修正を能率良く行なうことができない。
は、耐熱性及び高温強度を要求されるので、回転
体はセラミツクにて構成されることが多い。この
場合セラミツクは非常に硬質なものであるため、
研磨等の機械加工によつて回転体の材料の一部を
除去することは非常に困難である。ダイヤモンド
砥石などを用いて機械加工を行なうことも考えら
れるが、その場合にはダイヤモンド砥石などが非
常に高価であるため、動バランス修正がコスト高
となり、また大掛りな研磨装置などを要するため
設備費が高くなる。またダイヤモンド砥石などを
用いてセラミツク製回転体に対し所要量の機械加
工を行なうには比較的長時間を要するため、動バ
ランス修正を能率良く行なうことができない。
本発明は、回転体、特にセラミツク製回転体の
動バランス修正を行なう場合に於ける上述の如き
種々の問題に鑑み、正確なバランス修正を能率良
く且容易に且低廉に行ない得るよう改良されたセ
ラミツク製回転体を提供することを目的としてい
る。
動バランス修正を行なう場合に於ける上述の如き
種々の問題に鑑み、正確なバランス修正を能率良
く且容易に且低廉に行ない得るよう改良されたセ
ラミツク製回転体を提供することを目的としてい
る。
かかる目的は、本発明によれば、軸線の周りに
回転するセラミツク製回転体にして、前記軸線の
周りに周方向に互いに隔置された複数個の突起を
有し、各突起は切欠き部を有し該切欠き部にて折
損されることにより除去されるよう構成されたセ
ラミツク製回転体によつて達成される。
回転するセラミツク製回転体にして、前記軸線の
周りに周方向に互いに隔置された複数個の突起を
有し、各突起は切欠き部を有し該切欠き部にて折
損されることにより除去されるよう構成されたセ
ラミツク製回転体によつて達成される。
本発明のセラミツク製回転体によれば、セラミ
ツクは脆性を有するので、動的アンバランス測定
の測定結果に基き、所要部位の突起をその切欠き
部に於てペンチなどの単純な工具にて折損させて
除去することにより、回転体の動バランス修正を
容易に且能率良く行なうことができる。
ツクは脆性を有するので、動的アンバランス測定
の測定結果に基き、所要部位の突起をその切欠き
部に於てペンチなどの単純な工具にて折損させて
除去することにより、回転体の動バランス修正を
容易に且能率良く行なうことができる。
また本発明によるセラミツク製回転体の動バラ
ンス修正に於ては、高価なダイヤモンド砥石や大
掛りな研磨装置などは不要であり、また研磨等機
械加工によつて生じた切り屑などの処理に比して
折損により除去された突起の処理は簡単であるの
で、本発明によるセラミツク製回転体によれば、
セラミツク製回転体の動バランス修正を低廉に実
施することができる。
ンス修正に於ては、高価なダイヤモンド砥石や大
掛りな研磨装置などは不要であり、また研磨等機
械加工によつて生じた切り屑などの処理に比して
折損により除去された突起の処理は簡単であるの
で、本発明によるセラミツク製回転体によれば、
セラミツク製回転体の動バランス修正を低廉に実
施することができる。
また本発明のセラミツク製回転体によれば、各
突起は切欠き部を有し切欠き部にて折損されるよ
うになつており、除去される突起の質量を均一化
できるので、動的アンバランスの量及び方向の測
定結果に応じて正確に所要の部位より正確な所要
量の材料を除去することができ、従つて動バラン
スの修正を正確に行うことができる。
突起は切欠き部を有し切欠き部にて折損されるよ
うになつており、除去される突起の質量を均一化
できるので、動的アンバランスの量及び方向の測
定結果に応じて正確に所要の部位より正確な所要
量の材料を除去することができ、従つて動バラン
スの修正を正確に行うことができる。
本発明の一つの詳細な特徴によれば、複数個の
突起は実質的に等間隔にて隔置され且実質的に同
一の質量を有している。従つて動的アンバランス
の量とそれを消去するに要する突起の数との対応
関係を予め求めておくことにより、動的アンバラ
ンスの測定結果に基いて非常に正確に且迅速に動
バランス修正を行なうことができ、また従来の機
械加工による動バランス修正の場合の如く動的ア
ンバランスの測定と機械加工とを試行錯誤によつ
て繰返し行なう必要がないので、動バランス修正
を非常に能率良く行なうことができる。
突起は実質的に等間隔にて隔置され且実質的に同
一の質量を有している。従つて動的アンバランス
の量とそれを消去するに要する突起の数との対応
関係を予め求めておくことにより、動的アンバラ
ンスの測定結果に基いて非常に正確に且迅速に動
バランス修正を行なうことができ、また従来の機
械加工による動バランス修正の場合の如く動的ア
ンバランスの測定と機械加工とを試行錯誤によつ
て繰返し行なう必要がないので、動バランス修正
を非常に能率良く行なうことができる。
尚本発明によるセラミツク製回転体に於て突起
を設けるべき部位は、セラミツク製回転体の軸線
よりできるだけ離れた部位であつてしかもその本
来の機能を損ねることのない部位であることが好
ましい。また突起の形状や大きさなどはセラミツ
ク製回転体の製造誤差により生じ得る動的アンバ
ランスの大きさやセラミツク製回転体自体の質量
などに応じて適宜に選定されてよいものである。
を設けるべき部位は、セラミツク製回転体の軸線
よりできるだけ離れた部位であつてしかもその本
来の機能を損ねることのない部位であることが好
ましい。また突起の形状や大きさなどはセラミツ
ク製回転体の製造誤差により生じ得る動的アンバ
ランスの大きさやセラミツク製回転体自体の質量
などに応じて適宜に選定されてよいものである。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
第１図はターボチヤージヤのタービンホイール
として構成された本発明によるセラミツク製回転
体の一つの実施例をコンプレツサの側より見た解
図的側面図、第２図は第１図の線−による断
面図である。
として構成された本発明によるセラミツク製回転
体の一つの実施例をコンプレツサの側より見た解
図的側面図、第２図は第１図の線−による断
面図である。
これらの図に於て、１は軸線２の周りに回転す
るタービンホイールを示している。このタービン
ホイール１は図には示されていないコンプレツサ
と一体的に連結されるシヤフト３と、該シヤフト
３と一体的に構成され実質的に円錐形をなすデイ
スク４と、デイスク４と一体的に構成され且該デ
イスクより半径方向外方へ放射状に延在する複数
個のタービンブレード５とよりなつている。
るタービンホイールを示している。このタービン
ホイール１は図には示されていないコンプレツサ
と一体的に連結されるシヤフト３と、該シヤフト
３と一体的に構成され実質的に円錐形をなすデイ
スク４と、デイスク４と一体的に構成され且該デ
イスクより半径方向外方へ放射状に延在する複数
個のタービンブレード５とよりなつている。
デイスク４は図には示されていないコンプレツ
サに対向する側面６に軸線２の周りに周方向に互
いに隔置された折損により除去可能な複数個の突
起７を有している。各突起７は軸線２に対し垂直
に半径方向外方へ延在する平板状をなしている。
また各突起７は第３図及び第４図に詳細に示され
ている如く、デイスク４と一体的に構成されてお
り、断面積が急激に変化する部分８と頂点８′と
の間の部分にてその両側面１６，１７に部分８に
近接して突起の長手方向に延在する切欠き部１８
及び１９を有しており、これら切欠き部１８及び
１９の部分に於て容易に折損させ得るようになつ
ている。また各突起７は第１図に詳細に示されて
いる如く、周方向に実質的に互いに等間隔にて隔
置されており且実質的に同一の質量を有するよう
構成されている。
サに対向する側面６に軸線２の周りに周方向に互
いに隔置された折損により除去可能な複数個の突
起７を有している。各突起７は軸線２に対し垂直
に半径方向外方へ延在する平板状をなしている。
また各突起７は第３図及び第４図に詳細に示され
ている如く、デイスク４と一体的に構成されてお
り、断面積が急激に変化する部分８と頂点８′と
の間の部分にてその両側面１６，１７に部分８に
近接して突起の長手方向に延在する切欠き部１８
及び１９を有しており、これら切欠き部１８及び
１９の部分に於て容易に折損させ得るようになつ
ている。また各突起７は第１図に詳細に示されて
いる如く、周方向に実質的に互いに等間隔にて隔
置されており且実質的に同一の質量を有するよう
構成されている。
またデイスク４の先端部９の円筒状外周面１０
には、軸線２の周りに周方向に互いに隔置された
折損により除去可能な複数個の突起１１が設けら
れている。これらの突起１１は、第５図に詳細に
示されている如く、軸線２の周りに実質的に等間
隔にて互いに隔置され且実質的に同一の質量を有
するよう構成されている。また各突起１１は第６
図及び第７図に詳細に示されている如く、デイス
ク４の先端部９と一体的に構成され、先端部９よ
り放射状に延在し且軸線２に沿つて延びる平板状
をなしており、その両側面に突起の長手方向に延
在する切欠き部１８及び１９を有しており、これ
ら切欠き部１８及び１９の部分に於て容易に折損
させ得るようになつている。
には、軸線２の周りに周方向に互いに隔置された
折損により除去可能な複数個の突起１１が設けら
れている。これらの突起１１は、第５図に詳細に
示されている如く、軸線２の周りに実質的に等間
隔にて互いに隔置され且実質的に同一の質量を有
するよう構成されている。また各突起１１は第６
図及び第７図に詳細に示されている如く、デイス
ク４の先端部９と一体的に構成され、先端部９よ
り放射状に延在し且軸線２に沿つて延びる平板状
をなしており、その両側面に突起の長手方向に延
在する切欠き部１８及び１９を有しており、これ
ら切欠き部１８及び１９の部分に於て容易に折損
させ得るようになつている。
かくして構成されたセラミツク製回転体に於て
動バランス修正を行なうには、まずタービンホイ
ール１を動バランス測定装置に組込み、アンバラ
ンス量及びアンバランス方向（基準からの位相
角）を測定する。次いで動的アンバランス量及び
方向がその許容限度範囲内に納まるよう、上述の
如く測定されたアンバランス量及びアンバランス
方向に応じて、所定部位の突起７若しくは１１を
切欠き部に於て所要の大きさ及び個数にて折損さ
せて除去する。この場合突起７を除去することに
よつて低減される質量と突起１１を除去すること
によつて低減される質量とを適宜に選定すること
により、タービンホイール１の長手方向、即ち軸
線２に沿う方向の動的アンバランスをも修正する
ことができる。また突起７及び１１を除去するこ
とは、所定の突起７及び１１をペンチなどにて挾
みそれに曲げ応力を与える方法などによつて容易
に行なわれる。
動バランス修正を行なうには、まずタービンホイ
ール１を動バランス測定装置に組込み、アンバラ
ンス量及びアンバランス方向（基準からの位相
角）を測定する。次いで動的アンバランス量及び
方向がその許容限度範囲内に納まるよう、上述の
如く測定されたアンバランス量及びアンバランス
方向に応じて、所定部位の突起７若しくは１１を
切欠き部に於て所要の大きさ及び個数にて折損さ
せて除去する。この場合突起７を除去することに
よつて低減される質量と突起１１を除去すること
によつて低減される質量とを適宜に選定すること
により、タービンホイール１の長手方向、即ち軸
線２に沿う方向の動的アンバランスをも修正する
ことができる。また突起７及び１１を除去するこ
とは、所定の突起７及び１１をペンチなどにて挾
みそれに曲げ応力を与える方法などによつて容易
に行なわれる。
第８図は本発明に従つて構成されたタービンホ
イールに於て突起が設けられてよい部位を示す第
２図と同様の断面図である。尚この第８図に於
て、第２図に示され部分と実質的に同一の部分に
は同一の符号が付されている。
イールに於て突起が設けられてよい部位を示す第
２図と同様の断面図である。尚この第８図に於
て、第２図に示され部分と実質的に同一の部分に
は同一の符号が付されている。
第８図に於て、１２はタービンブレード５の先
端部１３にそれと一体的に設けられた突起を示し
ている。また１４はデイスク４の先端部９の端面
１５に軸線２の周りに放射状に延在するよう設け
られた突起を示している。かくして動バランス修
正用の突起は、軸線２よりできるだけ離れた部位
であつて、タービンホイール１の機能を損ねるこ
とのない部位に設けられることが好ましく、また
軸線２に沿う方向の動的アンバランスをも消去し
得るよう、軸線２に対し垂直であり且軸線２に沿
つて互いに隔置された複数個の平面に沿つて軸線
２の周りに周方向に配列された状態で設けられる
ことが好ましい。
端部１３にそれと一体的に設けられた突起を示し
ている。また１４はデイスク４の先端部９の端面
１５に軸線２の周りに放射状に延在するよう設け
られた突起を示している。かくして動バランス修
正用の突起は、軸線２よりできるだけ離れた部位
であつて、タービンホイール１の機能を損ねるこ
とのない部位に設けられることが好ましく、また
軸線２に沿う方向の動的アンバランスをも消去し
得るよう、軸線２に対し垂直であり且軸線２に沿
つて互いに隔置された複数個の平面に沿つて軸線
２の周りに周方向に配列された状態で設けられる
ことが好ましい。
第９図は本発明によるセラミツク製回転体に於
て採用されてよい突起の他の実施例を示す第３図
と同様の正面図であり、第１０図ａ〜第１０図ｆ
は本発明によるセラミツク製回転体に於て採用さ
れてよい突起の他の実施例の長手方向に垂直な断
面形状を示す第４図と同様の断面図である。尚こ
れらの図に於て、第３図及び第４図に示された部
分と実質的に同一の部分にはこれらの図に於て付
された符号と同一の符号が付されている。
て採用されてよい突起の他の実施例を示す第３図
と同様の正面図であり、第１０図ａ〜第１０図ｆ
は本発明によるセラミツク製回転体に於て採用さ
れてよい突起の他の実施例の長手方向に垂直な断
面形状を示す第４図と同様の断面図である。尚こ
れらの図に於て、第３図及び第４図に示された部
分と実質的に同一の部分にはこれらの図に於て付
された符号と同一の符号が付されている。
第９図及び第１０図に示されている如く、本発
明によるセラミツク製回転体の突起の形状は、セ
ラミツクの脆性を利用して切欠き部１８及び１９
又は断面積が急激に変化する部分８を折損するこ
とによつて突起の一部又は全体を容易に除去し得
る任意の形状であつてよく、特に第１０図ｃ〜第
１０図ｅに示された実施例に於ては断面積が急激
に変化する部分８も切欠き部１８及び１９と同様
に切欠き部として機能するようになつている。
明によるセラミツク製回転体の突起の形状は、セ
ラミツクの脆性を利用して切欠き部１８及び１９
又は断面積が急激に変化する部分８を折損するこ
とによつて突起の一部又は全体を容易に除去し得
る任意の形状であつてよく、特に第１０図ｃ〜第
１０図ｅに示された実施例に於ては断面積が急激
に変化する部分８も切欠き部１８及び１９と同様
に切欠き部として機能するようになつている。
第１１図及び第１２図は本発明によるセラミツ
ク製回転体に於て採用されてよい突起の更に他の
実施例を示す解図であり、特に第１１図ａ及び第
１２図ａはそれぞれ第３図に対応する突起の正面
図であり、第１１図ｂ及び第１２図ｂはそれぞれ
各突起の長手方向に垂直な断面を示す第４図に対
応する断面図である。尚これらの図に於て、第３
図及び第４図に示された部分と実質的に同一の部
分にはこれらの図に於て付された符号と同一の符
号が付されている。
ク製回転体に於て採用されてよい突起の更に他の
実施例を示す解図であり、特に第１１図ａ及び第
１２図ａはそれぞれ第３図に対応する突起の正面
図であり、第１１図ｂ及び第１２図ｂはそれぞれ
各突起の長手方向に垂直な断面を示す第４図に対
応する断面図である。尚これらの図に於て、第３
図及び第４図に示された部分と実質的に同一の部
分にはこれらの図に於て付された符号と同一の符
号が付されている。
第１１図に示された突起はその両側面にそれぞ
れ突起の長手方向に沿つて延在する二組の切欠き
部１８〜２１が設けられており、切欠き部１８及
び１９の部分又は切欠き部２０及び２１の部分に
於て折損により容易に破断し得るようになつてい
る。また第１２図に示された突起はその長手方向
に沿つて延在する切欠き部１８及び１９に加え
て、突起の長手方向に沿つて隔置された二つのス
リツト２２及び２３を有しており、これらのスリ
ツトによつて三つのセクシヨン２４，２５，２６
に分割されており、これらのセクシヨンを他のセ
クシヨンとは独立して任意に除去し得るようにな
つている。従つてこれらの実施例によれば、突起
を容易に破断することができるだけでなく、セラ
ミツク製回転体の動バランス修正を更に一層精密
に行なうことができる。
れ突起の長手方向に沿つて延在する二組の切欠き
部１８〜２１が設けられており、切欠き部１８及
び１９の部分又は切欠き部２０及び２１の部分に
於て折損により容易に破断し得るようになつてい
る。また第１２図に示された突起はその長手方向
に沿つて延在する切欠き部１８及び１９に加え
て、突起の長手方向に沿つて隔置された二つのス
リツト２２及び２３を有しており、これらのスリ
ツトによつて三つのセクシヨン２４，２５，２６
に分割されており、これらのセクシヨンを他のセ
クシヨンとは独立して任意に除去し得るようにな
つている。従つてこれらの実施例によれば、突起
を容易に破断することができるだけでなく、セラ
ミツク製回転体の動バランス修正を更に一層精密
に行なうことができる。
第１３図はタービンホイール１のデイスク４の
側面６に設けられた突起７の他の一つの実施例を
示す第１図と同様の解図であり、第１４図は突起
７を一平面に展開して示す解図的部分正面図であ
る。
側面６に設けられた突起７の他の一つの実施例を
示す第１図と同様の解図であり、第１４図は突起
７を一平面に展開して示す解図的部分正面図であ
る。
この実施例に於ては突起７は軸線２の周りに周
方向に連続的に配列されており且等間隔に隔置さ
れた複数個のスリツト２７によつて周方向に部分
的に互いに隔置された複数個の突起セクシヨン２
８に分割されている。またこの突起７は第１５図
に示されている如く、軸線２の周りに同心状に複
数個の環状列として配列されてもよい。
方向に連続的に配列されており且等間隔に隔置さ
れた複数個のスリツト２７によつて周方向に部分
的に互いに隔置された複数個の突起セクシヨン２
８に分割されている。またこの突起７は第１５図
に示されている如く、軸線２の周りに同心状に複
数個の環状列として配列されてもよい。
尚本発明に於ける各突起は周方向に互いに等間
隔にて隔置されていなくてもよく、またそれらの
質量は互いに同一でなくてもよいが、動バランス
修正を能率良く行なうことができるよう、上述の
各実施例の如く各突起は周方向に互いに実質的に
等間隔にて隔置され実質的に互いに同一の質量を
有していることが好ましい。
隔にて隔置されていなくてもよく、またそれらの
質量は互いに同一でなくてもよいが、動バランス
修正を能率良く行なうことができるよう、上述の
各実施例の如く各突起は周方向に互いに実質的に
等間隔にて隔置され実質的に互いに同一の質量を
有していることが好ましい。
以上に於ては本発明をターボチヤージヤのター
ビンホイールとして構成された特定の実施例及び
突起の幾つかの実施例について詳細に説明した
が、本発明によるセラミツク製回転体はターボチ
ヤージヤのタービンホイールに限定されるもので
はなく、例えばターボチヤージヤのコンプレツサ
インペラ、ガスタービンエンジンのロータアセン
ブリなど、軸線の周りに回転する任意のセラミツ
ク製回転体であつてよいことが理解されよう。
ビンホイールとして構成された特定の実施例及び
突起の幾つかの実施例について詳細に説明した
が、本発明によるセラミツク製回転体はターボチ
ヤージヤのタービンホイールに限定されるもので
はなく、例えばターボチヤージヤのコンプレツサ
インペラ、ガスタービンエンジンのロータアセン
ブリなど、軸線の周りに回転する任意のセラミツ
ク製回転体であつてよいことが理解されよう。
第１図はターボチヤージヤのタービンホイール
として構成された本発明によるセラミツク製回転
体の一つの実施例をコンプレツサの側より見た解
図的側面図、第２図は第１図の線−による断
面図、第３図は第１図及び第２図に示されたター
ビンホイールのデイスクの側面に設けられた一つ
の突起を拡大して示す正面図、第４図は第３図に
示された突起の長手方向に垂直な断面形状を示す
断面図、第５図はデイスクの端部の円筒状外周面
に設けられた突起を示す解図、第６図及び第７図
は第５図に示された突起の一つを拡大して示すそ
れぞれ第３図及び第４図に対応する解図的正面図
及び断面図、第８図は本発明に従つて構成された
タービンホイールに於て突起が設けられてよい部
位を示す第２図と同様の断面図、第９図は本発明
によるセラミツク製回転体に於て採用されてよい
突起の他の実施例を示す第３図と同様の正面図、
第１０図は本発明によるセラミツク製回転体に於
て採用されてよい突起の長手方向に垂直な断面形
状を示す第４図と同様の断面図、第１１図及び第
１２図はそれぞれ本発明によるセラミツク製回転
体に於て採用されてよい突起の更に他の実施例を
示す正面図及び断面図、第１３図はタービンホイ
ールのデイスクの側面に設けられた突起の他の一
つの実施例を示す第１図と同様の解図、第１４図
は第１３図に示された突起を一平面に展開して示
す解図的部分正面図、第１５図は第１３図に示さ
れた突起の修正例を示す第１３と同様の解図であ
る。 １…タービンホイール、２…軸線、３…シヤフ
ト、４…デイスク、５…タービンブレード、６…
側面、７…突起、８…断面積が急激に変化する部
分、９…端部、１０…円筒状外周面、１１，１２
…突起、１３…先端部、１４…突起、１５…端
面、１６，１７…側面、１８〜２１…切欠き部、
２２，２３…スリツト、２４〜２６…セクシヨ
ン、２７…スリツト、２８…突起セクシヨン。
として構成された本発明によるセラミツク製回転
体の一つの実施例をコンプレツサの側より見た解
図的側面図、第２図は第１図の線−による断
面図、第３図は第１図及び第２図に示されたター
ビンホイールのデイスクの側面に設けられた一つ
の突起を拡大して示す正面図、第４図は第３図に
示された突起の長手方向に垂直な断面形状を示す
断面図、第５図はデイスクの端部の円筒状外周面
に設けられた突起を示す解図、第６図及び第７図
は第５図に示された突起の一つを拡大して示すそ
れぞれ第３図及び第４図に対応する解図的正面図
及び断面図、第８図は本発明に従つて構成された
タービンホイールに於て突起が設けられてよい部
位を示す第２図と同様の断面図、第９図は本発明
によるセラミツク製回転体に於て採用されてよい
突起の他の実施例を示す第３図と同様の正面図、
第１０図は本発明によるセラミツク製回転体に於
て採用されてよい突起の長手方向に垂直な断面形
状を示す第４図と同様の断面図、第１１図及び第
１２図はそれぞれ本発明によるセラミツク製回転
体に於て採用されてよい突起の更に他の実施例を
示す正面図及び断面図、第１３図はタービンホイ
ールのデイスクの側面に設けられた突起の他の一
つの実施例を示す第１図と同様の解図、第１４図
は第１３図に示された突起を一平面に展開して示
す解図的部分正面図、第１５図は第１３図に示さ
れた突起の修正例を示す第１３と同様の解図であ
る。 １…タービンホイール、２…軸線、３…シヤフ
ト、４…デイスク、５…タービンブレード、６…
側面、７…突起、８…断面積が急激に変化する部
分、９…端部、１０…円筒状外周面、１１，１２
…突起、１３…先端部、１４…突起、１５…端
面、１６，１７…側面、１８〜２１…切欠き部、
２２，２３…スリツト、２４〜２６…セクシヨ
ン、２７…スリツト、２８…突起セクシヨン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 軸線の周りに回転するセラミツク製回転体に
して、前記軸線の周りに周方向に互いに隔置され
た複数個の突起を有し、各突起は切欠き部を有し
該切欠き部にて折損されることにより除去される
よう構成されたセラミツク製回転体。 ２ 特許請求の範囲第１項のセラミツク製回転体
に於て、前記複数個の突起は実質的に等間隔にて
隔置され且実質的に同一の質量を有していること
を特徴とするセラミツク製回転体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57094453A JPS58211845A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | バランス修正用突起付セラミツク製回転体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57094453A JPS58211845A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | バランス修正用突起付セラミツク製回転体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58211845A JPS58211845A (ja) | 1983-12-09 |
| JPH0427362B2 true JPH0427362B2 (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=14110678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57094453A Granted JPS58211845A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | バランス修正用突起付セラミツク製回転体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58211845A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62134962U (ja) * | 1986-02-19 | 1987-08-25 | ||
| GB2250783B (en) * | 1990-11-03 | 1995-01-04 | Papst Motoren Gmbh & Co Kg | Improvements in or relating to fan impellers |
| JP5800924B2 (ja) | 2014-01-20 | 2015-10-28 | ファナック株式会社 | 回転工具の回転振れ及び動バランス調整機構 |
| JP6459857B2 (ja) * | 2015-08-28 | 2019-01-30 | 株式会社豊田自動織機 | ターボチャージャおよびその製造方法 |
| FR3086754B1 (fr) * | 2018-10-02 | 2021-11-12 | Datatechnic Sas | Procede d'equilibrage du balourd d'un ensemble arbre-roue |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5629082A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-23 | Toshiba Corp | Closed electric compressor |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56139802U (ja) * | 1980-03-24 | 1981-10-22 |
-
1982
- 1982-06-01 JP JP57094453A patent/JPS58211845A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5629082A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-23 | Toshiba Corp | Closed electric compressor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58211845A (ja) | 1983-12-09 |
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